JP4786493B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等のステアリングホイールをロックするためのステアリングロック装置に関する。
従来、自動車等の車両盗難防止を目的として、ステアリングホイールをロック状態にするために、ステアリングロック装置が用いられている。通常、ステアリングロック装置では、ステアリングホイールに連結されているステアリングシャフトの外周部に形成された凹部にロックシャフトが進入することによってロック状態になり、一方、前記凹部からロックシャフトが脱出することによってアンロック状態になる。
例えば下記特許文献1には、前記ロックシャフトのロック位置およびアンロック位置を2つの検出スイッチを用いてそれぞれ検出するとともに、ロック位置とアンロック位置との間の中間領域におけるロックシャフトの正確な位置を抵抗変化測定器を用いて精度よく検出できるようにしたステアリングロック装置が開示されている。
特開2004−106750号公報
しかしながら、前記特許文献1のステアリングロック装置では、抵抗変化測定器を用いることで前記中間領域におけるロックシャフトの正確な位置検出を行えるものの、抵抗変化測定器を用いることと、それに伴ってロックシャフトの外周面に抵抗値が連続的または段階的に変化する特殊なコーティングを設けること等が必要であり、構成が複雑になると共に、コストが高くなるという問題がある。
また、前記特許文献1のステアリングロック装置では、ロックシャフトの先端側の側面に横方向に突設した突起でロック状態検出スイッチを作動させ、ロックシャフトの後端面に縦方向(すなわちロックシャフトの移動方向)後側に向かって突設した突起によってアンロック状態検出スイッチを作動させるようにしているため、少なくとも前記ロック状態検出スイッチの位置からロックシャフト後端の突起先端までの長さにロックシャフトのストロークを加えた距離以上離して前記2つの検出スイッチを配置する必要があり、このことはステアリングロック装置を小型化しようとする際の設計上の障害となるものである。
そこで、本発明は、簡単かつ低コスト化可能な構成でステアリングシャフトのロック状態およびアンロック状態を精度よく検出できるとともに、装置の小型化を図ることができるステアリングロック装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、ステアリングホイールの操作に連動する可動部材に対して係合または係合解除させることにより前記可動部材をロックまたはアンロックするロック部材と、前記ロック部材の作動位置を検出する第1および第2の位置検出手段と、これらの位置検出手段からの検出信号に基づいて前記ロック部材の作動位置を判定する位置判定手段とを備え前記ロック部材のロック位置またはアンロック位置への移動に伴って揺動して前記第1および第2の位置検出手段の何れか一方を作動させる揺動部材を設けたステアリングロック装置において、
前記揺動部材は前記第1および第2の位置検出手段と共にスイッチケースに収容され、前記揺動部材には、第1弾性部材によって外方に付勢される突出部材が設けられ、前記スイッチケース内には、前記突出部材と協働して前記揺動部材の作動位置を保持するディテント部が設けられ、
前記第1の位置検出手段がロック位置検出スイッチであり、前記第2の位置検出手段がアンロック位置検出スイッチであり、前記ディテント部には、前記突出部材が嵌り込むことで、前記ロック位置検出スイッチをオン作動させる位置に前記揺動部材を保持する第1ディテント凹部が形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、ロック部材のロック位置またはアンロック位置において揺動部材が第1および第2の位置検出手段の何れか一方を作動させるようにしたことにより、第1および第2の位置検出手段のうち何れか一方が作動(例えばオン)したときは、他方は必ず作動していないこと(例えばオフ)となるため、両方の位置検出手段が共に作動している状態はあり得ない。したがって、ロック部材の移動に伴って揺動する揺動部材を設けたという簡単かつ低コスト化可能な構成でありながら、ロック部材のロック位置およびアンロック位置を正確に検出できるとともに、位置検出手段の故障も検出することができる。その結果、可動部材に対するロック部材の係合が完全に解除されていないにもかかわらず位置検出手段からアンロック信号が出力されてしまってエンジン始動や運転が可能になるのを確実に防止できる。
また、ロック部材のロック位置またはアンロック位置への移動(一般に直線的移動)を揺動部材の揺動運動(すなわち円周方向角度運動)に変換して2つの位置検出手段をオンオフ作動させることができるので、ロック部材の移動方向長さに拘わらず且つロック位置とアンロック位置との間のロック部材の直線移動距離よりも短い間隔でもって2つの位置検出手段を配置することが可能になり、その結果、装置の小型化に寄与することができる。
また、突出部材とディテント部とが協働して揺動部材の作動位置を保持するようにしたことで、ロック部材が所定の位置に作動しているときに第1または第2の位置検出手段の作動状態を保持することができる。
