JP4765888B2 - ディスクブレーキ用パッドセット - Google Patents

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Description

本発明は、パッドをディスクロータに向けて押圧する押圧部材とパッドとの間に介装されるシムと、パッドとを備えるディスクブレーキ用パッドセットに関する。
シムは、一般にステンレスの板材から形成されており、パッドをディスクロータに向けて押圧する押圧部材(ピストン等)とパッドとの間に介装される。パッドは、押圧部材によってディスクロータに押圧されると、押圧部材との間に介装されたシム上を滑って安定した位置に移動する。したがってシムによってパッドが安定しブレーキ鳴きが抑制されている。しかし従来のシムは、外周縁にフックを有しており、フックがパッドの外周縁の係止溝に引っ掛けられる構造であった(例えば特許文献1)。そのためパッドがシムに対して大きく移動した際に、フックが係止溝の壁面に当たって変形し、フックおよびシムの一部がパッドから浮く方向へ変形してしまう。そのためシムの変形によってブレーキ鳴きが発生したり、パッドへの押圧が均一にならなかったり、フックが破損したりするなどの問題が生じていた。
また従来、フックを有していないシムと、そのシムに対応するパッドも知られていた(例えば特許文献2)。このパッドの裏面には、一対の凹部が形成されており、シムには、パッドの凹部に係合する突起が形成されていた。そして突起と凹部は、緊密に係合する構成になっており、かつシムがパッドから浮かない構成にする必要があった。そのため製造精度が高く、製品化が容易でないという問題があった。また突起は、シムに形成されているために変形し易く、耐久性が良くないという問題もあった。
特開平7−208516号公報 特開平8−240234号公報
そこで本発明は、パッドの外周縁に引っ掛けられるフックを有するシムを備え、フックの変形を製造容易でかつ耐久性に優れる構造によって防止し得るディスクブレーキ用パッドセットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備えるディスクブレーキ用パッドセットであることを特徴とする。
すなわち請求項1および2に係る発明によると、シムは、パッドの外周縁の係止溝に引っ掛けられるフックを有している。パッドは、シムによって覆われていない裏面の一部から突出する凸部を有し、パッドが制動時にシムに対して移動した際に、凸部がシムの係合部の一部側縁に当たることでパッドの移動を規制する構成になっている。
したがってパッドのシムに対する移動規制は、フックではなく、パッドの裏面に形成した凸部によってなされる。そのためフックの変形を凸部によって防止することができる。また従来のように凸部とシムの係合部等が緊密に係合される構造でないために、凸部と係合部は、製造容易な構造になっている。またシムと凸部は、シムの一部側縁に凸部が当たることでパッドのシムに対する移動を規制する構成である。そのため従来のようにシムから突出させた突起に力が加わる形態に比べ変形し難くなっており、耐久性に優れている。
請求項に記載の発明によると、シムの係合部は、貫通孔を有しており、その貫通孔に凸部が突入される。そして凸部が貫通孔の孔縁に当たることで、パッドのシムに対する移動が規制される構成になっている。したがって係合部は、凸部に緊密に係合する構造でないなため、簡易な構造で形成され得る。
請求項に記載の発明によると、シムの係合部は、シムの外周縁の一部を中心方向に凹設させた凹部を有している。そして凹部の近傍に設置された凸部が凹部の縁に当たることで、パッドのシムに対する移動が規制される構成になっている。したがって係合部は、凸部に緊密に係合する構造でないなため、簡易な構造で形成され得る。
請求項1および2に記載の発明によると、パッドは、一側部と他側部のそれぞれに凸部を有している。そしてパッドがシムに対して一側部側から他側部側へ移動すると、一側部に位置する凸部がシムの一側部に形成された係合部に当たり該係合部をシム中心方向に押し、パッドがシムに対して他側部側から一側部側へ移動すると、他側部に位置する凸部がシムの他側部に形成された係合部に当たり該係合部をシム中心方向に押す構成になっている。
