JP4783200B2 - 会計仕訳システム、会計仕訳プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

会計仕訳システム、会計仕訳プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、例えば企業における会計処理に使用して好適な会計仕訳システム、会計仕訳プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体に関する。詳しくは、会計処理の中で行われる仕訳作業を円滑に、且つ正確に行うことができるようにしたものである。
従来の会計仕訳システムでは、摘要欄の記載内容を判別して仕訳を行っている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示された技術では、摘要欄に記載された文言から勘定科目を判断している。
また、複数の金融項目による照合パターンを用いて仕訳しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に開示された技術では、複数の項目に記載された文言のマッチングによって勘定科目を判断している。
さらに、振込金額からその手数料を算出して仕訳を行っているものもある(例えば、特許文献3参照。)。この特許文献3に開示された技術では、振込金額から手数料を算出して所定の勘定科目に仕訳することが行われている。
このように、会計上の自動仕訳を行うシステムは従来から提案されているが、いずれも予め用意されたパターンに従って仕訳の判断を行っている。
また、企業等において会計処理を行う際の出入金の仕訳には、専門的な知識が要求される。そして、個々の勘定科目ごとに状況判断が必要とされるなど、熟練の求められる作業が多く、その作業自体も多大な時間と労力を要する。そこで従来から、このような会計仕訳を円滑に行うことを目的としたシステムが種々提案されている。
特開2002−230293号公報 特開2003−44644号公報 特開2000−339392号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を実施するには、摘要欄が正確な文言で記載されていることが必要であり、そのためには、従業員の全員に摘要欄に正確な文言で記載を行わせるための一定以上の知識の教育を行う必要が生じる。
また、特許文献2に記載の技術では、マッチングの元となる照合パターンを予め用意する必要があり、そのパターンの作成に多大な労力が必要とされる。また、照合パターンにないものの仕訳は行うことができない。
さらに、特許文献3に記載の技術は、手数料のみについて判断しているものであり、振込金額の正味の部分に関しては判断を行っていない。従って、その仕訳には別途の手段が必要とされる。
本発明はこのような問題点に鑑みて成されたものであって、その目的は、会計処理の中での仕訳の作業が円滑に行われるようにすることである。また、本発明によれば、特に仕訳結果がフィードバックされるので、繰り返し使用することにより学習が行われ、より正確な仕訳を行うことができるようになる。
上記の課題を解決し、本発明の目的を達成するため、発明は、日付、摘要、相手先、入金金額、又は出金金額のうちの1項目以上の仕訳が必要とされる会計情報を入力し
入力される会計情報の中から、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目を判別
前記判別された項目のうち、過去に仕訳された、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目から、特定の借方科目と貸方科目による組合せを表す仕訳パターンを抽出するために参照される履歴データベースを検索し
前記履歴データベースに記憶されている仕訳パターンから、入力された前記会計情報の各項目に合致した仕訳パターンを抽出し、
前記判別された項目のうちの前記日付、相手先及び摘要と、前記履歴データベースから抽出された前記仕訳パターンに含まれる前記日付、相手先及び摘要とを比較して、両者の一致の割合を判断し、前記一致の割合に応じて、前記各項目に、予め設定した異なるポイントを付与して、前記履歴データベースから抽出された前記仕訳パターンに、前記判別された項目を当てはめ、
