JP3357044B1 - コンピュータを用いた財務会計の処理方式及びプログラム - Google Patents

コンピュータを用いた財務会計の処理方式及びプログラム

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JP3357044B1
JP3357044B1 JP2002169099A JP2002169099A JP3357044B1 JP 3357044 B1 JP3357044 B1 JP 3357044B1 JP 2002169099 A JP2002169099 A JP 2002169099A JP 2002169099 A JP2002169099 A JP 2002169099A JP 3357044 B1 JP3357044 B1 JP 3357044B1
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Abstract

【要約】 【課題】 コンピュータ財務会計処理で、特殊仕訳帳入
力方式に伴う二重仕訳を防止する。 【解決手段】 特殊仕訳帳方式で入力された取引データ
の中から、相手科目の特殊仕訳帳からも同一取引のデー
タが入力される筈になっている特殊仕訳帳間取引データ
を検出し、その特殊仕訳帳間取引データの各々の科目と
金額を借方又は貸方の一方の勘定に分類して記録する。
そして、記録された特殊仕訳帳間取引データの借方金額
の合計と貸方金額の合計を比較し、比較の結果、一致し
ていれば、特殊仕訳帳間取引データは全て正しいと判断
して、分類記録された特殊仕訳帳間取引データを、試算
表や総勘定元帳に反映させる。上記比較の結果、一致し
なければ、特殊仕訳帳間取引データに誤りがあると判断
し、特殊仕訳帳間取引データのリストを表示して、誤り
をユーザに修正させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主として、コンピ
ュータを用いた財務会計処理に関し、特に、簿記原則に
従った取引データの入力のための改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、コンピュータ上で実行される財務
会計プログラムへの取引データの入力は、「一般仕訳
帳」方式(複式簿記原則により、個々の取引ごとに、借
方と貸方の双方の勘定科目及び金額等を入力する方式)
で行なわれる。
【0003】しかし、借方と貸方の双方を入力するのは
多くの手数がかかり、ユーザにも複式簿記の知識が必要
である。そこで、もっと簡単に能率的に入力できるよう
にするために、「特殊仕訳帳」方式で入力する方法が、
従来の財務会計プログラムの一機能として用意されてい
る。
【0004】「特殊仕訳帳」方式の入力とは、例えば現
金、当座預金、或いは普通預金などといった所定の勘定
科目毎に個別に用意された特殊仕訳帳(複式ではない、
単純な出納帳とほぼ同等な帳簿)へ取引データを記入す
る方法であり、単純に相手勘定科目及び金額等を入力す
ればすむ方法である。財務会計プログラムは、入力され
た特殊仕訳帳の取引データを、自動的に複式簿記法によ
る記述に変換して処理する。
【0005】発明者のシミュレーションによれば、特殊
仕訳帳方式による入力作業量は、一般仕訳帳方式よりも
だいぶ少ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、特殊仕訳帳方
式を用いると会計業務の能率が向上する。しかし、その
反面、コンピュータ処理に起因して「二重仕訳」の問題
が発生することがある。すなわち、特殊仕訳帳方式によ
ると、同一取引のデータが、借方と貸方の双方の科目の
特殊仕訳帳に2重にエントリされる場合がある。例え
ば、現金を銀行口座に1万円を預けたという取引のデー
タは、科目「現金」の特殊仕訳帳(現金出納帳)にも、
科目「預金口座」の特殊仕訳帳(預金通帳)にもエント
リされる。これをそのままコンピュータ処理してしまう
と、2回の取引があったことになってしまう。つまり二
重仕訳が発生してしまう。
【0007】従来、この二重仕訳を避けるため、人為的
に借方又は貸方の一方の科目の取引データの入力を行な
わないようにしている。しかし、通常業務では、多数の
科目の特殊仕訳帳が存在し、それらの相互間で各種の資
金移動が輻輳しているから、そうした入力コントロール
を人が正確に行なうことは現実には不可能である。
【0008】また、財務会計プログラムの中には、特殊
仕訳帳方式により、同一取引の借方及び貸方となり得る
2つの科目に関して、同一日付の同一金額の入金データ
及び出金データがそれぞれ入力されると、それを自動検
出して、二重仕訳を自動的に削除する機能をもつものが
知られている。しかし、ユーザによる日付の入力ミスや
金額の入力ミスがあると、その機能も働かず、二重仕訳
のまま処理されてしまう。また、現実には、同一取引で
あっても、借方科目と貸方科目の取引日付が違うことも
多々あるので(例えば、現金の出金日は今日であるが、
その現金の預金口座への入金日は翌日である場合な
ど)、そのような場合にも上記機能は働かない。
【0009】更に、特殊仕訳帳方式で入力された口座間
の取引は相手科目へ自動的に仕訳として入力されるが、
相手科目の特殊仕訳帳の入力日付が前後するため、その
時点の残高が違算のまま表示されることになり、その特
