JP4204933B2 - 空気調節装置 - Google Patents

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本発明は、空気調節装置に関し、特に、室内の空気を清浄化する空気清浄機能を備えた空気調節装置に関する。
室内の空気の温度や湿度、汚染度をコントロールする装置として空気調節装置が知られている。この空気調節装置においては、室内の空気を装置内部に取り込み、取り込まれた空気の物性を変化させて所望の状態の空気とした後、装置外部へと処理後の空気を吹き出す仕組みとなっている。特に、近年の住環境の変化に伴い、室内の空気の汚染度を改善する空気清浄機能を備えた空気調節装置(以下、空気清浄機と称する。)が注目を浴びている。
空気清浄機には、電気集塵フィルタを用いた電気集塵式の空気清浄機(たとえば、特開平11−94282号公報(特許文献1)参照)と、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタなどのフィルタを用いたいわゆるフィルタ式の空気清浄機(たとえば、特開2002−102327号公報(特許文献2)参照)とがある。電気集塵式の空気清浄機は、集塵能力は高いものの電気集塵フィルタに付着した埃や塵などを除去するメンテナンス作業が煩雑であり、専門のメンテナンス作業者を必要とするため、病院やオフィスなど一部の施設に適用が制限される問題がある。これに対し、フィルタ式の空気清浄機では、装置本体からフィルタを容易に取り外すことができるため、フィルタに付着した埃や塵の除去といったメンテナンス作業が容易に行なえ、一般家庭やホテルの客室等に設置するのに好適である。
従来より、上述の如くの集塵機能や脱臭機能を備えた空気清浄機は広く普及している。しかし近年、これらの機能に加えて人体に有害な浮遊細菌を制菌または殺菌する機能を併せ備えた空気清浄機が急速に普及しつつある(たとえば、上記特許文献2参照)。ここで、「制菌」とは、繊維状のフィルタに付着した菌の増殖を抑制することをいう。また、「殺菌」とは、微生物を死滅させ、その絶対数を減少させることをいう。
浮遊細菌を制菌または殺菌する機能を併せ備えた空気清浄機にあっては、集塵機能、脱臭機能および制菌機能は、筐体内部に配置された各種フィルタによって発揮される。また、殺菌機能は、正イオンと負イオンとを発生させるイオン発生装置を筐体内部の通風路内に設置することによって発揮される。なお、このイオン発生装置を用いて空気中の負イオン濃度を増加させた場合には、リラクゼーション効果を得ることも可能である。
図18は、従来のフィルタ式の空気清浄機を前面側から見た概略斜視図である。また、図19は、図18に示す従来のフィルタ式空気清浄機のXIX−XIX線に沿った概略縦断面図である。なお、図示する従来のフィルタ式空気清浄機200は、床面上や卓上に設置されるタイプの空気清浄機である。
図18および図19に示すように、フィルタ式の空気清浄機200は、ケーシング210と、ケーシング210の前面211に取り付けられた前面パネル230とを備える。この空気清浄機200の主要部は、ケーシング210内に納められている。前面パネル230は、ケーシング210の前面211に位置する吸込口221を覆うように取り付けられている。ケーシング210の上面212には、吹出口225が設けられている。吹出口225には、空気清浄機200から送風される空気の風向きを整えるルーバ216が設けられている。なお、ケーシング210の上面212には、空気清浄機200の動作を切換えるための操作部281が設けられており、前面パネル230の上部には、動作状態等を表示する表示部282が設けられている。
図19に示すように、ケーシング210内部には、仕切り板215が位置している。ケーシング210の内部空間は、この仕切り板215によって前方空間222と後方空間224とに分割されている。仕切り板215には、前方空間222と後方空間224とを連通する連通孔223が設けられている。
吸込口221の後方でかつ仕切り板215の前方に位置する前方空間222には、各種フィルタが積層保持されたフィルタ組品240が配置されている。仕切り板215の後方でかつケーシング210の背面213の前方に位置する後方空間224には、送風ファン251とこの送風ファン251を駆動するモータ252が配置されている。送風ファン251は、ビス253によってモータ252の回転軸に固定されている。モータ252は、モータアングル254によって保持されており、モータアングル254は、ビス255によって仕切り板215に固定されている。
上記構成のフィルタ式空気清浄機200にあっては、送風ファン251がモータ252によって回転駆動されることにより、ケーシング210と前面パネル230との間の隙間から吸込口221を介してケーシング210内部の前方空間222に空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、フィルタ組品240を通過する際に塵や埃、臭い等が除去され、仕切り板215に設けられた連通孔223を介して後方空間224へと導入される。後方空間224内に流入した空気は、送風ファン251によって吹出口225から室内へと吹き出される。これにより、室内の空気の清浄化が行なわれる。なお、図19においては、空気の流れを矢印にて示している。
このような構成の空気清浄機にあっては、定期的にフィルタに付着した塵や埃を除去するメンテナンス作業が必要になる。このメンテナンス作業は、フィルタをケーシングから取り外し、水洗いや掃除機による吸引等によって洗浄することによって行なわれる。上述の構成のフィルタ式空気清浄機200にあっては、前面パネル230をケーシング210から取り外すことにより、容易に吸込口221を通してフィルタ組品240を取り出すことが可能である。
