JP4770584B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば分散電源の単独運転検出装置を構成する交流電流注入器、溶接機等に用いられるインバータ装置に関し、より具体的には、導体板および絶縁体の積層構造を採用して配線の低インダクタンス化を図った構造のインバータ装置に関する。
インバータ装置の配線(主回路配線)の低インダクタンス化を図った構造の一例として、特許文献1には、三つの導体板(板状導体)と二つの絶縁体(絶縁シート)とを交互に積層した積層構造体が記載されている。
しかし、特許文献1に記載の積層構造体では、全ての導体板および絶縁体の端面が揃っているため、端面部において、電位の異なる導体板間に存在する絶縁体表面の沿面距離が短く、絶縁強度(耐圧)を高くするのが難しい。
これに対して、例えば図6に示す例のように、三つの導体板70、72、74と二つの絶縁体(例えば絶縁板)76、78とを交互に積層すると共に、絶縁体76、78の端部を導体板70、72、74から所定の距離B1 だけ張り出すという考えがある。これと同様の思想が特許文献2に記載されている。導体板70、72、74は、それぞれ、例えば、ハーフブリッジインバータにおける正極導体板、中間電位導体板、負極導体板である。
上記構造によって、端部における絶縁体76、78表面の沿面距離を長くして、絶縁強度を高くすることができる。
特開平11−89247号公報(段落0014、図2) 特開2000−236677号公報(段落0006−0010、図7)
図6に示した構造の場合、例えば経年によって絶縁体76、78の張り出した部分の表面が汚れても、必要な絶縁強度を確保することができるようにするためには、絶縁体76、78の張り出し距離B1 を大きくすることで対処することができる。
しかし、絶縁体76、78は、一般的に導体板を形成している金属板に比べて機械的強度が低いので、張り出し距離B1 を大きくするほど、外部からの力によって損傷を受けやすくなる。例えば、組立作業や保守点検作業等の際に、人が絶縁体76、78の張り出した部分に不本意に力を加えて、絶縁体76、78が割れて欠けたり、ひびが入ったりすることが起こり得る。そのようなことが起こると、絶縁体76、78による絶縁強度が低下してしまう。
そこでこの発明は、導体板から絶縁体が張り出しているけれども、その張り出し距離を大きくしても、絶縁体が外部からの力によって損傷を受けにくい積層構造を採用したインバータ装置を提供することを主たる目的としている。
この発明に係るインバータ装置は、正極導体板と、負極導体板と、第1中間導体板と、第2中間導体板と、前記正極導体板と第1中間導体板との間に接続された第1コンデンサと、前記第1中間導体板と負極導体板との間に接続された第2コンデンサと、前記正極導体板と第2中間導体板との間に接続された第1スイッチング素子と、前記第2中間導体板と負極導体板との間に接続された第2スイッチング素子とを備えていて、前記正極導体板と負極導体板との間に前者を正極側にして直流電圧が入力され、前記第1中間導体板と第2中間導体板との間に交流電圧が出力される構成のインバータ装置であって、
前記正極導体板および負極導体板は、共に平面部および立面部を有するL字型をしていて互いに隙間をあけて重ね合わされており、前記正極導体板および負極導体板の平面部間の隙間に、第1絶縁体および第2絶縁体に挟まれて前記第1中間導体板が配置されており、前記正極導体板および負極導体板の立面部間の隙間に、第3絶縁体および第4絶縁体に挟まれて前記第2中間導体板が配置されており、前記第1絶縁体、第2絶縁体および第1中間導体板は、前記正極導体板および負極導体板の平面部の、左右および前の計3辺から張り出しており、しかも第1中間導体板は第1絶縁体および第2絶縁体と実質的に同じ距離以上に張り出しており、前記第3絶縁体、第4絶縁体および第2中間導体板は、前記正極導体板および負極導体板の立面部の、左右および上の計3辺から張り出しており、しかも第2中間導体板は第3絶縁体および第4絶縁体と実質的に同じ距離以上に張り出していることを特徴としている。
上記構成によれば、第1中間導体板の張り出した部分が、第1絶縁体および第2絶縁体の張り出した部分の補強材の働きをし、第2中間導体板の張り出した部分が、第3絶縁体および第4絶縁体の張り出した部分の補強材の働きをするので、第1ないし第4絶縁体の張り出し距離を大きくしても、当該絶縁体は外部からの力によって損傷を受けにくくなる。
