JP2988197B2 - ホイールアライメントの測定方法 - Google Patents
ホイールアライメントの測定方法Info
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Description
的なテストラインにおいて、非接触式の測定器を用いて
ホイールアライメントを測定する際に利用されるホイー
ルアライメント測定方法に関するものである、
ば、昭和55年に山海堂から発行された「自動車工学全
書19巻」の第227および228頁に記載されている
ように、自動車製造工程の最終的なテストラインにおい
て行われており、車輪のトウ・イン量などを測定する。
01を用いたホイールアライメント測定を説明する図で
ある。測定器101は、各車輪Hに対して2個ずつ設け
てあって、車輪Hの高さの中間位置において前後のサイ
ドウォールに相対向し、車輪との距離を測定する。
輪Hを個別に受ける前後一対の車輪回転用ローラ10
2,103で車両Cを走行状態にし、各車輪Hのサイド
ウォール下部を個々のセンタリングローラ104で押圧
して車両Cのセンタリングを行いながら、前記各測定器
101によりホイールアライメントを測定する。
ていない車両は、車輪回転用ローラで走行状態にする
と、左右のホイールアライメントの不均衡によって横に
移動してしまうことから、センタリングローラ104に
より、車両Cの姿勢を保持し得る押圧力(乗用車の場合
約2kg/cm2)でセンタリングを行う必要がある。
うな従来のホイールアライメント測定にあっては、セン
タリングローラ104で車輪Hを押圧して車両Cのセン
タリングを行う都合上、その押圧力によってホイールア
ライメントが変化することがあるという不具合があり、
このような不具合を解決することが測定をより正確なも
のにするうえでの課題となっていた。
されたもので、非接触式の測定器を用いるホイールアラ
イメント測定において、測定精度を高めることができる
ホイールアライメント測定方法を提供することを目的と
している。
アライメント測定方法は、非接触式の測定器を用いるホ
イールアライメントの測定において、車輪回転用ローラ
で車両を走行状態にして、センタリングローラで各車輪
を外側から押圧して車両のセンタリングを行い、各車輪
に相対向する非接触式の測定器でホイールアライメント
を測定したのち、各車輪からセンタリングローラを離間
させて車両を一定時間走行状態にし、走行停止後、各測
定器で個々の車輪の距離を測定してその測定値を用いて
トウ・イン量の補正角度を算出し、この補正角度に基づ
いて走行状態でのホイールアライメント測定で得たトウ
・イン量を補正する構成としており、上記の構成を課題
を解決するための手段としている。
定方法では、車両を走行状態にし、且つセンタリングを
行ってホイールアライメントを測定してから、車輪から
センタリングローラを離間させて車両を一定時間走行状
態にすることにより、車両をホイールアライメント調整
が成されていない状態での走行姿勢にする。
測定することにより、センタリングローラで拘束されて
いない状態で走行したときの変位量からトウ・イン量の
補正角度を算出し、この補正角度に基づいて先の走行状
態でのホイールアライメント測定で得たトウ・イン量を
補正することにより、センタリングローラの押圧による
影響分が除去される。
法に適用される測定装置の一例を示す図であって、測定
装置は、車両Cの各車輪Hを個別に受ける前後一対の車
輪回転用ローラ1,2と、各車輪Hのサイドウォール下
部を外側から押圧する個々のセンタリングローラ3と、
各車輪Hの側方に位置する非接触式の測定器4を備えて
いる。前記測定器4は、例えばレーザー光を利用したも
のであって、各車輪Hに対して2個ずつ設けてあり、車
輪Hの高さの中間位置において前後のサイドウォールに
相対向し、車輪Hとの距離を測定する。
のモータ5を駆動源としている。前記各測定器4からの
測定信号は、例えばパーソナルコンピュータである制御
器6に入力される。この制御器6には、現在の測定値や
調整目標値を表示するためのディスプレー装置7が接続
してある。また、ローラ用のモータ5や、センタリング
ローラ3を車輪Hに向けて進退させる駆動機構は、動作
制御用のシーケンサー8に接続してある。
ライメント測定を行う過程を図2〜図9に基づいて説明
する。
の車輪回転用ローラ1,2で車輪Hを受ける(図2のブ
ロックB1)。この状態では、例えば図3に示すよう
に、測定装置の中心線Tcに対して、車両Cの中心線C
cがずれている。
(B2)と、シーケンサー8からの指令で各センタリン
グローラ3を各々の車輪Hに向けて前進させ(B3)、
続いて、図8に示すように車輪回転用ローラ1,2を高
速V1で回転させて車両Cのセンタリングを行う(B
4)。これにより、車両Cは、図4に示すように、その
中心線Ccが測定装置の中心線Tcに一致した状態とな
る。このとき、各車輪Hは、センタリングローラ3の押
圧による影響を受けている。
ーラ1,2の回転を低速V2まで低下させたところで、
図5に示すように、センタリングの状態を保ちながら、
個々の測定器4によってホイールアライメントを測定す
る(B5)。この測定結果は制御器6に送られる。
ローラ3を後退させ(B6)、続けて車両Cを一定時間
(図8中のt2〜t3)走行状態にし、車輪回転用ロー
ラ1,2の停止(B7)とともに走行を停止させる。こ
れにより。車両Cは、センタリングローラ3で拘束され
ていない状態、すなわち、ホイールアライメント調整が
成されていない状態で走行し、その姿勢で停止したこと
となり、図7に示すように、左右のホイールアライメン
トの不均衡によって横に移動し、中心線Ccが測定装置
の中心線Tcに対してずれた状態となる。
個々の車輪Hの距離を測定し(B8)、制御器6により
その測定値を用いてトウ・イン量の補正角度を算出す
る。この補正角度は下記の式に基づいて算出することが
できる。
セット量をT、ホイールベースをWとし、個々の測定器
4について、右前輪の前部との距離をRf1、右前輪の
