JP4775806B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4775806B2
JP4775806B2 JP2004032856A JP2004032856A JP4775806B2 JP 4775806 B2 JP4775806 B2 JP 4775806B2 JP 2004032856 A JP2004032856 A JP 2004032856A JP 2004032856 A JP2004032856 A JP 2004032856A JP 4775806 B2 JP4775806 B2 JP 4775806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
gas
flattening
recording layer
nonmagnetic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004032856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005228363A (ja
Inventor
一博 服部
秀一 大川
孝裕 諏訪
幹晴 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2004032856A priority Critical patent/JP4775806B2/ja
Priority to US11/048,728 priority patent/US7273563B2/en
Priority to CNB2005100079457A priority patent/CN100343905C/zh
Publication of JP2005228363A publication Critical patent/JP2005228363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775806B2 publication Critical patent/JP4775806B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/32Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying conductive, insulating or magnetic material on a magnetic film, specially adapted for a thin magnetic film
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/855Coating only part of a support with a magnetic layer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、記録層が凹凸パターンで形成された磁気記録媒体の製造方法に関する。
従来、ハードディスク等の磁気記録媒体は、記録層を構成する磁性粒子の微細化、材料の変更、ヘッド加工の微細化等の改良により著しい面記録密度の向上が図られており、今後も一層の面記録密度の向上が期待されている。
しかしながら、ヘッドの加工限界、磁界の広がりに起因するサイドフリンジ、クロストークなどの問題が顕在化し、従来の改良手法による面記録密度の向上は限界にきているため、一層の面記録密度の向上を実現可能である磁気記録媒体の候補として、記録層を所定の凹凸パターンで形成してなるディスクリートトラックメディアやパターンドメディア等の磁気記録媒体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、媒体表面が凹凸パターンであるとヘッド・スライダの浮上高さが不安定となり、記録・再生特性が悪化することがあるため、凹凸パターンの記録層上に非磁性材を成膜して凹部を充填し、記録層上の余剰の非磁性材を除去して表面を平坦化する必要がある。
記録層を凹凸パターンに加工する手法としてはドライエッチングの手法を利用しうる。又、非磁性材を成膜する手法としては半導体製造の分野で用いられているスパッタリング等の成膜技術を利用しうる。又、記録層上の余剰の非磁性材を除去して平坦化する手法についても半導体製造の分野で用いられているCMP(Chemical Mechanical Polishing)等の加工技術を利用しうる。
特開平9−97419号公報
しかしながら、CMP法は、スラリーの除去のために洗浄等に多大な時間、コストを要するという問題があった。更に、CMP法はウェットプロセスであるため、記録層の加工工程等のドライプロセスと組合わせると、被加工物の搬送等が煩雑となり、製造工程全体の効率が低下するという問題があった。即ち、平坦化工程にCMP法を用いると、生産効率が低いという問題があった。
又、CMP法は、加工量の制御が容易ではなく、エンドポイント(加工終点)を数nmの範囲に収束させることが困難であった。従って、記録層の上に非磁性体が残存したり、記録層の一部を加工することがあり、これにより記録・再生特性が悪化することがあった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、凹凸パターンで形成された記録層を有し、ヘッド・スライダの浮上安定性が得られ、且つ、記録・再生特性が良好な磁気記録媒体を効率良く製造することができる磁気記録媒体の製造方法を提供することをその課題とする。
発明者は、本発明に想到する過程において、イオンビームエッチング等のドライエッチングの手法を用いて記録層上の余剰の非磁性材を除去し、平坦化することを試みた。イオンビームエッチング等のドライエッチングは、膜の突出した部位を他の部位よりも選択的に早く除去する傾向があるので平坦化効果が高い。又、CMP法のようなウェットプロセスによらず、ドライエッチングを用いることで、スラリーの洗浄等が不要となると共に他のドライプロセスと組合わせることで製造工程全体の効率を向上させることができる。更に、ドライエッチングは、エンドポイント(加工終点)を数nmの範囲に収束させることが比較的容易である。従って、表面が充分に平坦な磁気記録媒体を効率良く製造することができると考えたためである。