また、ロック位置検出手段をオン状態に保持する第1ディテント凹部を形成したことにより、ロック部材がロック位置からアンロック位置に移動する途中でロック部材が可動部材から係合解除完了していない位置(噛み合い位置)において、ロック位置検出手段からのロック位置検出信号を継続させることができる。つまり、アンロック位置検出スイッチが故障して常時オン作動しているような場合に、ロック部材が噛み合い位置にあるときにロック位置検出スイッチがオフされると、可動部材が未だロック状態にあるにもかかわらずアンロック状態と判定して、エンジン始動や運転を許可するおそれがあるが、このような事態が生じるのを回避して安全性を向上させることができる。
また、本発明のステアリングロック装置において、前記ディテント部には、前記突出部材が嵌り込むことで、前記揺動部材が前記ロック位置検出スイッチおよび前記アンロック位置検出スイッチの何れもオン作動させない中立位置に前記揺動部材を保持する第2ディテント凹部が形成されており、前記第2ディテント凹部に連続して傾斜面が形成されており、前記揺動部材が前記アンロック位置検出スイッチをオン作動させるとき、前記第2ディテント凹部から脱出した前記突出部材が前記傾斜面上に圧接するように構成されてもよい。
この構成によれば、揺動部材がアンロック位置検出スイッチをオン作動させるとき、第2ディテント凹部から脱出した突出部材が傾斜面上に当接するように構成したことで、第1弾性部材によって突出部材が傾斜面に対して圧接されていることによる傾斜面からの反力は突出部材を第2ディテント凹部に戻す方向、すなわち揺動部材を中立位置に戻す方向に作用する。これにより、ロック部材がアンロック位置からロック位置へ向かって移動を開始すると、ロック部材による規制が解除された揺動部材は中立位置へ戻り、その結果、即座にアンロック位置検出スイッチの作動を切る(オフ)ことができる。
さらに、本発明のステアリングロック装置において、前記揺動部材が前記アンロック位置検出スイッチをオン作動させる位置において、前記揺動部材を前記中立位置に戻すように力を作用させる第2弾性部材を設けてもよい。
この構成によれば、上述したようにロック部材のアンロック位置からロック位置への移動開始に伴って即座にアンロック位置検出スイッチの作動を切る(オフする)動作を、第2弾性部材を設けることでより確実に行うことができ、安全性がさらに向上する。
本発明のステアリングロック装置によれば、簡単かつ低コスト化可能な構成でステアリングシャフトのロック状態およびアンロック状態を精度よく検出でき、これにより可動部材がロック状態でのエンジン始動や運転の許可を確実に防止できる。また、ステアリングロック装置の小型化も図ることができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
なお、下記説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「縦」、「横」なる各単語が便宜上用いられるが、これらは本発明の構成を何ら限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態である電動ステアリングロック装置10を、ハウジング12をリッド14から取り外した状態で示す。ハウジング12は、例えば金属製または樹脂製の一体成形品として形成されており、下端部が開口するとともに、内部に収容空間を含んでいる。ハウジング12の上端部には、略半円筒状の曲面部16が形成されている。また、曲面部16の略中央部には、例えば略矩形開口部からなるロックシャフト挿通孔18が形成されている。
リッド14もまた、例えば金属製または樹脂製の一体成形品からなっている。リッド14上には、複数の支持部15(図2参照)が立設されている。これらの支持部15によって後述するロックユニット20およびスイッチケース21等が支持されてリッド14と一体化(モジュール化)されている。ハウジング12は、リッド14にロックユニット20およびスイッチケース21等を固定してモジュール化した後に、前記ロックユニット20およびスイッチケース21等を内部に収容した状態でリッド14に例えばねじ(図示せず)により固定されるようになっている。
図2は、前記ロックユニット20の分解斜視図である。図1,2を参照すると、ロックユニット20は、大略、アクチュエータとしての電動モータ22、ウォームホイール24、カム部材としてのワインダ26、スライダ28、および、ロックシャフト(ロック部材)30から構成されている。
電動モータ22は、リッド14上の支持部15によって固定されている。電動モータ22の端子部22bは、スイッチケース21に設けられた端子部32(図3参照)に直接に接続されて、車載バッテリ(図示せず)から電動モータ22に電力が供給されるようになっている。このように、電動モータ22がリッド14に固定されると直ちに電気的接続が完了されるようにしてあることで、電気的接続のためのハーネスが不要になるとともに、ワンタッチ接続によって組立作業が容易になる。
電動モータ22の軸部22aには、ウォームギヤ23が固着されている。ウォームホイール24は、リッド14上に立設された軸状支持部15aによって回転可能に軸支されている。ウォームホイール24は、上方に延伸する円柱状のねじ部24aを有する。ねじ部24aの外周部には、雄ねじである台形ねじ(ピッチ間のリードl)が切られている。また、ウォームホイール24は、ねじ部24aの下部基端部に突起状の規制部24bを有している。電動モータ22のウォームギヤ23は、ウォームホイール24に螺合している。これにより、電動モータ22の回転動力がウォームギヤ23を介してウォームホイール24に伝達されるようになっている。
