JPH0610696Y2 - 半導体スタック - Google Patents

半導体スタック

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JPH0610696Y2
JPH0610696Y2 JP14936887U JP14936887U JPH0610696Y2 JP H0610696 Y2 JPH0610696 Y2 JP H0610696Y2 JP 14936887 U JP14936887 U JP 14936887U JP 14936887 U JP14936887 U JP 14936887U JP H0610696 Y2 JPH0610696 Y2 JP H0610696Y2
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JP
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water
heat sink
stud
semiconductor
semiconductor stack
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陵一 櫛引
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Toshiba Corp
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はサイリスタやGTO等の平形半導体素子を複数
個同時にスタッキングする半導体スタックの実装構造に
関するものである。
(従来の技術) 半導体変換装置において、複数個の半導体素子とヒート
シンクをスタッキングした半導体スタックが使用されて
いる。
近時、半導体の大容量化がめざましく、数千アンペア定
格の半導体素子が一般に使用されるようになってきてい
る。それに伴ない、半導体素子から発生するロスも千ワ
ットを超える大きなものとなってきており、半導体素子
を冷却するためのヒートシンクに対しては熱抵抗の非常
に小さいものが求められている。そのため、風冷ヒート
シンクでは必要とされる熱抵抗を満足出来なかったり、
半導体スタックが大きくなりすぎたりするために水で冷
却する水冷ヒートシンクを使用した半導体スタックを使
用するケースが増えてきている。
第4図に示した回路は電圧形インバータの主回路の一部
でGTO2が2直列で各々にダイオード3が逆並列に接
続している回路である。従来このような半導体素子4個
の回路を一つの半導体スタックとして構成する場合は第
6図に示すようなスタッキングがされている。第7図は
第6図のC−C矢視図である。
水冷ヒートシンク4とGTO2、ダイオード3が交互に
積層され、押え板5,6,7、球面座8、サラバネ9、
絶縁座10と共にスタッド11(2本)と締付ナット1
2で圧接されている。
GTO2、ダイオード3の電気的な接続は導体13で行
なわれ、冷却水14は水冷ヒートシンク4間をつないで
いる絶縁パイプ15を通り、水冷シートシンク4を順次
流れるような構成となっている。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来の半導体スタックにおいては、次のよう
な問題があった。
水冷ヒートシンク4と半導体素子2,3が総べて直列構
成であるため、圧接力の異なる半導体素子の場合、一緒
にスタッキング出来なく、半導体スタック1が長く、不
安定な構造となる。また、半導体素子2,3間を電気的
に接続するための導体13が必要となるため、スペース
及び接続作業が増える。さらに、水冷ヒートシンク4間
をつなぐ絶縁パイプ15が半導体素子2,3と同数必要
であり、パイプの接合部が多くなり、冷却水の漏れ等の
危険が増え、装置の信頼性を低下させる問題があった。
本考案はこのような問題を解決するためになされたもの
で、取付スペースが小さく、部品点数が少なくて作業工
数が少なく、圧接力の異なる半導体素子でも一緒にスタ
ッキング出来る半導体スタックを提供することを目的と
する。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案においては、冷却水パ
イプと導体を兼ねたヒートシンクと同じ材質のパイプと
で2個のヒートシンクを接続して一体化し、1本の加圧
用スタッドで半導体素子を並列にスタッキングしたこと
を特徴とするものである。
(作用) このように半導体素子をスタッキングした場合、パイプ
により半導体素子間の電気的接続は行なわれるために半
導体素子間の接続用導体が不要となり、そのためのスペ
ース及び接続するための作業も省略できる。また、半導
体素子を並列に1本のスタッドで圧接しているためにス
タッドの位置を変えることにより圧接力の異なる半導体
素子でもいっしょに圧接することが可能であり、スタッ
ク長も短かくなる。さらに、水冷ヒートシンク間を接続
する絶縁パイプは半導体素子の半数となり、スペース、
作業工数が減るばかりでなく、冷却水の漏れに対して絶
縁パイプが半数になることから、パッキン等で接合部を
シールする部分が半分となり、他はロー付により一体化
するため、長期的な信頼性が向上することになる。
(実施例) 以下本考案を第1図乃至第4図により説明する。
第1図は本考案により半導体素子をスタッキングした半
