JP4765235B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電灯点灯装置等に使用される電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放電灯点灯装置に使用される電源装置としては、電源周波数を直流に変換する装置および直流を高周波に変換するインバータ回路が知られている。しかしながら、インバータ回路は巻線等の磁性部品が使用されるため、装置が重量化、大型化し、軽量、コンパクト化を図ることができない問題があった。
【0003】
このため、本出願人は、特開平7−123733号公報に見られるように、キャパシタとスイッチ素子を使用して電源周波数を高周波に変換する電源装置を提供した。この電源装置は、交流電源を全波整流器で全波整流した波形により、キャパシタを充電するが、交流電源の正極において複数のスイッチ素子を順次オン、オフ制御してそれぞれ対応するキャパシタを電源電圧に応じて充電し、また、交流電源の負極においても複数のスイッチ素子を順次オン、オフ制御してそれぞれ対応するキャパシタを電源電圧に応じて充電し、これら各キャパシタを放電用のスイッチ素子を使用し、この各スイッチ素子を高速にオン、オフ制御して放電し負荷に高周波電流を流すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような電源装置は、電源電圧の脈動に対して、各キャパシタへの充電を行うタイミング、つまり、スイッチ素子のオン、オフのタイミングが重要となる。電源電圧の脈動に対して、スイッチ素子のオン、オフのタイミングを適切に制御しないと、スイッチ素子のターンオン時に大きな損失が生じ、効率が低下するという問題が発生する。
【0005】
そこで、本発明は、スイッチ回路を使用してキャパシタに電源電圧に応じた電圧を充電する場合に、キャパシタの充電に伴う損失を低減できる電源装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が所定値に達したときターンオフすることにある。ここで、脈流電源は電源電圧の極性が変化するものも含むものとする。
【0007】
また、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の時間が経過した時点でターンオフすることにある。
また、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフすることにある。
また、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
【0008】
また、各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオフすることにある。
また、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンしてからそれぞれにおいて所定の時間が経過した時点でターンオフすることにある。
また、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンしてからそれぞれにおいて所定の電荷が流入した時点でターンオフすることにある。
また、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、それぞれにおいて対応するキャパシタの次段のキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
【0009】
また、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、脈流電源の電源電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
また、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
また、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
【0010】
また、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
また、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、それぞれ電源電圧絶対値の上昇時にターンオフしてから所定の時間が経過した時点でターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
また、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタに対して流入する電荷量が電源電圧絶対値の上昇時における流入電荷量よりも小さくなるタイミングでターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることにある。
【0011】
また、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることにある。
また、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、電源電圧絶対値の上昇時にターンオフするまでオン状態を継続させることにある。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、交流電源1に全波整流回路2を接続して脈流電源を構成している。前記全波整流回路2の出力端子に、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mをそれぞれ介してキャパシタ4-1,4-2,…4-mを並列に接続している。前記各キャパシタ4-1〜4-mはそれぞれ異なる電圧に充電されている。
【0013】
前記各キャパシタ4-1,4-2,…4-mに、それぞれ第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-mを介して極性反転回路6を接続している。前記極性反転回路6は2つのスイッチ回路6-1,6-2の直列回路と2つのスイッチ回路6-3,6-4の直列回路との並列回路からなり、前記スイッチ回路6-1と6-4が同期してオン、オフ動作し、前記スイッチ回路6-2と6-3が同期してオン、オフ動作し、かつ、前記スイッチ回路6-1と6-4がオンときは前記スイッチ回路6-2と6-3がオフ動作し、前記スイッチ回路6-1と6-4がオフときは前記スイッチ回路6-2と6-3がオン動作するようになっている。そして、前記スイッチ回路6-1と6-2との接続点と前記スイッチ回路6-3と6-4との接続点に放電灯などを含む負荷回路7を接続している。
【0014】
前記第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、全波整流回路2からの全波整流波形の電圧上昇時において所定のタイミングでオン、オフ動作するとともに電圧下降時においても所定のタイミングでオン、オフ動作するようになっている。
【0015】
例えば、電圧上昇時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流波形の電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が所定値に達したときターンオフするようになっている。なお、所定値は、電源変動や負荷の状態により調整可能である。
【0016】
なお、電圧上昇時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流波形の電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の時間が経過した時点でターンオフしてもよい。
【0017】
あるいは、電圧上昇時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流波形の電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフしてもよい。
【0018】
あるいは、電圧上昇時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流波形の電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0019】
また、スイッチ回路にダイオードが直列に介挿した場合においては、電圧上昇時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、上昇開始とともに全てターンオンしてもよい。なお、ターンオフについては上記の各例と同様である。
【0020】
また、例えば、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、全波整流電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフするようになっている。
【0021】
なお、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。なお、所定値は、電源変動や負荷の状態により調整可能である。
【0022】
あるいは、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧と全波整流電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0023】
あるいは、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0024】
あるいは、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、それぞれ全波整流電圧の上昇時にターンオフしてから所定の時間が経過した時点でターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0025】
あるいは、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mに対して流入する電荷量が全波整流電圧の上昇時における流入電荷量よりも小さくなるタイミングでターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0026】
あるいは、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなった時点から全波整流電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフしてもよい。
【0027】
