JP4780370B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は情報処理装置および方法並びにプログラムに関し、特に、画面の輝度を調節する情報処理装置および方法並びにプログラムに関する。
昨今、パーソナルコンピュータ、携帯電話、カーナビゲーションシステムなど、幅広い用途でLCD(Liquid Crystal Display)が使用されている。
LCDは、CRT(Cathode Ray Tube)などの他の表示装置と比較すると薄くて軽いので、LCDを備える機器は持ち運びが容易であり、一定の場所とは限らず、様々な場所で使用されることが多い。したがって、LCDを使用する環境によって、周囲の明るさが大きく変わるため、周囲の環境に応じてLCDの輝度を変化させる必要がある。
LCDの輝度を予め定められた段階(輝度レベル)になるように手動で調節するものがある。また、周囲の明るさに応じて、輝度レベルを自動で調節するものもある。
さらに、外光検出周期を可変にし、輝度調整速度を変化させ、輝度調整速度を可変にし、室内と移動車内など、使用環境が大きく異なる場合にもそれぞれの場合において、外光変化に対応する構成を具備し、あらかじめ、場合設定をし、代表的な環境条件ごとに外光を電圧変換し、変換された電圧を入力電圧として、マイクロコンピュータで読み取り、輝度制御を行うと共に、この読み取り周期データと、比較すべき基準電圧との関係を不揮発性メモリなどの記憶装置に記憶しておき、記憶装置からデータを取り出すことにより制御するようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−142446号公報
しかしながら、輝度レベルを手動で調節する場合、ユーザが手動で輝度レベルを変更しなければならず、さらに、輝度レベルが複数存在するとき、設定されている輝度レベルからユーザが設定したい輝度レベルまで、1または複数回の設定の操作を行わなければならない。また、一時的な設定の変更は、ユーザにとって手間であり、最適なユーザビリティではない。すなわち、輝度を調節するためには面倒な操作が必要とされた。
さらに、周囲の明るさに応じて、輝度レベルを自動で調節する場合、輝度レベルが瞬時に変化するため、ユーザは、輝度レベルが変化したことを意識してしまう上、周囲の明るさが、短時間に目まぐるしく変化する状況の下においては、画面の輝度変化そのものが、ユーザにストレスを感じさせてしまう。
また、手動と自動の両方の機能を備えた場合でも、簡単に手動と自動とを切り替える手段がなかったため、設定を切り替えるのが容易ではなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、面倒な操作をすることなく、周囲の明るさに応じて、より見やすい輝度で画面を表示できるようにすることを目的とする。
本発明の情報処理装置は、画面を表示する表示手段と、表示手段に、画面の輝度を指示する指示手段と、輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態を設定する第1の設定手段と、ユーザからの指示を基に、第1の状態における輝度の調節レベルを設定する第2の設定手段と、第1の状態に設定されている場合、センサから表示手段の近傍における明るさを示す照度データを取得する第1の取得手段と、第2の設定手段により設定された輝度の調節レベルに応じて、第1の取得手段により取得された照度データから輝度値を算出する第1の算出手段と、第1の算出手段により算出された輝度値を所定の変換用のテーブルを用いて変換して、表示手段の画面の最終的な輝度の目標値を算出する第2の算出手段と、所定の単位時間ごとに、第2の算出手段により算出された目標値と、指示手段が表示手段に輝度を指示する指示値とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果を基に、指示値よりも目標値が大きい場合、指示値に予め定められた値を加算し、指示値よりも目標値が小さい場合、指示値から予め定められた値を減算して、単位時間の経過後における、指示手段による表示手段への輝度を指示する次の指示値を算出する第3の算出手段とを含み、指示手段は、第3の算出手段により算出された指示値を基に、表示手段に輝度を指示することを特徴とする。
第3の算出手段は、比較手段による比較結果を基に、指示値と目標値が等しい場合、次の指示値を算出しない
第2の算出手段により算出された目標値を記憶する記憶手段をさらに含む
第1の設定手段は、さらに、表示手段の画面の輝度を最大にする第3の状態を設定する。
ユーザによるキーボードの所定のキーの操作を示すキー操作通知を取得する第2の取得手段と、第1の設定手段は、第2の取得手段により取得されたキー操作通知を基に、第1の状態が設定されている場合、第2の状態を設定する
表示手段は、第1の状態における輝度の調節のレベルを設定するための画面を表示する
単位時間に所望の時間を設定する時間設定手段をさらに含む。
本発明の情報処理方法は、画面を表示する表示手段に、画面の輝度を指示する指示ステップと、輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態を設定する第1の設定ステップと、ユーザからの指示を基に、第1の状態における輝度の調節レベルを設定する第2の設定ステップと、第1の状態に設定されている場合、センサから表示手段の近傍における明るさを示す照度データを取得する第1の取得ステップと、第2の設定ステップの処理により設定された輝度の調節レベルに応じて、第1の取得ステップの処理により取得された照度データから輝度値を算出する第1の算出ステップと、第1の算出ステップの処理により算出された輝度値を所定の変換用のテーブルを用いて変換して、表示手段の画面の最終的な輝度の目標値を算出する第2の算出ステップと、所定の単位時間ごとに、第2の算出ステップの処理により算出された目標値と、指示ステップの処理によって表示手段に輝度を指示する指示値とを比較する比較ステップと、比較ステップの処理による比較結果を基に、指示値よりも目標値が大きい場合、指示値に予め定められた値を加算し、指示値よりも目標値が小さい場合、指示値から予め定められた値を減算して、単位時間の経過後における、指示ステップの処理による表示手段への輝度を指示する次の指示値を算出する第3の算出ステップとを含み、指示ステップの処理によって、第3の算出ステップの処理により算出された指示値を基に、表示手段に輝度を指示することを特徴とする。
本発明のプログラムは、画面を表示する表示手段に、画面の輝度を指示する指示ステップと、輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態を設定する第1の設定ステップと、ユーザからの指示を基に、第1の状態における輝度の調節レベルを設定する第2の設定ステップと、第1の状態に設定されている場合、センサから表示手段の近傍における明るさを示す照度データを取得する第1の取得ステップと、第2の設定ステップの処理により設定された輝度の調節レベルに応じて、第1の取得ステップの処理により取得された照度データから輝度値を算出する第1の算出ステップと、第1の算出ステップの処理により算出された輝度値を所定の変換用のテーブルを用いて変換して、表示手段の画面の最終的な輝度の目標値を算出する第2の算出ステップと、所定の単位時間ごとに、第2の算出ステップの処理により算出された目標値と、指示ステップの処理によって表示手段に輝度を指示する指示値とを比較する比較ステップと、比較ステップの処理による比較結果を基に、指示値よりも目標値が大きい場合、指示値に予め定められた値を加算し、指示値よりも目標値が小さい場合、指示値から予め定められた値を減算して、単位時間の経過後における、指示ステップの処理による表示手段への輝度を指示する次の指示値を算出する第3の算出ステップとを含み、指示ステップの処理によって、第3の算出ステップの処理により算出された指示値を基に、表示手段に輝度を指示することを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法並びにプログラムにおいては、画面を表示する表示手段に、画面の輝度が指示され、輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態が設定され、ユーザからの指示を基に、第1の状態における輝度の調節レベルが設定され、第1の状態に設定されている場合、センサから表示手段の近傍における明るさを示す照度データが取得され、設定された輝度の調節レベルに応じて、取得された照度データから輝度値が算出され、算出された輝度値が所定の変換用のテーブルを用いて変換され、表示手段の画面の最終的な輝度の目標値が算出され、所定の単位時間ごとに、算出された目標値と、表示手段に輝度を指示する指示値とが比較され、比較結果を基に、指示値よりも目標値が大きい場合、指示値に予め定められた値が加算され、指示値よりも目標値が小さい場合、指示値から予め定められた値が減算されて、単位時間の経過後における、表示手段への輝度を指示する次の指示値が算出され、算出された指示値を基に、表示手段に輝度が指示される
本発明によれば、周囲の明るさの変化にあわせて、その都度最適な輝度レベルに設定することなく、常に、周囲の明るさに応じて、目に優しい最適な輝度レベルに設定することができる。
また、本発明によれば、輝度レベルを自動で変更する場合、輝度を滑らかに変更することができるので、周囲の明るさが、短時間に目まぐるしく変化する状況下においても、ユーザの目に負担をかけることなく、最適な輝度レベルに設定することができる。
さらに、本発明によれば、より簡単に、より迅速に、手動と自動とを設定を切り替えることができるので、ユーザの好みにあった輝度レベルの設定をすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は、情報処理装置1の内部の電気的な構成例を示すブロック図である。情報処理装置1は、例えば、携帯型のパーソナルコンピュータ、いわゆるノート型パーソナルコンピュータとすることができる。
CPU11は、例えば、インテル(Intel)社製のペンティアム(登録商標)プロセッサなどで構成され、フロントサイドバス(FSB)12に接続されている。FSB12には、さらに、ノースブリッジ13が接続されており、ノースブリッジ13は、AGP(Accelerated Graphics Port)14を有しているとともに、ハブインターフェイス19に接続されている。
ノースブリッジ13は、例えば、インテル社製のAGP Host Bridge Controllerである440BXなどで構成されており、CPU11およびRAM(Random Access Memory)18(いわゆる、メインメモリ)などを制御する。さらに、ノースブリッジ13は、AGP14を介して、ビデオコントローラ15を制御する。ビデオコントローラ15は、LCD16をコントロールする。
ビデオコントローラ15は、CPU11から供給されるデータ(イメージデータ、テキストデータなど)を受信して、受信したデータに対するイメージデータを生成するか、または、受信したデータをそのまま内蔵するビデオメモリ(図示せず)に記憶する。ビデオコントローラ15は、LCD16に、ビデオメモリに記憶されているイメージデータに対応する画像を表示させる。LCD16は、ビデオコントローラ15から供給されたデータを基に、画像または文字などを表示する。
LCD16は、さらに、LCDバックライト81、およびインバータ82を含むように構成される。LCDバックライト81は、蛍光ランプ(蛍光管)またはLED(Light Emitting Diode)などからなる、いわゆる照明装置であり、インバータ82に駆動されて、LCD16の画面のユーザによって見られる側の後ろ側から、液晶に光を照射する(液晶の後ろ側を照らす)。インバータ82は、エンベデッドコントローラ67の制御に基づいて、LCDバックライト81を駆動する。すなわち、インバータ82から供給される電源の出力を変化させることにより、LCDバックライト81の輝度が変化し、これにより、LCD16の輝度が変化することになる。
ノースブリッジ13は、さらに、キャッシュメモリ17とも接続されている。キャッシュメモリ17は、SRAM(Static RAM)などRAM18と比較して、より高速な書き込みまたは読み出しの動作を実行できるメモリで構成され、CPU11が使用するプログラムまたはデータをキャッシュする(一時的に記憶する)。
なお、CPU11は、その内部に一次的な、キャッシュメモリ17と比較して、より高速に動作でき、CPU11自身が制御するキャッシュを有する。
RAM18は、例えば、DRAM(Dynamic RAM)で構成され、CPU11が実行するプログラム、またはCPU11の動作に必要なデータを記憶する。より具体的には、例えば、RAM18は、起動が完了した時点において、HDD(Hard Disk Drive)32からOS(Operating System)や後述するユーティリティプログラムなどを記憶する。
OSは、例えば、マイクロソフト社のいわゆるウィンドウズ(登録商標)XP、またはアップルコンピュータ社のいわゆるMacOS(登録商標)などに代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するプログラムである。
ノースブリッジ13は、ハブインターフェイス19を介して、サウスブリッジ20とも接続されている。サウスブリッジ20は、例えば、インテル社製のPIIX4Eなどで構成されており、ACリンクインターフェイス20A、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス20B、IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス20C、PCI(Peripheral Component Interconnect)インターフェイス20D、LPC(Low Pin Count)インターフェイス20E、およびLAN(Local Area Network)インターフェイス20Fなどを内蔵している。
サウスブリッジ20は、ACリンクバス21、USBバス26、IDEバス31に接続されるデバイスの制御など、各種のI/O(Input/Output)を制御する。
ACリンクバス21には、モデム22、サウンドコントローラ23が接続されている。モデム22は、公衆回線網に接続された場合、公衆回線網またはインターネット(いずれも図示せず)を介する通信処理を実行する。サウンドコントローラ23は、マイクロフォン24から音声を取り込み、その音声に対応するデータを生成して、RAM18に出力する。また、サウンドコントローラ23は、スピーカ25を駆動して、スピーカ25に音声を出力させる。
サウスブリッジ20のUSBバス26には、USBコネクタ27が接続され、各種USBデバイスが接続可能になされている。またUSBバス26を介して、メモリースティックスロット28とブルートゥース通信部30が設けられている。メモリースティックスロット28には、メモリースティック(登録商標)29が接続される。
メモリースティック29は、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリースティック29は、小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書き換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して画像や音声、音楽などの各種データの書き込み、および読み出しが可能となっている。
ブルートゥース通信部30は、ブルートゥース規格による通信を行う。USBインターフェイス20Bは、USBバス26を介して接続されている外部の装置にデータを送信するとともにデバイスからデータを受信する。
IDEインターフェイス20Cは、いわゆるプライマリIDEコントローラとセカンダリIDEコントローラとの2つのIDEコントローラ、およびコンフィギュレーションレジスタ(Configuration Register)などから構成されている(いずれも図示せず)。
プライマリIDEコントローラには、IDEバス31を介して、HDD32が接続されている。HDD32には、例えば、OSまたは後述するユーティリティプログラムなどのCPU11が実行するプログラムや各種データが記憶される。
また、セカンダリIDEコントローラには、他のIDEバスに、CD-ROMドライブ33またはHDD(図示せず)などの、いわゆるIDEデバイスが装着されたとき、その装着されたIDEデバイスが電気的に接続される。
無線LAN通信部34は、例えば、IEEE802.11aまたはIEEE802.11bなどの無線LAN通信により、ネットワークに接続される。LANインターフェイス20Fは、無線LAN通信部34に接続されたネットワークにデータを送信するとともに、データを受信する。
LPCバス61には、BIOS(Basic Input Output System)62、I/O(Input/Output)インターフェイス63、およびエンベデッドコントローラ67が接続されている。BIOS62は、情報処理装置1の基本動作命令を集めたプログラム群であり、例えば、ROM(Read Only Memory)などに記憶されている。また、BIOS62は、OSまたはアプリケーションプログラムと周辺機器との間でのデータの受け渡し(入出力)を制御する。
I/Oインターフェイス63には、シリアル端子64とパラレル端子65が接続されており、それぞれの端子に接続された機器とのデータの授受を行う。
光センサ66は、自分の明るさ(照度)を検出し、明るさを示すデータ(以下、照度データと称する)をエンベデッドコントローラ67に出力する。光センサ66は、LCD16の近傍に設けられており、従って、LCD16の近傍の明るさを検出して、LCD16の明るさを示す照度データを出力する。
エンベデッドコントローラ67には、光センサに加えて、マウス68、キーボード69、ジョグダイヤル70、またはボタン71などが接続されている。ボタン71は、LCD16の輝度を調節するための、ユーザに押圧されるように操作されるスイッチである。ボタン71は、ユーザに押圧された場合、押圧されたことを示す信号をエンベデッドコントローラ67に出力する。