導体スタックの正面図であり、第2図は第1図のA−A
矢視図、第3図は第1図のB−B矢視図で第4図は回路
図である。
ヒートシンクとフレキ性を持たせた銅製のバイプ16で
つながった銅製の水冷ヒートシンク17の片側にGTO
2が、別な片側にダイオード3が積層され、押え板1
8,19、サラバネ9のガイドピンが付いた球面座2
0、サラバネ9、絶縁座10が付き、スタッド21と締
付ナット22でGTO2、ダイオード3と水冷ヒートシ
ンク17が圧接されている。冷却水14は水冷ヒートシ
ンク17aの入水口23から入り、GTO2のアノード
側、ダイオード3のカソード側を冷却後、絶縁パイプ1
5で順次水冷ヒートシンク17b,17cに渡り、水冷
ヒートシンク17cの出水口24から出る構成となって
いる。
このような構成によれば、スタッド21と球面座20
a,20b間の寸法P,Qの比を変化させることにより
圧接力の異なる半導体素子が同時にスタッキング可能と
なる。つまり、例えばダイオード3の圧接力が2000kgで
GTO2の圧接力が3000kgであるならばPとQの比を
3:2とし、5000kgの圧接力をスタッド21と締付けナ
ット22とにより与えれば、はりのつりあいの条件か
ら、ダイオード3、GTO2にはそれぞれ2000kg,3000k
gの圧接力が得られる。また、GTO2、ダイオード3
間の電気的な接続は銅ヒートシンクと銅パイプ16が冷
却水を通す役目と兼用して行なうため、水冷ヒートシン
ク17a,17b,17c間を接続する導体が無くな
り、スペース及び接続作業が不要となる。また、銅パイ
プ16は水冷導体となるため、自冷の導体の数十倍の電
流が流すことができる。
従って、銅パイプ16のサイズは自冷導体の数十分の1
ですむことになる。また、GTO2、ダイオード3、水
冷ヒートシンク17a,17b,17c等の厚さ寸法の
公差により生ずるGTO側ヒートシンクとダイオード側
ヒートシンクのズレに対しては銅パイプ16にフレキ性
を持たせることにより、銅パイプが簡単に変形し、パイ
プ及びパイプのロー付部に無理な応力が生じることはな
い。
本考案は前記実施例に限定されず、第5図のように銅フ
レキパイプを使用しない風冷ヒートシンク25を使用す
る半導体スタックにも適用可能である。
なお、本考案はGTO2個、ダイオード2個の並列のス
タック例で説明してあるが半導体の種類、個数及び並列
数には当然左右されず、同様の構造が適用できることは
言うまでもない。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、圧接力の異なる半導体素
子をいっしょに圧接でき、取付スペースが小さく、作業
工数が少ない、信頼性の高い半導体スタックを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図のA−A矢視図、第3図は第1図のB−B矢視図、第
4図は第1図の回路図で、第5図は本考案の他実施例を
示す図、第6図は従来の半導体スタック構成図、第7図
は第6図のC−C矢視図である。 1……半導体スタック、2……GTO、3……ダイオー
ド、4,17a,b,c……水冷ヒートシンク、5,
6,7,18,19……押え板、8,20a,b……球面
座、9……サラバネ、10……絶縁座、11,21……
スタッド、12,22……締付ナット、13……導体、
14……冷却水、15……絶縁パイプ、16……銅フレ
キパイプ、23……入水口、24……出水口、25……
風冷ヒートシンク。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタッドの一端が一方の押え板に固定さ
    れ、他方の押え板を貫通する前記スタッドの他端に締付
    けナットを取付け、この締付けナットを締付けることに
    より、前記スタッドの両側にそれぞれ配置されるヒート
    シンクと半導体素子の積層体に前記押え板を介して圧接
    力を与えるようにし、且つ前記圧接力を前記スタッドの
    中心と前記それぞれの積層体の中心までの距離を変える
    ことにより調整するようにしたことを特徴とする半導体
    スタック。
  2. 【請求項2】前記ヒートシンクを水冷ヒートシンクと
    し、且つ対を成す両側の水冷ヒートシンク間を内部を水
    路とする導電性のフレキシブルパイプとしたことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の半導体スタ
    ック。
JP14936887U 1987-09-30 1987-09-30 半導体スタック Expired - Lifetime JPH0610696Y2 (ja)

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JPS6454344U JPS6454344U (ja) 1989-04-04
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JP5163160B2 (ja) * 2008-02-01 2013-03-13 株式会社デンソー 半導体冷却構造
JP2014093927A (ja) * 2012-11-07 2014-05-19 Hitachi Ltd 電力変換装置

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