ワインダ26は、軸方向に貫通する貫通孔26aを有する略円筒状をなしており、貫通孔26aの内周面にはウォームホイール24のねじ部24aのねじ形状に対応した雌ねじが切られている。これにより、ワインダ26は、ウォームホイール24のねじ部24aに螺合した状態でウォームホイール24に取り付けられ、ウォームホイール24の回転にしたがってねじ部24aの軸方向に上下移動するか、または、ウォームホイール24と共に連れ回りするようになっている。また、ワインダ26の外周部には、カム溝27が形成されている。カム溝27は、円周方向約360度近くにわたって形成されていて、両端部がそれぞれ段部からなる回転ストッパ部27a,27bになっている。また、カム溝27は、ワインダ26の軸方向に直交する平面に対して鋭角をなす斜め方向に延伸して、螺旋の一部をなすように形成されている。
スライダ28は、リッド14の支持部15によって上下方向にスライド可能に支持されている。スライダ28は、横方向に突出して一体形成された係入部34を有している。この係入部34がワインダ26のカム溝27に係入している。これにより、ワインダ26が上下移動するか又はウォームホイール24と連れ回りすると、ワインダ26と共に又はワインダ26のカム溝27に沿って係入部34が相対移動することによって、スライダ28も上下移動するようになっている。
なお、ワインダ34がウォームホイール24と連れ回りする場合、係入部34がカム溝27の一端27aに当接する位置からカム溝27に沿って相対移動してカム溝27の他端27bに当接するまでのスライダ28の移動距離(すなわち、ロックシャフト30の移動距離)Lは、ウォームホイール24のねじ部24aのピッチ間のリードlよりも大きく設定されている(すなわち、L>l)。
スライダ28の中央部は、上方および一側方が開口し且つ下方に底部がある収容部36になっている。また、スライダ28には、係入部34と同じ側に円錐台状のスプリング受け部38が上方に向けて設けられているとともに、係入部34と反対側にスイッチ作動部40が突設されている。
スライダ28のスプリング受け部38には、コイル状のアンロックスプリング42の下端が嵌合されて係止される。アンロックスプリング42の上端のフックは、リッド14に対して組み付けられるハウジング12の内面に引っ掛けられる。これにより、アンロックスプリング34は、組立完了状態で、スライダ28(ひいてはスライダ28に組み付けられるロックシャフト30)をアンロック方向または引っ込み方向または下方に押圧付勢するようになっている。
ロックシャフト30は、例えば扁平縦長の矩形状鋳物からなっており、先端または上端に側面視台形状の係合部44を有している。また、ロックシャフト30には、縦方向中央よりも少し下寄りに、縦方向に延び且つ厚み方向に貫通する長孔46が形成されている。さらに、ロックシャフト30の下端部には、スプリング収容凹部48が形成されている。
なお、後述するように、ロックシャフト30がロック位置にあるとき、ハウジング12の挿通孔18から突出した係合部44がステアリングシャフト(可動部材)の凹部に係合してロック状態になり、一方、ロックシャフト30がアンロック位置にあるとき、係合部44がハウジング12内に引っ込んでステアリングシャフトとの係合が解除されてアンロック状態になる。
ロックシャフト30は、スライダ28の収容部36に配置された状態で、ロックシャフト30の長孔46を貫通し且つ両端がスライダ28の収容部36の両側壁で支持されたピン50によって、スライダ28に組み付けられる。このように組み付けられたロックシャフト30はスライダ28と共に上下移動することになるが、ピン50が長孔46内で縦方向に移動可能であることから、ロックシャフト30はスライダ28に対して縦方向に相対移動可能になっている。また、ロックシャフト30のスプリング収容凹部48に収容されるロックスプリング52がロックシャフト30とスライダ28の収容部36の底部との間に挟持された状態で配置されており、これによりロックシャフト30はロックスプリング52によってロック方向または突出方向または上方に押圧付勢されて、ピン50が長孔46の下端に当接した状態になっている。
図3は、スイッチケース21の一部を取り除いた状態で、スイッチケース21の内部構成およびポジションブロック(揺動部材)80を示す一部分解斜視図である。
スイッチケース21の後方下部には、車載バッテリからの電力を電動ステアリングロック装置10に電力を供給するためのコネクタ21aが一体に形成されている(図1参照)。また、スイッチケース21の後面には、スイッチケース21の上部と下部とにそれぞれ設けた係止爪51(上部のもののみ図示)によって、プリント基板53が係止保持されている。このプリント基板53は、スイッチケース21に設けられた端子部(図示せず)に電気的に接続されることで、車載バッテリから電力供給されるようになっている。また、プリント基板53は、実装された例えばCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)等を含む電気回路が後述する各位置検出スイッチと電気的に接続されていることでロックシャフト30の位置を判定する位置判定手段として機能することができる。
