JP4773550B2 - イオン送出装置 - Google Patents

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本発明は、居室内にイオンを送出するイオン送出装置に関する。
従来のイオン送出装置は特許文献1に開示されている。このイオン送出装置は居室の天井壁に配される本体部を有し、本体部の下面に吸込口及び吹出口が居室に面して開口する。本体部内には吸込口及び吹出口とを連結する送風通路が設けられ、送風通路内に送風ファンが配される。また、本体部の上方には送風通路に面してイオンを発生するイオン発生装置が設けられる。イオン発生装置は電極に高電圧を印加して放電によりイオンを発生する。
送風ファンを駆動すると居室内の空気が吸込口から送風通路に流入する。送風通路を流通する空気にはイオン発生装置で発生したイオンが混合され、吹出口からイオンを含む空気が送出される。これにより、居室内にマイナスイオンを送出して人体内の活性酸素の低減等を図ることができる。
イオンを発生するイオン発生装置は高電圧が印加されるため長期間の使用によって劣化する。この時、イオン発生装置が本体部の上方に配されるため、劣化したイオン発生装置を交換する際に本体部をイオン発生装置と一体に天井から取り外す必要がある。このため、メンテナンスが困難となる問題がある。
上記問題を解決するために、本体部の開口面からイオン発生装置を着脱自在にしたイオン送出装置が知られている。このイオン送出装置は吸込口及び吹出口を有した前面パネルが対向する端部をネジ止め等して本体部の前面に固定される。本体部内にはイオン発生装置を保持する保持部が設けられる。保持部は係合爪を有し、保持部に挿入したイオン発生装置の下面に係合爪が係合してイオン発生装置の落下が防止される。
イオン発生装置を脱着する際には、本体部を覆う前面パネルを取り外し、作業者がイオン発生装置を手指で保持しながら係合爪をイオン発生装置の下面から脱離させる。これにより、イオン発生装置を交換することができる。
特開2004−309047号公報(第3頁−第5頁、第2図)
しかしながら、上記従来のイオン送出装置によると、イオン発生装置の交換時に前面パネルを取り外す必要があるため作業性が悪い問題があった。また、前面パネルを取り外す際に作業者の手から脱落して作業者の頭上に落下する危険があった。
本発明は、イオン発生装置の交換時の作業性及び安全性を向上できるイオン送出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、居室内の天井壁内に取り付けられる本体部と、前記本体部の下面を覆って吸込口及び吹出口が開口する前面パネルと、前記本体部内に設けられて前記吸込口を前記吹出口とを連通させる送風通路と、前記送風通路内に配される送風ファンと、イオンを発生する電極部を有したイオン発生装置とを備え、前記送風ファンの駆動により前記吸込口から前記送風通路に流入した居室内の空気に前記電極部で発生したイオンを混合して前記吹出口から送出するイオン送出装置において、
前記前面パネルの一端に水平移動可能に設けられて前記前面パネルから突出する方向に付勢されるとともに上方に突出した爪部を有する操作ボタンと、前記前面パネルの他端に遊着される支点部分からV字状に延びる先端に外側に突出した係止部を有する捻りバネと、前記本体部に設けられて水平移動する前記爪部が係合する第1係合部材と、前記本体部に設けられるとともに前記捻りバネの先端を挿通して前記捻りバネの弾性により前記支点部分近傍と係合する第2係合部材とを設けたことを特徴としている。
この構成によると、吸込口及び吹出口を有する前面パネルが本体部の前面に配され、送
風ファンを駆動すると居室内の空気が吸込口から本体部内の送風通路に流入する。送風通
路を流通する空気には電極部で発生したイオンが混合され、吹出口からイオンを含む空気
が送出される。前面パネルは本体部に設けた第1、第2係合部にそれぞれ係合する爪部と捻りバネとを両端部にそれぞれ配して取り付けられる。爪部は前面パネルから突出する方向に付勢される操作ボタンに設けられ、付勢により第1係合部と摺動して係合する。捻りバネは前面パネルに遊着される支点部分からV字状に延びる。捻りバネの先端を閉じて第2係合部に挿通し、前面パネルを押し込むと捻りバネが第2係合部の上方で弾性により広がって第2係合部に係合する。本体部のメンテナンスを行う際には操作ボタンを押圧することにより爪部が第1係合部から脱離し、前面パネルを引き出すと捻りバネの先端の係止部が第2係合部に係止される。これにより、前面パネルが開かれて捻りバネによって吊り下げられる。