また、このような構成の空気清浄機にあっては、長期間の使用等により送風ファンに異常が発生した場合や送風ファンを駆動するモータに異常が発生した場合に、送風ファンやモータの修理/交換が必要になる場合がある。また、必要に応じて定期的に点検等が実施される場合もある。
図20は、図18に示す空気清浄機において、前面パネルとフィルタ組品とを外した状態を示す概略斜視図である。図20に示すように、前面パネル230とフィルタ組品240とをケーシング210から取り外した状態においては、ケーシング210の内部に位置する仕切り板215は露出するものの、その後方に位置する送風ファン251やモータ252は取り外すことはできなかった。このため、別途ケーシング210を分解した上で送風ファン251やモータ252のメンテナンスをする必要があった。
以上において説明したように、従来の空気清浄機においては、フィルタの洗浄作業に対しては、作業性が改善されるように空気清浄機の構造に工夫が施されているものの、送風ファンやモータ等の修理/交換といったメンテナンス作業が容易になるようには、何ら改良が施されていなかった。
この他にも、フィルタの取り外し作業が容易に行えるように工夫された空気調節装置として、特開平2−107309号公報(特許文献3)に開示の空気清浄機や特開平6−109276号公報(特許文献4)に開示の空気調和機がある。
特許文献3に開示の空気清浄機は、吸込口と吹出口とを備えた装置本体の吸込口に対向するように配置されたフィルタを、装置本体の上下左右方向のいずれか2方向から引き出し可能となるように構成された空気清浄機であり、フィルタの取り外し作業が容易に行えるように工夫されている。しかしながら、この構成では、送風ファンやモータ等をメンテナンスする作業が必要になった場合には装置本体を分解することが必要になり、送風ファンやモータ等のメンテナンス作業の容易化は実現されていない。
また、特許文献4に開示の空気調和機は、天井裏に装置本体の大部分が据え付けられたインプラント型の空気調和機であって、室内に面する吸込グリルが中央部にて分割されており、分割された左右一対の吸込グリルがそれぞれ装置本体の表面において折り畳まれてスライド移動するように構成されている。このように構成することにより、空気調和機内部に収容されるフィルタのメンテナンス作業が容易に行えるように工夫されている。しかしながら、このような構成を採用した場合にも、送風ファンやモータ等をメンテナンスする作業が必要になった場合には装置本体を分解することがやはり必要になり、送風ファンやモータ等のメンテナンス作業の容易化は実現されていない。
このように、従来の空気調節装置においては、送風ファンやモータ等のメンテナンス作業が容易に行なえるように工夫された空気調節装置は存在していなかった。
特開平11−94282号公報 特開2002−102327号公報 特開平2−107309号公報 特開平6−109276号公報
そこで、本発明は、上述の問題を解決すべくなされたものであり、送風ファンや送風ファンを駆動するモータ等の内部構成品をメンテナンスする作業が容易に行なえる空気調節装置を提供することを目的とし、より具体的には、メンテナンス作業が容易に行えるように工夫された装置構造と、作業者の利便性を考慮した前面パネルの取り付け構造とを提供することを目的としている。
本発明の第1の局面に基づく空気調節装置は、前面に第1開口部を有するケーシングと、このケーシングの内部に配置され、通過する空気を清浄化するフィルタと、ケーシングの内部において、第1開口部から見てフィルタよりも後方に配置された送風ファンとを備える。また本空気調節装置は、フィルタと送風ファンとの間に配置され、ケーシングの内部を前方空間と後方空間とに分割するとともに、送風ファンに対向する位置に前方空間と後方空間とを連通する連通孔が設けられてなる仕切り板をさらに備える。そして、仕切り板が、第1開口部を通じて着脱可能に構成されている。
このように構成することにより、ケーシングを分解することなく仕切り板が取り外せるようになるため、ケーシング内部の後方空間に配置された送風ファンやモータ等の各種内部構成品を容易にメンテナンスすることができるようになる。
上記本発明の第1の局面に基づく空気調節装置にあっては、仕切り板が、送風ファンに対向する位置に設けられた第2開口部と、この第2開口部を覆うように前方から取り付けられるファンガードとを有していることが好ましい。また、上記連通孔がファンガードに設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、仕切り板全体を取り外すことなくファンガードのみを取り外すことができるようになるため、連通孔の目詰まり等を容易に解消することが可能になる。
上記本発明の第1の局面に基づく空気調節装置にあっては、送風ファンが第1開口部を通じて着脱可能となっていることが好ましい。
このように構成することにより、ケーシングを分解することなく、送風ファンをケーシングから取り外すことが可能になるため、送風ファンの清掃、修理、交換といったメンテナンス作業が容易に行なえるようになる。
上記本発明の第1の局面に基づく空気調節装置にあっては、送風ファンを駆動するための駆動源をケーシング内部にさらに備え、この駆動源が第1開口部を通じで着脱可能となっていることが好ましい。
