JP4782940B2 - 親水性グラフト重合体の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、良好な作業性で高品質の親水性グラフト重合体を得ることができる、親水性グラフト重合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエーテル化合物に、例えば(メタ)アクリル酸等の不飽和カルボン酸系単量体をグラフト重合して得られるグラフト重合体は、その親水性を利用して、例えば、洗剤ビルダー、スケール防止剤、潤滑剤、染色助剤、繊維処理剤、有機粒子や無機粒子の分散剤等の用途に用いられている。
【0003】
従来、親水性グラフト重合体の製造方法においては、例えば、特開平7−53645号公報に開示されているように、グラフト効率を考慮して、重合は実質的に無溶媒で行われるのが一般的であった。しかし、この場合、ポリエーテル化合物へのグラフト重合が不充分な状態で反応液が反応器内の壁面や上部に付着して、ゲル状付着物が生じるといった問題があった。このようなゲル状付着物は水や各種溶媒に難溶であるため、反応物に混入すると不溶分となり、例えば、得られた重合体を液体洗剤等に使用した場合には相溶性が低く、濁りを生じることになる。また、ゲル状付着物が生成することになると、結果的にグラフト重合体の生成率低下につながると同時に、ゲル状付着物が反応器内に付着すると、その除去作業に手間がかかり、ひいては生産性が低下することにもなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、反応器内の壁面や上部にゲル状付着物が付着するのを防止し、良好な作業性で、例えば液体洗剤等に対しても高い相溶性を示す高品質の親水性グラフト重合体を、効率よく得ることができる、親水性グラフト重合体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意検討した結果、溶媒をリフラックスさせた状態でグラフト重合を行うことにより、重合中、反応器内の壁面や上部に付着するゲル状付着物やその原因物質を洗い流し、ゲル状付着物の生成・生長を防止できること、しかも、溶媒を用いていても、リフラックスさせることにより反応液中の溶媒存在量は実際の使用量よりも少なくなるので、グラフト効率に影響を及ぼすことがないこと、を見いだし、本発明に到達した。
【0006】
すなわち、本発明の親水性グラフト重合体の製造方法は、ポリエーテル化合物に、不飽和カルボン酸系単量体を50重量%以上含むモノエチレン性不飽和単量体成分をグラフト重合させる、親水性グラフト重合体の製造方法であって、沸点が50〜150℃であって重合温度以下である有機溶媒が反応液全体の1〜30重量%存在する下で、該有機溶媒をリフラックスさせながら重合を行う、ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明においては、沸点が50〜150℃である有機溶媒の存在下、該有機溶媒をリフラックスさせながらグラフト重合を行うことが重要である。これにより、重合中、反応器内の壁面や上部に付着するゲル状付着物やその原因物質を洗い流し、ゲル状付着物の生成・生長を防止することができる。しかも、溶媒を用いていても、リフラックスさせることにより反応液中の溶媒存在量は実際の使用量よりも少なくなるので、グラフト効率に影響を及ぼすこともない。
【0008】
なお、本発明において、リフラックスとは、反応系から気化した溶媒が、冷却されることにより再び液化し、反応系中に戻る現象のことであり、還流状態を意味する。したがって、本発明で言うリフラックスは、前記有機溶媒の沸点以上の温度で重合して該有機溶媒を沸騰させる場合だけでなく、重合温度が前記有機溶媒の沸点より低い場合であっても、該有機溶媒の蒸発により起こりうる現象である。
【0009】
本発明においては、用いる有機溶媒の沸点が50℃未満であると、該溶媒の保存など取扱いが難しく、しかも密閉状態で重合を行うと、重合中、反応系の内圧が上がりすぎるため、危険性が高くなり、高圧に対応した特別な反応器が必要となる。一方、用いる溶媒の沸点が150℃を超えると、リフラックスさせにくくなり、しかも重合後に脱溶媒が必要である場合、その操作が困難となる。
【0010】
本発明において用いることができる有機溶媒は、沸点が50〜150℃のものであれば特に制限されないが、重合温度以下の沸点をもつものが好ましい。例えば、重合温度が110℃程度であれば、アセトン、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、エチレングリコールジメチルエーテル等を用いればよく、重合温度が130℃程度であれば、重合温度が110℃程度の場合として例示した上記有機溶媒や、トルエン、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、メチルエチルケトン、酢酸、オルトキシレン等を用いればよい。これら有機溶媒は、1種のみを用いても良いし、2種以上を併用してもよい。また、得られたグラフト重合体を水溶性の用途で使用する場合には、親水性の有機溶媒を用いることが好ましい。なお、本発明においては、前記有機溶媒とともに、水を溶媒として併用することもできる。この場合、水の使用量は適宜設定すればよいが、好ましくは反応液全体の10重量%以下とするのがよく、より好ましくは5重量%以下とするのがよい。
【0011】
本発明においては、前記有機溶媒の使用量を、反応液全体の1〜30重量%とすることが好ましい。溶媒使用量が反応液全体の1重量%未満であると、リフラックスによるゲル状付着物やその原因物質の洗い流し効果が不充分となる。一方、30重量%を超えると、リフラックスの状態によっては反応液中の溶媒存在量が実質的に多くなり、グラフト効率への影響が懸念されることとなる。しかも、重合温度より沸点の低い有機溶媒を用いた場合、開放された反応系では重合温度が上がりにくく、グラフト効率が低下する傾向があり、密閉した反応系では内圧が著しく上昇し、危険であるため、特別な反応装置が必要となる。
【0012】
本発明において、グラフト重合の際の温度は、特に限定されるものではないが、80℃以上であることが好ましく、さらに好ましくは90〜160℃である。80℃未満の温度では、グラフト重合が進行しにくく、モノエチレン性不飽和単量体成分のグラフト率が低下する傾向があり、一方、160℃を超える温度では、ポリエーテル化合物および得られるグラフト重合体の熱分解が起こるおそれがある。