スイッチケース21内の収容空間58に面するプリント基板53上には、ロック位置検出スイッチ(第1の位置検出手段)54と、アンロック位置検出スイッチ(第2の位置検出手段)56が互いに縦方向に近接して実装されている。各位置検出スイッチ54,56は、例えば、揺動可能な板状スイッチ片54a,54b(図4(A)参照)を有するリミットスイッチで構成されている。
スイッチケース21内には、各位置検出スイッチ54,56に対して横方向に隣接して、ディテント部60が配設および収容されている。本実施形態では、ディテント部60は、図4(B)に示すように、スイッチケース21の一部として一体に構成されているが、スイッチケース21の内壁面またはプリント基板53上に固定された別部材で構成されてもよい。
前記ディテント部60には、プリント基板53とは反対側(すなわちロックユニット20側)に、略円弧状に湾曲した底部を有する凹部62が形成されている。この凹部62の底部には、その縦方向略中央位置に、断面略V字状の第1ディテント凹部64が形成されるとともに、第1ディテント凹部64に対して上側に隣接して断面略V字状の第2ディテント凹部66が形成されている。また、前記第2ディテント凹部66から連続して上方へ略円弧状に湾曲して延びる傾斜面68が形成されている。
ディテント部60の下部には、一端がテーパ状に拡張した取付孔70が形成されている。この取付孔70には、プリント基板53側からコイル状のリターンスプリング(第2弾性部材)72が挿入されて取り付けられるようになっている。リターンスプリング72は、一端部に設けられたリング部が取付孔70のテーパ部に圧入されることで、ディテント部60から突出した他端部が後述するポジションブロック80によって押圧されても取付孔70から抜け出ないようになっている。なお、第2弾性部材72は、図示されるようなコイルスプリングに限定されず、ポジションブロック80を付勢する同様の機能を果たすものであれば、リーフスプリング、ゴム等の他の弾性部材であってもよい。また、第2弾性部材72は、ポジションブロック80に対して引っ張り力を作用させるものであってもよい。
図3に示すように、スイッチケース21には、ロックユニット21に対向する開口部を有し、直方体状空間を含む収容孔74が設けられている。収容孔74の横方向の両側壁(スイッチケース21の一部分)には、突出量が小さく且つ前記開口部側に傾斜面を有する揺動軸76がそれぞれ突設されている(一方のみ図示)。一方、ポジションブロック80には、横方向に貫通して両側面にそれぞれ開口する軸受け孔82が形成されている。これにより、ポジションブロック80をスイッチケース21の前記開口部から収容孔
74に押し込むと、ポジションブロック80の両側面に揺動軸76の傾斜面が当接することによって収容孔74の両側壁が横方向外方へそれぞれ押し広げられ、さらにポジションブロック80を押し込むことで軸受け孔82に揺動軸76が嵌り込むことにより、ポジションブロック80が収容孔74内に揺動可能に取り付けられる。このように取り付けられたポジションブロック80は、収容孔74の開口部からロックユニット21側に所定量だけ突出した状態になる(図1参照)。
図3に示すように、ポジションブロック80は、側面視で略Y字状をなしており、軸受け孔82を挟んで両側に伸長した両端部において前方(すなわちロックユニット20側)にそれぞれ突出しており、各突出部の軸受け孔82側の側面がそれぞれロック側当接面84およびアンロック側当接面86になっており、後述するように上下移動するスライダ28のスイッチ作動部40と当接するようになっている。また、ポジションブロック80の両端部の各背面には、ロック用突起88およびアンロック用突起90がそれぞれ突設されている。各突起88,90は、ポジションブロック80がスイッチケース21に組み付けられたときに、ロック位置検出スイッチ54,56の各スイッチ片54a,56aにそれぞれ対向または接触するようになっている。
ポジションブロック80は、後方に延伸する脚部92を有する。脚部92の先端には収容凹部94が形成されており、上述したようにスイッチケース21内に取り付けられたときに収容凹部94内にディテント部60が受け入れられるようになっている。また、ポジションブロック80の脚部92には、収容凹部94の底部にスプリング収容孔96が形成されている。図4に示すように、ポジションブロック80は、脚部92に設けたスプリング収容孔96内にディテントスプリング(第1弾性部材)98およびスチールボール(突出部材)100を収容した状態でスイッチケース21に組み付けられる。これにより、スチールボール100は、ディテントスプリング98によって外方に付勢されてスプリング収容孔96から部分的に突出して、ディテント部60の凹部62の底部に圧接された状態になっている。
なお、本実施形態では、突出部材としてスチールボール100を用いたが、前記突出部材はこれに限定されず、材質や形状は適宜に変更可能である。また、突出部材を付勢する第2弾性部材は、図示されるようなコイルスプリングに限定されず、突出部材を付勢する同様の機能を果たすものであれば、リーフスプリング、ゴム等の他の弾性部材であってもよい。