あるいは、各キャパシタにダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続した場合は、電圧下降時には、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mは、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が所定値に達したときターンオンし、その後、全波整流電圧の上昇時にターンオフするまでターンオン状態を継続させてもよい。
【0028】
この装置においては、全波整流電圧の上昇時において、キャパシタ4-1の充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-1がターンオンし、全波整流電圧の上昇とともにキャパシタ4-1に充電電流が流れる。そして、キャパシタ4-1の充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3-1がターンオフする。
【0029】
次に、キャパシタ4-2の充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-2がターンオンし、全波整流電圧の上昇とともにキャパシタ4-2に充電電流が流れる。そして、キャパシタ4-2の充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3-2がターンオフする。
【0030】
以降、全波整流電圧の上昇とともに同様の制御が行われ、キャパシタ4-mの充電電圧が全波整流電圧よりもやや低い電圧になると、スイッチ回路3-mがターンオンし、全波整流電圧の上昇とともにキャパシタ4-mに充電電流が流れる。
【0031】
また、全波整流電圧の下降時において、全波整流電圧が所定値になると、スイッチ回路3-(m-1)がターンオンし、キャパシタ4-(m-1)の充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-(m-1)がターンオフする。
【0032】
全波整流電圧がさらに下降して所定値になると、スイッチ回路3-(m-2)がターンオンし、キャパシタ4-(m-2)の充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-(m-2)がターンオフする。以降同様に制御され、最後に全波整流電圧が所定値になると、スイッチ回路3-1がターンオンし、キャパシタ4-1の充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-1がターンオフする。
【0033】
このようにすれば、全波整流電圧の上昇時には、ターンオン時のキャパシタの電圧と全波整流電圧との差を無くすことができスイッチ回路のスイッチング損失を低減できる。また、全波整流電圧の下降時には、ターンオン時の全波整流電圧とキャパシタ電圧との差を小さくすることが可能になり、ターンオン時にキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはない。
【0034】
一方、第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-mは、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mに比べてかなり早い周期で交互にオン、オフ動作を行って各キャパシタ4-1,4-2,…4-mに充電されている電荷を放電する。そして、これを連続的に繰り返す。第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-mがオン、オフ動作を繰り返す周期に同期してスイッチ回路6-1と6-4がオンしてスイッチ回路6-2と6-3がオフする制御と、スイッチ回路6-2と6-3がオンしてスイッチ回路6-1と6-4がオフする制御が交互に繰り返される。こうして、負荷7には、高周波電流が供給されるようになる。
【0035】
次に具体的実施例について述べる。
(第1実施例)
図2に示すように、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mを、ダイオードD11,D12,…D1mとMOS型電界効果トランジスタT11,T12,…T1mとの直列回路で構成し、第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-mを、ダイオードD21,D22,…D2mとMOS型電界効果トランジスタT21,T22,…T2mとの直列回路で構成し、極性反転回路6のスイッチ回路6-1,6-2,6-3,6-4をMOS型電界効果トランジスタT31,T32,T33,T34で構成している。
【0036】
例えば、全波整流回路2にそれぞれダイオードD11,D12,D13,D14,D15とトランジスタT11,T12,T13,T14,T15との直列回路を介してキャパシタ4-1,4-2,4-3,4-4,4-5がそれぞれ接続されているとすると、全波整流電圧の上昇時には、トランジスタT11は、図3の(a)及び(f)に示すように、対応するキャパシタ4-1の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VC1に達したときターンオフする。
【0037】
また、トランジスタT12は、図3の(b)及び(g)に示すように、対応するキャパシタ4-2の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VC2に達したときターンオフし、トランジスタT13は、図3の(c)及び(h)に示すように、対応するキャパシタ4-3の電圧が全波整流電圧と等しくなったt2の時点でターンオンし、所定値VC3に達したときターンオフする。
【0038】
また、トランジスタT14は、図3の(d)及び(i)に示すように、対応するキャパシタ4-4の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VC4に達したときターンオフし、トランジスタT15は、図3の(e)及び(j)に示すように、対応するキャパシタ4-5の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VC5に達したときターンオフする。
【0039】
また、全波整流電圧の下降時には、トランジスタT14は、図3の(d)及び(i)に示すように、全波整流電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4-4の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオフし、トランジスタT13は、図3の(c)及び(h)に示すように、全波整流電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4-3の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオフする。
【0040】
また、トランジスタT12は、図3の(b)及び(g)に示すように、全波整流電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4-2の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオフし、トランジスタT11は、図3の(a)及び(f)に示すように、全波整流電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオフする。
【0041】
このような動作を行うことで、全波整流電圧の上昇時には、各トランジスタT11〜T15をキャパシタ4の電圧が全波整流電圧と等しくなった時点でターンオンさせることができるので、トランジスタをゼロ電圧スイッチングしたときと同様にスイッチング動作でき、スイッチング損失を低減できる。
【0042】
また、全波整流電圧の下降時には、各トランジスタT11〜T15を全波整流電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンさせ、対応するキャパシタの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフさせるようにしているので、全波整流電圧が所定値に達したときにおいて対応するキャパシタの電圧との差が小さくなるようにすればターンオンしたときにキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはない。
【0043】
また、この回路においてダイオード、トランジスタ、キャパシタの直列回路を多数使用して各キャパシタの充電電圧を細かく制御すれば、入力電流波形を正弦波に近づけることができ、力率を向上させることができる。
【0044】
なお、このようにスイッチ回路にダイオードを直列に介挿したときには、全波整流電圧の上昇開始とともに各トランジスタT11〜T15を全てターンオンさせてもよい。このようにしてもスイッチング損失を低減できる。この場合は、各キャパシタに対してダイオードが直列に介挿されるので、各トランジスタT11〜T15を全てターンオンさせてもキャパシタの充電電圧の方が電源電圧よりも高い期間では、充電電流は流れない。電源電圧が充電電圧まで上昇した時点でダイオードが導通し、スイッチ素子はゼロボルトスイッチングする。
【0045】
(第2実施例)
図4に示すように、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-mを、互いに逆極性にして接続したMOS型電界効果トランジスタT111,T121,…T1m1とMOS型電界効果トランジスタT112,T122,…T1m2との直列回路で構成し、第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-mを、互いに逆極性にして接続したMOS型電界効果トランジスタT211,T221,…T2m1とMOS型電界効果トランジスタT212,T222,…T2m2との直列回路で構成し、極性反転回路6のスイッチ回路6-1,6-2,6-3,6-4をMOS型電界効果トランジスタT31,T32,T33,T34で構成している。
【0046】
この回路においては、トランジスタT112,T122,…T1m2、T211,T221,…T2m1はダイオードとしての機能を果たす。しかも、充電する際にトランジスタT112,T122,…T1m2、T211,T221,…T2m1に逆方向電流が流れている時でも、ペアで接続されたスイッチと駆動信号を共通にすることで、チャネル抵抗を小さくでき、ダイオードを使用する場合に比べて導通損を低減することができる。
【0047】
この回路においても、トランジスタT111,T121,…T1m1のターンオン及びターンオフ制御は、第1実施例のトランジスタT11〜T1mと同様に行われるので、作用効果は第1実施例と同様である。
【0048】
(第3実施例)