しかしながら、イオンビームエッチング等のドライエッチングを用いることで表面を所望のレベルまで充分に平坦化することが可能となったものの、所望のレベルまで平坦化し、エンドポイント(加工終点)を数nmの範囲に収束させるためにはエッチングレートが低くなるようにエッチング条件を設定しなければならず、生産効率の充分な向上を図ることはできなかった。尚、エッチング条件を調整することでエッチングレートを高くすることも可能であるが、この場合、所望のレベルまで充分に表面を平坦化することが困難であると共にエンドポイント(加工終点)を数nmの範囲に収束させることが困難であった。即ち、充分な平坦化及び精密な加工量の制御と生産効率の向上とを両立させることが困難であった。
そこで発明者は、更に鋭意検討を重ねた結果、平坦化工程を、前段平坦化工程と、後段平坦化工程と、を含む構成とし、生産効率が良いエッチング条件で前段平坦化工程を実行してから、後段平坦化工程でエンドポイント(加工終点)を精密に制御しつつ表面を充分平坦に仕上げるという本発明に想到した。
尚、平坦化工程は他の工程よりも加工時間が長くなりやすいが、平坦化工程を前段平坦化工程及び後段平坦化工程に分割し、各平坦化工程に要する時間を、平坦化工程の前工程及び後工程の少なくとも一方の工程に要する時間に近づけることで、平坦化工程が製造工程全体のネックとなることを抑制することができ、これにより生産効率を向上させることもできる。
即ち、次のような本発明により、上記課題の解決を図ることができる。
(1)基板上に所定の凹凸パターンで形成された記録層上に非磁性材を成膜することにより前記凹凸パターンの凹部を充填する非磁性材充填工程と、前記記録層上の余剰の前記非磁性材をドライエッチングにより除去して表面を平坦化する平坦化工程と、を含み、該平坦化工程は、前段平坦化工程と、仕上げのための後段平坦化工程と、を含む構成であることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
(2)前記平坦化工程は、前記前段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートが、前記後段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートよりも高いことを特徴とする前記(1)の磁気記録媒体の製造方法。
(3)前記平坦化工程は、前記前段平坦化工程における前記非磁性材の加工量よりも、前記後段平坦化工程における前記非磁性材の加工量が少ないことを特徴とする前記(2)の磁気記録媒体の製造方法。
(4)前記平坦化工程は、前記前段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートを前記記録層のエッチングレートで除した値よりも、前記後段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートを前記記録層のエッチングレートで除した値が1に近いことを特徴とする前記(1)乃至(3)のいずれかの磁気記録媒体の製造方法。
(5)前記平坦化工程は、前記前段平坦化工程で得られる表面粗さよりも、前記後段平坦化工程で得られる表面粗さが小さいことを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかの磁気記録媒体の製造方法。
(6)前記非磁性材充填工程は、前記基板にバイアスパワーを印加しつつ前記非磁性材を成膜する成膜手法を用いることを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかの磁気記録媒体の製造方法。
尚、本出願において、「凹凸パターンで形成された記録層」とは、多数の記録要素に分割された記録層の他、一部が連続するように部分的に分割された記録層、螺旋状の渦巻き形状の記録層のように基板上の一部に連続して形成された記録層、凸部及び凹部双方が形成された連続した記録層、も含む意義で用いることとする。
又、本出願において「エッチングレート」という用語は、エッチングによる単位時間当たりの加工量という意義で用いることとする。
又、本出願において「磁気記録媒体」という用語は、情報の記録、読み取りに磁気のみを用いるハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ等に限定されず、磁気と光を併用するMO(Magnet Optical)等の光磁気記録媒体、磁気と熱を併用する熱アシスト型の記録媒体も含む意義で用いることとする。
本発明は、生産効率が良いエッチング条件で前段平坦化工程を実行してから、後段平坦化工程で表面を充分平坦に仕上げることにより、エンドポイント(加工終点)を精密に制御しつつ効率良く表面を充分に平坦化することができる。又、前段平坦化工程、後段平坦化工程に要する時間を、平坦化工程の前工程及び後工程の少なくとも一方の工程に要する時間に近づけることで、生産効率を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1実施形態は、基板上に連続記録層等を形成してなる図1に示されるような被加工体の加工出発体に加工を施すことにより、連続記録層を所定の凹凸パターンで多数の記録要素に分割すると共に記録要素の間の凹部(凹凸パターンの凹部)に非磁性材を充填して図2に示されるような磁気記録媒体を製造する製造方法に関するものであり、非磁性材充填工程及び平坦化工程に特徴を有している。他の工程については従来と同様であるので説明を適宜省略することとする。
図1に示されるように、被加工体10の加工出発体は、ガラス基板12に、下地層14、軟磁性層16、配向層18、連続記録層20、第1のマスク層22、第2のマスク層24、レジスト層26がこの順で形成された構成とされている。
下地層14は、厚さが30〜200nmで、材料はTa(タンタル)、Cr(クロム)又はCr合金である。軟磁性層16は、厚さが50〜300nmで、材料はFe(鉄)合金又はCo(コバルト)合金である。配向層18は、厚さが3〜30nmで、材料はCr、非磁性のCoCr合金、Ti(チタン)、MgO(酸化マグネシウム)等である。連続記録層20は、厚さが5〜30nmで、材料はCoCr(コバルト−クロム)合金である。第1のマスク層22は、厚さが3〜50nmで、材料はTiN(窒化チタン)である。
第2のマスク層24は、厚さが3〜30nmで、材料はNi(ニッケル)である。レジスト層26は、厚さが30〜300nmで、材料はネガ型レジスト(NBE22A 住友化学工業株式会社製)である。
図2に示されるように、磁気記録媒体30は垂直記録型のディスクリートタイプの磁気ディスクで、記録層32は、前記連続記録層20を微細な間隔で多数の記録要素32Aに分割してなる凹凸パターンとされている。記録要素32Aは、具体的には、データ領域においてトラックの径方向に微細な間隔で同心円状に形成され、サーボ領域では所定のサーボ情報等のパターンで形成されている。又、記録要素32Aの間の凹部34には、非磁性材36が充填され、記録要素32A及び非磁性材36上に保護層38、潤滑層40がこの順で形成されている。