前記第1コンデンサは、前記正極導体板および負極導体板の平面部の下方に配置された複数の第1電解コンデンサで構成されていて、各第1電解コンデンサの正極端子は前記正極導体板の平面部に接続され、負極端子は前記第1中間導体板に接続されており、前記第2コンデンサは、前記正極導体板および負極導体板の平面部の下方に配置された複数の第2電解コンデンサで構成されていて、各第2電解コンデンサの正極端子は前記第1中間導体板に接続され、負極端子は前記負極導体板の平面部に接続されており、かつ、全ての第1電解コンデンサおよび第2電解コンデンサは、それらの正極端子および負極端子の向きが同方向に揃うように配置されている、という構成を更に採用しても良い。
請求項1に記載の発明によれば、第1中間導体板の張り出した部分が、第1絶縁体および第2絶縁体の張り出した部分の補強材の働きをし、第2中間導体板の張り出した部分が、第3絶縁体および第4絶縁体の張り出した部分の補強材の働きをするので、第1ないし第4絶縁体の張り出し距離を大きくしても、当該絶縁体は外部からの力によって損傷を受けにくくなる。その結果、このインバータ装置の品質の安定化、信頼性の向上、長寿命化等を図ることができる。しかも、第1ないし第4絶縁体の張り出し距離を大きくして、汚れに対して絶縁強度低下を小さくすることができるので、清掃を伴う保守作業のインターバルを長くして、省力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば次のような更なる効果を奏する。即ち、全ての第1電解コンデンサおよび第2電解コンデンサは、それらの正極端子および負極端子の向きが同方向に揃うように配置されていて、全ての電解コンデンサの向きが統一されているので、電解コンデンサの取り付け作業が単純になり、かつ取り付け後の検査も容易になる。その結果、電解コンデンサの逆向き取り付けが起こりにくくなると共に、仮に起きたとしても検査で発見しやすくなるので、電解コンデンサの逆向き取り付けを防止することが容易になる。
図1は、この発明に係るインバータ装置の一実施形態を示す回路図である。このインバータ装置は、ハーフブリッジインバータであり、正極導体板2と、負極導体板4と、第1中間導体板6と、第2中間導体板8と、正極導体板2と第1中間導体板6との間に接続された第1コンデンサ10と、第1中間導体板6と負極導体板4との間に接続された第2コンデンサ12と、正極導体板2と第2中間導体板8との間に接続された第1スイッチング素子14と、第2中間導体板8と負極導体板4との間に接続された第2スイッチング素子16とを備えている。
正極導体板2と負極導体板4との間には、この実施形態ではそれらにそれぞれ接続された正極入力端子24、負極入力端子26を経由して、図示しない直流電源から、正極導体板2を正極側にして直流電圧が入力される。
第1中間導体板6と第2中間導体板8との間には、この実施形態ではそれらにそれぞれ接続された第1出力端子28、第2出力端子30を経由して、単相の交流電圧が出力される。
スイッチング素子14、16は、図示例はIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であるが、それ以外のものでも良い。例えば、MOS電界効果トランジスタ、GTOサイリスタ等でも良い。
第1コンデンサ10および第2コンデンサ12は、平滑用および中間電位形成用のものであり、それぞれ、一つのコンデンサで構成されていても良いし、複数個のコンデンサで構成されていても良い。大電流を出力する場合は、複数個で構成する場合が多い。この実施形態では、第1コンデンサ10は、複数個(具体的には8個)の第1電解コンデンサ20で構成されており、第2コンデンサ12は複数個(具体的には8個)の第2電解コンデンサ22で構成されている。各電解コンデンサ20、22の静電容量は、例えば、3300μFである。これによって、例えば、AC200V、400A程度の大電流を出力することができる。
このインバータ装置の構造を図2〜図5を参照して説明する。図2はインバータ装置の正面図であり、図3は平面図であり、図4は右側面図である。各導体板および絶縁体の厚さは拡大して図示している。図5は、図4中のA部の拡大断面図である。図1中の各要素に相当する部分には同一符号を付している。