図5に示すように、第1のスイッチ回路3-1,3-2,…3-(m-1)を、ダイオードD11,D12,…D1(m-1)とMOS型電界効果トランジスタT11,T12,…T1(m-1)との直列回路で構成し、第1のスイッチ回路3-mを、ダイオードDmのみで構成し、第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-(m-1),5-mを、ダイオードD21,D22,…D2(m-1),D2mとMOS型電界効果トランジスタT21,T22,…T2(m-1),T2mとの直列回路で構成し、極性反転回路6のスイッチ回路6-1,6-2,6-3,6-4をMOS型電界効果トランジスタT31,T32,T33,T34で構成している。
【0049】
このように最も高い電圧を充電するキャパシタ4-mに対してトランジスタを使用せずダイオードDmのみを接続しても、キャパシタ4-mは他のキャパシタの充電電圧よりも充電電圧が高いので影響を受けることはない。なお、この回路においても、第1実施例と同様の作用効果が得られるのは勿論である。
【0050】
(第2の実施の形態)
図6に示すように、交流電源1に、第1のスイッチ回路3P-1,3P-2,…3P-mをそれぞれ介してキャパシタ4P-1,4P-2,…4P-mを並列に接続し、第1のスイッチ回路3N-1,…3N-mをそれぞれ介してキャパシタ4N-1,…4N-mを並列に接続している。
【0051】
前記各キャパシタ4P-1,4P-2,…4P-mに、それぞれ第2のスイッチ回路5P-1,5P-2,…5P-mを介して負荷7を並列に接続するとともに前記各キャパシタ4N-1,…4N-mに、それぞれ第2のスイッチ回路5N-1,…5N-mを介して前記負荷7を並列に接続している。
【0052】
前記第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、交流電源1からの電源電圧の絶対値の上昇時において所定のタイミングでオン、オフ動作するとともに電源電圧の絶対値の下降時においても所定のタイミングでオン、オフ動作するようになっている。
【0053】
例えば、電源電圧の絶対値の上昇時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が所定値に達したときターンオフするようになっている。
【0054】
なお、電源電圧の絶対値の上昇時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の時間が経過した時点でターンオフしてもよい。
【0055】
あるいは、電源電圧の絶対値の上昇時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフしてもよい。
【0056】
あるいは、電源電圧の絶対値の上昇時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0057】
また、スイッチ回路にダイオードが直列に介挿した場合においては、電圧上昇時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、上昇開始とともに全てターンオンしてもよい。なお、ターンオフについては上記の各例と同様である。
【0058】
また、例えば、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、電源電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフするようになっている。
【0059】
なお、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0060】
あるいは、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0061】
あるいは、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0062】
あるいは、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、それぞれ電源電圧の上昇時にターンオフしてから所定の時間が経過した時点でターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0063】
あるいは、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mに対して流入する電荷量が電源電圧の上昇時における流入電荷量よりも小さくなるタイミングでターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフしてもよい。
【0064】
あるいは、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフしてもよい。
【0065】
あるいは、電源電圧の絶対値の下降時には、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mは、対応するキャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mの電圧が所定値に達したときターンオンし、その後、電源電圧の上昇時にターンオフするまでターンオン状態を継続させてもよい。
【0066】
この装置においては、電源電圧における正極波形の上昇時において、キャパシタ4P-1の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-1がターンオンし、正極波形の上昇とともにキャパシタ4P-1に充電電流が流れる。そして、キャパシタ4P-1の充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3P-1がターンオフする。
【0067】
次に、キャパシタ4P-2の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-2がターンオンし、正極波形の上昇とともにキャパシタ4P-2に充電電流が流れる。そして、キャパシタ4P-2の充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3P-2がターンオフする。
【0068】
以降、電源電圧の正極波形の上昇とともに同様の制御が行われ、キャパシタ4P-mの充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-mがターンオンし、正極波形の上昇とともにキャパシタ4P-mに充電電流が流れる。
【0069】
また、電源電圧の正極波形の下降時において、電源電圧が所定値になると、スイッチ回路3P-(m-1)がターンオンし、キャパシタ4P-(m-1)の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-(m-1)がターンオフする。
【0070】
電源電圧がさらに下降して所定値になると、スイッチ回路3P-(m-2)がターンオンし、キャパシタ4P-(m-2)の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-(m-2)がターンオフする。以降同様に制御され、最後に電源電圧が所定値になると、スイッチ回路3P-1がターンオンし、キャパシタ4P-1の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-1がターンオフする。
【0071】
また、電源電圧における負極波形の絶対値の上昇時において、キャパシタ4N-1の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-1がターンオンし、負極波形の上昇とともにキャパシタ4N-1に充電電流が流れる。そして、キャパシタ4N-1の充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3N-1がターンオフする。
【0072】
次に、キャパシタ4N-2の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-2がターンオンし、負極波形の上昇とともにキャパシタ4N-2に充電電流が流れる。そして、キャパシタ4N-2の充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3N-2がターンオフする。
【0073】
以降、電源電圧における負極波形の絶対値の上昇とともに同様の制御が行われ、キャパシタ4N-mの充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-mがターンオンし、負極波形の上昇とともにキャパシタ4N-mに充電電流が流れる。
【0074】
また、電源電圧における負極波形の絶対値の下降時において、電源電圧が所定値になると、スイッチ回路3N-(m-1)がターンオンし、キャパシタ4N-(m-1)の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-(m-1)がターンオフする。
【0075】
電源電圧の絶対値がさらに下降して所定値になると、スイッチ回路3N-(m-2)がターンオンし、キャパシタ4N-(m-2)の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-(m-2)がターンオフする。以降同様に制御され、最後に電源電圧が所定値になると、スイッチ回路3N-1がターンオンし、キャパシタ4N-1の充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-1がターンオフする。
【0076】
このようにして、キャパシタ4P-1〜4P-mはスイッチ回路側が正極となる方向に充電され、キャパシタ4N-1〜4N-mはスイッチ回路側が負極となる方向に充電される。
【0077】
一方、第2のスイッチ回路5P-1〜5P-m、5N-1〜5N-mは、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-m、3N-1〜3N-mに比べてかなり早い周期でオン、オフ動作を行って各キャパシタ4P-1〜4P-m、4N-1〜4N-mに充電されている電荷を放電する。このとき、4P-1→4P-2→…→4P-(m-1)→4P-m→4P-(m-1)→…→4P-1→4N-1→4N-2→…→4N-(m-1)→4N-m→4N-(m-1)→…→4N-1→4P-1→…の順番で負荷を接続するようにスイッチ回路5P-1〜5P-m、5N-1〜5N-mを制御することで、負荷7には、高周波電流が供給されるようになる。
【0078】
このようにすれば、電源電圧の絶対値の上昇時には、ターンオン時のキャパシタの電圧と電源電圧との差を無くすことができスイッチ回路のスイッチング損失を低減できる。また、電源電圧の絶対値の下降時には、ターンオン時の電源電圧とキャパシタ電圧との差を小さくすることが可能になり、ターンオン時にキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはなく、しかも、損失を低減できる。
【0079】
次に具体的実施例について述べる。
(第1実施例)