非磁性材36は、材料がSiO(二酸化ケイ素)である。保護層38は、厚さが1〜5nmで、材料はダイヤモンドライクカーボンと呼称される硬質炭素膜である。尚、本出願において「ダイヤモンドライクカーボン(以下、「DLC」という)」という用語は、炭素を主成分とし、アモルファス構造であって、ビッカース硬度測定で200〜8000kgf/mm2程度の硬さを示す材料という意義で用いることとする。潤滑層40は、厚さが1〜2nmで、材料はPFPE(パーフロロポリエーテル)である。
次に、被加工体10の加工方法について、図3のフローチャートに沿って説明する。
まず、図1に示される被加工体10の加工出発体を加工し、連続記録層20を記録要素32Aに分割して記録層32を形成する(S102)。
被加工体10の加工出発体は、具体的にはガラス基板12に、下地層14、軟磁性層16、配向層18、連続記録層20、第1のマスク層22、第2のマスク層24をこの順でスパッタリング法により形成し、更にレジスト層26をディッピング法で塗布することにより得られる。尚、スピンコート法によりレジスト層26を塗布してもよい。
この被加工体10の加工出発体のレジスト層26に転写装置(図示省略)を用いて、サーボ領域にコンタクトホールを含む所定のサーボパターンを、データ領域に径方向に微細な間隔で凹凸パターンをナノ・インプリント法により転写し、Oガス等を反応ガスとする反応性イオンエッチングにより、凹凸パターンの凹部底面のレジスト層26を除去する。尚、レジスト層26を露光・現像して、凹凸パターンに加工してもよい。
次に、Ar(アルゴン)ガスを用いたイオンビームエッチングにより、凹部底面の第2のマスク層24を除去し、更にSF(6フッ化硫黄)ガスを用いた反応性イオンエッチングにより、凹部底面の第1のマスク層22を除去する。これにより、凹部底面に連続記録層20が露出する。次に、COガス及びNHガスを反応ガスとする反応性イオンエッチングにより、凹部底面の連続記録層20を除去する。これにより、連続記録層20が多数の記録要素32Aに分割され、記録層32が形成される。次に、SFガスを反応ガスとする反応性イオンエッチングにより、記録要素32Aの上面に残存する第1のマスク層22を完全に除去し、凹凸パターンの記録層32が表面に形成された図4に示されるような被加工体10が得られる。
次に、バイアススパッタリング法により図5に示されるように、被加工体10にバイアスパワーを印加しつつSiO(非磁性材36)の粒子を被加工体10の表面に成膜し、記録要素32Aの間の凹部34を充填する(S104)。ここで、非磁性材36は記録要素32Aを完全に被覆するように成膜する。
この際、Ar等のスパッタリングガスがSiOのターゲットに衝突することによりSiOの粒子が飛散して被加工体10の表面に、記録要素の凹凸形状に倣って一様に堆積しようとするので、非磁性材36は表面が凹凸形状となる傾向がある。
一方、被加工体10にバイアスパワーを印加することにより、スパッタリングガスは被加工体10の方向に付勢されて堆積済みのSiOに衝突し、堆積済みのSiOの一部をエッチングする。このエッチング作用は、堆積済みのSiOのうち、突出した部分を他の部位よりも速く選択的に除去する傾向があるので、非磁性材36の表面の凹凸は次第に均される。尚、実際にはこれらの作用は同時に進行し、成膜作用がエッチング作用を上回ることで表面の凹凸が小さく抑制されつつ非磁性材36の成膜が進行する。
従って、非磁性材36は、図5に示されるように、表面の凹凸が抑制された形状で成膜される。
次に、前段平坦化工程及び後段平坦化工程の2段階構成のイオンビームエッチングを用いた平坦化工程で余剰の非磁性材36を除去し、記録要素32A及び非磁性材36の表面を平坦化する。尚、「余剰の非磁性材」とは、記録層32の上面よりも上側(ガラス基板12と反対側)の、記録要素32A上に存在する非磁性材36という意義で用いることとする。ここではイオンビームエッチングにArガスを用いる。尚、本出願で「イオンビームエッチング」という用語は、例えばイオンミリング等の、イオン化したガスを被加工体に照射して加工対象物を除去する加工方法の総称という意義で用いることとする。
まず、前段平坦化工程を実行する(S106)。この前段平坦化工程では、イオンビームの入射角を15〜90°、好ましくは15〜65°の範囲に設定し、記録要素32A上に若干残存するように非磁性材36を除去する。ここで、「入射角」とは、イオンビームが被加工体の表面に対して入射する角度であって、被加工体の表面とイオンビームの中心軸とが形成する角度という意義で用いることとする。例えば、イオンビームの中心軸が被加工体の表面と平行である場合、入射角は0°であり、イオンビームの中心軸が被加工体の表面と垂直である場合+90°である。図6に、Arガスを用いたイオンビームエッチングにおけるイオンビームの入射角に対するSiO(非磁性材36)のエッチングレートを符号Aを付した曲線で、CoCr合金(記録層32)のエッチングレートを符号Bを付した曲線で示す。図6より、上記のようにArイオンの入射角を設定することで、高いエッチングレートが得られることがわかる。
これにより非磁性材36は、図7に示されるように、記録要素32Aの上面近傍まで効率良く除去される。
次に、後段平坦化工程を実行する(S108)。この後段平坦化工程では、前段平坦化工程(S106)よりもSiO(非磁性材36)のエッチングレートが低くなるようにイオンビームの入射角を設定し、記録要素32Aの上面まで非磁性材36を除去する。このようにイオンビームの入射角を設定することで、エッチングレートが低く抑制されるので平坦化工程のエンドポイント(加工終点)の制御性が向上する。更に、前段平坦化工程(S106)よりも、凹凸を均す効果を高めることができる。
これにより、図8に示されるように、非磁性材36は記録要素32Aの上面まで完全に除去され、非磁性材36及び記録要素32Aの上面は充分に平坦化される。尚、非磁性材充填工程(S104)で、バイアスパワーを印加することで非磁性材36は表面の凹凸が抑制されて成膜されているので、それだけ平坦化が容易である。又、エンドポイント(加工終点)が精密に制御されているので、仮に記録要素32Aが加工されたとしても、加工量は微小である。従って、良好な記録・再生特性が得られる。
次に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により記録要素32A及び非磁性材36の上面に保護層38を形成する(S110)。更に、ディッピング法により保護層38の上に潤滑層40を塗布する(S112)。これにより、前記図2に示される磁気記録媒体30が完成する。