このように構成することにより、ケーシングを分解することなく、駆動源をケーシングから取り外すことが可能になるため、駆動源の清掃、修理、交換といったメンテナンス作業が容易に行なえるようになる。
上記本発明の第1の局面に基づく空気調節装置にあっては、後方空間に配置され、後方空間を通過する空気に向かってイオンを放出するイオン発生装置をさらに備えていることが好ましい。また、この場合、イオン発生装置が第1開口部を通じで着脱可能となっていることが好ましい。
このように構成することにより、ケーシングを分解することなく、イオン発生装置をケーシングから取り外すことが可能になるため、イオン発生装置の清掃、修理、交換といったメンテナンス作業が容易に行なえるようになる。
上記本発明の第1の局面に基づく空気調節装置にあっては、仕切り板がイオン発生装置に対向する位置に設けられた第3開口部を有していることが好ましく、また、この第3開口部を覆うように、仕切り板に前方からカバーが取り付けられていることが好ましい。
このように構成することにより、仕切り板全体を取り外すことなくイオン発生装置のみを取り外すことができるようになるため、イオン発生装置の清掃、修理、交換といったメンテナンス作業がさらに容易に行なえるようになる。
本発明の第2の局面に基づく空気調節装置は、前面に第1開口部を有するケーシングと、このケーシングの内部に配置され、通過する空気を清浄化するフィルタと、ケーシングの前面に着脱自在に取り付けられる前面パネルとを備える。そして、前面パネルは、前面パネルをケーシングに装着した状態において第1開口部を閉塞し、前面パネルをケーシングから取り外した状態において第1開口部を開放するように設けられている。本空気調節装置は、前面パネルをケーシングから取り外した状態において、前面パネルをケーシングに掛止することが可能な掛止手段をさらに備える。
このように構成することにより、空気調節装置を壁面等の高所に設置した場合にも、メンテナンス作業時にケーシングから取り外した前面パネルをケーシングに掛止させておくことが可能になるため、作業性が非常に向上するようになる。
上記本発明の第2の局面に基づく空気調節装置にあっては、上記掛止手段が、ケーシングの前面に設けられた掛止部と、前面パネルの裏面に設けられた被掛止部とからなることが好ましい。
このように構成することにより、簡便な構成にて前面パネルをケーシングに掛止する構造が実現されるようになる。
上記本発明の第2の局面に基づく空気調節装置にあっては、上記被掛止部は、前面パネル対して回動自在に組み付けられていることが好ましい。
このように構成することにより、ケーシングに前面パネルを取り付けた状態において被掛止部が前面パネルの裏面に隠れるようになるため、外観上の美観が損なわれることもなくなる。
本発明によれば、送風ファンや送風ファンを駆動するモータ等の内部構成品をメンテナンスする作業が容易に行なえるようになり、メンテナンス作業者の利便性に資するようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態においては、空気調節装置として空気清浄機能のみを有する空気清浄機を例示して説明を行なう。
(空気清浄機の外観構造)
図1は、本発明の実施の形態1における空気清浄機を前面側から見た概略斜視図であり、図2は、背面側から見た概略斜視図である。また、図3は、図1に示す空気清浄機のIII−III線に沿った概略縦断面図である。
まず、図1ないし図3を参照して、本実施の形態における空気清浄機の外観構造について説明する。図1および図3に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Aは、ケーシング110と、前面パネル130とを備えている。ケーシング110は、横長の前面開口の箱体からなり、内部に空気清浄機100Aの主要部が納められている。図3に示すように、前面パネル130は、ケーシング110の前面111に設けられた第1開口部としての吸込口121を覆うように、ケーシング110の前面111に着脱自在に取り付けられている。前面パネル130は、装置の動作時において送風ファンやモータにて発生する騒音が外部に漏れ出さないようにするための遮音部材として組付けられるものであり、同時に装置の外観上の美観を確保するものでもある。
図1ないし図3に示すように、ケーシング110の上面112には、吹出口125が設けられている。空気清浄機100Aにて清浄化された空気は、この吹出口125から室内へと送風される。また、図1に示すように、ケーシング110の側面114には、空気清浄機100Aの動作を切換えるための操作部181が配置されており、前面パネル130の所定位置には、空気清浄機100Aの動作状態等を表示するための表示部182が配置されている。
図2に示すように、ケーシング110の背面113には、整列して設けられた複数の突条部117が位置している。また、ケーシング110の背面113の所定位置からは、空気清浄機100Aを動作させるために必要な電力の供給を受けるための電源コード191が引き出されており、その先端には電源プラグ192が形成されている。
(空気清浄機の内部構造)
次に、図3を参照して、本実施の形態における空気清浄機の内部構造について説明する。図3に示すように、ケーシング110の内部には、仕切り板115が位置している。ケーシング110の内部空間は、この仕切り板115によって前方空間122と後方空間124とに分割されている。仕切り板115には、前方空間122と後方空間124とを連通する連通孔123が設けられている。なお、仕切り板115は、装置内部に取り込まれた空気の流路である通風路を形成するために、ケーシング110内に設けられる板状部材である。