殊仕訳帳口座の入力の時に残高確認ができず、そのため
に入力ミスが発生しても気付きにくい。
【0010】こうした事情から、特殊仕訳帳方式は積極
的に活用されることがなく、一般の仕訳に書き改めて入
力が行われているというのが現状である。
【0011】従って、本発明の目的は、コンピュータに
よる財務会計処理において、特殊仕訳帳方式に伴う二重
仕訳の問題を解決して、特殊仕訳帳方式による入力を一
層利用しやすいものとすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に従う財務会計処
理方式によれば、複数の勘定科目にかかる取引データが
特殊仕訳帳方式で入力される。特殊仕訳帳方式で入力さ
れた取引データの中から、その取引データの相手勘定科
目にかかる同一取引の取引データも特殊仕訳帳方式で入
力されることになっている取引データである、複数の特
殊仕訳帳間取引データが検出される。検出された複数の
特殊仕訳帳間取引データの各々に含まれる相手科目と金
額が、複式簿記原則に則って借方と貸方のうちの一方の
勘定に分類され記録される。そして、検出された複数の
特殊仕訳帳間取引データに含まれる金額を用いて、借方
に分類された金額の合計値である借方合計金額と、貸方
に分類された金額の合計値である貸方合計金額とが求め
られ、前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスす
るかが判断される。前記借方合計金額と貸方合計金額と
がバランスしない場合、前記検出された複数の特殊仕訳
帳間取引データに誤りが存在することがユーザに知らさ
れ、ユーザは誤りの修正を行なうよう促される。一方、
前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスする場
合、それぞれ借方の勘定又は貸方の勘定として記録され
た前記複数の特殊仕訳帳間取引データを用いて、所定の
会計帳簿が作成される。
【0013】好適な実施形態では、特殊仕訳帳方式で入
力されることになる勘定科目である特殊仕訳帳科目が予
め登録される。そして、特殊仕訳帳方式で入力された取
引データの中から、その取引データの相手勘定科目が予
め登録された前記特殊仕訳帳科目に該当する取引データ
を見つけ出すことで、それが前記特殊仕訳帳間取引デー
タとして検出される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0015】本発明に従う財務会計処理は、必ずしもそ
うでなければならないというわけではないが、典型的に
は、汎用のパーソナルコンピュータ或いはやワークステ
ーションなどを用いて、本発明に従う財務会計プログラ
ムを実行することによって、実施することができる。以
下に説明する実施形態もそのようになっている。なお、
汎用のパーソナルコンピュータ又はワークステーション
それ自体の構成及び基本的機能については、当業者にと
り自明であるとともに、本発明の本質に直接関わらない
ので、本明細書ではその説明は割愛する。
【0016】本発明で解決しようとしている二重仕訳の
問題は、借方と貸方になるべき2つの勘定科目にかかる
取引データが双方共に特殊仕訳帳方式で入力された場合
に発生する。そこで、二重仕訳が発生する可能性のある
取引データの範囲を明確に限定するために、この実施形
態にかかる財務会計プログラムは、事前に、特殊仕訳帳
として規定できる(つまり、特殊仕訳帳方式で入力する
ことができる)科目コードの範囲と科目の種類を限定し
て、その限定された種類に属する具体的な勘定科目を、
その限定された範囲内の科目コードに割り当てて事前に
登録しておけるようになっている。
【0017】例えば、特殊仕訳帳として規定できる勘定
科目の種類は、現金と当座預金と普通預金の3種類に限
定することができ、例えば、現金の科目コードは「11
11」、当座預金の科目コードは「1112」、及び普
通預金の科目コードは「1113」というように、事前
に規定しておくことができる。そして、上記の3個の科
目コードの各々には、さらに、例えば「000」から
「999」までの最大1000個の内訳コード(枝番)
を付けて、内訳コードごとに別の勘定科目を割り当てる
ことができるようになっている。よって、この場合、現
金と当座預金と普通預金に属する最大3000個の勘定
科目が、特殊仕訳帳として規定することができる。
【0018】従って、この財務会計プログラムのユーザ
は、このプログラムの使用を開始するに当たり、初期的
に、特殊仕訳帳として規定する勘定科目をこのプログラ
ムに登録する。勿論、特殊仕訳帳として規定しない勘定
科目であっても、使用する科目は全て登録されること
は、一般の財務会計プログラムと同様であるが、特殊仕
訳帳として規定しない勘定科目の登録については本発明
の原理に従う改良とは直接関連しないので、説明を割愛
する。
【0019】図1は、特殊仕訳帳として規定する勘定科
目を登録するための処理の流れを示す。図2は、そのと
きにディスプレイ画面に表示される勘定科目の登録・修
正ウィンドウの例を示す。
【0020】図1に示すように、ステップS1で、特殊仕
訳帳として規定する勘定科目の科目コードの範囲がユー
ザによって設定される。このプログラムは、例えば科目
コード「1111−000」から「1113−999」