以上のように、バイアスパワーを印加して表面の凹凸を抑制しつつ非磁性材36を成膜し、更に、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)の2段階の平坦化工程で平坦化することで記録要素32A及び非磁性材36の表面を所望のレベルまで充分に平坦化することができ、潤滑層40の表面も所望のレベルまで充分に平坦となる。従ってヘッド・スライダの安定した浮上特性が得られる。
又、生産効率が良い前段平坦化工程(S106)で記録要素32Aの上面近傍まで非磁性材36を除去してから、残存する少量の非磁性材36を後段平坦化工程(S108)で記録要素32Aの上面まで除去し、表面を充分平坦に仕上げることにより、充分な平坦化及びエンドポイント(加工終点)の精密な制御と良好な生産効率との両立を図ることができる。又、非磁性材36のエッチングレートが高い前段平坦化工程(S106)における加工量を多くし、非磁性材36のエッチングレートが低い後段平坦化工程(S108)における加工量を少なくすることで、両平坦化工程の加工時間の差を縮小でき、更に、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)に要する時間を、非磁性材充填工程(S104)(平坦化工程の前工程)及び保護層形成工程(S110)(平坦化工程の後工程)の少なくとも一方の工程に要する時間に近づけることで、平坦化工程が製造工程全体のネックとなることを抑制し、これにより生産効率を更に向上させることができる。
尚、本第1実施形態において、スパッタリングにより非磁性材36を成膜しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばイオンビームデポジション等の他の成膜手法により、非磁性材36を成膜してもよい。この場合も、バイスパワーを印加することで表面の凹凸を抑制する効果が得られる。一方、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)で充分に表面を平坦化することができれば、バイスパワーを印加しないで非磁性材36を成膜してもよい。
又、本第1実施形態において、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)はイオンビームエッチングにArガスを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、Kr(クリプトン)、Xe(キセノン)等の他の希ガスを用いるイオンビームエッチングを採用してもよい。
、後段平坦化工程(S108)のイオンビームの入射角を50〜60°の範囲に設定してもよい。このようにイオンビームの入射角を設定することで、図6に示されるように前段平坦化工程(S106)よりも後段平坦化工程(S108)におけるSiO(非磁性材36)のエッチングレートをCoCr合金(記録層32)のエッチングレートで除した値が1に近くなる。即ち、非磁性材36のエッチングレートと、記録層32のエッチングレートと、がほぼ等しくなるので、仮に、非磁性材36と共に記録要素32Aを加工しても、凹凸の段差が増加することを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態は、上記第1実施形態に対し、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)でArガス及びC(6フッ化エタン)ガスの混合ガスを用いるようにしたものである。尚、前段平坦化工程(S106)については、Cガスだけを用いてもよい。他の工程については前記第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
このように、Arガス及びCガスの混合ガスを用いることで、Cガスと、SiOと、が化学反応してSiOが脆性化されるので、それだけエッチングレートを高めることができ、一層効率良く表面を平坦化することができる。
尚、前段平坦化工程(S106)では、混合ガス中のArガスの流量の比率を0〜70(%)の範囲に調整し、後段平坦化工程(S108)では、混合ガス中のArガスの流量の比率を75〜90(%)の範囲とすることが好ましい。
図9に、Arガス及びCガスの混合ガスを用いた入射角90°のイオンビームエッチングにおける混合ガス中のArガスの流量の比率(%)に対するSiO(非磁性材36)のエッチングレートを符号Cを付した曲線で、CoCr合金(記録層32)のエッチングレートを符号Dを付した曲線で示す。
前段平坦化工程(S106)で混合ガス中のArガスの流量の比率を0〜70(%)の範囲に調節することにより、図9に示されるように、SiO(非磁性材36)の高いエッチングレートが得られ、それだけ平坦化効率を高めることができる。
一方、後段平坦化工程(S108)で混合ガス中のArガスの流量の比率を75〜90(%)の範囲に調節することにより、図9に示されるように、SiO(非磁性材36)のエッチングレートが低くなるので、平坦化工程のエンドポイント(加工終点)の制御性が向上する。又、前段平坦化工程(S106)よりも、凹凸を均す効果を高めることができる。更に、非磁性材36のエッチングレートと、記録層32のエッチングレートと、がほぼ等しくなるので、仮に、非磁性材36と共に記録要素32Aを加工しても、凹凸の段差が増加することを防止できる。
尚、前記第1実施形態と同様にイオンビームの入射角を変化させて、後段平坦化工程のエッチングレートを調節したり、表面の平坦性を向上させることもできる。
以後、前記第1実施形態と同様に保護層38、潤滑層40を形成し、磁気記録媒体30が完成する。
尚、本第2実施形態において、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)は、Arガス及びCガスの混合ガスを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、SF(6フッ化硫黄)、CF(4フッ化炭素)等の他のハロゲン系ガスとArガスとの混合ガスを用いても良い。
又、前記第1及び第2実施形態において、前段平坦化工程(S106)、後段平坦化工程(S108)はいずれも、イオンビームエッチングを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、反応性イオンエッチング等の他のドライエッチングを用いてもよく、イオンビームエッチングと反応性イオンエッチング等の他のドライエッチングとを併用してもよい。この場合、非磁性材36に対するエッチングレートが高いドライエッチング手法を前段平坦化工程(S106)に用い、表面を平坦化する効果が高いドライエッチング手法を後段平坦化工程(S108)に用いるとよい。