付与されたポイントの合計得点が高い順に、前記判別された項目が当てはめられた前記仕訳パターンを表示装置に一覧表示し、
前記表示装置に一覧表示された前記仕訳パターンに基づいてユーザーによる仕訳の確認が行なわれた場合に、前記複数の項目に関する仕訳の確認の結果により前記履歴データベースを更新するものである。
さらに、一般的な商取引からの推論が行われ、前記摘要を含む仕訳パターンを抽出するために参照される一般データベースを検索する機能と、
前記判別された前記摘要と、前記一般データベースに記憶されている摘要の比較により両者の一致の割合が判断され、この一致の割合に応じて、前記摘要に異なるポイントが付与されると共に、前記摘要に一致する仕訳パターンが前記一般データベースから抽出され、前記判別された項目が当てはめられた前記摘要を含む仕訳パターンが、ポイントの合計得点が高い順に前記表示装置に一覧表示されるものである
さらに、予め消込処理が行われる前記会計情報が登録され、前記会計情報を含む仕訳パターンを抽出するために参照される消込情報データベースを検索する機能と、
判別された各項目と、前記消込情報データベースに登録された前記会計情報の項目の比較により両者の一致の割合が判断され、両者の一致の割合に応じて異なるポイントが付与されると共に、前記会計情報を含む仕訳パターンが前記消込情報データベースから抽出され、前記判別された項目が当てはめられた前記会計情報を含む仕訳パターンが、ポイントの合計得点が高い順に前記表示装置に一覧表示され、前記仕訳決定機能の決定に基づいて前記消込情報データベースに登録された前記会計情報を消し込むものである
本発明によれば、会計処理の中で行われる仕訳を自動的に行うことができると共に、特に仕訳内容をフィードバックすることにより、学習が行われてより正確な仕訳を行うことができるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態例を説明する。図1は、本発明を摘要した会計仕訳システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
図1において、本発明の会計仕訳システムの中核となる会計処理システム本体装置100には、本発明の会計仕訳プログラム及び/またはそのプログラムを記録した記録媒体が備えられて運用が行われる。そしてこの本体装置100には、端末装置10が接続されて情報の入出力や指示が行われる。また、本体装置100には、光学読取(OCR)装置20が接続されて後述する領収書等の情報の入力が行われる。さらに本体装置100には、他の会計装置30等で作られた電子化された情報を入力することもできる。
また、この本体装置100は、インターネット等の通信回線40に接続されて、この通信回線40に接続された電子銀行(electronic banking)システム50にアクセス可能とされる。さらに本体装置100には、少なくとも後述する一般推論を行うための一般データベース(DB)60、履歴推論を行うための履歴データベース(DB)70、消込推論を行うための消込データベース(DB)80が設けられると共に、これらのデータベース60〜80を用いて仕訳された情報を保存する記憶装置90が設けられる。
次に、本発明の会計仕訳システムにおける、実際の会計仕訳処理の手順を説明する。
まず、本発明の会計仕訳システム、会計仕訳プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体の原理を説明する。すなわち本発明において仕訳を起票する場合には、
(1)一般的な商取引からの推論(以下、一般推論と称する)
(2)過去に入力した仕訳に類似しているものからの推論(以下、履歴推論と称する)
(3)売掛金や借入金などの事前に発生した会計事象からの推論(以下、消込推論と称する)
の3つの推論によって仕訳を行う。
図2は、本実施形態例の全体の処理の流れを示したフローチャートである。図2に示されるように、処理が開始されると、最初に要素の識別が行われる(ステップS1)。この識別は、端末装置10のキーボードからの入力や、光学読取装置20で読み取られた情報、さらに他の会計装置30で形成された電子データや通信回線40を通じて電子銀行システム50から得られる情報を含む会計情報に対して行われる。この要素としては、例えば図3の表に示すように、入力元、日付、相手先、摘要、入金金額、出金金額などが含まれている。