までの範囲を、特殊仕訳帳として規定できる科目コード
の最大範囲として許容している。ユーザは、その許容さ
れた最大範囲の中から所望の幾つかの科目コードを選択
して、それらの科目コードを特殊仕訳帳として規定する
科目コードを範囲として設定することができる。すなわ
ち、ユーザが、上記最大範囲の中から所望の一つの科目
コードを選択すると、その選択された科目コードは、図
2に例示する登録・修正ウィンドウ内の中央に表示され
た科目コード一覧表に表示される。そして、ユーザは、
その選択された科目コードに対して、図2に例示する登
録・修正ウィンドウの右下位置にある「特殊仕訳の設
定」設定フィールドに数値「0」をセットすることがで
き、それにより、その選択された科目コードは特殊仕訳
帳として規定される。このようにして、ユーザは、所望
の複数の科目コードを特殊仕訳帳として規定することが
できる。図2に示したウィンドウ内中央の科目コード一
覧表では、特殊仕訳帳として規定された科目コードの行
内の「特殊仕訳帳の設定」セルに数値「0」が表示さ
れ、他の科目コードの行の「特殊仕訳帳の設定」セルに
は何も表示されない。図2の例では、「1111−00
0」、「1112−000」、「1112−100」、
「1113−000」の4個の科目コードが特殊仕訳帳
として規定されている。
【0021】再び図1を参照して、ステップS2で、上記
のようにして特殊仕訳帳として規定された複数の科目コ
ードの範囲内で、所望の一つの科目コードがユーザによ
って選択される。この選択は、例えば、図2に示したウ
ィンドウ内の科目コード一覧表の中から所望の科目コー
ドの行をクリックすることで行なうことができる。
【0022】そして、ステップS3で、その選択された一
つの科目コードについて、図2に示したウィンドウ内の
下部にある設定フィ−ルドを用いて、勘定科目の名称や
略称や課税区分などの所定の事項の設定が、ユーザによ
って追加される。また、同様の方法で、選択された科目
について、既に設定済みの事項を修正することもでき
る。例えば、図2に示したウィンドウ例には、科目コー
ド「1112−100」が選択されていて、その科目コ
ード「1112−100」について、科目名「ABC銀行
当座預金」、科目略称「ABC銀行 当座預金」などの事
項の設定が追加又は修正される場面が示されている。ユ
ーザは、幾つかの所望の科目コードを逐次に選択して、
その設定の追加又は修正を行なうことができる。
【0023】ステップS4では、上記のようにユーザによ
って行なわれた、特殊仕訳帳として規定される各科目コ
ードについての設定の追加又は修正の結果が、バックグ
ラウンドで、この財務会計プログラムのデータベースに
書き込まれる。これにより、この財務会計プログラム
は、特殊仕訳帳として規定された勘定科目が何であるか
を認識できるようになる。
【0024】また、ステップS5で、データベースに保持
されている設定済み全科目コードの設定が、図2に例示
したようにウィンドウ中央の科目コード一覧表に表示さ
れるので、ユーザはその表示を確認することができる。
【0025】以上のような勘定科目の登録作業が完了す
ると、財務会計プログラムは、ユーザのために正しく会
計業務処理を実行できる状態になり、ユーザは、特殊仕
訳帳として規定された科目コードにかかる取引データ
を、特殊仕訳帳方式で入力することができるようにな
る。
【0026】図3は、特殊仕訳帳方式により取引データ
を入力するときの処理の流れを示す。図4及び図5は、
そのときに表示される特殊仕訳帳の記入・修正ウィンド
ウの例を示し、このうち、図4は、科目コード「111
1−000」の科目「現金」の取引データ入力のための
ウィンドウ例を、図5は、科目コード「1112−00
0」の科目「ABC銀行当座預金」の取引データ入力のた
めのウィンドウ例をそれぞれ示している。さらに、図6
及び図7は、特殊仕訳帳方式で入力されたオリジナルの
取引データから、財務会計プログラムが自動生成してデ
ータベース上に展開する仕訳取引データの例を示すもの
である。
【0027】図3に示すように、ステップS11で、ユー
ザの指定、入力したい取引データの発生日付の範囲であ
る取引期間の指定、及び、特殊仕訳帳として規定された
科目コードの指定が、ユーザによって行なわれる。ここ
で、ユーザの指定は、特に、複数のユーザ(すなわち、
会計において独立している複数の経済主体、例えば、異
なる企業、本社と支社など)がこの同一の財務会計プロ
グラムを共用する場合に、どのユーザの会計処理をこれ
から行うのかをこのプログラムに指定するために必要で
ある。もし、唯一のユーザのみしかこのプログラムを使
用しない場合には、自動的にそのユーザが指定されるこ
とになる。
【0028】このような指定が行なわれると、指定され
たユーザ、期間及び科目コードにかかる「特殊仕訳帳の
記入・修正」ウィンドウがディスプレイ画面に表示され
る。例えば、図4に例示する「特殊仕訳帳の記入・修
正」ウィンドウは、ユーザとして企業コード「1000
00」の企業「甲産業株式会社」が、取引期間として
「平成14年4月1日〜平成14年4月30日」が、そして、科
目として科目コード「1111−000」の科目「現
金」が、それぞれ指定された場合のものである。また、
図5に例示する「特殊仕訳帳の記入・修正」ウィンドウ