吸込口121の後方でかつ仕切り板115の前方に位置する前方空間122には、各種のフィルタが積層保持されたフィルタ組品140が配置されている。仕切り板115の後方でかつケーシング110の背面113の前方に位置する後方空間124には、送風ファン151と、この送風ファン151を駆動する駆動源としてのモータ152が配置されている。送風ファン151は、モータ152の回転軸にビス等によって固定されている。モータ152はアングル等によってケーシング110の背面113に固定されている。なお、上述の連通孔123は、仕切り板115の送風ファン151と対向する部分に位置している。
ケーシング110の上面でかつ後方空間124の上部に対応する位置には、吹出口125が位置しており、この吹出口125には、空気清浄機100Aから送風される空気の風向きを整えるルーバ116が設けられている。なお、図3においては図示を省略しているが、ケーシング110の後方空間124内には、負イオンおよび/または正イオンを後方空間124内を通過する空気に対して放出するイオン発生装置170が配置されている(図16参照)。
なお、イオン発生装置においては、イオン発生素子に設けられた電極間に交流電圧を印加することにより、空気中の酸素ないしは水分が電離によりエネルギーを受けてイオン化し、H+(H2O)m(mは任意の自然数)とO2 -(H2O)n(nは任意の自然数)を主体としたイオンを生成する。本空気清浄機においては、これらを送風ファンにより空間に放出させる。
これらH+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、浮遊菌の表面に付着し、下記式(1)〜式(3)に示すように化学反応して、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)を生成する。H22または・OHは、極めて強力な活性を示すため、これらにより、空気中のカビや微生物等の浮遊菌を取り囲んで殺菌することができる。
Figure 0004204933
これにより、活性種の分解作用によって浮遊菌が破壊される。従って、効率的に空気中の浮遊菌を殺菌することができる。本空気清浄機においては、以上のメカニズムにより、浮遊菌等の殺菌効果を得ることができる。
また、上記式(1)〜式(3)は、空気中の有害物質表面でも同様の作用を生じさせることができるため、活性種である過酸化水素(H22)または水酸基ラジカル(・OH)が、有害物質を酸化若しくは分解して、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの化学物質を、二酸化炭素や、水、窒素などの無害な物質に変換することにより、実質的に無害化することが可能である。
その他、正イオンと負イオンには、コクサッキーウィルス、ポリオウィルス、などのウィルス類も不活化する働きがあり、これらウィルスの混入による汚染が防止できる。また、正イオンと負イオンには、臭いのもととなる分子を分解する働きがあることも確かめられており、空間の脱臭にも利用できる。
(フィルタの構成)
図4は、本実施の形態における空気清浄機のフィルタの構成を示す模式図である。図4に示すように、各種フィルタは、前後方向に積層して配置された状態でフィルタ保持枠144によって保持され、空気清浄機100Aの前方空間122に配置される。本実施の形態における空気清浄機100Aにあっては、上記各種フィルタは、上流から順に、プレフィルタ141、脱臭フィルタ142、集塵フィルタ143の順で配置されている。
ここで、プレフィルタ141は、合成繊維等の細線を平織りすることによって形成されたフィルタであり、綿埃などの比較的大きい埃を捕獲する。脱臭フィルタ142は、活性炭などの脱臭機能を有する物質が内包されたフィルタであり、臭気成分を吸着することにより脱臭機能を発揮する。集塵フィルタ143には、たとえばHEPAフィルタが用いられ、空気中に含まれる細かい粒径の微粒子を捕獲する。なお、この集塵フィルタには、制菌機能を付加することも可能であり、このように構成した場合には、集塵フィルタ143に付着した細菌の繁殖を抑えることが可能である。
(空気清浄機の動作)
次に、図3を参照して、上記構成の空気清浄機の動作について説明する。上記構成の空気清浄機100Aにあっては、送風ファン151がモータ152によって回転駆動されることにより、ケーシング110と前面パネル130との間の隙間から吸込口121を介してケーシング110内部の前方空間122に空気が取り込まれる。取り込まれた空気は、フィルタ組品140を通過する際に塵や埃、臭い等が除去され、仕切り板115に設けられた連通孔123を介して後方空間124内へと導入される。後方空間124内に流入した空気には、イオン発生装置170によって所定濃度の負イオンまたは/および正イオンが付加され、送風ファン151によって吹出口125から室内へと送風される。これにより、室内の空気の清浄化が行なわれる。なお、図3においては、空気の流れを矢印にて示している。
(空気清浄機の設置)
図5は、本実施の形態における空気清浄機を室内の壁面に設置した場合を示す模式図であり、図6は、室内の床面に設置した場合を示す模式図である。図5および図6に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Aは、室内の壁面300にアングル等を用いて取り付けるいわゆる「壁掛け式」の空気清浄機と、床面400上や卓上にスタンド193を用いて設置するいわゆる「据置き式」の空気清浄機の兼用タイプである。したがって、ユーザの用途や室内の設置スペース等にあわせて適宜設置場所を変更することが可能である。