このように識別された要素に対して、各推論の処理が行われる。まず、一般推論の処理が行われる(ステップS2)。ここでは一般推論のための「摘要」の判断に使用される文言等の記憶された一般データベース(DB)60が参照される。続いて、履歴推論の処理が行われる(ステップS3)。ここでは履歴データベース(DB)70が参照され、履歴データベース(DB)70に記憶された過去に仕訳されたデータの中で、入力元、日付、相手先、摘要のパターンに基づいて推論が行われる。
次に、消込推論の処理が行われる(ステップS4)。ここでは消込データベース(DB)80に設けられる売掛金ファイル(F)81、精算ファイル(F)82、借入金ファイル(F)83等が参照され、過去の会計事象の中で合致する事象に基づいて推論が行われる。なお、消込データベース(DB)80の情報は、一般営業のデータベース等の情報に基づいて形成されるものであり、消込データベース(DB)80自体は、一般営業のデータベースと別体または一体のいずれでも形成することができる。
ステップS2〜ステップS4の処理が終了すると、次に、上述の推論に基づく仕訳が出来たか否かが判断される(ステップS5)。この判断ステップS5で仕訳ができていない(No)と判断された場合は、仕訳の修正が行われる(ステップS6)。また、判断ステップS5で仕訳のできた(Yes)と判断された場合、またはステップS6で仕訳の修正が行われた場合は、その仕訳結果が記憶装置90に保存される(ステップS7)。さらにこの仕訳結果の情報が履歴データベース(DB)70及び消込データベース(DB)80にフィードバックされて、ステップS2に戻される。またステップS5で仕訳すべき要素がないときは処理が終了される。
図4は、図2のステップS2における一般推論の具体的な処理の流れを示したフローチャートである。図4に示されるように、処理が開始されると、要素の識別が行われる(ステップS11)。この識別は、上述の図2のステップS1と同じである。続いて、識別された「摘要」の文言が一般データベース(DB)60に記憶されたものと比較され、一致するパターンが抽出される(ステップS12)。そして、この抽出されたパターンが端末装置10に一覧表示されて、ユーザーによる修正(選択)が受け付けられる(ステップS13)。
次に、ユーザーによる確認が行われたか否かが判断される(ステップS14)。この判断ステップS14でユーザーによる確認がされていない(No)場合は、ステップS13の動作が繰り返される。これに対して判断ステップS14でユーザーによる確認が行われた(Yes)と判断された場合は、仕訳結果が仕訳情報の記憶装置90に保存されると共に、仕訳結果の情報によって履歴データベース(DB)70が更新されて処理は終了される(ステップS15)。このようにして、一般推論による仕訳と仕訳結果に基づく履歴データベース(DB)70の更新が行われる。
次に、図2のステップS3における履歴推論の具体的な処理の流れを図5のフローチャートに基づいて説明する。図5に示されるように、処理が開始されると、要素の識別が行われる(ステップS21)。この識別は、上述の図2のステップS1と同じである。続いて、識別された「入力元、日付、相手先、摘要」の文言が履歴データベース(DB)70に記憶されたものと比較され、一致するパターンが抽出される(ステップS22)。そして抽出されたパターンが端末装置10に一覧表示されて、ユーザーによる修正(選択)が受け付けられる(ステップS23)。
次に、ユーザーによる確認が行われたか否かが判断される(ステップS24)。この判断ステップS24でユーザーによる確認が行われていない(No)と判断された場合は、ステップS23の動作が繰り返される。これに対して判断ステップS24でユーザーの確認が行われた(Yes)と判断された場合は、仕訳結果が仕訳情報の記憶装置90に保存されると共に、仕訳結果の情報によって履歴データベース(DB)70が更新される(ステップS25)。このようにして、履歴推論による仕訳と仕訳結果に基づく履歴データベース(DB)70の更新が行われて処理が終了する。
そして、これらの一般推論及び履歴推論において、例えば図6のAに示すような領収書の仕訳処理を行う場合には、まず、要素として「入力元=出金伝票」「日付=2005,12,25」「相手先=クラブ花」「摘要=飲食代」「入金金額=−」「出金金額=50,000円」が識別される。ここで1度目は、図4に示した一般推論において「摘要=飲食代」の文言のみが判断され、文言が一般データベース(DB)60に記憶されたものと完全一致する場合は5点、部分一致する場合は3点等の点数が付与される。
