JP2021072380A - 通信機器 - Google Patents

通信機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021072380A
JP2021072380A JP2019198716A JP2019198716A JP2021072380A JP 2021072380 A JP2021072380 A JP 2021072380A JP 2019198716 A JP2019198716 A JP 2019198716A JP 2019198716 A JP2019198716 A JP 2019198716A JP 2021072380 A JP2021072380 A JP 2021072380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
bracket
communication device
fixed
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019198716A
Other languages
English (en)
Inventor
小間 智範
Tomonori Koma
智範 小間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Patlite Corp
Original Assignee
Patlite Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Patlite Corp filed Critical Patlite Corp
Priority to JP2019198716A priority Critical patent/JP2021072380A/ja
Publication of JP2021072380A publication Critical patent/JP2021072380A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

【課題】壁面又は天井等に設置可能であり、破損しにくい通信機器を提供する。【解決手段】通信機器は、ブラケット部と、本体部とを備える。ブラケット部は、壁面又は天井に取り付け可能に構成され、前記壁面又は前記天井への取り付け時に、前記壁面又は前記天井に対面する取付面部を有する。本体部は、背面部と、前記背面部に取り付けられる通信用の回路基板とを有する。本体部は、前記背面部が前記取付面部に対面した状態で前記ブラケット部に対して所定の方向にスライド移動し、前記ブラケット部に固定されていない第1の位置と、前記ブラケット部に固定されている第2の位置との間を移動するように構成される。前記ブラケット部及び前記本体部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記所定の方向へのスライド移動以外への動きを妨げるガード機構を構成する。【選択図】図4

Description

本発明は、壁面又は天井等に設置される、取付け型の通信機器に関する。
特許文献1は、壁面に設置することが可能な通信端末装置を開示している。特許文献1によれば、端末装置の本体は、壁面にネジ止めされて固定された設置アダプタを介して壁掛けされる。より具体的には、端末装置の本体の背面に設けられた係合部と、設置アダプタの係合部とを係合させることで端末装置を設置アダプタに対して固定することができる。また、特許文献2は、電子機器の壁面取付け構造を開示している。特許文献2によれば、壁面に固定された取付金具のフックに、電子部品を収納した筐体の裏面に設けたフック係止部を嵌着させることにより、筐体を壁面に取り付けることができる。
特開2007−122619号公報 実用新案登録第3044576号
特許文献1及び2に開示されるように、設置アダプタや取り付け金具等の壁面に固定される部材と、端末装置や電子機器等の装置類とを係合させる構成では、装置類の重量が主として壁面に固定される部材の係合部に加わる。このため、壁面に固定される部材の係合部に応力が集中し、当該係合部が破損しがちである。また、壁面に固定される部材から装置類を取り外す際に、ユーザが誤った方向の力を加えることがあり、このことによっても当該係合部が破損するおそれがある。
本発明は、壁面又は天井等に設置可能であり、破損しにくい通信機器及び通信機器の筐体を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る通信機器は、ブラケット部と、本体部とを備える。ブラケット部は、壁面又は天井に取り付け可能に構成され、前記壁面又は前記天井への取り付け時に、前記壁面又は前記天井に対面する取付面部を有する。本体部は、背面部と、前記背面部に取り付けられる通信用の回路基板とを有する。本体部は、前記背面部が前記取付面部に対面した状態で前記ブラケット部に対して所定の方向にスライド移動し、前記ブラケット部に固定されていない第1の位置と、前記ブラケット部に固定されている第2の位置との間を移動するように構成される。前記ブラケット部及び前記本体部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記所定の方向へのスライド移動以外への動きを妨げるガード機構を構成する。
上記の構成によれば、本体部が第2の位置にあるとき、すなわちブラケット部に対して固定されているときに、本体部が所定の方向以外への動きを行うことが妨げられる。つまり、本体部を、ブラケット部に対して所定の方向以外へ変位させようとする力が通信機器に加わったとしても、その力がガード機構により妨げられ、本体部をブラケット部に固定している固定機構にはその力が及びにくくなる。これにより、万一ユーザが誤った方法によりブラケット部から本体部を取り外そうとしても、固定機構にダメージを与えることが防止される。
上記通信機器において、前記取付面部及び前記背面部のうち第1要素は、1つ以上の固定部を有し、前記取付面部及び前記背面部のうち第2要素は、前記1つ以上の固定部と対を為す1つ以上の被固定部を有し、前記1つ以上の固定部は、前記対を為す1つ以上の被固定部と連結可能に構成されてもよい。
上記の構成によれば、固定部と被固定部との連結によって本体部がブラケット部に固定され、固定部と被固定部との連結が解除されることによって本体部がブラケット部から取り外される。
上記通信機器において、前記1つ以上の固定部は、前記第2要素に対面する面から立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部から前記スライド移動の方向に延びる延伸部とを有してもよく、前記立ち上がり部には、前記延伸部よりも厚肉の厚肉部が形成されてもよい。
上記の構成によれば、第1要素から立ち上がっており、破損しやすい部位である立ち上がり部に厚肉部が形成される。つまり、立ち上がり部が補強されているため、より確実に固定部の破損を防止することができる。
前記ブラケット部及び前記本体部のうち第1要素は、前記所定の方向を横切る第1方向に突出する1つ以上の突部を有してもよく、前記ブラケット部及び前記本体部のうち第2要素は、前記1つ以上の突部と対を為す1つ以上の受入部を有してもよく、前記1つ以上の突部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに前記1つ以上の受入部に嵌まり込み、前記背面部が前記取付面部に対して離れる方向への動きを規制し、これにより、前記突部と前記受入部の1つ以上の対は、前記ガード機構を構成してもよい。
上記の構成によれば、ガード機構は、1つ以上の突部と、これを受け入れ、背面部が取付面部に対して離れる方向への突部の動きを規制する1つ以上の受入部を含む。背面部が取付面部に対して離れる方向とは、本体部が第2の位置にあるときの背面部と取付面部との間隔よりも、背面部と取付面部との間隔が開く方向を指すものとする。
