JP2852907B2 - 財務監査システム - Google Patents
財務監査システムInfo
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- financial
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Description
化するとともに、効率的な監査ができる財務監査システ
ムに関する。
した装置がなかった。そのために、これまでの財務監査
業務は、個々の税理士や公認会計士が自らの経験にもと
づいて独自の方法で実行していた。
務監査業務は、個々の税理士や公認会計士の経験にもと
づいたものなので、経験の浅い補助者などは、財務監査
業務をスムーズに行えないという問題があった。また、
経験豊かな公認会計士でも、自らの経験を論理的に説明
することが難しく、新人などは、どうしても徒弟制度的
に財務監査業務を習得せざるをえないというのが現状で
あった。そのために、補助者の養成にも長い時間がかか
り、補助者が慢性的に不足気味となっていた。この補助
者の不足は、財務監査業務をスムーズに実行するための
障害にもなっていた。この発明の目的は、経験がそれほ
どない者でも、標準的な財務監査業務を効率的にできる
財務監査システムを提供することである。
タなどを記憶した財務データ記憶部と、この財務データ
の中で未完成仕訳や重複仕訳などを判定し、それらを一
覧表示するする判定部と、この判定部で未完成仕訳や重
複仕訳などと判定された仕訳データを完成あるいは修正
するとともに、その完成あるいは修正されたデータを財
務データ記憶部に再入力するための仕訳データ入力部
と、監査項目に応じた財務データを財務データ記憶部か
ら検索してそれを一覧表示させる検索処理部と、この検
索処理部で一覧表示された財務データをチェックして確
認・保留・修正・削除の処理をするためのチェック処理
部と、このチェック処理部で保留処分にしたチェック項
目を記憶する保留分記憶部とを備えた点に特徴を有す
る。
で、判定部が動作して、未完成仕訳や重複仕訳を検索し
てそれを一覧表示させることができる。したがって、監
査業務を実行している者は、この一覧表にもとづいて、
未完成仕訳や重複仕訳をチェックし、仕訳データ入力部
を操作して、それら未完成仕訳を完成させたり、重複仕
訳を修正したりして、それを財務データ記憶部に再入力
できる。また、検索処理部を操作して、監査項目に応じ
た財務データを検索して、それを一覧表示させることが
できる。したがって、監査業務を実行している者は、こ
の一覧表にもとづいて、各項目ごとにチェックすること
ができる。そして、そのチェックの結果をチェック処理
部を操作して入力できる。
確認のサインを入力することになるが、実際には、この
確認のサインは、信号の未入力ということにしてもよ
い。また、チェックの結果、間違っているかどうかを即
座に判定できないときには、とりあえず保留の信号を入
力する。この保留の信号を入力すると、何が保留された
かが保留分記憶部に記憶される。さらに、誤ったデータ
はそれを修正したり削除したりできる。
未完成仕訳や重複仕訳などの検索が・第2番目に科目別
監査項目の検索・第3番目に消費税区分別監査項目の検
索・第4番目に消費税科目別監査項目の検索・第5番目
に消費税事業区分別監査項目の検索を表示する構成にし
た点に特徴を有する。第2の発明は、監査業務の順番を
機械的に定めたので、経験の浅い者でも、合理的な手順
を踏んで監査業務ができる。
項目の検索・消費税区分別監査項目・消費税科目別監査
項目・消費税事業区分別監査項目の各項目に必要な個別
データを記憶し、これら個別データに応じて財務データ
記憶部から所望の財務データを検索して、それを一覧表
示させる構成にした点に特徴を有する。したがって、監
査項目のうち、さらに個別データを一まとめにしてチェ
ックできる。
項目を設定するチェック項目設定部と、このチェック項
目設定部で設定されたチェック項目を記憶するチェック
項目記憶部とを備え、検索処理部で必要な監査項目別の
財務データを一覧表示させたとき、その監査項目に対応
するチェック項目を検索してそれを同時表示させる構成
にした点に特徴を有する。したがって、監査業務に携わ
る者は、このチェック項目を見れば、今やっている監査
項目の中で、どのようなことをチェックすればよいか
を、意識しながらチェックができる。そのために、例え
