JP3051003B2 - 半導体スタック - Google Patents

半導体スタック

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JP3051003B2
JP3051003B2 JP5036622A JP3662293A JP3051003B2 JP 3051003 B2 JP3051003 B2 JP 3051003B2 JP 5036622 A JP5036622 A JP 5036622A JP 3662293 A JP3662293 A JP 3662293A JP 3051003 B2 JP3051003 B2 JP 3051003B2
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誠一 五十嵐
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力変換器の半導体素
子を組込んだスタックに係り、特に複数個のスイッチン
グ素子の接続実装構成を改良した半導体スタックに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置においては、電力変換器の高
性能化のため、高速スイッチング素子を用いた高周波P
WM制御方式の採用が増加し、また、半導体装置の大容
量化に伴い、大容量の半導体素子を並列にして用いるよ
うにしている。さらに、高周波PWM制御方式では、高
速スイッチング素子間のリアクタンスを減少させ、スイ
ッチング時に発生するサージ電圧を抑制する必要がある
ので、高速スイッチング素子は互いに近接して取付けら
れている。
【0003】次に、従来の実装例を図5〜図7を参照し
て説明する。図5は、三相ブリッジまたは単相ブリッジ
回路の直流P,N間の上,下の2アームで、それぞれの
アームのスイッチング素子1,2が6並列の例を示す。
また、図6,図7は、図5に示した回路を実装した構成
を示したもので、図6は正面図、図7は図6のA−A矢
視図である。
【0004】図6において、スイッチング素子1,2
は、ヒートシンク6に対して3個並列分のスイッチング
素子が配置され、ヒートシンク6の背面側にも同様に2
アーム分のスイッチング素子が配置され、直流導体
(P)3,直流導体(N)と、上,下アーム間を接続す
る交流導体5により、スイッチング素子1,2が6個並
列に接続されている。
【0005】図5〜図7において、直流入力端子(P)
9,直流入力端子(N)10は、スイッチング1,2の6
個並列の中間点にあり、交流端子11は図6の左端に位置
していることから、スイッチング素子1,2の直流入力
端子9,10から交流端子11までの回路長が等しくなるよ
うに構成しているため、並列スイッチング素子1,2を
流れる電流も均一化される。また、直流入力端子9,10
と交流端子11間の回路長も最短となるため、リアクタン
スもある程度小さく抑えることができるが、スイッチン
グ素子1,2の高周波PWMスイッチング時のサージ電
圧を抑えるためには、交流導体5を両サイドから直流導
体(P)3,直流導体(N)4で密着並行とし、リタン
ペアーにして小さくする必要がある。さらに、多数の並
列接続されるスイッチング素子は、スイッチング素子間
のリアクタンスを小さくするため、局部に集中する熱損
失を分散し冷却がある。そこで、ヒートパイプ付のヒー
トシンクが用いられていたが、並列素子各々の温度上昇
差異が大きくなるため、最高温度のスイッチング素子で
容量が決められ、電力変換装置としての容量を低下させ
るという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6からわかるよう
に、スイッチング素子1,2間の距離を最短に接続した
交流導体5の上,下に直流導体(P)3,直流導体
(N)4をサンドイッチ状に配置することによって直流
入力端子(P)9,直流入力端子(N)10と交流端子11
間のリアクタンスを小さくすることは導体の配置上困難
である。また、局部に多数のスイッチング素子を配置し
た場合においても各スイッチング素子の温度差異がない
ようにする必要がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、直流入力端子
(P),(N)と交流端子間のリアクタンスを小さくし
て、スイッチング素子の転流時におけるサージ電圧を抑
制するようにした半導体スタックを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、中間に空隙を形成した放熱体の側部に半導
体素子を装着し、この半導体素子の入,出力電流を導通
する接続導体の少なくとも主母線導体を、放熱体の上部
または下部にリターンペアとなるように並列させ絶縁支
持するように構成したものである。
【0009】
【作用】半導体素子の直流入力端子(P),(N)と交
流端子間のリアクタンスを小さくすることができ、これ
によって半導体素子の転流時におけるサージ電圧を抑制
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図、図2
は、本発明の一実施例に用いるヒートシンクの斜視図で
ある。図1において、1,2はスイッチング素子、15は
スイッチング素子1,2を取付けるヒートシンクを示
す。このヒートシンク15は、図2に示すように熱伝導性
の良好な銅またはアルミニウム等の材料から形成され、
両側の縁部を厚くし中間部を薄くした板状の単体15a
を、所要枚数重ねて縁部をボルト15bで締付けて一体に
したもので、単体15a相互の中間部に形成される隙間15
cに冷却風を流通させて放熱できるように構成されてい
る。なお、単体15aの縁部を厚くする代りにスペーサを
用いて中央部に隙間15cを形成するようにしてもよい。
【0011】このように構成されたヒートシンク15の側
面部に、長手方向に沿ってスイッチング素子1,2を配
列し、ボルト16,16を介して取付ける。なお、図1に
は、スイッチング素子1,2がヒートシンク15の一方
(右側)の側面部に取付けられている状態を示している
が、他方(左側)の側面部にも同様にスイッチング素子
1,2(ただし、図示しない)が取付けられ、全体とし
て図5に示した回路図の直流P,N間上下アームの2並
列分が取付けられる。
【0012】また、直流導体(P)17は、スイッチング
素子1のC端子に接続され、直流導体(N)18は、スイ
ッチング素子2のE端子に接続され、スイッチング素子
1,2のE,C端子に接続された交流導体19を上下から
サンドイッチ状に挟み、直流導体(P)17,直流導体
(N)18は交流導体19とリターンペアとなるように配置
されている。
【0013】しかして、直流導体(P)17は、平板状の
主体部17aと、この主体部17aの長手方向に沿った一方
(図1で手前側)の端部の両側でスイッチング素子1の
C端子に接続可能となるように下方に折曲げた端子接続
部17bと、主体部17aの長手方向に沿った他方の端部の
両側で上方に折曲げた直流入力端子(P)9とから構成
され、端子接続部17bにはスイッチング素子1のC端子
に接続するためのボルト20の貫通孔(図示しない)を設
ける。
【0014】直流導体(N)18は、平板状の主体部18a
と、この主体部18aの長手方向に沿った一方(図1で手
前側)の端部の両側でスイッチング素子2のE端子に接
続可能となるように下方に折曲げた端子接続部18bと、
主体部18aの長手方向に沿った他方の端部の両側での上
方に折曲げた直流入力端子(N)10とから構成され、端
子接続部18bにはスイッチング素子2のE端子に接続す
るためのボルト20の貫通孔(図示しない)を設ける。
【0015】交流導体19は、平板状の主体部19aと、こ
の主体部19aの一方(図1の手前側)の端部の両側でス
イッチング素子1のE端子とスイッチング素子2のC端
子に接続可能となるように下方に折曲げた端子接続部19
bとから構成され、この端子接続部19bにはスイッチン
グ素子1のE端子に接続するためのボルト20の貫通孔
(図示しない)とスイッチング素子2のC端子に接続す
るためのボルト20の貫通孔(図示しない)を設け、主体
部19aの他方の端部には交流端子11を設ける。
【0016】以上のように構成された直流導体(P)1
7,直流導体(N)18,交流導体19は、導体処理箱23に
収納されて支持される。この導体処理箱21は、絶縁材で
形成され、平面形状をヒートシンク15の平面形状と同形
状とし、直流導体(P)17,直流導体(N)18,交流導
体19のそれぞれの主体部17a,18a,19aを収納可能と
し、それらの端子接続部17c,18c,19bが側面の切欠
部から外部へ出るようにし、それぞれの主体部17a,18
a,19aの他方(図1で向う側)の端部が同方向の端面
の切欠部から外部へ出るように構成されている。この導
体処理箱21は、ヒートシンク16の上面にボルト(図示し
ない)を介して取付けられる。
【0017】次に、以上のように構成された実施例の作
用を説明する。上述したようにスイッチング素子1,2
を実装することにより、直流入力端子(P)9から流入
する電流は、直流導体(P)17,スイッチング素子1,
交流導体19を経由して交流端子11に至る。また、直流導
体(P)17と交流導体19は、リターンペアとなっている
ため、直流入力端子(P)9と交流端子11間のリアクタ
ンスを小さな値とすることができる。さらに、交流端子
11から直流導体(N)18へ流れる電流も、交流導体19と
直流導体(N)18がリターンペアとなっているため、交
流端子11と直流入力端子(N)10間のリアクタンスを小
さな値とすることができる。
【0018】以上のように構成することにより、高速ス
イッチング素子の転流時におけるサージ電圧を抑制する
と共に並列接続される高速スイッチング素子の温度差の
ないスタック構成となるため、小形で安価な半導体スタ
ックを得ることができる。
【0019】なお、以上説明した実施例(以下、第1実
施例という)は、スタックを1段としたものであるが、
図3に示すようにスタックを2段に重ねるように構成
し、図5に示す回路図の直流P,N間上,下アームの4
並列分を実装するようにしてもよい。この実施例(以
