JP4049722B2 - 壁掛け構造および壁掛け具 - Google Patents

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Description

本発明は、被壁掛け部材の壁掛け構造およびそれを実現するために用いられる壁掛け具に関し、たとえば、空気調節装置に代表される電気機器等の壁掛け構造およびそれを実現するために用いられる壁掛け具に関する。
壁面に対して取付けられる被壁掛け部材には種々のものが存在する。たとえば、室内においては、額縁や棚、空気調節装置や電話機に代表される電気機器などがそれに該当し、室外においては、看板や掲示板、空気調和機の室外機などがそれに該当する。このような被壁掛け部材の壁掛け構造には、従来から種々のものが存在している。
たとえば、室内の壁面に空気清浄機を設置する場合を例に取り、従来の壁掛け構造の一例について説明する。空気清浄機においては、床面上や卓上に設置する「据置き式」の空気清浄機が家庭用の空気清浄機として広く普及しているが、人の往き来の邪魔にならないように壁面に対して取付ける「壁掛け式」の空気清浄機も普及しつつある。
空気清浄機の壁掛け構造としては、たとえば、実開平2−20917号公報(特許文献1)に開示の壁掛け構造がある。この壁掛け構造では、空気清浄機の本体裏面に軸受け部を設け、この軸受け部に枠形の脚本体を回動自在に軸支し、脚本体の上部に壁面への掛止部を形成したものである。そして、壁面に取付けた壁掛け具に上記掛止部を引っ掛けることにより、空気清浄機が壁面に設置される。
このような壁掛け構造では、空気清浄機本体に何らかの外力が加わった場合(たとえば、地震発生時等)に簡単に空気清浄機が壁面から脱落してしまうおそれがあり、非常に危険である。そこで、簡単には空気清浄機が脱落しないように工夫された空気清浄機の壁掛け構造として、以下のものがある。
図17は、従来の空気清浄機の壁掛け構造において用いられる壁面側壁掛け具の正面図であり、図18は、空気清浄機側壁掛け具の背面図である。まず、これらの図を参照して、従来の壁掛け具の構造について説明する。
図17に示すように、従来の壁面側壁掛け具1200は、壁面に取付けられる第1ベース部1210と、この第1ベース部1210から前方に向かって突設された掛止部1220および第1爪部1230とを有する。掛止部1220および第1爪部1230は、第1ベース部1210にそれぞれ左右一対設けられている。掛止部1220の先端は、それぞれ上方に向かって折り曲げられている。なお、第1ベース部1210の所定位置には、壁面側壁掛け具1200を壁面にねじ止めするためのねじ穴1240が複数箇所設けられている。
図18に示すように、従来の空気清浄機側壁掛け具1300は、空気清浄機の背面に取付けられる第2ベース部1310と、この第2ベース部1310から後方に向かって突設された被掛止部1320および第2爪部1330とを有する。被掛止部1320および第2爪部1330は、第2ベース部1310にそれぞれ左右一対設けられている。一対の被掛止部1320の先端は、それぞれ側方に向かって折り曲げられており、反対側に向かって延在している。なお、第2ベース部1310の所定位置には、空気清浄機側壁掛け具1300を空気清浄機の背面にねじ止めするためのねじ穴1340が複数箇所設けられている。
図19は、上記壁掛け具を用いた従来の空気清浄機の壁掛け構造を示す模式側面図である。以下、この図を参照して、従来の空気清浄機の壁掛け構造について詳細に説明する。なお、理解を容易とするために、図19においては取付け用のねじの図示を省略している。
図19に示すように、空気清浄機の筐体110の背面113に取付けられた空気清浄機側壁掛け具1300の被掛止部1320が、壁面400に取付けられた壁面側壁掛け具1200の掛止部1220に引っ掛けられて掛止されることにより、空気清浄機が壁面400に取付けられる。この状態において、空気清浄機側壁掛け具1300の第2爪部1330の先端は、壁面側壁掛け具1200の第1ベース部1210に当接しており、これにより、空気清浄機の筐体110の背面113が壁面400と略平行に保たれている。また、図示する掛止状態においては、壁面側壁掛け具1200の第1爪部1230と、空気清浄機側壁掛け具1300の第2爪部1330とは当接しておらず、鉛直方向に距離を置いて位置している。
上記壁掛け構造では、何らかの外力が空気清浄機に加わった場合にも簡単には空気清浄機が壁面から脱落することがないように工夫されている。すなわち、上記壁掛け構造にあっては、空気清浄機が上方に持ち上げられた場合に、空気清浄機側壁掛け具1300の第2爪部1330の上面が壁面側壁掛け具1200の第1爪部1230の下面に当接し、それ以上、空気清浄機が上方に持ち上げられることがないように構成されている。このため、掛止部1220による被掛止部1320の掛止が解除されず、空気清浄機の壁面400からの脱落が防止されている。
上記壁掛け構造では、所定の掛止解除動作を行なわない限り、空気清浄機が壁面から外れないように構成されている。図20は、上記従来の空気清浄機の壁掛け構造において、空気清浄機を壁面から取り外す場合の掛止解除動作を示す模式図である。この図を参照して、空気清浄機を壁面から取り外す場合の掛止解除動作について説明する。なお、理解を容易とするために、図20においては壁面側壁掛け具1200および空気清浄機側壁掛け具1300のみを図示している。
壁面に固定された空気清浄機を取り外す場合には、空気清浄機の本体下部を壁面とは遠ざかる方向、すなわち作業者から見て手前に引っ張る。これにより、図20(a)に示すように、空気清浄機の筐体の背面に取付けられた空気清浄機側壁掛け具1300もその下部が図中矢印C1方向に移動する。この結果、壁面側壁掛け具1200の第1爪部1230の真下に位置していた空気清浄機側壁掛け具1300の第2爪部1330が、図示するように第1爪部1230の下方に位置しなくなる。
次に、この状態を保ったまま、空気清浄機の本体を鉛直上方に持ち上げる。これにより、図20(b)に示すように、空気清浄機側壁掛け具1300も図中矢印C2方向に移動する。このとき、第2爪部1330は、第1爪部1230に接触することなく上方に移動すため、被掛止部1320が掛止部1220から外れ、掛止が解除される。以上により、空気清浄機が壁面から取り外される。
以上において説明した従来の空気清浄機の壁掛け構造にあっては、壁掛け具の構造上、空気清浄機の背面と壁面との間に大きな隙間が生じてしまう問題があった。この隙間は、外観上の美観を損ねるばかりでなく、設置安定性の面からも好ましいものではない。
実開平2−20917号公報
本発明の課題は、外力が加わっても簡単には被壁掛け部材が脱落することのない壁掛け構造を採用した場合に、被壁掛け部材と壁面との間に大きな隙間が生じてしまうことにある。したがって、本発明は、被壁掛け部材と壁面との間に大きな隙間を生じることなく、簡単には被壁掛け部材が脱落することのない壁掛け構造およびこれを実現するための壁掛け具を提供することを目的とする。
本発明に基づく壁掛け構造は、被壁掛け部材に設けられた被壁掛け部材側取付け部と、壁面に設けられた壁面側取付け部とを用い、被壁掛け部材を壁面に着脱自在に取付けるものである。壁面側取付け部は、壁面に設けられた第1ベース部と、第1ベース部から被壁掛け部材側に向かって突出して設けられ、先端が上方に向かって折り曲げられた掛止部と、第1ベース部から被壁掛け部材側に向かって突出して設けられた第1爪部とを有している。被壁掛け部材側取付け部は、被壁掛け部材に設けられた第2ベース部と、第2ベース部から壁面側に向かって突出して設けられ、先端が下方に向かって折り曲げられた被掛止部と、第2ベース部から壁面側に向かって突出して設けられた第2爪部とを有している。また、被掛止部の先端は、掛止部を受け入れる切欠き部を含んでいる。第1爪部は、掛止部が切欠き部に受け入れられた状態において、第2爪部の鉛直上方に距離を置いて位置し、かつ掛止部が鉛直方向上向きに移動し切欠き部から外れた状態において、第2爪部に当接するように構成されている。そして、本取付け構造においては、掛止部が切欠き部に受入れられた状態において、被壁掛け部材が壁面に固定され、掛止部が切欠き部から外れた状態において、被壁掛け部材側取付け部を少なくとも第1爪部と第2爪部との当接が解除される距離だけ水平方向に移動させ、さらに鉛直方向上向きに移動させることにより、被壁掛け部材が壁面から取り外されるように構成されている。
上記本発明に基づく壁掛け構造にあっては、掛止部および第1爪部が第1ベース部にそれぞれ左右一対設けられていることが好ましく。またこれに合わせ、被掛止部および第2爪部が第2ベース部にそれぞれ左右一対設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく壁掛け構造にあっては、被壁掛け部材側取付け部は、被壁掛け部材の背面に取付けられる壁掛け具にて構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づく壁掛け構造にあっては、壁面側取付け部は、壁面に取付けられる壁掛け具にて構成されていることが好ましい。
本発明に基づく壁掛け具は、被壁掛け部材を壁面に着脱自在に取付けるものであって、壁面側壁掛け具と被壁掛け部材側壁掛け具とからなる。壁面側取付け部は、壁面に設けられた第1ベース部と、第1ベース部から被壁掛け部材側に向かって突出して設けられ、先端が上方に向かって折り曲げられた掛止部と、第1ベース部から被壁掛け部材側に向かって突出して設けられた第1爪部とを有している。被壁掛け部材側取付け部は、被壁掛け部材に設けられた第2ベース部と、第2ベース部から壁面側に向かって突出して設けられ、先端が下方に向かって折り曲げられた被掛止部と、第2ベース部から壁面側に向かって突出して設けられた第2爪部とを有している。また、被掛止部の先端は、掛止部を受け入れる切欠き部を含んでいる。第1爪部は、掛止部が切欠き部に受け入れられた状態において、第2爪部の鉛直上方に距離を置いて位置し、かつ掛止部が鉛直方向上向きに移動し切欠き部から外れた状態において、第2爪部に当接するように構成されている。そして、本壁掛け具においては、掛止部が切欠き部に受入れられた状態において、被壁掛け部材が壁面に固定され、掛止部が切欠き部から外れた状態において、被壁掛け部材側取付け部少なくとも第1爪部と第2爪部との当接が解除される距離だけ水平方向に移動させ、さらに鉛直方向上向きに移動させることにより、被壁掛け部材が壁面から取り外されるように構成されている。
