JP6994641B2 - シャシダイナモメータの車輌固縛装置 - Google Patents
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Description
前記被試験車輌の車体を試験装置床面上に所定高さ位置で支えるリフター手段と、前記車体下部に設けられている牽引フック掛止め用の掛止め部に一端が掛止めされ他端が前記試験装置床面を貫通して垂下される牽引手段とを備え、
この牽引手段を所定トルクで牽引し、前記試験装置床面の下側でロックするロック手段を設けるとともに、
前記ローラを前記走行車輪から離間させる方向に移動可能に支持する昇降手段を設け、
前記走行車輪に対する負荷を軽減できるように構成したことを特徴とする。
前記牽引手段は、前記被試験車輌の車体下部の少なくとも3個所(実際には4個所など)に設けられている掛止め部から垂下するように配置され、前記車体を前記試験装置に対して固縛していることを特徴とする。
前記牽引手段はワイヤロープからなり、
このワイヤロープが前記車体下部の掛止め部から垂下され、前記試験装置床面を貫通して垂下された下端側が滑車を介して設けられたウインチにより所定トルクを与えられ、
前記試験装置床面の下面側に設けたロック手段により、ワイヤロープをロック固定することにより、前記車体と固定位置との間の距離を最短にした状態で、前記車体を固縛するように構成されていることを特徴とする。
前記リフター手段はジャッキ機構であり、
前記車輌の車体下部の少なくとも3個所(現実的には4個所以上)に配置されて、車体を試験装置床面から所定高さ位置に支えるように構成されていることを特徴とする。
前記ローラは、前記試験装置床面の床下側に配置された台座上に配置され、この台座が前記試験装置床面の床下空間において上下動可能に設けられ、
この台座を昇降動作させるように前記昇降手段を設けることを特徴とする。
前記シャシダイナモメータは、前記ローラを回転自在に軸支するローラ支持部材と、このローラ支持部材を支持定盤上で旋回動作可能に支持する旋回手段を備えており、
前記走行車輪は、その接地点が前記ローラの天頂部に位置するように前記ローラ上に載置されるとともに、その車軸方向が前記ローラの回転軸線に略並行する状態を維持するように位置付けられており、
前記ローラの走行車輪載置部付近には、該走行車輪の左右両側から挟み込むように配置され、かつ該走行車輪の左右方向への操舵時における挙動を検知するための複数の押えガイドが設けられ、
前記押えガイドには前記走行車輪との距離を検知するセンサが設けられ、
前記走行車輪の操舵時の挙動に応じて前記旋回手段を駆動制御し、前記ローラを軸支する前記ローラ支持部材を、前記支持定盤上で所定の旋回軸を中心として旋回動作させるように構成されていることを特徴とする。
前記ローラの天頂部に載置される前記走行車輪の走行方向前側と後側とに進退可能に配置され、進出時に前記走行車輪を前、後から挟み込んで固縛する前、後補助ローラを、更に備えていることを特徴とする。
前記ローラの天頂部に載置される前記走行車輪の走行方向前側と後側とに進退可能に配置され、進出時に前記走行車輪を前、後から挟み込んで固縛する前、後補助ローラを、更に備え、
これらの補助ローラは、前記ローラ支持部材に進退可能に付設されていることを特徴とする。
これらの図において、全体を符号1で示すものは、被試験車輌Cの各種走行試験を行うために用いられる試験装置としてのシャシダイナモメータであり、この実施形態では、シャシダイナモメータ1として、被試験車輌Cの走行車輪Tのうち操舵輪が操舵されたときでも、各種運転性能試験、走行試験等を行えるように構成したものを用いている。
勿論、このようなオフセット位置調整手段は、上述したx、y方向移動調整用のテーブルによるものに限らず、適宜の構造を取り得るものであり、また場合によっては、x方向又はy方向のいずれか一方の調整機構であってもよいことは言うまでもない。
そして、旋回軸(P)をローラ16の頂上部x,y平面に於いて移動することにより、地面走行と同様なローラ16上の走行になるのである。
なお、上述した図2、図5、図6は分かりやすいように、この三種の角度(トーイン、キャンバー、キャスター角度)は示していない。
これらの図において、符号100で示すものは前述した牽引手段としてのワイヤロープ72による第1の固縛装置に加えて用いている、補助ローラ102による第2の固縛装置である。すなわち、この第2の固縛装置100は、前記ローラ16の天頂部に載置される前記走行車輪Tの走行方向前側、後側とに進退可能に配置され、進出時に前記走行車輪を前、後から挟み込んで固縛する前、後補助ローラ102を備えている。換言すると、これらの補助ローラ102は、走行車輪Tが走行しながら操舵されることで旋回動作することから、この走行車輪Tがローラ16の前後方向に移動しないようにするためのものである。
なお、上述したスライド構造によるスライド駆動は通常モータ等の駆動源を用いて駆動しているが、ここでの図示等は省略する。
たとえばローラ16を含めたローラ支持部材10によるローラユニットや旋回手段20等によるテーブルユニット、支持定盤22等の具体的構造などは適宜変形、変更できることは言うまでもない。
2 試験エリア
3 凹陥部
6 ベース板(試験装置床面)
10 ローラ支持部材
12 支持ボックス
14 支持シャフト
16 ローラ
18 ダイナモメータ
