JP5025206B2 - 遊技場用エアカーテン装置 - Google Patents

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本発明は遊技場用エアカーテン装置に関し、特に空気の吸込口が装置本体の前面側に設けられた遊技場用エアカーテン装置に関する。
遊技店では遊技者が隣り合って遊技を行うため、遊技者が喫煙すると、その伏流煙が隣の遊技者に流れていき、不快な思いをさせるおそれがある。このような問題を解消するため、例えば特許文献1では、遊技台間にエアカーテンを形成する遊技場用エアカーテン装置を設けることが提案されている。
このような遊技場用エアカーテン装置は、エアカーテンを形成する空気を吸い込むための吸込口が必要となるが、特許文献1では、吸込口が装置本体の前面側に設けられ、吸込口の前面全体で空気を吸い込む構成とされ、その近傍であって、装置本体の内側に塵埃を除去するフィルタを装着するようにしている。
特開平10-15220号公報
しかしながら、上記従来の遊技場用エアカーテン装置のように、装置本体の前面側に設けられた吸込口の前面全体で空気を吸い込む構成とした場合、吸込口、あるいはフィルタに付着した塵埃が直接遊技者の目に止まるため、頻繁に清掃等のメンテナンスを行う必要がある。また、吸込口の前面全体が汚れているため、メンテナンスも広範囲に渡り非常に煩雑となる。
ここで、吸込口の前面全体で空気を吸い込まない構造、つまり、吸込口の前面を目隠しし、目隠し部の上下左右の端面側から空気を吸い込むように空気流入部を形成することが考えられるが、単に吸込口に目隠し部を形成しただけでは、フィルタの前面と目隠し部の背面とが密着し、フィルタの上下端面や左右端面でしか塵埃を除去できなくなり、フィルタの塵埃除去作用が他面に比べて大きい前面にて塵埃を除去することが難しくなるという問題点があった。
本発明の目的は、このような事情に鑑み、吸込口に目隠し部を設けても、フィルタの前面にて効率よく空気中の塵埃を除去できるようにした遊技場用エアカーテン装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技場用エアカーテン装置は、遊技台に隣接して設置され、送風手段と、前記送風手段が送風する空気の吸込口と、前記吸込口に着脱可能な吸込口カバーとを備え、前記吸込口が装置本体の前面側に設けられた遊技場用エアカーテン装置において、前記吸込口カバーは、空気中の塵埃を除去するフィルタを収納するフィルタ収納部と、前記吸込口を前方から視認した場合に前記フィルタ収納部に収納された前記フィルタの視認が遮られるように形成された目隠し部と、当該目隠し部の周縁部に設けられた空気流入部とを含んで形成され、前記フィルタ収納部は、前記フィルタを収納した状態で装置本体から前記吸込口カバーを着脱可能であると共に、前記目隠し部の背面側において前記フィルタを当該フィルタ収納部内の幅方向で隙間なく収納可能であるように形成され、前記目隠し部の背面に、前記空気流入部から流入した空気が前記フィルタの前面側で循環可能であると共に、前記フィルタの前面が前記空気流入部の後端より前方ヘと突出するのを規制する突起部形成されることにより、当該目隠し部の背面に前記空気流入部から流入した空気が、前記フィルタの前面側からは吸い込まれるが、該フィルタの周縁面側からは吸い込まれないように構成されていることを特徴とする。この場合、複数層のプリーツを積み上げることによって構成され、前記フィルタを通過した空気中の塵埃を更に除去するためのフィルタであって、装置本体の前面側から引き抜き可能な2次フィルタを備え、前記2次フィルタには、当該2次フィルタの背面に回り込んで1つの輪となっており、かつ当該2次フィルタの前面左右側縁に設けられる紐固定部によって固定される取出用紐が取り付けられ、前記紐固定部に少なくとも前記プリーツ1つ分の高低差が設けられている構成とすることができる。また、前記フィルタの上方に配設されることで、前記フィルタを通過した空気中に含まれる細菌を殺菌するための光触媒部材を有すると共に装置本体の前面から引き抜き可能なメイン基板を備え、前記吸込口カバーは、前記吸込口に取り付けられた場合に、装置本体に配置された前記メイン基板を覆い隠すカバー部を含んで形成され、前記吸込口カバーを前記吸込口から取り外すことによって、装置本体の前面から前記メイン基板を引き抜くこと、及び挿入することを可能とした構成とすることもできる。
