JP4779764B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スキャナ機能、コピー機能等の複数の機能を有する画像形成装置に関する。
従来より、原稿に記録された画像情報を読み取るスキャナ機能や用紙等の印刷媒体に画像情報を印刷するコピー機能(プリンタ機能)、電話回線により画像情報を通信するファクシミリ機能のような複数の機能を備え、それら機能のうち、少なくとも一つの機能を用いて実現される複数種類のモードを有し、RFIDチップから使用者を識別するための情報(即ち、ID)を取得可能な画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この画像形成装置では、モードを選択するために押下されるモード選択キー、RFIDチップからIDを取得するために押下されるID取得キー、各モードでの処理を実行するために押下されるスタートキー、を備えると共に、IDと対応付けて、送信先等のFAX設定や、原稿の読み取り設定、用紙の印刷設定等が記憶されている。
例えば、画像形成装置のファクシミリ機能としてのモード(以下、ファクシミリモードとする)を実行する場合、まず、モード選択キーを操作することにより、複数のモード中からファクシミリモードを選択し、ID取得キーを操作することにより、RFIDチップからIDを取得し、記憶されたFAX設定を呼び出す。そして、スタートキーを操作することにより、FAX設定に従ってファクシミリモードでの処理が実行される。
特開2005−102110号公報
したがって、特許文献1に記載された画像形成装置では、使用者が望むモードを選択し、そのモードの実行に必要な設定を読み出すためには、モードを選択するための操作と、IDを取得するための操作とを、使用者が行わなければならず、使い勝手が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、使用者にとって使い勝手の良い画像形成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像形成装置では、画像情報を読み出すモード、画像情報を書き込むモード、及び画像情報を印刷するモードのうち、少なくともいずれか二つのモードを有しており、対応付手段が、使用者を識別する識別情報を、前記複数のモードのうちの少なくとも1つのモードと対応付ける。
そして、取得手段が識別情報を取得し、検知手段が、複数のモードのうち、少なくともいずれか一つで利用される利用物の有無を検知し、選択手段が、前記対応付手段にて前記識別情報と対応付けられた少なくとも1つのモードの中から、取得手段によって取得された識別情報に対応し、かつ検知手段によって検知された利用物の有無に対応するモードを選択する。
本発明の画像形成装置によれば、識別情報に対応する複数のモードの中から、利用物の有無に基づいて、次に実行されるモードを予測して選択するため、使用者によるモードの選択等の操作を省略することができる。この結果、使用者にとって使い勝手の良い画像形成装置とすることができる。
なお、利用物の一つとして、識別情報と対応付けた上で、当該画像形成装置に記憶される画像情報である識別画像情報が考えられる。
このため、請求項に記載の画像形成装置のように、検知手段は、取得手段によって取得された識別情報と対応付けられている画像識別情報の有無を検知する画像検知手段を備えることが望ましい。
本発明の画像形成装置によれば、識別画像情報が当該画像形成装置内に記憶されていることを検知可能であり、その検知結果に応じてモードを選択することができる。
そして、請求項に記載の画像形成装置では、画像情報を印刷するモードが識別情報に対応し、かつ検知手段が識別画像情報を検知した場合、選択手段が、識別画像情報を印刷する第一モードを選択する。
つまり、本発明の画像形成装置では、識別画像情報が当該画像形成装置内に記憶された状態で、第一モードに対応する識別情報が取得された場合、識別画像情報を印刷する可能性が高いため、第一モードを選択する。これにより、本発明の画像形成装置によれば、モードを選択するための操作を省略可能なため、利便性を向上させることができる。
また、利用物の一つとして、画像情報を記録した原稿が考えられる。
このため、請求項4に記載の画像形成装置のように、原稿を載置する載置部を備えた画像形成装置であって、検知手段では、原稿検知手段が載置部に載置された原稿の有無を検知することが望ましい。
本発明の画像形成装置によれば、画像情報を読み取り可能な原稿が載置されていることを検知できる。
そして、請求項5に記載の画像形成装置では、画像情報を読み出すモードが識別情報に対応し、かつ原稿検知手段が原稿を検知した場合、選択手段が、原稿から画像情報を読み出す第二モードを選択する。
つまり、本発明の画像形成装置では、載置部に原稿が載置された状態で、第二モードに対応する識別情報が取得された場合、原稿から画像情報を読み出す可能性が高いため、第一モードを選択する。これにより、本発明の画像形成装置によれば、モードを選択するための操作を省略可能なため、利便性を向上させることができる。
また、利用物の一つとして、画像情報を読み出し及び書き込み可能な外部記憶装置が考えられる。
このため、請求項6に記載の画像形成装置のように、画像情報を記憶する外部記憶装置を装着する装着部を備えた画像形成装置であって、検知手段では、外部記憶装置検知手段が前記装着部に装着される外部記憶装置の有無を検知することが望ましい。
本発明の画像形成装置によれば、外部記憶装置に対して、画像情報の読み出しや画像情報の書き込み、が可能であることを検知できる。
そして、請求項7に記載の画像形成装置では、画像情報を読み出すモード及び画像情報を印刷するモードが識別情報に対応し、かつ外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を検知した場合、選択手段が、外部記憶装置から読み出した画像情報を印刷する第三モードを選択する。