これにより付与された点数の多いものから順に、例えば図7のAに示すような一覧表示が行われ、ユーザーによる修正(選択=◎)が受け付けられる。すなわちこの場合には、ユーザーの判断によって勘定科目が「借方=交際費、貸方=現金」であることが判断され、その項目が選択されている。従って、この一般推論においては、例えば一致の割合の高いものから順に一覧表示が行われるので、ユーザーは容易に勘定科目の選択を行うことができ、仕訳に掛る労力や時間を削減することができる。
これに対して、2度目以降の仕訳では、図5に示した履歴推論において過去に正しい仕訳として処理されたデータと今回処理するデータの類似性が判断される。例えば図6のBに示すような領収書の仕訳処理を行う場合には、まず、要素として「入力元=出金伝票」「日付=2007,1,5」「相手先=クラブ花」「摘要=飲食代」「入金金額=−」「出金金額=70,000円」が識別される。ここで履歴推論においては、これらの全ての要素が判断対象とされる。
そこで、「入力元」が同じ場合は5点、「日付」の日が同じ場合は5点、「相手方」の名称が完全一致する場合は10点、部分一致する場合は5点、「摘要」が完全一致する場合は10点、部分一致する場合には5点、「入金金額=0」で「出金金額≧0」のとき5点、「入金金額=0」で「出金金額=入力値」のとき10点等の点数が付与される。そして、このように付与された点数の多いものから順に、例えば図7のBに示すような一覧表示が行われ、ユーザーによる修正(選択=◎)が受け付けられる。
なお、図7のBにおいては、履歴推論による第1項目の下に一般推論による第2、第3項目が表示されている。ここで一般推論においても第1項目は選ばれるが、重複した表示が行われないように工夫することができる。そしてこの履歴推論においては、一致の割合のさらに高いものから順に一覧表示が行われるので、ユーザーは極めて容易に勘定科目の選択を行うことができ、仕訳に掛る労力や時間を一層削減することができる。
また、選択された仕訳パターンに対して1回目5点、2回目7点、3回目10点のように、選択の重み付けの点数を更新することにより、さらに的確な推論が行われるようにすることができる。従って、このような処理を繰り返し行うことによって、充分な精度の得られる推論、すなわち第2項目に選ばれる仕訳パターンに対して、付与される点数の合計に充分な差の得られる仕訳パターンに対しては、ユーザーによる確認を省略して自動仕訳を行うことも可能になると考えられる。
以下、図2のステップS4における消込推論について説明する。なおこの消込推論は、売掛金の入金や出張旅費の精算を行う場合等で、その会計事象を処理する前段階の会計事象が既に存在し、その前段階の情報から正確な仕訳を推論する方法である。
図8は、消込データベースへの事前登録の処理を示すフローチャートである。なお、以下の説明は出張旅費の精算を行う場合について述べているが、その他の売掛金の入金等についても同様に行われる。
図8に示されるように、処理が開始されると、処理対象が仮払金であるか否かが判断される(ステップS31)。この判断ステップS31で、処理対象が仮払金でない(No)と判断されたときは、以下の処理の対象外なので処理は終了される。また判断ステップS31で仮払金である(Yes)と判断された場合は、仮払金情報の登録が行われる(ステップS32)。そして、その情報に従って消込データベース80と仕訳記憶装置90が更新されて(ステップS33)、登録処理は終了する。
なお、図9のAには消込データベース80に登録される情報のイメージを示し、図9のBには仕訳記憶装置90の消込時の仕訳パターンを示す。ここで、出張旅費の精算を行う場合には、図9のAに示す消込データベース80に登録される情報のイメージでは、支払い者(氏名)、支払日(05.8.3)、仮払金の額(30,000円)、摘要(大阪出張仮払い)、消込フラグ(未)が登録されている。また、図9のBに示す仕訳パターンは借方(現金、交通費、交際費、会議費)、貸方(現金、仮払金)となり、金額は精算時に確定される。