図7に示すように、第1のスイッチ回路3P-1〜3P-mを、ダイオードDP11,DP12,…DP1mとMOS型電界効果トランジスタTP11,TP12,…TP1mとの直列回路で構成し、第1のスイッチ回路3N-1〜3N-mを、ダイオードDN11,…DN1mとMOS型電界効果トランジスタTN11,…TN1mとの直列回路で構成し、第2のスイッチ回路5P-1〜5P-mを、ダイオードDP21,DP22,…DP2mとMOS型電界効果トランジスタTP21,TP22,…TP2mとの直列回路で構成し、第2のスイッチ回路5N-1〜5N-mを、ダイオードDN21,…DN2mとMOS型電界効果トランジスタTN21,…TN2mとの直列回路で構成している。
【0080】
例えば、交流電源1にそれぞれダイオードDP11,DP12,DP13,DP14,DP15とトランジスタTP11,TP12,TP13,TP14,TP15との直列回路を介してキャパシタ4P-1,4P-2,4P-3,4P-4,4P-5がそれぞれ接続され、また、交流電源1にそれぞれダイオードDN11,DN12,DN13,DN14,DN15とトランジスタTN11,TN12,TN13,TN14,TN15との直列回路を介してキャパシタ4N-1,4N-2,4N-3,4N-4,4N-5がそれぞれ接続されているとすると、電源電圧の正極波形の上昇時には、トランジスタTP11は、図8の(a)に示すように、対応するキャパシタ4P-1の電圧VCP11が電源電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VPC1に達したときターンオフする。
【0081】
また、トランジスタTP12は、図8の(b)に示すように、対応するキャパシタ4P-2の電圧VCP12が電源電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VPC2に達したときターンオフし、トランジスタTP13は、図8の(c)に示すように、対応するキャパシタ4P-3の電圧VCP13が電源電圧と等しくなったt2の時点でターンオンし、所定値VPC3に達したときターンオフする。
【0082】
また、トランジスタTP14は、図8の(d)に示すように、対応するキャパシタ4P-4の電圧VCP14が電源電圧と等しくなったの時点でターンオンし、所定値VPC4に達したときターンオフし、トランジスタTP15は、図8の(e)に示すように、対応するキャパシタ4P-5の電圧VCP15が電源電圧と等しくなったの時点でターンオンし、所定値VPC5に達したときターンオフする。
【0083】
また、電源電圧の正極波形の下降時には、トランジスタTP14は、図8の(d)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-4の電圧VCP14が電源電圧と等しくなった時点でターンオフし、トランジスタTP13は、図8の(c)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-3の電圧VCP13が電源電圧と等しくなった時点でターンオフする。
【0084】
また、トランジスタTP12は、図8の(b)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-2の電圧VCP12が電源電圧と等しくなった時点でターンオフし、トランジスタTP11は、図8の(a)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4P-1の電圧VCP11が電源電圧と等しくなった時点でターンオフする。
【0085】
このようにして、キャパシタ4P-1の電圧VCP11は図8の(a)に示すように変化し、キャパシタ4P-2の電圧VCP12は図8の(b)に示すように変化し、キャパシタ4P-3の電圧VCP13は図8の(c)に示すように変化し、キャパシタ4P-4の電圧VCP14は図8の(d)に示すように変化し、キャパシタ4P-5の電圧VCP15は図8の(e)に示すように変化する。
【0086】
また、電源電圧における負極波形の絶対値の上昇時には、トランジスタTN11は、図8の(a)に示すように、対応するキャパシタ4N-1の電圧VCN11が電源電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VNC1に達したときターンオフする。
【0087】
また、トランジスタTN12は、図8の(b)に示すように、対応するキャパシタ4N-2の電圧が電源電圧と等しくなったの時点でターンオンし、所定値VNC2に達したときターンオフし、トランジスタTN13は、図8の(c)に示すように、対応するキャパシタ4N-3の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VNC3に達したときターンオフする。
【0088】
また、トランジスタTN14は、図8の(d)に示すように、対応するキャパシタ4N-4の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VNC4に達したときターンオフし、トランジスタTN15は、図8の(e)に示すように、対応するキャパシタ4N-5の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオンし、所定値VNC5に達したときターンオフする。
【0089】
また、電源電圧における負極波形の絶対値の下降時には、トランジスタTN14は、図8の(d)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4N-4の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオフし、トランジスタTN13は、図8の(c)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4N-3の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオフする。
【0090】
また、トランジスタTN12は、図8の(b)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4N-2の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオフし、トランジスタTN11は、図8の(a)に示すように、電源電圧が所定値まで下降したときターンオンし、対応するキャパシタ4N-1の電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオフする。
【0091】
このようにして、キャパシタ4N-1の電圧VCN11は図8の(a)に示すように変化し、キャパシタ4N-2の電圧VCN12は図8の(b)に示すように変化し、キャパシタ4N-3の電圧VCN13は図8の(c)に示すように変化し、キャパシタ4N-4の電圧VCN14は図8の(d)に示すように変化し、キャパシタ4N-5の電圧VCN15は図8の(e)に示すように変化する。
【0092】
このような動作を行うことで、電源電圧の絶対値の上昇時には、各トランジスタTP11〜TP15、TN11〜TN15をキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点でターンオンさせることができるので、トランジスタをゼロ電圧スイッチングしたときと同様にスイッチング動作でき、スイッチング損失を低減できる。
【0093】
また、電源電圧の絶対値の下降時には、各トランジスタTP11〜TP15、TN11〜TN15を電源電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンさせ、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフさせるようにしているので、電源電圧が所定値に達したときにおいて対応するキャパシタの電圧との差が小さくなるようにすればターンオンしたときにキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはないので、損失を低減できる。
【0094】
なお、このようにスイッチ回路にダイオードを直列に介挿したときには、電源電圧における正極波形の上昇開始とともに各トランジスタTP11〜TP15を全てターンオンさせ、また、電源電圧における負極波形の絶対値の上昇開始とともに各トランジスタTN11〜TN15を全てターンオンさせてもよい。このようにしてもスイッチング損失を低減できる。この場合は、各キャパシタに対してダイオードが直列に介挿されるので、正極波形時にトランジスタT11〜T15を、負極波形時にトランジスタTN11〜TN15を全てターンオンさせてもキャパシタの充電電圧の方が電源電圧よりも高い期間では、充電電流は流れない。電源電圧が充電電圧まで上昇した時点でダイオードが導通し、スイッチ素子はゼロボルトスイッチングする。
【0095】
(第2実施例)
図9に示すように、第1のスイッチ回路3P-1,…3P-mを、互いに逆極性にして接続したMOS型電界効果トランジスタTP111,…TP1m1とMOS型電界効果トランジスタTP112,…TP1m2との直列回路で構成し、第1のスイッチ回路3N-1,…3N-mを、互いに逆極性にして接続したMOS型電界効果トランジスタTN111,…TN1m1とMOS型電界効果トランジスタTNP112,…TN1m2との直列回路で構成している。
【0096】
また、第2のスイッチ回路5P-1,…5P-mを、互いに逆極性にして接続したMOS型電界効果トランジスタTP211,…TP2m1とMOS型電界効果トランジスタTP212,…TP2m2との直列回路で構成し、第2のスイッチ回路5N-1,…5N-mを、互いに逆極性にして接続したMOS型電界効果トランジスタTN211,…TN2m1とMOS型電界効果トランジスタTN212,…TN2m2との直列回路で構成している。
【0097】
この回路においては、トランジスタTP112,…T1m2、TN111,…TN1m1、Tp211,…TP2m1、TN212,…TN2m2はダイオードとしての機能を果たす。しかも、充電時はトランジスタTP112,…T1m2、TN111,…TN1m1、放電時はトランジスタTp211,…TP2m1、TN212,…TN2m2に逆方向電流が流れているときでも、ペアで接続されたスイッチと駆動信号を共通にすることで、チャネル抵抗を小さくすることができ、ダイオードを使用する場合に比べて導通損を低減することができる。
【0098】
この回路においても、トランジスタTP111,…TP1m1、TN112,…TN1m2のターンオン及びターンオフ制御は、第1実施例のトランジスタTP11〜TP1m、TN11〜TN1mと同様に行われるので、作用効果は第1実施例と同様である。
【0099】
(第3実施例)
図10に示すように、図9におけるトランジスタTP1m1とTP1m2との直列回路をダイオードDPmに代え、トランジスタTN1m1とTNP1m2との直列回路をダイオードDNmに代えたもので、その他の構成は図9と同じである。