すなわち請求項1によると、パッドがシムに対して一側部側から他側部側に移動する場合、パッドの他側部の凸部がシムの他側部の係合部が有する貫通孔の孔縁のシムの中心側に向く外側部と当接することなく、パッドの一側部の凸部がシムの一側部の係合部が有する貫通孔の孔縁のシムの中心側から一側部の凸部に向く内側部と当接して該内側部をシム中心方向に押すことでパッドの移動を規制する。パッドがシムに対して他側部側から一側部側に移動する場合、パッドの一側部の凸部がシムの一側部の係合部が有する貫通孔の孔縁のシムの中心側に向く外側部と当接することなく、パッドの他側部の凸部がシムの他側部の係合部が有する貫通孔の孔縁のシムの中心側から他側部の凸部に向く内側部と当接して該内側部をシム中心方向に押すことでパッドの移動を規制する構成になっている。
請求項2によると、パッドがシムに対して一側部側から他側部側に移動する場合、パッドの一側部の凸部がシムの一側部の係合部が有する凹部のシムの中心側から一側部の凸部に向く内側縁と当接して係合部をシム中心方向に押すことでパッドの移動を規制する。パッドがシムに対して他側部側から一側部側に移動する場合、パッドの他側部の凸部がシムの他側部の係合部が有する凹部のシムの中心側から他側部の凸部に向く内側縁と当接して係合部をシム中心方向に押すことでパッドの移動を規制する構成になっている。
したがってパッドは、一対の凸部を有し、各凸部は、シムに形成された一対の係合部の一つに当たる。そして各凸部が各係合部をシム中心方向に押すため、係合部は、圧縮方向に力を受ける。そのため係合部がシム外方に引っ張られて破損する等の問題を防止でき、シムの破損を抑制できる構成になっている。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るディスクブレーキ10を図1〜4にしたがって説明する。ディスクブレーキ10は、図1,2に示すように車体側に固定されるマウンティング11と、マウンティング11に移動可能に取付けられるキャリパ13と、一対のパッドセット1を有している。パッドセット1は、パッド3と、パッド3の裏面に掛け止められるシム2を有している。
キャリパ13は、図1,2に示すように一対のスライドピン14によってマウンティング11に対してロータ軸方向に移動可能に取付けられている。キャリパ13は、車体側からディスクロータRをロータ軸方向に跨いで延出しており、基端部にピストン(押圧部材)12が内設されるシリンダ部13bを有している。キャリパ13の先端部には、一対の爪部(押圧部材)13aを有している。
ピストン(押圧部材)12は、液圧によってディスクロータRに向けて進出して、ディスクロータRとの間に介装されたパッド3をディスクロータRに向けて押圧する。その押圧反力によってキャリパ13が移動して、キャリパ13の爪部13aが、ディスクロータRと爪部13aとの間に介装されたパッド3をディスクロータRに向けて押圧する。したがって一対のパッド3は、それぞれ押圧部材であるピストン12ないし爪部13aにてディスクロータRに押圧される。
パッド3は、ディスクロータRに対して摺接して摩擦力を発生する摩擦材4と、摩擦材4の裏面を支持する裏板5を一体に有している。裏板5は、金属製または樹脂製の板材であって、図3に示すように両端縁にガイド部5g,5hを有している。ガイド部5g,5hは、両端縁から突出しており、マウンティング11に対して移動可能に取付けられる(図1参照)。
裏板5の外周縁には、図3に示すように複数(例えば四つ)の係止溝5c〜5fが形成されている。二つの係止溝5c,5dは、ロータ径方向外側の外周部に位置しており、他の二つの係止溝5e,5fは、裏板5のロータ径方向内側の内周部に位置している。
裏板5の裏面には、図3,4に示すように円柱状の一対の凸部5a,5bが形成されている。凸部5a,5bは、裏板5のディスクロータ周方向の一側部と他側部に形成されており、シム2によって覆われていない裏板5の裏面から突出している。これら凸部5a,5bは、制動時にパッド3とともにシム2に対して移動して、シム2に対して側方から当接する。また凸部5a,5bは、押圧部材(12,13a)を避けた位置に設けられているため、押圧部材の邪魔にならない。
シム2は、図2,3に示すようにステンレスの板材から形成されており、押圧部材(ピストン12または爪部13a)とパッド3との間に介装される。シム2の外周縁には、図3,4に示すように複数(例えば四つ)のフック2c〜2fが形成されている。フック2c〜2fは、シム2の外周縁からパッド3に向けて延出している。二つのフック2c,2dは、ロータ径方向外側の外周部に形成されており、係止溝5c〜5fに引っ掛けられる。他の二つのフック2e,2fは、シム2のロータ径方向内側の内周部に形成されており、係止溝5e,5fに引っ掛けられる。これによりシム2は、パッド3に対してロータ径方向に移動することが防止される。
シム2のロータ周方向両側部には、図3,4に示すように一対の係合部2a,2bが形成されている。係合部2a,2bは、シム2のロータ周方向両側部でかつロータ径方向中心側の角部に位置している。係合部2a,2bは、凸部5a,5bを開口する位置に貫通孔2a1,2b1を有しており、貫通孔2a1,2b1に凸部5a,5bが突入される。そしてパッド3がシム2に対して移動した際には、貫通孔2a1,2b1の孔縁に凸部5a,5bが側方から当たる。
図4に示すように凸部5a,5bと係合部2a,2bの間には、隙間A,Bが形成されている。隙間A,Bは、凸部5a,5bのX方向側に隙間A1,B1を有しており、Y方向側に隙間A2,B2を有している。フック2c〜2fと係止溝5c〜5fの間には、隙間C〜Fが形成されている。隙間C〜Fは、フック2c〜2fのX方向側に隙間C1〜F1を有し、Y方向側に隙間C2〜F2を有している。
パッド3は、図4に示すように前進時にディスクロータRに押圧されるとディスクロータRの前進回転接線方向(X方向)に力を受けて、シム2に対してX方向に移動する。そしてパッド3の凸部5bが係合部2bの貫通孔2b1の孔縁に当たって、パッド3のX方向への移動が規制される。この時、フック2c〜2fは、係止溝5c〜5fの壁面に当たらない関係になっている。すなわちB1<A1,C1〜F1の関係になっている。そして係合部2bは、凸部5bによってシム2中心方向への力を受けて圧縮方向の力を受ける。
パッド3は、図4に示すように後進時にディスクロータRに押圧されるとディスクロータRの後進回転接線方向(Y方向)の力を受けて、シム2に対してY方向に移動する。そしてパッド3の凸部5aが係合部2aの貫通孔2a1の孔縁に当たって、パッド3のY方向への移動が規制される。この時、フック2c〜2fは、係止溝5c〜5fの壁面に当たらない関係になっている。すなわちA2<B2〜F2の関係になっている。そして係合部2aは、凸部5aによってシム2中心方向に力を受けて圧縮方向の力を受ける。
凸部5a,5bと係合部2a,2bのシム2中心側の隙間A2,B1の和は、凸部5a,5bと係合部2a,2bのシム2外側の隙間A1,B2の和よりも小さくなっている。すなわちA2+B1<A1+B2の関係になっている。そのため凸部5a,5bは、係合部2a,2bをシム2中心方向に押す構成で、かつ外側に引っ張らない構成になっている。したがって係合部2a,2bの外側部の破損を防止できる。
以上のようにして実施の形態1が形成されている。すなわちシム2は、図3に示すようにパッド3の外周縁の係止溝5c〜5fに引っ掛けられるフック2c〜2fを有している。パッド3は、シム2によって覆われていない裏面の一部から突出する凸部5a,5bを有し、パッド3が制動時にシム2に対して移動した際に、凸部5a,5bがシム2の係合部2a,2bの一部側縁に当たることでパッド3の移動を規制する構成になっている。
したがってパッドのシム2に対する移動規制は、フック2c〜2fではなく、パッド3の裏面に形成した凸部5a,5bによってなされる。そのためフック2c〜2fの変形を凸部5a,5bによって防止することができる。また従来のように凸部とシムの係合部等が緊密に係合される構造でないために、凸部5a,5bと係合部2a,2bは、製造容易な構造になっている。またシム2と凸部5a,5bは、シム2の一部側縁に凸部5a,5bが当たる構成である。そのため従来のようにシムから突出させた突起に力が加わる形態に比べ変形し難くなっており、耐久性に優れている。
またシム2の係合部2a,2bは、図4に示すように貫通孔2a1,2b1を有しており、貫通孔2a1,2b1に凸部5a,5bが突入される。そして凸部5a,5bが貫通孔2a1,2b1の孔縁に当たることで、パッド3のシム2に対する移動が規制される構成になっている。したがって係合部2a,2bは、凸部5a,5bに緊密に係合する構造ではないなため、簡易な構造で形成され得る。
またパッド3は、図4に示すように一側部と他側部のそれぞれに凸部5a,5bを有している。そしてパッド3がシム2に対して一側部側から他側部側(X方向)へ移動すると、一側部に位置する凸部5bがシム2の一側部に形成された係合部2bに当たり係合部2bをシム2中心方向に押し、パッド3がシム2に対して他側部から一側部側(Y方向)へ移動すると、他側部に位置する凸部5aがシム2の他側部に形成された係合部2aに当たり係合部2aをシム2中心方向に押す構成になっている。
したがってパッド3は、一対の凸部5a,5bを有し、各凸部5a,5bは、シム2に形成された一対の係合部2a,2bの一つに当たる。そして各凸部5a,5bが各係合部2a,2bをシム2中心方向に押すため、係合部2a,2bは、圧縮方向に力を受ける。そのため係合部2a,2bがシム2外方に引っ張られて破損する等の問題を防止でき、シム2の破損を抑制できる構成になっている。