このような事前登録に対して、消込推論は以下に述べるように行われる。ここで、消込推論に用いられる伝票は、図10のA、Bに示すような出張申請書と精算書である。なお図10のAに示す出張申請書に記載された情報は、上述の図9のAに示した消込データベース80に登録された情報と同じである。つまり、この図10のAに示す出張申請書に基づいて上述の図9のAに示した消込データベース80の登録が行われている。これに対して、図10のBに示す精算書が提出されると消込推論が開始される。
次に、図11のフローチャートに基づいて、消込推論の具体的な処理の流れを説明する。図11に示すように、消込推論の処理が開始されると、入力元の特定が行われる(ステップS41)。すなわちこの処理では、入金伝票入力で現金の入金に対して処理が行われる。続いて、入金情報が入力される(ステップS42)。この入金情報の入力では、図10のBに示す精算書に基づいて、入金日(2005.8.20)、入金金額(5,000円)、入金先(氏名)、摘要(大阪出張精算)、仮払金(30,000円)の情報が入力される。
次に、消込データベース80の検索が行われる(ステップS43)。ここでは入金先の氏名に基づいて消込データベース80の旅費精算ファイル82の検索が行われる。そして、氏名の一致する未消込データがある場合に、処理を行うか否かの確認を行う(ステップS44)。なおこの確認は、氏名が完全一致する場合を10点、部分一致する場合を5点として、点数の高いものから順に、例えば図12のAに示すような画面を端末装置10の表示装置に表示して行う。ここで、判断ステップS44で処理を行わないと判断された場合、すなわち、処理を行うことが確認されなかった場合(No)には処理が終了する。
また、判断ステップS44で処理を行うことの確認がなされた場合(Yes)には、その確認された氏名に基づく未消込データが端末装置10の表示装置に一覧表示される(ステップS45)。なお、この表示は、例えば対象となるデータの中で、仮払い金額の一致を10点、摘要の完全一致を10点、部分一致を5点、仮払日が精算日より古いものを10点として、合計点数の高いものから順に行われる。これにより、端末装置10の表示装置には、例えば図12のBに示すように表示される。図12のBは、同じ氏名で2件のデータが検索されていることを示している。
続いて、例えば図13に示すような精算書入力の画面が端末装置10の表示装置に表示され、交通費、交際費、会議費の金額が入力される(ステップS46)。なお、その他の部分は、ステップS42での入金情報に基づいてその処理が行われる。そして、例えば図14に示すような仕訳の画面が端末装置10の表示装置に表示される(ステップS47)。この仕訳が確認されると、仕訳結果が仕訳情報の記憶装置90に保存されると共に、消込データベース80の該当データが消込フラグ(済)に更新される(ステップS48)。
このようにして、売掛金の入金や出張旅費の精算を行う場合等で、その会計事象を処理する前段階の会計事象が既に存在し、その前段階の情報から正確な仕訳を行う消込推論が実行される。
こうして本発明によれば、日付、摘要、相手先、入金金額、又は出金金額のうちの1項目以上の仕訳が必要とされる会計情報を入力し、入力される会計情報の中から、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目を判別判別された項目のうち、過去に仕訳された、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目から、特定の借方科目と貸方科目による組合せを表す仕訳パターンを抽出するために参照される履歴データベースを検索し履歴データベースに記憶されている仕訳パターンから、入力された会計情報の各項目に合致した仕訳パターンを抽出し、判別された項目のうちの日付、相手先及び摘要と、履歴データベースから抽出された仕訳パターンに含まれる日付、相手先及び摘要とを比較して、両者の一致の割合を判断し、一致の割合に応じて、各項目に、予め設定した異なるポイントを付与して、履歴データベースから抽出された仕訳パターンに、判別された項目を当てはめ、付与されたポイントの合計得点が高い順に、判別された項目が当てはめられた仕訳パターンを表示装置に一覧表示し、表示装置に一覧表示された仕訳パターンに基づいてユーザーによる仕訳の確認が行なわれた場合に、複数の項目に関する仕訳の確認の結果により履歴データベースを更新することにより、会計処理の中での仕訳の作業を円滑に行うことができる。
さらに、本発明の記録媒体によれば、上述の会計仕訳プログラムをコンピュータで読み取り可能な形式で記録することにより、コンピュータを用意するだけで会計処理の中での仕訳の作業を円滑に行うシステムを構築することができる。
なお本発明は、説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能とされることはいうまでもない。
本発明を適用した会計仕訳システムの一実施形態の構成を示すブロック図である。 全体の処理の流れを示すフローチャート図である。 その説明のための表図である。 一般推論の具体的な処理の流れを示すフローチャート図である。 履歴推論の具体的な処理の流れを示すフローチャート図である。 その説明のための表図である。 その説明のための表図である。 消込データベースへの事前登録の処理を示すフローチャート図である。 その説明のための表図である。 その説明のための表図である。 消込推論の具体的な処理の流れを示すフローチャート図である。 その説明のための表図である。 その説明のための表図である。 その説明のための表図である。
符号の説明
100…会計処理システム本体装置、10…端末装置、20…光学読取装置、30…他の会計装置、40…通信回線、50…電子銀行システム、60…一般データベース、70…履歴データベース、60…消込データベース、90…仕訳情報記憶装置

Claims (8)

  1. 日付、摘要、相手先、入金金額、又は出金金額のうちの1項目以上の仕訳が必要とされる会計情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段を介して入力される会計情報の中から、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目を判別する判別手段と、
    前記判別手段判別された項目のうち、過去に仕訳された、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目から、特定の借方科目と貸方科目による組合せを表す仕訳パターンを抽出するために参照される履歴データベースと
    前記履歴データベースに記憶されている仕訳パターンから、入力された前記会計情報の各項目に合致した仕訳パターンを抽出する抽出手段と
    前記判別手段で判別された項目のうちの前記日付、相手先及び摘要と、前記抽出手段で前記履歴データベースから抽出された前記仕訳パターンに含まれる前記日付、相手先及び摘要とを比較して、両者の一致の割合を判断し、前記一致の割合に応じて、前記各項目に、予め設定した異なるポイントを付与して、前記履歴データベースから抽出された前記仕訳パターンに前記判別手段判別された項目を当てはめるポイント付与手段と、
    前記ポイント付与手段によって付与されたポイントの合計得点が高い順に、前記判別手段判別された項目が当てはめられた前記仕訳パターンを一覧表示する表示装置と、
    前記表示装置に一覧表示された前記仕訳パターンに基づいてユーザーによる仕訳の確認が行なわれた場合に、前記複数の項目に関する仕訳の確認の結果により前記履歴データベースを更新する仕訳決定手段と、
    を備えることを特徴とする会計仕訳システム。
  2. 一般的な商取引からの推論が行われ、前記摘要を含む仕訳パターンを抽出するために参照される一般データベースを、更に備え、
    前記判別手段判別された前記摘要と、前記一般データベースに記憶されている摘要の比較により両者の一致の割合が判断され、この一致の割合に応じて、前記摘要に異なるポイントが付与されると共に、前記摘要に一致する仕訳パターンが前記一般データベースから抽出され、前記判別手段判別された項目が当てはめられた前記摘要を含む仕訳パターンが、ポイントの合計得点が高い順に前記表示装置に一覧表示されることを特徴とする請求項1に記載の会計仕訳システム。
  3. 予め消込処理が行われる前記会計情報が登録され、前記会計情報を含む仕訳パターンを抽出するために参照される消込情報データベースを、更に備え、
    前記判別手段で判別された各項目と、前記消込情報データベースに登録された前記会計情報の項目の比較により両者の一致の割合が判断され、両者の一致の割合に応じて異なるポイントが付与されると共に、前記会計情報を含む仕訳パターンが前記消込情報データベースから抽出され、前記判別手段判別された項目が当てはめられた前記会計情報を含む仕訳パターンが、ポイントの合計得点が高い順に前記表示装置に一覧表示され
    前記仕訳決定手段の決定に基づいて前記消込情報データベースに登録された前記会計情報を消し込む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の会計仕訳システム。
  4. 前記入力手段は、キーボードで打ち込む、若しくは伝票の記載事項を光学読み取り手段で読み込む、若しくはネットワークの内外でデータ化された情報を取り込む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の会計仕訳システム。
  5. 日付、摘要、相手先、入金金額、又は出金金額のうちの1項目以上の仕訳が必要とされる会計情報を入力する入力機能と、
    入力される会計情報の中から、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目を判別する判別機能と、
    前記判別された項目のうち、過去に仕訳された、少なくとも日付、相手先、摘要、入金金額、及び出金金額のうちの1項目以上の項目から、特定の借方科目と貸方科目による組合せを表す仕訳パターンを抽出するために参照される履歴データベースを検索する検索機能と
    前記履歴データベースに記憶されている仕訳パターンから、入力された前記会計情報の各項目に合致した仕訳パターンを抽出する抽出機能と、
    前記判別された項目のうちの前記日付、相手先及び摘要と、前記履歴データベースから抽出された前記仕訳パターンに含まれる前記日付、相手先及び摘要とを比較して、両者の一致の割合を判断し、前記一致の割合に応じて、前記各項目に、予め設定した異なるポイントを付与して、前記履歴データベースから抽出された前記仕訳パターンに、前記判別された項目を当てはめるポイント付与機能と、
    付与されたポイントの合計得点が高い順に、前記判別された項目が当てはめられた前記仕訳パターンを表示装置に一覧表示する表示機能と、
    前記表示装置に一覧表示された前記仕訳パターンに基づいてユーザーによる仕訳の確認が行なわれた場合に、前記複数の項目に関する仕訳の確認の結果により前記履歴データベースを更新する仕訳決定機能と、
    をコンピュータに実現させるための会計仕訳プログラム。
  6. さらに、一般的な商取引からの推論が行われ、前記摘要を含む仕訳パターンを抽出するために参照される一般データベースを検索する機能と、
    前記判別された前記摘要と、前記一般データベースに記憶されている摘要の比較により両者の一致の割合が判断され、この一致の割合に応じて、前記摘要に異なるポイントが付与されると共に、前記摘要に一致する仕訳パターンが前記一般データベースから抽出され、前記判別された項目が当てはめられた前記摘要を含む仕訳パターンが、ポイントの合計得点が高い順に前記表示装置に一覧表示される機能を、
    コンピュータに実現させるための請求項5に記載の会計仕訳プログラム。
  7. さらに、予め消込処理が行われる前記会計情報が登録され、前記会計情報を含む仕訳パターンを抽出するために参照される消込情報データベースを検索する機能と、
    判別された各項目と、前記消込情報データベースに登録された前記会計情報の項目の比較により両者の一致の割合が判断され、両者の一致の割合に応じて異なるポイントが付与されると共に、前記会計情報を含む仕訳パターンが前記消込情報データベースから抽出され、前記判別された項目が当てはめられた前記会計情報を含む仕訳パターンが、ポイントの合計得点が高い順に前記表示装置に一覧表示され、前記仕訳決定機能の決定に基づいて前記消込情報データベースに登録された前記会計情報を消し込む機能を
    コンピュータに実現させるための請求項5または6に記載の会計仕訳プログラム。
  8. 請求項5〜7のいずれかに記載の会計仕訳プログラムを、コンピュータで読み取り可能な形式で記録された記録媒体。
JP2006129343A 2006-05-08 2006-05-08 会計仕訳システム、会計仕訳プログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Active JP4783200B2 (ja)

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