ば経験の浅い者でも、標準レベルの監査業務ができる。
なお、チェック項目設定部を操作して、このチェック項
目を目的に応じて変えることができる。
確認・保留・修正・削除の処理回数をカウントしてそれ
を記憶する処理状況記憶部と、財務データ記憶部に記憶
された財務データを基に財務帳票を作成する財務帳票作
成部と、上記処理状況記憶部、保留分記憶部及び財務帳
票作成部からの情報にもとづいて報告書を作成する報告
書作成部とを備えた点に特徴を有する。このようにチェ
ック処理に応じた報告書を作成できるので、その報告書
をいちいち手作りしていた従来に比べて、その事務処理
能力が飛躍的に向上する。
に、財務データ記憶部1に検索処理部2を接続し、この
検索処理部2を操作して、財務データ記憶部1からの財
務データを検索できるようにしている。この財務データ
記憶部1に記憶された財務データは、仕訳処理された具
体的なデータや科目のデータなどが記憶されている。ま
た、この財務データ記憶部1には、定時取引データ記憶
部3→未実行取引判定部4→仕訳データ入力部5を経由
して処理された定時取引データも記憶されるようにして
いる。上記定時取引データ記憶部3は、一定期間に定期
的に発生する取引を仕訳するとともに、実行された定時
取引のデータも記憶している。そして、実行された定時
取引のデータは、上記財務データ記憶部1にも記憶され
る。
取引データ記憶部3に記憶されたデータのうち、所定の
期間内に実行された取引データと未だ実行されていない
取引データとを区別して、未実行の定時取引データを一
覧表示する。この一覧表示された未実行取引データのう
ち、実際には実行されているのにもかかわらず、帳簿上
未実行となっているものについては、仕訳データ入力部
5を操作して修正し、そのデータを財務データ記憶部1
に記憶させる。
判定部6を接続しているが、この仕訳判定部6は上記仕
訳データ入力部5にも接続している。このようにした仕
訳判定部6は、財務データ記憶部1に記憶されている仕
訳データのうち、未完成仕訳や重複仕訳などを判定し、
それを一覧表示する。なお、未完成仕訳としては、仕訳
欄に未定の信号が入力されているものを選択する。すな
わち、仕訳作業時に、その仕訳が不明確なときには、そ
の仕訳欄に未定の信号を入力して財務データ記憶部1に
あらかじめ記憶させておく。そして、この記憶された未
定のデータを一覧表示する。重複仕訳は、日付と金額が
同じ科目を重複仕訳と推定して一覧表示するようにして
いる。このように一覧表示された未完成仕訳データや重
複仕訳データは、仕訳データ入力部5を操作して、それ
らを完成したり修正したりできる。この完成あるいは修
正したデータは、財務データ記憶部1に再入力できるよ
うにしている。
動作して、財務データ記憶部1の未完成仕訳データと重
複仕訳データとチェックするとともに、次に、未実行取
引判定部4が動作して、未実行定時取引を確定する。そ
して、この検索処理部2は、第1番目に科目別監査項目
の検索・第2番目に消費税区分別監査項目の検索・第3
番目に消費税科目別監査項目の検索・第4番目に消費税
事業区分別監査項目の検索を表示する構成にしている。
指し、その科目ごとに財務データを検出してそれを一覧
表示する。例えば、貸方あるいは借方のいずれかに「現
金」と書かれた仕訳を一覧表示する。そこに表示される
内容は、交通費などの「摘要」、「借方科目」「貸方科
目」及び「金額」などである。そして、この科目のチェ
ックが終了したら、次に、別の科目、例えば「売掛金」
と書かれている項目を一覧表示する。このようにして、
各科目のチェックをするが、そのチェックの結果は、検
索処理部2に接続したチェック処理部7を操作して入力
する。その入力方法は、一覧表示された各仕訳の欄のい
ずれか決められた位置、例えば、先頭位置か最後尾位置
かにマーキングする。そのマーキングの種類は、修正・
削除・保留であり、この実施例では、マーキングしない
無印の科目を、現状で確認というサインとしている。
月監査すべきものと、年に一度でよいものなど、さまざ
まであるが、それは会社によっても異なる。また、最初
にチェックすべきものなど、そのチェックの順番も、会
社毎あるいは監査業務をする者の習慣やクセなどによっ
ても異なる。そこで、この科目を必須科目と選択科目と
に区分し、必須科目は、必ず毎回表示されるようにし、
選択科目は、必要に応じて表示できるようにしている。
いずれにしても、必須科目と選択科目とに区分しておけ