また本発明は、上記構成のイオン送出装置において、前記前面パネルの周面の上端に面取りを施したことを特徴としている。この構成によると、面取りによって前面パネルの周囲に影が形成され、前面パネルと天井壁との隙間を見えにくくしてイオン送出装置の美感を向上することができる。
また本発明は、上記構成のイオン送出装置において、前記爪部の第1係合部材に摺接する摺接面を傾斜面にしたことを特徴としている。この構成によると、爪部の傾斜面から成る摺接面が第1係合部材を付勢して前面パネルが上方に引き上げられる。これにより、前面パネルと天井壁との隙間の発生を防止してイオン送出装置の美感を向上することができる。
本発明によると、前面パネルが爪部を有して水平移動する操作ボタンを一端に設けられるとともに捻りバネを他端に遊着され、爪部及び捻りバネにそれぞれ係合する第1、第2係合部材を本体部に設けたので、操作ボタンの押圧によって前面パネルを容易に開くことができる。また、前面パネルを開いた際に捻りバネの長さに応じて本体部の開口面から離すことができる。これにより、前面パネルが邪魔にならずイオン発生装置の交換時の作業性を向上することができる。また、前面パネルが開いた際に捻りバネに吊り下げられて落下しないため安全性を向上することができる。
本発明の実施形態のイオン送出装置の取付け状態を示す斜視図 本発明の実施形態のイオン送出装置の取付け状態を示す側面断面図 本発明の実施形態のイオン送出装置の前面側から見た分解斜視図 本発明の実施形態のイオン送出装置の背面側から見た分解斜視図 本発明の実施形態のイオン送出装置の前面パネルを開いた状態を示す側面断面図 本発明の実施形態のイオン送出装置のイオン発生装置を示す分解斜視図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態のイオン送出装置1の取付け状態を示す斜視図である。イオン送出装置1は居室の天井壁Aに取り付けられ、前面を覆う前面パネル2が居室に面して配される。前面パネル2の中央部には吸込口3が開口し、吸込口3の周囲に吹出口4が設けられる。
図2はイオン送出装置1の側面断面図を示している。また、図3、図4はイオン送出装置1を前面から見た分解斜視図及び背面から見た分解斜視図を示している。イオン送出装置1は天井壁A内に取り付けられる本体部10を有し、本体部10の前面の開口部が前面パネル2により覆われる。本体部10は金属製の外ケース10aの内部に樹脂成形品から成る内ケース18が取り付けられ、外ケース10aの開口側周縁が天井壁Aにネジ止めされる。
外ケース10aの一端部には係合孔10bを有する係合部材10c(第1係合部材)が取り付けられる。前面パネル2の一端には水平移動する操作ボタン5が設けられる。操作ボタン5は前面パネル2から突出する方向に付勢される。操作ボタン5の後端には上方に突出して係合孔10bを介して係合部材10cに係合する断面L字状の爪部5aが設けられる。
外ケース10aの他端部には挿通孔(不図示)を有した内ケース18と一体の係合部材18a(第2係合部材)が配される。前面パネル2の他端にはV字状の捻りバネ6の支点部分が遊着される。捻りバネ6の先端には外側に向けて突出して巻回される係止部6aが形成される。
前面パネル2は捻りバネ6の先端を閉じた状態で係合部材18aの挿通孔に挿通し、操作ボタン5の爪部5aが係合部材10cの係合孔10bに係合して本体部10に取り付けられる。この時、捻りバネ6は係合部材18aよりも上方で弾性力によって広がり、前面パネル2と本体部10との接合状態が維持される。
操作ボタン5の押圧によって爪部5aを係合孔10から脱離させて前面パネル2が引
き出される。これにより、図5に示すように係止部6aが係合部材18aに係止され、前
面パネル2が捻りバネ6によって吊り下げられる。
前面パネル2は水平移動する操作ボタン5の爪部5aにより一端が係合して係合部材18aの上方で広がる捻りバネ6で他端が保持されるので、操作ボタン5の押圧によって前面パネル2を容易に開くことができる。また、前面パネル2を開いた際に捻りバネ6の長さに応じて本体部10の開口面から離すことができる。これにより、前面パネル2が邪魔にならず本体部10内のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、操作ボタン5の爪部5aは前面パネル2を上方に押圧して係合孔10bに挿入され、係合部材10c上を摺動して係合孔10bに係合する。このため、前面パネル2の上面と天井壁Aとの間には上下方向の隙間が形成される。前面パネル2の周面2aの上端には面取り2bが施される。面取り2bによって前面パネル2の周囲の天井壁Aに影を形成し、前面パネル2と天井壁Aとの隙間を目立たなくすることができる。従って、イオン送出装置1の美感を向上することができる。