このように本実施の形態における空気清浄機100Aは、「壁掛け式」の空気清浄機としても用いられるように設計されているため、「壁掛け式」の空気清浄機として設置された場合にも取扱い性に優れたものとなるように種々の工夫が施されている。以下においては、これら工夫点について詳細に説明する。
(操作部および表示部の配置)
図7は、本実施の形態における空気清浄機の操作部および表示部の拡大図である。図7に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Aにあっては、操作部181がケーシング110の側面114に設けられている。図示する空気清浄機100Aにあっては、操作部181は、電源のオン/オフを切換える電源ボタン181aと、運転動作を「自動運転」、「通常運転」、「強運転」に切換える運転切換えボタン181bと、所定時間動作後に自動的に電源をオフに切換える切タイマーボタン181cとによって構成されている。また、表示部182は、前面パネル130に設けられており、空気清浄機100Aの運転動作を表示する表示ランプや、切タイマーの設定時間を表示する表示ランプ、イオン発生装置170の動作のオン/オフを表示する表示ランプ等によって構成されている。
本実施の形態における空気清浄機100Aにあっては、「壁掛け式」の空気清浄機としても「据置き式」の空気清浄機としても設置されることを考慮して、上述の如く操作部181をケーシング110の側面114に配置し、表示部182を前面パネル130に配置している。これにより、「壁掛け」にした場合にも「据置き」にした場合にも操作性が損なわれることがなくなるとともに表示部の視認も確実に行なえるようになる。
(電源コードの長さ調節)
図8および図9は、本実施の形態における空気清浄機において、電源コードの長さを調節する方法を示す模式図である。図8および図9に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Aにおいては、ケーシング110の背面113から引き出された電源コード191をケーシング110の背面113に突出形成された突条部117に巻き付けることにより、電源コード191の長さを適当な長さに調節することができるように構成されている。すなわち、ケーシング110の背面113には、同一方向に並行して設けられた一対の突条部117が複数組整列して設けられており、この並行して設けられた一対の突条部117によって挟持されるように電源コード191を巻き付けることにより、空気清浄機100Aの背面から引き出される電源コード191の長さが調節される。
電源コードは、空気清浄機の設置位置とコンセントとの距離に対応した長さであることが好ましく、設置状態において余剰部分が可能な限り少なくなるように構成されることが好ましい。しかしながら、ユーザが適宜設置位置を選択できるようにするためには、電源コードの長さはある程度余裕をもった長さに設定しておくことが必要であり、通常は1m程度以上の長さに設定される。このため、空気清浄機100Aを「壁掛け式」として用いた場合には、電源コード191の余剰部分が壁面に垂れ下がることがないように、電源コード191の長さを調節する必要がある。また、空気清浄機100Aを「据置き式」として用いた場合には、電源コード191の余剰部分が床面を蛇行し邪魔とならないように、電源コード191の長さが適宜調節されることが好ましい。
以上に鑑み、本実施の形態における空気清浄機100Aにおいては、電源コード191を挟持する一対の突条部117を複数組、ケーシング110の背面113に設けることにより、電源コード191の長さが適宜調節されるように構成している。なお、図8に示す如く電源コード191を突条部117に巻き付けた場合には、電源プラグ192が空気清浄機100Aのケーシング110の右側後方から引き出されるようになり、また、図9に示す如く電源コード191を突条部117に巻き付けた場合には、電源プラグ192が空気清浄機100Aのケーシング110の左側後方から引き出されるようになる。
(メンテナンス作業)
空気清浄機においては、定期的にフィルタを洗浄する必要がある。また、汚れがひどい場合には、フィルタを交換することも必要になる。「据置き式」の空気清浄機においては、フィルタの取り外し作業は比較的容易に行なえるが、「壁掛け式」の空気清浄機においては、空気清浄機が室内の壁面の高所に設置されるため、脚立等を用いてフィルタを取り外す必要がある。このため、作業者が脚立から落下したり、脚立ごと転倒したりする危険性があるため、フィルタの取り外し作業は簡便であることが好ましい。このため、本実施の形態における空気清浄機においては、フィルタの取り外し作業を容易とすべく、取り外した前面パネルがケーシングに掛止可能となるように掛止手段が設けられている。以下、この掛止手段の構成を説明するとともに、この掛止手段を用いたフィルタの取り外し作業および送風ファンやモータ等のメンテナンス作業の手順について詳細に説明する。
(A.掛止手段)
図10は、本実施の形態における空気清浄機のケーシングの前面に設けられた掛止部の構造示す図である。また、図11は、本実施の形態における空気清浄機の前面パネルに設けられた被掛止部の構造を示す図である。ここで、図11(a)は、被掛止部が前面パネルに収容された状態を示す図であり、図11(b)は、被掛止部を回動させた状態を示す図である。