上記通信機器において、前記1つ以上の受入部は、前記本体部が第1の位置にあるときに前記1つ以上の突部を受け入れる受入口部と、前記受入口部から連続して前記所定の方向に延びるガイド部とを有してもよく、前記受入口部に受け入れられた前記1つ以上の突部は、前記所定の方向へのスライド移動に連動して、前記ガイド部に嵌まり込んだ状態を維持しつつ前記ガイド部に対して相対移動してもよい。
上記の構成によれば、突部は、本体部が第1の位置にあるときに受入口部に受け入れられ、本体部がスライド移動すると、これに連動して、受入部に対して相対的にスライド移動する。つまり、突部及び受入部は、本体部がブラケット部に対してスライド移動するときのガイドとしても機能する。ユーザは、突部を受入口部に嵌め込むことにより、本体部をスライド移動させるに先立って、本体部をブラケット部に対して正しく位置決めすることができる。また、突部を、ガイド部に嵌まり込んだままスライドさせることができるため、本体部のスライド移動をスムーズに行うことができる。これにより、ブラケット部に対する本体部の着脱操作が容易になる。
上記通信機器において、前記回路基板は、全体として前記本体部の内部に収容されていてもよい。
上記構成によれば、ブラケット部から本体部を取り外した状態でも回路基板が不必要に外部に露出しない。従って、回路基板の予期しない破損や汚損を防止することができる。
上記通信機器において、前記回路基板は、ケーブルが接続されるコネクタ部を有してもよく、前記本体部は、前記コネクタ部に接続されたケーブルが前記本体部の外部に延びるための貫通孔をさらに有してもよい。
上記構成によれば、ケーブルを回路基板に対して着脱する作業を、回路基板が本体部に収容された状態のまま行うことができる。つまり、回路基板が全体的に本体部に収容されていても、本体部の貫通孔を介してケーブルを接続部に接続したり、接続部からケーブルを取り外したりすることができる。
上記通信機器において、前記回路基板は、前記回路基板上の回路の動作を操作するための操作部を有してもよく、前記本体部は、前記回路基板を内部に収容した状態でユーザが前記操作部にアクセスすることを可能にする開口部をさらに有してもよい。
上記構成によれば、ユーザは本体部の開口部を介して回路基板を操作することができる。つまり、回路基板を本体部から取り出す必要がなく、回路基板の操作を簡便に行うことができる。
上記通信機器において、前記ブラケット部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記本体部の前記開口部を覆うように構成されてもよい。
上記構成によれば、回路基板の操作部へアクセスするための開口部がブラケット部により覆われる。このため、通信機器が壁面又は天井に設置され、通常使用されている状態において、埃、水分及び油分等が開口部を介して本体部の内部に進入することが防止される。
本発明の一側面に係る通信機器の筐体は、ブラケット部と、本体部とを備える。ブラケット部は、壁面又は天井に取り付け可能に構成され、前記壁面又は前記天井への取り付け時に、前記壁面又は前記天井に対面する取付面部を有する。本体部は、通信用の回路基板が取り付けられるように構成される背面部を有する。本体部は、前記背面部が前記取付面部に対面した状態で前記ブラケット部に対して所定の方向にスライド移動し、前記ブラケット部に固定されていない第1の位置と、前記ブラケット部に固定されている第2の位置との間を移動するように構成される。前記ブラケット部及び前記本体部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記所定の方向へのスライド移動以外への動きを妨げるガード機構を構成する。
本発明では、本体部をブラケット部に対してスライド移動させることにより、本体部をブラケット部に対して固定したり、またその固定を解除したりすることができる。本発明によれば、本体部がブラケット部に固定されている状態において、前記本体部が所定の方向へスライドする以外の動きを妨げるガード機構が構成される。これにより、ユーザの誤操作等によって所定の方向以外の力が通信機器全体に加わっても、ブラケット部及び本体部の固定機構の破損につながるダメージが防止される。
一実施形態に係る通信機器を含む通信システムの概要図。 一実施形態に係る通信システムの電気的構成を示すブロック図。 一実施形態に係る通信機器の外観斜視図。 一実施形態に係るブラケット部の外観斜視図及び部分拡大図。 一実施形態に係るブラケット部の外観斜視図及び部分拡大図。 一実施形態に係るブラケット部の外観斜視図及び部分拡大図。 一実施形態に係る本体部の外観斜視図。 一実施形態に係る背面部の外観斜視図。 一実施形態に係る回路基板の外観斜視図。 一実施形態に係る通信機器の動作を説明する背面図。 図9AのB−B断面図。 図9AのC−C断面図。 図9AのD−D断面図。 一実施形態に係る通信機器の動作を説明する背面図。 図10AのB−B断面図。 図10AのC−C断面図。 図10AのD−D断面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る通信機器について説明する。
<1.全体構成>
図1は、本実施形態に係る通信機器1を含む通信システム100の全体構成図であり、図2は通信システム100の電気的構成を示すブロック図である。通信システム100は、例えば工場設備に適用可能であり、建屋に備え付けられる機械類の稼働状況を監視することができる。通信機器1は、建屋の壁面又は天井に取り付けられて使用される。図1に示す例では、通信機器1が建屋の天井に取り付けられている。通信機器1は、通信システム100の動作を制御するコンピュータ300と、通信線400を介して通信可能に接続されている。また、通信機器1は、通信システム100に含まれる通信機200と無線で通信可能に接続されている。
図1に示すように、建屋内には機械110が配置されている。機械110の種類は特に限定されず、単独で配置されていても、複数配置されていてもよい。また、機械110が複数配置される場合、それぞれが同じ種類の機械であってもよいし、異なる種類の機械であってもよい。図2に示すように、機械110は、それぞれ通信機200と、制御部120とを備える。制御部120は、機械110の動作を制御するとともに、機械110の稼働状況を監視する。制御部120は、所定のタイミングで、それぞれ自身の稼働状況に関する情報を通信機200に出力する。機械110の稼働状況に関する情報の種類は、特に限定されず、例えば通常の稼働状態を示す「稼働中」、一時停止状態を示す「一時停止」、故障を示す「故障」等であり得る。
機械110の稼働状況に関する情報を出力する出力タイミングは、特に限定されない。出力タイミングは、例えば所定の周期ごとであってもよいし、通信機200が通信機器1を介して、コンピュータ300から発信されたリクエスト信号を受信したときであってもよいし、機械110の稼働状況が変化したときであってもよい。ここで、リクエスト信号とは、機械110の稼働状況に関する情報を送信するように機械110に要求する信号である。
通信機200は、それぞれ機械110が出力した情報と、当該通信機200が備わっている機械110を特定する情報とを共に信号化し、通信機器1に宛てて送信する。通信機器1は、それぞれの通信機200から送信されてくる信号を受信し、その信号をコンピュータ300に送信する。通信機器1がコンピュータ300に信号を送信する送信タイミングは、特に限定されない。送信タイミングは、例えば所定の周期ごとであってもよいし、通信機200から信号を受信するごとであってもよいし、その時点において通信可能な通信機200全てからの信号の受信が完了したときであってもよい。通信機器1には、このような通信を行うための回路基板70が内蔵されている。