尚、係合部材10cと摺接する爪部5aの摺接面を傾斜面にしてもよい。これにより、係合孔10bに挿入された爪部5aが水平方向に付勢されると傾斜面から成る摺接面が係合孔10bの端縁と摺接して前面パネル2を上方に引き上げる。これにより、前面パネル2と天井壁Aとの隙間をなくしてイオン送出装置1の美感を向上することができる。
内ケース18は吸込口3と吹出口4とを連結する送風通路12の上部を形成し、送風通路12内に送風ファン11を保持する。送風ファン11は軸流ファンから成り、吸気側を吸込口3に面して配される。送風通路12は送風ファン11の背面の排気側から送風ファン11の周囲を通って吹出口4まで延びて形成される。
内ケース18の前面には樹脂成形品から成るグリル30が配される。グリル30には吸込口3及び吹出口4に対向する開口部33、34が設けられる。グリル30の上面には仕切リブ30aが突設される。仕切リブ30aによって送風通路12の下部が形成される。また、仕切リブ30aは送風ファン11の排気側の送風通路12を分岐する複数の分岐通路12aを本体部10の周部に形成する。本実施形態では4つの分岐通路12aが形成される。
グリル30は送風ファン11の外側で分岐通路12a間の対向する二箇所にクリップ37が突設される。クリップ37は弾性変形して内ケース18に突設した突出リブ17に係合し、グリル30が本体部10に保持される。クリップ37の先端が弾性によって互いに近づく方向に傾倒すると、クリップ37と突出リブ17との係合が解除される。これにより、クリップ37の先端を手指で摘持してグリル30を本体部10から取り外すことができ、本体部10内のメンテナンスを容易に行うことができる。
内ケース18には送風通路12に面して2つのイオン発生装置20を保持する保持部13が対向する二箇所に設けられる。保持部13はイオン発生装置20の背面を支持する背面部13aとイオン発生装置20の正面側に配されて下面に係合する係合爪13bとを有している。背面部13aに沿ってイオン発生装置20を挿入すると、係合爪13bが挿入方向に垂直な方向に弾性変形してイオン発生装置20の下面に係合する。これにより、イオン発生装置20が落下を防止して保持される。
図6はイオン発生装置20の分解斜視図を示している。イオン発生装置20はイオン発生素子24の正面側と背面側とをそれぞれカバー21、22により覆って形成される。カバー21、22はそれぞれ周面に設けた係合孔21cと係合突起22cとの係合により接合される。
イオン発生素子24はイオンを発生する電極部25、26を有している。正面側のカバー21には電極部25、26に対向する孔部21d、21eが設けられる。電極部25、26は所定距離だけ離隔して設けられ、それぞれ針状の放電電極25a、26aと放電電極25a、26aの周囲に配される環状の誘導電極25b、26bとを有している。
放電電極25aには誘導電極25bに対して正極性の高電圧が印加され、放電電極26aには誘導電極26bに対して負極性の高電圧がそれぞれ印加される。これにより、放電電極25aと誘導電極25bとの間にはコロナ放電により主に空気中の水分が電離してH+イオンが発生する。また、放電電極26aと誘導電極26bとの間にはコロナ放電により主に空気中の酸素が電離してO2 -イオンが発生する。
電極部25から電離により発生したH+イオンは空気中の水分と結合してH+(H2O)mから成る電荷が正のクラスタイオンを形成する。電極部26から電離により発生するO2 -イオンは空気中の水分と結合してO2 -(H2O)nから成る電荷が負のクラスタイオンを形成する。ここで、m、nは任意の自然数である。従って、電極部25はプラスイオンを発生するプラスイオン部を構成し、電極部26はマイナスイオンを発生するマイナスイオン部を構成する。
+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分及び貯蔵物の付着菌の表面で凝集してこれらを取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分等を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、主としてH+(H2O)mから成るプラスイオンと主としてO2 -(H2O)nから成るマイナスイオンとを発生して吹出口4から送出することにより室内の殺菌及び臭い除去を行うことができる。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
