JP6507357B2 - 会計処理システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
手順(1)金融機関から明細データ(CSVファイル)を入手する
手順(2)出納帳形式のソフトウェアで、明細データ(CSVファイル)を読み込む
手順(3)出納帳形式のソフトウェアで、処理できるように、明細データ(CSVファイル)の項目毎に、取り込むデータの指定と定義をする
手順(4)指定したデータを、定義に基づいて出納帳形式のソフトウェアに変換して取り込む
特に、CSV形式のファイルの場合、各項目のデータの意味づけが曖昧で、カンマで区切られているだけのデータ形式なので、きちんと項目の定義や設定をしないと、システムにうまく取り込めない性質がある。
また、前記手順(1)〜手順(4)の操作が減るわけではなく、逆に、操作に慣れている者にとっては操作の手間が増えるのみであり、多くの操作が発生するという問題がある。
銀行口座の取引データと他のデータを連動して仕訳を作成することに主眼があり、銀行口座の取引データがどのような形式で、取り込みをどのように行なうかについては課題としてあげられておらず、手動で、金融機関からの明細データ(CSVファイル等)を取込む場合には利用できない技術であった。
また、入力は伝票で行ない、入力したデータがファームバンキングの実データと照合されて、仕訳伝票の発行や資金繰管理などが行える、高度に自動化されたシステムを提供するものであり、特許文献2と同様に、システム全体が複雑化し、各種の設定作業が煩雑となるため、高価なシステムになる、そのため小規模の企業などにおける経理用途には不向きであるという問題がある。
すなわち、銀行毎にフォーマットが異なり、各項目のデータの意味づけが曖昧で、 きちんと項目の設定をしないとうまく取り込めない性質がある金融機関からの明細データ(限定はされないが、特にCSV形式のファイル等)の取込みのための工夫であって、そのために、過去の入力済みデータや設定情報を管理して行なうデータ管理と連携した、簡単に間違いなく設定して取込むためのユーザーインターフェースを用意して、各金融機関毎に変わる(動的な)設定内容を登録して利用できるようにすることを目的とする。
また、手動で、金融機関からの明細データ(CSVファイル等)を取込む際には、過去に取込み済みのデータと重複して取込むおそれがあるので、過去の入力済みデータや設定情報を管理して行なうデータ管理と連携したユーザーインターフェース(GUI)を工夫することで、一取引単位や月単位の重複取込みや、意図しない金融機関の明細データの取込みや、項目の設定の間違いが無いか等、を簡単に確認できるようにして注意を促し、手動で、銀行の取引データを取込む際に想定される間違い(誤設定、誤操作を含む)を効果的に排除し、簡単に間違いなく取り込めるようなシステムを提供することを目的とする。
制御部に、ユーザーの入力を受付ける入力受付部と、取込むファイルやデータを管理するファイル管理部と、重複して取込むことを防止する重複取込み防止処理と、
外部との通信を行なう通信部を備え、
記憶部に、管理テーブル格納部、ファイル格納部、取込みデータテーブル格納部、を備え、
前記の入力受付部は、
取り込みの対象となる行単位の取引を選択する行選択処理と、
取り込みファイルを構成する各項目(列)を定義すると共に、取り込み対象の項目(列)を選択し、
前記取り込み対象の項目(列)の列毎に、項目名を一覧表示する手段と、一覧表示された項目名から一意の項目名の選択指示を受け付ける取込項目選択処理を行ない、
前記のファイル管理部は、
取込み対象として指定された取り込みファイルを、ファイル格納部から読み出して、
前記行選択処理で選択された行単位の取引について、前記取込項目選択処理で選択した各項目のデータファイルのデータを、システムに適合するようにデータ取り込みを行い、記憶部のファイル格納部に取込むと共に、
各列の項目定義と取込項目を選択した情報を、当該金融機関情報と紐づけて取込指定情報列定義テーブルとして登録し、