コンピュータ300は、例えば汎用のパーソナルコンピュータであり、制御部301、記憶部302、通信インターフェース303、表示部304及び操作部305を備え、これらの要素は、バス線を介して互いに接続されている。記憶部302は、ハードディスクやフラッシュメモリ等からなる不揮発性の記憶装置である。記憶部302には、通信システム100を制御するためのプログラム306が格納されるとともに、通信システム100に含まれる機械110を特定する情報が格納されている。
操作部305は、キーボード、マウス、及びタッチパネル等から構成されている。操作部305は、ユーザからの指示を受け付ける。操作部305は、例えばリクエスト信号を送信するための指示をユーザから受け付けてもよい。表示部304は、液晶ディスプレイ等から構成されている。表示部304は、例えば機械110の稼働状況に関する情報を、機械110を特定する情報と関連付けて表示する。
通信インターフェース303は、外部装置と通信を行うためのインターフェースである。コンピュータ300は、通信インターフェース303を介して通信機器1との通信を行うことができ、例えば機械110の稼働状況に関する情報を通信機器1から受信したり、リクエスト信号を通信機器1に送信したりする。
制御部301は、操作部305を介してユーザからの指示を受け付けると、記憶部302からプログラム306を読み出して、通信システム100を動作させる。制御部301は、通信機器1から各機械110の稼働状況に関する情報を受信すると、機械110を特定する情報と稼働状況とをそれぞれ関連付けて、表示部304に表示させる。ユーザは、表示部304を介して建屋内の機械110の稼働状況を把握することができる。つまり、ユーザは建屋内を移動して機械110の状況を監視することなく、建屋内の機械110の稼働状況を一元的に把握することができる。なお、通信機器1のユーザには、通信機器1を通常使用する者だけでなく、主として通信機器1の設置及び通信システム100のセットアップを行う者、主とし通信システム100の点検、修理及びメンテナンスを行う者等も含まれるものとする。
<2.通信機器の構成>
図3は、本実施形態に係る通信機器1の外観斜視図である。図3に示すように、通信機器1は略直方体の外観形状を有する。以下では、説明の便宜のため、図3に矢印Uで示す方向を「長手方向」又は「上下方向」、矢印Vで示す方向を「奥行方向」、及び矢印Wで示す方向を「幅方向」と称し、これを基準に説明を行う。
通信機器1は、ブラケット部2と本体部4とを備える。本体部4は、ブラケット部2に対して着脱可能であり、後述するように、ブラケット部2に対して長手方向(又は上下方向)にスライドして、第1の位置と第2の位置との間を移動するように構成される。図3には、本体部4が第2の位置にあるときの状態が示されている。つまり、図3の状態において、本体部4は、ブラケット部2に固定されている。本体部4が第2の位置にあるとき、本体部4は、通信機器1がどのような姿勢になってもブラケット部2から脱落することがない。本体部4をブラケット部2に対して固定するための固定機構については、後述する。通信機器1は、本体部4がブラケット部2に固定され、第2の位置にある状態で使用される。
<2−1.ブラケット部>
図4は、ブラケット部2の斜視図である。ブラケット部2は、通信機器1を壁面又は天井に取り付けるため、壁面又は天井に固定されるための部位である。図3及び図4に示すように、ブラケット部2は、取付面部20と、側面部21と、底面部22とを備える。取付面部20は、通信機器1が壁面又は天井に取り付けられた取付状態において、当該壁面又は天井に対面し、少なくとも部分的に壁面又は天井に当接する部位であり、奥行方向に厚みを持った略平板状の外観を有する。以下、通信機器1の壁面又は天井の側を奥行方向の奥側、本体部4の側を奥行方向の手前側とそれぞれ称し、取付面部20の奥側の面を外側面、手前側の面を内側面24とそれぞれ称する。
側面部21は、取付面部20の幅方向の両端部から手前側にそれぞれ立ち上がる部位であり、略平板状の外観を有する。底面部22は、取付面部20の長手方向の一端部から手前側に立ち上がる部位である。図4に示すように、底面部22には、長手方向に延び、奥側に窪んだ溝G1〜G3が形成されている。これらの溝G1〜G3は、後述する回路基板70に接続される各種ケーブルがそれぞれ嵌まり込むように構成されている。底面部22には、長手方向に延びる貫通孔S2がさらに形成されている。貫通孔S2は、ローレットネジ69(図3参照)が下方から挿通されるための部位である。後述するように、ローレットネジ69は、ナット(不図示)と組み合わされて、ブラケット部2と本体部4とを補助的に固定する。
取付面部20には、壁面又は天井にブラケット部2をネジ止めするための貫通孔S1が形成されている。本実施形態では、貫通孔S1は、長手方向に2つ、幅方向に2つ、互いに間隔を空けて形成されている。内側面24において、貫通孔S1の周囲には奥側に引っ込んだ窪みRが形成されており、ブラケット部2がネジ止めされた状態において、ネジの頭が内側面24から突出し、後述する本体部4の背面部40と干渉しないようになっている。
本実施形態の取付面部20は、内側面24から本体部4側に突出し、かつ長手方向に延びる4つの固定部30を有する。4つの固定部30は、それぞれ同一の形状を有し、取付面部20において長方形状に配置されている。固定部30は、後述する本体部4の被固定部43(図7参照)と対を為し、被固定部43とともにブラケット部2と本体部4との固定機構を構成する。つまり、本体部4が第2の位置にあるとき、4つの固定部30はそれぞれ対応する4つの被固定部と連結し、本体部4をブラケット部2に固定している。
図4に固定部30付近の拡大図(丸枠内)を示す。固定部30は、内側面24から上方に傾斜しつつ立ち上がる立ち上がり部31と、立ち上がり部31の先端から長手方向に延びる延伸部33とを有する。本実施形態の立ち上がり部31には、両面に3本ずつ、リブ32が形成されている。これにより、固定部30をブラケット部2の幅方向から見ると、立ち上がり部31が延伸部33よりも厚肉になっている(図9B参照)。すなわち、本実施形態のリブ32は、本発明の厚肉部に対応する。
延伸部33は、その長手方向中央付近において、曲面状に形成される曲面部35を有する。曲面部35は、延伸部33の幅方向全体に亘って形成されており、幅方向から見ると、壁面又は天井に対しては凹面に、本体部4に対しては凸面になるよう形成されている。曲面部35は、後述する被固定部43のリブ46(図7参照)を凹面で受け入れ、固定する。これにより固定部30と被固定部43とが連結状態となり、本体部4が第2の位置に位置決めされた状態で、ブラケット部2に固定される。
ブラケット部2は、第1受入部36aをさらに有する。第1受入部36aは、後述する本体部4の第1突部50aと対を為し、第1突部50aとともにブラケット部2と本体部4とのガード機構を構成する。ガード機構は、本体部4が第2の位置にあるときに、本体部4が所定の方向以外へ動くことを妨げるように機能する。言い換えると、本体部4は、第2の位置にあるとき、ガード機構によってスライド移動以外の動きを規制されている。図4に示すように、本実施形態の第1受入部36aは、取付面部20の幅方向の両端部に、長手方向に延びる中心線を基準として、互いに線対称となるように形成されている。第1受入部36aは、第1突部50aを受け入れるように構成される内側面24の窪みであり、周縁部23によって規定されている。第1受入部36aの上部は、受入口部37となっており、手前側から見ると、長手方向に延びる窪みと幅方向に延びる窪みが合体したような略「L」字形に開口している。受入口部37は、本体部4が第1の位置にあるとき、後述する第1突部50a及び柱状部51を受け入れるように構成されている。
受入口部37の下方には、ガイド部38が連続している。ガイド部38は、長手方向に延びる内側面24の窪みであるが、手前側から見ると、周縁部23によって実際よりも狭い幅を有するように見えるようになっている。ガイド部38は、第1突部50a及び柱状部51が、ガイド部38に嵌まり込んだ状態で長手方向に移動できるように構成される。ガイド部38は、本体部4が第2の位置にあるとき、柱状部51の下端がガイド部38の下端に位置するように構成されている。第1突部50a及び柱状部51がガイド部38内にあるとき、第1突部50aは内側面24(周縁部23)によって、手前側への移動を規制される。つまり、本体部4が第2の位置にあるとき、本体部4をブラケット部2に対して手前側への変位を伴って移動させるような力が働くと、第1突部50aと周縁部23とが干渉し合い、その力による動きが妨げられる。また、第1突部50a及び柱状部51がガイド部38内にあるとき、柱状部51は内側面24(周縁部23)によって、幅方向への移動を規制される。つまり、本体部4が第2の位置にあるとき、本体部4をブラケット部2に対して幅方向の変位を伴って移動させるような力が働くと、第1突部50a及び柱状部51と周縁部23とが干渉し合い、その力による動きが妨げられる。
第1受入部36aは、これを規定する周縁部23の上端部が固定部30の上端部よりも上側に位置し、かつこれを規定する周縁部23が固定部30よりも幅方向外側に位置するように、それぞれ形成されている。これにより、ユーザが本体部4をブラケット部2に固定するときに、まず本体部4越しに第1受入部36aの位置を視認することができる。そして、ユーザが受入口部37に対となる第1突部50a及び柱状部51を嵌め込むと、本体部4を第1の位置に容易に位置合わせすることができる。また、第1突部50a及び柱状部51をガイド部38に嵌め込んだ状態でスライドさせることによって、本体部4を第1の位置から第2の位置に容易にスライド移動させることができる。つまり、第1受入部36aと第1突部50a及び柱状部51とは、本体部4をスライド移動させるためのガイドとしても機能する。
本実施形態のブラケット部2は、第2受入部36b及び第3受入部36cをさらに有する。第2受入部36b及び第3受入部36cは、本体部4の後述する第2突部50b及び第3突部50cとそれぞれ対を為し、第2突部50b及び第3突部50cと共にそれぞれカード機構を構成する。なお、第2受入部36b及び第3受入部36cが形成される長手方向の位置は、本実施形態のように、異なっていてもよい。
図5Aに第2受入部36b周辺の拡大図を、図5Bに第3受入部36c周辺の拡大図をそれぞれ示す。図5Aに示すように、第2受入部36bは、上方に開口し、上から第2突部50bを受け入れるように構成されている。第2受入部36bは、側面部21と、第1面部25と、第2面部26とにより規定される。第1面部25及び第2面部26は、それぞれ側面部21から連続して、手前側を向く面を形成している。第1面部25及び第2面部26は、第1面部25の下端部と、第2面部26の上端部とが、上下方向の位置が概ね一致するように配置されている。また、第1面部25は、第2面部26よりも奥行方向の奥側に位置するように配置されている。
本体部4が第1の位置にあるとき、第2突部50bは第1面部25の手前側に位置し、第1面部25によって奥側への移動を規制される。第2突部50bは、第1面部25によって奥側への移動を規制された状態で、本体部4のスライド移動に伴って第1面部25に沿って長手方向に移動する。本体部4が第2の位置にあるとき、第2突部50bは第2面部26の奥側に位置し、第2面部26によって手前側への移動を規制される。つまり、本体部4が第2の位置にあるとき、本体部4を手前側方向への変位を伴って移動させるような力が働くと、第2突部50bと第2面部26とが干渉し合い、その力による動きが妨げられる。
図5Bに示すように、第3受入部36cは、上方に開口し、上から第3突部50cを受け入れるように構成されている。第3受入部36cは、側面部21と、第3面部27と、第4面部28とにより規定される。第3面部27及び第4面部28は、それぞれ側面部21から連続して、手前側を向く面を形成している。第3面部27及び第4面部28は、第3面部27の下端部と、第4面部28の上端部とが、上下方向の位置が概ね一致するように配置されている。また、第3面部27は、第4面部28よりも奥行方向の奥側に位置するように配置されている。本体部4が第1の位置にあるとき、第3突部50cは第3面部27の手前側に位置し、第3面部27によって奥側への移動を規制される。第3突部50cは、第3面部27によって奥側への移動を規制された状態で、本体部4のスライド移動に伴って第3面部27に沿って長手方向に移動する。本体部4が第2の位置にあるとき、第3突部50cは第4面部28の奥側に位置し、第4面部28によって手前側への移動を規制される。つまり、本体部4が第2の位置にあるとき、本体部4を手前側への変位を伴って移動させるような力が働くと、第3突部50cと第4面部28とが干渉し合い、その力による動きが妨げられる。
第2受入部36b及び第3受入部36cは、ブラケット部2において固定部30よりも下側の位置、かつ固定部30よりも幅方向外側の位置で第2突部50b及び第3突部50cを受け入れるように、それぞれ形成されている。これにより、本体部4を手前側へ変位させるような力が加わっても、まず第2突部50bと第2面部26、そして第3突部50cと第4面部28とがそれぞれ干渉し合うため、固定部30と被固定部43には力が伝わりにくくなっている。
<2−2.本体部>
図6は、本体部4を奥行方向の奥側から見た斜視図である。本体部4は、奥側の背面部40と手前側のフロント部60とを備え、背面部40とフロント部60とはビス止めによって互いに固定されている。背面部40とフロント部60によって規定される空間には、通信のための回路基板70が収容されている。本実施形態の回路基板70は、全体として本体部4の内部に収容されているため、図6には現れていない。
フロント部60は、通信機器1において最も手前側に位置する部位であり、通信機器1の使用状態において人から主に視認される部位である(図3参照)。本実施形態のフロント部60は、奥行方向から見るとブラケット部2と同一又は概ね同一の輪郭を有する。フロント部60の側周部61は、本体部4が第2の位置にあるとき、ブラケット部2の上面、側面部21及び底面部22の外側面とそれぞれ面一になるよう構成されており、通信機器1の側周面を形成する。つまり、本実施形態の通信機器1は、本体部4が第2の位置にあるとき、ブラケット部2とフロント部60とに背面部40が覆われ、背面部40が外部から視認できないように構成されている。
背面部40は、ブラケット部2の取付面部20に対面する部位である。図6に示すように、背面部40は、奥側に突出する第1背面部41aと、第1背面部41aの下方であって、第1背面部41aよりも手前側に配置される第2背面部41bとを有する。第1背面部41aの奥側の面を、背面41と称する。背面41及び第2背面部41bの図6に現れている面は、ブラケット部2の取付面部20に対面する。第1背面部41aの周縁からは、側周面部41cが手前側に立ち上がっている。側周面部41cの長手方向に延びる部分には、開口S4〜S6が形成されている。開口S4〜6は、それぞれ後述する回路基板70の操作部72にアクセスするための部位である。操作部72は、ユーザが回路基板70上の回路に信号を入力し、回路基板70の動作を操作するための部位である。フロント部60は、開口S4〜S6を覆わず、回路基板70の操作部へのアクセスを阻害しないように構成されている。
側周面部41cの下方であって、幅方向に延びる部分には、開口S7〜S10が形成されている。開口S7〜S10は、貫通孔であって、回路基板70のコネクタ部71に接続される各種ケーブルを、本体部4の外部に延ばすための部位である。開口S7〜S10の形状は、それに挿通されるケーブル端子の形状に応じて異なっていてもよい。コネクタ部71に接続されるケーブルの種類は特に限定されず、例えば外部装置との通信のための通信ケーブル、外部電源との接続のための電源ケーブル等であってよい。
開口S7〜S10を介してコネクタ部71に接続されたケーブルは、それぞれ対応するブラケット部2の溝G1〜G3に嵌まり込む。図3に示すように、フロント部60の側周部61は溝G1〜G3を覆わないように構成されているため、溝G1〜G3に嵌まり込んだケーブルは、フロント部60によって阻害されることなく通信機器1の外部へ延びることができる。なお、本実施形態では、開口S7と溝G3、開口S8と溝G2、開口S9又はS10と溝G1とがそれぞれ対応する。つまり、開口S7を介してコネクタ部71に接続されたケーブルは、溝G3を介して通信機器1の外部に延出することができる。他の開口と溝の関係についても同様である。
図7は、背面部40を手前側から見た時の斜視図である。第1背面部41aの手前側の面を、前面42と称する。背面部40において、前面42の側には回路基板70が取り付けられる。回路基板70の取付方法は特に限定されず、例えば背面部40とのネジ止めであってもよい。
図7に示すように、背面部40は、長方形状に配置される4つの被固定部43を有する。被固定部43は、ブラケット部2の4つの固定部30とそれぞれ対を為し、固定部30とともにブラケット部2と本体部4との固定機構を構成する。つまり、本体部4が第2の位置にあるとき、4つの被固定部43はそれぞれ対応する4つの固定部30と連結し、本体部4をブラケット部2に固定している。本実施形態の被固定部43は、固定部30の延伸部33が差し込まれるように構成される被差込部44と、固定部30の曲面部35に嵌まり込むように構成されるリブ46とを有する。被差込部44は、前面42から手前側に突出し、上方に向かって開口する上部開口S3を形成する部位であり、前面42から上方に傾斜しつつ立ち上がる底面部45を有する。図6に示すように、被差込部44は、背面41の側から手前側に窪んでいる。リブ46は、被差込部44の上方に位置し、前面42から手前側に突出し、幅方向に延びる部位である。
本体部4が第1の位置にあるとき、固定部30の延伸部33は、それぞれ対を為す被差込部44の背面41側に位置し、被差込部44に受け入れられる(図9B参照)。本体部4がブラケット部2に対して下方向にスライド移動すると、被差込部44が延伸部33を受け入れたまま下方向に移動し、延伸部33の上端が被差込部44の上部開口S3に差し込まれた状態となる。本体部4が第2の位置にあるとき、リブ46が曲面部35の凹面に嵌まり込んで固定部30と被固定部43とが連結される(図10B参照)。
図6に示すように、背面部40は、略角筒形状を有し、奥側に突出する一対の柱状部51をさらに有する。一対の柱状部51は、背面部40の長手方向に延びる中心線を基準として線対称となるように、背面部40に形成されている。柱状部51は、上側に位置する2つの被差込部44の幅方向外側に位置し、かつその上端が被差込部44の上部開口S3よりも上側に位置するように配置されている。柱状部51は、幅方向外側の側面から突出する、第1突部50aをそれぞれ有する。第1突部50aは、スライド移動の方向を横切る第1方向に突出している。スライド移動の方向を横切る方向とは、通信機器1が取り付けられる天井又は壁面に平行な面内でスライド移動の方向と交差する方向であり、本実施形態では幅方向である。第1突部50aは、柱状部51と共にブラケット部2の第1受入部36aにそれぞれ受け入れられ、本体部4が第2の位置にあるときにガード機構を構成する。
背面部40は、スライド移動の方向を横切る第1方向、すなわち、幅方向に突出する第2突部50b及び第3突部50cをさらに有する。第2突部50bは、ブラケット部2の第2受入部36bに受け入れられ、本体部4が第2の位置にあるときにガード機構を構成する。第3突部50cは、ブラケット部2の第3受入部36cに受け入れられ、本体部4が第2の位置にあるときにガード機構を構成する。第2突部50b及び第3突部50cが形成される長手方向の位置は、本実施形態のように、互いに異なっていてもよい。
背面部40は、ネジ受部48をさらに有する。図6に示すように、ネジ受部48は、第2背面部41bから奥側に突出する部位であり、上下方向に貫通する開口S11を有する。開口S11は、本体部4が第2の位置にあるときに、ブラケット部2の貫通孔S2の真上に位置するように配置されている。図7に示すように、ネジ受部48は、第2背面部41bの手前側に空間S12をさらに有する。空間S12内には、ローレットネジ69と嵌合するナットが予め収容される。空間S12は、収容されたナットが内部で回転せず、かつナットのネジ穴と開口S11とが連通するようにナットを位置合わせするように構成されている。本体部4が第2の位置にあるとき、ブラケット部2の貫通孔S2を介してローレットネジ69のネジ部を開口S11に挿通し、ネジが締まる方向に回転させると、ローレットネジ69のネジ部にナットが取り付けられる。これにより、本体部4とブラケット部2との固定機構が補強される。
<2−3.回路基板>
図8は回路基板70の外観斜視図である。ただし、説明の便宜のため、詳細な回路の図示は省略されている。回路基板70の図8に現れている面は背面部40の前面42と対面する面であり、図8に現れていない面はフロント部60と対面する面である。図8に示すように、本実施形態の回路基板70は、幅方向の一端部において、3つの操作部72を有する。操作部72は、ユーザが回路基板70上の回路に信号を入力し、回路基板70の動作を操作するための部位である。操作部72の態様は特に限定されず、例えばボタン型、切り替えスイッチ型、ダイヤル型等であってよい。回路基板70は、3つの操作部72それぞれが本体部4の開口S4〜S6から視認できるように背面部40に対して位置合わせされ、固定されている。これにより、3つの操作部72は、それぞれ開口S4〜S6を介してアクセス可能となる。つまり、ユーザはフロント部60と背面部40とを分離することなく操作部72にアクセスすることができる。
本実施形態の回路基板70は、4つのコネクタ部71をさらに有する。それぞれのコネクタ部71は、対応するケーブルの端子が挿入されるように構成されている。コネクタ部71にケーブル端子を挿入することにより、回路基板70が外部装置や外部電源に電気的に接続される。回路基板70は、4つのコネクタ部71の端子挿入用の孔が、背面部40の開口S7〜S10とそれぞれ連通するように位置合わせされている。これにより、4つのコネクタ部71は、それぞれ開口S7〜S10を介してアクセス可能となる。つまり、ユーザはフロント部60と背面部40とを分離することなく、回路基板70に対してケーブルの着脱を行うことができる。
<3.動作>
以下、図を参照しつつ、通信機器1の固定機構の動作とガード機構の動作について説明する。通信機器1のユーザは、主として通信システム100のセットアップ時、点検・メンテナンス時、通信機器1の設置時及び修理時等に、ブラケット部2と本体部4との着脱を行うことができる。以下では、通信機器1の設置時及び通信システム100のメンテナンス時を例に、固定機構とガード機構の動作を説明する。
ユーザは、まずブラケット部2を建屋の壁面又は天井に設置する。設置方法は特に限定されないが、本実施形態では、取付面部20の奥側の面を設置したい面に当接させ、内側面24の側から、4つの貫通孔S1それぞれにネジを打ち込み、壁面又は天井に固定することができる。ユーザは、次に本体部4の開口S7〜S10を介して必要なケーブルを回路基板70のコネクタ部71に接続する。ユーザは、続いて本体部4の背面41をブラケット部2の内側面24に対面させ、本体部4を第1の位置に配置する。つまり、本体部4の第1突部50aと柱状部51の先端を、それぞれ対応する受入口部37に嵌め込む。このとき、本体部4の開口S7〜S10を介して延出するケーブルを、それぞれブラケット部2の対応する溝G1〜G3に嵌め込んでおく。