ば、経験の浅い補助者などが監査業務をするときの助け
になるし、特定の税理士事務所や公認会計士事務所にお
ける処理のノウ・ハウといったこともシステム化でき
る。
は、例えば、課税対象売上と非課税対象売上といったよ
うに、課税対象か非課税対象かなどによって区分された
項目のことである。そして、検索処理部2では、これら
の項目について、消費税区分ごとに税抜き金額、消費税
額、該当仕訳数を集計して一覧表示する。例えば、「課
税売上(3%)」の税抜き金額「100万円」、消費税
金額「3万円」といったように、課税売上(3%)分を
一括表示する。これら一括表示された消費税区分別の監
査項目を一覧表示する。この一覧表示された個々の項目
に対して、特に問題がなければチェック処理部7を操作
して確認信号を入力する。もし、この監査項目について
個々の仕訳明細をチェックしたければ仕訳信号を入力す
る。このようにすれば、目的の仕訳明細が表示されるよ
うにしている。
は、例えば「売上」とか「交際費」とか消費税を預かっ
たり消費税を支払ったりする科目のことである。そし
て、ここでは、個々の科目すなわち交際費なら「交際
費」に関する項目だけを一覧表示する。その表示される
内容は、例えば得意先接待といった「摘要」、「借方科
目」「貸方科目」「金額」及び「消費税コード」などを
表示した一覧表である。このように科目ごとに一覧表示
された表を見て、個々の科目のチェックができるように
している。
が、そのチェックの結果は、チェック処理部7を操作し
て入力する。その入力方法は、一覧表示された各科目の
欄のいずれか決められた位置、例えば、先頭位置か最後
尾位置かにマーキングする。そのマーキングの種類は、
修正・削除・保留であり、この実施例では、マーキング
しない無印の科目を、現状で確認というサインとしてい
る。そして、この場合にも、科目は、非常に多く、ま
た、毎月監査すべきものと、年に一度でよいものなど、
さまざまであるが、それは会社によっても異なる。ま
た、最初にチェックすべきものなど、そのチェックの順
番も、会社毎あるいは監査業務をする者の習慣やクセな
どによっても異なる。そこで、上記科目別監査項目の場
合と同様に、この科目を表示する順番は、あらかじめ自
由に設定できるようにしている。
とは、税法上で定められた取引先の事業区分のことで、
第1種事業区分から第5種事業区分まである。この事業
区分は、その取引先ごとに一度設定してしまえば、それ
を頻繁に変更することはまずない。そこで、この消費税
事業区分別監査項目は、その事業区分を指定して、該当
する科目・補助科目を一覧表示するが、チェック処理部
7を操作してする作業は、その事業区分を修正すること
だけである。
科目別監査及び消費税区分別監査において、保留処分し
た事項は、保留分記憶部8に記憶される。そして、保留
分記憶部8に記憶されたデータは、チェック処理部7を
操作して、それらを一覧表示できるようにしている。さ
らにまた、チェック処理部7を操作して、上記のように
一覧表示された各項目を、再び保留にするか、修正する
か、削除するか、あるいは確認のサインを入力するかで
きるようにしている。
保留・修正・削除・確認の入力状況は、処理状況記憶部
9に入力される。つまり、この処理状況記憶部9には、
上記保留・修正・削除・確認の入力回数が記憶されるこ
とになる。一方、前記検索処理部2には、チェック項目
記憶部10が接続されているが、このチェック項目記憶
部10には、チェック項目設定部11で設定したチェッ
ク項目が記憶されている。このチェック項目は、前記科
目別監査項目・消費税区分別監査項目・消費税科目別監
査項目・消費税事業区分別監査項目に対応した内容を表
示するようにしている。
応じて、チェック項目を表示するようにしている。上記
のようなチェック項目を各監査項目ごとで、しかも個別
データの一覧表示画面ごとに表示されるようにしてい
る。したがって、監査を実施するものは、その実際の個
別監査ごとに、いつも適切なチェック項目を見ながら個
々の項目をチェックすることができる。
務帳票作成部12を接続している。この財務帳票作成部
12は、財務データ記憶部1に記憶された財務データに
基づいて貸借対照表・損益計算書・科目残高確認表・現
金残高照合リスト等々種々の帳票を作成する。そして、
この財務帳票作成部12は報告書作成部13に接続され
ているが、この報告書作成部13には、前記保留分記憶
部8及び処理状況記憶部9も接続されている。したがっ