【0013】
本発明において用いられるポリエーテル化合物は、特に制限されるものではなく、例えば、環状エーテルを、重合の開始点となる被反応化合物の存在下、公知の方法で重合することにより得ることができる。
【0014】
前記環状エーテルとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1−ブテンオキシド、スチレンオキシド、エピクロロヒドリン、グリシドール、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、α−オレフィンオキシドからなる群より選ばれる1種または2種以上を必須成分として含み、必要に応じてこれらと共重合可能な他のアルキレンオキシドをさらに含むものが挙げられる。特に、モノエチレン性不飽和単量体成分のグラフト化効率を考慮すると、環状エーテルの必須成分として、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを用いることが好ましく、さらに、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドはポリエーテル化合物全体に対して10モル%以上、好ましくは30モル%以上とするのがよい。また、他のアルキレンオキシドとしては、例えば、テトラヒドロフラン等が挙げられる。
【0015】
前記被反応化合物は、環状エーテルの重合の開始点となる化合物であり、活性水素をもったものであれば、その種類や分子量等については特に限定はない。被反応化合物としては、例えば、水;脂肪族アルコールや芳香族アルコール等のアルコール;ハロゲン化水素;アンモニア;アミン;ヒドロキシルアミン;カルボン酸;等のほか、酸ハロゲン化物;ラクトン;アルデヒド;ベンゼン;等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。これらのうち、水、アルコールおよびアミンから選ばれた少なくとも1種が、特に好ましい。
【0016】
被反応化合物の例である前記アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノールの炭素数1〜22の1級脂肪族アルコール;フェノール、クレゾール、エチルフェノール、クミルフェノール、キシレノール、オクチルフェノール、tert−ブチルフェノール、ノニルフェノール、ナフトール等の芳香族アルコール;iso−プロピルアルコールやn−パラフィンを酸化して得られるアルコール等の炭素数3〜18の2級アルコール;tert−ブタノール等の3級アルコール;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、プロピレングリコール等のジオール類;グリセリン、トリメチロールプロパン等のトリオール類;ソルビトール等のポリオール類等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。
【0017】
被反応化合物の例である前記アミンとしては、例えば、アニリン、ナフチルアミン等の芳香族アミン類;ドデシルアミン、ステアリルアミン等の炭素数3〜22のアルキルアミン類;エチレンジアミン等のアルキルジアミン類;等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。
【0018】
ポリエーテル化合物を得る際の重合の反応形式については、特に限定はなく、例えば、1)アルカリ金属の水酸化物、アルコラート等の強アルカリや、アルキルアミン等を塩基触媒として用いるアニオン重合、2)金属および半金属のハロゲン化物、鉱酸、酢酸等を触媒として用いるカチオン重合、3)アルミニウム、鉄、亜鉛等の金属のアルコキシド、アルカリ土類化合物、ルイス酸等を組み合わせたものを用いる配位重合、のうちのいずれでもよい。
【0019】
ポリエーテル化合物は、前記重合によって得られるポリエーテルから誘導された誘導体でもよい。このような誘導体としては、例えば、ポリエーテルの末端官能基を変換した末端基変換体や、ポリエーテルと、カルボキシル基、イソシアネート基、アミノ基、ハロゲン基等の基を複数有する架橋剤とを反応させて得られる架橋体等を挙げることができる。末端基変換体としては、上記ポリエーテルの少なくとも1つの末端の水酸基を、酢酸や無水酢酸等の炭素数2〜22の脂肪酸およびその酸無水物、コハク酸、無水コハク酸、アジピン酸等のジカルボン酸でエステル化したものが好ましい。
【0020】
本発明において用いられるポリエーテル化合物の数平均分子量は、150〜100,000であることが好ましく、より好ましくは200〜50,000、さらに好ましくは200〜20,000であるのがよい。数平均分子量が150未満であると、グラフト率が低下し、未反応のポリエーテル化合物が多くなる傾向があり、一方、100,000を超えると、粘度が高くなる傾向があり、重合時に取扱いにくくなるので、いずれも好ましくない。
【0021】
本発明において用いられるモノエチレン性不飽和単量体成分は、不飽和カルボン酸系単量体を必須成分として含むものであり、さらに必要に応じて、不飽和カルボン酸系単量体と共重合可能な他の不飽和単量体を含むことがある。
【0022】
前記不飽和カルボン酸系単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。これらの中でも、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸および無水マレイン酸から選ばれた少なくとも1種が、重合性の点から好ましい。
【0023】