つまり、本発明の画像形成装置では、外部記憶装置が装着された状態で、第三モードに対応する識別情報が取得された場合、外部記憶装置から読み出した画像情報を印刷する可能性が高いため、第三モードを選択する。これにより、本発明の画像形成装置によれば、モードを選択するための操作を省略可能なため、利便性を向上させることができる。
また、利用物として、原稿と外部記憶装置との二つのうち、少なくともいずれか一つを利用することが考えられる。
このため、請求項8に記載の画像形成装置のように、画像情報を記憶する外部記憶装置を装着する装着部と、原稿を載置する載置部と、を備えた画像形成装置であって、検知手段では、原稿検知手段が載置部に載置される原稿の有無を検知し、外部記憶装置検知手段が装着部に装着される外部記憶装置の有無を検知することが望ましい。
本発明の画像形成装置によれば、外部記憶装置に対して、画像情報の読み出しや画像情報の書き込み、または原稿から画像情報の読み出しが可能であることを検知することができる。
そして、請求項9に記載の画像形成装置では、画像情報を読み出すモードが識別情報に対応し、さらに原稿検知手段が原稿を検知し、かつ外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を非検知である場合、選択手段が、原稿から画像情報を読み出す第二モードを選択する。
つまり、本発明の画像形成装置では、原稿が載置されており、かつ外部記憶装置が装着されていない状態で、第二モードに対応する識別情報が取得された場合、原稿のみを利用する可能性が高いため、第二モードを選択する。したがって、本発明の画像形成装置によれば、モードを切り替えるための操作を省略可能なため、利便性を向上させることができる。
また、請求項10に記載の画像形成装置では、画像情報を読み出すモード及び画像情報を印刷するモードが識別情報に対応し、さらに原稿検知手段が原稿を非検知であり、かつ外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を検知した場合、選択手段が外部記憶装置から読み出した画像情報を印刷する第三モードを選択する。
つまり、本発明の画像形成装置では、原稿が載置されておらず、外部記憶装置が装着された状態で、第三モードに対応する識別情報が取得された場合、外部記憶装置のみを利用する可能性が高いため、第三モードを選択する。したがって、本発明の画像形成装置によれば、モードを切り替えるための操作を省略可能なため、利便性を向上させることができる。
さらに、請求項11に記載の画像形成装置では、画像情報を読み出すモード及び画像情報を書き込むモードが識別情報に対応し、さらに原稿検知手段が原稿を検知し、かつ外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を検知した場合、選択手段が、原稿から読み出した画像情報を外部記憶装置に書き込む第四モードを選択する。
つまり、本発明の画像形成装置では、原稿が載置されており、かつ外部記憶装置が装着されている状態で、第四モードに対応する識別情報が取得された場合、原稿及び外部記憶装置の両方を利用する可能性が高いため、第四モードを選択する。したがって、本発明の画像形成装置によれば、モードを切り替えるための操作を省略可能なため、利便性を向上させることができる。
そして、請求項12に記載の画像形成装置では、検知手段が利用物を非検知である場合、選択手段が予め設定された第五モードを選択する。
通常、当該画像形成装置内に画像情報が記憶されておらず、さらに原稿が載置されておらず、かつ外部記憶装置が装着されていない場合、次に実行されるモードを予測することが困難である。そこで、本発明の画像形成装置によれば、予め設定された第五モードを選択することにより、次の動作への移行をスムーズにすることができる。
また、請求項13に記載の画像形成装置は、記憶手段が選択手段によって選択されるモードでの処理に関わる設定情報を記憶し、制御手段が、選択手段が選択したモードでの処理を、記憶手段で記憶された設定情報に従って実行するように構成されていることが望ましい。
本発明の画像形成装置によれば、識別情報と対応付けて記憶された設定情報に従って、モードを実行するため、使用者が設定情報を入力する必要が無く、利便性を向上させることができる。
なお、設定情報とは、それぞれのモードでの処理を実行するために必要となる各種設定の他に、それぞれのモードでの処理に続いて実行される処理(以下、この処理をマクロ処理とする)を含むものである。ただし、マクロ処理は、マクロ処理を実行するために必要な設定を含むものである。
例えば、第二モードにおける設定情報の各種設定は、原稿から画像情報を読み取るために必要な設定である。そして、第二モードにおける設定情報としてのマクロ処理は、原稿から読み取った画像情報を印刷するための処理や、原稿から読み取った画像情報を、他の画像形成装置または外部機器に送信するための処理等である。つまり、識別情報と対応付けて、第二モードにおける設定情報の各種設定やマクロ処理を記憶することにより、使用者が望む処理を実行することができる。
さらに、請求項14に記載の画像形成装置のように、選択手段が選択したモードに関する情報を報知する報知手段を備えていても良い。
本発明の画像形成装置によれば、モードに関する情報を報知するため、選択手段で選択されたモードが、いずれのモードであるかを、当該画像形成装置の使用者に認識させることができる。
また、請求項15に記載の画像形成装置では、当該画像形成装置とは別体に設けられた外部記憶媒体から、取得手段が識別情報を取得する。
このような、本発明の画像形成装置によれば、外部記憶媒体から識別情報を取得するため、使用者が識別情報を入力する手間を省くことができる。
さらに、請求項16に記載の画像形成装置では、設定手段が識別情報を設定し、取得手段は、設定手段によって設定された識別情報を取得する。
本発明の画像形成装置によれば、使用者が識別情報を記憶した外部記憶媒体を所持していない場合であっても、識別情報を取得することができる。
以下、本発明の実施形態について図面と共に説明する。
〈装置全体の構成〉