【0100】
このように最も高い電圧を充電するキャパシタ4P-m、4N-mに対してトランジスタを使用せずダイオードDPm、DNmのみを接続しても、キャパシタ4P-m、4N-mは他のキャパシタの充電電圧よりも充電電圧が高いので影響を受けることはない。なお、この回路においても、第1実施例と同様の作用効果が得られるのは勿論である。
【0101】
(第3の実施の形態)
図11に示すように、交流電源1に全波整流回路2を接続して脈流電源を構成している。前記全波整流回路2の出力端子に、m個の昇圧ブロック8-1,…8-mを並列に接続している。
【0102】
前記昇圧ブロック8-1は、r個のキャパシタ4-11,4-12,…4-1rを設け、キャパシタ4-11,4-12,…4-1rの一端を、それぞれスイッチ回路3-111,3-121,…3-1r1を介して全波整流回路2の正極出力端子に接続し、前記キャパシタ4-11,4-12,…4-1rの他端を、それぞれスイッチ回路3-112,3-122,…3-1r2を介して全波整流回路2の負極出力端子に接続している。そして、前記キャパシタ4-11,4-12,…4-1(r-1)の一端と前記キャパシタ4-12,4-13,…4-1rの他端との間に、スイッチ回路3-113,3-123,…3-1(r-1)3をそれぞれ接続している。
【0103】
前記昇圧ブロック8-mは、r個のキャパシタ4-m1,4-m2,…4-mrを設け、キャパシタ4-m1,4-m2,…4-mrの一端を、それぞれスイッチ回路3-m11,3-m21,…3-mr1を介して全波整流回路2の正極出力端子に接続し、前記キャパシタ4-m1,4-m2,…4-mrの他端を、それぞれスイッチ回路3-m12,3-m22,…3-mr2を介して全波整流回路2の負極出力端子に接続している。そして、前記キャパシタ4-m1,4-m2,…4-m(r-1)の一端と前記キャパシタ4-m2,4-m3,…4-mrの他端との間に、スイッチ回路3-m13,3-m23,…3-m(r-1)3をそれぞれ接続している。
なお、他の昇圧ブロック8-2〜8-(m-1)も同一の構成になっている。
【0104】
そして、前記各昇圧ブロック8-1〜8-mのキャパシタ4-1r,…4-mrの一端を第2のスイッチ回路5-1,…5-mをそれぞれ介して極性反転回路6の一端、すなわち、スイッチ回路6-1と6-3との接続点に接続し、前記キャパシタ4-1r,…4-mrの他端をスイッチ回路3-1r2,…3-mr2をそれぞれ介して前記極性反転回路6の他端、すなわち、スイッチ回路6-2と6-4との接続点に接続している。
【0105】
前記昇圧ブロック8-1のスイッチ回路3-111〜3-1r1、3-112〜3-1r2は、図1におけるスイッチ回路3-1と同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフしてキャパシタ4-11〜4-1rに図1におけるキャパシタ4-1と同じレベルの充電を行うようになっている。
【0106】
また、前記昇圧ブロック8-mのスイッチ回路3-m11〜3-mr1、3-112〜3-mr2は、図1におけるスイッチ回路3-mと同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフしてキャパシタ4-m1〜4-mrに図1におけるキャパシタ4-mと同じレベルの充電を行うようになっている。
なお、他の昇圧ブロック8-2〜8-(m-1)についても同様に動作するようになっている。
【0107】
また、前記昇圧ブロック8-1のスイッチ回路3-113〜3-1(r-1)3及び3-112は、第2のスイッチ回路5-1と同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフし、ターンオン時にはキャパシタ4-11〜4-1rを直列に接続して各キャパシタ4-11〜4-1rの充電電荷を放電するようになっている。
【0108】
また、前記昇圧ブロック8-mのスイッチ回路3-m13〜3-m(r-1)3及び3-m12は、第2のスイッチ回路5-mと同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフし、ターンオン時にはキャパシタ4-m1〜4-mrを直列に接続して各キャパシタ4-m1〜4-mrの充電電荷を放電するようになっている。
なお、他の昇圧ブロック8-2〜8-(m-1)についても同様に動作するようになっている。
【0109】
この装置においては、全波整流電圧の上昇時において、昇圧ブロック8-1のキャパシタ4-11〜4-1rの充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-111〜3-1r1、3-112〜3-1r2がターンオンし、全波整流電圧の上昇とともにキャパシタ4-11〜4-1rに充電電流が流れる。そして、キャパシタ4-11〜4-1rの充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3-111〜3-1r1、3-112〜3-1r2がターンオフする。
【0110】
そして、動作は次段の昇圧ブロックに移行し、全波整流電圧の上昇とともに同様の制御が行われ、これが順次行われ、最終的に昇圧ブロック8-mのキャパシタ4-m1〜4-mrの充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-m11〜3-mr1、3-112〜3-mr2がターンオンし、全波整流電圧の上昇とともにキャパシタ4-m1〜4-mrに充電電流が流れる。
【0111】
また、全波整流電圧の下降時においては、全波整流電圧が所定値になると、昇圧ブロック8-(m-1)の該当するスイッチ回路がターンオンし、ブロック内のキャパシタの充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、該当するスイッチ回路がターンオフする。そして、このような制御が全波整流電圧の下降と共に各昇圧ブロックに対して順次行われ、最終的に全波整流電圧が所定値になると、昇圧ブロック8-1のスイッチ回路3-111〜3-1r1、3-112〜3-1r2がターンオンし、キャパシタ4-11〜4-1rの充電電圧が全波整流電圧と等しくなると、スイッチ回路3-111〜3-1r1、3-112〜3-1r2がターンオフする。
【0112】
このようにすれば、全波整流電圧の上昇時には、ターンオン時のキャパシタの電圧と全波整流電圧との差を無くすことができスイッチ回路のスイッチング損失を低減できる。また、全波整流電圧の下降時には、ターンオン時の全波整流電圧とキャパシタ電圧との差を小さくすることが可能になり、ターンオン時にキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはないので、損失を低減できる。
【0113】
一方、各昇圧ブロック8-1,…8-mのスイッチ回路3-113〜3-1(r-1)3,3-112、…3-m13〜3-m(r-1)3,3-m12、及び第2のスイッチ回路5-1〜5-mは、かなり早い周期で交互にオン、オフ動作を行って各昇圧ブロック8-1,…8-mのキャパシタ4-11〜4-1r、…4-m1〜4-mrに充電されている電荷を放電する。なお、放電の際は、スイッチ回路3-111〜3-1r1、…3-m11〜3-mr1は全てオフさせる。
【0114】
このとき、各昇圧ブロック8-1,…8-mにおいてキャパシタは直列に接続されるので昇圧された電圧が負荷に供給される。そして、これを連続的に繰り返す。第2のスイッチ回路5-1,5-2,…5-mが交互にオン、オフ動作を繰り返す周期に同期してスイッチ回路6-1と6-4がオンしてスイッチ回路6-2と6-3がオフする制御と、スイッチ回路6-2と6-3がオンしてスイッチ回路6-1と6-4がオフする制御が交互に繰り返される。こうして、負荷7には、高い電圧の高周波電流が供給されるようになる。
【0115】
次に具体的実施例について述べる。
図12に示すように、昇圧ブロック8-1のスイッチ回路3-111,3-121,…3-1r1、3-113,3-123,…3-1(r-1)3を、MOS型電界効果トランジスタT1111,T1121,…T11r1、T1113,T1123,…T11(r-1)3で構成し、スイッチ回路3-112,3-122,…3-1r2を、MOS型電界効果トランジスタT1112,T1122,…T11r2とMOS型電界効果トランジスタT2112,T2122,…T21(r-1)2との直列回路で構成している。
【0116】
また、昇圧ブロック8-mのスイッチ回路3-m11,3-m21,…3-mr1、3-m13,3-m23,…3-m(r-1)3を、MOS型電界効果トランジスタT1m11,T1m21,…T1mr1、T1m13,T1m23,…T1m(r-1)3で構成し、スイッチ回路3-m12,3-m22,…3-mr2を、MOS型電界効果トランジスタT1m12,T1m22,…T1mr2とMOS型電界効果トランジスタT2m12,T2m22,…T2m(r-1)2との直列回路で構成している。
【0117】
なお、他の昇圧ブロック8-2〜8-(m-1)についても同様の構成になっている。
このようにスイッチ回路をMOS型電界効果トランジスタで構成することができる。
【0118】
(第4の実施の形態)
図13に示すように、交流電源1に、m個の正極昇圧ブロック8P-1,…8P-mを並列に接続すると共にm個の負極昇圧ブロック8N-1,…8N-mを並列に接続している。
【0119】
前記正極昇圧ブロック8P-1は、r個のキャパシタ4P-11,4P-12,…4P-1rを設け、キャパシタ4P-11,4P-12,…4P-1rの一端を、それぞれスイッチ回路3P-111,3P-121,…3P-1r1を介して交流電源1の一端に接続し、前記キャパシタ4P-11,4P-12,…4P-1rの他端を、それぞれスイッチ回路3P-112,3P-122,…3P-1r2を介して交流電源1の他端に接続している。そして、前記キャパシタ4P-11,4P-12,…4P-1(r-1)の一端と前記キャパシタ4P-12,4P-13,…4P-1rの他端との間に、スイッチ回路3P-113,3P-123,…3P-1(r-1)3をそれぞれ接続している。
なお、他の正極昇圧ブロック8P-2〜8P-mについても同様の構成である。
【0120】
前記負極昇圧ブロック8N-1は、r個のキャパシタ4N-11,4N-12,…4N-1rを設け、キャパシタ4N-11,4N-12,…4N-1rの一端を、それぞれスイッチ回路3N-111,3N-121,…3N-1r1を介して交流電源1の一端に接続し、前記キャパシタ4N-11,4N-12,…4N-1rの他端を、それぞれスイッチ回路3N-112,3N-122,…3N-1r2を介して交流電源1の他端に接続している。そして、前記キャパシタ4N-11,4N-12,…4N-1(r-1)の一端と前記キャパシタ4N-12,4N-13,…4N-1rの他端との間に、スイッチ回路3N-113,3N-123,…3N-1(r-1)3をそれぞれ接続している。