前記不飽和カルボン酸系単量体と共重合可能な他の不飽和単量体としては、不飽和カルボン酸系単量体以外の単量体であれば、特に限定はなく、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸と炭素数1〜18のアルコールとのエステル化により得られるアルキル(メタ)アクリレート類;(メタ)アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、イソプロピルアクリルアミド等のアミド基含有単量体類;酢酸ビニル等のビニルエステル類;エチレン、プロピレン等のアルケン類;スチレン、スチレンスルホン酸等の芳香族ビニル系単量体類;マレイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド誘導体;(メタ)アクリロニトリル等のニトリル基含有ビニル系単量体類;(メタ)アクロレイン等のアルデヒド基含有ビニル系単量体類;2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−アリルオキシ−1−プロパンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−ブテンスルホン酸等のスルホン酸基含有単量体類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、アリルアルコール:ビニルピロリドン等のその他官能基含有単量体類;等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。
【0024】
モノエチレン性不飽和単量体成分中の前記不飽和カルボン酸系単量体の割合は、特に限定はないが、金属イオンのキレート能や分散性能を高めるうえでは、好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上であるのがよい。
【0025】
前記ポリエーテル化合物に前記モノエチレン性不飽和単量体成分をグラフト重合させる際には、ポリエーテル化合物1重量部に対してモノエチレン性不飽和単量体成分を0.1〜2.5重量部用いることが好ましい。ポリエーテル化合物1重量部に対してモノエチレン性不飽和単量体成分が0.1重量部よりも少ないと、金属イオンのキレート能や分散性能等が低下する傾向があり、一方、2.5重量部よりも多いと、耐ゲル化性が低下すると同時に、粘度が高くなり取り扱いが困難となる傾向がある。
【0026】
前記ポリエーテル化合物に前記モノエチレン性不飽和単量体成分をグラフト重合させる際には、前記ポリエーテル化合物は、その一部または全量を初期に仕込むことが好ましい。例えば、モノエチレン性不飽和単量体成分として、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸の群より選ばれる少なくとも1つの単量体(A)と、(メタ)アクリル酸とを併用して、ポリエーテル化合物にグラフト重合する場合、単量体(A)のうちの半量以上を予めポリエーテル化合物に混合し、80℃以上に加熱した後、加熱した混合物に残部のモノエチレン性不飽和単量体成分および必要に応じて後述する有機過酸化物を別々に添加して、グラフト重合することが好ましい。この方法により、得られるグラフト重合体の分子量を容易に調整できるようになる。
【0027】
前記ポリエーテル化合物に前記モノエチレン性不飽和単量体成分をグラフト重合させる際には、重合開始剤として公知のラジカル開始剤を用いることができる。重合開始剤としては、有機過酸化物を用いることが特に好ましい。
【0028】
前記有機過酸化物としては、例えば、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド、メチルアセトアセテートパーオキサイド、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;
1,1−ビス(tert−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(tert−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−2−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ブタン、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレエート、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)オクタン等のパーオキシケタール類;
p−メンタンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、tert−ヘキシルハイドロパーオキサイド、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサイド、2−(4−メチルシクロヘキシル)−プロパンハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類;
α,α’−ビス(tert−ブチルパーオキシ)p−ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−tert−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、α,α’−ビス(tert−ブチルパーオキシ)p−イソプロピルヘキシン等のジアルキルパーオキサイド類;
イソブチリルパーオキサイド、3,3,5−トリメチルシクロヘキサノイルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイルパーオキサイド、サクシニックアシッドパーオキサイド、m−トルイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類;
ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス−(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−sec−ブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシジカーボネート、ジミリスチルパーオキシジカーボネート、ジ−メトキシイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−アリルパーオキシジカーボネート等のパーオキシジカーボネート類;