図1は、本発明を適用した画像形成装置の外観を示す斜視図であり、図2は、画像形成装置に設けられた本体カバーを開いた状態の斜視図である。
まず、画像形成装置1は、少なくとも、イメージスキャナ、プリンタ、コピー、ファクシミリとしての機能を備えたものである。
画像形成装置1は、印刷される用紙18(図3参照)を給紙する用紙トレー17と、用紙トレー17から供給された用紙18に、原稿19(本発明の原稿に相当、図2参照)の情報を読み取る等して得られた画像を印刷する本体10と、本体10の上面を完全に覆うように、本体10に開閉可能に支持された本体カバー12と、を備えている。
本体10は、原稿19に記載された情報を読み取る(以下、原稿19を読み取るとする)原稿読取部40(図4参照)と、原稿読取部40で読み取った情報から画像を形成し、用紙18に印刷する画像形成部2(図3参照)と、画像形成装置1を使用する際に必要な情報を使用者が入力する操作部14(本発明の設定手段の一例)と、を備えている。そして、原稿読取部40、画像形成部2は、本体ケース11内に収納されている。
また、本体ケース11は、原稿読取部40に情報を読み取られる原稿19を配置する読取面11aと、用紙トレー17を介さずに画像形成部2に用紙18を供給するための手差給紙部8と、画像形成部2で印刷された用紙18が排出される用紙排出部7と、を有している。
そして、読取面11aは、ガラス等の光を透過する素材によって形成された板材であり、本体カバー12と相対する本体ケース11の上面に固定されている。
また、操作部14は、複数の機能のうち使用者が望む機能を選択するための選択キー14aと、使用者が選択した機能を実行するためのスタートキー14bと、画像形成装置1の状態等を表示するための表示部15(本発明の報知手段の一例)と、を備えている。
選択キー14aは、画像形成装置1に備えられた機能の中から、使用者が使用したい機能を選択するためのものであり、具体的には、コピー機能を選択するためのコピーキーやファクシミリ機能を選択するためのファクシミリキー、スキャナ機能を選択するためのスキャナキー等が設けられている。
また、表示部15は、押下されることにより印刷等に必要な設定(即ち、情報)を入力可能に構成された液晶パネル(いわゆる、タッチパネル)である。
〈画像形成部の構成について〉
次に、画像形成装置1の本体10内の概略構成を図3に示す断面図を用いて、画像形成部2について説明する。
画像形成部2は、レーザー光を照射し画像を形成するスキャナユニット60、スキャナユニット60で形成された画像を用紙18に転写するプロセスカートリッジ6、用紙18に転写された画像を定着させる定着ユニット70、を備えている。
このうち、スキャナユニット60は、後述する感光ドラム80上に静電潜像を形成するためのレーザ光を発光するレーザーダイオード(図示せず)と、レーザーダイオードが発光するレーザー光を反射するように回転駆動されるポリゴンミラー61と、レーザー光を集光するレンズ62、63及び反射ミラー64、65、66等の光学器と、を備えている。つまり、スキャナユニット60では、レーザーダイオードが発光するレーザー光がポリゴンミラー61により偏向され、光学器により集光、かつ光路の変更後、感光ドラム80の表面に高速走査にて照射される。
また、プロセスカートリッジ6は、画像形成プロセス(帯電、現像、転写)を行うための構成を備えたカートリッジであり、ドラムカートリッジ4と、ドラムカートリッジ4に着脱自在に装着され、トナー(図示せず)を収納する現像カートリッジ50と、から構成されている。
そして、ドラムカートリッジ4は、レーザー光の被照射体であり、用紙18に転写されるトナー画像が形成される感光ドラム80と、感光ドラム80を帯電させる帯電器82と、感光ドラム80上のトナー画像を用紙18に転写する転写ローラー81と、を備えている。つまり、感光ドラム80上のトナー画像は、感光ドラム80と転写ローラー81との間を通過する用紙18に転写される。
また、定着ユニット70は、加熱用ローラ71と、押圧ローラ72とを備え、感光ドラム80と転写ローラー81との圧接部において転写されたトナー画像が、加熱用ローラ71と押圧ローラ72との間を搬送される時に、加熱かつ押圧されることにより、用紙18に定着されるように構成されている。
つまり、画像形成部2では、スキャナユニット60から照射されたレーザー光により形成された画像を、用紙トレー17から供給された用紙18に、プロセスカートリッジ6を通過する時に転写し、定着ユニット70を通過する時に定着させる。
〈本体カバー及び原稿読取部の構成〉
次に、図4は、本体カバー12及び原稿読取部40の構成を示した概略断面図である。
本体カバー12は、原稿読取部40に読み取られる前の原稿19を載置する載置部21と、原稿読取部40に読み取られた後の原稿19を集積する集積部31と、載置部21から読取面11aを経由して(即ち、原稿自動搬送読取位置3で保持された原稿読取部40に原稿19を読み取らせた後)集積部31へと原稿19を搬送する搬送部25と、を備えている。以下、載置部21、集積部31、搬送部25を総称して原稿自動搬送装置5とする。
また、図4に示すように、原稿読取部40は、原稿19に対して光を照射する光源43と、原稿19によって反射された反射光を集光するミラー及びレンズ等の光学素子群42と、原稿19から情報を読み取るためのイメージセンサー41と、を備えている。つまり、原稿読取部40は、光源43から光が照射され、原稿19によって反射された反射光を光学素子群42によって集光し、集光された反射光をイメージセンサー41によって認識することにより原稿19を読み取るように構成されている。
さらに、原稿読取部40は、原稿自動搬送読取位置3と対面する位置において、原稿19の読み取りが可能であり、かつ図示しない原稿読取部駆動機構により、読取面11aに沿った本体ケース11の長手方向(図4の左右方向)への移動が可能に構成されている。