ファイルのデータ取り込みの際に、各金融機関のデータフォーマットを登録した金融機関取引情報定義テーブルを読み出し、
取込指定情報列定義テーブルを参照して、登録済みの各列の項目定義と取込項目を選択した情報であるかどうかを判定し、登録済みの場合には、当該金融機関について登録された各列の項目定義と取込項目の選択の情報を取得して、前記の取込項目選択処理に代えて、取込み項目を自動設定し、
前記の重複取込み防止処理部は、
取込み対象として選択した行について、当該行に含まれる年月日情報および金額情報があるかを判定し、
ない場合はヘッダー情報と判定し、ヘッダー情報に銀行名がある場合は金融機関取引情報定義テーブルを検索し、一致する金融機関のデータがある場合は、銀行名とデータフォーマットを選択表示し、一致するデータがない場合はデータフォーマットを表示し、銀行名の入力を受付表示した上で、入力又は選択した銀行名とデータフォーマットへ登録又は更新した上で、ヘッダー情報を取り込むことを防止し、
ある場合には年月日情報に基づいて、処理対象年月と一致しているか判定し、一致してしない場合は取込むことを防止し、
一致する場合は更に金額情報に基づいて、取込指定情報列定義テーブルを参照して、すでに取込み済みであるかどうかを判定して、取込み済みの場合には重複して取込むことを防止する重複取込み防止処理を行なうこと、を特徴とする。
最初に図3を参照して、本発明の会計処理装置における情報や処理の流れの全体概要を説明する。 ここでは、既に金融機関から明細データをインターネット等で入手して装置内部の記憶領域または、外部記憶装置に登録済みであることを前提として、説明を進めることとする。なお、明細データは汎用的な形式のファイル(CSVやXML等)を指すが、ここでは、CSVファイルを例として説明を進める。
図1は、システム構成を簡略化して示した図であり、ここでは、会計処理装置(顧問先端末)10と会計事務所のサーバー20がインターネットなどのネットワークを介して接続されている例を示すものである。
より具体的には、例えば、S9−1−5では、処理対象となる金融機関が過去に処理された金融機関であるか否かの判断が「設定済みの銀行情報か?」にて行なわれ、Yの場合は、該当金融機関が選択される。Nの場合は、銀行情報入力(S9−1−6)に推移し、ユーザーへ銀行名、支店名などの入力を促すガイドが表示され(図示せず) プルダウンメニューなどから選択する。
ダイアログボックスへ、金融機関からの明細データ(CSVファイル)をドラッグ&ドロップする(S9−1−7)。CSVファイルは各金融機関のインターネットバンキングから出力して取得したデータであり、図4に示すよう、各データ項目がカンマやタブ等で区切られた形式である。図4は明細データのデータフォーマットであるCSVデータ構造であり、1行目の"S銀行A支店"である銀行名が記載されたヘッダー情報と、2行目の取込データの項目名"項番,取引番号,照会番号,取引日付,摘要,預入,引出,残高"、3行目の"1,2014100000,,20141130,現金入金,500000,,"から7行目までの"5,2014100004,,20141224,ATM現金出金,,30000,30000"である取込対象であるデータ情報で構成される。ヘッダー情報は銀行名のほか、支店名、普通預金又は当座預金等の口座の種類、口座番号や口座名等が記載される。データ情報は日付、摘要、預入、引出、金額等が記載される。ヘッダー情報、データ情報ともに内容は金融機関毎に異なる。例えば、銀行名が記載されたヘッダー情報がない場合もある。
ここで、摘要については、やや長い文字列を格納できるように、数個のデータ項目に分かれているフォーマットを採用することもあるが、この場合において、明細データ(CSVファイル)を画面表示する際に、カンマの区切りをパスして、数個のデータ項目として構成された摘要文字列を1個のデータ項目として、纏めて取り扱う表示をするようにしてもよい。より具体的には、ヘッダー情報が「摘要1,摘要2,摘要3」で個々のデータが「取引先のA経理部長と,B飲食店でX時からY時の間,会議をする中で昼食を取った」という3つに分断された摘要情報について、1個の摘要として纏めて「取引先のA経理部長とB飲食店でX時からY時の間会議をする中で昼食を取った」という態様で1個の摘要としてマージして取り扱うことで、出納帳形式等(預金出納帳)のソフトウェアの画面に表示すると共に、1個の摘要情報として取込むことができる。