は、ユーザとして企業コード「100000」の企業
「甲産業株式会社」が、取引期間として「平成14年4月1
日〜平成14年4月30日」が、そして、科目として科目コ
ード「1112−000」の科目「ABC銀行当座預金」
が、それぞれ指定された場合のものである。
【0029】次に、図3のステップS12で、図4又は図
5に例示したような「特殊仕訳帳の記入・修正」ウィン
ドウに、ユーザによって、当該ユーザの当該期間におけ
る当該科目にかかる各取引データが特殊仕訳帳方式で入
力される。入力される各取引データには、日付、相手科
目コード、金額(支出金額又は収入金額)、及び摘要など
の事項が含まれる。入力された各取引データは、図4又
は図5に例示したように、「特殊仕訳帳の記入・修正」
ウィンドウ内の中央の取引データ一覧表(つまり、電子
的な特殊仕訳帳)に表示される。また、前回までに既に
入力されている特殊仕訳帳のデータの修正・削除を行い
た場合は、「修正」ボタンをクリックすれば、「特殊仕
訳帳の修正・削除」ウィンドウ(図12、図13参照)
がディスプレイ画面に現れて、その「特殊仕訳帳の修正
・削除」ウィンドウ内の取引データ一覧表(特殊仕訳
帳)に前回までに入力済の取引データが表示されるの
で、その入力済の取引データに修正や削除を加えること
ができる。バックグラウンドでは、図3のステップS13
に示すように、入力された取引データ(又は、入力済み
取引データの修正又は削除の結果)がデータベースに書
き込まれる。
【0030】図3のステップS14に示すように、入力
(記入又は修正)されるべき全ての取引データについ
て、上記の入力(記入又は修正)作業が繰り返される。
【0031】また、ステップS15に示すように、指定期
間の取引データだけでなく、同じ事業年度内の他の期間
についても、必要に応じて、取引データの修正、削除又
は追加入力などができる。
【0032】特殊仕訳帳として規定された複数の科目の
全てについて、上記したデータ入力が行なわれる。
【0033】こうして特殊仕訳帳方式で入力された各取
引データは、上述したステップS13でデータベースに書
き込まれる際には、この財務会計プログラムによって自
動的に複式簿記原則に則って、借方と貸方のいずれの勘
定であるかが判断され、判断された方の勘定のデータと
して分類されるともに、それとバランスする逆方の勘定
のデータも同時に自動生成されて、借方勘定と貸方勘定
がセットになった形式の仕訳取引データとしてデータベ
ースに書き込まれる。その実例を、図6及び図7に例示
する。
【0034】図6は、現金(科目コード「1111−0
00」)の特殊仕訳帳にかかる3個の仕訳取引データA
B、AC及びADの例を示している。
【0035】最初の仕訳取引データABは、例えば銀行A
の預金口座(科目コード「1112−001」)から現
金に50000円を入金した(つまり、その預金口座から500
00円を引き出して現金化した)という取引の仕訳取引デ
ータ例である。
【0036】2番目の仕訳取引データACは、例えば銀行B
の預金口座(科目コード「1112−999」)から現
金に30000円を入金した(つまり、その預金口座から3
0000円を引き出して現金化した)という取引の仕訳取引
データ例である。
【0037】そして、3番目の仕訳取引データADは、例
えば消耗品(科目コード「4351−000」)へ現金
1000円を出金した(つまり、その消耗品を現金1000円で
買った)という取引の仕訳取引データ例である。
【0038】図7に示す最初の仕訳取引データBAは、A
銀行預金口座(科目コード「1112−001」)の特
殊仕訳帳にかかる1つの仕訳取引データの例であって、
これは、図6の最初の仕訳取引データABと同一の取引に
かかるもの、すなわち、現金(科目コード「1111−
000」)へ預金額50000円を出金した(つまり、その
預金口座から50000円を引き出して現金化した)という
取引のデータ例である。
【0039】また、図7の2番目の仕訳取引データCA
は、B銀行預金口座(科目コード「1112−99
9」)特殊仕訳帳にかかる1つの仕訳取引データの例で
あって、これは、図6の2番目の仕訳取引データACと同
一取引にかかるもの、すなわち、現金(科目コード「1
111−000」)へ預金額30000円を出金した(つま
り、その預金口座から30000円を引き出して現金化し
た)という取引のデータ例である。
【0040】図6及び図7に示すように、一つの取引に
かかる仕訳取引データは、3つの行から構成されてい
る。それらの行にはそれぞれ行番(図中、右から2番目
の列)として例えば「1」、「2」、「3」が付けられ
ている。
【0041】行番「1」の行には、ユーザにより入力さ
れた特殊仕訳帳の取引データ(その特殊仕訳帳の科目コ
ード、相手科目コード及び金額など)が記入される。そ
の入力取引データに含まれる相手科目コードと金額は、
それが借方の勘定か貸方の勘定かこのプログラムによっ
て判断されて、判断された借方又は貸方のいずれか一方
の勘定として記入される。
【0042】行番「2」の行には、行番号「1」の行に
記入された借方又は貸方の勘定とバランスすることにな
る逆方の勘定のデータが記入される。ユーザ入力された
特殊仕訳帳の取引データの相手科目コードも特殊仕訳帳
として規定されている場合には、行番「2」の勘定デー