つまり、原稿自動搬送装置5を用いて原稿19の読み取りを行う際には、原稿読取部40を、原稿自動搬送読取位置3に対面する位置に保持し、原稿自動搬送装置5によって原稿自動搬送読取位置3を通過するように搬送される原稿19から、その原稿19の全情報を読み取る。
また、読取面11aを覆うように配置された原稿19の読み取りを行う(いわゆる、フラットベット型として使用する)際には、原稿読取部40は、原稿読取部駆動機構によって移動されながら、読取面11aに配置された原稿19の全情報を読み取る。
〈原稿検知センサーの構成〉
次に、原稿読取部40に読み取られる原稿19が配置されていることを検知する原稿検知センサーについて図4を用いて説明する。
原稿検知センサー(本発明の原稿検知手段の一例、図5参照)92は、載置部21に原稿19が載置されていることを検知する載置部検知センサー24と、読取面11aに原稿19が配置されていることを検知する読取面検知センサー35と、からなる。
載置部検知センサー24及び読取面検知センサー35は、それぞれ、発光部24aと受光部24b、発光部35aと受光部35bからなる光センサーである。そして、発光部24aと受光部24b、発光部35aと受光部35bは、それぞれ、載置部21または読取面11aに配置された原稿19によって、発光部24a、35aから受光部24b、35bに向かう光が遮られるように対向配置されている。
ただし、読取面検知センサー35は、本体ケース11内の原稿読取部40が移動する移動経路から外れた位置に受光部35bが配置され、本体カバー12内に発光部35aが配置されている。つまり、読取面検知センサー35は、本体カバー12が閉じられた際に、発光部35aから照射された光を受光部35bが受光するように構成されている。
このため、原稿検知センサー92では、その設置位置に原稿19が存在していない時には、発光部24a、35aから照射された光が受光部24b、35bで検知されるため、受光部24b、35bからは、信号レベルの大きな受光信号が得られる。また、原稿検知センサー92の設置位置に原稿19が存在している時には、原稿19に遮られ、発光部24a、35aから照射された光が受光部24b、35bで検知されないため、受光部24b、35bからは、信号レベルの小さな受光信号が得られる。
つまり、原稿検知センサー92は、受光部24b、35bから出力される受光信号の信号レベルの違いに基づき、後述するCPU(図5参照)103が原稿19の有無を認識するように構成されている。
〈電気的構成に関する説明〉
次に、図5は、画像形成装置1の電気的構成を示すブロック図である。
画像形成装置1には、パーソナルコンピュータ等の外部機器(図示せず)に接続するためのネットワークインターフェース(ネットワークI/F)108と、電話回線に接続するためのファクシミリインターフェース(ファクシミリI/F)104と、画像データを読み書き可能な外部メモリ105(本発明の外部記憶装置の一例)が着脱される接続部106(本発明の装着部の一例)と、ICカードから使用者ごとに割り当てられたIDを読み取るICカード読取部110(本発明の取得手段の一例)と、画像形成装置1の様々な駆動を制御するための処理プログラムを記憶するROM101と、画像を印刷するための印刷データや処理結果等を一時的に記憶するRAM102と、電源がオフになっても保存しておく必要のあるデータを記憶するNVRAM(不揮発性メモリ)107と、ROM101に記憶された処理プログラムを実行するCPU103と、が備えられている。
さらに、CPU103には、原稿読取部40、画像形成部2、表示部15に画像を表示させる表示駆動部91、操作部14が操作されたことを検知する操作検知部90、原稿検知センサー92、が接続されている。
接続部106は、外部メモリ105が装着されると、外部メモリ105に対し通電するように構成されていると共に、外部メモリ105が装着されたことを検知する接続検知部93(本発明の外部記憶装置検知手段の一例)を備えている。なお、外部メモリ105に記憶される画像データとしては、JPEG、TIFF等の汎用的な画像フォーマットを持つものや、一般的なワープロソフトにより作成されたものやPDF形式等の文書データ、プリントドライバが出力した印刷データをファイル化したもの、などがある。
また、ICカード読取部110は、ICカード読取部110の近傍に存在する非接触型ICカードから、そのICカードに記憶されたID等の情報を取得する周知のものである。
なお、画像形成装置1は、使用者が操作部14を操作することにより、使用者を識別するための識別情報(即ち、ID)を、予めICカードに記憶された情報と対応付けて設定するように構成されている。
〈モードについて〉
次に、複合機1が有するモードについて説明する。
複合機1は、少なくとも、イメージスキャナ、プリンタ、コピー、ファクシミリとしての動作モードを備えており、それらの動作モードのうち、少なくとも一つの動作モードを含んだ一連の処理を実行するためのモードが、予め複数種類用意されている。
このモードとして、原稿19から読み取った画像を画像データとして記憶するスキャナモード、画像形成部2を駆動させることにより、原稿19から読み取った画像を用紙18に印刷するコピーモード、原稿19から読み取った画像を電話回線を介して送信するFAXモード、複合機1のRAM102に格納された画像データに基づく画像を用紙18に印刷するプリントモードが用意されている。
また、他のモードとして、原稿19から読み取った画像を画像データとして、接続部106に接続された外部メモリ105に記憶するスキャントゥメモリモード(本発明の第四モードの一例)、接続部106に接続された外部メモリ105から画像データを読み込み、画像データに基づく画像を用紙18に印刷するダイレクトプリントモード(本発明の第三モードの一例)、が用意されている。
さらに、他のモードとして、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送信され、IDが付加された印刷データをRAM102に記憶し、ICカード読取部110で読み取られたIDと、上記印刷データに付加されたIDとが一致する場合、その印刷データに基づく画像を用紙18に印刷するセキュアプリントモード(本発明の第一モードの一例)、上記複数種類のモードの中から一つが選択され、画像形成装置1が起動された際に移行するモードであるユーザー規定モード(本発明の第五モードの一例、本実施形態ではコピーモードとする)、少なくとも原稿19から読み取った画像を画像データとして記憶する処理を含むモード(即ち、スキャナモードを含むモード)である設定モード(本発明の第二モードの一例)、が用意されている。
ただし、ユーザー規定モードは、画像形成装置1の使用者等が操作部14を操作することにより、画像形成装置1に用意された複数のモードの中から選択され、予め設定されているものである。
そして、これらのモードには、そのモードが選択された時に表示部15に表示され、それぞれのモードに対応する処理を実行するために必要な設定(以下、マクロ設定とする)を入力する設定画面が用意されている。
さらに、マクロ設定は、後述するモード選択実行処理において、その設定をIDと対応付けて、NVRAM107に記憶するようにされている。
具体的には、スキャナモードでは、記憶する画像データの形式や解像度等、コピーモードでは、印刷する用紙の種類や枚数等、FAXモードでは、送信先等、プリントモードでは、用紙18の種類や印刷枚数等、スキャントゥメモリモードでは、記憶する画像データの形式や保存先のフォルダ等、ダイレクトプリントモードでは、外部メモリに記憶された画像データの中から読み込む画像データの指定や、印刷する枚数等、セキュアプリントモードでは、印刷枚数等、をマクロ設定として記憶する。
なお、設定モードでは、マクロ設定の一つとして、原稿19から読み取った画像を画像データとして記憶する処理の後に、その画像データを利用した処理を実行するためのモードであるマクロモードが設定可能なように用意されている。
そのマクロモードとして、画像データをPDF等の文書データとして保存し、その文書データをネットワーク回線を介して送信するスキャントゥPDFモード(設定モードからマクロモードまでを含めたモード名)や、画像データを電話回線を通じて送信する送信モード(即ち、FAXモード)、画像データに基づく画像を用紙18に印刷する印刷モード(即ち、コピーモード)などを設定可能である。
なお、本実施形態における設定モード(マクロモードまで含む)を、スキャントゥPDFモードとする。
また、スキャントゥPDFモードにおけるマクロ設定では、マクロモードの実行に必要な送信先のアドレス等の設定情報を記憶するように用意されている。
つまり、画像形成装置1では、予め用意されているモードは、それぞれのモードに対応したマクロ設定を記憶させることにより、IDと対応付けられたモードとなる。
そして、CPU103は、RAM102に記憶された印刷データの有無や、原稿検知センサー92や接続検知部93等から得られる情報に基づき、予め用意された複数種類のモードの中から一つのモードを選択し、マクロ設定に従ってモードでの処理を実行するモード選択実行処理を実行する。
ただし、選択キー14aが押下されることにより選択されたモードは、前もってモード選択実行処理で選択されたモードよりも優先されるように設定されている。
さらに、スタートキー14bが押下された場合、モード選択実行処理よりも優先して、その時点におけるモードでの処理を実行する。
ただし、画像形成装置1には、モード選択実行処理により一つのモードを選択し、各モードでの処理を実行する場合、及び選択キー14aやスタートキー14bが押下される場合、マクロ設定がされていない(即ち、選択しようとされたモードがIDと対応付けられていない)等の理由により、選択し実行することが禁止されている(許可されていない)モードがある時には、その内容に応じた警告を表示部15に表示するように警告画面が用意されている。
〈モード選択実行処理について〉
次に、CPU103が実行するモード選択実行処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
モード選択実行処理が実行されると、図6に示すように、まず、S210では、使用者のIDを取得できたか否かを判定し、判定の結果、IDを取得できたものと判断された場合、S220へと進む。
そのS220では、印刷データがRAM102に記憶されているか否かを判定する(本発明の検知手段の一例)。具体的には、RAM102に記憶された全てのデータに対して、データの属性を表す識別子(即ち、拡張子)やデータの中身を解析することにより、少なくとも一つの印刷可能な印刷データが記憶されているか否かを判定する。
そして、S220での判定の結果、印刷データが記憶されているものと判断された場合、S230へと進む。
そのS230では、S210で取得されたIDと一致するIDの付加された印刷データ(いわゆる、セキュアデータ)が、RAM102に記憶されているか否かを判定する(本発明の画像検知手段の一例)。そして、判定の結果、S210で取得されたIDと一致するIDの付加された印刷データが、記憶されているものと判断された場合、S240へと進む。
そのS240では、複数のモードの中からセキュアプリントモードを選択し、セキュアプリントモードに対応した設定画面を表示部15に表示した上で、マクロ設定に従ってセキュアプリントモードでの処理を実行する(本発明の選択手段、制御手段の一例)。そして、その後S210へと戻る。
また、S230における判定の結果、S210で取得されたIDと一致するIDの付加された印刷データが記憶されていないものと判断された場合も、S210へと戻る。つまり、IDの付加された印刷データがRAM102に記憶されていない場合や、S210で取得されたIDと異なるIDの付加された印刷データしかRAM102に記憶されていない場合には、S210へと戻る。
なお、S220における判定の結果、印刷データが記憶されていないものと判断された場合、S250へと進む。
そのS250では、載置部検知センサー24、読取面検知センサー35から受光信号を取得し、載置部21または読取面11aのうち、少なくとも一方に原稿19が配置されているか否かを判定する。そして、判定の結果、載置部21または読取面11aのいずれか、または両方に原稿19が配置されているものと判断した場合、S260へと進む。
そして、S260では、接続検知部93の検知結果を取得し、接続部106に外部メモリ105が接続されているか否かを判定する。そして、判定の結果、外部メモリ105が接続されているものと判断した場合、S270へと進む。
そのS270では、複数のモードの中からスキャントゥメモリモードを選択し、スキャントゥメモリモードに対応した設定画面を表示部15に表示した上で、マクロ設定に従ってスキャントゥメモリモードでの処理を実行する。
ただし、S210で取得されたIDに対応したマクロ設定がなされていない場合、その旨の警告情報を表示部15に表示する(なお、本実施形態では、本処理で選択される各モードに対しマクロ設定がなされていない場合には、警告情報を表示部に表示する)。そして、その後S210へと戻る。
また、S260における判定の結果、外部メモリ105が接続されていないものと判断した場合、S280へと進む。
そして、S280では、複数のモードの中から設定モードを選択し、設定モードに対応した設定画面を表示部15に表示した上で、マクロ設定に従って設定モードでの処理を実行する。ただし、本実施形態では、マクロモードとしてスキャントゥPDFモードが設定されているため、スキャントゥPDFモードでの処理が実行される。そして、その後S210へと戻る。
なお、S250における判定の結果、載置部21または読取面11aのいずれにも原稿19が配置されていないものと判断した場合、S290へと進む。
そして、S290では、接続検知部93の検知結果を取得し、接続部106に外部メモリ105が接続されているか否かを判定する。そして、判定の結果、外部メモリ105が接続されているものと判断した場合、S300へと進む。
そのS300では、複数のモードの中からダイレクトプリントモードを選択し、ダイレクトプリントモードに対応した設定画面を表示部15に表示した上で、マクロ設定に従ってダイレクトプリントモードでの処理を実行する。そして、その後S210へと戻る。
また、S290における判定の結果、外部メモリ105が接続されていないものと判断した場合、S310へと進む。
そのS310では、複数のモードの中からユーザー規定モードを選択し、ユーザー規定モードに対応した設定画面を表示部15に表示する。そして、その後S210へと戻る。
さらに、S210における判定の結果、IDを取得できていないものと判断された場合、S320へと進む。つまり、ICカード自体をICカード読取部110で認識できない場合や、ICカードから取得した情報が画像形成装置1に記憶された識別情報と対応しない場合、S320へと進む。
そのS320では、マクロ設定を記憶させるか否かを判定する。具体的には、マクロ設定を記憶させる処理を実行するためのボタンを表示部15に表示し、そのボタンが押下されたか否かを判定する。つまり、ボタンが押下された場合、マクロ設定を記憶させるものと判断する。
そして、S320での判定の結果、マクロ設定を記憶させるものと判断された場合、S330へと進む。
そのS330では、画像形成装置1の使用状態に基づいて、使用者がマクロ設定を記憶させたいモードを予測して選択する。つまり、本モード選択実行処理のS220からS310までの判断と同様に、印刷データがRAM102に記憶されているか否か、原稿19が載置されているか否か、外部メモリ105が装着されているか否か、を判定し、判定結果から予測されたモードに対するマクロ設定を記憶させるための処理を実行する。
続くS340では、S330で選択されたモードに対応する設定画面を表示部15に表示する。そして、設定画面を使用者に操作させることにより、そのモードに対するマクロ設定を入力させ、そのマクロ設定を一時的に記憶し、S350へと進む。
そのS350では、ICカード読取部110にICカードの読み取りを実行させ、読み取ったIDを、S340で設定されたマクロ設定と対応付けてNVRAM107に記憶する(本発明の記憶手段の一例)。そして、その後S210へと戻る。
なお、S320における判定の結果、マクロ設定をしないものと判断された場合、S210へと戻る。具体的には、予め規定された時間が経過しても、マクロ設定をするためのボタンが押下されない場合や、ICカードから取得した情報が識別情報と対応しない場合には、マクロ設定をしないものと判断し、S210へと戻る。
以上のように、印刷データがRAM102に記憶されており、その印刷データに付加されたIDがICカード読取部110で読み取られたIDと一致する場合、IDが付加された印刷データを印刷する可能性が高いため、CPU103は、モード選択実行処理を実行することにより、セキュアプリントモードを自動で選択し、取得したIDと対応するマクロ設定に従ってセキュアプリントモードを実行する。
また、印刷データがRAM102に記憶されておらず、原稿19が載置され、かつ外部メモリ105が装着されていない場合、原稿19のみを用いる可能性が高いため、CPU103は、モード選択実行処理を実行することにより、設定モードを選択し、取得したIDと対応するマクロ設定に従って設定モードを実行する。
さらに、印刷データがRAM102に記憶されておらず、原稿19が載置され、かつ外部メモリ105が装着されている場合、原稿19と外部メモリ105との両方を用いる可能性が高いため、CPU103は、モード選択実行処理を実行することにより、スキャントゥメモリモードを選択し、取得したIDと対応するマクロ設定に従ってスキャントゥメモリモードを実行する。
また、印刷データがRAM102に記憶されておらず、原稿19も載置されておらず、かつ外部メモリ105が装着されている場合、外部メモリ105のみを用いる可能性が高いため、CPU103は、モード選択実行処理を実行することにより、ダイレクトプリントモードを選択し、取得したIDと対応するマクロ設定に従ってダイレクトプリントモードを実行する。