本発明の遊技場用エアカーテン装置によれば、吸込口の前面から空気を直接吸い込むのではなく、吸込口カバーの目隠し部の周縁部に形成された空気流入部から空気を吸い込むようにしたので、空気流入部を清掃するだけで目に見える塵埃を除去することができ、日毎のメンテナンスの労力が軽減される。また、目隠し部によりフィルタに付着した塵埃が隠れるので、フィルタに塵埃が付着した状態であっても清潔感を維持できる。さらに、吸込口カバーにフィルタ収納部を設けたことにより、フィルタを収納した状態で吸込口カバーを装置本体から着脱可能となり、フィルタを着脱する場合に、遊技場用エアカーテン装置が設置された遊技島を覗き込んでからフィルタを着脱して位置調整を行う必要がなくなり、メンテナンスに掛かる労力を軽減化できる。さらにまた、目隠し部の背面に設けた突起部により、フィルタ収納部を上げ底とし、フィルタの前面が空気流入部の後端より突出するのを規制しているので、目隠し部の周縁部に寄せて配置した空気流入部から吸い込んだ空気中の塵埃を、面積の狭いフィルタの上下左右の端面でなく、面積の広いフィルタの前面で取り除くことができる。
なお、本発明の遊技場用エアカーテン装置において、前記目隠し部の前面形状が、前記フィルタの前面形状と略同一に形成されている構成とすることができる。この遊技場用エアカーテン装置によれば、目隠し部の前面形状をフィルタの前面形状と略同一に形成することにより、目隠し部の周縁部に寄せて空気流入部を配置することになり、空気流入部やフィルタに付着した塵埃が遊技者の目に触れることを避けることができるとともに、清掃等のメンテナンスを容易化できる。
また、本発明の遊技場用エアカーテン装置において、前記突起部により前記目隠し部の背面を複数の領域に区分けし、その区分けした領域間で通気が可能なように前記突起部に通気溝を設けることで、前記フィルタの前面側で空気が循環可能なようにした構成とすることができる。この遊技場用エアカーテン装置によれば、突起部により上げ底とした全ての領域について空気が循環可能なように突起部に通気溝を設けようにしたので、空気流入部から流入した空気がフィルタの前面側で循環することにより、フィルタのある箇所が塵埃により目詰まりを起こした場合であっても、フィルタの他の箇所で塵埃を除去することができ、フィルタによる塵埃の除去を効率化できる。
吸込口に目隠し部を設けても、フィルタの前面にて効率よく空気中の塵埃を除去できるようにするという目的を、フィルタの前面が空気流入部の後端より前方ヘと突出するのを規制する突起部を目隠し部の背面に設け、空気流入部から流入した空気がフィルタの前面側で循環可能なようにしたことで達成した。
以下、本発明の遊技場用エアカーテン装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置10を示す正面斜視図である。本実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置10は、装置本体が縦長の直方体状に形成されており、正面下部側には吸込口カバー11が着脱自在に装着された吸込口12が設けられているとともに、正面上部側にはエアカーテンを形成するように縦長に穿設された吹出口13が設けられている。また、正面中程には、風量調節釦14が配設されている。
図2は、本実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置10の内部配置を示すイメージ図である。遊技場用エアカーテン装置10の吸込口12と吹出口13との間にはダクト等でなる空気流路15が形成されており、空気流路15の吹出口13寄りには送風手段であるファン16が配設されている。また、吸込口12の吸込口カバー11の背面側(内側)には1次フィルタ17が収納されており、そのさらに背面側(内側)には2次フィルタ18が配設されている。また、2次フィルタ18とファン16との間の空気流路15中には、光触媒部材21(図12参照)を備えるメインの電気回路基板(以下、単にメイン基板という)19が設けられている。なお、図2中、符号20は、ファン16等を含む遊技場用エアカーテン装置10全体に電源を供給する電源基板を示す。