又、前記第1及び第2実施形態において、前段平坦化工程(S106)と、後段平坦化工程(S108)と、は異なるエッチング条件が設定されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前段平坦化工程(S106)と、後段平坦化工程(S108)のエッチング条件を等しくした場合も、前段平坦化工程(S106)と、後段平坦化工程(S108)に要する加工時間の差を抑制し、これらの工程に要する時間を平坦化工程の前工程及び後工程の少なくとも一方の工程に要する時間に近づけることで、平坦化工程が製造工程全体のネックとなることを抑制することができる。
又、前記第1及び第2実施形態において、平坦化工程は、前段平坦化工程(S106)と、後段平坦化工程(S108)と、を含む2段構成であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、非磁性材36の材質、ドライエッチングの種類、前工程、後工程に要する時間等に応じて、3段以上の構成の平坦化工程としてもよい。例えば、1段目は非磁性材36のエッチングレートが高い平坦化工程、2段目は凹凸を均す効果が高い平坦化工程、3段目は非磁性材36及び記録層32のエッチングレートがほぼ等しい平坦化工程とすることで、良好な生産効率を維持しつつ一層平坦に表面を仕上げることが可能である。
又、前記第1及び第2実施形態において、第1のマスク層22、第2のマスク層24、レジスト層26を連続記録層20に形成し、3段階のドライエッチングで連続記録層20を分割しているが、連続記録層20を高精度で分割できれば、レジスト層、マスク層の材料、積層数、厚さ、ドライエッチングの種類等は特に限定されない。
又、前記第1及び第2実施形態において、記録層32(連続記録層20)の材料はCoCr合金であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、鉄族元素(Co、Fe(鉄)、Ni)を含む他の合金、これらの積層体等の他の材料の記録要素で構成される磁気記録媒体の加工のためにも本発明を適用可能である。
又、前記第1及び第2実施形態において、連続記録層20の下に下地層14、軟磁性層16、配向層18が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、連続記録層20の下の層の構成は、磁気記録媒体の種類に応じて適宜変更すればよい。例えば、下地層14、軟磁性層16、配向層18のうち一又は二の層を省略してもよい。又、各層が複数の層で構成されていてもよい。又、基板上に連続記録層を直接形成してもよい。
又、前記第1及び第2実施形態において、磁気記録媒体30はデータ領域において記録要素32Aがトラックの径方向に微細な間隔で並設された垂直記録型のディスクリートトラックタイプの磁気ディスクであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、記録要素がトラックの周方向(セクタの方向)に微細な間隔で並設された磁気ディスク、トラックの径方向及び周方向の両方向に微細な間隔で並設された磁気ディスク、凹凸パターンが形成された連続記録層を有するパームタイプの磁気ディスク、トラックが螺旋形状をなす磁気ディスクの製造についても本発明は当然適用可能である。又、MO等の光磁気ディスク、磁気と熱を併用する熱アシスト型の磁気ディスク、更に、磁気テープ等ディスク形状以外の凹凸パターンの記録層を有する他の磁気記録媒体の製造に対しても本発明を適用可能である。
上記第1実施形態のとおり、磁気記録媒体30を作製した。具体的には、記録層32を下記の凹凸パターンで形成した。
ピッチ :150nm
凸部の幅 :95nm
凹部の幅 :55nm
凹凸 段差 :20nm
次に、非磁性材充填工程(S104)で下記のような条件設定を行い、非磁性材36を約40nmの膜厚に成膜し、非磁性材36で凹部34を充填した。尚、ここで示した非磁性材36の膜厚は、成膜された非磁性材36の表面における最も突出した部位と、記録層32の上面との距離である。
投入パワー :500W
Arガス圧 :0.3Pa
バイアスパワー :250W
次に、前段平坦化工程(S106)で下記のような条件設定を行い、記録層32の上面に対して約3nmのところまで非磁性材36を除去した。非磁性材36(SiO)のエッチングレートは約450Å/minであり、加工に要した時間は約49秒だった。
Arガス流量 :11sccm
ガス圧 :0.05Pa
ビーム電圧 :500V
ビーム電流 :500mA
サプレッサー電圧 :400V
イオンビーム入射角:30°
次に、前段平坦化工程(S106)に対してイオンビーム入射角を約2°とし、他の条件は前段平坦化工程(S106)と等しくして後段平坦化工程(S108)を実行し、非磁性材36を記録層32の上面まで除去した。非磁性材36(SiO)のエッチングレートは約42Å/minであり、加工に要した時間は約43秒だった。
即ち、前段平坦化工程(S106)及び後段平坦化工程(S108)に要した合計時間は約1.5分だった。後段平坦化工程(S108)後、記録層32及び非磁性材36の表面をAFM(Atomic Force Microscope)により観察したところ、以下のような結果だった。尚、下記に示す平均段差は、記録要素32A上面と非磁性材36上面の平均段差である。
算術平均粗さRa :0.68nm
最大高さRmax :5.55nm
平均段差 :1.0nm
実施例1に対し、前段平坦化工程(S106)で、C(6フッ化エタン)ガスだけを用い、後段平坦化工程(S108)でArガス及びCガスの混合ガスを用いた。他の工程については実施例1と同様とした。
前段平坦化工程(S106)の条件は下記のように設定し、記録層32の上面に対し、約5nmのところまで非磁性材36を除去した。
ガス流量 :11sccm
混合ガス中のArガスの流量比率:0%
ガス圧 :0.05Pa
ビーム電圧 :500V
ビーム電流 :500mA
サプレッサー電圧 :400V
イオンビーム入射角 :90°
前段平坦化工程(S106)における非磁性材36(SiO)のエッチングレートは約830Å/minであり、加工に要した時間は約25秒だった。
一方、後段平坦化工程(S108)の条件は下記のように設定した。
Ar+Cガス流量 :11sccm
混合ガス中のArガスの流量比率 :約85%
ガス圧 :0.05Pa
ビーム電圧 :500V
ビーム電流 :500mA
サプレッサー電圧 :400V
イオンビーム入射角 :90°