また、明細データからのデータ取り込む項目を設定する段階(図9−2 S9−2−2)にて、摘要1、摘要2、摘要3のようの複数の列を摘要として取り込むデータとして選択設定し、それらをデータを「/」等の文字を区切りとして合成して摘要欄へ表示してもよい。 例えば、摘要1が"ABCガス"、摘要2が"光熱費"、摘要3が"現金"であれば、摘要欄は "ABCガス/光熱費/現金"となる。ここで、摘要情報に不足があれば、上述の質問式入力を起動して摘要情報を補充することも可能である。
また、項目(列)の設定の際に、取込む先の会計システムに特化した形で取込むために、設定項目を、登録済みのテーブルから取得して一覧(ドロップダウンリスト等)で表示して、その中から選択させるだけでなく、「その他」の項番を用意して、「その他」を選択すると、ユーザーに文字列入力を求める受付表示を行ない、入力した文字列を項目の定義ないし設定情報としてカスタマイズできるようにしても良い。
一致しない場合は、明細データのデータフォーマットを表示し、銀行名(又は銀行名と支店名)の入力を促して、入力されたデータを金融機関取引情報定義テーブルに登録する。
例えばS銀行の明細データフォーマット形式が更新された場合、明細データが2行目の取込データの項目名"項番,取引番号,照会番号,取引日付,摘要1, 摘要2, 摘要3,預入,引出,残高"、3行目"1,2014100000,,20141130,現金入金,G商店,買掛金支払用,500000,," (図示せず)に変更されている場合には、ヘッダー情報からS銀行A支店がわかり、図5の金融機関取引情報定義テーブルからS銀行A支店の明細データのデータフォーマットが読み込まれ、現在の金融機関の明細データのデータフォーマットと一致するかのチェックがされる。チェックの結果、一致しない為、ユーザーにデータフォーマットが異なっていることを示す警告表示を行い、ユーザーが変更箇所(項目「摘要」を項目「摘要1」、「摘要2」、「摘要3」に変更)の修正や最新のデータフォーマットの登録等の設定変更等により、金融機関取引情報定義テーブルを更新する。
先に説明したように、摘要項目のマージ処理については、明細データの取込みの際の不備を防止することにも貢献する。すなわち、必要があればデータ取り込時に複数の摘要の項目がある場合に1つの摘要に結合して出力する(結合設定)等の設定を行うことで、金融機関毎に異なるデータフォーマットの違いを吸収でき、摘要等の取引に関する情報を取得漏れによる情報欠落を防止できる。
今回の例だと、摘要結合設定をしていない場合、取込設定で項目「摘要1」、「摘要2」、「摘要3」を設定していても、取込データテーブルに登録する際に、処理によって項目「摘要1」、「摘要2」、「摘要3」のどれか1つしか取得できず、データの取得漏れが起きる可能性があるが、結合設定をしておけば、取込データテーブルに登録する前に項目「摘要1」、「摘要2」、「摘要3」のデータを結合した形で取得できるので、現在の取込設定を流用でき、 データフォーマット変更のたびに取り込み設定の変更をする必要も防止でき、データの取得漏れも防止できる。今回の例では摘要で説明しているが、データフォーマットが項目「日付」が項目「年」、「月」、「日」や項目「年」、「月日」等のように年月日が分離されている構成の場合には結合設定することで対応するようにしてもよい。
例えば、明細データのファイル名に、金融機関名や年月の情報を含むように構成した上で、ファイルを指定(ドラッグ&ドロップ等)する際に、処理対象として選択した金融機関名や年月と、ファイル名との照合チェックをすることで、意図しない金融機関の明細データの取込みや、月単位の重複取込みを防止することができる。