尚、カバー21の孔部21d、21eの内縁は環状の誘導電極25b、26bよりも内側に配され、孔部21d、21eが誘導電極25b、26bよりも小さく形成される。これにより、イオン発生装置20を把持した際に放電電極25a、26a及び誘導電極25b、26bと手指との接触が防止される。従って、各電極に異物が付着することによるイオン発生素子24の劣化を防止することができる。
また、イオン発生素子24は放電電極25a、26a及び環状の誘導電極25b、26bを有しているが、他の構成であってもよい。例えば、誘導電極を省いてもよく、平面状の放電電極を設けてもよい。
プラスイオンを発生する電極部25とマイナスイオンを発生する電極部26とは隣接した異なる分岐通路12aにそれぞれ面して配される。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとの衝突による消滅を低減して吹出口4から送出されるイオンの減少を防止することができる。
また、本体部10の一方の対角上に2つのイオン発生装置20の電極部25が対向配置され、他方の対角上に2つのイオン発生装置20の電極部26が対向配置される。これにより、イオン送出装置1からプラスイオン及びマイナスイオンをそれぞれ分散して送出し、居室内の殺菌や脱臭を均一に行うことができる。
イオン発生素子24の上部には電極部25、26に導通する端子24aが設けられる。端子24aにはカバー21、22内に配されるリード線27を介してコネクタ23が接続される。
コネクタ23には二箇所に柱状部23bが突設され、柱状部23bの周面に環状の溝部23aが形成される。カバー21、22の支持部21a、22aには溝部23aに嵌合するU字状の切欠き部21b、22b(21bは不図示)が形成される。コネクタ23の溝部23aを支持部21a、22aの切欠き部21b、22bで挟持し、コネクタ23が先端を突出してカバー21、22に保持される。この時、溝部23aと切欠き部21b、22bとの間には径方向の隙間が形成され、コネクタ23が正面側と背面側との間を傾倒可能なように遊着される。
イオン発生装置20は保持部13の背面部13aに沿って挿入された際にコネクタ23が本体部10に設けた電源供給用の端子部19(図2参照)に差し込まれる。この時、コネクタ23がカバー21、22に遊着されるため、イオン発生装置20が保持部13への挿入時に傾いてもコネクタ23を確実に端子部19に差し込むことができる。
また、背面側のカバー22には保持部13への挿入方向に延びる案内溝22d(図4参照)が形成される。保持部13の背面部13aには案内溝22dに嵌合する案内突起部13c(図3参照)が設けられる。案内突起部13cの案内によってイオン発生装置20の背面部13aに沿う方向の傾きを低減してイオン発生装置20を容易に背面部13aに沿って挿入することができる。従って、コネクタ23をより確実に端子部19に差し込むことができる。
正面側のカバー21の表面には溝部21fが凹設される。溝部21fはイオン発生装置20を保持部13に挿入する際に係合爪13b(図2参照)が摺動する軌跡上に設けられる。イオン発生装置20の下面に係合する係合爪13bを脱離させてイオン発生装置20を取り出す際に係合爪13bはカバー21上を摺動して溝部21fに係合する。
この時、溝部21fはカバー21の表面に凹設されるため係合爪13bがイオン発生装
置20の下面よりも浅い係合深さで溝部21fに係合する。また、溝部21fの内周面は
平面または曲面の傾斜面に形成される。これにより、係合爪13bが溝部21fに係合し
た状態からイオン発生装置20を更に引き出して取り外すことができる。
上記構成のイオン送出装置1において、送風ファン11が駆動されると居室内の空気が吸込口3から送風通路12に流入する。送風通路12に流入した空気は送風ファン11の排気側で複数の分岐通路12aに分岐する。各分岐通路12aを流通する空気にはイオン発生装置20で発生したプラスイオン及びマイナスイオンが混合される。そして、前面パネル2の周部に設けた吹出口4からイオンを含む空気が送出される。これにより、居室内の殺菌及び脱臭を行うことができる。
イオン発生装置20の駆動時間が所定時間を経過すると、使用者にイオン発生装置20の交換を促すようにリモートコントローラ上の表示等により報知される。作業者は操作ボタン5を押圧して爪部5aと係合部材10cとの係合を解除し、捻りバネ6を支点に回動する前面パネル2を引き出す。これにより、捻りバネ6の係止部6aが係合部材18aに係止され、前面パネル2が吊り下げられる。
次に、グリル30の両クリップ37を手指で摘持してクリップ37と突出リブ17との
係合を解除し、グリル30を取り外す。次に、作業者がイオン発生装置20を手指で保持
しながら係合爪13bをイオン発生装置20の下面から脱離させる。イオン発生装置20