遊技場用エアカーテン装置10は、ファン16を回転することで、正面下部側の吸込口12から空気を吸い込み、1次フィルタ17,2次フィルタ18,およびメイン基板19の光触媒部材21により清浄化された空気を正面上部側の吹出口13から吹き出し、タバコの煙等を遮断するエアカーテンを形成するとともに、遊技場内の空気を清浄化する。なお、風量調節釦14の押下に応じて、遊技場用エアカーテン装置10の風量を、「通常」→「強」→「切」→「通常」と順に切り替え可能である。
遊技場用エアカーテン装置10は、図3に示すように、遊技台1に隣接して設置されて使用される。遊技台1に隣接して設置されていれば、遊技台1毎に対応して設けられていなくともよい(つまり、遊技台1の数と遊技場用エアカーテン装置10の数との比は、1対1である必要はなく、2対1等であってもよい)。なお、遊技台1それ自体は周知であるので、詳しい説明を省略する。また、図3中では、遊技台1としてパチンコ遊技機を例示したが、遊技台1はスロットマシン等の他の遊技機であってもよいことはいうまでもない。
図4(a),(b)は、吸込口カバー11の前面斜視図および背面斜視図である。また、図5(a)〜(d)は、吸込口カバー11の前面図,底面図,左側面図および背面図である。さらに、図6および図7は、目隠し部11bの背面斜視図および正面斜視図である。
吸込口カバー11は、縦長の板体でなるカバー部11aと、カバー部11aの下端部から表面が面一となるように下方に延出された薄肉の目隠し部11bと、目隠し部11bの背面側に突起部11dを介して突設された縦長の四角形状枠体でなるフィルタ収納部11cとから構成されている。フィルタ収納部11cには、図8に示す1次フィルタ17が嵌合するように収納される。
カバー部11aは、図2に示すように、遊技場用エアカーテン装置10内のメイン基板19を覆い隠すように設けられており、吸込口カバー11を吸込口12から取り外すことによって、遊技場用エアカーテン装置10の前面側から、メイン基板19に操作を加えたり、メイン基板19、あるいは光触媒部材21を遊技場用エアカーテン装置10内から引き抜いたり、挿入したりできるようになっている。
図6に示すように、目隠し部11bの背面には、下端側で左右斜め下方の2方向に分岐するように形成された縦長の突条と、縦長の突条を横断するように形成された3本の横長の突条とからなる突起部11dが一体的に突設されており、突起部11dの所定位置には、目隠し部11bの背面と面一となる複数の通気溝11eが形成されている。突起部11dは、目隠し部11bの背面を、左上隅部から反時計回りに領域R1〜R9の9つの領域に区分けしている。そして、区分けされた領域R1〜R9に対応するフィルタ箇所により、対応する空気流入部11fから流入した空気中の塵埃を除去する。この際、例えば、領域R2に対応するフィルタ箇所が塵埃により目詰まりしても、通気溝11eにより、例えば、領域R1,R3,R8といった他の領域へと空気が流れる(空気が循環する)ので、塵埃の除去効率が低下することを抑制できる。
図7中に一点差線で囲って示す目隠し部11bの前面形状と、図8に示す1次フィルタ17の前面形状とは、略同一に形成されている。実施例1では、目隠し部11bの表面積を1次フィルタ17の前面の表面積の95%程度としたが、±20%程度までとする等、目隠し部11bによって1次フィルタ17の視認が遮られる程度であれば、数値は限定されない。また、目隠し部11bの横幅や突起部11dの左右外側への突出は、吸込口カバー11の横幅を上限として形成されている。このため、例えば、吸込口カバー11を鋳型に樹脂や金属等を流し込んで製造する場合に、目隠し部11b,フィルタ収納部11cおよび突起部11dを含んでいても、吸込口カバー11を鋳型から型抜きすることが可能であり、吸込口カバー11を1部品にて形成することができるので、製造コストを減らすことが可能である。
空気流入部11fは、目隠し部11bとフィルタ収納部11cとの間に突起部11dを介して形成された9つの間隙で形成されている。9つの空気流入部11fは、目隠し部11bの9つの領域R1〜R9にそれぞれ対応している。すなわち、空気流入部11fは、目隠し部11bの左端側に4つ、下端側に1つ、右端側に4つ形成されている。空気流入部11fは、空気を流入させるとともに、その幅よりも大きな塵埃を吸い込むことを抑制する役目をする。