後段平坦化工程(S108)における記録層32、非磁性材36(SiO)のエッチングレートは共に約260Å/minであり、加工に要した時間は約12秒だった。
即ち、前段平坦化工程(S106)及び後段平坦化工程(S108)に要した合計時間は約37秒だった。後段平坦化工程(S108)後、記録層32及び非磁性材36の表面をAFMにより観察したところ、以下のような結果だった。
算術平均粗さRa :0.46nm
最大高さRmax :4.19nm
平均段差 :0.0nm
このように実施例2は実施例1に対し平坦化に要する時間が短縮されており、記録要素32Aの上面と非磁性材36の上面との平均段差も実施例1に対し著しく抑制されていた。これは、後段平坦化工程(S108)における記録層32及び非磁性材36(SiO)のエッチングレートをほぼ等しくしたためと考えられる。
[比較例1]
上記実施例1に対し、前段平坦化工程(S106)を省略し、後段平坦化工程(S108)で非磁性材36を記録層32の上面まで除去した。尚、後段平坦化工程(S108)の条件は上記実施例1と同様に設定した。後段平坦化工程(S108)に要した時間は約9分30秒だった。
後段平坦化工程(S108)後、記録層32及び非磁性材36の表面をAFMにより観察したところ、以下のような結果だった。
算術平均粗さRa :0.71nm
最大高さRmax :5.87nm
平均段差 :1.2nm
[比較例2]
上記実施例1に対し、後段平坦化工程(S108)を省略し、前段平坦化工程(S106)で非磁性材36を記録層32の上面まで除去した。尚、前段平坦化工程(S106)の条件は上記実施例1と同様に設定した。
前段平坦化工程(S106)に要した時間は約53秒だった。又、前段平坦化工程(S106)後、記録層32及び非磁性材36の表面をAFMにより観察したところ、以下のような結果だった。
算術平均粗さRa :1.02nm
最大高さRmax :9.28nm
平均段差 :2.8nm
比較例1は、実施例1に近いレベルまで表面を平坦化することができた一方、実施例1に対し平坦化に要する時間が約6倍になっており、生産効率が低かった。
比較例2は実施例1に対し平坦化に要する時間が短縮されたものの、実施例1と同等のレベルまで表面を充分小さく平坦化することはできなかった。
これに対し、実施例1及び実施例2は、充分な平坦化及び精密な加工量の制御と生産効率の向上とを両立することができた。
本発明は、例えば、ディスクリートトラックメディア、パターンドメディア等の記録層が凹凸パターンで形成された磁気記録媒体を製造するために利用することができる。
本発明の第1実施形態に係る被加工体の加工出発体の構造を模式的に示す側断面図 同被加工体を加工して得られる磁気記録媒体の構造を模式的に示す側断面図 同磁気記録媒体の製造工程の概要を示すフローチャート 表面に記録要素が形成された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 記録要素上に非磁性材が成膜され、凹部が非磁性材で充填された前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 Arガスを用いたイオンビームエッチングにおける入射角とエッチングレートとの関係を示すグラフ 前段平坦化工程後の前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 後段平坦化工程後の前記被加工体の形状を模式的に示す側断面図 Arガス及びCガスの混合ガスを用いたイオンビームエッチングにおけるArガスの流量比率とエッチングレートとの関係を示すグラフ
符号の説明
10…被加工体
12…ガラス基板
14…下地層
16…軟磁性層
18…配向層
20…連続記録層
22…第1のマスク層
24…第2のマスク層
26…レジスト層
30…磁気記録媒体
32…記録層
32A…記録要素
34…凹部
36…非磁性材
38…保護層
40…潤滑層
S102…記録層加工工程
S104…非磁性材充填工程
S106…前段平坦化工程
S108…後段平坦化工程
S110…保護層形成工程
S112…潤滑層形成工程

Claims (4)

  1. 基板上に所定の凹凸パターンで形成された記録層上に非磁性材を成膜することにより前記凹凸パターンの凹部を充填する非磁性材充填工程と、前記記録層上の余剰の前記非磁性材をドライエッチングにより除去して表面を平坦化する平坦化工程と、前記非磁性材及び前記記録層の上に保護層を形成する保護層形成工程と、を含み、該平坦化工程は、前段平坦化工程と、仕上げのための後段平坦化工程と、に分割され、前記前段平坦化工程及び前記後段平坦化工程の各工程に要する時間の方が、これらを合計した時間よりも、前記平坦化工程の前工程である前記非磁性材充填工程に要する時間に近く、且つ、前記前段平坦化工程及び前記後段平坦化工程の各工程に要する時間の方が、これらを合計した時間よりも、前記平坦化工程の後工程である前記保護層形成工程に要する時間に近いことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記平坦化工程において前記ドライエッチングの加工用ガスとして希ガス及びハロゲン系ガスの混合ガスを用いて前記凹部に前記非磁性材が残存するように前記余剰の前記非磁性材を除去し、前記加工用ガス中の前記ハロゲン系ガスの流量の比率を前記前段平坦化工程において前記後段平坦化工程におけるよりも高く設定し、前記前段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートが前記後段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートよりも高いことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  3. 請求項において、
    前記記録層はCoCr合金であり、前記非磁性材は二酸化ケイ素であり、前記希ガスはアルゴンガスであり、前記前段平坦化工程において前記加工用ガス中の前記アルゴンガスの流量の比率を0〜70%の範囲に設定し、前記後段平坦化工程において前記加工用ガス中の前記アルゴンガスの流量の比率を75〜90%の範囲に設定し、前記前段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートを前記記録層のエッチングレートで除した値よりも前記後段平坦化工程における前記非磁性材のエッチングレートを前記記録層のエッチングレートで除した値が1に近いことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
  4. 請求項において、