次に、上述した構成からなるステアリングロック装置10の動作について説明する。
図4(A)はステアリングシャフト1がロック状態にあるときのロックシャフト30およびポジションブロック80の状態を示し、図4(B)は同図(A)におけるポジションブロック80とディテント部60との関係を示す。
ステアリングロック装置10は、ステアリングシャフト1の周囲を覆う円筒状ステアリングコラム(図示せず)に形成された開口部を介してロックシャフト30が進退可能になる対応位置に、ハウジング12の曲面部16がステアリングコラムの外周面に当接した状態で、例えばねじ止め等の方法で固定される。ステアリングシャフト1の外周には、ロックシャフト30の先端の係合部44が嵌合可能な複数の凹部2が全周にわたって等ピッチで形成されている。なお、ステアリングシャフト1は、図示しないステアリングホイールの操作に連動して回動する可動部材である。
自動車についてエンジン始動や運転が禁止されているとき(例えば、正規電子キーを所持したユーザが乗車しておらず、かつ、該自動車の近くにもいないとき)、ロックシャフト30はロック位置にある。このとき、ロックシャフト30の係合部44がステアリングシャフト1の凹部2内に係合していることにより、ステアリングシャフト1がロックされている。
このロック状態にあるとき、スライダ28のスイッチ作動部40がポジションブロック80のロック側当接面84に当接することによって、ポジションブロック80は時計回り方向に揺動した位置にある。このとき、ポジションブロック80のロック用突起88がロック位置検出スイッチ54のスイッチ片54aを押し込んでオン作動させており、一方、アンロック位置検出スイッチ56はポジションブロック80のアンロック用突起90が離れていることでオフになっている。これにより、プリント基板53は、ロック位置検出スイッチ54からのオン信号を検出する一方で、アンロック位置検出スイッチ56がオフ状態にあることに基づいて、ロックシャフト30がロック位置にあると判定する。
また、このロック状態にあるとき、図4(B)に示すように、ディテントスプリング98によって付勢されたスチールボール100が、ディテント部60の第1ディテント凹部64に嵌入しており、これによりポジションブロック80はロック位置検出スイッチ54をオンさせている揺動位置が保持されている。
図5は、ロックシャフト30がロック位置からアンロック位置へ向けて作動途中にある状態を示す。例えば、正規電子キーを所持したユーザが自動車に乗り込んでエンジン作動スイッチが押されたとき、上位ECU(上位電子制御装置)からのスタート信号に応じて、電動ステアリングロック装置10の電動モータ22に給電されて正転作動する。これにより、電動モータ22の動力がウォームギヤ23を介して伝達されて、ウォームホイール24が回転する。ウォームホイール24が回転すると、そのねじ部24aに螺合しているワインダ26が、ウォームホイール24と一緒に図1での上面視で反時計回り方向に回転するか、又は、下方移動する。これによって、ワインダ26のカム溝27に係入部34が係入しているスライダ28と、ロックシャフト30とは、アンロックスプリング42のスライダ28に対する付勢力によって補助されながら、直線的に下方移動する。その結果、図5(A)に示すように、ロックシャフト30の係合部44がステアリングシャフト1の凹部2から脱出して係合解除され、ステアリングシャフト1およびステアリングホイールがアンロックされて回動可能になる。
このとき、図5(B)に示すように、スライダ28のスイッチ作動部40は、ポジションブロック80のロック側当接面84から離れて下方移動して、ポジションブロック80のアンロック側当接面86に軽く当接した状態になるが、上述したように第1ディテント凹部64に嵌入するスチールボール100によって揺動位置が保持されているポジションブロック80を揺動させるまでには至らず、ポジションブロック80はロック位置検出スイッチ54をオン作動させた状態を維持する。したがって、ポジションブロック80の揺動位置が変化していないため、プリント基板53によるロックシャフト31がロック位置にあるとの判定に変わりはない。
このように、スチールボール100と第1ディテント凹部64とが協働してポジションブロック80がロック位置検出スイッチ54をオン作動させた状態に保持することにより、ロックシャフト30がロック位置からアンロック位置に移動する途中でロックシャフト30がステアリングシャフト1から係合解除完了していない位置(噛み合い位置)において、ロック位置検スイッチ54からのロック位置検出信号を継続させることができる。つまり、アンロック位置検出スイッチ56が故障して常時オン作動しているような場合に、ロックシャフト30が噛み合い位置にあるときにロック位置検出スイッチ54がオフされると、ステアリングシャフト1が未だロック状態にあるにもかかわらずアンロック状態と判定して、エンジン始動や運転を許可するおそれがあるが、このような事態が生じるのを回避して安全性を向上させることができる。