上記本発明に基づく壁掛け具にあっては、掛止部および第1爪部が第1ベース部にそれぞれ左右一対設けられていることが好ましく。またこれに合わせ、被掛止部および第2爪部が第2ベース部にそれぞれ左右一対設けられていることが好ましい。
上記本発明に基づく壁掛け構造とすることにより、被壁掛け部材と壁面との間に大きな隙間が生じることなく、かつ簡単には被壁掛け部材が壁面から脱落することのない壁掛け構造を構成することができる。このため、外観上の美観を確保した上で安全性にも優れた壁掛け構造を提供することが可能になる。また、上記本発明に基づく壁掛け具を用いることにより、外観上の美観が確保されるとともに安全性にも優れた上記壁掛け構造を実現することが可能になる。
以下、本発明の一実施の形態について、図を参照して説明する。本実施の形態においては、被壁掛け部材として空気清浄機を例示し、この空気清浄機を壁掛け具を用いて壁面に設置する場合について説明する。
(空気清浄機の外観構造)
図1は、本実施の形態における空気清浄機を前面側から見た概略斜視図であり、図2は、背面側から見た概略斜視図である。また、図3は、図1に示す空気清浄機のIII−III線に沿った概略縦断面図である。
まず、図1ないし図3を参照して、本実施の形態における空気清浄機の外観構造について説明する。図1および図3に示すように、本実施の形態における空気清浄機100は、筐体110と、前面パネル130とを備えている。筐体110は、横長の前面開口の箱体からなり、内部に空気清浄機100の主要部が納められている。図3に示すように、前面パネル130は、筐体110の前面111に設けられた吸込口121を覆うように、筐体110の前面111に着脱自在に取り付けられている。前面パネル130は、装置の動作時において送風ファンやモータにて発生する騒音が外部に漏れ出さないようにするための遮音部材として組付けられるものであり、同時に装置の外観上の美観を確保するものでもある。
図1ないし図3に示すように、筐体110の上面112には、吹出口125が設けられている。空気清浄機100にて清浄化された空気は、この吹出口125から室内へと送風される。また、図1に示すように、筐体110の側面114には、空気清浄機100の動作を切換えるための操作部181が配置されており、前面パネル130の所定位置には、空気清浄機100の動作状態等を表示するための表示部182が配置されている。
図2に示すように、筐体110の背面113の所定位置からは、空気清浄機100を動作させるために必要な電力の供給を受けるための電源コード191が引き出されており、その先端には電源プラグ192が形成されている。また、筐体110の背面113には、整列して設けられた複数の突条部117が位置している。この突条部117は、電源コード191の余剰部分を巻き付けることにより、電源コード191の長さを調節する部位である。
筐体110の背面113の上部所定位置には、後述する空気清浄機側壁掛け具を取付けるためのねじ穴197が設けられている。また、筐体110の背面113の下部所定位置には、クッション材198が貼付されている。
(空気清浄機の内部構造)
次に、図3を参照して、本実施の形態における空気清浄機の内部構造について説明する。図3に示すように、筐体110の内部には、仕切り板115が位置している。筐体110の内部空間は、この仕切り板115によって前方空間122と後方空間124とに分割されている。仕切り板115には、前方空間122と後方空間124とを連通する連通孔123が設けられている。なお、仕切り板115は、装置内部に取り込まれた空気の流路である通風路を形成するために、筐体110内に設けられる板状部材である。
吸込口121の後方でかつ仕切り板115の前方に位置する前方空間122には、各種のフィルタが積層保持されたフィルタ組品140が配置されている。仕切り板115の後方でかつ筐体110の背面113の前方に位置する後方空間124には、送風ファン151と、この送風ファン151を駆動する駆動源としてのモータ152が配置されている。送風ファン151は、モータ152の回転軸にビス等によって固定されている。モータ152はアングル等によって筐体110の背面113に固定されている。なお、上述の連通孔123は、仕切り板115の送風ファン151と対向する部分に位置している。
筐体110の上面112でかつ後方空間124の上部に対応する位置には、吹出口125が位置しており、この吹出口125には、空気清浄機100から送風される空気の風向きを整えるルーバ116が設けられている。なお、図3においては図示を省略しているが、筐体110の後方空間124内には、負イオンおよび/または正イオンを後方空間124内を通過する空気に対して放出するイオン発生装置が配置されている。
なお、イオン発生装置においては、イオン発生素子に設けられた電極間に交流電圧を印加することにより、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)とO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)を主体としたイオンを生成する。本空気清浄機においては、これらを送風ファンにより空間に放出させる。