図10に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Aは、ケーシング110の前面下部に掛止部119を有している。掛止部119は、ケーシング110の前面から前方に向かって突出し、さらにその先端は上方に向かって湾曲している。図示する空気清浄機100Aにおいては、掛止部119は、左右に一対設けられている。
図11(a)に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Aは、前面パネル130の裏面の所定位置に軸受け部131を有している。軸受け部131は左右に一対設けられており、この軸受け部131に被掛止部としての線材132が取り付けられている。線材132は、軸受け部131によって軸支されることにより、回動自在に取り付けられている。なお、図11(a)に示すように、線材132が前面パネル130に収容された状態においては、線材132は、ストッパ133によって回動不能に固定されている。
図11(b)に示すように、ストッパ133による線材132の固定を解除した状態においては、線材132は軸受け部131を回動軸の基点として略180度回動する。線材132を略180度回動させた状態においては、線材132の一部が前面パネル130の上方に飛び出した位置にまで達するようになる。
本実施の形態において掛止手段は、上述の掛止部119と被掛止部としての線材132とによって構成されている。具体的には、線材132を回動させた図11(b)の状態において、被掛止部としての線材132をケーシング110の掛止部119に引っ掛けることにより、前面パネル130がケーシング110に掛止されるようになる。なお、ここで言う「掛止」とは、前面パネル130を一旦ケーシング110から完全に取り外し、その後前面パネル130をケーシング110に引っ掛けることによって吸込口121を開放することを言うものであり、前面パネル130を完全に取り外すことなく、スライドさせたり開閉させたりすることによって吸込口121を開放するように構成されたものを除外するものである。
(B.フィルタの取り外し作業)
上述の掛止手段は、フィルタの洗浄作業や、送風ファンおよびモータ等の修理保全作業といったメンテナンス作業時に、作業者の利便性に資するように考慮して設けられたものである。以下においては、フィルタの取り外し作業の作業手順について説明するとともに、上記掛止手段の利用方法について説明する。
図12ないし図14は、フィルタ組品の取り外し作業を示す第1ないし第3作業図である。以下、これらの図を参照して、フィルタ組品の取り外し作業について順を追って説明する。
まず、図12に示すように、壁面に設置された空気清浄機100Aの前面パネル130をケーシング110から取り外す。次に、図13に示すように、前面パネル130の裏面に組付けられた線材132を回動させて図11(b)に示した回動状態とし、ケーシング110の前面111の下部に設けられた掛止部119に線材132を引っ掛ける。そして、図14に示すように、フィルタ組品140のフィルタ保持枠144に設けられた摘み部144aを指先で挟み持ち、手前側(図中、矢印方向)に向かってフィルタ組品140を引き出す。これにより、簡便にフィルタ組品140を空気清浄機100Aのケーシング110から取り外すことができ、フィルタの洗浄が行なえるようになる。
一般に、壁掛け式の空気清浄機は室内の高所に設置されるため、作業者は脚立等を用いてメンテナンス作業を行なう場合が多い。脚立の上に作業者が乗った状態で前面パネルを取り外した場合には、取り外した前面パネルをどこかに置く必要がある。上述の掛止手段を有さない空気清浄機にあっては、作業者が前面パネルを抱えた状態で脚立から降り、床等に前面パネルを置いた後に再度脚立に上る必要がある。このため、非常に手間のかかるものであった。しかし、本実施の形態の如くの構造を採用することにより、脚立を上り下りする手間が省けるようになるため、作業の利便性が飛躍的に向上する。
また、前面パネルを空気清浄機のケーシングにスライド自在に取り付けたり、観音開き状に開閉自在に組付けたり、種々の開閉機構を設けることも考えられるが、空気清浄機を室内の壁面の四隅近傍に設置した場合等には、スライドまたは開放した前面パネルが壁面と接触することによって開閉が不完全となり、作業が行なえなくなることも想定される。また、脚立の上に乗った状態で前面パネルをスライドさせたり、開閉したりする作業は、作業者に無理な体勢を強いることにもなり、危険を伴うため、あまり好ましい解決策とは言えない。これに対し、本実施の形態における空気清浄機にあっては、空気清浄機が室内の壁面の四隅近傍に設置されている場合にも確実に作業が行なえ、また、作業者に無理な体勢強いることもないため、作業が安全かつ迅速に行なえるようになる。
(C.内部構成品のメンテナンス作業)
次に、空気清浄機の後方空間に配置された送風ファンやモータ等の内部構成品の組付け構造について説明するとともに、これら内部構成品のメンテナンス作業の作業手順について説明する。
図15は、本実施の形態における空気清浄機において、フィルタ組品を取り外した状態を示す概略斜視図である。図15に示すように、空気清浄機100Aのケーシング110から前面パネル130を取り外し、さらにフィルタ組品140を取り外した状態においては、仕切り板115がケーシング110の前面111に位置する吸込口121を介して露出した状態となっている。この状態において仕切り板115は、ビス196によってケーシング110に固定されている。