図6は、ロック位置検出スイッチ54がオフとなった状態を示す。電動モータ22の駆動によってスライダ28がアンロックスプリング42による付勢力によって補助されながらさらに直線的に下方移動すると、スライダ28のスイッチ作動部40がポジションブロック80のアンロック側当接面86を押圧することで、ポジションブロック80が反時計回り方向に揺動を開始する。これにより、ポジションブロック80のロック用突起88によるスイッチ片54aの押圧が解除されてロック位置検出スイッチ54がオフされる。一方、このときポジションブロック80のアンロック用突起90は、スイッチ片56を押圧しておらず、アンロック位置検出スイッチ56をオン作動させていない。すなわち、ポジションブロック80は、ロック位置検出スイッチ54およびアンロック位置検出スイッチ56のいずれもオン作動させていない中立位置にある。また、このときポジションブロック80に設けたスチールボール100が第1ディテント凹部64から脱出して、隣接する第2ディテント凹部66に嵌入した状態になり、これによりポジションブロック80が中立位置に保持されることになる。
図7は、ロックシャフト30がアンロック位置に到達した状態を示す。電動モータ22は、回転開始から所定量だけ回転動作した後、作動停止する。この作動停止までに、スライダ28がアンロックスプリング42による付勢力によって補助されながらさらに下方移動して、スイッチ作動部40でポジションブロック80のアンロック側当接面86を押圧する。これにより、ポジションブロック80は、リターンスプリング72の付勢力に抗しながら中立位置から反時計回り方向にさらに揺動する。その結果、ポジションブロック80のアンロック用突起90でスイッチ片56aが押し込まれて、アンロック位置検出スイッチ56がオン作動する。このとき、ポジションブロック80に設けたスチールボール100は、第2ディテント凹部66から脱出して、ディテントスプリング98によって傾斜面68上に圧接された状態になる。
アンロック位置検出スイッチ56がオン作動されると、プリント基板53は、ロック位置検スイッチ54がオフで、アンロック位置検出スイッチ56がオンされたことに基づいて、ロックシャフト30がアンロック位置にあると判定する。これにより、電動ステアリングロック装置10のアンロック動作が完了する。
続いて、電動ステアリングロック装置10のロック動作について説明する。
図8は、ロックシャフト30が図7に示すアンロック位置からロック位置方向へ移動を開始して、アンロック位置検出スイッチ56がオフになった状態を示す。
例えば、正規電子キーを所持したユーザがエンジン停止した後に自動車から所定距離以上離れたとき、上位ECUは、電動ステアリングロック装置10に対してロック指令を送信する。この指令を受けてプリント基板53は、電動モータ22を逆転作動させる。これにより、電動モータ22の動力がウォームギヤ23を介して伝達されて、ウォームホイール24が回転する。ウォームホイール24が回転すると、そのねじ部24aに螺合しているワインダ26が、ウォームホイール24と一緒に図1での上面視で時計回り方向に回転するか、又は、上方移動する。これによって、ワインダ26のカム溝27に係入部34が係入しているスライダ28と、ロックシャフト30とは、アンロックスプリング42のスライダ28への付勢力に抗しながら、アンロック位置からロック位置へ向けて直線的に上方移動を開始する。
スライダ28が上方へ移動することで、スイッチ作動部40によるアンロック側当接面86への押圧が解除されることにより、ポジションブロック80は、図8(B)に示すように、スチールボール100が圧接している傾斜面68からの反力と、リターンスプリング72の付勢力とによって、図7(B)に示す状態から時計回り方向へ揺動して、スチールボール100が第2ディテント凹部66に嵌入した中立位置となる。このとき、スライダ28のスイッチ作動部40は、ポジションブロック80のアンロック側当接面86に軽く当接した状態になっている。これにより、図8(A)に示すように、ポジションブロック80のアンロック用突起90がスイッチ片56aから離れてアンロック位置検出スイッチ56がオフされる。また、上述したように、ポジションブロック80が中立位置にあるとき、ロック位置検出スイッチ54はオフ状態にある。つまり、アンロック信号もロック信号の何れもプリント基板53に入力されていない状態にある。
このように、ポジションブロック80がアンロック位置検出スイッチ56をオン作動させるとき、第2ディテント凹部66から脱出したスチールボール100が傾斜面68上に圧接するように構成したことで、ディテントスプリング98によってスチールボール100が傾斜面68に対して付勢されていることによる傾斜面68からの反力はスチールボール100を第2ディテント凹部66に戻す方向、すなわちポジションブロック80を中立位置に戻す方向に作用する。これにより、ロックシャフト30がアンロック位置からロック位置へ向かって移動を開始すると、ロックシャフト30による規制が解除されたポジションブロック80は中立位置へ戻り、その結果、即座にアンロック位置検出スイッチ56の作動をオフすることができる。また、ロックシャフト30のアンロック位置からロック位置への移動開始に伴って即座にアンロック位置検出スイッチ56の作動をオフする動作を、リターンスプリング72を設けることでより確実に行うことができ、安全性がさらに向上する。