またパッド3のシム2に対するロータ径方向の移動は、フック2c〜2fではなく、凸部5a,5bと係合部2a,2bとによって規制される。そのためフック2c〜2fの幅を小さくすることができ、これによってパッド3のシム2に対するロータ径方向の摩擦力を小さくすることができる。その結果、パッド3のシム2に対する移動が容易になり、ブレーキ鳴きが効果的に抑制され得る。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1とほぼ同様に形成されている。しかし実施の形態2に係るシム2は、図4に示す係合部2a,2bに代えて図5に示す係合部2g,2hを有している点において実施の形態1と相違している。以下、相違点を中心に実施の形態2について説明する。
シム2は、図5に示すように複数のフック2c〜2fと、一対の係合部2g,2hを有している。係合部2g,2hは、シム2のロータ周方向両側部でかつロータ径方向中心側の角部に形成されている。係合部2g,2hは、シム2の外周縁の一部を中心方向に凹設させた凹部2g1,2h1を有している。凹部2g1,2h1は、凸部5a,5bを開口し、凹部2g1,2h1の近傍に凸部5a,5bが設置される。
凸部5a,5bと係合部2g,2hの間には、隙間G,Hが形成されている。隙間Gは、凸部5aのY方向側に隙間Gを有しており、隙間Hは、凸部5bのX方向側に隙間Hを有している。パッド3は、前進時にディスクロータRに押圧されるとX方向に移動して、凸部5bが係合部2hの凹部2h1の縁に当たり、パッド3のX方向への移動が規制される。この時、フック2c〜2fは、係止溝5c〜5fの壁面に当たらない関係になっている。すなわちH1<C1〜F1の関係になっている。そして係合部2hは、凸部5bによってシム2中心方向への力を受けて圧縮方向の力を受ける。

パッド3は、後進時にディスクロータRに押圧されるとY方向に力を受けて、シム2に対してY方向に移動する。そしてパッド3の凸部5aが係合部2gの凹部2g1の縁に当たり、パッド3のY方向への移動が規制される。この時、フック2c〜2fは、係止溝5c〜5fの壁面に当たらない関係になっている。すなわちG2<C2〜F2の関係になっている。そして係合部2gは、凸部5aによってシム2中心方向への力を受けて圧縮方向の力を受ける。
以上のようにして実施の形態2が形成されている。すなわちシム2の係合部2g,2hは、図5に示すようにシム2の外周縁の一部を中心方向に凹設させた凹部2g1,2h1を有している。そして凹部2g1,2h1の近傍に設置された凸部5a,5bが凹部2g1,2h1の縁に当たることで、パッド3のシム2に対する移動が規制される構成になっている。したがって係合部2g,2hは、凸部5a,5bに緊密に係合する構造ではないなため、簡易な構造で形成され得る。
(他の実施の形態)
本発明は、実施の形態1,2に限定されず、これらを組合せた形態あるいは以下の形態等であっても良い。
(1)実施の形態1,2に係るシム2は、外周部に形成された一対のフック2c,2dと、内周部に形成されたフック2e,2fを有していた。しかしシムが外周部または内周部のフックを一つのみを有する形態、あるいは三つ以上有する形態であっても良い。
(2)実施の形態1,2に係るパッドセットは、一枚のシムを有していた。しかし複数枚のシムを有しており、その少なくとも一つのシムが実施の形態1,2に係る形態等によって形成される形態であっても良い。
(3)実施の形態1,2に係るパッドセットは、一対の凸部5a,5bと一対の係合部2a,2b;2g,2hを有していた。しかし一つの凸部と、一つの係合部を有し、前進制動時と後進制動時において凸部が係合部の一部側縁に当たってパッドのシムに対する移動が規制される構成になっていても良い。
ディスクブレーキの斜視図である。 図1のII−II線断面矢視図である。 パッドセットの斜視図である。 パッドセットの背面図である。 実施の形態2に係るパッドセットの背面図である。
符号の説明
1・・・パッドセット
2・・・シム
2a,2b,2g,2h・・・係合部
2a1,2b1・・・貫通孔
2c〜2f・・・フック
2g1,2h1・・・凹部
3・・・パッド
4・・・摩擦材
5・・・裏板
5a,5b・・・凸部
5c〜5f・・・係止溝
10・・・ディスクブレーキ
11・・・マウンティング
12・・・ピストン(押圧部材)
13・・・キャリパ
13a・・・爪部(押圧部材)

Claims (2)

  1. パッド(3)をディスクロータに向けて押圧する押圧部材(12,13a)と前記パッド(3)との間に介装されるシム(2)と、前記パッド(3)とを備えるディスクブレーキ用パッドセット(1)であって、
    前記シム(2)は、前記パッド(3)の外周縁の係止溝(5c〜5f)に引っ掛けられるフック(2c〜2f)を有し、
    前記パッド(3)は、前記シム(2)によって覆われていない裏面の一部から突出する凸部(5a,5b)を有し、前記パッド(3)が制動時に前記シム(2)に対して移動した際に、前記凸部(5a,5b)が前記シム(2)の係合部(2a,2b)の一部側縁に当たることで前記パッド(3)の移動を規制する構成になっており、
    前記シム(2)の前記係合部(2a,2b)は、貫通孔(2a1,2b1)を有し、その貫通孔(2a1,2b1)に前記凸部(5a,5b)が突入され、その凸部(5a,5b)が前記貫通孔(2a1,2b1)の孔縁に当たることで、前記パッド(3)の前記シム(2)に対する移動が規制される構成になっており、
    前記パッド(3)は、一側部と他側部のそれぞれに前記凸部(5a,5b)を有し、
    前記パッド(3)が前記シム(2)に対して一側部側から他側部側に移動する場合、前記パッド(3)の他側部の前記凸部(5b)が前記シム(2)の他側部の前記係合部(2b)が有する前記貫通孔(2b1)の孔縁の前記シム(2)の中心側に向く外側部と当接することなく、前記パッド(3)の一側部の前記凸部(5a)が前記シム(2)の一側部の前記係合部(2a)が有する前記貫通孔(2a1)の孔縁の前記シム(2)の中心側から一側部の前記凸部(5a)に向く内側部と当接して該内側部をシム(2)中心方向に押すことで前記パッド(3)の移動を規制し、
    前記パッド(3)が前記シム(2)に対して他側部側から一側部側に移動する場合、前記パッド(3)の一側部の前記凸部(5a)が前記シム(2)の一側部の前記係合部(2a)が有する前記貫通孔(2a1)の孔縁の前記シム(2)の中心側に向く外側部と当接することなく、前記パッド(3)の他側部の前記凸部(5b)が前記シム(2)の他側部の前記係合部(2b)が有する前記貫通孔(2b1)の孔縁の前記シム(2)の中心側から他側部の前記凸部(5b)に向く内側部と当接して該内側部をシム(2)中心方向に押すことで前記パッド(3)の移動を規制する構成になっていることを特徴とするディスクブレーキ用パッドセット(1)。
  2. パッド(3)をディスクロータに向けて押圧する押圧部材(12,13a)と前記パッド(3)との間に介装されるシム(2)と、前記パッド(3)とを備えるディスクブレーキ用パッドセット(1)であって、
    前記シム(2)は、前記パッド(3)の外周縁の係止溝(5c〜5f)に引っ掛けられるフック(2c〜2f)を有し、
    前記パッド(3)は、前記シム(2)によって覆われていない裏面の一部から突出する凸部(5a,5b)を有し、前記パッド(3)が制動時に前記シム(2)に対して移動した際に、前記凸部(5a,5b)が前記シム(2)の係合部(2g,2h)の一部側縁に当たることで前記パッド(3)の移動を規制する構成になっており、
    前記シム(2)の前記係合部(2g,2h)は、前記シム(2)の外周縁の一部を中心方向に凹設させた凹部(2g1,2h1)を有し、その凹部(2g1,2h1)の近傍に設置された前記凸部(5a,5b)が前記凹部(2g1,2h1)の縁に当たることで、前記パッド(3)の前記シム(2)に対する移動が規制される構成になっており、
    前記パッド(3)は、一側部と他側部のそれぞれに前記凸部(5a,5b)を有し、
    前記パッド(3)が前記シム(2)に対して一側部側から他側部側に移動する場合、前記パッド(3)の一側部の前記凸部(5a)が前記シム(2)の一側部の前記係合部(2g)が有する前記凹部(2g1)の前記シム(2)の中心側から一側部の前記凸部(5a)に向く内側縁と当接して前記係合部(2g)をシム(2)中心方向に押すことで前記パッド(3)の移動を規制し、
    前記パッド(3)が前記シム(2)に対して他側部側から一側部側に移動する場合、前記パッド(3)の他側部の前記凸部(5b)が前記シム(2)の他側部の前記係合部(2h)が有する前記凹部(2h1)の前記シム(2)の中心側から他側部の前記凸部(5b)に向く内側縁と当接して前記係合部(2h)をシム(2)中心方向に押すことで前記パッド(3)の移動を規制する構成になっていることを特徴とするディスクブレーキ用パッドセット(1)。
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