PCIバス35には、IEEE1394インターフェイス36およびPCカードインターフェイス38が接続されている。IEEE1394インターフェイス36は、IEEE1394ポート37を介して、IEEE1394の規格に準拠するデータ(パケットに格納するデータ)を送受信する。
PCカードインターフェイス38は、スロット39に接続された機器(カード)から供給されたデータを、CPU11またはRAM18に供給するとともに、CPU11から供給されたデータをPCカードスロットに接続されているカードに出力する。PCIバス35は、スロット39およびPCカードインターフェイス38を介して、ドライブ40が接続可能である。
ドライブ40は、装着されている磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、または半導体メモリ54に記憶されているデータを読み出し、読み出したデータをRAM18に供給する。また、CPU11の処理により生成されたデータを、ドライブ40に装着される磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、または半導体メモリ54に記憶させることができる。
図2は、情報処理装置1における、表示装置であるLCD16の輝度を調整する機構の構成の例を示すブロック図である。
CPU11は、HDD32などに記憶されているプログラムを実行することにより各種の処理を実行する。CPU11は、キーボード69、若しくはボタン71などの入力装置、またはHDD32などよりそれぞれ供給される入力信号またはデータなどを基に、各種の処理を実行して制御信号(以下、CPU制御信号と称する)を生成し、各種バスを介して、生成したCPU制御信号をエンベデッドコントローラ67に供給することで、LCD16を制御する。
光センサ66は、例えば、フォトダイオードまたはフォトトランジスタなど、照度を検出するセンサで構成される。光センサは、LCD16の縁若しくは側面、または情報処理装置1がノート型パーソナルコンピュータである場合、キーボード69のキーが設けられていない部分などの所定の位置に設けられる。光センサ66は、光センサ66の近傍の照度データを取得し、取得した照度データをエンベデッドコントローラ67に供給する。
キーボード69は、予め定められた所定のキーが押された場合、エンベデッドコントローラ67の制御に基づいて、いわゆるポーリングにより、それを通知する信号(以下、エフエヌホットキー通知信号と称する)をエンベデッドコントローラ67に供給する。
すなわち、キーボード69のFn(エフエヌ)キーと所定のファンクションキー(以下、エフエヌホットキーと称する)が同時に押された場合、エフエヌホットキーの組み合わせに応じたエフエヌホットキー通知信号をエンベデッドコントローラ67に供給することで、LCD16の輝度を調節することができる。より具体的には、例えば、エンベデッドコントローラ67は、キーボード69から通知されるエフエヌホットキー通知信号を基に、FnキーとF5キーが同時に押された場合、輝度値を1段階上げ、FnキーとF6キーが同時に押された場合、輝度値を1段階下げる。
より詳細には、エフエヌホットキー通知信号は、Fnキーと所定のファンクションキーを同時に押した場合に限らず、それぞれが単独で押されたときにも通知され、エンベデッドコントローラ67が、通知されたエフエヌホットキー通知信号を基に、所定のファンクションキーが押されたか否かを判別している。例えば、Fnキーのみが押された場合、エンベデッドコントローラ67は、エフエヌホットキー通知信号を基に、所定のファンクションキーが押されていないので、輝度値の調節を行わない。また、エフエヌホットキーが押された場合、エンベデッドコントローラ67は、エフエヌホットキー通知信号を基に、エフエヌホットキーが押されたので、ユーティリティプログラムを介して(後述する)、輝度値の調節を行う。
なお、Fnキーとの組み合わせるキーは、所定のファンクションキーに限らず、例えば、キーボード69のUキーやDキーなどとすることもできる。例えば、FnキーとUキーが同時に押された場合、輝度値を1段階上げ、FnキーとDキーが同時に押された場合、輝度値を1段階下げるようにするなど、組み合わせを自由に決定することができる。
ボタン71は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータである情報処理装置1の縁や側面などの所定の位置に設けられる。ボタン71は、ボタン71が押された場合、CPU11の制御に基づいて、それを通知する信号(以下、ボタン通知信号と称する)をエンベデッドコントローラ67に供給する。より具体的には、ボタン71が押された場合、ボタン通知信号をエンベデッドコントローラ67に供給することで、LCD16の輝度を調節する状態(例えば、自動または手動など)を変更することができる。
エンベデッドコントローラ67は、いわゆる組み込みコントローラ(Embedded Controller)と称される組み込まれる機器を制御するためのコントローラである。エンベデッドコントローラ67は、CPU11の制御に基づいて、LCD16などの制御を行う。エンベデッドコントローラ67は、キーボード69から供給されるエフエヌホットキー通知信号、またはボタン71から供給されるボタン通知信号を基に、必要に応じて、光センサ66から照度データを取得し、インバータ82を制御することで、LCDバックライト81の輝度を調節する。
インバータ82は、LCDバックライト81を駆動するための回路である。インバータ82は、エンベデッドコントローラ67の制御に基づいて、出力する電源の電圧または周波数を変化させる。すなわち、インバータ82が、LCDバックライト81に供給する電源の電圧または周波数などを変化させると、LCDバックライト81の輝度が変化する。
LCDバックライト81は、例えば、蛍光ランプ、またはLEDなどで構成され、インバータ82により駆動される。
図3は、CPU11とエンベデッドコントローラ67とのインターフェイスを説明する図である。
CPU11とエンベデッドコントローラ67とは、パーソナルコンピュータのLSI(Large Scale Integration)用のインターフェイスの一種であるLPC(Low Pin Count)インターフェイスで接続される。
エンベデッドコントローラ67は、キーボードコントローラ101、ACPI EC(Advanced Configuration and Power Interface Embedded Controller)102、およびSPIC(Sony Programmable I/O Controller)(商標)103を含むように構成される。この場合、キーボードコントローラ101、ACPI EC102、およびSPIC103は、エンベデッドコントローラ67のプログラムの実行により実現される機構である。
キーボードコントローラ101は、BIOS62とエンベデッドコントローラ67との間の通信に使用される。ACPI EC102は、エンベデッドコントローラ67の電力制御に関する通信に使用される。SPIC103は、エンベデッドコントローラ67とCPU11が実行しているユーティリティプログラムとの間の通信に使用される。
図4は、LCPの各チャンネルについて説明する図である。
“Channel1”であるLPCチャンネルに対して、“KBC”であるファンクション、および“0x60/0x64”であるポートが設定されている。すなわち、キーボードコントローラ101は、LPCの“Channel1”のポートである“0x60/0x64”を使用して、BIOS62を実行するCPU11が通信する。
“Channel2”であるLPCチャンネルに対して、“ACPI EC”であるファンクション、および“0x62/0x66”であるポートが設定されている。すなわち、ACPI EC102は、LPCの“Channel2”のポートである“0x62/0x66”を使用して、CPU11と電力制御に関する通信を行う。
“Channel3”であるLPCチャンネルに対して、“SPIC”であるファンクション、および“0x1080/0x1084”であるポートが設定されている。すなわち、SPIC103は、LPCの“Channel3”のポートである“0x1080/0x1084”を使用して、ユーティリティプログラムを実行するCPU11と通信する。
次に、図5を参照して、情報処理装置1のソフトウェア(プログラム)のレイヤの構成を説明する。
エンベデットコントローラファームウェア152は、最下位層としてハードウェア151の上位に配置される。BIOS62は、ハードウェア151またはエンベデットコントローラファームウェア152の上位のレイヤとして配置される。さらに、ドライバ153は、BIOS62の上位のレイヤとして配置される。OS154は、BIOS62またはドライバ153の上位のレイヤとして配置される。
また、ユーティリティプログラム155およびアプリケーションプログラム156は、OS154上で実行される。
以下、各レイヤの構成について説明する。
ハードウェア151は、例えば、光センサ66、キーボード69、ボタン71、またはインバータ82などで構成される。
エンベデットコントローラファームウェア152は、例えば、エンベデッドコントローラ67の内部に備えるROMまたはRAMなどの記憶装置(図示せず)などに記憶されて、エンベデッドコントローラ67に実行される。すなわち、エンベデッドコントローラ67は、プログラムであるエンベデットコントローラファームウェア152を実行する。例えば、インバータ82は、エンベデッドコントローラ67から供給される制御信号(例えば、矢印161)を基に、LCDバックライト81を駆動する。
BIOS62は、CPU11の制御の基づいて、OS154またはユーティリティプログラム155と周辺機器との間でデータの受け渡しを行う。例えば、BIOS62は、ユーティリティプログラム155からの問い合わせ(例えば、矢印163)に応じて、エンベデッドコントローラ67から輝度値を取得し(例えば、矢印164)、取得した輝度値を変換後、ユーティリティプログラム155に供給する(例えば、矢印163)。
ドライバ153は、特定の機器を制御するためのプログラムであり、OS154からの指示に従って、特定の機器を制御する。
OS154は、CPU11の制御に基づいて、情報処理装置1の全体を管理するソフトウェアであり、キーボード69の入力、LCD16への出力、またはRAM18若しくはHDD32の管理など、共通して利用される基本的な機能をユーティリティプログラム155に提供する。
ユーティリティプログラム155は、CPU11の制御に基づいて、HDD32からRAM18に適宜記憶され、各種の処理を実行する。アプリケーションはプログラム156、例えば、文書の作成や数値計算など、ある特定の目的(業務)のために設計されたプログラムのことをいい、ユーティリティプログラム155は、例えば、メモリの管理やコンピュータウィルスの駆除など、OS154やアプリケーションプログラム156の備える機能を補い、機能または操作性などを向上させるソフトウェアのことをいう。
本発明においては、ユーティリティプログラム155として、LCDの輝度の調節を制御するユーティリティプログラムがあり、例えば、OS起動時または情報処理装置1のユーザの操作などによって、RAM18に記憶され、常にRAM18上に常駐している。
ユーティティプログラム155がRAM18上に常駐することで、例えば、ユーザがボタン71を押した場合、ユーティティプログラム155は、エンベデッドコントローラ67からボタン71が押されたことを示す通知を受信する(例えば、矢印162)ことができる。
図6は、エンベデットコントローラファームウェア152の詳細について説明する図である。なお、ファームウェアとは、一般的には、ハードウェアの基本的な制御を行うために機器に組み込まれたソフトウェア(プログラム)をいう。このようなソフトウェアは、ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてファームウェアと称される。図6においては、プログラムとしてのエンベデッドコントローラファームウェア152の構成を示す。
エンベデットコントローラファームウェア152は、エンベデッドコントローラ67に実行されるプログラム、いわゆる、エンベデッドコントローラ67のファームウェアであり、例えば、エンベデッドコントローラ67の内部に備えるROMまたはRAMなどの記憶装置(図示せず)などに記憶されて、エンベデッドコントローラ67に実行され、CPU11から送信されてくる、エフエヌホットキー通知信号またはボタン通知信号などに応じて、LCD16の輝度を調節する。
エンベデットコントローラファームウェア152は、自動輝度制御部211、スムージング制御部212、エフエヌホットキー制御部213、ハードウェアボタン制御部214、インバータ制御部215、状態遷移制御部216、およびLED制御部217を含む。
自動輝度制御部211は、LCD16の輝度を自動で調節する自動状態において実行される。
スムージング制御部212は、スムージング機能を制御する。例えば、スムージング制御部212は、スムージング機能のオンとオフの切り替えを制御する。
ここで、スムージング機能とは、所定の段階に対応して順次変更される輝度を時間的に滑らかに変更する機能である。スムージング機能をオンにした場合、スムージング制御が有効になり、逆に、スムージング機能をオフにした場合、スムージング制御が無効になる。例えば、モードが自動状態で、かつ、スムージング機能がオンの場合、滑らかに輝度を変更するので、ユーザは、輝度の変更を意識せずに、情報処理装置1を使用することができる。
以下、このスムージング機能を制御することを、単に、スムージング制御と称する。
エフエヌホットキー制御部213は、キーボード69のエフエヌホットキーが押された場合、エフエヌホットキー通知信号に応じた通知をユーティリティプログラム155に供給する。ハードウェアボタン制御部214は、ボタン71が押圧された場合、ボタン通知信号に応じた通知をユーティリティプログラム155に供給する。
インバータ制御部215は、インバータ82を制御し、インバータ82により駆動されるLCDバックライト81の輝度を調節する。インバータ制御部215の詳細は、後述する。
状態遷移制御部216は、輝度を調節する状態(以下、モードと称する)の遷移を制御する。
ここで、モードについて、より詳細に説明する。輝度を調節する状態であるモードには、例えば、自動状態、手動状態、または最大状態などがある。自動状態は、輝度を自動で調節し、手動状態は、ユーザの指示により輝度を調節し、最大状態は、輝度を最大の値に調節する。より具体的には、例えば、モードを自動状態にした場合、ユーザの指示なしで、最適な輝度に設定することができる。また、モードを手動状態にした場合、ユーザの指示の基づいて、輝度を調節するので、ユーザの好みにあった輝度に設定することができる。さらに、モードを最大状態にした場合、より少ない手順で、最大の輝度に設定することができる。
なお、モードとスムージング機能は、使用状況に応じて、別々に設定することができる。例えば、モードが自動状態の場合、スムージング機能をオンに設定し、モードが手動状態の場合、スムージング機能をオフに設定するなど、別々に設定することができる。
LED制御部217は、輝度が最大となった場合、それのことを知らせるLED(図示せず)を点灯させる。すなわち、モードが最大状態となった場合、LEDは、点灯する。
自動輝度制御部211は、ポーリング制御部221、照度データ比較部222、照度変化通知発行部223、照度データ受け渡し部224、および輝度受け渡し部225を含む。
ポーリング制御部221は、エンベデッドコントローラ67の制御に基づいて、いわゆるポーリングにより、光センサ66から照度データを取得し、取得した照度データが有効な値であるか否かを判定する。ポーリング制御部221は、取得した照度データが有効な値である場合、今回取得した照度データ(以下、現在値と称する)、および1つ前に取得した照度データ(以下、前回値と称する)をRAM(図示せず)などに記憶させる。
照度データ比較部222は、前回値と現在値との差が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。
照度変化通知発行部223は、照度データ比較部222の判定の結果を基に、差が閾値以上である場合、照度データが閾値以上であることを示す通知(以下、照度変化通知と称する)をユーティリティプログラム155に供給する。
照度データ受け渡し部224は、ユーティリティプログラム155からの要求に応じて、光センサ66から取得した最新の照度データをユーティリティプログラム155に供給する。
輝度受け渡し部225は、ユーティリティプログラム155からの要求に応じて、インバータ82がLCDバックライト81に出力する値(以下、出力値と称する)を、BIOS62を介して、出力値を輝度に変換し、変換した輝度をユーティリティプログラム155に供給する。
スムージング制御部212は、輝度更新制御部231を含む。
輝度更新制御部231は、スムージング制御における輝度の変更速度を設定する。例えば、輝度の変更速度を上げた場合、より迅速に輝度が変更されるので、ユーザは、輝度が変更したことを意識せずに情報処理装置1を使用することができる。
エフエヌホットキー制御部213は、ポーリング制御部241、および状態変化通知部242を含む。
ポーリング制御部241は、エンベデッドコントローラ67の制御に基づいて、いわゆるポーリングにより、キーボード69からエフエヌホットキー通知信号を取得する。
状態変化通知部242は、予め定められたエフエヌホットキーが押された(押圧された)場合、押されたことを示す通知(以下、Make通知と称する)をユーティリティプログラム155に通知し、押されていたエフエヌホットキーが離された場合、離されたことを示す通知(以下、Break通知と称する)をユーティリティプログラム155に通知する。
ハードウェアボタン制御部214は、状態変化判定部251、およびボタン変化通知発行部252を含む。