を引き出すとコネクタ23が端子部19から外れ、係合爪13がイオン発生装置20の
正面側のカバー21上を摺動して溝部21fに係合する。更にイオン発生装置20を引き
出すことによりイオン発生装置20が取り外される。これにより、イオン発生装置20を
交換することができる。
作業者がイオン発生装置20を手指で保持するのを忘れてイオン発生装置20の下面から係合爪13bを脱離させた際に、カバー21、22に保持されたコネクタ23と端子部19との摩擦力によってイオン発生装置20の落下が防止される。また、コネクタ23が端子部19から外れても係合爪13bが溝部21fに係合してイオン発生装置20の落下が防止される。
本実施形態によると、前面パネル2が爪部5aを有して水平移動する操作ボタン5を一端に設けられるとともに捻りバネ6を他端に遊着され、爪部5a及び捻りバネ6にそれぞれ係合する係合部材10c、18a(第1、第2係合部材)を本体部10に設けたので、操作ボタン5の押圧によって前面パネル2を容易に開くことができる。また、前面パネル2を開いた際に捻りバネ6の長さに応じて本体部10の開口面から離すことができる。これにより、前面パネル2が邪魔にならずイオン発生装置20の交換時の作業性を向上することができる。また、前面パネル2が開いた際に捻りバネ6に吊り下げられて落下しないため安全性を向上することができる。
また、前面パネル2の周面の上端に面取り2bを施したので、前面パネル2の周囲に影が形成され、前面パネル2と天井壁Aとの隙間を見えにくくしてイオン送出装置1の美感を向上することができる。
また、爪部5aの係合部材10cに摺接する摺接面を傾斜面にすると、爪部5aの傾斜面から成る摺接面が係合部材10cを付勢して前面パネル2が上方に引き上げられる。これにより、前面パネル2と天井壁Aとの隙間の発生を防止してイオン送出装置の美感を向上することができる。
本実施形態において、イオン発生装置20の電極部25、26の両方からマイナスイオンを放出してもよい。これにより、リラクゼーション効果や人体内の活性酸素の低減等を図ることができる。
本発明によると、居室内にイオンを送出するイオン送出装置に利用することができる。
1 イオン送出装置
2 前面カバー
2b 面取り
3 吸込口
4 吹出口
5 操作ボタン
5a 爪部
6 捻りバネ
10 本体部
10a 外ケース
10c 係合部材
11 送風ファン
12 送風通路
12a 分岐通路
13 保持部
13a 背面部
13b 係合爪
13c 案内突起部
17 突出リブ
18 内ケース
18a 係合部材
19 端子部
20 イオン発生装置
21、22 カバー
21a、22a 支持部
21d、21e 孔部
21f 溝部
22b 切欠き部
22d 案内溝
23 コネクタ
24 イオン発生素子
24a 端子
25、26 電極部
25a、26a 放電電極
25b、26b 誘導電極
27 リード線
30 グリル
33、34 開口部
37 クリップ

Claims (3)

  1. 居室内の天井壁内に取り付けられる本体部と、前記本体部の下面を覆って吸込口及び吹
    出口が開口する前面パネルと、前記本体部内に設けられて前記吸込口を前記吹出口とを連
    通させる送風通路と、前記送風通路内に配される送風ファンと、イオンを発生する電極部
    を有したイオン発生装置とを備え、前記送風ファンの駆動により前記吸込口から前記送風
    通路に流入した居室内の空気に前記電極部で発生したイオンを混合して前記吹出口から送
    出するイオン送出装置において、
    前記前面パネルの一端に水平移動可能に設けられて前記前面パネルから突出する方向に
    付勢されるとともに上方に突出した爪部を有する操作ボタンと、前記本体部に設けられて水平移動する前記爪部が係合する第1係合部材と、前記前面パネルの他端に遊着される支点部分からV字状に延びる先端に外側に突出した係止部を有する捻りバネと、前記本体部に設けられるとともに前記捻りバネの先端を挿通して前記捻りバネの弾性により前記支点部分近傍と係合する第2係合部材とを設け
    前記操作ボタンを押圧して前記爪部と第1係合部材との係合を解除し、前記捻りバネを支点に回動する前記前面パネルを引き出すことにより、前記捻りバネの前記係止部が第2係合部材に係止され、前記前面パネルが吊り下げられることを特徴とするイオン送出装置。
  2. 前記前面パネルの周面の上端に面取りを施したことを特徴とする請求項1に記載のイオ
    ン送出装置。
  3. 前記爪部の第1係合部材に摺接する摺接面を傾斜面にしたことを特徴とする請求項1に
    記載のイオン送出装置。
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