図9Aは、本体部4が第1の位置にあるときの通信機器1を、奥側から見たときの背面図である(ただし、回路基板70に接続されたケーブルは省略してある)。本体部4が第1の位置にあるとき、本体部4とブラケット部2とは、取付面部20と背面部40とが対面するとともに、長手方向にずれた位置関係にある。図9Aに示すように、本実施形態のブラケット部2の背面からは、固定部30の曲面部35がそれぞれ視認できる。なお、本実施形態では、立ち上がり部31の奥側にも3本のリブ32がそれぞれ形成されている。また、本実施形態のブラケット部2の背面からは、両側にある第1受入部36aの受入口部37に嵌め込まれた状態の第1突部50aがそれぞれ視認できる。
図9Bは図9AのB−B断面図である(ただし、説明の便宜上、フロント部60及び回路基板70は省略してある)。図9Bに示すように、本体部4が第1の位置にあるとき、固定部30は、被差込部44に受け入れられており、立ち上がり部31と底面部45とが当接した状態となっている。また、延伸部33の上端は上部開口S3から出ておらず、リブ46の下方に曲面部35が位置している。なお、図9Bには例として1対の固定部30と被固定部43周辺の拡大図が示されているが、図9Bに示す状態では、他の固定部30と被固定部43との対も、同様の位置関係になっている。この状態では、本体部4がブラケット部2に完全に固定されておらず、通信機器1の姿勢によってはブラケット部2から本体部4が脱落しやすくなっている。
図9Cは図9AのC−C断面図である(ただし、説明の便宜上、フロント部60及び回路基板70は省略してある)。図9Cに示すように、本体部4が第1の位置にあるとき、第1突部50a及び柱状部51の先端部が、第1受入部36aの受入口部37内に嵌め込まれ、ガイド部38内を下方に移動可能になっている。なお、図9Cに図示されていない方の第1突部50a及び柱状部51と第1受入部36aも、このとき同様の位置関係になっている。第2突部50bは、第2受入部36bの第1面部25に当接しており、第1面部25に当接しつつ下方へと移動可能になっている。
図9Dは図9AのD−D断面図である(ただし、説明の便宜上、フロント部60及び回路基板70は省略してある)。図9Dに示すように、本体部4が第1の位置にあるとき、第3突部50cは、第3面部27及び第4面部28よりも上方であって、第3面部27と第4面部28との間の奥行方向の隙間の上方に位置する。つまり、第3突部50cは、第3受入部36cの上方に位置している。
ユーザは、次に本体部4をブラケット部2に対して長手方向(又は上下方向)下方向に第2の位置までスライドさせる。本体部4は、図9Aに示す状態から、下方向に移動させると、第2の位置で止まるように構成されている。図10Aは、本体部4が第2の位置にあるときの通信機器1を、奥側から見たときの背面図である。本体部4が第2の位置にあるとき、本体部4とブラケット部2とは、取付面部20と背面部40とが対面するとともに、長手方向及び幅方向にずれがない位置関係となる。このため、図10Aでは、ブラケット部2のみが現れている。
図10Aに示すように、本実施形態のブラケット部2の背面からは、被固定部43に連結された状態の固定部30がそれぞれ視認できる。つまり、図10Aに示す状態では、固定部30の曲面部35に被固定部43のリブ46が嵌まり込み、曲面部35が被差込部44に遮られて視認できない状態になっている。また、本実施形態のブラケット部2の背面からは、両側の第1突部50aが、第1受入部36a(ガイド部38)の下部にまで移動済みであることがそれぞれ視認できる。同様に、第2突部50bが第2受入部36bに受け入れられており、第3突部50cが第3受入部36cに受け入れられていることがそれぞれ視認できる。
図10Bは図10AのB−B断面図である(ただし、説明の便宜上、フロント部60及び回路基板70は省略してある)。図10Bに示すように、本体部4が第2の位置にあるとき、固定部30の曲面部35に被固定部43のリブ46が嵌まり込み、ブラケット部2に対して本体部4が固定された状態になっている。なお、図10Bには例として1対の固定部30と被固定部43周辺の拡大図が示されているが、図10Bに示す状態では、他の固定部30と被固定部43との対も、同様の位置関係になっている。
図10Cは図10AのC−C断面図である(ただし、説明の便宜上、フロント部60及び回路基板70は省略してある)。図10Cに示すように、本体部4が第2の位置にあるとき、第1突部50aがガイド部38に嵌まり込んでおり、ガイド部38によって手前方向への移動を規制されている。なお、図10Cに図示されていない方の第1突部50a及びガイド部38も、このとき同様の位置関係になっている。
図10Cに示すように、第2突部50bは、第2受入部36bに嵌まり込んでおり、第2面部26によって手前方向への動きを規制されている。さらに、第2突部50bは、下部においてブラケット部2の側面部21を構成する部分に当接し、下方向への動きも規制されている。
図10Dは図10AのD−D断面図である(ただし、説明の便宜上、フロント部60及び回路基板70は省略してある)。図10Dに示すように、本体部4が第2の位置にあるとき、第3突部50cは第3受入部36cに嵌まり込んでおり、第4面部28によって手前側への移動を規制されている。さらに、第3突部50cは、下部においてブラケット部2の底面部22を構成する部分に当接し、下方向への動きも規制されている。
ユーザは、本体部4が第2の位置で固定されたことを確認した後、ローレットネジ69をブラケット部2の貫通孔S2から差し込み、ネジが締まる方向に回してブラケット部2と本体部4とをさらに固定する。以上の手順によって、本体部4はブラケット部2から脱落しないようにブラケット部2に固定される。
通信システム100のメンテナンス時、ユーザは、まず通信機器1からローレットネジ69を取り外す。ユーザは、その後、本体部4を第2の位置から第1の位置へ、長手方向にスライド移動させる。本体部4が第1の位置にあるときには固定部30と被固定部43との連結が解除されており、また第1突部50a、第2突部50b及び第3突部50cの手前側への移動が規制されていない。このため、ユーザは本体部4をブラケット部2から独立して移動させることができる。ユーザは、通信システム100のメンテナンスに必要な作業、例えば操作部72の操作やケーブルの交換等を行う。ユーザは、メンテナンス作業が完了すると、再び同様の手順で本体部4をブラケット部2に対して固定する。
<4.特徴>
通信機器1は、壁面又は天井に固定された状態で使用される。このため、本体部4の荷重による応力が主としてブラケット部2の固定部30に集中しがちになる。また、通信機器1の設置状況によって、固定部30には回路基板70に接続されるケーブルの荷重による応力も加わると考えられる。本実施形態の通信機器1では、長手方向を横切る方向に突出する第1〜第3突部50a〜cが、それぞれ第1〜第3受入部30a〜cに受け入れられ、手前側への移動を規制される。つまり、第1〜第3突部50a〜c及び第1〜第3受入部30a〜cの対によって構成されるガード機構によっても、本体部4をブラケット部2に固定する方向への力が働く。これにより、本体部4及びケーブルの荷重による応力が固定部30だけでなく第1〜第3受入部30a〜cにも分散するので、固定部30が荷重による応力の集中によって破損しにくくなる。
通信機器1は、ローレットネジ69を取り外し、本体部4を第2の位置から第1の位置へと長手方向上側にスライド移動させることにより、容易に取り外すことができる。しかしながら、本体部4の取り外し方をユーザが誤り、本体部4に上方向以外への力を加えてしまうことがある。特に、本体部4が奥行方向の変位を伴って移動するような力、例えば本体部4を手前に引く力、及び通信機器1の長手方向の一端部を基準として本体部4を回動させるような力等が通信機器1に加わると、固定部30にその応力が集中し、固定部30が破損するおそれがある。本実施形態の通信機器1では、そのような力が加わった場合にまずガード機構がその力に対する抵抗となり、固定部30にまでそのような力が及び難くなっている。これにより、ユーザが誤った方向に力を加えたとしても、固定部30が破損しにくくなる。
本実施形態の通信機器1では、応力が特に集中しやすい固定部30の立ち上がり部31に厚肉部としてのリブ32が形成され、他の部分よりも強度が高くなっている。これにより、固定部30がより補強され、破損しにくくなる。
本実施形態の通信機器1では、第1受入部36aは受入口部37において柱状部51の先端部を受け入れるように構成される。ユーザは、第1突部50a及び柱状部51を受入口部37に嵌め込むことにより、本体部4を第1の位置に容易に位置合わせすることができる。また、第1受入部36aは、ガイド部38において柱状部51の幅方向への移動を規制し、長手方向への移動を誘導するように構成される。ユーザは、ガイド部38の誘導に従い、本体部4を容易にスライド移動させることができる。
本実施形態の通信機器1では、本体部4の中に回路基板70が収容された状態でコネクタ部71にケーブルを接続したり、操作部72にアクセスすることができる。このため、回路基板70を外部に露出させる必要がなく、回路基板70を確実に保護することができる。また、ブラケット部2に本体部4が固定されている状態において、背面部40の開口S4〜S6は、ブラケット部2の側面部21に覆われている。このため、通信機器1の使用中、埃、水分及び油分が開口S4〜S6を介して本体部4の内部に侵入しにくくなっている。
本実施形態の通信機器1は、通信システム100に含まれる機械110と無線で通信を行う。このため、機械110のレイアウト変更に伴って通信用の配線を架け替える必要がない。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
(1)
上記実施形態では、通信機器1とコンピュータ300との通信は有線で行われたが、通信機器1とコンピュータ300との通信は無線で行われる構成としてもよい。
(2)
上記実施形態では、本体部4は長手方向にスライド移動したが、本体部4は例えば幅方向にスライド移動するように構成されてもよい。また、固定部30及び被固定部43の構成は、上記実施形態の構成に限定されず、本体部4を特定方向にスライドさせることにより固定部30及び被固定部43が連結するものであれば、どのような構成にも変更が可能である。例えば、固定部30はスライド移動の方向に延びるリブであり、被固定部43はリブをスライド方向の端部から受け入れるように構成されるレールであってもよい。また、固定部30及び被固定部43の配置及び数は、上記実施形態のものに限られず、実施の形態に応じて適宜変更されてよい。
(3)
上記実施形態では、固定部30及び被固定部43は、それぞれ取付面部20及び背面部40に形成されたが、固定部30及び被固定部43が形成される部位はこれに限られず、例えばそれぞれ側面部21及び側周面部41cに形成されていてもよい。また、ブラケット部2が被固定部43を有し、本体部4が固定部30を有していてもよい。同様に、上記実施形態では、ブラケット部2の取付面部20が固定部30を有し、本体部4の背面部40が被固定部43を有していたが、背面部40が被固定部43を有し、取付面部20が固定部30を有してもよい。つまり、第1要素が背面部40であり、第2要素が取付面部20であってもよい。
(4)
上記実施形態では、ブラケット部2が第1〜第3受入部36a〜cを有し、本体部4が第1〜第3突部50a〜cを有していたが、本体部4が第1〜第3受入部36a〜cを有し、ブラケット部2が第1〜第3突部50a〜cを有してもよい。つまり、第1要素が本体部4であり、第2要素がブラケット部2であってもよい。
(5)
第1〜第3受入部36a〜c及び第1〜第3突部50a〜cの構成は、上記実施形態のものに限られない。例えば、いずれかの突部とこれに対応する受入部を省略してもよいし、逆に加えてもよい。また、例えば上記実施形態では、第1〜第3突部50a〜cは、幅方向の外側に突出していたが、第1〜第3突部50a〜cは、幅方向の内側に突出していてもよい。さらに、柱状部51の形状も適宜変更されてよく、柱状部51自体を省略してもよい。
(6)
上記実施形態では、ローレットネジ69によってブラケット部2と本体部とを固定したが、ローレットネジ69による固定は省略されてもよい。
(7)
上記実施形態では、厚肉部はリブ32として形成されたが、厚肉部の構成はリブ32に限られず、リブ32の形状や数も上記実施形態のものに限定されない。例えば、立ち上がり部31全体を厚肉に形成してもよい。また、厚肉部の構成を省略してもよい。
1 通信機器
2 ブラケット部
4 本体部
20 取付面部
30 固定部
31 立ち上がり部
32 リブ
33 延伸部
36a 第1受入部
36b 第2受入部
36c 第3受入部
40 背面部
43 被固定部
50a 第1突部
50b 第2突部
50c 第3突部
70 回路基板
71 コネクタ部
72 操作部
100 通信システム

Claims (10)

  1. 壁面又は天井に取り付け可能に構成され、前記壁面又は前記天井への取り付け時に、前記壁面又は前記天井に対面する取付面部を有するブラケット部と、
    背面部と、前記背面部に取り付けられる通信用の回路基板とを有する本体部と
    を備え、
    前記本体部は、前記背面部が前記取付面部に対面した状態で前記ブラケット部に対して所定の方向にスライド移動し、前記ブラケット部に固定されていない第1の位置と、前記ブラケット部に固定されている第2の位置との間を移動するように構成され、
    前記ブラケット部及び前記本体部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記所定の方向へのスライド移動以外への動きを妨げるガード機構を構成する、
    通信機器。
  2. 前記取付面部及び前記背面部のうち第1要素は、1つ以上の固定部を有し、前記取付面部及び前記背面部のうち第2要素は、前記1つ以上の固定部と対を為す1つ以上の被固定部を有し、前記1つ以上の固定部は、前記対を為す1つ以上の被固定部と連結可能に構成される、
    請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記1つ以上の固定部は、前記第2要素に対面する面から立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部から前記スライド移動の方向に延びる延伸部とを有し、
    前記立ち上がり部には、前記延伸部よりも厚肉の厚肉部が形成される、
    請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記ブラケット部及び前記本体部のうち第1要素は、前記所定の方向を横切る第1方向に突出する1つ以上の突部を有し、前記ブラケット部及び前記本体部のうち第2要素は、前記1つ以上の突部と対を為す1つ以上の受入部を有し、
    前記1つ以上の突部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに前記1つ以上の受入部に嵌まり込み、前記背面部が前記取付面部に対して離れる方向への動きを規制し、これにより、前記突部と前記受入部の1つ以上の対は、前記ガード機構を構成する、
    請求項1から3のいずれかに記載の通信機器。