状態変化判定部251は、ボタン71を押したときに供給されるボタン通知信号を基に、ボタン71の形状が変わったか否かを判定する。
ボタン変化通知発行部252は、状態変化判定部251の判定結果を基に、ボタン71の形状が変わった場合、ボタン71が押されたことを示す通知(以下、ハードウェアボタン変化通知と称する)をユーティリティプログラム155に発行する。
図7は、インバータ制御部215の詳細について説明する図である。
インバータ制御部215は、スムージング制御判定部271、インバータ出力値設定部272、インバータ出力値記憶部273、インバータ輝度判定部274、およびインバータ輝度算出部275を含む。
スムージング制御判定部271は、スムージング制御がオンに設定されているか否かを判定する。
インバータ出力値設定部272は、スムージング制御判定部271の判定結果を基に、インバータ82がLCDバックライト81に出力する値(以下、出力値と称する)を設定する。すなわち、この出力値の設定を変更することで、LCD16の輝度を変化させることができる。
インバータ出力値記憶部273は、出力値を比較するために保持する値(以下、ターゲット値と称する)を一時的に記憶する。すなわち、ターゲット値が最終的な出力値となるので、後述するように、現在値をターゲット値に近づけるように処理が行われる。
インバータ輝度判定部274は、ターゲット値と現在値とを比較し、比較した結果(以下、比較結果と称する)をインバータ輝度算出部275に供給する。等しいか否かを判定する。
インバータ輝度算出部275は、インバータ輝度判定部274から供給される比較結果を基に、出力値を算出する。より具体的には、例えば、ターゲット値が現在値よりも大きいことを示す比較結果の場合、現在値に予め定められた値を加算し、ターゲット値が現在値よりも小さいことを示す比較結果の場合、現在値から予め定められた値を減算して出力値を算出する。
すなわち、インバータ輝度算出部275が、現在値に予め定められた値を加算することで、現在値よりも輝度が上がるので、LCD16を明るくすることができる。また、現在値から予め定められた値を減算することで、現在値よりも輝度が下がるので、LCD16を暗くすることができる。その結果、周囲の環境に応じてLCD16の輝度を変化させることができる。
図8は、ユーティリティプログラム155の詳細について説明する図である。
ユーティリティプログラム155は、自動輝度制御部311、エフエヌホットキー制御部312、ハードウェアボタン制御部313、輝度算出部314、輝度取得部315、輝度通知部316および照度データ取得部317を含む。
自動輝度制御部311は、自動状態であるモードにおける処理を実行する。エフエヌホットキー制御部312は、キーボード69のエフエヌホットキーが押された場合の処理を実行する。ハードウェアボタン制御部313は、ボタン71が押された場合の処理を実行する。
輝度算出部314は、予め定められたユーザ設定を基に、照度データから、輝度値を算出する。例えば、輝度算出部314は、自動状態おいて、エンベデットコントローラから、最新の照度データを取得した場合、予め定められたユーザ設定を基に、最適な輝度値を算出する。なお、モードは、自動状態に限らず、手動状態または最大状態の場合でも、最適な輝度値を算出することができる。
輝度取得部315は、BIOS62を経由して、輝度値をエンベデッドコントローラ67に要求し、エンベデッドコントローラ67から、要求に応じた輝度値を取得する。
輝度通知部316は、輝度算出部314が算出した輝度値をBIOS62に通知する。例えば、新しい輝度値を取得した場合、輝度通知部316が、その新しい輝度値をBIOS62に通知することで、BIOS62は、新しい輝度値を基に、出力値を算出し、算出した出力値をエンベデッドコントローラ67に供給する。エンベデッドコントローラ67は、BIOS62から供給された出力値を設定することで、インバータ82がLCDバックライト81に出力する値を変更することができる。
照度データ取得部317は、照度変化通知発行部223から発行される照度変化通知を取得し、取得した照度変化通知に応じて、SPIC経由で、エンベデッドコントローラ67から、最新の照度データを取得する。
自動輝度制御部311は、輝度レベル設定部321を含む。
輝度レベル設定部321は、自動で輝度を制御する場合における輝度値を設定する。より具体的には、例えば、自動で輝度を制御する場合の輝度値を明るめに設定した場合、光センサ66から供給される照度データを基に、インバータ82がLCDバックライト81に出力する出力値は明るめに算出される。逆に、自動で輝度を制御する場合の輝度値を暗めに設定した場合、インバータ82がLCDバックライト81に出力する出力値は暗めに算出される。
このように、情報処理装置1のユーザの好みに応じて、自動で変化するときの輝度値を設定することができるので、使用環境により適した輝度を設定することができる。
エフエヌホットキー制御部312は、通知判定部331、マニュアル輝度設定制御部332、長押し制御部333、輝度状態表示部334、およびモード切り替え制御部335を含む。
通知判定部331は、エンベデッドコントローラ67から発行された通知がMake通知であるか否かを判定する。
マニュアル輝度設定制御部332は、エフエヌホットキー通知信号に応じた通知を基に、輝度値を変更する。より具体的には、例えば、Fnキーを押しながらF5キーが押された場合、輝度値を1段階下げ、Fnキーを押しながらF6キーが押された場合、輝度値を1段階上げる。
長押し制御部333は、所定のエフエヌホットキーが押されたときに、タイマを設定し、タイマにより計測される所定の時間(期間)継続して予め定めたキーが押圧されている場合、エフエヌホットキーが押されていると判定する(長押しであると判定する)。以下、所定のエフエヌホットキーを、一定時間以上押し続けている状態を、「長押し」と称する。また、所定のエフエヌホットキーを押した後、直ぐに離すことを、「長押し」に対して「短押し」と称する。さらに、ボタン71を一定時間以上押し続けている状態も同様に、「長押し」と称する。
輝度状態表示部334は、現在の輝度状態を示すGUI(Graphical User Interface)を表示する。より具体的には、例えば、モードが自動状態になった場合、自動状態を示すダイアログを表示し、モードが手動状態になった場合、手動状態を示すダイアログを表示し、モードが最大状態になった場合、最大状態を示すダイアログを表示する。
モード切り替え制御部335は、モードを制御する。より具体的には、例えば、モードが自動状態の場合、所定のエフエヌホットキーが押されたときに、モードを自動状態から手動状態に切り替え、モードが最大状態の場合、所定のエフエヌホットキーが押されたときに、モードを最大状態から手動状態に切り替え、モードが手動状態の場合、所定のエフエヌホットキーが押されたときに、モードを手動状態から最大状態に切り替える。
より具体的には、例えば、モードが自動状態で、FnキーとF6キーが同時に押された場合、輝度値が1段階上がり、モードは、自動状態から手動状態に変更される。さらに、上述した例で、輝度値が最大の輝度値より1段階前で、FnキーとF6キーが同時に押された場合には、輝度値が1段階上がることで、最大の輝度値となり、モードは、手動状態から最大状態に変更される。
ハードウェアボタン制御部313は、輝度状態表示部341、自動輝度設定ダイアログ表示部342、およびモード切り替え制御部343を含む。
輝度状態表示部341は、LCD16に、現在の輝度状態を示すGUIを表示させる。より具体的には、例えば、輝度状態表示部341は、LCD16に、モードが自動状態になった場合、自動状態を示すダイアログを表示させ、モードが手動状態になった場合、手動状態を示すダイアログを表示させ、モードが最大状態になった場合、最大状態を示すダイアログを表示させる。
自動輝度設定ダイアログ表示部342は、LCD16に、自動状態における輝度の設定を行う自動照度設定ダイアログを表示させる。例えば、自動輝度設定ダイアログに値を入力することにより、自動状態における輝度の調節を、明るめまたは暗めなどに設定することができる。
モード切り替え制御部343は、モードをの切り替えを制御する。より具体的には、例えば、モード切り替え制御部343は、モードが自動状態の場合、ボタン71が押されたときに、モードを自動状態から手動状態に切り替え、モードが最大状態の場合、ボタン71が押されたときに、モードを最大状態から通常状態に切り替え、モードが通常状態の場合、ボタン71が押されたときに、モードを通常状態から最大状態に切り替える。
図9は、BIOS62の詳細について説明する図である。
BIOS62は、出力値算出制御部361および出力値通知部362を含む。
出力値算出制御部361は、変換用のテーブルを基に、ユーティリティプログラム155から供給される輝度値を出力値に変換する。ここで、変換用のテーブルは、例えば、フラッシュメモリまたはEEPROMなどの不揮発性メモリに記憶され、出力値算出制御部361の要求に応じて、適宜、読み込まれる。また、変換用のテーブルには、例えば、輝度値と出力値を1対1に関連付けする情報などが記録されて、
出力値通知部362は、出力値算出制御部361が変換した出力値をエンベデッドコントローラ67に通知する。すなわち、エンベデッドコントローラ67が出力値通知部362から通知される出力値をインバータ82に設定することで、LCD16の輝度を変更することができる。
次に、モードが自動状態の場合の自動で輝度を設定する処理について説明する。
図10は、自動輝度設定の処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、エンベデッドコントローラファームウェア152の自動輝度制御部211は、光センサのポーリングの処理を実行して、光センサ66から照度データを取得する。光センサのポーリングの処理の詳細は後述する。
自動輝度制御部211は、前回値と現在値との差が所定の閾値以上である場合、照度が変化したことを示す通知(以下、照度変化通知と称する)をユーティリティプログラム155に通知する。
ステップS2において、ユーティリティプログラム155の自動輝度制御部311は、自動輝度制御部211から通知される照度変化通知に応じて、輝度値の算出の処理を実行する。輝度値の算出の処理の詳細は後述する。
ユーティリティプログラム155の輝度通知部316は、輝度算出部314が算出した輝度値をBIOS62に通知する。
ステップS3において、BIOS62は、輝度通知部316から通知される輝度値に応じて、出力値の算出の処理を実行する。出力値の算出の処理の詳細は後述する。
BIOS62の出力値通知部362は、出力値算出制御部361が算出した出力値をエンベデッドコントローラ67に通知する。
ステップS4において、エンベデッドコントローラファームウェア152のインバータ制御部215は、出力値通知部362から通知される出力値に応じて、インバータの値設定の処理を実行して、処理は終了する。インバータの値設定の処理の詳細は後述する。
次に、ステップS1の処理に対する、光センサのポーリングの処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
ステップS11において、自動輝度制御部211は、光センサのポーリングの処理の所定の更新間隔が経過したか否かを判定する。
ここで、所定の更新間隔とは、光センサのポーリングの処理を実行する間隔をいい、例えば、更新間隔に1が設定されることにより、1秒間隔でステップS11の処理が実行される。
ステップS11において、光センサのポーリングの処理の所定の更新間隔が経過していないと判定された場合、ステップS11に戻り、判定の処理を繰り返す。
ステップS11において、光センサのポーリングの処理の所定の更新間隔が経過したと判定された場合、ステップS12に進み、ポーリング制御部221は、モードが自動状態であるか否かを判定する。
ステップS12において、モードが自動状態であると判定された場合、ステップS13に進み、ポーリング制御部221は、光センサ66から照度データを取得する。
一方、ステップS12において、モードが自動状態でないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS14において、ポーリング制御部221は、取得した照度データが有効な値であるか否かを判定する。例えば、ステップS14において、ポーリング制御部221は、取得した照度データの値と、上限値および下限値を定める閾値とを比較することにより、取得した照度データが有効な値であるか否かを判定する。
ステップS14において、取得した照度データが有効な値でないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS14において、取得した照度データが有効な値であると判定された場合、ステップS15に進み、自動輝度制御部211は、前回、光センサ66から取得した照度データである現在値を前回値として記憶する。前回値は、例えば、LCD16が備える記憶装置(図示せず)、またはエンベデッドコントローラ67の内部に備える記憶装置(図示せず)などに記憶される。
ステップS16において、ポーリング制御部221は、光センサ66から取得した照度データを現在値として記憶する。前回値は、例えば、LCD16が備える記憶装置(図示せず)、またはエンベデッドコントローラ67の内部に備えるRAMなどに記憶される。
ステップS17において、照度データ比較部222は、前回値と現在値との差が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS17において、前回値と現在値との差が所定の閾値以上であると判定された場合、ステップS18に進み、照度変化通知発行部223は、照度変化通知をユーティリティプログラム155に供給する。
一方、ステップS17において、前回値と現在値との差が所定の閾値以上でないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、ステップS2の処理に対する、輝度値の算出の処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS31において、照度データ取得部317は、照度変化通知発行部223から供給された照度変化通知を取得する。
ステップS32において、照度データ取得部317は、エンベデッドコントローラ67から照度データを取得する。例えば、ステップS32において、照度データ取得部317は、SPIC経由で、照度データ受け渡し部224から供給される最新の照度データを取得する。
ステップS33において、輝度取得部315は、BIOS経由で、輝度受け渡し部225から供給される現在設定されている輝度値を取得する。
図13は、ユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理を説明するシーケンスフローである。
図左は、エンベデッドコントローラ67が行う処理を示し、図中は、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS51において、輝度取得部315は、輝度値の問い合わせをBIOS62に発信する。
ステップS52において、BIOS62は、輝度取得部315から輝度値の問い合わせを受信する。ステップS53において、BIOS62は、受信した輝度値の問い合わせに応じた現在の出力値の問い合わせを輝度受け渡し部225に発信する。
ステップS54において、輝度受け渡し部225は、BIOS62から出力値の問い合わせを受信する。ステップS55において、輝度受け渡し部225は、BIOS62からの出力値の問い合わせに応じて、現在の輝度出力値をBIOS62に返す。
ステップS56において、BIOS62は、エンベデッドコントローラ67から現在の輝度出力値を受信した後、受信した輝度出力値を輝度IDに変換して、変換した輝度IDを輝度取得部315に返す。ここで、輝度IDとは、例えば、輝度値を示す一意に識別する値であり、輝度取得部315は、この輝度IDを輝度値として認識する。
ステップS57において、輝度取得部315は、BIOS62から、現在の輝度値を受信する。ステップS58において、輝度取得部315は、受信した現在の輝度値を、例えば、ROMまたはRAMなどに記憶し、処理は終了する。
このようにして、インバータ82がLCDバックライト81に出力している現在の出力値を取得することができる。
図12に戻り、ステップS34において、輝度算出部314は、予め定められたユーザ設定を基に、ステップS32の処理で取得した照度データ、またはステップS33の処理で取得した輝度値から、適切な輝度値を算出する。
ここで、適切な輝度値とは、例えば、後述する自動輝度設定ダイアログにより、ユーザが、自動輝度調節を「明るめ」に設定した場合、「明るめ」に輝度値を算出し、逆に、自動輝度設定を「暗め」に設定した場合、「暗め」に輝度値を算出する。
ステップS35において、輝度通知部316は、ステップS34の処理で算出した輝度値をBIOS62に通知して、処理は終了する。
次に、ステップS3の処理に対する、出力値の算出の処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。
ステップS71において、BIOS62は、輝度通知部316から通知される輝度値を取得し、取得した輝度値を出力値算出制御部361に供給する。
ステップS72において、出力値算出制御部361は、BIOS62から供給された輝度値を基に、インバータ82が出力値をLCDバックライト81に出力できるように、輝度値に対応する出力値を算出し、算出した出力値を出力値通知部362に供給する。
ステップS73において、出力値通知部362は、出力値算出制御部361から供給された出力値をエンベデッドコントローラ67に通知して、処理は終了する。
次に、ステップS4の処理に対する、インバータの値設定の処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
ステップS91において、インバータ制御部215は、BIOS62の出力値通知部362から通知される出力値を取得する。
