JP4789152B2 - 制御装置、記憶装置および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加速度センサから出力される信号に基づいて記憶装置に搭載されたヘッドを移動制御する制御装置等に関するものである。
近年、磁気ディスク装置の小型軽量化が進み、利用者が持ち運び可能な端末装置(ノートパソコンなど)にも磁気ディスク装置が搭載されるようになっている。しかしながら、磁気ディスク装置は、回転するディスク上にヘッドを移動させてデータの記録再生をおこなうものであるため、外部からの衝撃に弱いという欠点がある。すなわち、データの記録再生時に磁気ディスク装置が落下による衝撃等を受けると、ヘッドがディスクに接触してディスクが傷つき、最悪の場合、ディスクに記録されたデータを再生することができなくなってしまうからである。
そこで、落下による衝撃等によってディスクに記録されたデータが再生できなくなってしまうという問題を解消するために、従来では、磁気ディスクに落下センサを搭載し、磁気ディスク装置の落下を検出した場合(落下時間が閾値を超えた場合)に、ディスク上からヘッドを退避させるという対策がなされている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2002−208239号公報 特開2004−146036号公報 特開2005−190641号公報
しかしながら、上述した従来の技術のものは、実際に落下を開始してからの落下時間に基づいてディスク上からヘッドを退避させているため、落下距離が短い場合には落下条件を満たす前に磁気ディスク装置が落下による衝撃を受けてしまい、ヘッドやディスクが損傷したり、ディスクに記憶されたデータを保護することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、落下距離によらずヘッドを退避位置に退避させて記憶媒体やヘッドの損傷を防止したり、ディスクに記憶されたデータを保護することができる制御装置、記憶装置および制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、加速度センサから出力される信号に基づいて記憶装置に搭載されたヘッドを移動制御する制御装置であって、下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを含む閾値情報と前記加速度センサから出力される信号の強さとに基づいて、前記出力される信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定に応じて、前記出力される信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、信号の強さが所定期間以上の間第2の閾値以上となっているか否かを判定し、判定結果に基づいて信号の強さが最初に第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とを基にしてヘッドをディスク上から退避させるので、早めにヘッドを退避させることができ、ディスクに記録されたデータを保護することができる。
また、本発明では、上記発明において、前記判定部が前記信号の強さが前記所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定したことに応じて、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避部によって前記ヘッドが退避された場合に、前記所定値を加算された第2の閾値から所定値を減算する閾値調整部を更に備えことを特徴とする。
本発明では、信号の強さが所定期間以上の間第2の閾値以上となっていると判定した場合に、第2の閾値に所定値を加算し、ヘッドが退避された場合に、第2の閾値から所定値を減算するので、落下時間計測中に衝撃が検出されることを防止し、記憶装置の落下検出の精度を向上させることができる。
本発明によれば、落下時に加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを閾値情報として記憶し、加速度センサから出力される信号と閾値情報とを基にして落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいてヘッドを退避位置に退避させるので、落下距離によらず、適切にヘッドを退避させることができ、ヘッドや記憶媒体の損傷を防止するとともに、記憶媒体に記憶されたデータを保護することができる。また、かかる装置を記憶装置に適用することによって、記憶装置の信頼性を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる制御装置、記憶装置および制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、本実施例1にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴について比較例と比較して説明する。図1は、本実施例1にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。
従来の技術では、図1の上段に示すように、落下センサから落下検出信号を取得し、かかる落下検出信号が「High」となった時点(磁気ディスク装置が落下を開始した時点)からの時間を監視し、かかる時間が所定時間以上となった場合に、ディスク上のヘッドをランプ機構に乗り上げて退避(Unload)している。比較例の磁気ディスク装置は、鉛直に物が自由落下する場合、理論的には3インチの高さから落下する前にUnloadを完了できるように構成されている。
しかし、上記した比較例のものは、落下する距離が短い場合に、落下時間が所定時間以上となる条件を満たす前(ヘッドを退避させる前)に磁気ディスク装置が地面に到達してしまう恐れがあるため、ヘッドの退避の遅れによりディスクやヘッドが損傷したり、ディスクに記録されたデータを保護することができないという問題があった。
つまり、ノートパソコンなどが机からすべり落ちる場合は、落下開始時に斜め方向に落下してしまうため、センサが落下として検出できない時間があり、その分遅れてしまうことがある。そこで、落下の予兆として、衝撃検出の時間を落下時間に加味して、なるべく早くUnloadできるようにするしくみが必要である。
本実施例1では、3インチ落下するのにかかる時間が、約125ms(Unload条件スライス時間65ms+落下検出用Unload時間60ms)である。ある固定シリンダからUnloadを開始するタイミングをUnload条件スライスとして、その時間を65msに設定し、それ以上、落下時間を検出した場合は、Unloadするという条件にした。
具体的には、本実施例1では、加速度センサから出力される信号に基づいて衝撃を検出し、衝撃を検出する時間が所定時間(Xms)以上継続した場合に、最初に衝撃を検出した時点からの時間を落下時間と見なして検出し、落下時間が所定時間以上となるか否かを判定し、落下時間が所定時間以上となった場合に、退避位置に移動する。具体的には、ディスク上からディスクの最外周から外側に向けて設けられたランプ機構に乗り上げて退避させる。
すなわち、落下を検出する前に、衝撃を検出している時間と、衝撃を検出した後、衝撃・落下を検出しない時間(Yms;図1参照)とを落下時間に加えておくことで、落下時間が所定時間以上となる条件を満たすタイミングを早めることができ、迅速にヘッドを退避させることができるので、落下距離が短い場合であっても、落下時にヘッドやディスクの損傷を防止し、ヘッドが読み書き不可能になることを防止したり、ディスクに記憶されたデータを保護することができる。
次に、本実施例1にかかる磁気ディスク装置の構成について説明する。図2は、本実施例1にかかる磁気ディスク装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この磁気ディスク装置100は、ディスク110と、ヘッド120と、アクチュエータ130と、リードライトチャネル140と、ドライバ部150と、IF部160と、加速度センサ170と、記憶部180と、制御部190と、ROM(Read Only Memory)200とを備えて構成される。
このうち、ディスク(磁気ディスク)110は、磁性薄膜が基板上に形成された円盤状の記憶媒体であり、ユーザデータや制御データなど各種のデータを記憶する。ヘッド120は、ディスク110に対するデータの記録・再生を行う手段である。
アクチュエータ130は、ボイスコイルモータ(VCM)を備え、ドライバ部150から出力される制御電流によってヘッド120を移動させる手段である。リードライトチャネル140は、ヘッド120から出力されるサーボ信号、ユーザデータ等を取得し、取得したサーボ信号、ユーザデータ等を制御部190に出力する手段である。
ドライバ部150は、制御部190からの制御命令に応答して、制御電流をアクチュエータ130に出力し、ヘッド120の移動を制御する手段である。また、ドライバ部150は、スピンドルモータ(図示略)に制御電流を出力し、ディスク110の回転制御も行う。
IF部160は、所定の通信プロトコルを用いて上位装置(図示略)とデータ通信を行う手段である。加速度センサ170は、加速度を検出する手段(センサ)であり、検出結果となる信号を制御部190に出力する。かかる信号には、加速度を検出しているか否かの情報および加速度の大きさの情報等が含まれている。
記憶部180は、制御部190による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、スライス管理テーブル181を備える。
スライス管理テーブル181は、磁気ディスク装置100の落下時に加速度センサ170から出力される信号の大きさの基準を示す落下検出スライスと磁気ディスク装置100が衝撃を受けた際に加速度センサ170から出力される信号の大きさの基準を示す衝撃検出スライスをそれぞれ記憶するテーブルである。図3は、本実施例1にかかるスライス管理テーブル181のデータ構造の一例を示す図である。
図3に示すように、スライス管理テーブル181は、落下検出スライスと衝撃検出スライスとを備えている。図3に示す例では、落下検出スライスが0.4(G)、衝撃検出スライスが2.5(G)となっている。すなわち、加速度センサ170から出力される信号の大きさ(絶対値)が0.4(G)以下である場合には、磁気ディスク装置100が落下中であることを示し、加速度センサ170から出力される信号の大きさ(絶対値)が2.5(G)以上である場合には、磁気ディスク装置100が衝撃を受けていることを示す。
制御部190は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に、本発明に密接に関連するものとしては、図2に示すように、アクセス制御部191と、アクチュエータ制御部192と、衝撃落下判定部193と、ヘッド退避判定部194と、スライス管理テーブル調整部195とを備える。
このうち、アクセス制御部191は、データの記録・再生を制御する手段である。例えば、アクセス制御部191は、上位装置から記録対象となるデータを取得した場合には、取得したデータをリードライトチャネル140に出力してデータをディスク110に記録させる。また、アクセス制御部191は、上位装置からのデータ要求に応答して、要求対象となるデータをリードライトチャネル140から取得し、取得したデータを上位装置に出力する。
アクチュエータ制御部192は、ディスク110に対するデータの記録あるいは再生を行う場合に、制御電流にかかる出力命令をドライバ部150に出力する手段である。ドライバ部150は、この出力命令をアクチュエータ制御部192から取得した場合に、制御電流をアクチュエータ130に出力し、ヘッド120を制御する。
衝撃落下判定部193は、加速度センサ170から取得する信号の大きさとスライス管理テーブル181とを比較し、磁気ディスク装置100が落下中か否かあるいは磁気ディスク装置が衝撃を受けているか否かを判定する手段である。衝撃落下判定部193は、判定結果をヘッド退避判定部194に出力する。以下において、磁気ディスク装置100が落下している状態を落下状態、磁気ディスク装置100が衝撃を受けている状態を衝撃授受状態と表記し、落下状態、衝撃授受状態以外の状態を定常状態と表記する。
ヘッド退避判定部194は、衝撃落下判定部193からの判定結果を取得し、衝撃授受状態の時間および落下状態の時間等を基にしてヘッド120をディスク110上から退避させるか否かを判定する手段である。ヘッド退避判定部194は、ヘッド120を退避させると判定した場合には、制御命令をドライバ部150に出力してヘッド120を退避させる。
ここで、ヘッド退避判定部194の処理について具体的に説明する。まず、ヘッド退避判定部194は、衝撃落下判定部193から判定結果を取得し、磁気ディスク装置100の状態が衝撃授受状態である場合には、衝撃授受状態の継続時間を計測する。そして、衝撃授受状態の継続時間が所定時間(Xms)以上となった場合に衝撃を検出した時点を起点として、落下時間を計測する。
すなわち、磁気ディスク装置100の状態が衝撃授受状態、定常状態、落下状態の順番で変化し、衝撃授受状態が所定時間以上継続した場合には、磁気ディスク装置100が実際に落下してからの時間を計測するのではなく、最初に衝撃を検出した時点からの時間を落下時間とみなして計測する(図1参照)。そして、ヘッド退避判定部194は、落下時間とみなして計測した時間が所定時間以上となった場合に、ヘッド120を退避させると判定する。
なお、ヘッド退避判定部194は、衝撃落下判定部193から判定結果を取得し、磁気ディスク装置100の状態が落下状態である場合には(衝撃授受状態となる前に落下状態になった場合には)、磁気ディスク装置100が落下を開始した時点から落下時間を計測し、計測した時間が所定時間以上となった場合に、ヘッド120を退避させると判定する。
スライス管理テーブル調整部195は、スライス管理テーブル181を調整する手段である。具体的に、スライス管理テーブル調整部195は、衝撃落下判定部193から判定結果を取得し、衝撃検出時間が所定時間以上(Xms)となった場合に、スライス管理テーブル181の衝撃検出スライスに所定値を加算する(衝撃検出スライスの値を最大にして、衝撃落下判定部193が磁気ディスク装置100の状態を衝撃授受状態であると判定しないようにする)。
また、スライス管理テーブル調整部195は、ヘッド120が退避された場合や、スライス管理テーブル181の衝撃検出スライスに所定値を加算してから所定時間経過した後に、スライス管理テーブル181の衝撃検出スライスから所定値を減算する(衝撃検出スライスの値をもとに戻す)。
このように、スライス管理テーブル調整部195がスライス管理テーブル181を調整することによって、衝撃授受時間が所定値以上となり、衝撃を最初に検出した時点からの落下時間を計測している最中に、再び衝撃を検出して、落下時間の計測を中断させてしまうといった事態を回避することができる。
なお、ROM200は、制御部190による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)である。
次に、本実施例1にかかる磁気ディスク装置100の処理手順について説明する。図4および図5は、本実施例1にかかる磁気ディスク装置100の処理を示すフローチャートである。同図に示すように、磁気ディスク装置100は、加速度センサ170から信号を取得し(ステップS101)、衝撃落下判定部193が衝撃を検出したか否かを判定し(ステップS102)、衝撃を検出していない場合には(ステップS103,No)、ステップS101に移行する。
一方、衝撃を検出した場合には(ステップS103,Yes)、ヘッド退避判定部194は衝撃検出時間が閾値以上か否かを判定し(ステップS104)、閾値未満である場合には(ステップS105,No)、ステップS101に移行する。衝撃検出が閾値以上である場合には(ステップS105,Yes)、衝撃検出終了時間から落下検出開始時間までの信号未検出時間を落下検出時間として積算する(ステップS106)。
そして、スライス管理テーブル調整部195は、スライス管理テーブル181の衝撃検出スライスに所定値を加算し(ステップS107)、ヘッド退避判定部194が衝撃検出時間を起点として落下検出時間を計測し(ステップS108)、落下検出時間が閾値以上か否かを判定する(ステップS109)。
落下検出時間が閾値以上である場合には(ステップS110,Yes)、ヘッド120をアンロードし(ステップS111)、スライス管理テーブル調整部195が衝撃検出スライスから所定値を減算し(ステップS112)、ステップS101に移行する。