なお、印刷データがRAM102に記憶されておらず、原稿19も載置されておらず、かつ外部メモリ105も装着されていない場合、CPU103は、モード選択実行処理を実行することにより、ユーザー規定モードを選択する。
〈本実施形態の効果〉
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置1では、RAM102に記憶された印刷データの有無や、原稿19及び外部メモリ105の有無等の画像形成装置1の使用状態に基づいて、使用者の望むモードを予測して選択し、取得したIDと対応するマクロ設定に従って、選択されたモードを実行するようにされている。したがって、画像形成装置1によれば、モードを切り替えるための操作や、モードでの処理を実行するためにマクロ設定を入力する操作を、省略可能なため、画像形成装置1の使い勝手を向上させることができる。
特に、本実施形態の画像形成装置1によれば、IDと対応付けてマクロ設定を記憶することが可能なため、使用者の望む設定によりモードでの処理を実行することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、本実施形態の画像形成装置1では、ICカードに記憶されたIDを読み取ることによりIDを取得したが、使用者に操作部14を操作させることで、IDを取得するものでも良い。
また、本実施形態のモード選択実行処理では、印刷データがRAM102に記憶されており、その印刷データに付加されたIDがICカード読取部110で読み取られたIDと一致する場合、セキュアプリントモードを選択したが、このような画像形成装置1の使用状態で実行されるモードは、これに限るものではない。
例えば、モードをプリントモードとして設定したうえで、印刷される時の用紙サイズのデータを印刷データに含有させ、その用紙サイズの用紙18が画像形成部2に供給された場合(即ち、用紙トレー17や、手差給紙部8に、そのサイズの用紙が存在する場合)にのみ、印刷を実行するようにしても良い。
また、画像形成装置1の設定モードは、スキャントゥPDFモードを設定したが、これに限るものではない。つまり、コピーモードや、FAXモード等を予め設定しても良い。
さらに、モード選択実行処理のS280において、使用者に選択モードを選択させるようにしても良い。例えば、スキャントゥPDFモード、コピーモード、FAXモード等の選択ボタンを表示部14に表示し、その選択ボタンの中から押下されたモードを選択し、IDに対応したマクロ設定に従って、選択された設定モードを実行するようにしても良い。
また、画像形成装置1におけるユーザー規定モードは、操作部14を操作することにより、複数種類のモードの中から一つのモードを選択して設定していたが、これに限るものではない。つまり、画像形成装置1において使用されるモードをカウントし、使用される回数の多いモードを、ユーザー規定モードとして設定するようにしても良い。さらに、画像形成装置1におけるユーザー規定モードは、画像形成装置1の使用者によって設定されるものに限らず、画像形成装置1の製造工程において設定されても良い。
また、本実施形態におけるモード選択実行処理では、各モードを実行する際(S240、270、280、300等)、そのモードに対応する設定画面を表示部15に表示したが、これに加えて、画像形成装置1にスピーカーを設け、操作内容を音声にて報知するようにしても良い。
さらに、本実施形態におけるモード選択実行処理では、画像形成装置1の使用状態として、印刷データの有無を検知した後、原稿19及び外部メモリ105の有無を検知したが、これに限るものではない。つまり、画像形成装置1の使用状態を予測するためのものとして、印刷データ、原稿19及び外部メモリ105の有無を検知すれば、どのような順番で検知しても良い。
また、本実施形態におけるモード選択実行処理では、画像形成装置1の使用状態に基づいて、マクロ設定されるモードを選択したが、モードの選択方法はこれに限るものではない。例えば、モード選択実行処理のS330において、マクロ設定されるモードを選択するために複数のボタンを表示部15に表示し、複数のボタンの中から一つのボタンを押下することによって、マクロ設定されるモードを選択しても良い。
なお、外部メモリ105は、画像データを記憶できるものであれば、どのようなものでも良い。つまり、一般的なハードディスクやUSBにより接続可能な記録媒体、スマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商標)等を用いることができる。
画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 本体カバーを開いた状態における画像形成装置の斜視図である。 画像形成装置の本体内の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置の本体カバー及び原稿読取部の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置の制御系を示すブロック図である。 モードの選択及び選択されたモードを実行するためのモード選択実行処理を示すフローチャートである。
1…複合機 2…画像形成部 3…原稿自動搬送読取位置 4…ドラムカートリッジ 5…原稿自動搬送装置 6…プロセスカートリッジ 7…用紙排出部 8…手差給紙部 10…本体 11…本体ケース 11a…読取面 12…本体カバー 14…操作部 15…表示部 17…用紙トレー 18…用紙 19…原稿 21…載置部 24…載置部検知センサー 25…搬送部 31…集積部 35…読取面検知センサー 24a、35a…発光部 24b、35b…受光部 40…原稿読取部 41…イメージセンサー 42…光学素子群 43…光源 50…現像カートリッジ 60…スキャナユニット 61…ポリゴンミラー 62…レンズ 64…反射ミラー 70…定着ユニット 71…加熱用ローラ 72…押圧ローラ 80…感光ドラム 81…転写ローラー 82…帯電器 90…操作検知部 91…表示駆動部 92…原稿検知センサー 93…接続検知部 101…ROM 102…RAM 103…CPU 107…NVRAM 105…外部メモリ 106…接続部 110…ICカード読取部

Claims (16)

  1. 画像情報を読み出すモード、画像情報を書き込むモード、及び画像情報を印刷するモードのうち、少なくともいずれか二つのモードを有する画像形成装置であって、
    使用者を識別する識別情報を、前記複数のモードのうちの少なくとも1つのモードと対応付ける対応付手段と、
    前記識別情報を取得する取得手段と、
    前記複数のモードのうち、少なくともいずれか一つで利用される利用物の有無を検知する検知手段と、
    前記対応付手段にて前記識別情報と対応付けられた少なくとも1つのモードの中から、前記取得手段によって取得された識別情報に対応し、かつ前記検知手段によって検知された利用物の有無に対応するモードを選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、前記取得手段によって取得された識別情報と対応付けられている画像識別情報の有無を検知する画像検知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記選択手段は、前記画像情報を印刷するモードが前記識別情報に対応し、かつ前記検知手段が識別画像情報を検知した場合、前記識別画像情報を印刷する第一モードを選択することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 原稿を載置する載置部を備え、
    前記検知手段は、前記載置部に載置された原稿の有無を検知する原稿検知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記選択手段は、
    前記画像情報を読み出すモードが前記識別情報に対応し、かつ前記原稿検知手段が原稿を検知した場合、原稿から画像情報を読み出す第二モードを選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 画像情報を記憶する外部記憶装置を装着する装着部を備え、
    前記検知手段は、前記装着部に装着される外部記憶装置の有無を検知する外部記憶装置検知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記選択手段は、
    前記画像情報を読み出すモード及び前記画像情報を印刷するモードが前記識別情報に対応し、かつ前記外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を検知した場合、外部記憶装置から読み出した画像情報を印刷する第三モードを選択することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 画像情報を記憶する外部記憶装置を装着する装着部と、
    原稿を載置する載置部と、
    を備え、
    前記検知手段は、
    前記載置部に載置される原稿の有無を検知する原稿検知手段と、
    前記装着部に装着される外部記憶装置の有無を検知する外部記憶装置検知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記選択手段は、
    前記画像情報を読み出すモードが前記識別情報に対応し、さらに前記原稿検知手段が原稿を検知し、かつ前記外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を非検知である場合、原稿から画像情報を読み出す第二モードを選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記選択手段は、
    前記画像情報を読み出すモード及び前記画像情報を印刷するモードが前記識別情報に対応し、さらに前記原稿検知手段が原稿を非検知であり、かつ前記外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を検知した場合、前記外部記憶装置から読み出した画像情報を印刷する第三モードを選択することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記選択手段は、
    前記画像情報を読み出すモード及び前記画像情報を書き込むモードが前記識別情報に対応し、さらに前記原稿検知手段が原稿を検知し、かつ前記外部記憶装置検知手段が外部記憶装置を検知した場合、原稿から読み出した画像情報を外部記憶装置に書き込む第四モードを選択することを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記選択手段は、
    前記検知手段が前記利用物を非検知である場合、予め設定された第五モードを選択する請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 前記選択手段によって選択されるモードでの処理に関わる設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記選択手段が選択したモードでの処理を、前記記憶手段で記憶された設定情報に従って実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記選択手段が選択したモードに関する情報を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記取得手段は、当該画像形成装置とは別体に設けられた外部記憶媒体から、前記識別情報を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記識別情報を設定する設定手段を備え、
    前記取得手段は、前記設定手段によって設定された識別情報を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれかに記載の画像形成装置。
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