タは特殊仕訳帳方式で入力されることになる。その場
合、このプログラムによって、行番「2」の行の「特
殊」フラグ(図中右端の列)に値「1」が自動的に記入
される。例えば、図6に示した2つの取引データAB、A
C、及び図7の2つの取引データBA、CAでは、行番
「2」の行に特殊フラグ「1」が立っている。このよう
に特殊フラグ「1」が立っている取引データについて
は、その相手科目の特殊仕訳帳にも、それと同一取引に
かかる取引データが重複して入力されることになるた
め、二重仕訳を防止するための処理を行なう必要があ
る。一方、図6の3番目の取引データACでは、行番
「2」の行に特殊フラグ「1」が立っていないから、取
引データACについては二重仕訳を防止するための処理を
行なう必要がない。
【0043】行番「3」の行は、その取引で消費税(預
り消費税又は仮払い消費税)(科目コード「1158−
000」)が発生した場合、その消費税の勘定データが
自動的に記入される。例えば、図6の3番目の取引デー
タADでは、1000円の消耗品を買ったので、50円の仮払い
消費税が発生している。他の取引データAB、AC、BA、CA
では、消費税は発生してない(つまり、0円である)。
【0044】上述した取引データAB、AC、BA、CAの行番
号「3」の行のように、借方金額も貸方金額も0円の行
には、その「削除」欄(図中、左から2番目の列)に、
このプログラムによって自動的に削除マーク「*」が記
入される。削除マーク「*」の入った行は、後に説明す
るような合計金額計算などの処理では無視され、それに
より、その0円を算入する手数が省ける。
【0045】さて、以上のようにして特殊仕訳帳の取引
データの入力作業が終り、入力された取引データがデー
タベースに一旦格納された後、それらの取引データを用
いて例えば総勘定元帳や試算表などの所定の会計帳簿を
作成することがユーザから要求されると、複数の特殊仕
訳帳間での誤りを検出して二重仕訳を防止するための照
合処理が、このプログラムによって実行される。
【0046】図8は、この特殊仕訳帳照合処理の流れを
示す。図9〜図14は、この特殊仕訳帳照合処理が行な
われるときにディスプレイ画面に表示される幾つかのウ
ィンドウ又はダイアログボックスの例を示す。
【0047】図8に示すように、ステップS21で、例え
ば総勘定元帳又は試算表の照会又は印刷がユーザによっ
てこのプログラムに要求され、そして、ステップS22
で、その総勘定元帳又は試算表についてのユーザの指定
及び取引期間の指定がユーザによって行なわれると、ス
テップ23以下の特殊仕訳帳照合処理が、このプログラ
ムによって開始される。例えば、上記ステップS21で総
勘定元帳の印刷が要求された場合、図9に例示するよう
な「総勘定元帳の作成」ウィンドウが表示されるので、
このウィンドウに対してユーザは上記ステップユーザ及
び期間の指定を入力する。そして、図9のウィンドウで
「開始」ボタンがクリックされると、図8のステップS
23以下の処理が開始される。
【0048】図8のステップS23では、指定されたユー
ザにかかる指定された期間におけるデータベース内の特
殊仕訳帳の取引データについて、ステップS24以下の照
合処理が必要か否かが判断される。まだ一度もこの照合
処理を受けたことがない取引データ、及び、この照合処
理を過去に受けたがいずれかの取引データに誤りがある
ことが判明して、そのままになっているデータについて
は、照合が必要であると判断される。一方、既に一度こ
の照合処理が受けてその結果正しいと判断された取引デ
ータについては、照合不要と判断される。
【0049】指定されたユーザにかかる指定された期間
における特殊仕訳帳の取引データの全てが、照合不要と
判断された場合には、直ちに、ルーチンは要求された照
会又は印刷処理に進む(ステップS27)。一方、指定さ
れたユーザにかかる指定された期間における特殊仕訳帳
の取引データの中に、照合必要と判断された取引データ
が含まれている場合には、その照合必要と判断された取
引データについて、ステップS24以下の処理が行なわれ
る。
【0050】ステップS24では、図6及び図7に例示した
ようなデータベース内の指定ユーザにかかる指定期間に
おける取引データ中から、特殊フラグが「1」である行
番「2」の行の取引データレコードが検索される。例え
ば図6及び図7の場合であれば、取引データAB、AC、BA
及びCAの行番「2」の行(つまり、行b、e、k、n)
のレコードが検索されることになる。要するに、特殊仕
訳帳方式で入力された取引データのうち、同一取引にか
かる相手科目の取引データも特殊仕訳帳方式で入力され
る筈の取引データ(以下、このような取引データを「特
殊仕訳帳間の取引データ」と呼ぶ)が全て検出されるの
である。
【0051】そして、ステップS25で、上記検索された
特殊フラグが「1」である行番「2」の行レコードに対
応するの行番「1」及び「3」の行のレコードが読み出
される。但し、削除マーク「*」の付いた行は無視され
るので、読み出されない。例えば図6及び図7の場合で
あれば、取引データAB、AC、BA及びCAの行番「1」の行
(つまり、行a、d、j、m)のレコードが読み出され
ることになる。そして、図6及び図7に例示するよう
に、読み出された全ての行レコードに含まれる金額デー
タのうち、借方金額は全て、このプログラムがメモリ内