これらH+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、下記式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中のカビや微生物等の浮遊菌を取り囲んで殺菌することができる。
Figure 0004049722
これにより、活性種の分解作用によって浮遊菌が破壊される。従って、効率的に空気中の浮遊菌を殺菌することができる。本空気清浄機においては、以上のメカニズムにより、浮遊菌等の殺菌効果を得ることができる。
また、上記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様の作用を生じさせることができるため、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)が、有害物質を酸化若しくは分解して、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換することにより、実質的に無害化することが可能である。
その他、正イオンと負イオンには、コクサッキーウィルス、ポリオウィルス、などのウィルス類も不活化する働きがあり、これらウィルスの混入による汚染が防止できる。また、正イオンと負イオンには、臭いのもととなる分子を分解する働きがあることも確かめられており、空間の脱臭にも利用できる。
(フィルタの構成)
図4は、本実施の形態における空気清浄機のフィルタの構成を示す模式図である。図4に示すように、各種フィルタは、前後方向に積層して配置された状態でフィルタ保持枠144によって保持され、空気清浄機100の前方空間122に配置される。本実施の形態における空気清浄機100にあっては、上記各種フィルタは、上流から順に、プレフィルタ141、脱臭フィルタ142、集塵フィルタ143の順で配置されている。
ここで、プレフィルタ141は、ステンレスや合成繊維等の細線を平織りすることによって形成されたフィルタであり、綿埃などの比較的大きい埃を捕獲する。脱臭フィルタ142は、活性炭などの脱臭機能を有する物質が内包されたフィルタであり、臭気成分を吸着することにより脱臭機能を発揮する。集塵フィルタ143には、たとえばHEPAフィルタが用いられ、空気中に含まれる細かい粒径の微粒子を捕獲する。なお、この集塵フィルタには、制菌機能を付加することも可能であり、このように構成した場合には、集塵フィルタ143に付着した細菌の繁殖を抑えることが可能である。
(空気清浄機の動作)
次に、図3を参照して、上記構成の空気清浄機の動作について説明する。上記構成の空気清浄機100にあっては、送風ファン151がモータ152によって回転駆動されることにより、筐体110と前面パネル130との間の隙間から吸込口121を介して筐体110内部の前方空間122に空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、フィルタ組品140を通過する際に塵や埃、臭い等が除去され、仕切り板115に設けられた連通孔123を介して後方空間124内へと導入される。後方空間124内に流入した空気には、イオン発生装置によって所定濃度の負イオンまたは/および正イオンが付加され、送風ファン151によって吹出口125から室内へと送風される。これにより、室内の空気の清浄化が行なわれる。なお、図3においては、空気の流れを矢印にて示している。
(空気清浄機の設置)
図5は、本実施の形態における空気清浄機を室内の壁面に設置した場合を示す模式図であり、図6は、室内の床面に設置した場合を示す模式図である。図5および図6に示すように、本実施の形態における空気清浄機100は、室内の壁面400に後述する壁掛け具を用いて取り付けるいわゆる「壁掛け式」の空気清浄機と、床面500上や卓上にスタンド193を用いて設置するいわゆる「据置き式」の空気清浄機の兼用タイプである。したがって、ユーザの用途や室内の設置スペース等にあわせて適宜設置場所を変更することが可能である。
(壁掛け構造)
以下、上記空気清浄機の壁掛け構造およびこれを実現するための壁掛け具について詳細に説明する。
(A.壁面側壁掛け具)
図7は、本実施の形態における壁面側壁掛け具の形状を示す斜視図である。図7に示すように、本実施の形態における壁面側壁掛け具200は、たとえば、金属製の板金をプレス加工することによって成形される。
壁面側壁掛け具200は、壁面400に取付けられる第1ベース部210と、この第1ベース部210から前方に向かって突設された掛止部220および第1爪部230とを有している。掛止部220および第1爪部230は、第1ベース部210にそれぞれ左右一対設けられている。掛止部220の先端は、それぞれ上方に向かって折り曲げられている。また、第1ベース部210の所定位置には、この壁面側壁掛け具200を壁面400にねじ止めするためのねじ穴240が複数箇所設けられている。
第1ベース部210の一部を切り欠いて折り曲げて形成された掛止部220の先端近傍の側面は、空気清浄機100を壁面400から取り外す際に、後述する空気清浄機側壁掛け具300の鉛直方向上向きの移動を案内する第1案内部221として機能する。また、同じく第1ベース部210の一部を切り欠いて折り曲げて形成された第1爪部230の下面は、空気清浄機100を壁面400から取り外す際に、後述する空気清浄機側壁掛け具300の水平方向の移動を案内する第2案内部231として機能する。
(B.空気清浄機側壁掛け具)