また、金融機関の明細データが格納されているフォルダ名に、金融機関名や年月の情報を含むように構成した上で、ファイルを指定(ドラッグ&ドロップ等)する際に、処理対象として選択した金融機関名や年月と、ファイルを格納しているフォルダ名との照合チェックをすることで、意図しない金融機関の明細データの取込みや、月単位の重複取込みを防止することができる。
あるいは、明細データの項目を定義ないし設定する際に、各金融機関の明細データのデータフォーマットが登録された金融機関取引情報定義テーブル(図5)の情報を元にして、明細データ(CSVデータ等)の中身を、チェックして、処理対象の金融機関として意図しない金融機関を選択(設定)していないか、あるいは逆に、処理対象の金融機関として選択(設定)した金融機関に対し、意図しない金融機関の明細データのファイルを指定(ドラッグ&ドロップ)していないかの判定をするようにしても良い。
より具体的には、明細データ(CSVデータ等)の中身(個々のデータ)を適宜読み出して、摘要の項目として設定されたデータが、全て数字で構成されているかどうかを判定して、年月日(日付)の項目であることを判定する等することで、意図しない金融機関の明細データの取込みを防止することができる。
また、上記の処理をさらに発展させて、明細データのファイル名や、格納先のフォルダに金融機関名や年月の情報を含むように構成した上で、処理対象として選択した金融機関名や年月の情報に基づいて、金融機関の明細データが格納されたフォルダなどの記憶領域を検索し、該当する金融機関名や年月の情報を含む、明細データ(CSVファイル等)を自動的に取込み対象のファイルとして指定するようにしても良い。
ドラッグ&ドロップされたCSVファイルは、列単位で、日付、摘要、預入、引出、管理番号などの項目別に、行単位で画面上にドロップダウンリストで表示されるので、取り込む項目を選択する(S9−1−8)。この時に取り込めない項目は画面上で赤色にて表示するなどして、ユーザーへ知らせる。
一致している場合には日付と金額をもとに既に取り込み済みのデータと重複するかのチェックを行う。重複する場合はデータを取り込まないための取込み防止処理(所定の差別表示やデータの取込み禁止処理)を行なう。
例えば、処理対象年月を2014年12月とした場合は、処理期間は2014年12月1日から12月31日となり、取り込み対象データである図4の3行目から7行目のデータから処理期間と一致するデータを取り込み対象として判定し、一致しないデータは処理対象年月でない対象として判定する。
またさらに処理対象月と一致しない場合や取り込み済みのデータの場合は、取込めない項目であることをユーザーに通知しても良い。
処理対象年月以外のデータを自動的に取り込まないようにすることで、ユーザーが処理期間を間違えていることに気づかず処理することを防止できる。
図6−1は、S9−1−2〜S9−1−8までを実行した状態の操作画面を示す図であり、この例では、12月分を処理対象として、東陽銀行東陽支店のCSVファイルがダイアログボックスへドラッグ&ドロップされた時の状態である。ここで、処理対象月は12月であるので、2014年11月30日のデータは、取込めない項目であることを画面上に赤などの目立つ色にて、ユーザーへ通知する。
図10の金融機関情報テーブルは、一度でも処理対象となった金融機関について、その金融機関名と金融機関IDが紐付けされて、記憶部14の管理テーブル141に登録される。図10のB−ID001(S銀行A支店のようテーブルにて管理されることになり、金融機関IDをキーとして、図7、図8のテーブルなどが関連性を持つことになるので、
過去に一度でも処理対象となった金融機関については、2回目以降の明細データ取り込み時に、取り込む項目を設定する必要が無くなるので、操作が大幅に簡略化されることになる。
重複データを自動で取り込まないようにすることで、毎日、3日毎、週毎、2週間毎、
入金や出金等の銀行取引毎のように使うユーザーによってデータ取り込みのタイミングがことなるので、ユーザーの多種多様な運用形態にも対応できる。 さらに、ワンクリック(ボタン1つを押下する)で、重複チェックにより、重複入力を防止することができる。