α,α’−ビス(ネオデカノパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、クミルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオデカノエート、tert−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシネオデカノエート、tert−ヘキシルパーオキシビバレート、tert−ブチルパーオキシビバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、2,5−ジブチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、tert−ブチルパーオキシマレイックアシッド、tert−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルシクロヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジブチル−2,5−ビス(m−トルイルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、tert−ヘキシルパーオキシベンゾエート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルパーオキシアセテート、tert−ブチルパーオキシ−m−トルイルベンゾエート、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、ビス(tert−ブチルパーオキシ)イソフタレート、クミルパーオキシオクトエート、tert−ヘキシルパーオキシネオヘキサノエート、クミルパーオキシネオヘキサノエート等のパーオキシエステル類;
tert−ブチルパーオキシアリルカーボネート、tert−ブチルトリメチルシリルパーオキサイド、アセチルシクロヘキシルスルフォニルパーオキサイド等のその他有機過酸化物類;等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。
【0029】
前記有機過酸化物の使用量は、特に限定はないが、モノエチレン性不飽和単量体成分に対して好ましくは0.1〜30重量%、さらに好ましくは1〜20重量%である。0.1重量%未満であると、ポリエーテル化合物へのグラフト率が低下する傾向があり、一方、30重量%を超えると、有機過酸化物が高価であるため、経済上、好ましくない。有機過酸化物は、エチレン性不飽和単量体成分と同時に、かつ、予めポリエーテル化合物に混合することなく別々に、添加するのが好ましいが、予めポリエーテル化合物に添加しておくこともでき、モノエチレン性不飽和単量体成分に添加しておくこともできる。
【0030】
前記ポリエーテル化合物に前記モノエチレン性不飽和単量体成分をグラフト重合させる際には、前記有機過酸化物とともに、有機過酸化物の分解触媒や還元性化合物を併用してもよい。
【0031】
前記有機過酸化物の分解触媒としては、例えば、塩化リチウム、臭化リチウム等のハロゲン化金属;酸化チタン、二酸化ケイ素等の金属酸化物;塩酸、臭化水素酸、過塩素酸、硫酸、硝酸等の無機酸の金属塩;ギ酸、酢酸、プロピオン酸、ラク酸、イソラク酸、安息香酸等のカルボン酸、そのエステルおよびその金属塩;ピリジン、インドール、イミダゾール、カルバゾール等の複素環アミンおよびその誘導体等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。
【0032】
前記還元性化合物としては、例えば、フェロセン等の有機金属化合物;ナフテン酸鉄、ナフテン酸銅、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸マンガン等の、鉄、銅、ニッケル、コバルト、マンガン等の金属イオンを発生できる無機化合物;三フッ化ホウ素エーテル付加物、過マンガン酸カリウム、過塩素酸等の無機化合物;二酸化硫黄、亜硫酸塩、硫酸エステル、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩、スルホキシ酸塩、ベンゼンスルフィン酸とその置換体、パラトルエンスルフィン酸等の環状スルフィン酸の同族体等の硫黄含有化合物;オクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、メルカプトエタノール、α−メルカプトプロピオン酸、チオグリコール酸、チオプロピオン酸、α−チオプロピオン酸ナトリウムスルホプロピルエステル、α−チオプロピオン酸ナトリウムスルホエチルエステル等のメルカプト化合物;ヒドラジン、β−ヒドロキシエチルヒドラジン、ヒドロキシルアミン等の窒素含有化合物;ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソバレリアンアルデヒド等のアルデヒド類;アスコルビン酸等を挙げることができ、これらが1種または2種以上使用される。
【0033】
【実施例】
以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】
<実施例1>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、メタノールにエチレンオキサイドを10モル付加させたポリエチレングリコール(以下、「PM−10」と称す) 140g、無水マレイン酸23.7g、およびイソプロピルアルコール4.7gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら130℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を130±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液65.3gを180分かけて、ジ−tert−ブチルパーオキシド( 以下、「パーブチルD」と称す) 8.5gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(130±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0035】
<実施例2>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、炭素数12のアルキルアルコールにエチレンオキサイドを9モル付加させたポリエチレングリコール(以下、「LC−9」と称す) 195.5g、無水マレイン酸5.8g、およびエタノール23.1gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら130℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を130±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液27.6gを120分かけて、tert−ブチルオキシイソプロピルモノカーボネート( 以下、「パーブチルI」と称す) 1.7gを120分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(130±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0036】
<実施例3>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、メタノールにエチレンオキサイドを25モル付加させたポリエチレングリコール(以下、「PM−25」と称す) 160g、無水マレイン酸17.4g、脱イオン水3.2g、およびアセトン6.1gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら110℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を110±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液48gを120分かけて、tert−ブチルパーオキシベンゾエート( 以下、「パーブチルZ」と称す) 2.8gを120分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(110±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0037】
<実施例4>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、フェノールにエチレンオキサイドを25モル付加させたポリエチレングリコール(以下、「GH−25」と称す) 140g、マレイン酸28g、および酢酸16.7gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら140℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を140±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液65.3gを180分かけて、「パーブチルD」4.7gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(140±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0038】
<実施例5>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、フェノールにエチレンオキサイドを10モル付加させたポリエチレングリコール(以下、「GH−10」と称す) 195g、マレイン酸9.8g、および酢酸エチル4.9gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら100℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を100±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液39gを180分かけて、tert−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサネート( 以下、「パーブチルO」と称す) 2.9gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(100±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0039】
<実施例6>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、炭素数12のアルキルアルコールにエチレンオキサイドを7モル付加させたポリエチレングリコール(以下、「LC−7」と称す) 160g、無水マレイン酸10.1g、およびイソプロピルアルコール34.3gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら130℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を130±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液28gを180分かけて、「パーブチルD」2gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(130±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0040】
<実施例7>
撹拌機、温度計、フィードラインを備えた1000mlオートクレーブに、「PM−25」480g、無水マレイン酸26.1g、およびイソプロピルアルコール35.1gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら120℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を120±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液174.9gを180分かけて、「パーブチルD」14.4gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(120±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0041】
<実施例8>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、「PM−25」160g、無水マレイン酸23.2g、およびエチレングリコールジメチルエーテル21.6gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら120℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を120±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液41.2gを180分かけて、「パーブチルI」3.4gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(120±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0042】
<比較例4> 撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、「PM−10」140g、無水マレイン酸15.2g、およびオルトキシレン50.6gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら125℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を125±3℃に保ち、還流下、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液42gを180分かけて、「パーブチルZ」2.4gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(125±3℃)で還流状態を維持しながら90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、付着物は認められなかった。
【0043】
<比較例1>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、「PM−10」120g、マレイン酸24g、および脱イオン水50.6gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら130℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を130±3℃に保ち、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液56gを180分かけて、「パーブチルZ」4gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(130±3℃)で90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、固形物の付着が認められ、その固形物の総量は7gであった。
【0044】
<比較例2>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、「GH−25」161g、無水マレイン酸17.5gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら130℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を130±3℃に保ち、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液48.3gを180分かけて、「パーブチルZ」3.5gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(130±3℃)で90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、固形物の付着が認められ、その固形物の総量は7gであった。
【0045】
<比較例3>
撹拌機、還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロートを備えた300mlガラス製セパラブルフラスコに、「PM−25」161g、無水マレイン酸17.5g、およびトリエタノールアミン23.4gを仕込み、約1時間窒素置換後、撹拌しながら130℃まで昇温した。次に、反応系内の温度を130±3℃に保ち、攪拌しながら、100%のアクリル酸溶液48.3gを180分かけて、「パーブチルZ」3.5gを180分かけて、それぞれ滴下した。滴下後、同温度(130±3℃)で90分間熟成して重合を完結させ、重合体を得た。重合後、フラスコへの付着物の有無を目視にて確認したところ、固形物の付着が認められ、その固形物の総量は5gであった。
【0046】
[液体洗剤への相溶性]上記実施例1〜8および比較例1,4で得られた重合体を試験サンプルとし、下記の成分配合で洗剤組成物を調製した。
【0047】
なお、上記各成分のうち界面活性剤の量については有効成分の値であり、試験サンプルの量については固形分換算値(得られた重合体を110℃で2時間乾燥したときの残留物の量)である。また、脱イオン水の量は、上記全成分の実際の合計量が100gとなるように適宜調整した。
【0048】
各成分が均一になる様に充分に攪拌し、25℃での濁度値(Turbidity(カオリン濁度mg/l))を、濁度計(日本電色(株)製「NDH2000」)を用いて測定することで、液体洗剤への相溶性を評価した。すなわち、濁度値が小さいほど、液体洗剤への相溶性に優れると言える。結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、反応器内の壁面や上部にゲル状付着物が付着するのを防止し、良好な作業性で、生成率、生産性よく、親水性グラフト重合体を得ることができる。そして、得られた親水性グラフト重合体は、水や各種溶媒に難溶であり、反応物に混入すると不溶分となるゲル状付着物を含むことがないので、例えば液体洗剤等に対しても高い相溶性を発揮することができる。
Claims (2)
- ポリエーテル化合物に、不飽和カルボン酸系単量体を50重量%以上含むモノエチレン性不飽和単量体成分をグラフト重合させる、親水性グラフト重合体の製造方法であって、沸点が50〜150℃であって重合温度以下である有機溶媒が反応液全体の1〜30重量%存在する下で、該有機溶媒をリフラックスさせながら重合を行う、ことを特徴とする親水性グラフト重合体の製造方法。
- 前記親水性グラフト重合体が洗剤ビルダー用である、請求項1に記載の親水性グラフト重合体の製造方法。
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