1次フィルタ17は、図8に示すように、スポンジ等にて縦長の長方形の板体に形成されており、フィルタ収納部11c内に隙間のないように収納されて、空気流入部11fから流入した空気に含まれる塵埃の内、比較的大きな塵埃を除去する役目をする。
1次フィルタ17をフィルタ収納部11cに収納した状態では、図9に示す図6のA−A線での断面図および図10に示す図6のB−B線での断面図からわかるように、突起部11dにより1次フィルタ17の前面が空気流入部11fの後端より前面側(前方)へと突出することが規制されているので、1次フィルタ17の側面あるいは下面から塵埃を含んだ空気を吸い込むことがない(突出を規制しなければ、空気流入部11fに1次フィルタ17の側面および下面がかかり、前面から吸い込む空気の量が少なくなる)。
2次フィルタ18は、図11に示すように、直方体状の筐体内に複数層のプリーツ18aを縦方向に積み上げることによって構成されている。2次フィルタ18は、1次フィルタ17を通過した比較的小さな塵埃を除去するフィルタであり、何層ものフェルト等の素材により形成されたプリーツ18aにより集塵効果を高めている。遊技場用エアカーテン装置10の場合、遊技島から遊技場用エアカーテン装置10を引き抜き、装置本体を分解して(側面を外して)、フィルタ交換するのでは非常に手間が掛かるので、吸込口12から吸込口カバー11を外して、2次フィルタ18を遊技場用エアカーテン装置10の前面側から引き抜いたり、挿入したりできるようにしている。また、2次フィルタ18を遊技場用エアカーテン装置10内から容易に引き出すことができるように、2次フィルタ18には、取出用紐18bが取り付けられている。取出用紐18bは、2次フィルタ18の背面に回り込んで1つの輪となっており、かつ2次フィルタ18の前面左右側縁の紐固定部18c,18dに高低差(本実施例1では、プリーツ18aの2つ分であるが、少なくともプリーツ18aの1つ分の高低差を設ければよい)を設けて固定されている。このため、従来は、取出用紐がなかったために汚れたプリーツの1つを摘んで2次フィルタを遊技場用エアカーテン装置10から引き抜いていたが、本実施例1では、取出用紐18bを摘むことにより2次フィルタ18を汚れたプリーツ18aを摘むことなく遊技場用エアカーテン装置10から引き抜くことができる。また、取出用紐18bの左右の紐固定部18c,18dに高低差があるため、取出用紐18bが空気の吸込に伴い背面側へと吸い込まれたとしても、左右の紐固定部18c,18dの上下方向において間に位置するプリーツ18aの前に取出用紐18bが留まるため、取出用紐18bを探し出すために汚れたプリーツ18aの間を探る必要がない。さらに、取出用紐18bが2次フィルタ18の背面に回り込んで1つの輪となっているので、引き抜く際に取出用紐18bが切れる、紐固定部18c,18dから抜ける等のおそれがない。
メイン基板19には、図12に示すように、図示しないLED(Light Emitting Diode)から照射される紫外線等により空気中に含まれる細菌を殺菌したり、臭いを分解したりする二酸化チタン等の光触媒が塗布されてなる光触媒部材21が空気流路15を介して設けられている。メイン基板19では、光触媒部材21がLEDからの紫外線等の照射により光触媒の浄化作用を促し、空気流路15を流れる空気を浄化する。なお、光触媒部材21を配設する形態については、どのようなものであってもよい。
次に、このように構成された実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置10の動作を図1ないし図12を参照しながら説明する。
遊技場用エアカーテン装置10の吸込口12に、1次フィルタ17を収納した吸込口カバー11を取り付けた状態では、吸込口12が目隠しされて、遊技者から吸込口12および1次フィルタ17が直接見えることはない。
この状態から、風量調節釦14を押下して、遊技場用エアカーテン装置10の運転状態を「切」から「通常」に切り換えると、電源基板20からファン16に通電が行われ、ファン16が回転を開始する。
ファン16が回転すると、空気流路15が負圧となり、吸込口カバー11の空気流入部11fから空気が吸い込まれる。空気流入部11fから吸い込まれた空気は、領域R1〜R9に入り、1次フィルタ17の対応するフィルタ箇所を通過して、空気中の塵埃を除去される。