下、第2実施例という)の場合には、下方のスタックと
上方のスタックのそれぞれの直流導体(P),直流導体
(N),交流導体を接続する。そこで、下方のスタック
の直流導体(P)17Aと上方のスタック直流導体(P)
17Bの直流入力端子(P)をそれぞれ接近するように伸
ばし、この接続部に直流入力端子(P)9を形成し、下
方のスタックの直流導体(N)18Aと上方のスタックの
直流導体(N)18Bの直流入力端子(N)をそれぞれ接
近するように伸ばし、この接続部に直流入力端子(N)
10を形成し、下方のスタックの交流導体19Aと上方のス
タックの交流導体19Bの交流端子をそれぞれ接近するよ
うに側方に伸ばし、この接続部に交流端子11を形成す
る。または、別個の導体で接続するようにしてもよい。
【0020】以上のように構成した第2実施例でも、第
1実施例と同様の効果が得られる。また、ヒートシンク
15,15に矢印で示すように冷却風を流すことにより、ス
タックを重ねても上方のスタックが下方のスタックの熱
で悪影響を受けることを防止できる。
【0021】図4は、図5に示す三相ブリッジまたは単
相ブリッジ回路の直流P,N間の上,下のアームをスタ
ック左右側面合わせて4並列分実装した実施例(以下、
第3実施例という)を示したものである。この第3実施
例の場合には、ヒートシンク15Aは、上述した第1実施
例のヒートシンク15に比べて単体15aの枚数をほぼ2倍
として重ねてボルト等を介して一体にした構成としてい
る。また、直流導体(P)17Cは、端子接続部17cを上
述した直流導体(P)17の端子接続部17bより長くし
て、上方のスイッチング素子1AのC端子と下方のスイ
ッチング素子1BのC端子を接続できるようにし、直流
導体(N)18Cは、端子接続部18cを上述した直流導体
(N)18の端子接続部18bより長くし、上方のスイッチ
ング素子2AのE端子と下方のスイッチング素子2Bの
E素子を接続できるようにしている。
【0022】一方、交流導体19Cは、端子接続部19c
を、山字状とし中央の部分が主体部19aに連らなり、両
側の部分は下部で中央の部分に連らなるように形成し、
この下部で下方のスイッチング素子1BのE端子,スイ
ッチング素子2BのC端子に接続し、両側の部分の一方
(図4で右側)で上方のスイッチング素子1AのE端
子、他方で上方のスイッチング素子2AのE端子にそれ
ぞれ接続するようにする。
【0023】以上のように構成した第3実施例も、上述
した第2実施例と同様に高速スイッチング素子1A,1
B,2A,2Bの転流時におけるサージ電圧を抑制する
と共に、冷却風をヒートシンク15Aに矢印で示すように
流通させることによって、並列接続された高速スイッチ
ング素子1A,1Bおよび2A,2B上下間の温度上昇
差異を最小限に抑えることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
間に空隙を形成した放熱体の側部に半導体素子を装着
し、この半導体素子の入,出力電流を導通する接続導体
の少なくとも主母線導体を、放熱体の上部または下部に
リターンペアとなるように並列して絶縁支持するように
しているので、半導体素子の転流時におけるサージ電圧
を抑制する半導体スタックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部切断して示す斜視図。
【図2】本発明の一実施例に用いる放熱体の斜視図。
【図3】本発明の他の実施例(第2実施例)を一部切断
して示す斜視図。
【図4】本発明のさらに異なる他の実施例(第3実施
例)を一部切断して示す斜視図。
【図5】半導体スタックの回路図。
【図6】従来の半導体スタックの正面図。
【図7】図6のA−A矢視図。
【符号の説明】
1,1A,2,2A…スイッチング素子、9…直流入力
端子(P)、10…直流入力端子(N)、11…交流端子、
15…ヒートシンク、17,17A,17B,17C…直流導体
(P)、18,18A,18B,18C…直流導体(N)、19,
19A,19B,19C…交流導体、21…導体処理箱。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間に空隙を形成した放熱体の側部に半
    導体素子を装着し、この半導体素子の入,出力電流を導
    通する接続導体の少なくとも主母線導体を、前記放熱体
    の上部または下部に並列させ絶縁支持するように構成し
    たことを特徴とする半導体スタック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体スタックにおい
    て、主母線導体がリターンペア配置となるように構成し
    たことを特徴とする半導体スタック。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体スタッ
    クにおいて、放熱体の空隙に冷却風を流通させるように
    したことを特徴とする半導体スタック。
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