図9は、ロック作動がさらに進行して、ロックシャフト30の係合部44がステアリングシャフト1の凹部2に対して噛み合い始めた状態を示す。電動モータ22の逆転駆動によりスライダ28およびロックシャフト30が直線的にさらに上方移動すると、スライダ28のスイッチ作動部40がポジションブロック80のロック側当接面84に軽く当接する位置まで移動する。このとき、スイッチ作動部40はロック側当接面84を押圧していないため、ポジションブロック80はまた中立位置に保持されている。
そして、電動モータ22が駆動開始から所定量だけ逆転駆動された後、作動停止する。これにより、スライダ28およびロックシャフト30は直進的にさらに上方移動し、その結果、図4に示すようにロックシャフト30がロック位置に到達する。このとき、ポジションブロック80が時計回り方向にさらに揺動して図4(B)に示す状態となり、これによりロック位置検出スイッチ54がオン作動される。その結果、プリント基板53は、アンロック位置検出スイッチ56がオフで、ロック位置検出スイッチ54がオン作動したことに基づいて、ロックシャフト30がロック位置にあると判定する。これにより、ロック動作が完了する。
ここで、図10にアンロック作動時の位置検出スイッチ54,56のスイッチ切替タイムチャート、図11にロック作動時の位置検出スイッチ54,56のスイッチ切替タイムチャートを示す。
図10において、状態Aはロックシャフト30の係合部44がステアリングシャフト1の凹部2に完全に嵌り込んだロック状態、状態Bは前記係合部44が前記凹部2から脱出(係合解除)したところの状態、状態Cはポジションブロック80が中立位置に揺動してロック位置検出スイッチ54がオフされた状態、状態Dはポジションブロック80が中立位置から揺動してアンロック位置検出スイッチ56をオン作動させたときの状態、そして、状態Eはアンロック動作が完了したときのアンロック状態、をそれぞれ示す。
また、図11において、状態Eはアンロック状態(図10と同様)、状態Fはポジションブロック80が中立位置に揺動してアンロック位置検出スイッチ56がオフされたところの状態、状態Gはスライダ28およびロックシャフト30が上方移動するがポジションブロック80が中立位置に保持されている状態、状態Hはポジションブロック80が中立位置から時計回り方向に揺動し始めるところでロックシャフト30の係合部44がステアリングシャフト1の凹部2に噛み合い始めている状態、そして、状態Aはロック動作が完了したときのロック状態(図10と同様)、をそれぞれ示す。
ところで、図12は、ロック動作時に、ステアリングシャフト1の凹部2の位置がずれているために、ロックシャフト30の係合部44が係合できない状態を示す。この場合、電動モータ22は、ロック動作時の所定量だけ逆転駆動されて停止する。そのとき、スライダ28は電動モータ22の逆転駆動に応じた距離だけ上方移動してスイッチ作動部40によりロック位置検出スイッチ54をオン作動させるが、スライダ28と一緒に上方移動するロックシャフト30は係合部44の先端がステアリングシャフト1の凹部2間の外周面上に当接することで、スライダ28と共に上方移動できなくなる。そのため、長孔46内でピン50が移動することによって、ロックシャフト30がスライダ28に対して相対移動する。その相対移動量は、ロックスプリング52の圧縮量となり、これによりロックシャフト52はロックスプリング52によってロック方向または上方へ強く付勢された状態になる。その後、ステアリングホイールの操作によってステアリングシャフト1が回動されて凹部2の位置がロックシャフト30の係合部44と一致したとき、ロックシャフト30はロックスプリング52の付勢力によって上方移動して係合部44が凹部2に係合し、ステアリングシャフトがロックされる。このように、本実施形態の電動ステアリングロック装置10では、ロック動作時にステアリングシャフト1の凹部2の位置がずれている場合であっても、自動的にロック状態が完成されるように構成されている。
上述したように、本実施形態の電動ステアリングロック装置によれば、ロックシャフト30のロック位置またはアンロック位置においてポジションブロック80がロック位置検出スイッチ54およびアンロック位置検出スイッチ56の何れか一方を作動させるようにしたことにより、各位置検出スイッチ54,56のうち何れか一方がオン作動したときは、他方は必ずオフとなるため、両方の位置検出スイッチ54,56が共にオン作動している状態はあり得ない。したがって、ロックシャフト30の移動に伴って揺動するポジションブロック80を設けたという簡単かつ低コスト化可能な構成でありながら、ロックシャフト30のロック位置およびアンロック位置を正確に検出できるとともに、各位置検出スイッチ54,56の故障も検出することができる。その結果、ステアリングシャフト1に対するロックシャフト30の係合が完全に解除されていないにもかかわらずアンロック位置検出スイッチ56からアンロック信号が出力されてしまってエンジン始動や運転が可能になるのを確実に防止できる。