なお、他の負極昇圧ブロック8N-2〜8N-mについても同様の構成である。
【0121】
そして、前記各正極昇圧ブロック8P-1〜8P-mのキャパシタ4P-1r,…の一端を第2のスイッチ回路5P-1,…5P-mをそれぞれ介して負荷7の一端に接続し、前記キャパシタ4P-1r,…の他端をスイッチ回路3P-1r2,…をそれぞれ介して負荷7の他端に接続している。
【0122】
前記各負極昇圧ブロック8N-1〜8N-mのキャパシタ4N-1r,…の一端を第2のスイッチ回路5N-1,…5N-mをそれぞれ介して負荷7の一端に接続し、前記キャパシタ4N-1r,…の他端をスイッチ回路3N-1r2,…をそれぞれ介して負荷7の他端に接続している。
【0123】
前記各正極昇圧ブロック8P-1〜8P-mは、電源電圧の正極波形入力時に動作し、正極昇圧ブロック8P-1のスイッチ回路3P-111〜3P-1r1、3P-112〜3P-1r2は、図6におけるスイッチ回路3P-1と同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフしてキャパシタ4P-11〜4P-1rに図6におけるキャパシタ4P-1と同じレベルの充電を行うようになっている。
なお、他の正極昇圧ブロック8P-2〜8P-mについても同様の動作を行うようになっている。
【0124】
前記各負極昇圧ブロック8N-1〜8N-mは、電源電圧の負極波形入力時に動作し、負極昇圧ブロック8N-1のスイッチ回路3N-111〜3N-1r1、3N-112〜3N-1r2は、図6におけるスイッチ回路3N-1と同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフしてキャパシタ4N-11〜4N-1rに図6におけるキャパシタ4N-1と同じレベルの充電を行うようになっている。
なお、他の負極昇圧ブロック8N-2〜8N-mについても同様の動作を行うようになっている。
【0125】
また、前記正極昇圧ブロック8P-1のスイッチ回路3P-113〜3P-1(r-1)3及び3P-112は、図6のスイッチ回路5P-1と同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフし、ターンオン時にはキャパシタ4P-11〜4P-1rを直列に接続して各キャパシタ4P-11〜4P-1rの充電電荷を放電するようになっている。このとき、3P-111〜3P-1r1は全てオフさせる。
なお、他の正極昇圧ブロック8P-2〜8P-mについても同様に動作するようになっている。
【0126】
また、前記負極昇圧ブロック8N-1のスイッチ回路3N-113〜3N-1(r-1)3及び3N-112は、図6のスイッチ回路5N-1と同一のタイミングで同時にターンオン、ターンオフし、ターンオン時にはキャパシタ4N-11〜4N-1rを直列に接続して各キャパシタ4N-11〜4N-1rの充電電荷を放電するようになっている。このとき、3N-111〜3N-1r1は全てオフさせる。
なお、他の負極昇圧ブロック8N-2〜8N-mについても同様に動作するようになっている。
【0127】
この装置においては、電源電圧の正極波形の上昇時において、正極昇圧ブロック8P-1のキャパシタ4P-11〜4P-1rの充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-111〜3P-1r1、3P-112〜3P-1r2がターンオンし、電源電圧の上昇とともにキャパシタ4P-11〜4P-1rに充電電流が流れる。そして、キャパシタ4P-11〜4P-1rの充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3P-111〜3P-1r1、3P-112〜3P-1r2がターンオフする。
【0128】
そして、動作は次段の正極昇圧ブロックに移行し、電源電圧の上昇とともに同様の制御が行われ、これが順次行われ、最終的に正極昇圧ブロック8P-mのキャパシタの充電電圧が電源電圧と等しくなると、該当するスイッチ回路がターンオンし、電源電圧の上昇とともにキャパシタに充電電流が流れる。
【0129】
また、電源電圧の正極波形の下降時においては、電源電圧が所定値になると、正極昇圧ブロック8P-(m-1)の該当するスイッチ回路がターンオンし、ブロック内のキャパシタの充電電圧が電源電圧と等しくなると、該当するスイッチ回路がターンオフする。そして、このような制御が正極波形の下降と共に各正極昇圧ブロックに対して順次行われ、最終的に電源電圧が所定値になると、正極昇圧ブロック8P-1のスイッチ回路3P-111〜3P-1r1、3P-112〜3P-1r2がターンオンし、キャパシタ4P-11〜4P-1rの充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3P-111〜3P-1r1、3P-112〜3P-1r2がターンオフする。
【0130】
また、電源電圧における負極波形の絶対値の上昇時において、負極昇圧ブロック8N-1のキャパシタ4N-11〜4N-1rの充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-111〜3N-1r1、3N-112〜3N-1r2がターンオンし、電源電圧の上昇とともにキャパシタ4N-11〜4N-1rに充電電流が流れる。そして、キャパシタ4N-11〜4N-1rの充電電圧が所定値になるとスイッチ回路3N-111〜3N-1r1、3N-112〜3N-1r2がターンオフする。
【0131】
そして、動作は次段の負極昇圧ブロックに移行し、電源電圧の上昇とともに同様の制御が行われ、これが順次行われ、最終的に負極昇圧ブロック8N-mのキャパシタの充電電圧が電源電圧と等しくなると、該当するスイッチ回路がターンオンし、電源電圧の上昇とともにキャパシタに充電電流が流れる。
【0132】
また、電源電圧における負極波形の絶対値の下降時においては、電源電圧が所定値になると、負極昇圧ブロック8P-(m-1)の該当するスイッチ回路がターンオンし、ブロック内のキャパシタの充電電圧が電源電圧と等しくなると、該当するスイッチ回路がターンオフする。そして、このような制御が負極波形の下降と共に各負極昇圧ブロックに対して順次行われ、最終的に電源電圧が所定値になると、負極昇圧ブロック8N-1のスイッチ回路3N-111〜3N-1r1、3N-112〜3N-1r2がターンオンし、キャパシタ4N-11〜4N-1rの充電電圧が電源電圧と等しくなると、スイッチ回路3N-111〜3N-1r1、3N-112〜3N-1r2がターンオフする。
【0133】
このようにすれば、電源電圧の絶対値の上昇時には、ターンオン時のキャパシタの電圧と電源電圧との差を無くすことができスイッチ回路のスイッチング損失を低減できる。また、電源電圧の絶対値の下降時には、ターンオン時の電源電圧とキャパシタ電圧との差を小さくすることが可能になり、ターンオン時にキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはないので、損失を低減できる。
【0134】
一方、各正極昇圧ブロック8P-1〜8P-mのスイッチ回路3P-113〜3P-1(r-1)3,3P-112、…及びスイッチ回路5P-1〜5P-mは、かなり早い周期でオン、オフ動作を行って各正極昇圧ブロック8P-1〜8P-mのキャパシタに充電されている電荷を放電する。このとき、各正極昇圧ブロック8P-1〜8P-mにおいてキャパシタは直列に接続されるので昇圧される。これにより高周波の正極波形を負荷7に供給する。なお、5P-1がオンし放電する際は、3P-111〜3P-1r1は全てオフする。他のブロックについても同じである。
【0135】
続いて、各負極昇圧ブロック8N-1〜8N-mのスイッチ回路3N-113〜3N-1(r-1)3,3N-112、…及びスイッチ回路5N-1〜5N-mも、かなり早い周期で交互にオン、オフ動作を行って各負極昇圧ブロック8N-1〜8N-mのキャパシタに充電されている電荷を放電する。このとき、各負極昇圧ブロック8N-1〜8N-mにおいてキャパシタは直列に接続されるので昇圧される。これにより高周波の負極波形を負荷7に供給する。5N-1がオンし放電する際は、3N-111〜3N-1r1は全てオフする。他のブロックについても同じである。
このようにして、正極波形と負極波形を高い周波数で交互に出力し、負荷7に高い電圧の高周波電流を供給することになる。
【0136】
次に具体的実施例について述べる。なお、
図14に示すように、正極昇圧ブロック8P-1のスイッチ回路3P-111,3P-121,…3P-1r1、3P-113,3P-123,…3P-1(r-1)3を、MOS型電界効果トランジスタTP1111,TP1121,…TP11r1、TP1113,TP1123,…TP11(r-1)3で構成し、スイッチ回路3P-112,3P-122,…3P-1r2を、MOS型電界効果トランジスタTP1112,TP1122,…TP11r2とMOS型電界効果トランジスタTP2112,TP2122,…TP21(r-1)2との直列回路で構成している。
なお、他の正極昇圧ブロック8P-2〜8P-mについても同様の構成になっている。
【0137】
また、負極昇圧ブロック8N-1のスイッチ回路3N-111,3N-121,…3N-1r1、3N-113,3N-123,…3N-1(r-1)3を、MOS型電界効果トランジスタTN1111,TN1121,…TN11r1、TN1113,TN1123,…TN11(r-1)3で構成し、スイッチ回路3N-112,3N-122,…3N-1r2を、MOS型電界効果トランジスタTN1112,TN1122,…TN11r2とMOS型電界効果トランジスタTN2112,TN2122,…TN21(r-1)2との直列回路で構成している。
なお、他の負極昇圧ブロック8N-2〜8N-mについても同様の構成になっている。
このようにスイッチ回路をMOS型電界効果トランジスタで構成することができる。
【0138】
(第5の実施の形態)
この実施の形態は、図2の回路において、全波整流回路2で全波整流された整流波形の電圧上昇時において、スイッチ回路であるトランジスタT11〜T1mを、対応するキャパシタ4-1〜4-mの電圧が全波整流波形の電圧と等しくなったときターンオンし、このターンオンから所定の時間が経過した時点でターンオフし、また、整流波形の電圧下降時において、トランジスタT11〜T1mを、全波整流電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフする場合について説明する。
【0139】
なお、ここでは、各ダイオードD11〜D1m、各トランジスタT11〜T1m、各キャパシタ4-1〜4-mからなる回路のうち、ダイオードD1k、トランジスタT1k及びキャパシタ4-kの直列回路について述べるが、他の回路においても構成は同じである。
【0140】
図15に示すように、全波整流回路2の出力端子に抵抗R1、R2の直列分圧回路を並列に接続するとともに、抵抗R3、R4の直列分圧回路を並列に接続している。そして、前記抵抗R1、R2の接続点を、コンパレータCP1、CP3の反転入力端子(-)にそれぞれ接続するとともに電源勾配検出回路PCの入力端子に接続している。また、前記抵抗R3、R4の接続点を、コンパレータCP2の非反転入力端子(+)に接続している。
【0141】
前記電源勾配検出回路PCは、演算増幅器AMP、抵抗、コンデンサによって構成された微分回路からなり、入力電圧波形を微分して勾配が上昇方向か下降方向かを検出し、勾配が上昇方向のときには演算増幅器AMP1の出力はローレベルとなり、勾配が下降方向のときには演算増幅器AMP1の出力はハイレベルとなる。そして、演算増幅器AMP1の出力を反転回路NOT1で反転して3入力アンドゲートAND1に入力している。また、演算増幅器AMP1の出力をバッファ回路BFを介して3入力アンドゲートAND2に入力している。
【0142】
前記キャパシタ4-kに、抵抗R5、R6の直列分圧回路を並列に接続するとともに、抵抗R7、R8の直列分圧回路を並列に接続している。そして、前記抵抗R5、R6の接続点を前記コンパレータCP1の非反転入力端子(+)に接続し、前記抵抗R7、R8の接続点を前記コンパレータCP2の反転入力端子(-)に接続している。
【0143】
前記コンパレータCP1は、抵抗R1、R2の接続点電圧と抵抗R3、R4の接続点電圧から、整流波形電圧とキャパシタ4-kの電圧が等しくなるのを検出し、両電圧が等しくなると出力レベルをローレベルにするようになっている。
【0144】
そして、前記コンパレータCP1の出力をカウンタCN1に入力するとともに反転回路NOT2を介して前記アンドゲートAND1に入力している。前記カウンタCN1は、トランジスタT1kをターンオフさせるための所定時間をカウントするもので、所定時間をカウントすると出力をハイレベルからローレベルに反転するようになっている。前記カウンタCN1の出力を前記アンドゲートAND1に入力している。
【0145】
前記コンパレータCP2は、整流波形電圧とキャパシタ4-kの電圧を比較し、整流波形電圧が高いときには出力をハイレベルとし、整流波形電圧がキャパシタ4-kの電圧と等しくなるか、キャパシタ4-kの電圧より低くなると出力をローレベルに反転するようになっている。そして、コンパレータCP2の出力を前記アンドゲートAND2に入力している。
【0146】
前記コンパレータCP3は、非反転入力端子(+)に基準電圧Vref1が入力され、整流波形電圧が所定値である基準電圧Vref1よりも低くなると出力をローレベルからハイレベルに反転するようになっている。そして、コンパレータCP3の出力を前記アンドゲートAND2に入力している。
【0147】
前記各アンドゲートAND1、AND2の出力を前記トランジスタT1kの駆動回路MCに入力している。前記駆動回路MCはアンドゲートAND1、AND2の一方の出力がハイレベルのときトランジスタT1kをオン駆動するようになっている。
【0148】
このような構成においては、図16の(a)に示す整流波形電圧Vrecが上昇しているときには、電源勾配検出回路PCの演算増幅器AMP1の出力は図16の(b)に示すようにローレベルになり、反転回路NOT1の出力は図16の(c)に示すようにハイレベルになる。また、整流波形電圧Vrecが下降しているときには、電源勾配検出回路PCの演算増幅器AMP1の出力は図16の(b)に示すようにハイレベルになり、反転回路NOT1の出力は図16の(c)に示すようにローレベルになる。
【0149】
整流波形電圧Vrecの上昇時において、整流波形電圧Vrecがキャパシタ4-kの電圧Vckと等しくなると、図16の(d)に示すようにコンパレータCP1の出力がハイレベルからローレベルに反転する。これによりカウンタCN1がカウントを開始し、図16の(e)に示すようにカウンタCN1の出力がハイレベルになる。
【0150】
従って、図16の(f)に示すようにアンドゲートAND1の出力がハイレベルとなり、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオンする。これにより、キャパシタ4-kにはトランジスタT1kを介して充電電流が流れ、キャパシタ4-kの充電電圧Vckは整流波形電圧Vrecとともに上昇する。
【0151】
そして、カウンタCN1が所定時間をカウントすると、図16の(e)に示すようにカウンタCN1の出力がローレベルになる。これにより、図16の(f)に示すようにアンドゲートAND1の出力もローレベルとなり、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオフする。
【0152】
トランジスタT1kをターンオフすると、キャパシタ4-kの充電電圧Vckは放電により徐々に低下するようになる。一方、整流波形電圧Vrecは引き続き上昇する。従って、コンパレータCP2の出力は、図16の(g)に示すようにローレベルからハイレベルに反転する。さらに、整流波形電圧Vrecが基準電圧Vref1に相当する電圧に達すると、すなわち、コンパレータCP3の反転入力端子(-)に入力する電圧が基準電圧Vref1に達すると、図16の(h)に示すように、コンパレータCP3の出力がハイレベルからローレベルに反転する。
【0153】
この状態で、整流波形電圧Vrecがピーク値を経由して下降するようになると、演算増幅器AMP1の出力は図16の(b)に示すようにハイレベルに反転し、反転回路NOT1の出力は図16の(c)に示すようにローレベルに反転する。
【0154】
この状態で、整流波形電圧Vrecが基準電圧Vref1に相当する電圧よりも低下するようになると、図16の(h)に示すように、コンパレータCP3の出力がローレベルからハイレベルに反転し、アンドゲートAND2の出力が図16の(i)に示すようにハイレベルになる。
【0155】
これにより、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオンし、キャパシタ4-kにはトランジスタT1kを介して充電電流が流れ、キャパシタ4-kの充電電圧Vckは上昇する。そして、キャパシタ4-kの充電電圧Vckが整流波形電圧Vrecに達すると、コンパレータCP2の出力が、図16の(g)に示すようにハイレベルからローレベルに反転し、アンドゲートAND2の出力が図16の(i)に示すようにローレベルになる。
【0156】
このように、整流波形電圧Vrecの上昇時においてトランジスタT1kをターンオンさせた後、ターンオフさせる制御をカウンタCN1により時間で制御することもできる。
【0157】
なお、この実施の形態においても、全波整流電圧の上昇時には、トランジスタをゼロ電圧スイッチングしたときと同様にスイッチング動作でき、スイッチング損失を低減できる。また、全波整流電圧の下降時には、全波整流電圧が基準電圧Vref1で設定した所定値に達したときにおいて対応するキャパシタの電圧との差を小さくすることができ、ターンオンしたときにキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはないので、損失を低減できる。
【0158】
(第6の実施の形態)
この実施の形態は、図2の回路において、全波整流回路2で全波整流された整流波形の電圧上昇時において、スイッチ回路であるトランジスタT11〜T1mを、電圧の上昇開始とともにターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が所定値に達したときにターンオフし、また、整流波形の電圧下降時において、トランジスタT11〜T1mを、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が所定値に達したときにターンオンし、対応するキャパシタ4-1,4-2,…4-mの電圧が全波整流電圧と等しくなったときターンオフする場合について説明する。
【0159】
なお、ここでは、各ダイオードD11〜D1m、各トランジスタT11〜T1m、各キャパシタ4-1〜4-mからなる回路のうち、ダイオードD1k、トランジスタT1k及びキャパシタ4-kの直列回路について述べるが、他の回路においても構成は同じである。
【0160】
図17に示すように、全波整流回路2の出力端子に抵抗R1、R2の直列分圧回路を並列に接続するとともに、抵抗R3、R4の直列分圧回路を並列に接続している。そして、前記抵抗R1、R2の接続点を、コンパレータCP4の反転入力端子(-)に接続するとともに電源勾配検出回路PCの入力端子に接続している。また、前記抵抗R3、R4の接続点を、コンパレータCP6の反転入力端子(-)に接続している。
【0161】
前記電源勾配検出回路PCは、演算増幅器AMP、抵抗、コンデンサによって構成された微分回路からなり、入力電圧波形を微分して勾配が上昇方向か下降方向かを検出し、勾配が上昇方向のときには演算増幅器AMP1の出力はローレベルとなり、勾配が下降方向のときには演算増幅器AMP1の出力はハイレベルとなる。そして、演算増幅器AMP1の出力を反転回路NOT1で反転して2入力アンドゲートAND3に入力している。また、演算増幅器AMP1の出力を2入力アンドゲートAND4、AND5にそれぞれ入力している。
【0162】
前記キャパシタ4-kに、抵抗R5、R6の直列分圧回路を並列に接続するとともに、抵抗R7、R8の直列分圧回路を並列に接続している。そして、前記抵抗R5、R6の接続点をコンパレータCP5の反転入力端子(-)に接続し、前記抵抗R7、R8の接続点を前記コンパレータCP6の非反転入力端子(+)に接続している。
【0163】
前記コンパレータCP4は、非反転入力端子(+)に基準電圧Vref2が入力され、整流波形電圧が所定値である基準電圧Vref2よりも高くなると出力をハイレベルからローレベルに反転するようになっている。そして、コンパレータCP4の出力を前記アンドゲートAND3に入力している。
【0164】
前記コンパレータCP5は、非反転入力端子(+)に基準電圧Vref3が入力され、キャパシタ4-kの電圧が所定値である基準電圧Vref3よりも低下しようとすると出力がパルス状に立ち上がるようになっている。そして、コンパレータCP5の出力を前記アンドゲートAND4に入力している。
【0165】
前記コンパレータCP6は、抵抗R3、R4の接続点電圧と抵抗R7、R8の接続点電圧から、整流波形電圧とキャパシタ4-kの電圧が等しくなるのを検出し、両電圧が等しくなると出力レベルをハイレベルにするようになっている。そして、コンパレータCP6の出力を前記アンドゲートAND5に入力している。
【0166】
前記アンドゲートAND4の出力をRSフリップフロップFF1のS入力端子に入力し、前記アンドゲートAND5の出力を前記フリップフロップFF1のR入力端子に入力している。そして、前記アンドゲートAND3の出力及び前記フリップフロップFF1のQ出力端子からの出力を前記トランジスタT1kの駆動回路MCに入力している。前記駆動回路MCはアンドゲートAND3の出力及びフリップフロップFF1のQ出力のいずれかがハイレベルのときトランジスタT1kをオン駆動するようになっている。
【0167】