て、この報告書作成部13では、財務帳票作成部12・
保留分記憶部8・処理状況記憶部9からの情報にもとづ
いて所定の報告書を作成することになる。
システムを起動すると同時に、そのときの日付と担当者
名とが記憶されるが、このとき、検索処理部2を操作す
ると、次の処理項目が画面表示される。 1.自動監査チェック 2.科目別監査チェック 3.消費税区分別監査チェック 4.消費税事業区分別監査チェック 5.未監査(保留分)仕訳の確認 6.監査報告書 上記の処理項目のうち、自動監査チェックを選択したと
きには、図2、図3のフローチャート図にもとづいて作
業が進行する。つまり、最初に対象年月を入力するが、
その対象年月が入力されると、判定部6が動作して未完
成仕訳及び重複仕訳を抽出し、それを一覧表示する。そ
して、その該当仕訳を修正・削除して、それを財務デー
タ記憶部1に再入力する。
4のフローチャート図にもとづいて作業が進行する。す
なわち、定時取引データ記憶部3に記憶されたデータの
うち、未実行の定時取引データを抽出して、それを一覧
表示する。この中からすでに確定している取引を選択
し、それの証Noを入力する。さらに、日付・金額・現預
金・科目等に修正すべきものがあれば、それを修正す
る。未実行の取引データのうち、すでに実行した取引が
あれば、それを修正してそれらを定時取引データとして
財務データ記憶部1に記憶させる。
したときには、最初に、対象年月を入力する。次に、検
索処理部2を操作して、科目あるいは補助科目を選択す
ると、該当する科目又は補助科目に応じた一覧表が表示
される。この一覧表には、チェック項目記憶部10に記
憶されたチェック項目が表示される。例えば、科目名が
現金のときには、図5に示すとおり、次のチェック項目
が表示される。 ・実際の残高と出納帳の残高は一致しているか。 ・現金出納帳にマイナス残はないか確認したか。 ・現金過不足を処理したか。 ・現金残高は営業上適当か。
日・摘要・証No・借方科目・貸方科目・金額が表示され
る。そして、これら各項目の左側端部には、チェック欄
が表示されるとともに、ウインドー内に、1未監査(保
留のこと)・2修正・3削除が表示される。したがっ
て、監査を実施している者は、チェック項目を意識しな
がら、個々の仕訳ごとに保留、修正あるいは削除のチェ
ックをする。なお、チェックの結果その仕訳項目に問題
がなければ、上記チェック欄には、なにも記入しない。
もし、それが正しいのか正しくないのかを、即座に確定
できなければ、その仕訳項目のチェック欄に保留を入力
する。このように保留が入力されると、その仕訳項目
は、保留分記憶部8に記憶される。
要なものについては、そのチェック欄に修正あるいは削
除を入力する。修正の場合には、その該当する仕訳デー
タが財務データ記憶部1から検索されるので、その場面
で修正をする。また、削除のときには、とりあえずその
チェック欄に削除を入力する。この削除が入力されたも
のについても、財務データ記憶部1から仕訳データが検
索され、削除してもよいかどうかを確認できるようにし
ている。また、上記のように該当科目における仕訳件
数、監査済み件数、修正済み件数及び保留件数が処理状
況記憶部9に記憶される。
場合であるが、例えば、当座預金を選択したときのチェ
ック項目は次のようになる。 ・当座勘定照合表と照合し正確に入力されていることを
確認したか。 ・未決済小切手の確認をしたか。 このように科目別に、チェック項目が表示されるが、こ
のチェック項目は、チェック項目設定部11を操作し
て、自由に設定できる。したがって、この画面表示され
たチェック項目を確認しながら、各仕訳項目をチェック
できるので、監査業務の経験が浅いものでも、標準的な
監査ができることになる。また、仕訳項目が科目ごとに
まとめて一括表示されるので、チェック項目を集中的に
監査できることになる。
ときには、最初に、その対象年月を入力するとともに、
検索処理部2を操作して、消費税区分別か、消費税科目
別かを選択する。消費税区分別を選択したときには、図
6に示す画面が表示される。この画面には、チェック項
目が表示されるとともに、コードNo・消費税区分・税抜
き金額・消費税金額・仕訳数・チェック欄などを表示す
る。また、そのウインドー内には、1確認・2仕訳が表
示される。そして、各項目において、特に問題がなけれ
ば確認を選択する。この確認を選択した項目のチェック
欄には、「済みマーク」が表示される。なにか問題があ
りそうな項目があるときは、仕訳を選択してその該当項
目のコードNoを入力する。このようにすれば、そのコー
ドNoが付された全ての項目が一括表示される。つまり、
財務データ記憶部1に記憶された仕訳欄の全てには、コ
ードNoがあらかじめ付されているので、それを選択すれ
ば、該当するコードNoの仕訳欄が画面上に一括表示され
る。この一括表示された仕訳データを見ながら、その適
正をチェックできる。このチェック状況は、処理状況記
憶部9に入力される。
当仕訳項目を入力する。例えば、該当仕訳項目を「現
金」と入力すれば、前記図6と同様の画面が表示され
る。そして、この画面上で科目を特定すると、その図7
に示す科目別の仕訳欄が一括表示される。この画面に
は、チェック項目が表示されるとともに、チェック欄・
月日・摘要・借方科目・貸方科目・金額・消費税コード
が表示される。また、そのウインドー内には、1未監査
(保留のこと)・2修正・3削除が表示される。そし
て、科目別監査チェックの場合と全く同様の処理がされ
ることになる。また、上記のように該当科目における仕
訳件数、監査済み件数、修正済み件数及び保留件数も処
理状況記憶部9に記憶される。
したときには、税法上で定められた事業区分を選択す
る。例えば、第2事業区分を選択した場合には、図8に
示した画面が表示される。この画面には、チェック項目
が表示されるとともに、科目名・補助科目・事業区分が
一覧表示される。また、そのウインドー内には、第1事
業区分〜第5事業区分という用語が表示されている。そ
して、各項目のうち、その事業区分が適切かどうかをチ
ェックし、適切ならそのままにし、不適切ならその事業
区分内の数字を適正事業区分を表す数字に修正する。こ
の状況も、処理状況記憶部9に入力される。
は、図9に示すように、その未監査(保留分)仕訳が一
覧表示される。また、そのウインドー内には、1確認・
2修正・3削除が表示されている。そして、各仕訳項目
について再度チェックし、それに問題がなければ、確認
を入力する。そして、修正あるいは削除が必要なときに
は、修正又は削除を入力し、それを修正あるいは削除す
る。また、この処理状況も、処理状況記憶部9に入力さ
れる。
処理状況記憶部9を動作させて、図10に示した当期の
監査状況を一覧表示したり、図11に示した当期の科目
別監査の有無を一覧表示することができる。前記監査報
告書を選択したときには、報告書作成部13が動作し
て、所定の報告書を作成する。この報告書には、各財務
経営資料・監査処理別状況一覧表・科目別監査状況一覧
表・操作履歴一覧・科目別監査チェック・消費税区分別
監査チェック・消費税事業区分別チェック・要確認リス
ト・更新履歴一覧表などが表示される。
をさまざまな角度から分析した企業の経営管理に必要な
分析資料である。監査処理別状況一覧表とは、当期の各
月の監査及び決算処理についてのチェック完了あるいは
未完了を表示したものである。科目別監査状況一覧表と
は、当期事業年度の月毎、科目毎に監査実施状況を一覧
表示したものである。操作履歴一覧とは、いつ、誰が、
どのシステムの操作を行ったか、操作開始日時、終了日
時、担当者及び業務種別が一覧表示されたものである。
科目別監査チェックとは、指定した対象年月、科目につ
いて、また、消費税区分別監査チェックとは、指定した
対象年月、消費税区分について、チェック項目の対象に
なった仕訳件数とその内訳が表示されたものである。要
確認リストとは、科目別監査チェック・消費税区分別監
査チェック・消費税科目別チェックのそれぞれで、再確
認の必要がある仕訳を一覧表示したものである。更新履
歴一覧表とは、いつ、誰が、どのシステムの操作を行っ
たかの操作履歴の他、データの処理内容(登録、修正、
削除)の件数を表示したものである。
して、監査項目に応じた財務データを検索してそれを一
覧表示させることができる。したがって、監査業務を実
行している者は、この一覧表にもとづいて、各項目ごと
にチェックすることができる。このように監査項目が一
覧表示されるので、例えば、伝票や元帳をなどのよう
に、科目などがバラバラになっている項目をチェックす
る場合と異なり、そのチェック効率が飛躍的に向上す
る。
械的に定めたので、経験の浅い者でも、合理的な手順を
踏んで監査業務ができる。第3の発明によれば、監査項
目のうち、さらに個別データを一まとめにしてチェック
できる。第4の発明によれば、監査業務に携わる者は、
チェック項目を見て、今やっている監査項目の中で、ど
のようなことをチェックすればよいかを、意識しながら
チェックができる。そのために、例えば経験の浅い者で
も、標準レベルの監査業務ができる。第5の発明によれ
ば、チェック処理に応じた報告書を作成できるので、そ
の報告書をいちいち手作りしていた従来に比べて、その
事務処理能力が飛躍的に向上する。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 仕訳データなどを記憶した財務データ記
憶部と、この財務データの中で未完成仕訳や重複仕訳な
どを判定し、それらを一覧表示するする判定部と、この
判定部で未完成仕訳や重複仕訳などと判定された仕訳デ
ータを完成あるいは修正するとともに、その完成あるい
は修正されたデータを財務データ記憶部に再入力するた
めの仕訳データ入力部と、監査項目に応じた財務データ
を財務データ記憶部から検索してそれを一覧表示させる
検索処理部と、この検索処理部で一覧表示された財務デ
ータをチェックして確認・保留・修正・削除の処理をす
るためのチェック処理部と、このチェック処理部で保留
処分にしたチェック項目を記憶する保留分記憶部とを備
えた財務監査システム。 - 【請求項2】 検索処理部が、第1番目に未完成仕訳や
重複仕訳などの検索処理・第2番目に科目別監査項目の
検索・第3番目に消費税区分別監査項目の検索・第4番
目に消費税科目別監査項目の検索・第5番目に消費税事
業区分別監査項目・第6番目に保留仕訳の再確認や修正
処理のための検索順位を表示する構成にした請求項1記
載の財務監査システム。 - 【請求項3】 検索処理部は、科目別監査項目の検索・
消費税区分別監査項目・消費税科目別監査項目・消費税
事業区分別監査項目の各項目に必要な個別データを記憶
し、これら個別データに応じて財務データ記憶部から所
望の財務データを検索して、それを一覧表示させる構成
にした請求項1又は2記載の財務監査システム。 - 【請求項4】 監査項目に応じてチェック項目を設定す
るチェック項目設定部と、このチェック項目設定部で設
定されたチェック項目を記憶するチェック項目記憶部と
を備え、検索処理部で必要な監査項目別の財務データを
一覧表示させたとき、その監査項目に対応するチェック
項目を検索してそれを同時表示させる構成にした請求項
1〜3のいずれか一に記載した財務監査システム。 - 【請求項5】 チェック処理部で処理した確認・保留・
修正・削除の処理回数をカウントしてそれを記憶する処
理状況記憶部と、財務データ記憶部に記憶された財務デ
ータを基に財務帳票を作成する財務帳票作成部と、上記
処理状況記憶部、保留分記憶部及び財務帳票作成部から
の情報にもとづいて報告書を作成する報告書作成部とを
備えた請求項1〜4のいずれか一に記載した財務監査シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8281412A JP2852907B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 財務監査システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8281412A JP2852907B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 財務監査システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10105619A JPH10105619A (ja) | 1998-04-24 |
JP2852907B2 true JP2852907B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17638805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8281412A Expired - Lifetime JP2852907B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 財務監査システム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2852907B2 (ja) |
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