JP4776930B2 - 固体酸化物形燃料電池の支持基体 - Google Patents

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Description

本発明は、固体酸化物形燃料電池の支持基体に関し、より具体的には、MgOからなるセラミックス材料、もしくはMgAl24とMgOの混合物からなるセラミックス材料を主原料とする固体酸化物形燃料電池の支持基体に関する。
固体酸化物形燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell、以下適宜“SOFC”と略称する)は、イオン導電性を有する固体電解質材料として酸化物が使用される燃料電池である。SOFCは、一般的には、作動温度が1000℃程度と高いが、最近では800℃程度以下、例えば750℃程度の作動温度のものも開発されつつある。SOFCは、電解質材料を挟んで燃料極と空気極(酸化剤として酸素が用いられる場合は酸素極であるが、以下代表して“空気極”と言う)が配置され、燃料極/電解質/空気極の3層ユニットで単電池が構成される。
SOFCの運転時には、単電池(以下適宜“電池”と言う)の燃料極側に燃料を通し、空気極側に空気等の酸化剤を通して、両電極を外部負荷に接続することで電力が得られる。ところが、電池一つでは高々0.7〜0.8V程度の電圧しか得られないので、実用的な電力を得るためには複数の電池を電気的に直列に接続する必要がある。隣接する電池を電気的に接続すると同時に燃料極と空気極のそれぞれに燃料と空気とを適正に分配し供給し排出する目的でセパレータ(=インターコネクタ)と電池とが交互に積層される。
そのようなSOFCは複数の電池を積層するタイプであるが、他の構成形式として多孔質の絶縁体基板すなわち多孔質の電気絶縁性の支持基体の上に電池を配置した方式、すなわち燃料極支持型燃料電池も考えられている。図1はその構成を示す図で、図1(a)は斜視図、図1(b)は側面図である。支持基体1の上に順次、燃料極2、電解質3及び空気極4からなる電池が形成される。SOFCの運転時には、支持基体1側に燃料を通し、空気極側に酸化剤を通して、両電極を外部負荷に接続することで電力が得られる。
SOFCにおいては、炭化水素も燃料として用いることができる。炭化水素の中でも、メタンは都市ガスの主成分であることから、供給インフラの面からも優れた燃料である。ただし、炭化水素を燃料とする場合、電池の燃料極に到達する前に水蒸気改質によって水素及び一酸化炭素に変換することが必要である。
SOFCシステムにおいて、そのどの部分で改質を行うかについては、外部に独立して改質器を設置する、電池の保温器の内部に改質器を設置するなどの選択肢があるが、支持基体自体が改質能力を有していることが望ましい。この理由としては、前段部の改質器の性能のマージンが大きくなり、システムの柔軟性の向上やコスト減が可能となること、また、さらに改質反応に伴う吸熱により、支持基体内の温度分布が小さくなって電池部の耐久性や信頼性が増すことが挙げられる。特に、支持基体内に燃料用通路を設ける場合には、支持基体が燃料の改質を行えることは、システム構成上大きなメリットとなる。
燃料極の構成材料としては、例えばNiを主成分とする材料、NiとYSZ〔(Y23X(ZrO21-X(式中x=0.05〜0.15)〕との混合物からなる材料などが用いられる。電解質の構成材料としては、イオン導電性を有する固体電解質であればよく、その例としてはイットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X(式中x=0.05〜0.15〕などが用いられる。空気極の構成材料としては、例えばSrドープLaMnO3、LaCoO3、LaFeO3などが用いられる。
そして、絶縁性支持基体の構成材料としては、セラミックス材料、特に燃料極、電解質に対する熱膨張率の整合性、耐久性の観点からイットリア安定化ジルコニア〔YSZ:(Y23X(ZrO21-X,式中x=0.03〜0.12〕などのジルコニア系酸化物が用いられる。しかし、YSZはコストが高く且つ重いという欠点がある。また、炭化水素を原燃料として用いるSOFCシステムでは、システム全体としての高効率化、低コスト化の観点から、高温に保たれる電池内部で燃料の改質を行うことが望ましいが、YSZにNi等の改質触媒を添加した場合、支持基体の電気絶縁性が低下して電圧ロスが生じるため電力を効率よく取り出せないという問題があった。
そこで、YSZに代わる支持基体として、Al23とMgOの混合物系、MgAl24とMgOの混合物系、MgAl23とNiOの混合物系などの材料が検討されている。例えば、特許第2948399号公報、特開平9−139220号公報では、MgAl24とMgOの組成比を制御することでYSZとの熱膨張率の適合性を改善している。また、特開平6−203855号公報、特開2004−217488号公報には、Al23とMgOの混合物系の材料に無機不純物を含み、所定範囲の熱膨張係数を有する支持体が記載されている。さらに、特許第3233807号公報では、MgAl24とNiOの組成比を制御することでYSZとの熱膨張率の適合性を改善している。このほか、特許第3181206号公報では、支持基体ではないが、MgAl24とNiOの混合物からなる燃料極について、MgAl24とNiOの組成比に加え、それら成分の粒度を制御することで導電率及び気孔率を改善したとされている。
特許第2948399号公報 特開平9−139220号公報 特開平6−203855号公報 特開2004−217488号公報 特許第3233807号公報 特許第3181206号公報
前述のとおり、YSZ系の基体材料は、高コストで、しかも重く、内部改質特性と電気絶縁性を両立させることは困難である。一方、前述MgAl24とMgOの混合物系の材料は、電解質との熱膨張率上の整合性、電気絶縁性、コスト性、高強度、軽量性などの点で優れた基体材料であるが、これまで、その混合物系にNiを添加して内部改質型SOFCに用いることは検討されていない。また、前述MgAl24とNiOの混合物系の両成分の組成比制御で、YSZ電解質との熱膨張率上の整合性をとった場合、電気的絶縁性をとることは困難である。
さらに、燃料極支持型燃料電池の場合、成型直後、または仮焼によりバインダを脱媒した支持基体上に電解質を作製するが、電解質が十分緻密な状態になるためには、焼成時に支持基体が適切な割合で収縮することが必要である。ここで、例えばMgAl24とMgOを主体とした多孔質セラミックスの収縮率は10%程度と低いため、電解質の緻密化が不十分で、燃料リークなどの不都合が発生する場合がある。高い発電効率を持つSOFCセルを歩留まりよく得るためには、その収縮率を15〜30%とすることが好ましく、そのためには何らかの対策を講じる必要がある。しかし、従来、MgOからなるセラミックス材料、もしくはMgAl24とMgOの混合物からなるセラミックス材料を主原料とする固体酸化物形燃料電池の支持基体において、焼成時の収縮率に関する検討は一切なされていない。
本発明者らは、固体酸化物形燃料電池の支持基体として、前述MgOからなるセラミックス材料、もしくはMgAl24とMgOとの混合物系のセラミックス材料に対して改質触媒金属、特にNiを添加することに着目し、実用化に向けて細密な数多くの実験を行い、研究、検討を続けた結果、それらの組成を所定の範囲に調整することにより、電解質との熱膨張率の整合性、電気的絶縁性、良好な内部改質性能(メタン転化率)、焼成時の適切な収縮率のいずれの特性をも満たし得ることを見い出した。すなわち、本発明は、それらのセラミックス材料に改質触媒金属、特にNiを添加し、電解質との熱膨張率の整合性、電気的絶縁性、良好な内部改質性能、焼成時の適切な収縮率のいずれの特性をも満たし得る支持基体を低コストで提供することを目的とするものである。
本発明は、MgOからなるセラミックス材料、もしくはMgAl24とMgOの混合物からなるセラミックス材料を原料とする固体酸化物形燃料電池の支持基体であって、MgO、もしくはMgAl24とMgOの混合物に、炭化水素の改質触媒となるNiAl 2 4 からなるNiを含む化合物を添加し、前記NiAl 2 4 を添加する組成比が、NiAl 2 4 をAモル%、MgAl 2 4 をBモル%、MgOを(100−A−B)モル%としたとき、2≦A≦35、且つ、8≦(A+B)≦45を満たす組成比であり、その組成比を制御して焼成することにより、電池の電解質部分との熱膨張率を整合させてなる支持基体であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体である。

本発明に係る固体酸化物形燃料電池の支持基体は、従来では不可能であった、電解質との熱膨張率の整合性、良好な内部改質性能、電気的絶縁性、焼成時の適切な収縮率、機械的強度の要件を全て満たすことができる。しかも、軽量且つ低コストであり、実用性が高く、産業上きわめて有用である。
また、本発明の原料組成比をもつ“MgO+MgAl24+NiAl24系セラミックス材料”及び“MgO+MgAl24+NiO系セラミックス材料”により、固体酸化物形燃料電池用支持基体としての必要要件である電解質との熱膨張率の適合性、電気絶縁性、内部改質、焼成時の適切な収縮率、機械的強度といった要件をすべて満足する固体酸化物形燃料電池用支持基体が得られる。このような材料は、従来技術では到底実現できなかったものであり、本発明により初めて開発できたものである。
本発明は、MgOからなるセラミックス材料、もしくはMgAl24とMgOの混合物からなるセラミックス材料を主原料とするSOFCの支持基体である。そして、MgO、もしくはMgAl24とMgOの混合物に、炭化水素の改質触媒となる化合物を添加し、その組成比を制御して焼成することにより、電池の電解質部分との熱膨張率を整合させてなることを特徴とする。
本発明における炭化水素の改質触媒となる化合物としては、好ましくはNiを含む化合物が用いられ、Niを含む化合物としてはNiAl24、NiOなどが挙げられる。
このうち、NiAl24を用いる場合、(a)MgO、もしくは(b)MgAl24とMgOの混合物に添加する組成比として、NiAl24をAモル%、MgAl24をBモル%、MgOを(100−A−B)モル%としたとき、2≦A≦35、且つ、8≦(A+B)≦45を満たす組成比とする。そして、それらを添加した混合物を焼成することにより、その線熱膨張率が、50℃から800℃の温度範囲において、9.0×10-6/K以上、11.8×10-6/K以下の範囲に制御され、また800℃における電気抵抗率を1000Ωcm以上に制御することができる。
また、Niを含む化合物としてNiOを用いる場合、(a)MgO、もしくは(b)MgAl24とMgOの混合物に添加する組成比として、NiOをXモル%、MgAl24をYモル%、MgOを(100−X−Y)モル%としたとき、2≦X≦35、且つ、8≦Y≦45を満たす組成比とする。そして、それらを添加した混合物を焼成することにより、その線熱膨張率が、50℃から800℃の温度範囲において、9.0×10-6/K以上、11.8×10-6/K以下の範囲に制御され、また800℃における電気抵抗率を1000Ωcm以上に制御することができる。
さらに、本発明の支持基体において、(1)MgCO3をMgOの一部と置換する形で加えるか、(2)Mg2SiO4をスピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部と置換する形で加えるか、あるいは(3)MgCO3をMgOの一部と置換する形で加えるとともに、Mg2SiO4をスピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部と置換する形で加えることにより、焼成時の収縮率を制御し、電解質の緻密化を適切に行い、良好な発電特性を有する支持基体を歩留まりよく得ることができる。
なお、原料MgOとしては、Mg(OH)2を用いることもできる。Mg(OH)2は、300℃以下で水が脱離してMgOに変化するため、MgOを用いた場合と全く同様に、好適な特性をもった支持基体を得ることができる。また、MgCO3は、通常は(MgCO33・(Mg(OH)2)・3H2Oなどの水和物の形態で市販されている。しかし、300℃以下の比較的低温で親和水は脱離し、また上述のようにMg(OH)2は水を脱離してMgOとなるため、水和物を用いても焼成時には組成比や収縮率に影響を与えない。すなわち、収縮率の制御には、高温でCO2を脱離してMgOに変化するMgCO3が含まれていればよい。ここでは、そうしたMgCO3単体や水和物など、MgCO3を含み、かつ高温でCO2やH2Oを脱離してMgOのみに変化する材料を総称してしてMgCO3と呼んでいる。
こうして構成した本発明の支持基体は、例えば前述図1に示すように、支持基体1上に順次、燃料極2、電解質3及び空気極4からなる電池を配置する形式のSOFCにおいて、その支持基体1として用いられる。この支持基体は、多孔質でSOFCにおいて燃料を供給する役割をもつことから、その支持基体として燃料用通路となる中空部を有する支持基体に対しても適用することができる。図2〜3はその態様例を示す図である。
図2(a)は、5として示すように断面円形状の中空部を3個備えた支持基体、図2(b)は、6として示すように断面四角形状の中空部を3個備えた支持基体である。図2(c)は、図2(a)〜(b)の支持基体の平面図で、内部に備える中空部を点線で示している。中空部の数は3個とは限らず、1個のほか、2個、4個以上の複数個を備えることができる。中空部の断面形状は、そのような円形状、四角形状とは限らず、楕円形状、三角形状、矩形状、五角形状その他適宜の形状とすることができる。
支持基体上に電池を配置したSOFCとしては、支持基体上に複数個の電池を配置して隣接する電池を電気的に接続する、いわゆる横縞方式のSOFCも考えられており、本発明の支持基体はこの横縞方式のSOFCの支持基体としても使用される。図3はその形式のSOFCを示す図である。図3(a)は斜視図であり、中空扁平状の支持基体11の上に複数個の電池12が横縞状に配置される。隣接する電池間はインターコネクタで電気的に直列に接続されるが、図示は省略している。
燃料は、図3(a)中矢印(→)で示すとおり、支持基体11内の断面矩形状の空間すなわち燃料の流通部13を電池12の配列方向と平行に流通する。図3(b)〜(c)は、図3(a)に示すような横縞方式のSOFCの断面図で、図3(b)は中空扁平状の支持基体11の片面に電池を配置した形式、図3(c)はその両面に電池を配置した形式である。いずれの形式でも、支持基体11の面上に順次、燃料極14、電解質15及び空気極16を積層して構成した電池12が複数個配置される。
このような横縞方式のSOFCの支持基体についても、その中空部として複数個の中空部を設けることができる。図4はその例を示す図で、図4(a)は断面楕円形状の中空部17を4個設けた例、図4(b)は断面矩形状の中空部18を4個設けた例、図4(c)は断面四角形状の中空部19を7個設けた例である。中空部の断面形状は、そのような断面楕円形状、断面矩形状、断面四角形状とは限らず、円形状、三角形状、五角形状その他適宜の形状とすることができ、中空部の数についても適宜設定することができる。
以下、実施例に基づき本発明の支持基体をさらに詳しく説明するが、本発明がこれら実施例に限定されないことはもちろんである。
〈実施例1〜7、比較例1〜6〉
本実施例1〜4、6は、MgAl24及びMgOからなる混合セラミックスに対して、Niを含む化合物としてNiAl24を添加した例である。実施例5、実施例7は、MgAl24が0モル%であり、本発明における“MgOからなるセラミックス材料を主原料とする”ものに相当している。MgAl24、MgO及びNiAl24の各原料を粉末として用意した。これら各原料粉末を各種割合に秤量し、それぞれに、造孔剤として炭素粉とセルロースを添加し、さらに水を加えてボールミルで混合し、スプレードライヤーにより造粒した。得られた各混合物をプレス成型し、1480℃で5時間共焼結し、それぞれ支持基体を作製した。
こうして作製した各支持基体の試料について線熱膨張率、電気抵抗率、メタン転化率を測定した。線熱膨張率は50℃から800℃の範囲で測定し、電気抵抗率は800℃で測定した。また、メタン転化率(%)は、800℃において、メタンと水蒸気〔メタンに対する水蒸気のモル比(S/C比)=2.0〕を流通させて試験し、生成系における“(CO濃度+CO2濃度)÷(CO濃度+CO2濃度+CH4濃度)×100”の値である。この点、後述の実施例、比較例におけるメタン転化率についても同じである。表1はこれらの結果である。表1には各支持基体試料の作製に際して用いた各原料の組成を併記し、また、本実験で所期の結果が得られなかった試料については比較例として記載している。
Figure 0004776930
表1のとおり、NiAl24を添加しない比較例1では、メタン転化率は1%以下であるので、メタンの改質機能を備えた支持基体としては使用できない。また、NiAl24を40モル%添加した比較例2では、電気抵抗率が300Ωcmと低い。このため、必要な電気的絶縁がとれず、電池間でリーク電流が増大することから支持基体として使用できない。
ここで、例えば電解質であるイットリアを8モル%添加したYSZの線熱膨張率は(原料成分の粒度や緻密度等の如何により幾分のずれはあるが)9.9×10-6/Kであるので(なお、特許第2948399号の図1では、YSZの線熱膨張率として9.6×10-6/Kと記載されているが、これはイットリアを3モル%添加したYSZと推定される)、支持基体の線熱膨張率は9.0×10-6/K〜11.8×10-6/Kの範囲であることが必要である。支持基体の線熱膨張率がこの範囲を外れると、支持基体上の燃料極や電解質、空気極が焼成時に熱応力によって割れ、燃料電池特性が大幅に低下してしまう。
比較例3の線熱膨張率は8.7×10-6/Kであり、比較例5、比較例6の線熱膨張率はともに8.8×10-6/Kであり、また比較例4の線熱膨張率は12.2×10-6/Kであるので、線熱膨張率の点で支持基体として使用できない。
これに対して、実施例1〜7の線熱膨張率は、実施例1で9.0×10-6/K、実施例6で9.1×10-6/K、実施例3で9.2×10-6/K、実施例4、実施例7で9.7×10-6/K、実施例5で10.4×10-6/K、実施例2で11.7×10-6/Kであるので、いずれも支持基体としての特性を満たしている。また、実施例1〜7は、いずれも電気抵抗率が1000Ωcm以上であり、メタン転化率についても90%以上であるので、電気抵抗率、メタン転化率についても支持基体としての要件を満たしている。
図5は、線熱膨張率に関する以上の実験結果を表1に対応して図面化した図である。図5中、横軸は組成中のMgAl24の割合(モル%)、縦軸は線熱膨張率である。なお、図5中、NiAl24の組成割合の目安として35モル%、20モル%及び2モル%の線を点線(・・・・・・)で示している。また、各支持基体中のMgOの割合は、支持基体の全量100モル%から、図5に示すMgAl24量とNiAl24量とを差し引いた割合に相当している。
図5のとおり、実施例1〜7のいずれの支持基体も、その線熱膨張率は9.0×10-6/K〜11.8×10-6/Kの範囲内にあり、YSZの線熱膨張率と整合していることが分かる。これに対して、比較例3、比較例5、比較例6の線熱膨張率は9.0×10-6/Kを下回り、比較例4の線熱膨張率は11.8×10-6/Kを上回っている。なお、比較例1、比較例2の線熱膨張率は9.0×10-6/K〜11.8×10-6/Kの範囲内にあるが、前述表1のとおり、比較例1のメタン転化率は1%以下であり、比較例2の電気抵抗率は300Ωcmと低いので、支持基体として使用できない。
このように、Niを含む化合物としてNiAl24を用いた場合、(a)MgO、もしくは(b)MgAl24とMgOとからなる混合物に添加する組成比として、NiAl24をAモル%、MgAl24をBモル%、MgOを(100−A−B)モル%としたとき、2≦A≦35、且つ、8≦(A+B)≦45を満たす組成比とすることにより、支持基体としての特性を満たすことができる。
参考例8〜14、比較例7〜14〉
参考例8〜14は、MgAl24及びMgOからなる混合セラミックスに対して、Niを含む化合物としてNiOを添加した例である。MgAl24、MgO及びNiO各原料を粉末として用意した。実施例1〜7と同様に、これら各原料粉末を各種割合に秤量し、それぞれに、造孔剤として炭素粉とセルロースを添加し、さらに水を加えてボールミルで混合し、スプレードライヤーにより造粒した。得られた各混合物をプレス成型し、1480℃で5時間共焼結し、それぞれ支持基体を作製した。
各支持基体の試料について線熱膨張率、電気抵抗率、メタン転化率を測定した。線熱膨張率は50℃から800℃の範囲で測定し、電気抵抗率は800℃で測定し、またメタン転化率は、800℃において、メタンと水蒸気〔メタンに対する水蒸気のモル比(S/C比)=2.0〕を流通させて試験した。表2はその結果である。表2には、各支持基体試料の作製に際して用いた各原料の組成を併記し、また、本実験で所期の結果が得られなかった試料については比較例として記載している。
Figure 0004776930
表2のとおり、NiOを添加しない比較例7では、メタン転化率は1%以下であるので、メタン改質機能を備えた支持基体としては使用できない。また、NiOを40モル%添加した比較例8では、電気抵抗率が50Ωcmと低い。このため、必要な電気的絶縁がとれず、電池間でリーク電流が増大することから支持基体として使用できない。
ここで、例えば電解質であるイットリアをモル8%添加したYSZの線熱膨張率は9.9×10-6/Kであるので、支持基体の線熱膨張率は9.0×10-6/K〜11.8×10-6/Kの範囲であることが必要である。支持基体の線熱膨張率がこの範囲を外れると、支持基体上の燃料極や電解質、空気極が焼成時に熱応力によって割れ、燃料電池特性が大幅に低下してしまう。
比較例9、比較例11の線熱膨張率は8.8×10-6/K、比較例13の線熱膨張率は8.9×10-6/K、比較例10、比較例12の線熱膨張率は12.2×10-6/K、比較例14の線熱膨張率は12.3×10-6/Kであるので、線熱膨張率の点で支持基体として使用できない。
これに対して、参考例8〜14の線熱膨張率は、参考例8、参考例10で9.0×10-6/K、参考例13で9.1×10-6/K、参考例11で9.8×10-6/K、参考例9、参考例12で11.7×10-6/K、参考例14で11.8×10-6/Kであるので、いずれも線熱膨張率の点で支持基体としての特性を満たしている。また、いずれも電気抵抗率が1000Ωcm以上であり、メタン転化率についても90%以上であるので電気抵抗率、メタン転化率についても支持基体としての要件を満たしている。
図6は、線熱膨張率に関する以上の実験結果を表2に対応して図面化した図である。図6中、横軸は組成中のMgAl24の割合(モル%)、縦軸は線熱膨張率(×10-6/K、50〜800℃)である。
図6のとおり、参考例8〜14のいずれの支持基体についても、その線熱膨張率は9.0×10-6/K〜11.8×10-6/Kの範囲内にあり、YSZの線熱膨張率と整合していることが分かる。これに対して、比較例9、比較例11、比較例13の線熱膨張率は9.0×10-6/Kを下回り、比較例10、比較例12、比較例14の線熱膨張率は11.8×10-6/Kを上回っている。
このように、Niを含む化合物としてNiOを用いる場合、(a)MgO、もしくは(b)MgAl24とMgOの混合物に添加する組成比として、NiOをXモル%、MgAl24をYモル%、MgOを(100−X−Y)モル%としたとき、2≦X≦35、且つ、8≦Y≦45を満たす組成比とすることにより、支持基体としての特性を満たすことができる。
〈発電試験1〉
実施例1〜7、参考例8〜14及び比較例1〜14の支持基体を用いて平板型燃料電池を作製して発電試験を実施した。支持基体として前述図2(a)のように中空部を3個有する支持基体を成形し、その上に順次、燃料極、電解質(8モル%のY23を添加したYSZ)、空気極を形成し、実施例1〜7、参考例8〜14及び比較例1〜14の各支持基体毎に図7に示すような燃料電池を作製した。こうして作製した燃料電池のそれぞれについて、図8に示すような試験装置をセットし、燃料としてのメタンと改質用水蒸気を供給して発電試験を実施した。
実施例1〜7、参考例8〜14の支持基体を用いた燃料電池は、効率的な内部改質が行われ、良好な発電特性を示した。一方、比較例3〜6、比較例9〜14の支持基体を用いた燃料電池では、支持基体と電解質との線熱膨張率の差に起因する電解質の割れが発生し、低い発電特性しか得られなかった。また、比較例1と比較例7の支持基体を用いた燃料電池では、メタンの水素への改質は殆ど行われず、比較例2と比較例8では、内部の漏れ電流による電力損失が発生し、いずれも発電特性は大幅に低下した。
〈発電試験2〉
実施例4の組成比の材料を用い、図2(a)に示すような平板に中空部を3個有する支持基体を押出成形により成形し、仮焼した。その上面(上下両面のうちの片面)に順次、燃料極、電解質(8モル%のY23を添加したZrO2)、空気極を形成、積層して焼成し、電池を得た。さらに、多孔質である支持基体の孔からの燃料漏れを防ぐために、支持基体の露出部分(電池部分以外の部分)をシール材でシールした。こうして、図7に示すような燃料電池を作製した。作製した燃料電池を用いて図8に示すような試験装置をセットし、燃料としてのメタンと改質用水蒸気を供給して発電試験を実施したところ、良好な発電特性を示した。
〈実施例A〜G、参考例H〜N、比較例A〜D〉
支持基体の本焼成収縮率(本焼成時の収縮率)を制御するために、(a)MgOの一部をMgCO3水和物で置換し、(b)スピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部をMg2SiO4で置換し、また(c)、(a)及び(b)の両者の置換をして実施した。その他の条件は、実施例1〜7、参考例8〜14、比較例1〜14と同じくした。MgCO3水和物は、焼成時に、CO2とH2Oが離脱してMgOに変化し、焼成時の収縮を促進する。従って、MgOの一部をMgCO3水和物で置換しても、焼成後の基板組成比に影響を与えない。一方、Mg2SiO4によっても収縮を促進する。ただし、これが収縮を促進する理由は不明であり、また、Mg2SiO4添加では焼成後の基板にもMg2SiO4が残存し、その添加量に応じた組成変化を生じる。
表3〜4はその結果である。ここではMgCO3原料としては、(MgCO33・(Mg(OH)2)・3H2Oを用い、その焼成後に残存するMgO量に換算して組成比として示している。また、表3〜4には、本実験で所期の結果が得られなかった試料については比較例として記載している。表3中、実施例Aは前記実施例4と同じ組成であり、表4中、参考例Hは前記参考例11と同じ組成である。
Figure 0004776930
Figure 0004776930
実施例A〜G、参考例H〜Nの支持基体は、焼成時に電解質の割れ発生はなく、焼成後の形状にも問題はなかった。一方、比較例A〜Dでは、焼成時に電解質の割れが数多く発生した。また、比較例A〜Dでは、焼成前の元々の押出し成型体の段階で脆く、焼成時に基体に大きな割れが発生する場合があるなど、重大な不具合があった。
また、実施例B〜G、参考例I〜Nの支持基体を用いて作製した平板型燃料電池は、前記実施例1〜7、参考例8〜14の支持基体を用いて作製した平板型燃料電池に比べて、電解質の緻密化が良好に進み、燃料としてのメタンと改質用水蒸気を供給したときに良好な発電特性を示した。一方、比較例A〜Dでは低い発電特性しか得られなかった。
すなわち、MgOの一部をMgCO3水和物に置換し、またスピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部をMg2SiO4に置換することで、支持基体の焼成時における収縮率を制御することができる。そして、その置換量の適正な範囲としては、MgOに換えるMgCO3水和物は60モル%(上限)まで、スピネル材料(MgAl24及びNiAl24)に換えるMg2SiO4は10モル%(上限)までであるといえる。そして、これらの上限までであれば、両者を同時に置換してもよい。
なお、実施例B〜G、比較例A、Bの線膨張率、電気抵抗率、メタン転化率については実施例A(=実施例4)の線膨張率、電気抵抗率、メタン転化率と同じ値を示し、参考例I〜N、比較例C、Dの線膨張率、電気抵抗率、メタン転化率については参考例H(=参考例11)の線膨張率、電気抵抗率、メタン転化率と同じ値を示した。
このように、MgCO3及びMg2SiO4の一方または両方をそれぞれ、原料MgO、スピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部と置換する形で加えることで、すなわち(1)MgCO3をMgOの一部と置換する形で加えるか、(2)Mg2SiO4をスピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部と置換する形で加えるか、(3)MgCO3をMgOの一部と置換する形で加えるとともに、Mg2SiO4をスピネル材料(MgAl24及びNiAl24)の一部と置換する形で加えることにより、焼成時の収縮率を制御し、電解質の緻密化を適切に行い、良好な発電特性を有する支持基体を歩留まりよく得ることができる。
支持基体の上に電池を配置した方式のSOFCの構成例を示す図 燃料用通路となる中空部を有する支持基体の態様例を示す図 支持基体上に複数個の電池を配置して隣接する電池を電気的に接続する横縞方式のSOFCの態様例を示す図 横縞方式のSOFCの支持基体の例を示す図 線熱膨張率に関する実験結果を表1に対応して図面化した図 線熱膨張率に関する実験結果を表2に対応して図面化した図 発電試験1、2用に作製した単電池の断面を示す図 発電試験1、2用にセットした発電試験装置の概略を示す図
符号の説明
1 支持基体
2 燃料極
3 電解質
4 空気極
5、6 中空部(燃料用通路)
11 支持基体
12 電池
13 燃料の流通部(燃料用通路)
14 燃料極
15 電解質
16 空気極
17、18、19 中空部(燃料用通路)

Claims (7)

  1. MgOからなるセラミックス材料、もしくはMgAl24とMgOの混合物からなるセラミックス材料を原料とする固体酸化物形燃料電池の支持基体であって、MgO、もしくはMgAl24とMgOの混合物に、炭化水素の改質触媒となるNiAl 2 4 からなるNiを含む化合物を添加し、前記NiAl 2 4 を添加する組成比が、NiAl 2 4 をAモル%、MgAl 2 4 をBモル%、MgOを(100−A−B)モル%としたとき、2≦A≦35、且つ、8≦(A+B)≦45を満たす組成比であり、その組成比を制御して焼成することにより、電池の電解質部分との熱膨張率を整合させてなる支持基体であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
  2. 請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池の支持基体において、(1)MgCO3を前記MgOの一部と置換する形で加えるか、(2)Mg2SiO4を前記MgAl24及びNiAl24の一部と置換する形で加えるか、(3)MgCO3を前記MgOの一部と置換する形で加えるとともに、Mg2SiO4を前記MgAl24及びNiAl24の一部と置換する形で加えてなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
  3. 請求項1または2に記載の固体酸化物形燃料電池の支持基体において、前記支持基体の線熱膨張率が、50℃から800℃の温度範囲において、9.0×10-6/K以上、11.8×10-6/K以下の範囲であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の支持基体において、前記支持基体の800℃における電気抵抗率が1000Ωcm以上であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の支持基体において、前記支持基体が燃料極側を支持してなる支持基体であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池の支持基体において、前記支持基体が燃料用通路となる中空部を有する支持基体であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
  7. 請求項に記載の固体酸化物形燃料電池の支持基体において、前記燃料用通路となる中空部が複数個の中空部であることを特徴とする固体酸化物形燃料電池の支持基体。
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