ステップS92において、スムージング制御判定部271は、スムージング制御部212にスムージング機能の状態を問い合わせ、問い合わせの結果を基に、スムージング制御はオンであるか否かを判定する。
ステップS92において、スムージング制御がオンでない(スムージング制御がオフである)と判定された場合、ステップS93に進み、インバータ出力値設定部272は、出力値通知部362から通知された出力値を、そのままインバータ82に設定する。
一方、ステップS92において、スムージング制御がオンであると判定された場合、ステップS93の処理はスキップされ、ステップS94に進む。
ステップS94において、インバータ出力値記憶部273は、出力値をターゲット値として記憶して、処理は終了する。
ここで、図16および図17を参照して、インバータの値設定の処理の詳細について説明する。
始めに、図16は、スムージング制御がオフの状態における輝度設定の処理を説明するシーケンスフローである。
図左は、エンベデッドコントローラ67が行う処理を示し、図中は、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS111において、輝度通知部316は、新しい輝度値をBIOS62に発信する。
ステップS112において、BIOS62は、輝度通知部316から、輝度値を受信する。ステップS113において、出力値算出制御部361は、受信した輝度値を、テーブルのデータに基づいて、出力値に変換する。ステップS114において、出力値通知部362は、変換された出力値をインバータ制御部215に発信する。
ステップS115において、インバータ制御部215は、BIOS62から出力値を受信する。ステップS116において、インバータ出力値設定部272は、スムージング制御がオフであるので、即座に出力値を変更し、処理は終了する。
すなわち、スムージング制御がオフの場合、輝度を滑らかに変更しなくてもよいので、即座に出力値を変更する。その結果、LCD16の輝度を、ユーザの指示なしで、最適な輝度に設定することができる。
次に、図17は、スムージング制御がオンの状態における輝度設定の処理を説明するシーケンスフローである。
図左は、エンベデッドコントローラ67が行う処理を示し、図中は、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS131において、輝度通知部316は、新しい輝度値をBIOS62に発信する。
ステップS132において、BIOS62は、輝度通知部316から、輝度値を受信する。ステップS113において、出力値算出制御部361は、受信した輝度値を、テーブルのデータに基づいて、出力値に変換する。ステップS134において、出力値通知部362は、変換された出力値をインバータ制御部215に発信する。
ステップS135において、インバータ制御部215は、BIOS62から出力値を受信する。ステップS136において、インバータ出力値記憶部273は、スムージング制御がオンであるので、即座に出力値を変更せず、新しいターゲット値として記憶して、処理は終了する。
すなわち、スムージング制御がオンの場合、輝度を滑らかに変更しなければならないので、即座に出力値を変更せず、一旦、出力値をターゲット値として、インバータ出力値記憶部273に記憶させる。また、ターゲット値を基に、後述するインバータの輝度設定の処理を実行することで、輝度を滑らかに変更することができる。
図18は、インバータの輝度設定の処理を説明するフローチャートである。
ステップS151において、インバータ制御部215は、インバータの輝度設定の処理の所定の更新間隔が経過したか否かを判定する。
ここで、所定の更新間隔とは、インバータの輝度設定の処理を実行する間隔をいい、例えば、5ミリ秒(msec)が設定されることにより、ステップS151の処理は、5ミリ秒間隔で実行される。また、所定の更新間隔は、適宜設定することができるが、輝度を滑らかに変更するために、上述した、光センサのポーリングの処理の更新間隔(例えば、1秒)よりも、短い時間(例えば、5ミリ秒)を設定することが望ましい。
ステップS151において、インバータの輝度設定の処理の所定の更新間隔が経過していないと判定された場合、ステップS151に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS151において、インバータの輝度設定の処理の所定の更新間隔が経過したと判定された場合、ステップS152に進み、状態遷移制御部216は、モードが自動状態であるか否かを判定する。
ステップS152において、モードが自動状態である場合、ステップS153に進み、インバータ輝度判定部274は、ステップS94の処理で設定したターゲット値が、ステップS33の処理で取得した現在値と等しいか否かを判定する。
一方、ステップS152において、モードが自動状態でない場合(手動または最大状態)である場合、インバータの輝度設定の処理を所定の間隔で行う必要がないので、ステップS151に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS153において、ターゲット値は、現在値と等しくないと判定された場合、ステップS154に進み、インバータ輝度判定部274は、ターゲット値が、現在値よりも大きいか否かを判定する。
一方、ステップS153において、ターゲット値が、現在値と等しいと判定された場合、インバータの設定値を変更する必要はないので、ステップS151に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS154において、ターゲット値が、現在値よりも大きいと判定された場合、ステップS155に進み、インバータ輝度算出部275は、現在値に予め定められた値を加算し、処理はステップS157に進む。
このように、現在値に予め定められた値を加算することで、現在値よりも輝度が上がるので、LCD16を明るくすることができる。その結果、周囲の環境に応じてLCD16の輝度を変化させることができる。
なお、予め定められた値とは、任意に設定することができるが、値を大きくしすぎると、更新間隔毎における輝度値の増加分(減少分)が大きくなるので、輝度が急激に変化し(短時間に輝度が大きくなり)、ユーザに輝度を変更したことを意識させてしまう。また、逆に値を小さくしすぎると、更新間隔における輝度値の増加分(減少分)が小さくなってしまい、輝度の変化にあまりに長い時間がかかることになり、実質的に輝度が変化しなくなってしまうので、両者のバランスを考えながら所定の値が設定される。
ステップS155において、現在値に加算される値は、予め定めた固定の値でもよく、またユーザにより設定される値としてもよい。
一方、ステップS154において、ターゲット値が、現在値よりも小さいと判定された場合、ステップS156に進み、インバータ輝度算出部275は、現在値から予め定められた値を減算する。
このように、現在値から予め定められた値を減算することで、現在値よりも輝度が下がるので、LCD16を暗くすることができる。その結果、周囲の環境に応じてLCD16の輝度を変化させることができる。
ステップS157において、インバータ出力値設定部272は、ステップS155の処理、またはステップS156の処理によって算出された値をインバータ82に設定し、ステップS151に戻り、上述した処理を繰り返す。
このようにして、スムージング制御がオンの場合、滑らかに輝度を調節することができるので、ユーザは、LCD16の輝度が変化したことを意識せずに情報処理装置1を使用することができる。
次に、情報処理装置1のボタン71が押されたときの処理について説明する。
図19は、ボタン71が押されたときの状態遷移図である。
上述したように、モードには、輝度を自動で調節する自動状態401、輝度を手動で調節する手動状態402、および最大の輝度に調節する最大状態403の3つのモードがある。
自動状態401においては、LCD16の輝度は、最大以外の輝度が設定され、スムージング制御は、オンに設定される。すなわち、自動状態では、スムージング制御を行うので、輝度値を自動、かつ、周囲の明るさに応じて、滑らかに変更することができる。
自動状態401でボタン71が押された場合、モードは、手動状態402に遷移する。
手動状態402においては、LCD16の輝度は、最大以外の輝度に設定され、スムージング制御は、オフに設定される。すなわち、手動状態402では、最大の輝度となった場合、モードは、最大状態403となるので、最大以外の輝度で設定される。また、輝度をユーザの指示で調節するので、スムージング制御を行う必要はない。
手動状態402でボタン71が押された場合、モードは、最大状態403に遷移する。
最大状態403においては、LCD16の輝度は、最大の輝度に設定され、スムージング制御は、オフに設定される。すなわち、最大状態では、最大以外の輝度となった場合、モードは、手動状態402となるので、最大の輝度で設定される。また、輝度を調節する必要はないので、スムージング制御を行う必要はない。
このように、ボタン71を押すだけで、簡単にモードを変更することができるので、情報処理装置1のユーザに最適なユーザビリティを提供することができる。
図20は、ボタン状態の判定の処理を説明するフローチャートである。
ステップS201において、ハードウェアボタン制御部214は、ボタン形状判定の処理の所定の更新間隔が経過したか否かを判定する。
ここで、所定の更新間隔とは、ボタン形状判定の処理を実行する間隔をいい、例えば、5(msec)で設定されることにより、5ミリ秒間隔で処理が実行される。
ステップS201において、ボタン形状判定の処理の所定の更新間隔が経過したと判定された場合、ステップS202に進み、LED制御部217は、輝度が最大であるか否かを判定する。
一方、ステップS201において、ボタン形状判定の処理の所定の更新間隔が経過していないと判定された場合、ステップS201に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS202において、輝度が最大であると判定された場合、ステップS203に進み、LED制御部217は、LEDを点灯させる。LEDは、例えば、情報処理装置1の縁や側面などの所定の位置に設けられるボタン71の内側に備えられ、最大の輝度となった場合、ボタン71が点灯する。
図21は、最大の輝度におけるLEDの点灯を説明する図である。
図21で示される例において、最大の輝度の場合、LEDは点灯するので、ボタン71も点灯している。
このように、最大の輝度の場合、LEDを点灯させることで、情報処理装置1のユーザにLCD16の輝度が最大であることを知らせることができるので、ユーザは、現在の輝度が最大であることを瞬時に知ることができる。
図20に戻り、一方、ステップS202において、輝度が最大でないと判定された場合、ステップS203の処理はスキップされ、ステップS204に進み、LEDを消灯させる。すなわち、ステップS203の処理で点灯したLEDが、輝度が最大ではなくなったので、ステップS204の処理により、消灯される。
図22は、最大以外の輝度におけるLEDの消灯を説明する図である。
図22で示される例において、最大以外の輝度の場合、LEDは消灯しているので、ボタン71は、点灯していない。
このように、最大以外の輝度の場合、LEDを消灯させることで、情報処理装置1のユーザにLCD16の輝度が最大でないことを知らせることができるので、ユーザは、現在の輝度が最大でないことを瞬時に知ることができる。
図20に戻り、ステップS205において、状態変化判定部251は、ボタン71からの信号を下に、ボタン71に変化があったか否かを判定する。
ステップS205において、ボタン71に変化があったと判定された場合、ステップS206に進み、ハードウェアボタン制御部214は、いわゆる、チャタリングを除去させる。ここで、チャタリングとは、機械接点等でスイッチが入った当初の不安定な状態のことをいい、対応策として、例えば、チャタリングの期間を避けてデータ取り込みを行うことで(所定の期間継続して信号の値が維持されるか否かを判定することにより)、チャタリングを除去するなどの方法がある。
一方、ステップS205において、ボタン71に変化がなかったと判定された場合、ボタン71は押されていないので、ステップS201に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS207において、ボタン変化通知発行部252は、ハードウェアボタン変化通知をユーティリティプログラム155に発行して、ステップS201に戻り、上述した処理を繰り返す。
図23は、ボタン変化通知発行部252からのハードウェアボタン変化通知を受け取ったときの、ユーティリティプログラムのボタンを押したときの処理を説明するフローチャートである。
ステップS221において、ハードウェアボタン制御部313は、ボタン変化通知発行部252から通知されるハードウェアボタン変化通知に応じて、ボタン71の状態をハードウェアボタン制御部214に問い合わせる。
ステップS222において、ハードウェアボタン制御部313は、ステップS222の処理に応じた、ハードウェアボタン制御部214からの通知を基に、ボタン71が押されたか否かを判定する。すなわち、ボタン71が押された場合、例えば、ハードウェアボタン制御部214からボタン71が押されたことを示す通知(以下、ボタン押し通知と称する)が通知されたとき、ボタン71が押されたと判定する。また、逆に、ハードウェアボタン制御部214からボタン71が離されたことを示す通知(以下、ボタン離し通知と称する)が通知されたとき、ボタン71が離されたと判定する。
ステップS222において、ハードウェアボタン制御部214から、ボタン押し通知が通知され、ボタン71が押されたと判定された場合、ステップS223に進み、ハードウェアボタン制御部313は、タイマを設定する。ここで、タイマは、ボタン71が長押しで押されたかを判定するために設定するもので、タイマに設定された所定の時間内に、ボタン71が離されなかった(ボタン離し通知が通知されない)場合、長押しであると判定する。
ステップS224において、ハードウェアボタン制御部313は、タイマが経過したか否かを判定する。すなわち、ステップS223の処理で設定されたタイマによる所定の時間が経過したか否かを判定する。
ステップS224において、タイマが経過したと判定された場合、新たにボタン変化通知が取得されることなくタイマに設定された時間が経過したので(例えば、ボタン71が長押しされたので)、ステップS225に進み、自動輝度設定ダイアログ表示部342は、自動輝度設定ダイアログを表示する。
図24は、自動輝度設定ダイアログの例を示す図である。
タブ431は、システム情報、起動時設定、パワーオンパスワード、デバイス、Sボタン設定、プラグアンドプレイ、自動輝度設定、ステーション/ポートリプリケータを含むように構成される。ユーザの指示が、タブの自動輝度設定432を選択するものであった場合、自動輝度設定ダイアログ421が表示される。
自動輝度設定ダイアログ421は、自動輝度調節のスライダ433、OKボタン434、キャンセルボタン435、適用ボタン436、デフォルトボタン437、ヘルプボタン438、および輝度ボタンの説明439を含むように構成される。
スライダ433は、自動状態における輝度の調節のレベルを設定する。例えば、スライダ433を上に動かす(標準から明るめにする)ことで、自動状態における輝度の調節を明るめに設定することができる。また、スライダ433を下に動かす(標準から暗めにする)ことで、自動状態における輝度の調節を暗めにすることができる。
このようにすることで、ユーザの使用環境に適した好みの調節が可能となる。
次に、各ボタンについて説明する。なお、各ボタンの説明においては、ユーザの指示により、それぞれのボタンが押されたものとして説明する。
OKボタン434は、スライダ433による自動輝度調節の設定を有効にし、自動輝度設定ダイアログ421を閉じる。キャンセルボタン435は、スライダ433による自動輝度調節の設定を無効にし、自動輝度設定ダイアログ421を閉じる。適用ボタン436は、スライダ433による自動輝度調節の設定を有効にする。デフォルトボタン437は、自動輝度調節の設定を初期値に戻す。ヘルプボタン438は、例えば、自動輝度設定ダイアログ421のヘルプのアプリケーションプログラムを起動させる。
輝度ボタンの説明439は、輝度ボタンであるボタン71の情報処理装置1における位置を説明している。
図23に戻り、一方、ステップS224において、タイマが経過していないと判定された場合、所定の時間の経過、またはボタン離し通知が通知されるまで、ステップS224の処理を繰り返す。
ステップS222において、ハードウェアボタン制御部214から、ボタン離し通知が通知され、ボタン71が離されたと判定された場合、ステップS226に進み、ハードウェアボタン制御部313は、タイマが動作しているか否かを判定する。
ステップS226において、タイマが存在すると判定された場合、ステップS227に進みタイマを停止させる。すなわち、タイマ動いている間は、上述したように、既に、ボタン押し通知が通知されているので、ボタン離し通知が通知されたときに、ボタン押し通知に応じて設定されたタイマを停止させることで、ボタン71を押して、離すという一連の動作が終了したことになる。
ステップS228において、ハードウェアボタン制御部313は、変更後のモードが自動状態であるか否かを判定する。
ステップS228において、変更後のモードが自動状態でないと判定された場合、変更後のモードが、手動または最大状態であるので、ステップS229に進み、モード切り替え制御部343は、スムージング制御をオフに設定する。
ここで、ステップS230は、上述した、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるであるので、その説明は、適宜省略する。
ステップS230において、輝度取得部315は、BIOS62経由で、輝度受け渡し部225から、現在の輝度値を取得する。
ここで、ステップS231の処理は、上述した、図16のスムージング制御がオフの状態における輝度設定の処理と同様であるのでその説明は、適宜省略する。
ステップS231において、輝度通知部316は、ステップS230の処理で取得した輝度値を、BIOS62経由で変換し、変換された出力値をエンベデッドコントローラ67に通知する。