一方、落下検出時間が閾値未満である場合には(ステップS110,No)、落下検出を開始してからの経過時間が閾値以上か否かを判定し(ステップS113)、閾値以上である場合には(ステップS114,Yes)、ステップS112に移行し、閾値未満である場合には(ステップS114,No)、ステップS108に移行する。
このように、ヘッド退避判定部194が、最初に衝撃授受状態となった時点を起点として、落下検出時間を計測し、ヘッド120の退避を行うか否かを判定するので、磁気ディスク装置100が地面に落下する前にヘッドを退避させることができる。
上述してきたように、本実施例1にかかる磁気ディスク装置100は、加速度センサ170から出力される信号に基づいて衝撃を検出し、衝撃を検出する時間が所定時間(Xms)以上継続した場合に、最初に衝撃を検出した時点を起点として落下時間を検出し、落下時間が所定時間以上となるか否かを判定し、落下時間が所定時間以上となった場合に、ヘッド120をディスク110上から退避させる(退避位置に退避させる)ので、落下距離が短い場合であっても、落下時にヘッド120がディスク110との衝突によって損傷し、ヘッドが読み書き不能になることを防止することができる。
次に、本実施例2にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴について説明する。図6は、本実施例2にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。本実施例2にかかる磁気ディスク装置は、ダウンカウント速度(特定の時間間隔)に基づいて加速度センサから出力される信号を参照し、かかる信号が「High」となっている場合(磁気ディスク装置が落下あるいは衝撃を受けている場合)に、カウント値に所定値を加算し、信号が「Low」となっている場合(磁気ディスク装置が落下しておらず、かつ衝撃を受けていない場合)に、カウント値から所定値を減算する。なお、磁気ディスク装置は、ダウンカウント速度に応じてカウント値に所定値を加算・減算するので、ダウンカウント速度が速いほど、カウント値に所定値が加算・減算されるタイミングが早まり、ダウンカウント速度が遅いほど、カウント値に所定値が加算・減算されるタイミングが遅くなる。
そして、磁気ディスク装置は、カウント値が閾値以上となった場合に、ヘッドをディスク上から退避させる。なお、本実施例にかかる磁気ディスク装置は、図6に示すように、センサの検出状態を衝撃検出区間、落下検出区間、振動検出対策区間の3つの区間に分割し、それぞれの区間におけるダウンカウント速度(カウントする時間間隔)を変化させる。
図6に示す例では、加速度センサから出力される信号が最初に「High」となった時点から50ms未満までの区間を衝撃検出区間、50ms以上、200ms未満の区間を落下検出区間、200ms以上の区間を振動検出対策区間としている。そして、衝撃検出区間のダウンカウント速度を基準値の1/4倍、落下検出区間のダウンカウント速度を基準値の1倍、振動検出対策区間のダウンカウント速度を基準値の4倍とする。
このように、本実施例2にかかる磁気ディスク装置は、センサの検出状態を複数の区間に分割し、それぞれの区間に対応するダウンカウント速度によってカウント値に所定値を加算・減算するので、ヘッドを早めに退避させることができ、ディスクに記録されたデータを保護することができる。
また、本実施例2にかかる磁気ディスク装置は、加速度センサから出力される信号に基づいて、磁気ディスク装置が落下しているかあるいは衝撃を受けているかを区別する必要がないので、磁気ディスク装置のコストを低減させることができる。
次に、本実施例2にかかる磁気ディスク装置の構成について説明する。図7は、本実施例2にかかる磁気ディスク装置300の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この磁気ディスク装置300は、ディスク310と、ヘッド320と、アクチュエータ330と、リードライトチャネル340と、ドライバ部350と、IF部360と、加速度センサ370と、記憶部380と、制御部390と、ROM(Read Only Memory)400とを備えて構成される。
このうち、ディスク310、ヘッド320、アクチュエータ330、リードライトチャネル340、ドライバ部350、IF部360、加速度センサ370に関する説明は、実施例1において説明した、ディスク110、ヘッド120、アクチュエータ130、リードライトチャネル140、ドライバ部150、IF部160、加速度センサ170と同様であるため説明を省略する。
記憶部380は、制御部390による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図7に示すように、ダウンカウント速度テーブル381、カウント値テーブル382を備える。
このうち、ダウンカウント速度テーブル381は、上記したダウンカウント速度の基準値および現時点におけるダウンカウント速度を記憶している。図8は、ダウンカウント速度テーブル381のデータ構造の一例を示す図である。例えば、ヘッドの検出状態が、衝撃検出区間である場合には、ダウンカウント速度が基準値の1/4倍となり、落下検出区間である場合には、ダウンカウント速度が基準値と同一となり、振動検出対策区間である場合には、ダウンカウント速度が基準値の4倍となる。
カウント値テーブル382は、上記したカウント値および閾値を記憶している。図9は、カウント値テーブル382のデータ構造の一例を示す図である。図9に示すカウント値が閾値以上となった場合に、磁気ディスク装置300は、ヘッド320を退避させる。
図7の説明に戻ると、制御部390は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に、本発明に密接に関連するものとしては、図7に示すように、アクセス制御部391と、アクチュエータ制御部392と、ダウンカウント速度判定部393と、ヘッド退避判定部394とを備える。
このうち、アクセス制御部391およびアクチュエータ制御部392に関する説明は、実施例1において説明したアクセス制御部191およびアクチュエータ制御部192と同様であるため説明を省略する。
ダウンカウント速度判定部393は、加速度センサ370から出力される信号に基づいて、ヘッドの検出状態を判定し、判定結果に基づいてダウンカウント速度を設定する手段である。
具体的に、このダウンカウント速度判定部393は、最初に加速度センサ370が「High」となった時点から50ms未満までの区間を衝撃検出区間と判定し、カウント値テーブル382に記憶されたダウンカウント速度を基準値の1/4倍に設定する。
また、ダウンカウント速度判定部393は、最初に加速度センサ370が「High」となった時点を基準とし、50ms以上、200ms未満の区間を落下検出区間と判定し、カウント値テーブル382に記憶されたダウンカウント速度を基準値に設定する。
また、ダウンカウント速度判定部393は、最初に加速度センサ370が「High」となった時点を基準とし、200ms以上の区間を振動検出対策区間と判定し、カウント値テーブル382に記憶されたダウンカウント速度を基準値の4倍に設定する。
ヘッド退避判定部394は、ヘッド320を退避させるか否かを判定する手段である。具体的に、ヘッド退避判定部394は、ダウンカウント速度テーブル381に記憶されたダウンカウント速度によって加速度センサ370から出力される信号が「High」か「Low」かを判定し、信号が「High」となっている場合に、カウント値テーブル382のカウント値に所定値を加算(積算;以下同様)し、信号が「Low」となっている場合に、カウント値から所定値を減算する。
ダウンカウント速度が速ければ早いほど、ヘッド退避判定部394が、カウント値を加算あるいは減算する時間間隔が短くなる。すなわち、かかる時間間隔は、衝撃検出区間、落下検出区間、振動検出対策区間の順に短くなる。
そして、ヘッド退避判定部394は、カウント値テーブル382のカウント値と閾値とを比較し、カウント値が閾値以上となっている場合に、制御命令をドライバ部350に出力して、ヘッド320をディスク310から退避させる。
なお、ROM400は、制御部390による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)である。
次に、ダウンカウント速度判定部393の処理手順について説明する。図10は、ダウンカウント速度判定部393の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、ダウンカウント速度判定部393は、加速度センサ370から信号を取得し(ステップS201)、信号が1秒以上継続して「Low」となっているか否かを判定する(ステップS202)。
加速度センサ370からの信号が1秒以上継続して「Low」となっていない場合には(ステップS203,No)、ステップS201に移行する。一方、加速度センサ370からの信号が1秒以上継続して「Low」となっている場合には(ステップS203,Yes)、ダウンカウント速度を基準値の1/4倍に設定する(ステップS204)。
そして、ダウンカウント速度判定部393は、信号が最初に「High」となってから50ms以上経過したか否かを判定し(ステップS205)、経過していない場合には(ステップS206,No)、ステップS205に移行し、経過している場合には(ステップS206,Yes)、ダウンカウント速度を基準値の1倍に設定する(ステップS207)。
続いて、ダウンカウント速度判定部393は、ダウンカウント速度が基準値の1倍かつ、信号が最初に「High」となってから200ms以上経過したか否かを判定し(ステップS208)、条件満たさない場合には(ステップS209,No)、ステップS208に移行する。一方、条件を満たす場合には(ステップS209,Yes)、ダウンカウント速度を基準値の4倍に設定し(ステップS210)、ステップS201に移行する。
次に、ヘッド退避判定部394の処理手順について説明する。図11は、ヘッド退避判定部394の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、ヘッド退避判定部394は、カウント値を初期値に設定し(ステップS301)、加速度センサ370からの信号を取得する(ステップS302)。
そして、ヘッド退避判定部394は、信号が「High」か否かを判定し(ステップS303)、信号が「Low」である場合には(ステップS304,No)、ダウンカウント速度に応じてカウント値を減算し(ステップS305)、ステップS302に移行する。
一方、信号が「High」である場合には(ステップS304,Yes)、ダウンカウント速度に応じてカウント値を積算し(ステップS306)、カウント値が閾値以上か否かを判定する(ステップS307)。
カウント値が閾値未満である場合には(ステップS308,No)、ステップS302に移行する。一方、カウント値が閾値以上である場合には(ステップS308,Yes)ヘッド320をアンロードし(ステップS309)、カウント値を初期値に設定し(ステップS310)、ステップS302に移行する。