上記正極導体板2は、平面部2a、立面部2bおよび折り曲げ部2cを有するL字型をしており、上記負極導体板4も、平面部4a、立面部4bおよび折り曲げ部4cを有していて正極導体板2のL字型に対応する大きさのL字型をしており、両導体板2、4は互いに一定の隙間をあけて重ね合わされている。重ね合わしたときの両導体板2、4の端の位置は、互いにほぼ揃っている。
正極導体板2および負極導体板4の平面部2aおよび4a間に、第1絶縁体32および第2絶縁体34に挟まれて、上記第1中間導体板6が配置されている。第1中間導体板6は折り曲げずに平板状をしている。
正極導体板2および負極導体板4の立面部2bおよび4b間に、第3絶縁体36および第4絶縁体38に挟まれて、上記第2中間導体板8が配置されている。第2中間導体板8は折り曲げずに平板状をしている。
各導体板2、4、6、8は、例えば、銅、アルミニウム等の金属またはそれらを主体とする合金の板である。それらの厚さは、例えば、それぞれ1.5mm〜2.0mm程度である。
各絶縁体32、34、36、38は、例えば、絶縁板、絶縁シート等である。より具体例を挙げると、各絶縁体32、34、36、38は、ベーク板、ガラスエポキシ板等の絶縁板であり、それらの厚さは、例えば、それぞれ1.5mm〜2.0mm程度である。
第1絶縁体32、第2絶縁体34および第1中間導体板6は、正極導体板2および負極導体板4の平面部2aおよび4aの、左右および前の計3辺から張り出している。しかも第1中間導体板6は、第1絶縁体32および第2絶縁体34と実質的に同じ距離以上に張り出している。図4および図5に示す例では、第1中間導体板6は、第1絶縁体32および第2絶縁体34と実質的に同じ張り出し距離B2 だけ張り出しているけれども、第1絶縁体32および第2絶縁体34よりも大きく張り出しても良い。
第3絶縁体36、第4絶縁体38および第2中間導体板8は、正極導体板2および負極導体板4の立面部2bおよび4bの、左右および上の計3辺から張り出している。しかも第2中間導体板8は、第3絶縁体36および第4絶縁体38と実質的に同じ距離以上に張り出している。図4に示す例では、第2中間導体板8は、第3絶縁体36および第4絶縁体38と実質的に同じ張り出し距離B3 だけ張り出しているけれども、第3絶縁体36および第4絶縁体38よりも大きく張り出しても良い。この張り出し距離B3 は、この実施形態では、上記張り出し距離B2 と実質的に等しくしている。
図4に示すように、正極導体板2および負極導体板4の折り曲げ部2cおよび4c付近において、各絶縁体32、34、36、38の端部は、それぞれ接近または当接させて配置している。第1中間導体板6と第2中間導体板8との間には空間40を形成しており、このようにして両導体板6、8間の電気絶縁を保っている。
図3に示すように、正極導体板2からは上記正極入力端子24が延出しており、負極導体板4からは上記負極入力端子26が延出しており、第1中間導体板6からは上記第1出力端子28が延出しており、第2中間導体板8からは上記第2出力端子30が二つ延出している。
上記複数個の第1電解コンデンサ20および第2電解コンデンサ22は、正極導体板2および負極導体板4の平面部2aおよび4aの下方に配置されている。
各第1電解コンデンサ20の正極端子20aは、正極導体板2の平面部2aから下向きに突設されている金属スリーブ50を介してねじ60によって、正極導体板2の平面部2aに電気的に接続されている。
各第1電解コンデンサ20の負極端子20bは、第1中間導体板6から下向きに突設されている金属スリーブ51を介してねじ61によって、第1中間導体板6に電気的に接続されている。
各第2電解コンデンサ22の正極端子22aは、第1中間導体板6から下向きに突設されている金属スリーブ52を介してねじ62によって、第1中間導体板6に電気的に接続されている。
各第2電解コンデンサ22の負極端子22bは、負極導体板4の平面部4aから下向きに突設されている金属スリーブ53を介してねじ63によって、負極導体板4の平面部4aに電気的に接続されている。
そして、全ての第1電解コンデンサ20および第2電解コンデンサ22は、それらの正極端子20a、22aおよび負極端子20b、22bの向きが同方向(この実施形態では正面から見て正極端子20a、22aが左側、負極端子20b、22bが右側)に揃うように配置されている。換言すれば、全ての第1電解コンデンサ20および第2電解コンデンサ22をこのように配置すること、および上記のように接続することが可能になるように、上記金属スリーブ50〜53が配置されている。