ステップS232において、輝度状態表示部341は、輝度状態のダイアログを表示する。ここで、輝度状態のダイアログは、手動または最大状態のダイアログが表示される。
輝度状態のダイアログは、例えば、モードを示す名称、および輝度状態を示すインジケータを含むように構成される。
図25は、モードが手動状態であるときの輝度状態のダイアログの例を示す図である。
図25で示される例において、モードが手動状態であるときの輝度状態のダイアログは、“輝度”であるモードを示す名称、および可変のインジケータ451が表示される。
可変のインジケータ451は、例えば、所定のエフエヌホットキーが押された場合、変更後の輝度値に応じて、インジケータ451が増加したり、減少したりする。
図26は、モードが最大状態であるときの輝度状態のダイアログの例を示す図である。
図26で示される例において、モードが最大状態であるときの輝度状態のダイアログは、“輝度(最大)”であるモードを示す名称、および最大で固定のインジケータ456が表示される。
モードが最大状態の場合、最大の輝度値であるので、インジケータ456は、常に、最大を示す。
図23に戻り、一方、ステップS228において、変更後のモードが自動状態であると判定された場合、ステップS233に進み、自動輝度制御部311は、SPIC経由で、照度データ受け渡し部224から供給される最新の照度データを取得する。
ここで、ステップS234の処理は、上述した、図16のスムージング制御がオフの状態における輝度設定の処理と同様であるのでその説明は、適宜省略する。
ステップS234において、ステップS233の処理で取得した照度データを、BIOS62経由で変換し、変換された出力値をエンベデッドコントローラ67に通知する。
ステップS235において、輝度状態表示部341は、輝度状態のダイアログを表示する。ここで、輝度状態のダイアログは、自動状態のダイアログが表示される。
図27は、モードが自動状態であるときの輝度状態のダイアログの例を示す図である。
図27で示される例において、モードが自動状態であるときの輝度状態のダイアログは、“輝度(自動)”であるモードを示す名称、および非アクティブなインジケータ461が表示される。
モードが自動状態の場合、インジケータ461は、例えば、インジケータが無効であることを示すために、グレーなどで表示され、非アクティブな状態に遷移する。
図23に戻り、ステップS236において、モード切り替え制御部343は、変更後のモードが自動状態であるので、スムージング制御をオンに設定し、処理は終了する。
次に、図28乃至図32のシーケンスフローを参照して、ボタン71が押されたときの様々なパターンについて説明する。
始めに、図28は、ユーザにより、ボタンが長押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うボタン71の操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS251において、ボタン71は、ユーザの指示により、長押しされる。
ステップS252において、状態変化判定部251は、ボタン71の変化を検知する。ハードウェアボタン制御部214は、チャタリングを除去し、一定時間変化が無く、ノイズではないことを確認する。
ステップS253において、ボタン変化通知発行部252は、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン変化通知をハードウェアボタン制御部313に通知する。
ステップS254において、ハードウェアボタン制御部313は、ボタン変化通知発行部252から通知されるハードウェアボタン変化通知を取得する。
ステップS255において、ハードウェアボタン制御部313は、ハードウェアボタン変化通知に応じて、BIOS62を経由して、ボタン71の状態の問い合わせ(以下、ハードウェアボタン状態要求と称する)をハードウェアボタン制御部214に発信する。
ステップS256において、ハードウェアボタン制御部214は、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン制御部313から、ハードウェアボタン状態要求を受信する。
ステップS257において、ハードウェアボタン制御部214は、ユーザがボタン71を長押ししているので、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン状態要求に応じたボタン押し通知をハードウェアボタン制御部313に返す。
ステップS258において、ハードウェアボタン制御部313は、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン制御部214からボタン押し通知を受信し、ボタン71が押されていることを確認する。
ステップS259において、ハードウェアボタン制御部313は、タイマを設定して、時間の計測を開始する。
ステップS260において、ハードウェアボタン制御部313が、タイマにより、ボタン71が一定時間押されたことを確認した場合、自動輝度設定ダイアログ表示部342は、自動輝度設定ダイアログ421を表示し、処理は終了する。
次に、図29は、ボタンが長押しされた後、離されたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うボタン71の操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS271において、長押しされていたボタン71(例えば、図28で示す例)は、ユーザの指示により、離される。
ステップS272において、状態変化判定部251は、ボタン71の変化を検知する。ハードウェアボタン制御部214は、チャタリングを除去し、一定時間変化が無く、ノイズではないことを確認する。
ステップS273において、ボタン変化通知発行部252は、BIOS62を経由して、長押しされていたボタン71が離されたので、ハードウェアボタン変化通知をハードウェアボタン制御部313に通知する。
ステップS274において、ハードウェアボタン制御部313は、ボタン変化通知発行部252から通知されるハードウェアボタン変化通知を取得する。
ステップS275において、ハードウェアボタン制御部313は、ハードウェアボタン変化通知に応じて、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン状態要求をハードウェアボタン制御部214に発信する。
ステップS276において、ハードウェアボタン制御部214は、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン制御部313からハードウェアボタン状態要求を受信する。
ステップS277において、ハードウェアボタン制御部214は、長押しされていたボタン71が離されたので、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン状態要求に応じたボタン離し通知をハードウェアボタン制御部313に返す。
ステップS278において、ハードウェアボタン制御部313は、BIOS62を経由して、ハードウェアボタン制御部214からボタン離し通知を受信し、ボタン71が離されていることを確認する。
ステップS279において、ハードウェアボタン制御部313は、自動輝度設定ダイアログが表示されているため何も処理を実行せずに、処理は終了する。
次に、図30は、自動状態でボタンが短押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うボタン71の操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS291において、現在の輝度値を問い合わせる処理を実行することで、ユーティリティプログラム155は、BIOS62を経由して、エンベデッドコントローラ67から、現在の輝度値を取得する。現在の輝度値を問い合わせる処理は、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS292において、モード切り替え制御部343は、BIOS62を経由して、自動制御をオフに設定することを示す要求(以下、自動制御オフの設定要求と称する)を状態遷移制御部216に発信する。ここで、自動制御とは、輝度の調節を自動で行う制御のことをいい、自動制御がオンの場合、モードは、自動状態となり、自動状態がオフの場合、モードは、手動または最大状態となる。
ステップS293において、状態遷移制御部216は、BIOS62を経由して、モード切り替え制御部343から、自動制御オフの設定要求を受信し、ステップS294において、受信した自動制御オフの設定要求を基に、自動制御をオフに設定する。
ステップS295において、輝度状態表示部341は、モードが自動状態から手動状態に変わったので、手動状態を示すGUIであるダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)の表示、および変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS296において、LED制御部217は、モードが最大状態ではないので、LEDを消灯のままにしておく。
ステップS297において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS291の処理によって取得した輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
次に、図31は、最大状態でボタンが短押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うボタン71の操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS311において、照度データ取得部317は、BIOS62を経由して、照度データ受け渡し部224に照度情報の問い合わせを発信する。
ステップS312において、照度データ受け渡し部224は、BIOS62を経由して、照度データ取得部317から、照度情報の問い合わせを受信する。
ステップS313において、照度データ取得部317は、受信した照度情報の問い合わせに応じて、光センサ66から現在の照度データを取得し、取得した照度データをユーティリティプログラム155に返信する。
ステップS314において、照度データ取得部317は、BIOS62を経由して、照度データ受け渡し部224から、現在の照度データを受信する。
ステップS315において、輝度算出部314は、受信した照度データおよびユーザ設定を基に、適正な輝度値を算出する。
ステップS316において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS315の処理によって取得した輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS317において、モード切り替え制御部343は、BIOS62を経由して、スムージングをオンに設定することを示す要求(スムージングオンの要求)をスムージング制御部212に発信し、さらに、自動制御をオンに設定することを示す要求(以下、自動制御オンの設定要求)を状態遷移制御部216に発信する。
ステップS318において、状態遷移制御部216は、BIOS62を経由して、モード切り替え制御部343から、自動制御オフの設定要求を受信する。また、スムージング制御部212は、BIOS62を経由して、モード切り替え制御部343から、スムージングオンの要求を受信する。
ステップS319において、状態遷移制御部216は、受信した自動制御オンの設定要求を基に、自動制御をオンに設定する。すなわち、モードが自動状態に設定される。
ステップS320において、スムージング制御部212は、受信したスムージングオンの要求を基に、スムージング制御をオンに設定する。
ステップS321において、輝度状態表示部341は、モードが最大状態から自動状態に変わったので、自動状態を示すGUIであるダイアログ(例えば、図27の輝度状態のダイアログ)の表示、および変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS322において、LED制御部217は、モードが最大状態ではないので、LEDを消灯のままにしておく。
次に、図32は、手動状態でボタンが短押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うボタン71の操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。
ステップS341において、現在の輝度値を問い合わせる処理を実行することで、ユーティリティプログラム155は、BIOS62を経由して、エンベデッドコントローラ67から、現在の輝度値を取得する。現在の輝度値を問い合わせる処理は、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS342において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS341の処理によって取得した輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS343において、輝度状態表示部341は、モードが手動状態から最大状態に変わったので、最大状態を示すGUIであるダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)の表示、および変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS344において、LED制御部217は、モードが最大状態となり、輝度の出力値が最大となったため、LEDを点灯させる。このようにすることで、直接的に、輝度が最大となったことを知ることができる。
次に、図33は、エフエヌホットキーが押されたときの状態遷移図である。
図33で示されるエフエヌホットキーが押されたときの状態遷移図において、図19のボタン71が押されたときの状態遷移図と同様の部分には、同一の符号が付してあり、その説明は適宜省略する。
上述したように、モードには、輝度を自動で調節する自動状態401、輝度を手動で調節する手動状態402、および最大の輝度に調節する最大状態403の3つのモードがある。
また、エフエヌホットキーは、FnキーとF5キーとの組み合わせで押された場合、輝度を下げ、FnキーとF6キーとの組み合わせで押された場合、輝度を上げるように予め設定されているものとする。
自動状態401で、FnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーとの組み合わせで押された場合、モードは、手動状態402に遷移する。また、最大より1段階低い輝度において、FnキーとF6キーとの組み合わせで押された場合、輝度が1段階上がることで、最大の輝度となるので、モードは、最大状態403に遷移し、LEDが点灯する。
手動状態402で、FnキーとF5キーとの組み合わせで押された場合、手動状態402のまま、輝度値は下がる。また、最大より1段階低い輝度において、FnキーとF6キーとの組み合わせで押された場合、輝度が1段階上がることで、最大の輝度となるので、モードは、最大状態403に遷移する。すわわち、最大より2段階以上低い輝度においては、FnキーとF6キーとの組み合わせで押された場合、手動状態402のまま、輝度値は上がる。
最大状態403で、FnキーとF5キーとの組み合わせで押された場合、輝度値が下がり、最大の輝度ではなくなるので、モードは、手動状態402に遷移する。なお、最大状態403で、FnキーとF6キーとの組み合わせで押された場合、これ以上、輝度値を上げることはできないので、モードは、最大状態403のままで、輝度値も変わらない。
次に、図34は、キーボードのポーリングの処理を説明するフローチャートである。
ステップS401において、ポーリング制御部241は、キーボードのポーリングの処理の所定の更新間隔が経過したか否かを判定する。
ここで、所定の更新間隔とは、キーボートのポーリングの処理を実行する間隔をいい、例えば、5(msec)で設定されることにより、5ミリ秒間隔で処理が実行される。
ステップS401において、キーボードのポーリングの処理の所定の更新間隔が経過したと判定された場合、ステップS402に進み、ポーリング制御部241は、Fnキーを押しながら、F5キーまたはF6キーが押されたか否かを判定する。
一方、ステップS401において、キーボードのポーリングの処理の所定の更新間隔が経過していないと判定された場合、ステップS11に戻り、上述した処理を繰り返す。
ステップS402において、Fnキーを押しながら、F5キーまたはF6キーが押されたと判定された場合、ステップS403に進み、状態変化通知部242は、エフエヌホットキーが押されたことを示すMake通知をユーティリティプログラム155に発行し、ステップS401に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS402において、Fnキーを押しながら、F5キーまたはF6キーが押されていないと判定された場合、ステップS404に進み、ポーリング制御部241は、FnキーとF5キーまたはF6キーのどちらかが離されたか否かを判定する。
ステップS404において、FnキーとF5キーまたはF6キーのどちらかが離されたと判定された場合、ステップS405に進み、状態変化通知部242は、エフエヌホットキーが離されたことを示すBreak通知をユーティリティプログラム155に発行し、ステップS401に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS404において、FnキーとF5キーまたはF6キーのどちらも離されていないと判定された場合、ステップS401に戻り、上述した処理を繰り返す。