    前記ハロゲン系ガスは6フッ化エタンであることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
JP2004032856A 2004-02-10 2004-02-10 磁気記録媒体の製造方法 Expired - Fee Related JP4775806B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032856A JP4775806B2 (ja) 2004-02-10 2004-02-10 磁気記録媒体の製造方法
US11/048,728 US7273563B2 (en) 2004-02-10 2005-02-03 Method for manufacturing a magnetic recording medium
CNB2005100079457A CN100343905C (zh) 2004-02-10 2005-02-04 磁记录媒体的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004032856A JP4775806B2 (ja) 2004-02-10 2004-02-10 磁気記録媒体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005228363A JP2005228363A (ja) 2005-08-25
JP4775806B2 true JP4775806B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=34824237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004032856A Expired - Fee Related JP4775806B2 (ja) 2004-02-10 2004-02-10 磁気記録媒体の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7273563B2 (ja)
JP (1) JP4775806B2 (ja)
CN (1) CN100343905C (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4223348B2 (ja) * 2003-07-31 2009-02-12 Tdk株式会社 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置
JP2006012332A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Tdk Corp ドライエッチング方法、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体
JP4071787B2 (ja) * 2004-12-13 2008-04-02 Tdk株式会社 磁気記録媒体の製造方法
JP4634874B2 (ja) * 2005-06-28 2011-02-16 株式会社東芝 磁気記録媒体の製造方法
US20070087227A1 (en) * 2005-10-14 2007-04-19 Seagate Technology Llc Granular magnetic recording media with improved corrosion resistance by cap layer + pre-covercoat etching
JP2008010102A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Toshiba Corp 磁気記録媒体の製造方法および製造装置
JP4510796B2 (ja) * 2006-11-22 2010-07-28 株式会社アルバック 磁気記憶媒体の製造方法
JP2008282512A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Toshiba Corp 磁気記録媒体及び磁気記録再生装置
JP4382843B2 (ja) 2007-09-26 2009-12-16 株式会社東芝 磁気記録媒体およびその製造方法
JP5373469B2 (ja) * 2009-04-27 2013-12-18 昭和電工株式会社 磁気記録媒体及びその製造方法
US8308964B2 (en) 2010-09-30 2012-11-13 Seagate Technology Llc Planarization method for media
US9349407B2 (en) 2011-12-12 2016-05-24 HGST Netherlands B.V. Data storage medium surface smoothing method and associated apparatus

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750436A (en) 1980-09-12 1982-03-24 Fujitsu Ltd Manufacture of semiconductor device
JPS6142714A (ja) * 1984-08-02 1986-03-01 Fuji Photo Film Co Ltd 多層導体膜構造体の製造方法
JPH0718024B2 (ja) 1985-03-29 1995-03-01 富士写真フイルム株式会社 平但化方法
US4676868A (en) * 1986-04-23 1987-06-30 Fairchild Semiconductor Corporation Method for planarizing semiconductor substrates
US4935278A (en) * 1988-04-28 1990-06-19 International Business Machines Corporation Thin film magnetic recording disk and fabrication process
JP3184495B2 (ja) * 1991-09-30 2001-07-09 ホーヤ株式会社 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法、磁気ディスク用ガラス基板及び磁気ディスク
JPH0653189A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Oki Electric Ind Co Ltd 成膜層の平坦化方法