正極導体板2の平面部2aには、図3に示す例のように、それと電位の異なるねじ61〜63の周りに、穴42、44が設けられている。図に表れていないけれども、第1中間導体板6および負極導体板4にも同様の穴が設けられている。
上記第1スイッチング素子14および第2スイッチング素子16は、正極導体板2および負極導体板4の立面部2bおよび4bの後方に配置されている。
第1スイッチング素子14のコレクタ端子14aは、正極導体板2の立面部2bから後ろ向きに突設されている金属スリーブ54を介してねじ64によって、正極導体板2の立面部2bに電気的に接続されている。
第1スイッチング素子14のエミッタ端子14bは、第2中間導体板8から後ろ向きに突設されている金属スリーブ55を介してねじ65によって、第2中間導体板8に電気的に接続されている。
第2スイッチング素子16のコレクタ端子16aは、第2中間導体板8から後ろ向きに突設されている金属スリーブ56を介してねじ66によって、第2中間導体板8に電気的に接続されている。
第2スイッチング素子16のエミッタ端子16bは、負極導体板4の立面部4bから後ろ向きに突設されている金属スリーブ57を介してねじ67によって、負極導体板4の立面部4bに電気的に接続されている。
正極導体板2の立面部2bには、図2に示す例のように、それと電位の異なるねじ65〜67の周りに、穴46が設けられている。図に表れていないけれども、第2中間導体板8および負極導体板4にも同様の穴が設けられている。
このインバータ装置においては、第1中間導体板6の張り出した部分が、第1絶縁体32および第2絶縁体34の張り出した部分の補強材の働きをし、第2中間導体板8の張り出した部分が、第3絶縁体36および第4絶縁体38の張り出した部分の補強材の働きをするので、第1ないし第4絶縁体32、34、36、38の張り出し距離B2 、B3 (図4参照)を大きくしても、当該絶縁体32、34、36、38は外部からの力によって損傷を受けにくくなる。即ち、絶縁体32、34、36、38に欠けやひび割れが生じにくくなる。
その結果、このインバータ装置の品質の安定化、信頼性の向上、長寿命化等を図ることができる。しかも、第1ないし第4絶縁体32、34、36、38の張り出し距離B2 、B3 を大きくして、汚れに対して絶縁強度低下を小さくすることができるので、清掃を伴う保守作業のインターバルを長くして、省力化を図ることができる。
なお、図6に示した従来例の絶縁体76、78においては、張り出した部分の上下両面の距離および厚さの合計が沿面距離になるのに対して、この実施形態の絶縁体32、34、36、38においては、張り出した部分の片面の距離および厚さの合計が沿面距離になるので、絶縁強度を同じにする場合、従来例の張り出し距離B1 (例えば3mm程度)よりもこの実施形態の張り出し距離B2 、B3 の方が約2倍大きくなる(例えば6mm程度になる)けれども、この張り出し距離B2 、B3 がインバータ装置全体の寸法に占める割合は非常に小さいので、インバータ装置全体の寸法への影響は小さい。それよりも、絶縁体32、34、36、38が外部からの力によって損傷を受けにくくなる効果の方が大きい。
また、図4からも分かるように、絶縁体32、34の後端付近および絶縁体36、38の下端付近には、第1中間導体板6および第2中間導体板8が存在しないのでそれらによる補強作用は奏さないけれども、その辺りは正極導体板2の折り曲げ部2c付近と負極導体板4の折り曲げ部4c付近との間に挟まれていてこれらによって保護されているので、人が不本意に力を加える恐れはなく、特に支障はない。
更にこのインバータ装置においては、全ての第1電解コンデンサ20および第2電解コンデンサ22は、それらの正極端子20a、22aおよび負極端子20b、22bの向きが同方向に揃うように配置されていて、全ての電解コンデンサ20、22の向きが統一されているので、電解コンデンサ20、22の取り付け作業が単純になり、かつ取り付け後の検査も容易になる。例えば、この実施形態では、全ての電解コンデンサ20、22を、単純に正極端子20a、22aを正面から見て左側にして取り付ければ良いので、取り付け作業が単純になる。検査も、上記のように向いていない電解コンデンサが混じっていないかを検査すれば良いので、検査も容易になる。その結果、電解コンデンサ20、22の逆向き取り付けが起こりにくくなると共に、仮に起きたとしても検査で発見しやすくなるので、電解コンデンサ20、22の逆向き取り付けを防止することが容易になる。