また、ロックシャフト30の直線移動をポジションブロック80の揺動運動(すなわち円周方向角度運動)に変換して2つの位置検出スイッチ54,56をオンオフ作動させる構成としたので、ロックシャフト30の縦方向長さに拘わらず且つロック位置とアンロック位置との間のロックシャフト30の直線移動距離よりも短い間隔でもって2つの位置検出スイッチ54,56を配置することが可能になり、その結果、電動ステアリングロック装置の小型化に寄与することができる。
したがって、本実施形態のステアリングロック装置10によれば、簡単かつ低コスト化可能な構成でステアリングシャフト1のロック状態およびアンロック状態を精度よく検出でき、これによりステアリングシャフトがロック状態でのエンジン始動や運転の許可を確実に防止できる。また、電動ステアリングロック装置10の小型化も図ることができる。
なお、前記実施形態は電動モータでロックおよびアンロック作動する電動ステアリングロック装置について説明したが、本発明はユーザが手動(例えばメカニカルキーの挿入および回動)でロックおよびアンロック作動するステアリングロック装置に適用されてもよい。
本発明の一実施形態である電動ステアリングロック装置を、ハウジングをリッドから取り外した状態で示す斜視図。 ロックユニットの分解斜視図。 スイッチケースの一部を取り除いた状態で、スイッチケースの内部構成およびポジションブロックを示す一部分解斜視図。 (A)はステアリングシャフトがロック状態にあるときのロックシャフトおよびポジションブロックの状態を示し、(B)は同図(A)におけるポジションブロックとディテント部との関係を示す図。 ロックシャフトが図4に示すロック位置からアンロック位置へ向けて作動途中にある状態を示す図。 ロック位置検出スイッチがオフとなった状態を示す図。 ロックシャフトがアンロック位置に到達した状態を示す図。 ロックシャフトがアンロック位置からロック位置方向へ移動を開始して、アンロック位置検出スイッチがオフになった状態を示す図。 ロック作動がさらに進行して、ロックシャフトの係合部がステアリングシャフトの凹部に対して噛み合い始めた状態を示す図。 アンロック作動時の各位置検出スイッチのスイッチ切替タイムチャート。 ロック作動時の各位置検出スイッチのスイッチ切替タイムチャート ロック動作時に、ステアリングシャフトの凹部の位置がずれているために、ロックシャフトの係合部が係合できない状態を示す図。
符号の説明
1…ステアリングシャフト
2…凹部
10…電動ステアリングロック装置
12…ハウジング
14…リッド
20…ロックユニット
21…スイッチケース
22…電動モータ
24…ウォームギヤ
26…ワインダ(カム部材)
28…スライダ
30…ロックシャフト(ロック部材)
53…プリント基板(位置判定手段)
54…ロック位置検出スイッチ(第1の位置検出手段)
56…アンロック位置検出手段(第2の位置検出手段)
60…ディテント部
64…第1ディテント凹部
66…第2ディテント凹部
68…傾斜面
72…リターンスプリング(第2弾性部材)
80…ポジションブロック(揺動部材)
98…ディテントスプリング(第1弾性部材)
100…スチールボール(突出部材)

Claims (3)

  1. ステアリングホイールの操作に連動する可動部材に対して係合または係合解除させることにより前記可動部材をロックまたはアンロックするロック部材と、前記ロック部材の作動位置を検出する第1および第2の位置検出手段と、これらの位置検出手段からの検出信号に基づいて前記ロック部材の作動位置を判定する位置判定手段とを備え前記ロック部材のロック位置またはアンロック位置への移動に伴って揺動して前記第1および第2の位置検出手段の何れか一方を作動させる揺動部材を設けたステアリングロック装置において、
    前記揺動部材は前記第1および第2の位置検出手段と共にスイッチケースに収容され、前記揺動部材には、第1弾性部材によって外方に付勢される突出部材が設けられ、前記スイッチケース内には、前記突出部材と協働して前記揺動部材の作動位置を保持するディテント部が設けられ、
    前記第1の位置検出手段がロック位置検出スイッチであり、前記第2の位置検出手段がアンロック位置検出スイッチであり、前記ディテント部には、前記突出部材が嵌り込むことで、前記ロック位置検出スイッチをオン作動させる位置に前記揺動部材を保持する第1ディテント凹部が形成されていることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記ディテント部には、前記突出部材が嵌り込むことで、前記揺動部材が前記ロック位置検出スイッチおよび前記アンロック位置検出スイッチの何れもオン作動させない中立位置に前記揺動部材を保持する第2ディテント凹部が形成されており、前記第2ディテント凹部に連続して傾斜面が形成されており、前記揺動部材が前記アンロック位置検出スイッチをオン作動させるとき、前記第2ディテント凹部から脱出した前記突出部材が前記傾斜面上に圧接するように構成されていることを特徴とする請求項に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記揺動部材が前記アンロック位置検出スイッチをオン作動させる位置において、前記揺動部材を前記中立位置に戻すように力を作用させる第2弾性部材を設けたことを特徴とする請求項に記載のステアリングロック装置。
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