JP2964806B2 (ja) 1992-11-18 1999-10-18 ミツミ電機株式会社 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH06274873A (ja) * 1993-03-19 1994-09-30 Brother Ind Ltd 磁気記録媒体の製造方法
US6014296A (en) * 1995-07-24 2000-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic disk, method of manufacturing magnetic disk and magnetic recording apparatus
JPH0997418A (ja) 1995-09-29 1997-04-08 Kao Corp 磁気ディスク用基板およびその製造方法
US6305072B1 (en) * 1996-11-28 2001-10-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for manufacturing thin film magnetic head
JPH1154457A (ja) * 1997-08-04 1999-02-26 Canon Inc 堆積膜形成方法、配線形成方法及び配線形成基板の製造方法
JP2001167420A (ja) * 1999-09-27 2001-06-22 Tdk Corp 磁気記録媒体およびその製造方法
JP2001110050A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Japan Science & Technology Corp 高密度磁気記録媒体パターンドメディアとその製造方法
JP3686067B2 (ja) * 2003-10-28 2005-08-24 Tdk株式会社 磁気記録媒体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN100343905C (zh) 2007-10-17
US20050175791A1 (en) 2005-08-11
US7273563B2 (en) 2007-09-25
CN1655243A (zh) 2005-08-17
JP2005228363A (ja) 2005-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7273563B2 (en) Method for manufacturing a magnetic recording medium
JP4071787B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3686067B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
US7378029B2 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium
JP3881370B2 (ja) 凹凸パターンの凹部充填方法及び磁気記録媒体の製造方法
US7223439B2 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium and magnetic recording medium
JP3816911B2 (ja) 磁気記録媒体
JP3802539B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4005976B2 (ja) 磁気記録媒体
US7247251B2 (en) Method for manufacturing a magnetic recording medium
JP2006092632A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法並びに磁気記録媒体用中間体
US20050185561A1 (en) Magnetic recording medium
JP2005100496A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体
JP3844755B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
KR20090077696A (ko) 패턴드 미디어형 자기기록매체의 제조방법
US20100302682A1 (en) Magnetic Recording Media Having Recording Regions and Separation Regions That Have Different Lattice Constants and Manufacturing Methods Thereof
JP4475147B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP3848672B2 (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
US20110024388A1 (en) Method for manufacturing magnetic recording medium
JP2006318648A (ja) 凹凸パターンの凹部充填方法及び磁気記録媒体の製造方法
JP2009230823A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP4419622B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2009176360A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2010198674A (ja) 磁気記録媒体および磁気記録媒体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080303

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080321

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20101115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101115

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees