JP5020731B2 - シャシーダイナモメータの位置決支援装置 - Google Patents
シャシーダイナモメータの位置決支援装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5020731B2 JP5020731B2 JP2007188480A JP2007188480A JP5020731B2 JP 5020731 B2 JP5020731 B2 JP 5020731B2 JP 2007188480 A JP2007188480 A JP 2007188480A JP 2007188480 A JP2007188480 A JP 2007188480A JP 5020731 B2 JP5020731 B2 JP 5020731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- roller
- automobile
- guide roller
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Description
このようにすることにより、作業者が自動車を運転して自動車を左右に移動して位置決めを行う場合に、作業者は、表示装置を参照しつつ、前記左ガイドローラの右方向への移動量と前記右ガイドローラの左方向への移動量が一致するように、ステアリング操作を行って、自動車の左右方向の位置決めを行うことができる。
図1に、本実施形態に係るシャシーダイナモメータの構成を模式的に示す。
ここで、図1aはシャシーダイナモメータの上面模式図を、図1bはシャシーダイナモメータの側面模式図を示している。
図示するように、このシャシーダイナモメータは、4輪駆動の自動車用のシャシーダイナモメータであり、駆体1上に自動車を進行させ、前後左右の4つの車輪を各々前後左右の4つのローラ2上に位置決めした上で、自動車を駆体1に対して固定ベルト4で固定し、固定した自動車を走行させながらローラ2に連結した動力計で自動車の各種特性を測定するものである。
ここで、図2に、ガイド装置3の構成を示す。
図2aは上方から見たガイド装置3の構造を模式的に示したものであり、図2bは車両の前後方向から見たガイド装置3の構造を模式的に示したものである。
図示するように、ガイド装置3は、先端に回転自在に設けたガイドローラ31が設けられたアーム32と、アーム32を伸縮するエアシリンダや油圧シリンダなどのアクチュエータ33、アーム32の伸縮量を検出するリニアエンコーダ34とを備えている。
すなわち、まず、作業者は、自動車を駆体1上に進行させ、4つの車輪をローラ2上に位置させる。
そして、作業者は、センタリング支援装置6のセンタリング支援処理を起動する。
図3に、このセンタリング支援装置6が行うセンタリング支援処理の手順を示す。
図示するように、この処理では、まず、図4における左方向を自動車の左方向として、図4aに示すように左右のガイド装置3L、3Rのアクチュエータ33を制御して、左のガイド装置3Lのアーム32をガイドローラ31を左前車輪100Lの左側部下部に接するに充分な量伸長させ、右のガイド装置3Rのアーム32をガイドローラ31を右前車輪100Rの右側部下部に接するに充分な量伸長させる。また、ガイドローラ31が接した車輪が左右に移動しても、当該移動に追従してアーム32が伸縮し、ガイドローラ31と車輪の接触が保たれるように両ガイド装置3のアクチュエータ33に、車輪方向への弱い力(圧力、付勢力)をアーム32に与え続けさせる(ステップ302)。なお、ガイドローラ31と車輪の接触をアクチュエータ33の負荷の変化から検出するようにして、当該検出結果より、両者の接触を確認したり、ガイドローラ31を車輪に接触させるためのアーム32の伸長量を制御したりするようにしてもよい。すなわち、この場合には、たとえば、アクチュエータ33を油圧シリンダやエアシリンダで構成した場合には、アーム32伸長時の油圧やエア圧の変化パターンの、無負荷時のアーム32伸長時の変化パターンに対するずれに基づいて、ガイドローラ31に対するアーム32方向への負荷の発生、すなわち、ガイドローラ31と車輪の接触を検出したり、ガイドローラ31の軸受部やアーム32に圧力センサやロードセルを設けて、当該圧力センサやロードセルの検出した圧力や負荷の変化から当該ガイドローラ31と車輪の接触を検出するようにする。
なお、アーム32を伸縮させて各ガイドローラ31を位置づける位置は、自動車の正常な運転中に車輪に接しない範囲内おいて、できるだけ車輪に近い位置とする。このようにすることにより、試験中に車輪が左右に振れて、ローラ2上から逸脱しようとするとき、車輪の動き始めの、車輪の位置ずれが小さく、また、車輪を受けとめるために必要となる力が小さくて済む段階で、車輪のアーム32方向への移動をガイド装置3によって緩衝しつつ制限することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、作業者は、自動車を運転し、表示装置5の表示を参照しながら、左右のガイド装置3のアーム32の伸長量の差がなくなるようにステアリングを操作して、自動車を左右に移動するだけの簡易な作業で、自動車の左右方向位置の適正な位置決めを行うことができる。ただし、自動車の左右方向の移動は他の方法によって、これを行うようにしてもよい。すなわち、たとえば、自動車を走行させながら、伸長量がより大きかった方のガイド装置3のアクチュエータ33を制御してアーム32を収縮させると共に、伸長量がより小さかった方のガイド装置3のアクチュエータ33を制御してアーム32を左右のガイド装置3のアーム32の伸長量の差分伸ばすことにより、ガイドローラ31で自動車を押して移動し、自動車の左右方向位置を適正な位置に移動するようにしてもよい。
また、以上では、前輪に対してのみガイド装置3を設ける場合について示したが、これは後輪に対してガイド装置3を設けるようにしてもよい。または、前輪と共に後輪に対しても同様に左右にガイド装置3を設け、その左右のガイド装置3のアーム32の伸長量の差を表示装置に表示するようにしてもよい。
すなわち、この場合には、左右の駆動輪に対してガイド装置3を設ける。そして、非駆動輪を左右の非駆動輪の左右方向中心ができるだけ左右のローラ2の左右方向中心と一致するように位置決めし、左右の非駆動輪に対してさらに設けたガイド装置3またはその他の測定装置で、左右の非駆動輪の左右方向中心の左右のローラ2の左右方向中心からの位置のずれの比率を測定する。また、左右の駆動輪に対して設けたガイド装置3の左右の駆動輪に左右の移動に追従するように当接させたアーム32の伸長量の差を用いて計測しながら、測定した非駆動輪の位置のずれの比率と、左右の駆動輪の左右方向中心の左右のローラ2の左右方向中心からの位置のずれの比率とが一致するように自動車を運転して、駆動輪の左右位置を調整し、車両が正しく前方を向くように位置決めする。
Claims (3)
- 自動車の車輪を載置するローラを備えたシャシーダイナモメータに対する前記自動車の位置決めを支援する車両位置決支援装置であって、
回転自在に設けられた左ガイドローラと、前記左ガイドローラを左右に移動する左アクチュエータとを備え、前記自動車の前記ローラ上に載置された左車輪の左側に位置するように配置された左ガイド装置と、
回転自在に設けられた右ガイドローラと、前記右ガイドローラを左右に移動する右アクチュエータとを備え、前記自動車の前記ローラ上に載置された右車輪の右側に位置するように配置された右ガイド装置と、
前記自動車の位置決を行う際に、前記左アクチュエータを制御して、前記左ガイドローラが前記自動車の前記ローラ上に載置された左車輪の左側面に、前記左ガイドローラが左車輪の左右方向の移動に追従して左右方向に移動するように当接させると共に、前記右アクチュエータを制御して、前記右ガイドローラが前記自動車の前記ローラ上に載置された右車輪の右側面に、前記右ガイドローラが右車輪の左右方向の移動に追従して左右方向に移動するように当接させる制御部と、
前記左ガイドローラの右方向への移動量と前記右ガイドローラの左方向への移動量とより、自動車の左右方向の位置の所定の規定位置からのずれ、または、当該ずれの方向を検出する検出装置とを有することを特徴とする位置決支援装置。 - 前記請求項1記載の位置決支援装置であって、
表示装置と、
前記検出装置が検出した、自動車の左右方向の位置の所定の規定位置からのずれ、または、当該ずれの方向を表示する表示処理手段とを有することを特徴とする位置決支援装置。 - 請求項1または2記載の位置決支援装置であって、
前記制御部は、前記自動車の試験を行う際に、前記左アクチュエータを制御して、前記左ガイドローラの位置を、前記自動車の前記ローラ上に載置された左車輪の左側の、当該左車輪が左方向に移動したときに当該左車輪が前記ローラから逸脱する前に当該左車輪の左側面に当接して当該左車輪の前記ローラからの逸脱を防止する位置に移動すると共に、前記右アクチュエータを制御して、前記右ガイドローラの位置を、前記自動車の前記ローラ上に載置された右車輪の右側の、当該右車輪が右方向に移動したときに当該右車輪が前記ローラから逸脱する前に当該右車輪の右側面に当接して当該右車輪の前記ローラからの逸脱を防止する位置に移動することを特徴とする位置決支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007188480A JP5020731B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | シャシーダイナモメータの位置決支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007188480A JP5020731B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | シャシーダイナモメータの位置決支援装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009025152A JP2009025152A (ja) | 2009-02-05 |
JP5020731B2 true JP5020731B2 (ja) | 2012-09-05 |
Family