図35は、エフエヌホットキー制御部312が、エフエヌホットキー制御部213から供給されるボタン状態の変化(例えば、所定のエフエヌホットキーを押した場合)を示す通知(以下、ボタン変化通知と称する)を取得したときのユーティリティプロプログラム155の処理(エフエヌホットキーを押したときの処理)を説明するフローチャートである。
ステップS421において、通知判定部331は、受信したボタン変化通知に応じて、状態変化通知部242からボタン71の状態を示す通知を取得し、取得したボタン71の状態を示す通知が、Make通知であるか否かを判定する。すなわち、ボタン71の状態を示す通知がMake通知であるか否かを判定することで、FnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーが押されたか否かを判定することができる。
ステップS421において、ボタン変化通知がMake通知であると判定された場合、ステップS422に進み、長押し制御部333は、タイマを設定する。所定のエフエヌホットキーが押されたときに、タイマを設定することで、タイマがある間は、エフエヌホットキーが押されていると判定する(長押しであると判定する)ことができる(例えば、後述するステップS430の処理)。
一方、ステップS421において、ボタン変化通知がMake通知でないと判定された場合、Break通知を取得したので、ステップS431に進み、タイマを消して、処理は終了する。すなわち、所定のエフエヌホットキーが離されたときに、タイマを消すことで、タイマがない間は、所定のエフエヌホットキーが離されていると判定することができる(例えば、後述するステップS430の処理)。
ステップS423において、モード切り替え制御部335は、モードが自動状態であるか否かを判定する。
ステップS423において、モードが自動状態であると判定された場合、ステップS424に進み、モード切り替え制御部335は、スムージング制御をオフに設定する。すなわち、上述したように、自動状態において、所定のエフエヌホットキーが押された場合、手動または最大状態となるので、スムージング制御をオフに設定する。
一方、ステップS423において、モードが自動状態でないと判定された場合、スムージング制御はオフに設定されているので、ステップS424の処理をスキップされ、ステップS426に進む。
ステップS425において、輝度取得部315は、現在の輝度値をBIOS62経由で取得する。現在の輝度値を取得する処理は、上述した、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS426において、エフエヌホットキー制御部312は、ボタン変化通知に含まれる所定の情報を基に、最大の輝度値でFnキーとF6キーとが押されたか、または最小の輝度値でFnキーとF5キーとが押されたかを判定する。
ステップS426において、最大の輝度値でFnキーとF6キーとが押された、または最小の輝度値でFnキーとF5キーとが押されたと判定された場合、輝度値を変更できないので、ステップS427乃至ステップS429の処理はスキップされ、ステップS430に進む。
一方、ステップS426において、最大の輝度値でFnキーとF6キーとが押されていない、または最小の輝度値でFnキーとF5キーとが押されていないと判定された場合、ステップS427に進み、マニュアル輝度設定制御部332は、輝度値を1段階変更する。すなわち、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF6キーとが押された場合、輝度値を1段階上げ、FnキーとF5キーとが押された場合、輝度値を1段階下げる。
ステップS428において、輝度通知部316は、ステップS428の処理によって変更した輝度値である新しい輝度値をBIOS62に発行する。新しい輝度値をBIOS62に発行する処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS429において、輝度状態表示部334は、輝度状態のダイアログを表示し、輝度状態の変更を通知する音を鳴らす。
すなわち、モードが手動状態に変わった場合、手動状態を示すダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)を表示し、モードが最大状態に変わった場合、最大状態を示すダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)を表示する。また、変更を通知する、例えば、ビープ音などの音を鳴らす。
ステップS430において、長押し制御部333は、期間が経過したか(ステップS422の処理で設定したタイマが動作しているか)否かを判定する。ステップS430において、期間が経過したと判定された場合、上述したように、所定のエフエヌホットキーが押されているので(長押しである)、ステップS426に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS430において、期間を経過したと判定された場合、上述したように、所定のエフエヌホットキーが離されたので、処理を終了する。
次に、図36乃至図46のシーケンスフローを参照して、所定のエフエヌホットキーが押されたときの様々なパターンについて、より詳細な説明する。
始めに、図36のシーケンスフローを参照して、自動状態でFnキーとF5キーとが長押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、自動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF5キーとを長押している。
ステップS451において、モード切り替え制御部335は、ユーザが、FnキーとF5キーとを長押ししているので、上述したように、モードを自動状態から手動状態に変更し、手動状態であるので、スムージング制御をオフに設定する。
ステップS452において、状態遷移制御部216は、ユーザが、FnキーとF5キーとを長押ししているので、上述したように、モードを自動状態から手動状態に変更する。さらに、スムージング制御部212は、手動状態であるので、スムージング制御をオフに設定する
ステップS453において、現在の輝度値を問い合わせる処理を実行することで、ユーティリティプログラム155は、BIOS62を経由して、エンベデッドコントローラ67から、現在の輝度値を取得する。現在の輝度値を問い合わせる処理は、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS454において、マニュアル輝度設定制御部332は、ステップS453の処理によって取得した現在の輝度値を基に、FnキーとF5キーとが押されているので、輝度値を1段階下げる。
ステップS455において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS454の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS456において、輝度状態表示部334は、モードが自動状態から手動状態に変わったので、手動状態であるダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)を表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS457において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値でFnキーとF5キーとが押されたかを判定し、最小の輝度値でFnキーとF5キーとが押された場合、輝度値を変更できないので、処理は終了する。一方、最小の輝度値ではない場合、ステップS458に進む。
ステップS458において、エフエヌホットキー制御部312は、BIOS62を経由して、ボタンの状態の問い合わせをエフエヌホットキー制御部213に発信する。
ステップS459において、エフエヌホットキー制御部213は、エフエヌホットキー制御部312から、BIOS62を経由して、ボタンの状態の問い合わせを受信する。
ステップS460において、ポーリング制御部241は、FnキーとF5キーとが押されていることを確認し、状態変化通知部242は、例えば、FnキーとF5キーとが押されていることを示すMake通知を通知判定部331に返す。
ステップS461において、通知判定部331は、状態変化通知部242から供給されるMake通知を取得し、FnキーとF5キーとが押されていることを確認する。
ステップS462において、長押し制御部333は、タイマを設定して、時間の計測を開始する。上述したように、タイマを設定することで、タイマがある間は、FnキーとF5キーとが押されているとすることができる。
ステップS463において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF5キーとが押されているので、輝度値を1段階下げる。
ステップS464において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS463の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS465において、輝度状態表示部334は、ステップS456の処理で表示したダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)のインジケータ451を1つ減らして表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS466において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値となった場合、またはボタン(FnキーまたはF5キー)が離された場合、処理を終了する。一方、最小の輝度値以外でボタン(FnキーおよびF5キー)が押されている場合、ステップS458に戻り、処理を繰り返す。
次に、図37のシーケンスフローを参照して、自動状態でFnキーとF6キーとが長押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、自動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF6キーとを長押している。
ステップS481乃至ステップS483の処理のそれぞれは、図36のステップS451乃至ステップS453の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は、省略する。
ステップS484において、マニュアル輝度設定制御部332は、ステップS483の処理によって取得した現在の輝度値を基に、FnキーとF6キーとが押されているので、輝度値を1段階上げる。
ステップS485およびステップS486の処理は、図36のステップS455およびステップS456の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS487において、エフエヌホットキー制御部312は、最大の輝度値でFnキーとF6キーとが押されたか否かを判定し、最大の輝度値でFnキーとF6キーとが押された場合、輝度値を変更できないので、処理は終了する。一方、最大の輝度値ではない場合、ステップS488に進む。
ステップS488およびステップS489の処理は、図36のステップS458およびステップS459の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS490において、ポーリング制御部241は、FnキーとF6キーとが押されていることを確認し、状態変化通知部242は、FnキーとF6キーとが押されていることを示すボタン変化通知(例えば、Make通知)をユーティリティプログラムに返す。
ステップS491において、エフエヌホットキー制御部312は、状態変化通知部242から供給されるMake通知を取得し、FnキーとF6キーとが押されていることを確認する。
ステップS492の処理は、図36のステップS462の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS493において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF6キーとが押されているので、輝度値を1段階上げる。
ステップS494において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS493の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS495において、輝度状態表示部334は、ステップS486の処理で表示したダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)のインジケータ451を1つ増やして表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS496において、エフエヌホットキー制御部312は、最大の輝度値となった場合、またはボタン(FnキーまたはF6キー)が離された場合、処理を終了する。一方、最大の輝度値以外でボタン(FnキーおよびF6キー)が押されている場合、ステップS488に戻り、処理を繰り返す。
また、ステップS493の処理を行うことで、最大の輝度値となった場合、以下のステップS497乃至ステップS499の処理を行う。
ステップS497において、LED制御部217は、最大の輝度値となったため、LEDを点灯させる。このようにすることで、ユーザは、直接的に、輝度が最大となったことを知ることができる。
ステップS498において、状態遷移制御部216は、最大の輝度値となったため、モードを手動状態から最大状態に変更する。ちなみに、スムージング制御の設定は、オフのままとする。
ステップS499において、輝度状態表示部334は、モードが手動状態から最大状態に変わったので、最大状態であるダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)を表示する。また、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らすようにしてもよい。
次に、図38のシーケンスフローを参照して、自動状態でFnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーとが短押されたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、自動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーを押す。
ステップS511乃至ステップS513の処理のそれぞれは、図36のステップS451乃至ステップS453の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
ステップS514において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF6キーとが押された場合、輝度値を1段階上げ、FnキーとF5キーとが押された場合、輝度値を1段階下げる。
ステップS515およびステップS516の処理は、図36のステップS455およびステップS456の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS517において、エフエヌホットキー制御部312は、最大の輝度値でFnキーとF6キーが押されたか、または最小の輝度値でFnキーとF5キーが押されたか否かを判定する。
ここで、ユーザが、FnキーまたはF5キー(F6キー)のいずれかを離した場合(短押し)、ステップS518において、ポーリング制御部241は、FnキーまたはF5キー(F6キー)のいずれかが離されたことを検知し、一定時間変化が無く、ノイズではないことを確認する。
ステップS519において、エフエヌホットキー制御部213は、ボタン状態の変化(例えば、FnキーまたはF5キーのいずれかを離した場合)を示すボタン変化通知をエフエヌホットキー制御部312に通知する。
ステップS520において、エフエヌホットキー制御部312は、エフエヌホットキー制御部213から供給されるボタン変化通知を受信する。ステップS521において、エフエヌホットキー制御部312は、受信したボタン変化通知に基づいて、ボタンの状態を問い合わせる要求をエフエヌホットキー制御部213に発信する。
ステップS522において、エフエヌホットキー制御部213は、エフエヌホットキー制御部312から送信されるボタンの状態を問い合わせる要求を受信する。ステップS523において、状態変化通知部242は、受信したボタンの状態を問合せる要求に応じて、ポーリング制御部241からボタンの状態を取得し、取得したボタンの状態に応じた通知(例えば、ボタンが離されたことを示すBreak通知)を通知判定部331に発行する。
ステップS524において、通知判定部331は、状態変化通知部242から送信された通知(例えば、Break通知)を基に、ボタンが離されたことを確認する。
次に、図39のシーケンスフローを参照して、最大状態でFnキーとF5キーが長押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、最大状態であり、最大輝度となるので、上述したように、LEDは点灯する。このような状態において、ユーザは、FnキーとF5キーとを長押している。
ステップS541において、現在の輝度値を問い合わせる処理を実行することで、ユーティリティプログラム155は、BIOS62を経由して、エンベデッドコントローラ67から、現在の輝度値を取得する。現在の輝度値を問い合わせる処理は、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS542において、マニュアル輝度設定制御部332は、ステップS541の処理によって取得した現在の輝度値を基に、FnキーとF5キーが押されているので、輝度値を1段階下げる。