  5. 前記1つ以上の受入部は、前記本体部が第1の位置にあるときに前記1つ以上の突部を受け入れる受入口部と、前記受入口部から連続して前記所定の方向に延びるガイド部とを有し、
    前記受入口部に受け入れられた前記1つ以上の突部は、前記所定の方向へのスライド移動に連動して、前記ガイド部に嵌まり込んだ状態を維持しつつ前記ガイド部に対して相対移動する、
    請求項4に記載の通信機器。
  6. 前記回路基板は、全体として前記本体部の内部に収容されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の通信機器。
  7. 前記回路基板は、ケーブルが接続されるコネクタ部を有し、前記本体部は、前記コネクタ部に接続されたケーブルが前記本体部の外部に延びるための貫通孔をさらに有する、
    請求項6に記載の通信機器。
  8. 前記回路基板は、前記回路基板上の回路の動作を操作するための操作部を有し、前記本体部は、前記回路基板を内部に収容した状態でユーザが前記操作部にアクセスすることを可能にする開口部をさらに有する、
    請求項6又は7に記載の通信機器。
  9. 前記ブラケット部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記本体部の前記開口部を覆うように構成される、請求項8に記載の通信機器。
  10. 壁面又は天井に取り付け可能に構成され、前記壁面又は前記天井への取り付け時に、前記壁面又は前記天井に対面する取付面部を有するブラケット部と、
    通信用の回路基板が取り付けられるように構成される背面部を有する本体部と
    を備え、
    前記本体部は、前記背面部が前記取付面部に対面した状態で前記ブラケット部に対して所定の方向へスライド移動し、前記ブラケット部に固定されていない第1の位置と、前記ブラケット部に固定されている第2の位置との間を移動するように構成され、
    前記ブラケット部及び前記本体部は、前記本体部が前記第2の位置にあるときに、前記所定の方向へのスライド移動以外への動きを妨げるガード機構を構成する、
    通信機器の筐体。
JP2019198716A 2019-10-31 2019-10-31 通信機器 Pending JP2021072380A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019198716A JP2021072380A (ja) 2019-10-31 2019-10-31 通信機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019198716A JP2021072380A (ja) 2019-10-31 2019-10-31 通信機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021072380A true JP2021072380A (ja) 2021-05-06

Family

ID=75713908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019198716A Pending JP2021072380A (ja) 2019-10-31 2019-10-31 通信機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021072380A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196857U (ja) * 1985-05-30 1986-12-08
JPS6214767U (ja) * 1985-07-12 1987-01-29
JPH037919U (ja) * 1989-06-14 1991-01-25
JPH08139460A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toshiba Corp 電子機器構体
JP2005079469A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Sharp Corp 壁掛け構造および壁掛け具
JP2010080566A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Aiphone Co Ltd 電子機器の壁掛構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61196857U (ja) * 1985-05-30 1986-12-08
JPS6214767U (ja) * 1985-07-12 1987-01-29
JPH037919U (ja) * 1989-06-14 1991-01-25
JPH08139460A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 Toshiba Corp 電子機器構体
JP2005079469A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Sharp Corp 壁掛け構造および壁掛け具
JP2010080566A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Aiphone Co Ltd 電子機器の壁掛構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6599967B2 (ja) 電子装置
US7336497B2 (en) Electronics housing
US8197148B2 (en) Wiring tool and monitor camera device
US4556270A (en) Housing for plug connector
US10368458B2 (en) Rail-mounted control system with improved mounting
KR20110094011A (ko) 인텔리전트 패칭 시스템
KR20170048173A (ko) 서지 보호 장치 및 서지 보호 시스템
KR101278640B1 (ko) 피엘씨 입출력 모듈용 케이블 커넥터 커버장치
JP2007128498A (ja) コンピュータシステム
CN103986010A (zh) 配线装置
KR20210025476A (ko) 시인 부재를 구비한 커넥터 장치
EP1152490A1 (en) Electronic apparatus
JP2021072380A (ja) 通信機器
US9516780B2 (en) Device for accommodating mounting rail module cases
JP6713318B2 (ja) バッテリ装着器
JP6225417B2 (ja) プログラマブルコントロールユニットの配線変換装置
JP2016134548A (ja) 電子機器
JP5983696B2 (ja) 電子機器
JP4449767B2 (ja) 電子機器
KR101154853B1 (ko) 피엘씨 입출력 모듈용 케이블 커넥터의 일체형 커버장치
JP6248446B2 (ja) 制御盤
JP2012114207A (ja) 制御機器
CN220733171U (zh) 中控盒及智能中控设备
KR102393040B1 (ko) 전자부품 테스트용 결합장치
JP4543975B2 (ja) 電子制御機器の連結構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210702

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230606