ID=40397095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007188480A Active JP5020731B2 (ja) | 2007-07-19 | 2007-07-19 | シャシーダイナモメータの位置決支援装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5020731B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103630371A (zh) * | 2012-08-24 | 2014-03-12 | 弥荣(成都)实业有限公司 | 用于汽车侧滑检验台中滑板的导向装置 |
CN103630373A (zh) * | 2012-08-24 | 2014-03-12 | 弥荣(成都)实业有限公司 | 能提高检测精度的汽车侧滑检验台的台架 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3305935A (en) * | 1964-09-29 | 1967-02-28 | Lynch Corp | Vehicle test system |
JPS6141913A (ja) * | 1984-08-03 | 1986-02-28 | Anzen Jidosha Kk | 車輪の傾斜度測定方法及びその装置 |
US5000038A (en) * | 1989-06-19 | 1991-03-19 | Frank L. Wells Company | Road test simulator |
JP2988197B2 (ja) * | 1993-06-03 | 1999-12-06 | 日産自動車株式会社 | ホイールアライメントの測定方法 |
JP4172545B2 (ja) * | 2004-02-17 | 2008-10-29 | 株式会社堀場製作所 | 車両性能試験装置 |
-
2007
- 2007-07-19 JP JP2007188480A patent/JP5020731B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009025152A (ja) | 2009-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6781368B2 (ja) | シャシダイナモメータ | |
CN102150029B (zh) | 车辆检测装置 | |
JP4761831B2 (ja) | 力検出装置 | |
EP2769195B1 (en) | Test system for measuring and evaluating dynamic body forces | |
JP6086813B2 (ja) | シーム溶接方法およびシーム溶接装置 | |
WO2011036876A1 (ja) | タイヤ試験機 | |
AU2011240163A1 (en) | Steering method and steering system for an industrial truck | |
JP5020731B2 (ja) | シャシーダイナモメータの位置決支援装置 | |
CN109466268A (zh) | 移动体 | |
KR101409313B1 (ko) | 자동차 파워시트의 내구 및 성능 시험에 사용되는 6축 로봇을 이용한 자동차 파워시트의 스위치 구동장치 | |
KR100699673B1 (ko) | 능동 현가 샤시모듈용 힐스 시스템 | |
JP5117079B2 (ja) | 車両試験装置 | |
JP2007212154A (ja) | シャシーダイナモメータの車両固定装置 | |
JP2009222582A (ja) | シャシーダイナモメータ | |
KR102049320B1 (ko) | 3륜 전동 지게차의 조향 성능 시험장치 및, 그 방법 | |
JP2009180715A (ja) | タイヤ試験装置及びタイヤ試験方法 | |
JP3684079B2 (ja) | 車両用シミュレーション装置 | |
JP4695994B2 (ja) | シャシーダイナモメータの車両固定装置 | |
JP2004085498A (ja) | 一軸シャシダイナモメータの車両位置制御装置 | |
JP2008215958A (ja) | タイヤ試験装置 | |
JP2005257691A (ja) | ラテラルフォース測定装置とその測定方法 | |
JP4865594B2 (ja) | 自動車位置決めシステム | |
JP2007212150A (ja) | シャシダイナモメータの車両位置制御装置 | |
JP4769590B2 (ja) | シャシダイナモメータの車両固定装置 | |
JPH061598A (ja) | 無人フォークリフトの荷物支持装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120612 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5020731 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |