JP2616000B2 - 平行配線による平形導体の接続装置 - Google Patents

平行配線による平形導体の接続装置

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JP2616000B2 JP1116813A JP11681389A JP2616000B2 JP 2616000 B2 JP2616000 B2 JP 2616000B2 JP 1116813 A JP1116813 A JP 1116813A JP 11681389 A JP11681389 A JP 11681389A JP 2616000 B2 JP2616000 B2 JP 2616000B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば半導体変換装置等に使用される平
行配線による平形導体の接続装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図は一般的なインバータ回路図、第5図は従来例
による変換装置のユニット部の平面図、第6図は第5図
の左側面図、第7図は第5図の正面図、第8図は第5図
の裏面図である。
第4図の三相ブリッジ回路を形成する各相のGTOサイ
リスタ1(1a,1b)は、各一対のアームが一組になって
第8図に示すようにユニットとなって取付板2に装着さ
れる。一対のサイリスタ1は冷却板3にはさまれ、スペ
ーサ4を介して両端の締付具5と通しボルト6によって
締付けられてスタック20を形成し、ケース21に収められ
る。取付板2にはほかに、図示しないゲート回路、スナ
バ回路等が取付けられ、冷却板3には図示しない冷却フ
ィンを設けた冷却体が設けられる。
冷却板3からはP極の平形導体7、U相の平形導体
8、N極の平形導体9が引き出され、各導体間に絶縁板
10を介装して第8図に示す裏面から第7図に示す正面に
貫通し、正面上方に平行配線されて引出される。
第5図から第7図までにおいて、スタック20から引出
される前記平形導体7、8、9と本体側の平形導体11、
12、13との接続部が示されるように、平形導体7と平形
導体11、平形導体8と平形導体12並びに平形導体9と平
形導体13の先端同志がそれぞれ一組のボルトとナットと
で固定され、接続部14,15及び16を構成する。本体側の
平形導体11、12、13の間にも絶縁板10が介装され、スタ
ック側平形導体7、8、9と同様に平行配線される。し
かし、接続部14、15及び16はボルト、ナット及びその締
付作業空間のために平行配線は形成されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記の従来の技術において、一対のアームを形成する
スタックから引き出される直流側のP極及びN極並びに
交流側の1の相の各導体を平行配線することによって半
導体変換装置本体の動作を安定化することはよく行なわ
れることである。
しかし前記従来例では、組立、保守に当って必要にな
る引出側と本体側との接続部が接続のためのボルト等に
よって平行配線を形成できないのでインバータの動作が
不安定になりがちである。またスペースを大きくとり、
接続部における各導体の端部の形状が異り、導体製作上
の困難を生じる等の問題がある。
この発明の目的は、接続部の平行配線を維持して、半
導体変換装置等の動作を安定化することができる平行配
線による平形導体の接続装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明1の平行配線による平形導体の接続装置は、 複数の平形導体とその間に介装した絶縁板とのそれぞ
れの先端を階段状に配置して一方の組と他方の組とを形
成し、この2組を付き合せて対応する各平形導体の先端
同志とその間の絶縁板の先端同志とを重ね、重ね合せた
前記平形導体の各先端を絶縁ボルトで固定するものであ
る。
発明2の平行配線による平形導体の接続装置は、発明
1において、 平形導体の厚さより絶縁板の厚さを薄くし、この絶縁
板の先端同志を重ねて生じる隙間より少し大きい厚さを
持ち弾性と電気絶縁性のある充填片を前記隙間に介装す
るものである。
〔作用〕
発明1においては、平形導体の絶縁板とのそれぞれの
先端を階段状にした2組のものを付き合せることによ
り、対応する各平形導体の先端同志とその間の絶縁板の
先端同志とは相互に重なることになり平行配線される。
重なる長さを適宜にして導体同志では接触面積を通電
に適した値以上に確保できるし、絶縁板同志では接触長
さにより決る絶縁沿面距離を確保できる。絶縁ボルトに
より電気的に機械的に接触部が結合されるし、組立と分
解ができる。
例えば3個の導体を接続する時、いずれの組も絶縁板
を含む厚さの積層数は5個であるが、接続後の厚さは6
個となって1個増加するだけであり、4個以上の導体接
続でも接続後の厚さは1個増加するだけであって全体が
コンパクトに平行配線される。なお、平形導体と絶縁板
との厚さは同一に限らない。
発明2は、発明1において絶縁板を薄いものとするだ
けでなく、弾性のある充填片により、充填片の固定が自
然にできる。
〔実施例〕
第1図は実施例の平面図、第2図は第1図の右側面
図、第3図は第1図のIII-III断面図である。
図面において、一方の組の平形導体31、32及び33とそ
の間に介装した絶縁板34及び35は図示のように、先端が
階段状に配置されている。他方の組も同様に平形導体4
1、42及び43とその間の絶縁板44及び45の先端が階段状
に配置されている。そして、前記2組を付き合せる時に