図8は、本実施の形態における空気清浄機側壁掛け具の形状を示す斜視図である。図8に示すように、被壁掛け部材側壁掛け具としての空気清浄機側壁掛け具300は、たとえば、金属製の板金をプレス加工することによって成形される。
空気清浄機側壁掛け具300は、空気清浄機100の筐体110の背面113に取付けられる第2ベース部310と、この第2ベース部310から後方に向かって突設された被掛止部320および第2爪部330とを有している。被掛止部320および第2爪部330は、第2ベース部310にそれぞれ左右一対設けられている。被掛止部320の先端は、それぞれ下方に向かって折り曲げられている。また、被掛止部320の先端の所定位置には、上記壁面側壁掛け具200の掛止部220を受入れる切り欠き部321が設けられている。なお、第2ベース部310の所定位置には、この空気清浄機側壁掛け具300を空気清浄機100の筐体110の背面113にねじ止めするためのねじ穴340が複数箇所設けられている。
(C.壁掛け具の固定)
図9は、上記空気清浄機側壁掛け具を空気清浄機に取付けた状態を示す空気清浄機の背面図である。図9に示すように、空気清浄機側壁掛け具300は、その前面が空気清浄機100の筐体110の背面113に当接した状態で、ねじ350によって空気清浄機100の背面113に固定される。この状態において、空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320および第2爪部330は、空気清浄機100の筐体110の背面113から後方に突出して位置することになる。
一方、壁面側壁掛け具200は、その背面が壁面400に当接した状態で、ねじ250によって壁面400に固定される(図10参照)。この状態において、壁面側壁掛け具200の掛止部220および第1爪部230は、壁面400から前方に突出して位置することになる。
(D.壁掛け動作)
図10は、空気清浄機の壁掛け動作を説明するための模式図である。また、図11は、壁掛け動作によって壁面側壁掛け具に空気清浄機側壁掛け具が掛止される様子を示す模式図である。なお、図11においては、壁面側壁掛け具200を実線にて表わしており、空気清浄機側壁掛け具を二点鎖線にて表わしている。
図10に示すように、空気清浄機100を壁面400に設置する場合には、まず、空気清浄機100の筐体110の背面113が壁面400に面するように空気清浄機100を把持し、空気清浄機100の筐体110の背面113に予め取付けた空気清浄機側壁掛け具300が、壁面400に予め取付けた壁面側壁掛け具200に引っ掛かるように、空気清浄機100を持ち上げて壁面400側に移動させ、下方(図中、矢印A1方向)に向かって僅かに降ろす。この動作により、図11(a)に示すように、壁面側壁掛け具200の掛止部220に空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320の一部が引っ掛かる。
なお、上記操作においては、壁面側壁掛け具200に設けられた第1爪部230と空気清浄機側壁掛け具300に設けられた第2爪部330とが接触しないように、空気清浄機側壁掛け具300の中心位置と壁面側壁掛け具200の中心位置とが僅かにずれた状態で引っ掛ける。このため、図11(a)に示す状態においては、壁面側壁掛け具200の掛止部220は、空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320の先端に設けられた切欠き部321内には挿入されないことになる。
次に、図10および図11(a)に示すように、水平方向の左右いずれか一方向(図中、矢印A2方向)に空気清浄機100をスライドさせる。このとき、図11(a)に示すように、空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320の先端部分(切欠き部321が形成された部分を除く)の一部が、壁面側壁掛け具200の掛止部220に当接しているため、空気清浄機100のスムーズな移動が実現される。
そして、空気清浄機100をスライドさせ、図11(b)に示すように、被掛止部320の先端に設けられた切欠き部321が掛止部220に対応する位置にまで来ると、自重により空気清浄機100が下方(図中、矢印A3方向)に移動し、掛止部220が切欠き部321内に嵌まり込み、図11(c)に示す状態(掛止状態)となる。
以上の動作により、壁面側壁掛け具200の掛止部220によって空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320が掛止され、この結果、空気清浄機100が壁面400に設置されることになる。
(E.脱落防止構造)
図12は、掛止状態にある空気清浄機を側方から見た図である。また、図13は、図12中に示す領域XIIIの拡大図である。なお、理解を容易とするために、図12および図13においては取付け用のねじの図示を省略している。
図12および図13に示すように、掛止状態においては、空気清浄機100の上部において、筐体110の背面113に取付けられた空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320が、壁面400に取付けられた壁面側壁掛け具200の掛止部220に引っ掛けられて掛止されることにより、空気清浄機100が壁面400に固定されている。この状態において、空気清浄機側壁掛け具300の第2爪部330の先端は壁面側壁掛け具200の第1ベース部210に当接しており、これにより、空気清浄機100の筐体110の背面113が壁面400と略平行に保たれている。また、図示する掛止状態においては、壁面側壁掛け具200の第1爪部230と、空気清浄機側壁掛け具300の第2爪部330とは当接しておらず、第2爪部330の上方に距離を置いて第1爪部230が位置している。なお、空気清浄機100の下部においては、筐体110の背面113に貼付されたクッション材198が壁面400に当接している。
本壁掛け構造においては、何らかの外力が空気清浄機に加わった場合にも簡単には空気清浄機が壁面から脱落することがないように工夫されている。すなわち、本壁掛け構造にあっては、空気清浄機100が上方に持ち上げられた場合に、空気清浄機側壁掛け具300の第2爪部330の上面が壁面側壁掛け具200の第1爪部230の下面に当接し、それ以上、空気清浄機100が上方に持ち上げられることがないように構成されている。このため、掛止部220による被掛止部320の掛止が解除されず、空気清浄機100の壁面400からの脱落が防止されるようになる。
(F.取り外し動作)
図14は、空気清浄機の壁面からの取り外し動作を説明するための模式図である。また、図15は、取り外し動作によって壁面側壁掛け具による空気清浄機側壁掛け具の掛止が解除される様子を示す模式図である。なお、図15においては、壁面側壁掛け具200を実線にて表わしており、空気清浄機側壁掛け具を二点鎖線にて表わしている。
本壁掛け構造では、所定の掛止解除動作を行なわない限り、簡単には空気清浄機が壁面から外れないように構成されている。本壁掛け構造における掛止解除動作は、上述の従来例の掛止解除動作とは大きく異なる。以下、本壁掛け構造における掛止解除動作について、図14および図15を参照して詳細に説明する。
図14に示すように、空気清浄機100を壁面400から取り外す場合には、まず、空気清浄機100の筐体110を把持し、鉛直上方(図中、矢印B1方向)に持ち上げる。この動作により、図15(a)に示すように、空気清浄機100の筐体110の背面113に取付けられている空気清浄機側壁掛け具300も鉛直上方に移動し、壁面側壁掛け具200の掛止部220が空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320の先端に設けられた切欠き部321から外れた状態(図15(b)に示す状態)となる。この状態を第1の状態と称する。
図15(a)に示す掛止状態から図15(b)に示す第1の状態にまで空気清浄機側壁掛け具300が移動するに際し、空気清浄機側壁掛け具300は、壁面側壁掛け具200の第1案内部221(図7参照)によって案内される。具体的には、切欠き部321の側面が、掛止部220の側面である第1案内部221によって案内されるため、空気清浄機側壁掛け具300は鉛直方向上向きにのみ移動する。そして、距離L1だけ移動することにより、空気清浄機側壁掛け具300に設けられた第2爪部330の上面が、壁面側壁掛け具200に設けられた第1爪部230の下面に当接し、空気清浄機側壁掛け具300の移動が規制される。
次に、図14に示すように、上記距離L1だけ空気清浄機側壁掛け具300が移動した第1の状態において、空気清浄機100を水平方向の左右いずれか一方向(図中、矢印B2方向)にスライドさせる。この動作により、図15(b)に示すように、空気清浄機100の筐体110の背面113に取付けられている空気清浄機側壁掛け具300も水平方向に移動する。
このとき、少なくとも第1爪部230と第2爪部330との当接が解除される距離だけ、空気清浄機100をスライドさせる。本壁掛け構造においては、壁面側壁掛け具200の掛止部220が、空気清浄機側壁掛け具を空気清浄機100の筐体110の背面113に取付けるために用いたねじ350に当たるまで、空気清浄機100をスライドさせる(図15(c)参照)。このスライド後の状態(図15(c)に示す状態)を第2の状態と称する。
図15(b)に示す第1の状態から図15(c)に示す第2の状態にまで空気清浄機側壁掛け具300が移動するに際し、空気清浄機側壁掛け具300は、壁面側壁掛け具200の第2案内部231(図7参照)によって案内される。具体的には、第1爪部330の上面が、第1爪部230の下面である第2案内部231によって案内されるため、空気清浄機側壁掛け具300は水平方向にのみ移動する。そして、距離L2だけ移動することにより、第1爪部230と第2爪部330の当接が解除される。
そして、第2の距離だけ空気清浄機側壁掛け具300が移動した第2の状態において、図14に示すように、空気清浄機100を鉛直上方(図中、矢印B3方向)に持ち上げることにより、壁面側壁掛け具200の掛止部220による空気清浄機側壁掛け具300の被掛止部320の掛止が解除され、壁面400から空気清浄機100が取り外される。
(G.本壁掛け構造による作用・効果)
以上において説明した壁掛け構造および壁掛け具を用いることにより、空気清浄機の背面と壁面との間の隙間が従来に比べて大幅に小さくなるとともに、空気清浄機に何らかの外力が加わった場合にも簡単には空気清浄機が壁面から脱落しないようになる。このため、外観上の美観を確保した上で安全性にも優れた壁掛け構造を実現することが可能になる。