このように金融機関から提供される明細データの取引内容(摘要)が、分かりやすい質問式入力で行なえるものである。また、この入力を行なえば、金融機関から提供される明細データの取引内容は質問式で入力した摘要として学習され、次回取り込み時に、分かりやすい摘要として、個々の明細データに対して、その明細データに対応する取引内容が、出納帳形式の会計ソフト(預金出納帳など)の画面に表示される。
20 サーバー(会計事務所側)
11 入力部
12 表示部
13 制御部
14 記憶部
15 通信部
Claims (5)
- 金融機関から提供されるデータ形式の取引情報から、会計処理に必要な項目(列)と処理対象となる行を選択して、選択した取引情報をシステムに取込むと共に、金融機関毎に一意となる選択した項目(列)と、取込んだ行の情報のうちチェック条件(年月日と金額)に基づいて、データ形式の取引情報の取り込みに掛かる操作と確認作業を軽減する会計処理システムであって、制御部に、ユーザーの入力を受付ける入力受付部と、取込むファイルやデータを管理するファイル管理部と、重複して取込むことを防止する重複取込み防止処理と、外部との通信を行なう通信部を備え、記憶部に、管理テーブル格納部、ファイル格納部、取込みデータテーブル格納部、を備え、前記の入力受付部は、取り込みの対象となる行単位の取引を選択する行選択処理と、取り込みファイルを構成する各項目(列)を定義すると共に、取り込み対象の項目(列)を選択し、前記取り込み対象の項目(列)の列毎に、項目名を一覧表示する手段と、一覧表示された項目名から一意の項目名の選択指示を受け付ける取込項目選択処理を行ない、前記のファイル管理部は、取込み対象として指定された取り込みファイルを、ファイル格納部から読み出して、前記行選択処理で選択された行単位の取引について、前記取込項目選択処理で選択した各項目のデータファイルのデータを、システムに適合するようにデータ取り込みを行い、記憶部のファイル格納部に取込むと共に、各列の項目定義と取込項目を選択した情報を、当該金融機関情報と紐づけて取込指定情報列定義テーブルとして登録し、ファイルのデータ取り込みの際に、各金融機関のデータフォーマットを登録した金融機関取引情報定義テーブルを読み出し、取込指定情報列定義テーブルを参照して、登録済みの各列の項目定義と取込項目を選択した情報であるかどうかを判定し、登録済みの場合には、当該金融機関について登録された各列の項目定義と取込項目の選択の情報を取得して、前記の取込項目選択処理に代えて、取込み項目を自動設定し、前記の重複取込み防止処理部は、取込み対象として選択した行について、当該行に含まれる年月日情報および金額情報があるかを判定し、 ない場合はヘッダー情報と判定し、ヘッダー情報に銀行名がある場合は金融機関取引情報定義テーブルを検索し、一致する金融機関のデータがある場合は、銀行名とデータフォーマットを選択表示し、一致するデータがない場合はデータフォーマットを表示し、銀行名の入力を受付表示した上で、入力又は選択した銀行名とデータフォーマットへ登録又は更新した上で、ヘッダー情報を取り込むことを防止し、 ある場合には年月日情報に基づいて、処理対象年月と一致しているか判定し、一致してしない場合は取込むことを防止し、 一致する場合は更に年月日情報及び金額情報に基づいて、既に取り込み済みの記帳データ内のデータと突合せ処理を行なって、すでに取込み済みであるかどうかを判定して、取込み済みの場合には重複して取込むことを防止する重複取込み防止処理を行なうこと、を特徴とする会計処理システム。
- 請求項1に記載の会計処理システムにおいて、前記の重複取込み防止処理部における重複取込み防止処理が、すでに取込み済みの取引について、(1)赤文字で表示ないしその他の文字表示に関する差別表示を行なうこと、又は、(2)背景色を灰色などに変更することないし背景を編みかけ表示することその他の背景の表示に関する差別表示を行なうこと、又は、(3)取込み対象となる取引をチェックマークで表示する方式を採用する場合において、チェックマークを自動で外し、取込み対象から除外する処理を行なうこと、のいずれか一つの処理を行なうことを特徴とする会計処理システム。