ステップS543において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS542の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS544において、輝度状態表示部334は、モードが最大状態から手動状態に変わったので、手動状態であるダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)を表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS545において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値でFnキーとF5キーが押されたかを判定し、最小の輝度値でFnキーとF5キーが押された場合、輝度値を変更できないので、処理は終了する。一方、最小の輝度値ではない場合、ステップS546に進む。
ステップS546において、エフエヌホットキー制御部312は、BIOS62を経由して、ボタンの状態の問い合わせをエフエヌホットキー制御部213に発信する。
ステップS547において、エフエヌホットキー制御部213は、エフエヌホットキー制御部312から、BIOS62を経由して、ボタンの状態の問い合わせを受信する。
ステップS548において、ポーリング制御部241は、FnキーとF5キーとが押されていることを確認し、状態変化通知部242は、例えば、FnキーとF5キーとが押されていることを示すMake通知をユーティリティプログラムに返す。
ステップS549において、エフエヌホットキー制御部312は、状態変化通知部242から供給されるMake通知を取得し、FnキーとF5キーとが押されていることを確認する。
ステップS550において、長押し制御部333は、タイマを設定して、時間の計測を開始する。上述したように、タイマを設定することで、タイマがある間は、FnキーとF5キーが押されているとすることができる。
ステップS551において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF5キーが押されているので、輝度値を1段階下げる。
ステップS552において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS551の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS553において、輝度状態表示部334は、ステップS544の処理で表示したダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)のインジケータ451を1つ減らして表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS554において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値となった場合、またはボタン(FnキーまたはF5キー)が離された場合、処理を終了する。一方、最小の輝度値以外でボタン(FnキーおよびF5キー)が押されている場合、ステップS546に戻り、処理を繰り返す。
次に、図40のシーケンスフローを参照して、最大状態でFnキーとF6キーが長押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、最大状態であり、最大輝度となるので、上述したように、LEDは点灯する。このような状態において、ユーザは、FnキーとF6キーとを長押している。
ステップS571の処理は、図39のステップS541の処理は同様であるのでその説明は省略する。
ステップS572において、輝度状態表示部334は、モードが最大状態の場合、FnキーとF6キーを長押ししても、これ以上、輝度を上げることができず、モードは、最大状態のまま変化しないので、最大状態であるダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)を表示する。
ステップS573乃至ステップS577の処理のそれぞれは、図39のステップS546乃至ステップS550のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
ステップS578において、輝度状態表示部334は、上述したように、モードは、最大状態のまま変化しないので、最大状態であるダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)を表示する。
次に、図41のシーケンスフローを参照して、最大状態でFnキーとF5キーが短押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、最大状態であり、最大輝度となるので、上述したように、LEDは点灯する。このような状態において、ユーザは、FnキーとF5キーを押す。
ステップS591乃至ステップS594の処理のそれぞれは、図39のステップS541乃至ステップS544の処理のそれぞれと同様であり、その説明は省略する。
ステップS595において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値でFnキーとF5キーが押されたか否かを判定する。
ここで、ユーザが、FnキーまたはF5キーのいずれかを離した場合(短押し)、ステップS596において、ポーリング制御部241は、FnキーまたはF5キーのいずれかが離されたことを検知し、一定時間変化が無く、ノイズではないことを確認する。
ステップS597において、エフエヌホットキー制御部213は、ボタン状態の変化(例えば、FnキーまたはF5キーのいずれかを離した場合)を示すボタン変化通知をユーティリティプログラム155に通知する。
ステップS598において、エフエヌホットキー制御部312は、エフエヌホットキー制御部213から供給されるボタン変化通知を受信する。ステップS599において、エフエヌホットキー制御部312は、受信したボタン変化通知に基づいて、ボタンの状態を問い合わせる要求をエフエヌホットキー制御部213に発信する。
ステップS600において、エフエヌホットキー制御部213は、エフエヌホットキー制御部312から送信されるボタンの状態を問い合わせる要求を受信する。ステップS601において、状態変化通知部242は、受信したボタンの状態を問い合わせる要求に応じて、ポーリング制御部241からボタンの状態を取得し、取得したボタンの状態に応じた通知(例えば、ボタンが離されたことを示すBreak通知)を通知判定部331に発行する。
ステップS602において、通知判定部331は、状態変化通知部242から送信された通知(例えば、Break通知)を基に、ボタンが離されたことを確認する。
次に、図42のシーケンスフローを参照して、最大状態でFnキーとF6キーが短押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、最大状態であり、最大輝度となるので、上述したように、LEDは点灯する。このような状態において、ユーザは、FnキーとF6キーを押す。
ステップS621およびステップS622の処理は、図40のステップS571およびステップS572の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
ステップS623乃至ステップS629の処理のそれぞれは、図41のステップS596乃至ステップS602の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
次に、図43のシーケンスフローを参照して、手動状態でFnキーとF5キーが長押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、手動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF5キーとを長押しする。
ステップS641において、現在の輝度値を問い合わせる処理を実行することで、ユーティリティプログラム155は、BIOS62を経由して、エンベデッドコントローラ67から、現在の輝度値を取得する。現在の輝度値を問い合わせる処理は、図13のユーティリティプログラム155が、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラ67に問い合わせる処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS642において、マニュアル輝度設定制御部332は、ステップS641の処理によって取得した現在の輝度値を基に、FnキーとF5キーが押されているので、輝度値を1段階下げる。
ステップS643において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS642の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS644において、輝度状態表示部334は、モードが手動状態のまま変わらないので、手動状態であるダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)を表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS645において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値でFnキーとF5キーが押されたかを判定し、最小の輝度値でFnキーとF5キーが押された場合、輝度値を変更できないので、処理は終了する。一方、最小の輝度値ではない場合、ステップS646に進む。
ステップS646において、エフエヌホットキー制御部312は、BIOS62を経由して、ボタンの状態の問い合わせをエフエヌホットキー制御部213に発信する。
ステップS647において、エフエヌホットキー制御部213は、エフエヌホットキー制御部312から、BIOS62を経由して、ボタンの状態の問い合わせを受信する。
ステップS648において、ポーリング制御部241は、FnキーとF5キーとが押されていることを確認し、状態変化通知部242は、例えば、FnキーとF5キーとが押されていることを示すMake通知を通知判定部331に返す。
ステップS649において、通知判定部331は、状態変化通知部242から供給されるMake通知を取得し、FnキーとF5キーとが押されていることを確認する。
ステップS650において、長押し制御部333は、タイマを設定して、時間の計測を開始する。上述したように、タイマを設定することで、タイマがある間は、FnキーとF5キーが押されているとすることができる。
ステップS651において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF5キーが押されているので、輝度値を1段階下げる。
ステップS652において、スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理を実行することで、エンベデッドコントローラ67は、ユーティリティプログラム155から、ステップS651の処理によって1段階下げられた輝度値を出力値として受信し、即座に、受信した出力値をインバータ82に設定する。スムージング制御オフ状態での輝度設定の処理は、図16のスムージング制御オフ状態での輝度設定の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS653において、輝度状態表示部334は、ステップS544の処理で表示したダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)のインジケータ451を1つ減らして表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS654において、エフエヌホットキー制御部312は、最小の輝度値となった場合、またはボタン(FnキーまたはF5キー)が離された場合、処理を終了する。一方、最小の輝度値以外でボタン(FnキーおよびF5キー)が押されている場合、ステップS646に戻り、処理を繰り返す。
次に、図44のシーケンスフローを参照して、手動状態でFnキーとF6キーが長押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、手動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF6キーとを長押しする。
ステップS671の処理は、図43のステップS641の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS672において、マニュアル輝度設定制御部332は、ステップS671の処理によって取得した現在の輝度値を基に、FnキーとF6キーが押されているので、輝度値を1段階上げる。
ステップS673の処理は、ステップS643の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS674において、輝度状態表示部334は、モードが手動状態のまま変わらないので、手動状態であるダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)を表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らす。
ステップS675において、エフエヌホットキー制御部312は、最大の輝度値でFnキーとF6キーが押されたかを判定し、最大の輝度値でFnキーとF6キーが押された場合、輝度値を変更できないので、処理は終了する。一方、最大の輝度値ではない場合、ステップS676に進む。
ステップS677乃至ステップS680の処理のそれぞれは、図43のステップS646乃至ステップS650の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS681において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF6キーが押されているので、輝度値を1段階上げる。
ステップS682の処理は、図43のステップS652の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS683において、輝度状態表示部334は、ステップS674の処理で表示したダイアログ(例えば、図25の輝度状態のダイアログ)のインジケータ451を1つ増やして表示し、変更を通知する音(例えば、ビープ音)鳴らす。
すなわち、FnキーとF6キーが長押しされた場合、輝度値が1段階上がるごとに、ダイアログのインジケータ451も順次増やして表示する。
ステップS684において、エフエヌホットキー制御部312は、最大の輝度値となった場合、処理を終了する。
ステップS685において、LED制御部217は、最大の輝度値となったため、LEDを点灯させる。このようにすることで、ユーザは、直接的に、輝度が最大となったことを知ることができる。
ステップS686において、状態遷移制御部216は、最大の輝度値となったため、モードを手動状態から最大状態に変更する。ちなみに、スムージング制御の設定は、オフのままとする。
ステップS687において、輝度状態表示部334は、モードが手動状態から最大状態に変わったので、最大状態であるダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)を表示する。また、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らすようにしてもよい。
次に、図45のシーケンスフローを参照して、手動状態で、かつ、最大の輝度値より1段階低い輝度値未満のときにFnキーとF6キーとが短押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、手動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF6キーを押す。
ステップS701乃至ステップS705の処理のそれぞれは、図44のステップS671乃至ステップS675の処理のそれぞれと同様であり、その説明は省略する。
ここで、ユーザが、FnキーまたはF6キーのいずれかを離した場合(短押し)、ステップS706において、ポーリング制御部241は、FnキーまたはF6キーのいずれかが離されたことを検知し、一定時間変化が無く、ノイズではないことを確認する。
ステップS707において、エフエヌホットキー制御部213は、ボタン状態の変化(例えば、FnキーまたはF6キーのいずれかを離した場合)を示すボタン変化通知をエフエヌホットキー制御部312に通知する。
ステップS708において、エフエヌホットキー制御部312は、エフエヌホットキー制御部213から供給されるボタン変化通知を受信する。ステップS709において、エフエヌホットキー制御部312は、受信したボタン変化通知に基づいて、ボタンの状態を問い合わせる要求をエフエヌホットキー制御部213に発信する。
ステップS710において、エフエヌホットキー制御部213は、エフエヌホットキー制御部312から送信されるボタンの状態を問い合わせる要求を受信する。ステップS711において、状態変化通知部242は、受信したボタンの状態を問い合わせる要求に応じて、ポーリング制御部241からボタンの状態を取得し、取得したボタンの状態に応じた通知(例えば、ボタンが離されたことを示すBreak通知)を通知判定部331に発行する。
ステップS712において、通知判定部331は、状態変化通知部242から送信された通知(例えば、Break通知)を基に、ボタンが離されたことを確認する。
次に、図46のシーケンスフローを参照して、手動状態で、かつ、最大の輝度値より1段階低い輝度値のときにFnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーとが短押しされたときの処理の詳細について説明する。