図16は、本実施の形態における空気清浄機の分解斜視図である。図16に示すように、空気清浄機100Aのケーシング110内部の背面113には、送風ファン151や、モータ152、イオン発生装置170等が取り付けられている。そしてこれら内部構成品を覆い隠すように、仕切り板115がビス196によってケーシング110に固定されている。なお、仕切り板115を取り外した状態において、送風ファン151、モータ152およびイオン発生装置170等の内部構成品は露出しており、ケーシング110の吸込口121を通じて取り外しが可能である。
したがって、上述のフィルタ組品140のメンテナンス作業と同様の手順にてフィルタ組品140をケーシング110から取り外した後、ドライバを用いてケーシング110の吸込口121を通じて仕切り板115を取り外すことにより、吸込口121を通じて送風ファン151やモータ152、イオン発生装置170のメンテナンス作業を実施することが可能になる。また、必要に応じて、送風ファン151やモータ152、イオン発生装置170を吸込口121を通じて取り外し、メンテナンスすることも可能である。
このように、本実施の形態における空気清浄機100Aにあっては、ケーシング110を分解することなく、送風ファン151やモータ152、イオン発生装置170等の修理、交換および点検等のメンテナンス作業が行なえる。また、空気清浄機100Aを壁面に設置した状態のまま、上記メンテナンス作業が行なえるため、メンテナンス作業者の負担を軽減することが可能である。
以上において説明したように、本実施の形態における空気清浄機にあっては、「壁掛け式」の空気清浄機として好適な空気清浄機となるように種々の工夫が施されており、特にメンテナンス作業が容易に行えるように配慮されている。このため、一般家庭やホテルの客室、病院の病室等に設置する空気清浄機として、利便性に優れた空気清浄機となっている。
(実施の形態2)
本実施の形態における空気調整装置は、上述の実施の形態1において示した空気清浄機と同様に、空気清浄機能のみを有する空気清浄機である。
図17は、本発明の実施の形態2における空気清浄機の分解斜視図である。なお、上述の実施の形態1と同様の部分については図中同じ番号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図17に示すように、本実施の形態における空気清浄機100Bにあっては、仕切り板115に第2開口部としての連通口118aと第3開口部としてのメンテナンス用窓118bとが設けられている。連通口118aは、仕切り板115の送風ファン151に対向した位置に設けられている。また、メンテナンス用窓118bは、仕切り板115のイオン発生装置170に対向した位置に設けられている。
仕切り板115には、連通口118aを覆うように前方からファンガード161がビス197によって取り付けられる。ファンガード161は、ケーシング110の前方空間122と後方空間124とを連通する連通孔123が設けられている。また、仕切り板115には、メンテナンス用窓118bを覆うように前方からカバー163がビス198によって取り付けられる。
以上の構成とすることにより、仕切り板115全体を取り外すことなく、送風ファン151およびモータ152と、イオン発生装置170とを別々に独立してメンテナンスすることが可能になる。このように構成することにより、大型の仕切り板を取り外す作業が不要になるため、さらに作業の容易化が図られるようになる。
具体的には、フィルタ組品140を取り外した状態において、吸込口121を通じてファンガード161を取り外すことにより、仕切り板115に設けられた連通口118aを介して送風ファン151およびモータ152をメンテナンスすることが可能になる。また、同様にフィルタ組品140を取り外した状態において、吸込口121を通じてカバー163を取り外すことにより、仕切り板115に設けられたメンテナンス用窓118bを介してイオン発生装置170をメンテナンスすることが可能になる。
なお、上述の実施の形態1および2においては、空気調節装置として空気清浄機を例示して説明を行なったが、本発明は空気清浄機に限定されるものではない。本発明において空気調節装置とは、装置外部から空気を装置内部へと導入し、導入した空気を清浄化する処理を施した上で装置外部へと送出する装置全般を指すものである。たとえば、上述の空気清浄機以外にも、空気調和機、除湿機、加湿器、建築物用の空調ダクト等を含むものである。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1における空気清浄機を前面側から見た概略斜視図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機を背面側から見た概略斜視図である。 図1に示す空気清浄機のIII−III線に沿った概略縦断面図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機のフィルタの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機を室内の壁面に設置した場合を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機を室内の床面に設置した場合を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機の操作部および表示部の拡大図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機において、電源コードの長さ調節の仕方を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機において、電源コードの長さ調節の仕方を示す模式図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機のケーシングの前面に設けられた掛止部の構造を示す図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機の前面パネルに設けられた被掛止部の構造を示す図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機において、フィルタの取り外し作業を示す第1作業図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機において、フィルタの取り外し作業を示す第2作業図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機において、フィルタの取り外し作業を示す第3作業図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機において、フィルタ組品を取り外した状態を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態1における空気清浄機の分解斜視図である。 本発明の実施の形態2における空気清浄機の分解斜視図である。 従来のフィルタ式の空気清浄機を前面側から見た概略斜視図である。 図18に示す従来のフィルタ式空気清浄機のXIX−XIX線に沿った概略縦断面図である。 図18に示す従来のフィルタ式空気清浄機において、前面パネルおよびフィルタ組品を取り外した状態を示す装置本体の概略斜視図である。
符号の説明
100A,100B 空気清浄機、110 ケーシング、111 前面、112 上面、113 背面、114 側面、115 仕切り板、116 ルーバ、117 突条部、118a 連通口(第2開口部)、118b メンテナンス用窓(第3開口部)、119 掛止部、121 吸込口(第1開口部)、122 前方空間、123 連通孔、124 後方空間、125 吹出口、130 前面パネル、131 軸受け部、132 線材、133 ストッパ、140 フィルタ組品、141 プレフィルタ、142 脱臭フィルタ、143 集塵フィルタ、144 フィルタ保持枠、144a 摘み部、151 送風ファン、152 モータ、161 ファンガード、163 カバー、170 イオン発生装置、181 操作部、181a 電源ボタン、181b 運転切換えボタン、181c 切タイマーボタン、182 表示部、191 電源コード、192 電源プラグ、193 スタンド、196〜198 ビス、300 壁面、400 床面。

Claims (9)

  1. 前面に第1開口部を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部に配置され、通過する空気を清浄化するフィルタと、
    前記ケーシングの内部において、前記第1開口部から見て前記フィルタよりも後方に配置された送風ファンと、
    前記フィルタと前記送風ファンとの間に配置され、前記ケーシングの内部を前方空間と後方空間とに分割するとともに、前記送風ファンに対向する位置に前記前方空間と前記後方空間とを連通する連通孔が設けられてなる仕切り板とを備え、
    前記仕切り板が、前記第1開口部を通じて着脱可能となっている、空気調節装置。
  2. 前記仕切り板は、前記送風ファンに対向する位置に設けられた第2開口部と、前記第2開口部を覆うように前方から取り付けられてなるファンガードとを有し、
    前記ファンガードに前記連通孔が設けられている、請求項1に記載の空気調節装置。
  3. 前記送風ファンが、前記第1開口部を通じて着脱可能となっている、請求項1または2に記載の空気調節装置。
  4. 前記送風ファンを駆動するための駆動源を前記ケーシング内部に備え、
    前記駆動源が、前記第1開口部を通じで着脱可能となっている、請求項1から3のいずれかに記載の空気調節装置。
  5. 前記後方空間に配置され、前記後方空間を通過する空気に向かってイオンを放出するイオン発生装置をさらに備え、
    前記イオン発生装置が、前記第1開口部を通じで着脱可能となっている、請求項1から4のいずれかに記載の空気調節装置。
  6. 前記仕切り板は、前記イオン発生装置に対向する位置に設けられた第3開口部を有し、
    前記第3開口部を覆うように、前記仕切り板に前方からカバーが取り付けられている、請求項5に記載の空気調節装置。
  7. 前面に第1開口部を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部に配置され、通過する空気を清浄化するフィルタと、
    前記ケーシングの前面に着脱自在に取り付けられる前面パネルとを備え、
    前記前面パネルは、前記前面パネルを前記ケーシングに装着した状態において、前記第1開口部を閉塞し、前記前面パネルを前記ケーシングから取り外した状態において、前記第1開口部を開放するように設けられ、
    前記前面パネルを前記ケーシングから取り外した状態において、前記前面パネルを前記ケーシングに掛止することが可能な掛止手段をさらに備えた、空気調節装置。
  8. 前記掛止手段は、前記ケーシングの前面に設けられた掛止部と、前記前面パネルの裏面に設けられた被掛止部とからなる、請求項7に記載の空気調節装置。
  9. 前記被掛止部は、前記前面パネル対して回動自在に組み付けられている、請求項8に記載の空気調節装置。
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