また、この実施形態のように正極導体板2および負極導体板4をL字型にすることによって、このインバータ装置の平面寸法を大幅に小さくして、設置スペースを大幅に小さくすることができる。
更に、この実施形態のように、電解コンデンサ20、22を前後方向に3列配置することによって、このインバータ装置の横幅を小さくすることができる。電解コンデンサ20、22を前後方向に4列またはそれ以上に配置しても良く、そのようにすれば横幅をより小さくすることができる。
なお、このインバータ装置の出力側に整流回路を付加して、チョッパを構成しても良い。
この発明に係るインバータ装置の一実施形態を示す回路図である。 この発明に係るインバータ装置の一実施形態を示す正面図であり、各導体板および絶縁体の厚さは拡大して図示している。 この発明に係るインバータ装置の一実施形態を示す平面図であり、各導体板および絶縁体の厚さは拡大して図示している。 この発明に係るインバータ装置の一実施形態を示す右側面図であり、各導体板および絶縁体の厚さは拡大して図示している。 図4中のA部を拡大して示す断面図である。 従来のインバータ装置における導体板および絶縁体の積層構造の一例を部分的に示す断面図である。
符号の説明
2 正極導体板
4 負極導体板
6 第1中間導体板
8 第2中間導体板
10 第1コンデンサ
12 第2コンデンサ
14 第1スイッチング素子
16 第2スイッチング素子
20 第1電解コンデンサ
22 第2電解コンデンサ
32 第1絶縁体
34 第2絶縁体
36 第3絶縁体
38 第4絶縁体

Claims (2)

  1. 正極導体板と、負極導体板と、第1中間導体板と、第2中間導体板と、前記正極導体板と第1中間導体板との間に接続された第1コンデンサと、前記第1中間導体板と負極導体板との間に接続された第2コンデンサと、前記正極導体板と第2中間導体板との間に接続された第1スイッチング素子と、前記第2中間導体板と負極導体板との間に接続された第2スイッチング素子とを備えていて、前記正極導体板と負極導体板との間に前者を正極側にして直流電圧が入力され、前記第1中間導体板と第2中間導体板との間に交流電圧が出力される構成のインバータ装置であって、
    前記正極導体板および負極導体板は、共に平面部および立面部を有するL字型をしていて互いに隙間をあけて重ね合わされており、
    前記正極導体板および負極導体板の平面部間の隙間に、第1絶縁体および第2絶縁体に挟まれて前記第1中間導体板が配置されており、
    前記正極導体板および負極導体板の立面部間の隙間に、第3絶縁体および第4絶縁体に挟まれて前記第2中間導体板が配置されており、
    前記第1絶縁体、第2絶縁体および第1中間導体板は、前記正極導体板および負極導体板の平面部の、左右および前の計3辺から張り出しており、しかも第1中間導体板は第1絶縁体および第2絶縁体と実質的に同じ距離以上に張り出しており、
    前記第3絶縁体、第4絶縁体および第2中間導体板は、前記正極導体板および負極導体板の立面部の、左右および上の計3辺から張り出しており、しかも第2中間導体板は第3絶縁体および第4絶縁体と実質的に同じ距離以上に張り出していることを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記第1コンデンサは、前記正極導体板および負極導体板の平面部の下方に配置された複数の第1電解コンデンサで構成されていて、各第1電解コンデンサの正極端子は前記正極導体板の平面部に接続され、負極端子は前記第1中間導体板に接続されており、
    前記第2コンデンサは、前記正極導体板および負極導体板の平面部の下方に配置された複数の第2電解コンデンサで構成されていて、各第2電解コンデンサの正極端子は前記第1中間導体板に接続され、負極端子は前記負極導体板の平面部に接続されており、
    かつ、全ての第1電解コンデンサおよび第2電解コンデンサは、それらの正極端子および負極端子の向きが同方向に揃うように配置されている請求項1記載のインバータ装置。
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