図左から、情報処理装置1のユーザが行うキーボード69のエフエヌホットキーの操作、次に、エンベデッドコントローラ67が行う処理、次に、BIOS62が行う処理を示し、図右は、ユーティリティプログラム155が行う処理を示す。また、各処理は、図に示す矢印に従って時系列に実行される。なお、モードは、手動状態であり、最大輝度ではないので、LEDは消灯している。このような状態において、ユーザは、FnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーを押す。
ステップS731の処理は、図43のステップS641の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS732において、マニュアル輝度設定制御部332は、FnキーとF6キーとが押された場合、輝度値を1段階上げ、FnキーとF5キーとが押された場合、輝度値を1段階下げる。
ステップS733およびステップS734の処理は、図43のステップS643およびステップS644の処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS735において、エフエヌホットキー制御部312は、最大の輝度値であるか否かを判定する。すなわち、FnキーとF6キーが押された場合、最大の輝度値より1段階低い輝度値から、輝度値が1段階上がるので、最大の輝度値となる。以下、FnキーとF6キーが押されて、最大の輝度値となった場合について説明する。
ステップS736において、LED制御部217は、最大の輝度値となったため、LEDを点灯させる。このようにすることで、ユーザは、直接的に、輝度が最大となったことを知ることができる。
ステップS737において、状態遷移制御部216は、最大の輝度値となったため、モードを手動状態から最大状態に変更する。ちなみに、スムージング制御の設定は、オフのままとする。
ステップS738において、輝度状態表示部334は、モードが手動状態から最大状態に変わったので、最大状態であるダイアログ(例えば、図26の輝度状態のダイアログ)を表示する。また、変更を通知する音(例えば、ビープ音)を鳴らすようにしてもよい。
ステップS739乃至ステップS745の処理のそれぞれは、図45のステップS706乃至ステップS712の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。
以上のように、周囲の明るさの変化にあわせて、その都度最適な輝度レベルに設定することなく、常に、周囲の明るさに応じて、目に優しい最適な輝度レベルに設定することができる。
また、輝度レベルを自動で変更する場合、輝度を滑らかに変更することができるので、周囲の明るさが、短時間に目まぐるしく変化する状況下においても、ユーザの目に負担をかけることなく、最適な輝度レベルに設定することができる。
さらに、より簡単に、より迅速に、手動と自動とを設定を切り替えることができるので、ユーザの好みにあった輝度レベルの設定をすることができる。
なお、本発明は、ノート型パーソナルコンピュータを用いて説明したが、パーソナルコンピュータに限らず、例えば、車載表示装置または携帯電話機など、表示装置を備えるものであればよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図1に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク51(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク52(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク53(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ54などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM32や、記録部38に含まれるハードディスクなどで構成される。
また、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
情報処理装置の内部の電気的な構成例を示すブロック図である。 情報処理装置の構成の例を示すブロック図である。 CPUとエンベデッドコントローラとのインターフェイスを説明する図である。 LCPの各チャンネルについて説明する図である。 情報処理装置のソフトウェアのレイヤの構成を示す図である。 エンベデットコントローラファームウェアの詳細について説明する図である。 インバータ制御部の詳細について説明する図である。 ユーティリティプログラムの詳細について説明する図である。 BIOSの詳細について説明する図である。 自動輝度設定の処理を説明するフローチャートである。 光センサのポーリングの処理を説明するフローチャートである。 輝度値の算出の処理を説明するフローチャートである。 ユーティリティプログラムが、現在設定されている輝度値をエンベデッドコントローラに問い合わせる処理を説明するシーケンスフローである。 出力値の算出の処理を説明するフローチャートである。 インバータの値設定の処理を説明するフローチャートである。 スムージング制御がオフの状態における輝度設定の処理を説明するシーケンスフローである。 スムージング制御がオンの状態における輝度設定の処理を説明するシーケンスフローである。 インバータの輝度設定の処理を説明するフローチャートである。 ボタンが押されたときの状態遷移図である。 ボタン形状判定の処理を説明するフローチャートである。 最大の輝度におけるLEDの点灯を説明する図である。 最大以外の輝度におけるLEDの消灯を説明する図である。 ユーティリティプログラムのボタンを押したときの処理を説明するフローチャートである。 自動状態の設定変更ダイアログの例を示す図である。 モードが手動状態であるときの輝度状態のダイアログの例を示す図である。 モードが最大状態であるときの輝度状態のダイアログの例を示す図である。 モードが自動状態であるときの輝度状態のダイアログの例を示す図である。 ボタンが長押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。 ボタンが長押しされた後、離されたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。 自動状態でボタンが短押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。 最大状態でボタンが短押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである 手動状態でボタンが短押しされたときの処理の詳細を説明するシーケンスフローである。 エフエヌホットキーが押されたときの状態遷移図である。 キーボードのポーリングの処理を説明するフローチャートである。 所定のエフエヌホットキーを押したときの処理を説明するフローチャートである。 自動状態でFnキーとF5キーとが長押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 自動状態でFnキーとF6キーとが長押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 自動状態でFnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーとが短押されたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 最大状態でFnキーとF5キーが長押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 最大状態でFnキーとF6キーが長押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 最大状態でFnキーとF5キーが短押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 最大状態でFnキーとF6キーが短押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 手動状態でFnキーとF5キーが長押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 手動状態でFnキーとF6キーが長押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 手動状態で、かつ、最大の輝度値より1段階低い輝度値未満のときにFnキーとF6キーとが短押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。 手動状態で、かつ、最大の輝度値より1段階低い輝度値のときにFnキーとF5キー、またはFnキーとF6キーとが短押しされたときの処理の詳細について説明するシーケンスフローである。
符号の説明
1 情報処理装置, 11 CPU, 62 BIOS, 67 エンベデッドコントローラ, 69 キーボード, 71 ボタン, 81 LCDバックライト, 82 インバータ, 101 キーボードコントローラ, 102 ACPI EC, 103 SPIC, 152 エンベデッドコントローラファームウェア, 155 ユーティリティプログラム, 211 自動輝度制御部, 212 スムージング制御部, 213 エフエヌホットキー制御部, 214 ハードウェアボタン制御部, 215 インバータ制御部, 216 状態遷移制御部, 217 LED制御部, 221 ポーリング制御部, 222 照度データ比較部, 223 照度変化通知発行部, 224 照度データ受け渡し部, 225 輝度受け渡し部, 231 輝度更新制御部, 241 ポーリング制御部, 242 状態変化通知部, 251 状態変化判定部, 252 ボタン変化通知発行部, 271 スムージング制御判定部, 272 インバータ出力値設定部, 273 インバータ出力値記憶部, 274 インバータ輝度判定部, 275 インバータ輝度算出部, 311 自動輝度制御部, 312 エフエヌホットキー制御部, 313 ハードウェアボタン制御部, 314 輝度算出部, 315 輝度取得部, 316 輝度通知部, 317 照度データ取得部, 321 輝度レベル設定部, 331 通知判定部, 332 マニュアル輝度設定制御部, 333 長押し制御部, 334 輝度状態表示部, 335 モード切り替え制御部, 341 輝度状態表示部, 342 自動輝度設定ダイアログ表示部, 343 モード切り替え制御部, 361 出力値算出制御部, 362 出力値通知部

Claims (9)

  1. 画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に、前記画面の輝度を指示する指示手段と、
    前記輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または前記輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態を設定する第1の設定手段と、
    ユーザからの指示を基に、前記第1の状態における前記輝度の調節レベルを設定する第2の設定手段と、
    前記第1の状態に設定されている場合、センサから前記表示手段の近傍における明るさを示す照度データを取得する第1の取得手段と、
    前記第2の設定手段により設定された前記輝度の調節レベルに応じて、前記第1の取得手段により取得された前記照度データから輝度値を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された前記輝度値を所定の変換用のテーブルを用いて変換して、前記表示手段の前記画面の最終的な輝度の目標値を算出する第2の算出手段と、
    所定の単位時間ごとに、前記第2の算出手段により算出された前記目標値と、前記指示手段が前記表示手段に前記輝度を指示する指示値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果を基に、前記指示値よりも前記目標値が大きい場合、前記指示値に予め定められた値を加算し、前記指示値よりも前記目標値が小さい場合、前記指示値から予め定められた値を減算して、前記単位時間の経過後における、前記指示手段による前記表示手段への前記輝度を指示する次の指示値を算出する第3の算出手段と
    を含み、
    前記指示手段は、前記第3の算出手段により算出された前記指示値を基に、前記表示手段に前記輝度を指示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第3の算出手段は、前記比較手段による比較結果を基に、前記指示値と前記目標値が等しい場合、前記次の指示値を算出しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の算出手段により算出された前記目標値を記憶する記憶手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の設定手段は、さらに、前記表示手段の前記画面の前記輝度を最大にする第3の状態を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. ユーザによるキーボードの所定のキーの操作を示すキー操作通知を取得する第2の取得手段と、
    前記第1の設定手段は、前記第2の取得手段により取得された前記キー操作通知を基に、前記第1の状態が設定されている場合、前記第2の状態を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示手段は、前記第1の状態における前記輝度の調節のレベルを設定するための画面を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記単位時間に所望の時間を設定する時間設定手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 画面を表示する表示手段に、前記画面の輝度を指示する指示ステップと、
    前記輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または前記輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態を設定する第1の設定ステップと、
    ユーザからの指示を基に、前記第1の状態における前記輝度の調節レベルを設定する第2の設定ステップと、
    前記第1の状態に設定されている場合、センサから前記表示手段の近傍における明るさを示す照度データを取得する第1の取得ステップと、
    前記第2の設定ステップの処理により設定された前記輝度の調節レベルに応じて、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記照度データから輝度値を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップの処理により算出された前記輝度値を所定の変換用のテーブルを用いて変換して、前記表示手段の前記画面の最終的な輝度の目標値を算出する第2の算出ステップと、
    所定の単位時間ごとに、前記第2の算出ステップの処理により算出された前記目標値と、前記指示ステップの処理によって前記表示手段に前記輝度を指示する指示値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップの処理による比較結果を基に、前記指示値よりも前記目標値が大きい場合、前記指示値に予め定められた値を加算し、前記指示値よりも前記目標値が小さい場合、前記指示値から予め定められた値を減算して、前記単位時間の経過後における、前記指示ステップの処理による前記表示手段への前記輝度を指示する次の指示値を算出する第3の算出ステップと
    を含み、
    前記指示ステップの処理によって、前記第3の算出ステップの処理により算出された前記指示値を基に、前記表示手段に前記輝度を指示する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 画面を表示する表示手段に、前記画面の輝度を指示する指示ステップと、
    前記輝度をユーザからの指示なく制御する第1の状態、または前記輝度をユーザからの指示を基に制御する第2の状態を設定するように状態を設定する第1の設定ステップと、
    ユーザからの指示を基に、前記第1の状態における前記輝度の調節レベルを設定する第2の設定ステップと、
    前記第1の状態に設定されている場合、センサから前記表示手段の近傍における明るさを示す照度データを取得する第1の取得ステップと、
    前記第2の設定ステップの処理により設定された前記輝度の調節レベルに応じて、前記第1の取得ステップの処理により取得された前記照度データから輝度値を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップの処理により算出された前記輝度値を所定の変換用のテーブルを用いて変換して、前記表示手段の前記画面の最終的な輝度の目標値を算出する第2の算出ステップと、
    所定の単位時間ごとに、前記第2の算出ステップの処理により算出された前記目標値と、前記指示ステップの処理によって前記表示手段に前記輝度を指示する指示値とを比較する比較ステップと、
    前記比較ステップの処理による比較結果を基に、前記指示値よりも前記目標値が大きい場合、前記指示値に予め定められた値を加算し、前記指示値よりも前記目標値が小さい場合、前記指示値から予め定められた値を減算して、前記単位時間の経過後における、前記指示ステップの処理による前記表示手段への前記輝度を指示する次の指示値を算出する第3の算出ステップと
    を含み、
    前記指示ステップの処理によって、前記第3の算出ステップの処理により算出された前記指示値を基に、前記表示手段に前記輝度を指示する
    ことをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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