また、上記壁掛け構造においては、壁面側壁掛け具において掛止部を左右一対設け、また、空気清浄機側壁掛け具においても被掛止部を左右一対設けているため、設置安定性が大幅に増す効果が得られる。
また、上記壁掛け構造を採用することにより、上記掛止状態から第2の状態に至るまでの間、空気清浄機の背面と壁面との間の距離が実質的に一定に保たれるようになる。従来においては、空気清浄機を斜めに傾斜させた状態で取り外す必要があったため、空気清浄機のような重量物を傾斜させて把持する必要があり、作業者の手首に大きな負担を強いていた。しかしながら、上記壁掛け構造を採用した場合には、取り外し作業時に空気清浄機を斜めに傾斜させた状態で把持する必要がなくなるため、作業が非常に行ない易くなる効果も得られる。
さらに、本壁掛け構造を採用した場合には、空気清浄機を壁面に取付ける際に、水平方向の左右いずれか一方にスライドさせて固定することが可能になるため、部屋の隅に空気清浄機を設置することが可能になる。具体的には、図16に示すように、空気清浄機100が設置される設置面410に隣接する隣接面420に限りなく近いところにまで空気清浄機を設置することが可能になるため、自由な設置レイアウトが実現されるようになる。
上述の実施の形態においては、第2の状態から空気清浄機を上方に持ち上げることによって空気清浄機が壁面から取り外されるように構成した場合を例示して説明を行なったが、横方向または下方等に移動させることにより、空気清浄機が壁面から取り外されるように構成することも当然に可能である。
また、上述の実施の形態においては、被壁掛け部材として空気清浄機を例示して説明を行なったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではない。たとえば、空気調和機、除湿機、加湿器等の空気調節装置や、電話機、オーディオ機器、照明機器等の電気機器、額縁、看板、掲示板、空気調和機の室外機、棚など、壁面に設置される物であればどのような物に対しても本発明を適用することが可能である。特に、重量のある重量物を壁面に設置する場合には、本発明に基づく壁掛け構造が有効である。
さらに、上述の実施の形態においては、被壁掛け部材側壁掛け具および壁面側壁掛け具を準備し、これらを用いて壁掛け構造を実現する構成とした場合を例示して説明を行なったが、必ずしもこれら壁掛け具を準備する必要はない。たとえば、上記壁面側壁掛け具に相当する形状を有する壁面側取付け部を壁面に一体的に形成し、上記被壁掛け部材側壁掛け具に相当する形状を有する被壁掛け部材側取付け部を被壁掛け部材に一体的に形成した構成としてもよい。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
空気清浄機を前面側から見た概略斜視図である。 空気清浄機を背面側から見た概略斜視図である。 図1に示す空気清浄機のIII−III線に沿った概略縦断面図である。 空気清浄機のフィルタの構成を示す模式図である。 空気清浄機を室内の壁面に設置した場合を示す模式図である。 空気清浄機を室内の床面に設置した場合を示す模式図である。 壁面側壁掛け具の形状を示す斜視図である。 空気清浄機側壁掛け具の形状を示す斜視図である。 空気清浄機側壁掛け具を空気清浄機に取付けた状態を示す空気清浄機の背面図である。 空気清浄機の壁掛け動作を説明するための模式図である。 壁掛け動作によって壁面側壁掛け具に空気清浄機側壁掛け具が掛止される様子を示す模式図である。 掛止状態にある空気清浄機を側方から見た図である。 図12中に示す領域XIIIの拡大図である。 空気清浄機の壁面からの取り外し動作を説明するための模式図である。 取り外し動作によって壁面側壁掛け具による空気清浄機側壁掛け具の掛止が解除される様子を示す模式図である。 空気清浄機を部屋の隅に設置した状態を示す模式図である。 従来の空気清浄機の壁掛け構造において用いられる壁面側壁掛け具の正面図である。 従来の空気清浄機の壁掛け構造において用いられる空気清浄機側壁掛け具の背面図である。 従来の空気清浄機の壁掛け構造を示す模式側面図である。 従来の空気清浄機の壁掛け構造において、空気清浄機を壁面から取り外す場合の掛止解除動作を示す模式図である。
符号の説明
100 空気清浄機、110 筐体、111 前面、112 上面、113 背面、114 側面、115 仕切り板、116 ルーバ、117 突条部、121 吸込口、122 前方空間、123 連通孔、124 後方空間、125 吹出口、130 前面パネル、140 フィルタ組品、141 プレフィルタ、142 脱臭フィルタ、143 集塵フィルタ、144 フィルタ保持枠、151 送風ファン、152 モータ、181 操作部、182 表示部、191 電源コード、192 電源プラグ、193 スタンド、197 ねじ穴、198 クッション材、200 壁面側壁掛け具、210 第1ベース部、220 掛止部、221 第1案内部、230 第1爪部、231 第2案内部、240 ねじ穴、250 ねじ、300 空気清浄機側壁掛け具、310 第2ベース部、320 被掛止部、321 切欠き部、330 第2爪部、340 ねじ穴、350 ねじ、400 壁面、410 取付け面、420 隣接面、500 床面。