- 金融機関から提供されるデータ形式の取引情報から、会計処理に必要な項目(列)と処理対象となる行を選択して、選択した取引情報をシステムに取込むと共に、金融機関毎に一意となる選択した項目(列)と、取込んだ行の情報のうちチェック条件(年月日と金額)に基づいて、データ形式の取引情報の取り込みに掛かる操作と確認作業を軽減するコンピュータシステムで実行される会計処理方法であって、 制御部に、ユーザーの入力を受付ける入力受付部と、取込むファイルやデータを管理するファイル管理部と、重複して取込むことを防止する重複取込み防止処理と、外部との通信を行なう通信部を備え、記憶部に、管理テーブル格納部、ファイル格納部、取込みデータテーブル格納部、を備え、本システムにおいて、前記の入力受付部が、取り込みの対象となる行単位の取引を選択する行選択処理と、取り込みファイルを構成する各項目(列)を定義すると共に、取り込み対象の項目(列)を選択し、前記取り込み対象の項目(列)の列毎に、項目名を一覧表示する手段と、一覧表示された項目名から一意の項目名の選択指示を受け付ける取込項目選択処理を行なう手段として、前記のファイル管理部が、取込み対象として指定された取り込みファイルを、ファイル格納部から読み出して、前記行選択処理で選択された行単位の取引について、前記取込項目選択処理で選択した各項目のデータファイルのデータを、システムに適合するようにデータ取り込みを行い、記憶部のファイル格納部に取込むと共に、各列の項目定義と取込項目を選択した情報を、当該金融機関情報と紐づけて取込指定情報列定義テーブルとして登録し、ファイルのデータ取り込みの際に、各金融機関のデータフォーマットを登録した金融機関取引情報定義テーブルを読み出し、取込指定情報列定義テーブルを参照して、登録済みの各列の項目定義と取込項目を選択した情報であるかどうかを判定し、登録済みの場合には、当該金融機関について登録された各列の項目定義と取込項目の選択の情報を取得して、前記の取込項目選択処理に代えて、取込み項目を自動設定する手段として、前記の重複取込み防止処理部が、取込み対象として選択した行について、当該行に含まれる年月日情報および金額情報があるかを判定し、 ない場合はヘッダー情報と判定し、ヘッダー情報に銀行名がある場合は金融機関取引情報定義テーブルを検索し、一致する金融機関のデータがある場合は、銀行名とデータフォーマットを選択表示し、一致するデータがない場合はデータフォーマットを表示し、銀行名の入力を受付表示した上で、入力又は選択した銀行名とデータフォーマットへ登録又は更新した上で、ヘッダー情報を取り込むことを防止し、 ある場合には年月日情報に基づいて、処理対象年月と一致しているか判定し、一致してしない場合は取込むことを防止し、一致する場合は更に年月日情報及び金額情報に基づいて、既に取り込み済みの記帳データ内のデータと突合せ処理を行なって、すでに取込み済みであるかどうかを判定して、取込み済みの場合には重複して取込むことを防止する重複取込み防止処理を行なう手段として、前記コンピュータシステムを機能させるための会計処理方法。
- コンピュータシステムで実行される会計処理方法であって、前記の重複取込み防止処理部が、重複取込み防止処理として、すでに取込み済みの取引について、(1)赤文字で表示ないしその他の文字表示に関する差別表示を行なうこと、又は、(2)背景色を灰色などに変更することないし背景を編みかけ表示することその他の背景の表示に関する差別表示を行なうこと、又は、(3)取込み対象となる取引をチェックマークで表示する方式を採用する場合において、チェックマークを自動で外し、取込み対象から除外する処理を行なうこと、のいずれか一つの処理を行なう手段として、前記コンピュータシステムを機能させるための請求項3に記載の会計処理方法。
- 請求項3または4の会計処理方法を、コンピュータに実行させることを特徴とする会計処理プログラム。
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