上述してきたように、本実施例2にかかる磁気ディスク装置300は、ダウンカウント速度判定部393が、センサの検出状態を判定してダウンカウント速度を設定し、ヘッド退避判定部394がダウンカウント速度に応じてカウント値に所定値を加算・減算し、ヘッド320を退避するか否かを判定するので、ヘッド320を早めに退避させることができ、ディスク310に記録されたデータを保護することができる。
また、本実施例2にかかる磁気ディスク装置300は、ヘッドの検出状態を判定して、ダウンカウント速度を設定しているので、ヘッドを誤って退避させてしまうことを防ぎ、磁気ディスク装置300のパフォーマンスの低下を防ぐことができる。例えば、衝撃検出期間のダウンカウント速度は、基準値の1/4倍であるため、衝撃検出区間でカウント値が閾値以上となることを防いでいる。
なお、本実施例2では一例として、衝撃検出区間のダウンカウント速度を基準値の1/4倍、振動検出対策区間のダウンカウント速度を基準値の4倍としていたが、これに限定されるものではなく、衝撃検出区間のダウンカウント速度を基準値の1/N倍、振動検出対策区間のダウンカウント速度を基準値のN倍としてもよい(Nは、1以上の整数)。
同様に、本実施例2では一例として、加速度センサの信号が最初に「High」となってから50msまでの区間を衝撃検出区間、50ms以上200ms未満の区間を落下検出区間、200ms以上の区間を振動検出対策区間としていたが、これに限定されるものではなく、加速度センサの信号が最初に「High」となってからAmsまでの区間を衝撃検出区間、Ams以上Bms未満の区間を落下検出区間、Bms以上の区間を振動検出対策区間としてもよい(A,B,Cは1以上の整数、但し、A<B<C)。
ところで、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを記憶装置(コンピュータ)で実行することによって実現することができる。図2に示す例では、ROM200に上記した各種の処理を実現する各種のプログラムが記憶されており、制御部190がROM200に記録された各種のプログラムを読み出して実行することにより、上述した各種の処理部(アクセス制御部191、アクチュエータ制御部192、衝撃落下判定部193、ヘッド退避判定部194)の機能を実現する各種プロセスが起動される。
また、図7に示す例では、ROM400に上記した各種の処理を実現する各種のプログラムが記憶されており、制御部390がROM400に記憶された各種のプログラムを読み出して実行することにより、上述した処理部(アクセス制御部391、アクチュエータ制御部392、ダウンカウント速度判定部393、ヘッド退避判定部394)の機能を実現する各種プロセスが起動される。
なお、各種プログラムは、必ずしも最初からROM200,400に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各種プログラムを記憶しておき、コンピュータがこれらから各種プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
また、本発明は、磁気ディスク装置に限られず、光学ヘッドを有する光ディスク装置や光学ヘッド及び磁気ヘッドを有する光(熱)磁気ディスク装置などの記憶装置にも応用可能である。なお、装置やヘッドの用途に応じて、実施例のようなランプ機構を用いずに、ディスク上のデータ記録領域外を退避位置として利用しても良い。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
(付記1)加速度センサから出力される信号に基づいて記憶装置に搭載されたヘッドを移動制御する制御装置であって、
前記ヘッドを記憶媒体上の目標位置に移動させる制御を行うヘッド移動制御部と、
落下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを含む閾値情報と前記加速度センサから出力される信号とを基にして落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避制御部と、
を備えたことを特徴とする制御装置。
(付記2)前記ヘッド退避制御部は前記信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて前記信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とを基にして前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避部とを備えていることを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)前記判定部が前記信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定した場合に、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避部によって前記ヘッドが退避された場合に、前記第2の閾値から所定値を減算する閾値調整部を更に備えたことを特徴とする付記2に記載の制御装置。
(付記4)前記ヘッド退避制御部が落下または衝撃を検出する時間間隔を調整する時間間隔調整部を更に備え、前記時間間隔調整部は前記ヘッド退避制御部が落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいて前記時間間隔が短くなるように調整し、前記ヘッド退避制御部は前記時間間隔ごとに落下または衝撃を検出したか否かを判定し、落下または衝撃を検出している場合にはカウントに所定値を加え、落下または衝撃を検出していない場合には前記カウントから所定値を減算し、当該カウントに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させることを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記5)加速度センサから出力される信号に基づいてヘッドを移動制御する記憶装置であって、
落下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを閾値情報として記憶する閾値情報記憶部と、
前記加速度センサから出力される信号と前記閾値情報とを基にして落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド制御部と、
を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記6)前記ヘッド制御部は前記信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて前記信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とを基にして前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避部とを備えていることを特徴とする付記5に記載の記憶装置。
(付記7)前記判定部において前記信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定した場合に、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避部によって前記ヘッドが退避された場合に、前記第2の閾値から所定値を減算する閾値調整部を更に備えたことを特徴とする付記6に記載の記憶装置。
(付記8)前記ヘッド制御部が落下または衝撃を検出する時間間隔を調整する時間間隔調整部を更に備え、前記時間間隔調整部は前記ヘッド制御部が落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいて前記時間間隔が短くなるように調整し、前記ヘッド制御部は前記時間間隔ごとに落下または衝撃を検出したか否かを判定し、落下または衝撃を検出している場合にはカウントに所定値を加え、落下または衝撃を検出していない場合には前記カウントから所定値を減算し、当該カウントに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させることを特徴とする付記5に記載の記憶装置。
(付記9)加速度センサから出力される信号に基づいて記憶装置に搭載されたヘッドを移動制御する退避制御方法であって、
落下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値と含んだ閾値情報を記憶装置から読み出す読出ステップと、
前記加速度センサから出力される信号と前記閾値情報とを基にして落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド制御ステップと、
を含んだことを特徴とする制御方法。
(付記10)前記ヘッド制御ステップは前記信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に基づいて前記信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とを基にして前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避ステップとを含んでいることを特徴とする付記9に記載の制御方法。
(付記11)前記判定ステップが前記信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定した場合に、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避部によって前記ヘッドが退避された場合に、前記第2の閾値から所定値を減算する閾値調整ステップを更に含んでいることを特徴とする付記10に記載の制御方法。
(付記12)前記ヘッド制御ステップが落下または衝撃を検出する時間間隔を調整する時間間隔調整ステップを更に含み、前記時間間隔調整ステップは前記ヘッド制御ステップが落下または衝撃を最初に検出した時点からの時間に基づいて前記時間間隔が短くなるように調整し、前記ヘッド制御ステップは前記時間間隔ごとに落下または衝撃を検出したか否かを判定し、落下または衝撃を検出している場合にはカウントに所定値を加え、落下または衝撃を検出していない場合には前記カウントから所定値を減算し、当該カウントに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させることを特徴とする付記9に記載の制御方法。
以上のように、本発明にかかる制御装置、記憶装置および制御方法は、携帯型の端末装置に内蔵される記憶装置などに有用であり、特に、端末装置が落下した場合であってもディスクに記憶されたデータを保護する必要がある場合に適している。
本実施例1にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。 本実施例1にかかる磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例1にかかるスライス管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 本実施例1にかかる磁気ディスク装置の処理を示すフローチャート(1)である。 本実施例1にかかる磁気ディスク装置の処理を示すフローチャート(2)である。 本実施例2にかかる磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。 本実施例2にかかる磁気ディスク装置の構成を示す機能ブロック図である。 ダウンカウント速度テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 カウント値テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 ダウンカウント速度判定部の処理手順を示すフローチャートである。 ヘッド退避判定部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100,300 磁気ディスク装置
110,310 ディスク
120,320 ヘッド
130,330 アクチュエータ
140,340 リードライトチャネル
150,350 ドライバ部
160,360 IF部
170,370 加速度センサ
180,380 記憶部
181 スライス管理テーブル
190,390 制御部
191,391 アクセス制御部
192,392 アクチュエータ制御部
193 衝撃落下判定部
194 ヘッド退避判定部
381 ダウンカウント速度テーブル
382 カウント値テーブル
393 ダウンカウント速度判定部
394 ヘッド退避判定部
200,400 ROM

Claims (6)

  1. 加速度センサから出力される信号に基づいて記憶装置に搭載されたヘッドを移動制御する制御装置であって、
    下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを含む閾値情報と前記加速度センサから出力される信号の強さとに基づいて、前記出力される信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定に応じて、前記出力される信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記判定部が前記信号の強さが前記所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定したことに応じて、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避部によって前記ヘッドが退避された場合に、前記所定値を加算された第2の閾値から所定値を減算する閾値調整部を更に備え請求項1に記載の制御装置。
  3. 加速度センサから出力される信号に基づいてヘッドを移動制御する記憶装置であって、
    落下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを閾値情報として記憶する閾値情報記憶部と、
    前記出力される信号と前記閾値情報とに基づいて、前記加速度センサから出力される信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定に応じて、前記出力された信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避部と、
    を備える記憶装置。
  4. 前記判定部が前記信号の強さが前記所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定したことに応じて、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避部によって前記ヘッドが退避された場合に、前記所定値を加算された第2の閾値から所定値を減算する閾値調整部を更に備える請求項3に記載の記憶装置。
  5. 加速度センサから出力される信号に基づいて記憶装置に搭載されたヘッドを移動制御する制御方法であって、
    落下時に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第1の閾値と衝撃を受けた場合に前記加速度センサから出力される信号の強さの基準を示す第2の閾値とを含んだ閾値情報を前記記憶装置から読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップで読み出された閾値情報と前記加速度センサから出力される信号の強さに基づいて、当該出力される信号の強さが所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定に応じて、前記出力される信号の強さが最初に前記第2の閾値以上となった時点からの時間と落下を検出した時間とに基づいて前記ヘッドを退避位置に退避させるヘッド退避ステップと、
    含む制御方法。
  6. 前記判定ステップが前記信号の強さが前記所定期間以上の間前記第2の閾値以上となっていると判定したことに応じて、前記第2の閾値に所定値を加算し、前記ヘッド退避ステップによって前記ヘッドが退避された場合に、前記所定値を加算された第2の閾値から所定値を減算する閾値調整ステップを更に含む請求項5に記載の制御方法。
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