Claims (6)

  1. 被壁掛け部材(100)に設けられた被壁掛け部材側取付け部(300)と、壁面(400)に設けられた壁面側取付け部(200)とを用い、前記被壁掛け部材(100)を前記壁面(400)に着脱自在に取付ける、被壁掛け部材の壁掛け構造であって、
    前記壁面側取付け部(200)は、前記壁面(400)に設けられた第1ベース部(210)と、前記第1ベース部(210)から前記被壁掛け部材(100)側に向かって突出して設けられ、先端が上方に向かって折り曲げられた掛止部(220)と、前記第1ベース部(210)から前記被壁掛け部材(100)側に向かって突出して設けられた第1爪部(230)とを有し、
    前記被壁掛け部材側取付け部(300)は、前記被壁掛け部材(100)に設けられた第2ベース部(310)と、前記第2ベース部(310)から前記壁面(400)側に向かって突出して設けられ、先端が下方に向かって折り曲げられた被掛止部(320)と、前記第2ベース部(310)から前記壁面(400)側に向かって突出して設けられた第2爪部(330)とを有し、
    前記被掛止部(320)の先端は、前記掛止部(220)を受け入れる切欠き部(321)を含み、
    前記第1爪部(230)は、前記掛止部(220)が前記切欠き部(321)に受け入れられた状態において、前記第2爪部(330)の鉛直上方に距離を置いて位置し、かつ前記掛止部(220)が鉛直方向上向きに移動し前記切欠き部(321)から外れた状態において、前記第2爪部(330)に当接するように構成され、
    前記掛止部(220)が前記切欠き部(321)に受入れられた状態において、前記被壁掛け部材(100)が前記壁面(400)に固定され、
    前記掛止部(220)が前記切欠き部(321)から外れた状態において、前記被壁掛け部材側取付け部(300)を少なくとも前記第1爪部(230)と前記第2爪部(330)との当接が解除される距離だけ水平方向に移動させ、さらに鉛直方向上向きに移動させることにより、前記被壁掛け部材(100)が前記壁面(400)から取り外されるように構成された、壁掛け構造。
  2. 前記掛止部(220)および前記第1爪部(230)が、前記第1ベース部(210)にそれぞれ左右一対設けられ、
    前記被掛止部(320)および前記第2爪部(330)が、前記第2ベース部(310)にそれぞれ左右一対設けられている、請求項に記載の壁掛け構造。
  3. 前記被壁掛け部材側取付け部(300)は、前記被壁掛け部材(100)の背面(113)に取付けられた壁掛け具からなる、請求項またはに記載の壁掛け構造。
  4. 前記壁面側取付け部(200)は、前記壁面(400)に取付けられた壁掛け具からなる、請求項からのいずれかに記載の壁掛け構造。
  5. 被壁掛け部材(100)を壁面(400)に着脱自在に取付ける壁掛け具であって、
    前記壁掛け具は、壁面側壁掛け具(200)と、被壁掛け部材側壁掛け具(300)とを備え、
    前記壁面側取付け部(200)は、前記壁面(400)に設けられた第1ベース部(210)と、前記第1ベース部(210)から前記被壁掛け部材(100)側に向かって突出して設けられ、先端が上方に向かって折り曲げられた掛止部(220)と、前記第1ベース部(210)から前記被壁掛け部材(100)側に向かって突出して設けられた第1爪部(230)とを有し、
    前記被壁掛け部材側取付け部(300)は、前記被壁掛け部材(100)に設けられた第2ベース部(310)と、前記第2ベース部(310)から前記壁面(400)側に向かって突出して設けられ、先端が下方に向かって折り曲げられた被掛止部(320)と、前記第2ベース部(310)から前記壁面(400)側に向かって突出して設けられた第2爪部(330)とを有し、
    前記被掛止部(320)の先端は、前記掛止部(220)を受け入れる切欠き部(321)を含み、
    前記第1爪部(230)は、前記掛止部(220)が前記切欠き部(321)に受け入れられた状態において、前記第2爪部(330)の鉛直上方に距離を置いて位置し、かつ前記掛止部(220)が鉛直方向上向きに移動し前記切欠き部(321)から外れた状態において、前記第2爪部(330)に当接するように構成され、
    前記掛止部(220)が前記切欠き部(321)に受入れられた状態において、前記被壁掛け部材(100)が前記壁面(400)に固定され、
    前記掛止部(220)が前記切欠き部(321)から外れた状態において、前記被壁掛け部材側取付け部(300)を少なくとも前記第1爪部(230)と前記第2爪部(330)との当接が解除される距離だけ水平方向に移動させ、さらに鉛直方向上向きに移動させることにより、前記被壁掛け部材(100)が前記壁面(400)から取り外されるように構成された、壁掛け具。
  6. 前記掛止部(220)および前記第1爪部(230)が、前記第1ベース部(210)にそれぞれ左右一対設けられ、
    前記被掛止部(320)および前記第2爪部(330)が、前記第2ベース部(310)にそれぞれ左右一対設けられている、請求項に記載の壁掛け具。
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