JP4769590B2 - シャシダイナモメータの車両固定装置 - Google Patents

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本発明は、シャシダイナモメータに対して車両を固定するための技術に関するものである。
自動車の駆動輪をローラ上で回転し自動車の各種特性の測定を行うシャシダイナモメータにおいては、自動車を、その駆動輪を正しくローラ上に位置決めした上で、車体を固定し、その試験、測定を行う必要がある。
そして、このようなシャシダイナモメータにおける車両の固定の技術としては、車両の遊動輪を、遊動輪に巻き回したベルトで固定する技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
また、このようなシャシダイナモメータにおける車両の固定の技術としては、車両の前方(または後方)に設置したポールと、車両前部(または後部)とを、チェーンで連結する技術も知られている(たとえば、特許文献2)。
特開平10-267798号公報 特開平10-307082号公報
さて、前述した車両の遊動輪を、遊動輪に巻き回したベルトで固定する技術は、4輪の全てが駆動輪となる4輪駆動車の固定には適用することができない。
一方、前述した車両の前部や後部と車両の前方や後方に設置したポールとをチェーンで連結して車両を固定する技術は、4輪駆動車の固定にも適用することができるが、このような固定法は、垂直方向の力に対して車両の位置を安定させる作用が小さく、シャーシダイナモメータを用いて行う試験の内容によっては、充分に安定した状態で車両を固定できない場合がある。
そこで、本発明は、4輪駆動車を安定的に固定することのできる、シャシダイナモメータの車両固定装置を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、自動車の駆動輪を載置するローラを備えたシャシーダイナモメータの、前記ローラ上に駆動輪を載置した自動車を固定する車両固定装置を、前記ローラ上に駆動輪を載置した自動車の車体をリフトアップするリフトアップ装置を含めて構成したものである。
ここで、このようなリフトアップ装置は、たとえば、前記自動車の車体のジャッキアップポイントに当接させる当接ブロックと、前記ローラ上に駆動輪を載置した自動車の前後左右方向に前記当接ブロックを移動可能かつ任意移動位置において固定可能に支持する案内部と、前記案内部を上下に移動するリフト機構部とを備えて構成することができる。
このようなシャシーダイナモメータの車両固定装置によれば、リフトアップ装置を用いて、前記自動車の車体を当該車両の各車輪と前記ローラとの間の抵抗値が変更しない範囲でリフトアップした状態で、当該自動車の車体を固定することができる。そして、このようにして車両の試験を行う場合には、車輪から車体部に加わる衝撃をサスペンションによってより吸収できるようになるので、車両をより安定的に固定できるようになる。
また、リフトアップ装置を用いて、前記自動車の車体を当該車両の各車輪が前記ローラから離間する位置まで持ち上げれば、シャシーダイナモメータの暖気運転や調整を、自動車をシャシーダイナモメータ上からいちいち移動させることなく行うことができるようになる。
なお、以上のようなシャシーダイナモメータの車両固定装置には、さらに、複数のベルト固定装置を設けることが、より安定した車両の固定を行う上で好ましい。ただし、各ベルト固定装置は、前記リフトアップ装置によってリフトアップされた自動車の車体に一端が連結するベルトと、固定設置された前記ベルトの他端を固定するベルト固定部とを備えたものとする。
以上のように、本発明によれば、4輪駆動車を安定的に固定することのできる、シャシダイナモメータの車両固定装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係るシャシダイナモメータの構成を模式的に示す。
ここで、図1aはシャシーダイナモメータの上面模式図を、図1bはシャシーダイナモメータの側面模式図を示している。
図示するように、このシャシーダイナモメータは、4輪駆動の自動車用のシャシーダイナモメータであり、駆体1上に自動車を進行させ、前輪を前輪用ローラ2上に位置決めすると共に、後輪を後輪用ローラ3上に位置決めした上で、自動車を駆体1に対して固定し、固定した自動車を走行させながら前輪用ローラ2に連結した動力計や後輪用ローラ3に連結した動力計を用いて自動車の各種特性を測定するものである。
ここで、この自動車の駆体1に対する固定は、4つのベルト固定装置4と、駆体1の左右に一つづつ配置した計二つのリフトアップ装置5とを用いて行う。
以下、このベルト固定装置4の構成について説明する。
ここで、固定する自動車の前後左右方向を用いて前後左右方向を示すものとして、4つのベルト固定装置4のうち二つのベルト固定装置4は、位置決めした自動車がおよそ占める領域の前方に左右方向に間隔を設けて配置されており、残りの二つのベルト固定装置4は、位置決めした自動車がおよそ占める領域の後方に左右方向に間隔を設けて配置されている。
そして、位置決めした自動車がおよそ占める領域の前方に配置された二つのベルト固定装置4の各々は、自動車前部に固着した固定フックと連結する固定ベルト41と、駆体1に固定された巻取装置42を備えている。ここで、この巻き取り装置は、当該固定ベルト41を任意量巻き取ったり、任意量送り出したり、固定ベルト41を任意量巻き取った状態で固定する装置である。
また、位置決めした自動車がおよそ占める領域の後方に配置された二つのベルト固定装置4の各々も同様に、自動車前部に固着した固定フックと連結する固定ベルト41と、巻取装置42とを備えている。なお、車両に固着した固定フックとしては、それが可能な場合は、自動車の牽引フックを流用してもよい。
以上、ベルト固定装置4の構成について説明した。
次に、リフトアップ装置5について説明する。
図2に、リフトアップ装置5の構成を示す。図中、aはリフトアップ装置5の上面のようすを、b1、b2は、リフトアップ装置5の自動車後方に向かって左の側面のようすを、c1、c2は、リフトアップ装置5の自動車後方に向かって正面のようすを表している。
さて、図示するように駆体1の左右に設けられたリフトアップ装置5は、相互に左右対称な構造を有しており、それぞれ、ジャッキ装置51、アーム部52、アーム部52の上部に配置された調整バー53、各調整バー53の上部に配置された2つの当接ブロック54とを有している。
そして、各リフトアップ装置5のジャッキ装置51は、駆体1の側部に固定されており、駆体1の上面上に延びたアーム部52を、図2b2、C2に破線と矢印で示すように上下に移動する。なお、このようなジャッキ装置51のアーム部52の移動機構としては、油圧を用いたジャッキ機構やボールネジを用いたジャッキ機構を用いることができる。
次に、各リフトアップ装置5の調整バー53は、図2a、c1に破線と矢印で示すように、自動車の左右方向に移動可能かつ左右方向の任意位置において固定可能に、アーム部52に支持されている。
また、各当接ブロック54は、図2a、b1に破線と矢印で示すように自動車の前後方向に移動可能かつ前後方向の任意位置において固定可能に、調整バー53に支持されている。
以上、リフトアップ装置5の構成について説明した。
以下、このようなシャシーダイナモメータへの車両の固定の手順を示す。
まず、作業者は、ジャッキ装置51を操作して、各リフトアップ装置5のアーム部52を最下端の位置まで移動した上で、自動車を、駆体1上に進行させ、図1に示すように、前輪を前輪用ローラ2上に位置決めすると共に後輪を後輪用ローラ3上に位置決めする。
そして、各リフトアップ装置5の調整バー53をアーム部52に対して移動すると共に、各リフトアップ装置5の当接ブロック54を調整バー53に対して移動して、計4つの当接ブロック54を、それぞれ自動車の左右前後の4つのジャッキアップポイントの真下に位置決めする。そして、その状態で、各当接ブロック54を調整バー53に対して固定し、各調整バー53をアーム部52に対して固定する。
次に、各リフトアップ装置5のジャッキ装置51を操作して各リフトアップ装置5のアーム部52を、4つの当接ブロック54が、それぞれ自動車の左右二つのジャッキアップポイントに当接し、さらに、数cm程度、車体をリフトアップするまで、上方に移動する。なお、このように車体を数cm程度リフットアップしても、自動車のサスペンションが数cm延びるだけで、車両の各車輪は、前輪用ローラ2や後輪用ローラ3上に一定の荷重を持って接したままとなる。
そして、二つのベルト固定装置4の固定ベルト41の先端を、それぞれ自動車前部及び後部に固着した固定フックに連結し、巻取装置42で、固定ベルト41を、固定ベルト41が張力を持って張られるように巻き取って固定し、車両の固定を完了する。
以上、本発明の実施形態について説明した。
このように、本実施形態では、リフトアップ装置5を用いて、前記自動車の車体を当該車両の各車輪と前記ローラとの間の抵抗値が変更しない範囲でリフトアップした状態で、当該自動車の車体を固定するので、車両の試験を行う際に車輪から車体部に加わる衝撃がサスペンションによってより吸収されるようになる。したがって、本実施形態によれば、車両の試験の際に、車両が、より安定的に固定されることになる。
なお、本実施形態で示したリフトアップ装置5を用いて、自動車を、車輪の全てが完全に前輪用ローラ2や後輪用ローラ3から離れる位置までリフトアップすれば、シャシーダイナモモータの暖気運転を、一々自動車を駆体1上から排除することなく行うことができるようになる。
本発明の実施形態に係るシャシーダイナモメータの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るリフトアップ装置の構成を示す図である。
符号の説明
1…駆体、2…前輪用ローラ、3…後輪用ローラ、4…ベルト固定装置、5…リフトアップ装置、41…固定ベルト、42…巻取装置、51…ジャッキ装置、52…アーム部、53…調整バー、54…当接ブロック。

Claims (1)

  1. 自動車の駆動輪を載置するローラを備えたシャシーダイナモメータの、前記ローラ上に各車輪を載置した4輪駆動の自動車を固定する車両固定方法であって、
    前記ローラ上に各車輪を載置した自動車の車体をリフトアップするリフトアップ装置を用いて、前記自動車の車体を当該車両の各車輪と前記ローラとの間の抵抗値が変更しない範囲でリフトアップするステップと、
    前記自動車の車体を、当該自動車の車体をリフトアップした状態で、当該自動車の車体を、自動車の車体の前部に一端を連結したベルトである前部ベルトと自動車の車体の後部に一端を連結したベルトである後部ベルトとを、張力を持って張られるように巻き取って前記自動車を固定するステップとを有することを特徴とする車両固定方法。
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