20 旋回手段
22 支持定盤
24 スライド板
26 y方向位置決め手段
30 スライド板
32 x方向位置決め手段
40 旋回駆動部
42 下回転円板
44 上回転円板
50 車輪挙動検知手段
52 ガイドローラを兼ねるセンサ付きの押えガイド(ガイドローラ)
60 台座
61 床下空間
70 牽引手段
71 掛止め部
72 ワイヤロープ
75 ロック手段
80 昇降手段
90 リフター手段
92 車体下部
100 第2の固縛装置
102 補助ローラ
103 支持アーム
104 水平方向スライド部材
105 上下方向スライド部材
C 被試験車輌
T 走行車輪
S センタ軸
P ピボット軸
Claims (8)
- 被試験車輌の走行車輪が載置されるローラを備え、車輌の各種走行試験を行うシャシダイナモメータにおいて、該被試験車輌を固縛する車輌固縛装置であって、
前記被試験車輌の車体を試験装置床面上に所定高さ位置で支えるリフター手段と、前記車体下部に設けられている牽引フック掛止め用の掛止め部に一端が掛止めされ他端が前記試験装置床面を貫通して垂下される牽引手段とを備え、
この牽引手段を所定トルクで牽引し、前記試験装置床面の下側でロックするロック手段を設けるとともに、
前記ローラを前記走行車輪から離間させる方向に移動可能に支持する昇降手段を設け、
前記走行車輪に対する負荷を軽減できるように構成したことを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項1記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記牽引手段は、前記被試験車輌の車体下部に設けられている掛止め部から垂下するように配置され、前記車体を前記試験装置に対して固縛していることを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項1または請求項2記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記牽引手段はワイヤロープからなり、
このワイヤロープが前記車体下部の掛止め部から垂下され、前記試験装置床面を貫通して垂下された下端側が滑車を介して設けられたウインチにより所定トルクを与えられ、
前記試験装置床面の下面側に設けたロック手段により、ワイヤロープをロック固定することにより、前記車体と固定位置との間の距離を最短にした状態で、前記車体を固縛するように構成されていることを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記リフター手段はジャッキ機構であり、
前記車輌の車体下部の少なくとも3個所に配置されて、車体を試験装置床面から所定高さ位置に支えるように構成されていることを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記ローラは、前記試験装置床面の床下側に配置された台座上に配置され、この台座が前記試験装置床面の床下空間において上下動可能に設けられ、
この台座を昇降動作させるように前記昇降手段を設けたことを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記シャシダイナモメータは、前記ローラを回転自在に軸支するローラ支持部材と、このローラ支持部材を支持定盤上で旋回動作可能に支持する旋回手段を備えており、
前記走行車輪は、その接地点が前記ローラの天頂部に位置するように前記ローラ上に載置されるとともに、その車軸方向が前記ローラの回転軸線に略並行する状態を維持するように位置付けられており、
前記ローラの走行車輪載置部付近には、該走行車輪の左右両側から挟み込むように配置され、かつ該走行車輪の左右方向への操舵時における挙動を検知するための複数の押えガイドが設けられ、
前記押えガイドには前記走行車輪との距離を検知するセンサが設けられ、
前記走行車輪の操舵時の挙動に応じて前記旋回手段を駆動制御し、前記ローラを軸支する前記ローラ支持部材を、前記支持定盤上で所定の旋回軸を中心として旋回動作させるように構成されていることを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記ローラの天頂部に載置される前記走行車輪の走行方向前側と後側とに進退可能に配置され、進出時に前記走行車輪を前、後から挟み込んで固縛する前、後補助ローラを、更に備えていることを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。 - 請求項6記載のシャシダイナモメータの車輌固縛装置において、
前記ローラの天頂部に載置される前記走行車輪の走行方向前側と後側とに進退可能に配置され、進出時に前記走行車輪を前、後から挟み込んで固縛する前、後補助ローラを、更に備え、
これらの補助ローラは、前記ローラ支持部材に進退可能に付設されていることを特徴とするシャシダイナモメータの車輌固縛装置。
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JP2020036263A JP6994641B2 (ja) | 2020-02-13 | 2020-02-13 | シャシダイナモメータの車輌固縛装置 |
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