にもつ借方合金額フィールド100に加算され、貸方金
額は全て、このプログラムがメモリ内にもつ貸方合金額
フィールド200に加算される。要するに、ステップS
24で検出された特殊仕訳帳間の取引データの全てに関
して、借方金額の合計金額と貸方金額の合計金額が計算
されるのである。
【0052】ステップ25では、また、読み出された特
殊仕訳帳間の取引データの行番「1」及び「3」の行レ
コードのうち、科目コード(図6、図7で左から3番目
の列)が「現金」である行レコードは、このプログラム
がメモリ内にもつ現金表示テーブル(図示省略)にコピー
され、また、科目コードが「現金」以外のもの(例えば
「当座預金」又は「普通預金」)である行レコードは、
このプログラムがメモリ内にもつ預金表示テーブル(図
示省略)にコピーされる。例えば図6及び図7の場合であ
れば、図6の取引データAB及びACの行番「1」の行(つ
まり、行a及びd)は、科目コードが「現金」(「11
11−内訳コード」)であるから、現金表示テーブルに
コピーされ、また、図7の取引データBA及びCAの行番
「1」の行(つまり、行j及びm)のレコードは、科目
コードが「普通預金」(「1112−内訳コード」)で
あるから、預金表示テーブルにコピーされる。要する
に、「現金」の特殊仕訳帳の入力取引データは現金表示
テーブルに登録され、一方、「現金」以外の例えば「当
座預金」や「普通預金」の特殊仕訳帳の入力土取引デー
タは預金表示テーブルに登録されるのである。なお、現
金表示テーブル及び預金表示テーブルは、この照合処理
の結果取引データに入力誤りがあることが判明したと
き、ディスプレイ画面に表示されて、どの取引データが
誤ってるかをユーザが見つけるために利用されることに
なる(後述のステップS29)。
【0053】次に、ステップS26で、上記ステップS25
で求めた借方合計金額と貸方合計金額とが比較される。
その結果、両金額が一致していれば、特殊仕訳帳間の取
引データには正しいものと判断されて、図14に例示す
るようなダイアログボックスが表示され、ユーザが例え
ばそのダイアログボックスの「印刷」ボタン(図14
は、総勘定元帳の印刷が要求された場合のダイアログボ
ックスなので「印刷」ボタンを表示するが、「照会」が
要求された場合には例えば「照会」ボタンなどになる)
をクリックすると、ルーチンは、それらの取引データを
用いてユーザに要求された帳票の照会又は印刷を行なう
処理へ進む(ステップS27)。なお、図14に例示したよ
うなダイアログボックスの表示を省略して、直ちに自動
的にステップS27へ進むようにしてもよい。
【0054】一方、ステップS26で、借方合計金額と
貸方合計金額とが一致しなかった場合には、特殊仕訳帳
間の取引データのいずれかに誤りがあると判断される。
すると、ルーチンはステップ28に進み、図10に例示
するような警告ダイアログボックスが表示され、そこに
は、特殊仕訳帳間の取引データをチェックすることをユ
ーザに促すメッセージが表示される。ユーザが例えばこ
の警告ダイアログボックスの「確認」ボタンをクリック
すると、ルーチンはステップS29へ進み、図11に例示
するような「総勘定元帳照合」ウィンドウが表示され
る。この「総勘定元帳照合」ウィンドウには、ステップ
S25で作成された現金表示テーブル(図11中、ウィン
ドウ内の上段のテーブル)と、預金表示テーブル(図1
1中、ウィンドウ内の下段のテーブル)が表示される。
要するに、この照合処理の対象となっている特殊仕訳帳
間の取引データの全てのリストが表示されるのである。
なお、この実施形態では、便宜上、取引データを現金と
預金の2種類に分類して現金表示テーブルと預金表示テ
ーブルにそれぞれ表示しているが、これは単なる例示に
すぎず、別の表示の仕方をとってもよい。例えば、現
金、当座預金及び普通預金のように科目別に取引データ
を分類して表示しても、あるいは、もっと細かく個々の
特殊仕訳帳別に分類して表示しても、或いは、そのよう
な分類をせずに1枚のリスト(テーブル)に表示しても
よい。いずれにせよ、ユーザは、このようにしてリスト
表示された取引データ(図11の例では、現金表示テー
ブルと預金表示テーブル)を参照して、その中から、誤
っている取引データを探すことになる(場合によって
は、所要の取引データが欠如していることが判明するか
もしれない)。
【0055】図11に例示したような取引データを一覧
表示したテーブル中から誤った取引データが見つかった
場合、ユーザは、例えばそのテーブル内の当該取引デー
タの行をダブルクリックするなどの方法で、その誤った
取引データが記入されている特殊仕訳帳を選択すること
ができる。すると、ルーチンはステップS30へ進み、図
12に例示するような「特殊仕訳帳の修正・削除」ウィ
ンドウが表示されて、そこに、選択された特殊仕訳帳間
の取引データが一覧表示される。この「特殊仕訳帳の修
正・削除」ウィンドウは、既に説明した特殊仕訳帳のデ
ータ入力処理の時に用いられた図4又は図5に例示した
ウィンドウと仕訳内容は同じものである。この「特殊仕
訳帳の修正・削除」ウィンドウ上で、ユーザは誤ってい
る取引データを修正することができる。例えば、図12
に例示したウィンドウにおいて、1番上の取引データの
収入金額「10,000,000」が誤りで「0」が一桁多すぎた
ならば、ユーザは図13に例示するように、その収入金
額を正しい金額、例えば「1,000,000」に修正する。
【0056】以上のようにして取引データの誤りを修正
した後、ユーザが、図13に例示した修正後の「特殊仕
訳帳の修正・削除」ウィンドウ内の「終了」ボタンをク
リックすると、ルーチンは再び図8のステップS23へ戻
り、対象の取引データについて再度照合処理が行なわれ
る。その結果、取引データに誤りがないと判断される
と、既に説明したように、図14に例示したようなダイ
アログボックスが表示され、ルーチンはステップS27へ
進み、要求された帳票(例えば、総勘定元帳又は試算
表)の照会又は印刷が行なわれる。
【0057】ステップS27の総勘定元帳又は試算表の照
会又は印刷処理では、図6及び図7に例示した特殊仕訳
帳間の取引データのうち、行番「1」と「3」の行のレ
コードが使用され、行番「2」の行のレコードは使用さ
れない(前述のように、削除マーク「*」の付いた行も
使用されない)。行番「1」と「3」の行では、借方又
は貸方の一方の勘定しか記入されていないから、同一取
引について2つの特殊仕訳帳から入力された2つの取引
データの行番「1」と「3」のレコートが使用されて
も、一方は借方勘定を構成し、他方は貸方勘定を構成し
て、両者がバランスするから、二重仕訳けは生じない。
【0058】上述した実施形態によると、ユーザは特殊
仕訳帳方式による入力方法を安心して大いに活用するこ
とができる。そして、ユーザは、現金や個々の預金口座
などの個々の科目別に特殊仕訳帳方式で取引データを入
力することができ、そのとき、従来のように相手科目の
特殊仕訳帳に既に入力済のデータをユーザが入力対象か
ら除く必要はなく、また、入力されたデータを財務会計
プログラムが自動的に相手科目の特殊仕訳帳に仕訳とし
て入力することもない。そのため、ユーザは手元の現金
出納帳又は各口座の預金通帳の記載内容を、そのまま全
て単純に入力し、入力の都度、手元の現金出納帳又は各
預金通帳とディスプレイ画面とを照らし合わせて、現金
残高又は各口座の預金残高において帳面と画面とが一致
しているか否かを確認することができる。従って、金額
の入力ミスが発生することは殆んどない。結果として、
会計業務の能率が従来技術に従う特殊仕訳帳方式の入力
方法よりも一層向上する。
【0059】以上、本発明の実施形態を説明したが、こ
れは本発明の説明のための例示であり、この実施形態の
みに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本
発明は、その要旨を逸脱することなく、他の様々な形態
で実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 特殊仕訳帳として規定する勘定科目を登録す
るための処理の流れを示す図。
【図2】 科目登録時にディスプレイ画面に表示される
勘定科目の登録・修正ウィンドウの例を示す図。
【図3】 特殊仕訳帳方式により取引データを入力する
ときの処理の流れを示す図。
【図4】 特殊仕訳帳方式により現金の取引データを入
力するときに表示される特殊仕訳帳の記入・修正ウィン
ドウの例を示す図。
【図5】 特殊仕訳帳方式により当座預金の取引データ
を入力するときに表示される特殊仕訳帳の記入・修正ウ
ィンドウの例を示す図。
【図6】 特殊仕訳帳方式で入力された現金の取引デー
タから、財務会計プログラムが自動生成してデータベー
ス上に展開する仕訳済取引データの例を示す図。
【図7】 特殊仕訳帳方式で入力された預金口座の取引
データから、財務会計プログラムが自動生成してデータ
ベース上に展開する仕訳済取引データの例を示す図。
【図8】 特殊仕訳帳照合処理の流れを示す図。
【図9】 総勘定元帳の作成ウィンドウの例を示す図。
【図10】 特殊仕訳帳の記入誤りを警告するダイアロ
グボックスの例を示す図。
【図11】 総勘定元帳照合ウィンドウの例を示す図。
【図12】 特殊仕訳帳の修正・削除ウィンドウ(修正
前)の例を示す図。
【図13】 特殊仕訳帳の修正・削除ウィンドウ(修正
後)の例を示す図。
【図14】 特殊仕訳帳の記入が正確であることを報じ
るダイアログボックスの例を示す図。
【符号の説明】
AB、AC、AD、BA、CA 特殊仕訳帳方式で入力された取引
データを複式簿記原則に従って仕訳けた仕訳取引データ 100 借方合計金額フィールド 200 貸方合計金額フィールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 166

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の勘定科目にかかる取引データを特
    殊仕訳帳方式で入力するデータ入力手段と、 特殊仕訳帳方式で入力された取引データの中から、その
    取引データの相手勘定科目にかかる同一取引の取引デー
    タも特殊仕訳帳方式で入力されることになっている取引
    データである、複数の特殊仕訳帳間取引データを検出す
    るデータ検出手段と、 検出された複数の特殊仕訳帳間取引データの各々に含ま
    れる相手科目と金額を、複式簿記原則に則って借方と貸
    方のうちの一方の勘定に分類し記録する仕訳手段と、 検出された複数の特殊仕訳帳間取引データに含まれる金