対応する平形導体31と41、32と42及び33と43は先端同志
が重ね合さるように付き合される。その結果、絶縁板34
と44及び35と45との先端同志も重ね合せることができ
る。絶縁の沿面距離を大きくするため、絶縁板の幅は平
形導体の幅より大きくするとよい。
対応する導体の重ね合せ部分には絶縁板も含め絶縁ボ
ルトが通る穴があって締付けられる。絶縁材料を使用し
た絶縁ボルトそのものの機械的強度が低い場合には、機
械的強度の高い金属性のボルト51、ナット53を使用し、
絶縁管56、絶縁ワッシャ52、54を使用し、そのようなも
のも絶縁ボルトと呼ばれる。更に絶縁板34等の径時変化
による厚さの減少を考慮する時には皿ばね55を使用し、
厚さの減少に対して導体先端同志の接触圧を確保する。
ここまでの説明は2組のものが相互に一直接上に延設
されるものにも適用されるが、同じ図面を基にして接続
部から各組が異る方向に延設されるものについての説明
を続ける。
第1図において右方向にx軸、上方向にy軸、紙面の
裏面方向に−z軸をとると、一方の組の平形導体31等は
符号III-IIIの部分から−z軸方向に向き、他方の組の
平形導体41等はy軸に平行な接続部を離れた上の所で−
x軸方向を向いている。他方が−x軸方向を向くことは
第1図で明瞭に示され、絶縁板46及び47が導体の間に介
装される。一方が−z軸方向を向くことは第2図又は第
3図、特に第2図で明瞭に示される。第1図と第2図と
から判るように、平形導体31は真直であるが、平形導体
32と33とはL字形に打抜かれている。絶縁板34と35とは
L字形に切出してもよいが、真直なものをL字形に接合
して接着してもよい。
第2図で2点鎖線で示すものは一方が第1図で−y軸
方向を向く変形例を示す。絶縁板が相互に重なり合う部
分並びに44と46及び43と47との当接部分は絶縁距離と沿
面距離をかせぐために絶縁性接着剤又は充填材を使用す
るとよい。
実施例の次の変形例として、3個の中の中央のボルト
で一方が−z軸方向に向くようにもできる。その際、平
形導体32が−z軸方向に真直で、平形半導体41が−z軸
方向にL字形に曲がる。上方のボルトで一方が−z軸方
向に向くようにもなる。これらの変形は一方の組と他方
の組との相対位置に関し、接続部の位置を変えたい時に
利用できる。
これまでのものは、平形導体と絶縁板との厚さが同一
である条件で説明したが、次に厚さが異る場合の変形例
を説明する。平形導体の厚さの方が薄いことは実際には
少ないが、その時は重ねられる平形導体の先端同志の間
に生じる隙間に相当する厚さの導電材料からなるワッシ
ャを介装する。
絶縁板の厚さの方が薄いことはしばしば生じるが、そ
の時は重ねられる絶縁板の先端同志の間に生じる隙間は
そのまゝでもよいが、絶縁コンパウンドを充填すると絶
縁沿面距離が改善される。
特に、発明2に係るものとして薄い絶縁板を重ねて生
じる隙間より少し厚い弾性と電気絶縁性のある充填片を
介装すると、作業性がよい。
〔発明の効果〕 この発明群の平行配線による平形導体の接続装置は、 複数の平形導体とその間に介装した絶縁板とのそれぞ
れの先端を階段状に配置して一方の組と他方の組とを形
成し、この2組を付き合せて対応する各平形導体の先端
同志とその間の絶縁板の先端同志とを重ね、重ね合せた
前記平形導体の各先端を絶縁ボルトで固定するようにし
たので、 平行配線が接続部でも維持されて半導体変換装置等に
おける動作の安定化が実現できるという効果があり、平
形導体の一方の組と他方の組との2組を接続するにもか
かわらず、接続部の厚さは一組の厚さに平形導体一枚分
の厚さが加算されるだけでコンパクトになるという効果
がある。そして2組の平形導体群の接続方向は、真直ぐ
に、平形導体の面内で角度を持たせる方向に、及び平形
導体の厚さ方向に曲げる方向に等の多様な方向を採用で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の平面図、第2図は第1図の右側面図、
第3図は第1図のIII-III断面図であり、第4図は一般
的なインバータ回路図、第5図は従来例による変換装置
のユニット部の平面図、第6図は第5図の左側面図、第
7図は第5図の正面図、第8図は第5図の裏面図であ
る。 1,1a,1b……サイリスタ、7,8,9,11,12,13,31,32,33,41,
42,43,……平形導体、10……絶縁板、14,15,16……接続
部、34,35,44,45,46,47……絶縁板、51……ボルト、53
……ナット、56……絶縁管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の平形導体とその間に介装した絶縁板
    とのそれぞれの先端を階段状に配置して一方の組と他方
    の組とを形成し、この2組を付き合せて対応する各平形
    導体の先端同志とその間の絶縁板の先端同志とを重ね、
    重ね合せた前記平形導体の各先端を絶縁ボルトで固定す
    ることを特徴とする平行配線による平形導体の接続装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の平行配線による平形導体の
    接続装置において、 平形導体の厚さより絶縁板の厚さを薄くし、この絶縁板
    の先端同志を重ねて生じる隙間より少し大きい厚さを持
    ち弾性と電気絶縁性のある充填片を前記隙間に介装する
    ことを特徴とする平行配線による平形導体の接続装置。
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