後部との距離をRf2、左前輪の前部との距離をLf
1、左前輪の後部との距離をLf2、右後輪の前部との
距離をRr1、右後輪の後部との距離をRr2、左後輪
の前部との距離をLr1、左後輪の後部との距離をLr
2とすると、 θ=tan−1T/W T=[{(Rf1+Rf2)−(Lf1+Lf2)}+
{(Lr1+Lr2)−(Rr1+Rr2)}]/4 と表すことができ、これにより、補正角度θは、 θ=tan−1{(Rf1+Rf2)−(Lf1+Lf
2)+(Lr1+Lr2)−(Rr1+Rr2)}/4
W となる。
先の走行状態でのホイールアライメント測定(B5)で
得たトウ・イン量を補正することにより、センタリング
ローラ3の押圧による影響分が除去され、正確な調整目
標値が得られる。
での測定後、各車輪Hにおける一対の測定器4,4を、
車軸を中心に回転させて測定する(B9)ことにより、
例えばキャンバ角なども測定し、最終的なホイールアラ
イメント調整(B10)がより一層正確に成されるよう
にしている。
方法で得られるデータは、図10に示すように、ホイー
ルアライメント測定の工程でヘッドライトテストを同時
に行う際に利用することができる。この場合、ヘッドラ
イトテストは、車両Cの走行を停止させた後に行う。
補正角度算出時のRf1,Rf2,Lf1,Lf2,L
r1,Lr2,Rr1,Rr2、車輪オフセット量を
T、ホイールベースをWとし、前輪軸からスクリーンS
までの距離をLs、スクリーンSに対する車両中心線C
cのずれの量をTh,右ヘッドライトターゲットの補正
量をTr、左ヘッドライトターゲットの補正量をTlと
すると、これらは、先の式、 T=[{(Rf1+Rf2)−(Lf1+Lf2)}+
{(Lr1+Lr2)−(Rr1+Rr2)}]/4 により、 Tr=Tl=Th=T・(W+Ls)/W =(W+Ls)・{(Rf1+Rf2)−(Lf1+L
f2)}+{(Lr1+Lr2)−(Rr1+Rr
2)}/4W となる。
のターゲット(例えば受光器)を本来の位置Mr,Ml
から上記補正量Tr,Tlの分だけ移動させ、これらの
補正位置Nr,Nlにセットしたターゲットを基準にし
てヘッドライトの光軸を調整すればよい。
ールアライメント測定方法によれば、非接触式の測定器
を用いるホイールアライメント測定において、センタリ
ングローラの押圧による影響がを除去されることとな
り、実際の走行状態に適応した正確な測定を行うことが
でき、測定精度を著しく高めることができる。
可能な測定装置の一例を示す概略説明図である。
ロック図である。
(a)および正面図(b)である。
正面図(b)である。
(b)である。
図(a)および正面図(b)である。
す平面図(a)および正面図(b)である。
を示すグラフである。
との位置関係を示す概略平面図である。
て、走行停止後の車両の姿勢、車両とスクリーンの位置
関係および車輪と各測定器との位置関係を示す概略平面
図である。
ントの測定を説明する側面図である。
を説明する平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 非接触式の測定器を用いるホイールアラ
イメントの測定において、車輪回転用ローラで車両を走
行状態にして、センタリングローラで各車輪を外側から
押圧して車両のセンタリングを行い、各車輪に相対向す
る非接触式の測定器でホイールアライメントを測定した
のち、各車輪からセンタリングローラを離間させて車両
を一定時間走行状態にし、走行停止後、各測定器で個々
の車輪の距離を測定してその測定値を用いてトウ・イン
量の補正角度を算出し、この補正角度に基づいて走行状
態でのホイールアライメント測定で得たトウ・イン量を
補正することを特徴とするホイールアライメントの測定
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5133548A JP2988197B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | ホイールアライメントの測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5133548A JP2988197B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | ホイールアライメントの測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341832A JPH06341832A (ja) | 1994-12-13 |
JP2988197B2 true JP2988197B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15107392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5133548A Expired - Lifetime JP2988197B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | ホイールアライメントの測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988197B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5020731B2 (ja) * | 2007-07-19 | 2012-09-05 | 株式会社小野測器 | シャシーダイナモメータの位置決支援装置 |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP5133548A patent/JP2988197B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06341832A (ja) | 1994-12-13 |
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