このとき、例えば、領域R2に対応する1次フィルタ17のフィルタ箇所が塵埃により目詰まりしたとしても、突起部12dに通気溝11eが設けられているので、例えば、領域R1,R3,R8といった他の領域へと空気が流れる(空気が循環する)ことにより、塵埃の除去効率の低下を抑制することができる。
1次フィルタ17を通過した空気は、2次フィルタ18でさらに細かい塵埃を除去される。
2次フィルタ18を通過した空気は、メイン基板19において、図示しないLEDから紫外線等が光触媒部材21に照射されることによって発生する活性酸素等により、空気中に含まれる細菌が殺菌され、臭いが分解される。
メイン基板19を通過した空気は、ファン16を通って、正面上部側の吹出口13から吹き出され、タバコの煙等を遮断するエアカーテンを形成する。また、清浄化された空気がエアカーテンとして遊技場内に放出されることにより、遊技場内の空気が清浄化される。
実施例1によれば、吸込口カバー11の目隠し部11bの周縁部に形成された空気流入部11fから空気を吸い込むようにしたので、空気流入部11fを清掃するだけで目に見える塵埃を除去することができ、日毎のメンテナンスの労力が軽減される。また、目隠し部11bにより1次フィルタ17に付着した塵埃が隠れるので、1次フィルタ17に塵埃が付着した状態であっても清潔感を維持できる。さらに、吸込口カバー11にフィルタ収納部11cを設けたことにより、1次フィルタ17を収納した状態で吸込口カバー11を装置本体から着脱可能となり、1次フィルタ17を着脱する場合に、遊技場用エアカーテン装置10が設置された遊技島を覗き込んでから1次フィルタ17を着脱して位置調整を行う必要がなくなり、メンテナンスに掛かる労力を軽減化できる。さらにまた、目隠し部11bの背面に設けた突起部11dにより、フィルタ収納部11cを上げ底とし、1次フィルタ17の前面が空気流入部11fの後端より突出するのを規制しているので、目隠し部11bの周縁部に寄せて配置した空気流入部11fから吸い込んだ空気中の塵埃を、面積の狭い1次フィルタ17の上下左右の端面でなく、面積の広い1次フィルタ17の前面で取り除くことができる。
また、実施例1によれば、目隠し部11bの前面形状を1次フィルタ17の前面形状と略同一に形成することにより、目隠し部11bの周縁部に寄せて空気流入部11fを配置することになり、空気流入部11fや1次フィルタ17に付着した塵埃が遊技者の目に触れることを避けることができるとともに、清掃等のメンテナンスを容易化できる。
さらに、実施例1によれば、突起部11dにより上げ底とした全ての領域R1〜R9について空気が循環可能なように突起部11dに通気溝11eを設けるようにしたので、空気流入部11fから流入した空気が1次フィルタ17の前面側で循環することにより、1次フィルタ17のある箇所が塵埃により目詰まりを起こした場合であっても、1次フィルタ17の他の箇所で塵埃を除去することができ、1次フィルタ17による塵埃の除去を効率化できる。
ところで、上記実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置10に関しては、以下のような変形例を考えることができる。
実施例1では、吸込口12を正面下部側に設け、吹出口13を正面上部側に設けるようにしたが、吹出口13,吸込口12,ファン16等の配置は全て例示であり、吸込口12を正面上部側に設けて吹出口13を正面下部側に設ける等、どのような配置構成にしてもよい。
また、実施例1では、突起部11dを垂直な突条と水平な突条との組み合わせとし、これに目隠し部11bの背面と面一の通気溝11eを形成したが、突起部11dや通気溝11eの形状についても同様に、種々の変更が可能である。例えば、通気溝11eが目隠し部11bの背面より突出していてもよく、この場合、本実施例1の突起部11dの高さより通気溝11eの高さを低くすることで、通気を可能とすればよい。
さらに、実施例1では、フィルタ収納部11cを縦長の四角形状枠体としたが、本発明の本質を逸脱しない範囲であれば、フィルタ収納部11cを三角形や正方形等のどのような形状の枠体としてもよい。
さらにまた、実施例1では、空気流入部11fを目隠し部11bの左右端および下端側に設けるようにしたが、目隠し部11bの周縁部であれば、左右端側のみに選択的に設けてもよく、上端側に設けてももちろんよい。
また、実施例1では、1次フィルタ17,2次フィルタ18,メイン基板19の光触媒部材21による3段階の空気清浄機能があるように説明したが、本発明の遊技場用エアカーテン装置は、少なくとも1次フィルタ17による空気清浄機能およびエアカーテン機能を備えていれば十分であり、2次フィルタ18,メイン基板19の光触媒部材21による空気清浄機能は必須ではない。
以上、本発明の実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置の正面斜視図。 実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置の内部配置イメージ図。 実施例1に係る遊技場用エアカーテン装置を設置する遊技機の正面模式図。 (a),(b)は吸込口カバーの前面斜視図および背面斜視図。 (a)〜(d)は吸込口カバーの前面図,底面図,左側面図および背面図。 目隠し部の背面斜視図。 目隠し部の正面斜視図。 1次フィルタの斜視図。 吸込口カバーの1次フィルタ収納時のA−A線断面図。 吸込口カバーの1次フィルタ収納時のB−B線断面図。 2次フィルタの斜視図。 メイン基板および光触媒部材の断面イメージ図。
符号の説明
10 遊技場用エアカーテン装置
11 吸込口カバー
11a カバー部
11b 目隠し部
11c フィルタ収納部
11d 突起部
11e 通気溝
11f 空気流入部
12 吸込口
13 吹出口
14 風量調節釦
15 空気流路
16 ファン(送風手段)
17 1次フィルタ(フィルタ)
18 2次フィルタ
18b 取出用紐
19 メイン基板
20 電源基板
21 光触媒部材

Claims (3)

  1. 遊技台に隣接して設置され、送風手段と、前記送風手段が送風する空気の吸込口と、前記吸込口に着脱可能な吸込口カバーとを備え、前記吸込口が装置本体の前面側に設けられた遊技場用エアカーテン装置において、
    前記吸込口カバーは、空気中の塵埃を除去するフィルタを収納するフィルタ収納部と、前記吸込口を前方から視認した場合に前記フィルタ収納部に収納された前記フィルタの視認が遮られるように形成された目隠し部と、当該目隠し部の周縁部に設けられた空気流入部とを含んで形成され、
    前記フィルタ収納部は、前記フィルタを収納した状態で装置本体から前記吸込口カバーを着脱可能であると共に、前記目隠し部の背面側において前記フィルタを当該フィルタ収納部内の幅方向で隙間なく収納可能であるように形成され、
    前記目隠し部の背面に、前記空気流入部から流入した空気が前記フィルタの前面側で循環可能であると共に、前記フィルタの前面が前記空気流入部の後端より前方ヘと突出するのを規制する突起部形成されることにより、当該目隠し部の背面に前記空気流入部から流入した空気が、前記フィルタの前面側からは吸い込まれるが、該フィルタの周縁面側からは吸い込まれないように構成されていることを特徴とする遊技場用エアカーテン装置。
  2. 複数層のプリーツを積み上げることによって構成され、前記フィルタを通過した空気中の塵埃を更に除去するためのフィルタであって、装置本体の前面側から引き抜き可能な2次フィルタを備え、
    前記2次フィルタには、当該2次フィルタの背面に回り込んで1つの輪となっており、かつ当該2次フィルタの前面左右側縁に設けられる紐固定部によって固定される取出用紐が取り付けられ、
    前記紐固定部に少なくとも前記プリーツ1つ分の高低差が設けられている請求項1記載の遊技場用エアカーテン装置。
  3. 前記フィルタの上方に配設されることで、前記フィルタを通過した空気中に含まれる細菌を殺菌するための光触媒部材を有すると共に装置本体の前面から引き抜き可能なメイン基板を備え、
    前記吸込口カバーは、前記吸込口に取り付けられた場合に、装置本体に配置された前記メイン基板を覆い隠すカバー部を含んで形成され、
    前記吸込口カバーを前記吸込口から取り外すことによって、装置本体の前面から前記メイン基板を引き抜くこと、及び挿入することを可能とした請求項1または2記載の遊技場用エアカーテン装置。
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