    額を用いて、借方に分類された金額の合計値である借方
    合計金額と、貸方に分類された金額の合計値である貸方
    合計金額とを求め、借方合計金額と貸方合計金額とがバ
    ランスするかを判断する照合手段と、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスしない場
    合、前記検出された複数の特殊仕訳帳間取引データに誤
    りが存在することをユーザに知らせて、ユーザに誤りの
    修正を促す修正手段と、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスする場
    合、前記仕訳手段によってそれぞれ借方の勘定又は貸方
    の勘定として記録された前記複数の特殊仕訳帳間取引デ
    ータを用いて、所定の会計帳簿を作成する会計帳簿作成
    手段とを備えたコンピュータを用いた財務会計の処理方
    式。
  2. 【請求項2】 複数の勘定科目にかかる取引データを特
    殊仕訳帳方式で入力するステップと、 特殊仕訳帳方式で入力された取引データの中から、その
    取引データの相手勘定科目にかかる同一取引の取引デー
    タも特殊仕訳帳方式で入力されることになっている取引
    データである、複数の特殊仕訳帳間取引データを検出す
    るステップと、 検出された複数の特殊仕訳帳間取引データの各々に含ま
    れる相手科目と金額を、複式簿記原則に則って借方と貸
    方のうちの一方の勘定に分類し記録するステップと、 検出された複数の特殊仕訳帳間取引データに含まれる金
    額を用いて、借方に分類された金額の合計値である借方
    合計金額と、貸方に分類された金額の合計値である貸方
    合計金額とを求めるステップと、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスするかを
    判断するステップと、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスしない場
    合、前記検出された複数の特殊仕訳帳間取引データに誤
    りが存在することをユーザに知らせて、ユーザに誤りの
    修正を促すステップと、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスする場
    合、それぞれ借方の勘定又は貸方の勘定として記録され
    た前記複数の特殊仕訳帳間取引データを用いて、所定の
    会計帳簿を作成するステップとを備えたコンピュータを
    用いた財務会計の処理方法。
  3. 【請求項3】 複数の勘定科目にかかる取引データを特
    殊仕訳帳方式で入力するステップを行なうためのプログ
    ラムセグメントと、 特殊仕訳帳方式で入力された取引データの中から、その
    取引データの相手勘定科目にかかる同一取引の取引デー
    タも特殊仕訳帳方式で入力されることになっている取引
    データである、複数の特殊仕訳帳間取引データを検出す
    るステップを行なうためのプログラムセグメントと、 検出された複数の特殊仕訳帳間取引データの各々に含ま
    れる相手科目と金額を、複式簿記原則に則って借方と貸
    方のうちの一方の勘定に分類し記録するステップを行な
    うためのプログラムセグメントと、 検出された複数の特殊仕訳帳間取引データに含まれる金
    額を用いて、借方に分類された金額の合計値である借方
    合計金額と、貸方に分類された金額の合計値である貸方
    合計金額とを求めるステップを行なうためのプログラム
    セグメントと、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスするかを
    判断するステップを行なうためのプログラムセグメント
    と、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスしない場
    合、前記検出された複数の特殊仕訳帳間取引データに誤
    りが存在することをユーザに知らせて、ユーザに誤りの
    修正を促すステップを行なうためのプログラムセグメン
    トと、 前記借方合計金額と貸方合計金額とがバランスする場
    合、それぞれ借方の勘定又は貸方の勘定として記録され
    た前記複数の特殊仕訳帳間取引データを用いて、所定の
    会計帳簿を作成するステップを行なうためのプログラム
    セグメントとを備えた財務会計のためのコンピュータプ
    ログラム。
  4. 【請求項4】 特殊仕訳帳方式で入力されることになる
    勘定科目である特殊仕訳帳科目を予め登録するステップ
    を行なうためのプログラムセグメントを更に備え、 前記特殊仕訳帳間取引データを検出するステップでは、
    特殊仕訳帳方式で入力された取引データであって、その
    取引データの相手勘定科目が予め登録された前記特殊仕
    訳帳科目に該当する取引データを、前記特殊仕訳帳間取
    引データとして検出するようになっている、請求項3記
    載のコンピュータプログラム。
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