このような構成においては、図18の(a)に示す整流波形電圧Vrecが上昇しているときには、電源勾配検出回路PCの演算増幅器AMP1の出力は図18の(b)に示すようにローレベルになり、反転回路NOT1の出力は図18の(c)に示すようにハイレベルになる。また、整流波形電圧Vrecが下降しているときには、電源勾配検出回路PCの演算増幅器AMP1の出力は図18の(b)に示すようにハイレベルになり、反転回路NOT1の出力は図18の(c)に示すようにローレベルになる。
【0168】
今、整流波形電圧Vrecが上昇を開始した時点では、コンパレータCP4の反転入力端子(-)に入力する電圧が基準電圧Vref2よりも低いのでコンパレータCP4の出力はハイレベルとなる。従って、図18の(e)に示すようにアンドゲートAND3の出力がハイレベルとなり、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオンする。
【0169】
しかし、トランジスタT1kがターンオンしても、キャパシタ4-kの電圧Vckは整流波形電圧Vrecより高いのでダイオードD1kはオフ状態を維持し、キャパシタ4-kに充電電流は流れない。そして、整流波形電圧Vrecがキャパシタ4-kの電圧VckにダイオードD1kの順方向電圧を加算した電圧よりも高くなると、ダイオードD1kが導通してキャパシタ4-kに充電電流が流れるようになる。
【0170】
整流波形電圧Vrecがキャパシタ4-kの電圧Vckに達すると、図18の(g)に示すようにコンパレータCP6の出力がハイレベルからローレベルに反転する。また、キャパシタ4-kの電圧Vckが充電により上昇しコンパレータCP5の反転入力端子(-)に入力する電圧が基準電圧Vref3に達すると、図18の(f)に示すようにコンパレータCP5の出力がハイレベルからローレベルに反転する。
【0171】
また、整流電圧がさらに上昇し、コンパレータCP4の反転入力端子(-)に入力する電圧が基準電圧Vref2に達すると、図18の(d)に示すようにコンパレータCP4の出力はハイレベルからローレベルに反転する。これにより、アンドゲートAND3の出力がローレベルに反転し、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオフする。
【0172】
トランジスタT1kをターンオフすると、キャパシタ4-kの電圧Vckは放電により徐々に低下するようになる。一方、整流波形電圧Vrecは引き続き上昇する。そして、整流波形電圧Vrecがピーク値を経由して下降するようになると、演算増幅器AMP1の出力は図18の(b)に示すようにハイレベルに反転し、反転回路NOT1の出力は図18の(c)に示すようにローレベルに反転する。
【0173】
この状態で、キャパシタ4-kの電圧Vckが基準電圧Vref3に相当する電圧よりも低下するようになると、図18の(f)に示すようにコンパレータCP5の出力がパルス状に立ち上がり、このパルスがアンドゲートAND4を介して図18の(h)に示すようにフリップフロップFF1のS入力端子に入力する。
【0174】
これにより、フリップフロップFF1がセットされ、図18の(j)に示すようにQ出力がハイレベルになるので、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオンし、キャパシタ4-kにはトランジスタT1kを介して充電電流が流れ、キャパシタ4-kの充電電圧Vckは上昇する。
【0175】
その後、整流波形電圧Vrecが基準電圧Vref2に相当する電圧よりも低下するようになると、図18の(d)に示すようにコンパレータCP4の出力がローレベルからハイレベルに反転する。そして、キャパシタ4-kの電圧Vckが整流波形電圧Vrecに達すると、コンパレータCP6の出力が、図18の(g)に示すようにローレベルからハイレベルに反転し、アンドゲートAND5の出力がハイレベルに反転する。
【0176】
これにより、図18の(i)に示すようにフリップフロップFF1のR入力端子にハイレベル信号が入力し、フリップフロップFF1はリセットされ、図18の(j)に示すようにQ出力がローレベルに反転するので、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオフし、キャパシタ4-kは再び放電するようになる。
【0177】
このように、整流波形電圧Vrecの上昇開始とともにトランジスタT1kをターンオンさせても、キャパシタ4-kの電圧Vckと整流波形電圧Vrecが等しくなった時点でトランジスタT1kをターンオンさせる場合と同様の作用効果が得られる。従って、この実施の形態においても、全波整流電圧の上昇時には、トランジスタをゼロ電圧スイッチングしたときと同様にスイッチング動作でき、スイッチング損失を低減できる。
【0178】
また、全波整流電圧の下降時には、整流波形電圧Vrecが基準電圧Vref3で設定した所定値に達したときトランジスタT1kがターンオンするので、基準電圧Vref3の設定によりターンオンしたときの整流波形電圧Vrecとキャパシタの電圧との差を小さくすることができる。従って、下降時においてターンオンしたときにキャパシタに大きな充電電流が流れ込むことはないので、損失を低減できる。
【0179】
(第7の実施の形態)
この実施の形態は、図2の回路において、全波整流回路2で全波整流された整流波形の電圧上昇時において、スイッチ回路であるトランジスタT11〜T1mを、ターンオン状態において対応するキャパシタに所定の電荷が流入した時点でターンオフし、また、整流波形の電圧下降時において、トランジスタT11〜T1mを、電圧上昇時のターンオフから所定の時間が経過した時点でターンオンし、その後は電圧上昇時にターンオフするまでオン状態を維持する場合について説明する。
【0180】
なお、ここでは、各ダイオードD11〜D1m、各トランジスタT11〜T1m、各キャパシタ4-1〜4-mからなる回路のうち、ダイオードD1k、トランジスタT1k及びキャパシタ4-kの直列回路について述べるが、他の回路においても構成は同じである。
【0181】
図19に示すように、全波整流回路2の出力端子に抵抗R1、R2の直列分圧回路を並列に接続している。そして、前記抵抗R1、R2の接続点を電源勾配検出回路PCの入力端子に接続している。
【0182】
前記電源勾配検出回路PCは、演算増幅器AMP、抵抗、コンデンサによって構成された微分回路からなり、入力電圧波形を微分して勾配が上昇方向か下降方向かを検出し、勾配が上昇方向のときには演算増幅器AMP1の出力はローレベルとなり、勾配が下降方向のときには演算増幅器AMP1の出力はハイレベルとなる。そして、演算増幅器AMP1の出力を反転回路NOT1で反転して2入力アンドゲートAND6に入力している。また、演算増幅器AMP1の出力を2入力アンドゲートAND7に入力している。
【0183】
前記キャパシタ4-kに流れる充電電流をカレントトランスCTで検出し、このカレントトランスCTの出力を抵抗R9とコンデンサC1からなる積分回路で積分している。そして、積分回路の出力をコンパレータCP7の非反転入力端子(+)に入力している。前記コンパレータCP7は、反転入力端子(-)に基準電圧Vref4が入力され、積分回路の出力が基準電圧Vref4に達したときパルス信号を出力するようになっている。
【0184】
前記コンパレータCP7からのパルス信号を前記アンドゲートAND6に入力するとともにカウンタCN2に入力している。前記カウンタCN2は、所定時間をカウントするもので、時間をカウントしている期間のみ出力をハイレベルにするものである。そして、前記カウンタCN2の出力を反転回路NOT2を介して前記アンドゲートAND7に入力している。
【0185】
前記アンドゲートAND6の出力をRSフリップフロップFF2のR入力端子に入力し、前記アンドゲートAND7の出力をRSフリップフロップFF2のS入力端子に入力している。そして、前記フリップフロップFF2のQ出力端子からの出力を前記トランジスタT1kの駆動回路MCに入力している。前記駆動回路MCはフリップフロップFF2のQ出力がハイレベルのときトランジスタT1kをオン駆動するようになっている。
【0186】
このような構成においては、図20の(a)に示す整流波形電圧Vrecが上昇しているときには、電源勾配検出回路PCの演算増幅器AMP1の出力は図20の(b)に示すようにローレベルになり、反転回路NOT1の出力は図20の(c)に示すようにハイレベルになる。また、整流波形電圧Vrecが下降しているときには、電源勾配検出回路PCの演算増幅器AMP1の出力は図20の(b)に示すようにハイレベルになり、反転回路NOT1の出力は図20の(c)に示すようにローレベルになる。
【0187】
今、整流波形電圧Vrecがキャパシタ4-kの電圧VckにダイオードD1kの順方向電圧を加算した電圧に達すると、ダイオードD1kを介してキャパシタ4-kに充電電流が流れる。この充電電流をカレントトランスCTが検出し、このカレントトランスCTからの出力を積分回路が積分するので、コンデンサC1の両端間に発生する電圧Vaは図20の(d)に示すように変化する。
【0188】
この電圧Vaが基準電圧Vref4に達すると、コンパレータCP7は図20の(e)に示すようなパルス信号を出力する。このパルス信号はアンドゲートAND6を介して図20の(g)に示すようにフリップフロップFF2のR入力端子に入力する。これにより、フリッププロップFF2はリセットされ、そのQ出力は図20の(i)に示すようにハイレベルからローレベルに反転し、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオフする。トランジスタT1kをターンオフすると、キャパシタ4-kの電圧Vckは放電により徐々に低下するようになる。
【0189】
一方、カウンタCN2はパルス信号の入力により、時間カウント動作を開始し、図20の(f)に示すように出力をハイレベルにする。
整流波形電圧Vrecはその後も上昇し、やがてピーク値を経由して下降するようになる。整流波形電圧Vrecが下降すると、演算増幅器AMP1の出力は図20の(b)に示すようにハイレベルに反転し、反転回路NOT1の出力は図20の(c)に示すようにローレベルに反転する。
【0190】
この状態で、カウンタCN2が所定の時間をカウントして出力をハイレベルからローレベルに反転すると、反転回路NOT2の出力がローレベルからハイレベルに反転するので、アンドゲートAND7からフリップフロップFF2のS入力端子への入力が図20の(h)に示すようにローレベルからハイレベルに立ち上がり、フリッププロップFF2はセットされる。
【0191】
これにより、フリッププロップFF2のQ出力は図20の(i)に示すようにローレベルからハイレベルに反転し、駆動回路MCはトランジスタT1kをターンオンし、キャパシタ4-kにはトランジスタT1kを介して充電電流が流れ、キャパシタ4-kの電圧Vckは上昇する。
【0192】
その後、整流波形電圧Vrecがキャパシタ4-kの電圧Vckよりも低下するようになるとキャパシタ4-kへの充電が停止され、キャパシタ4-kの電圧Vckは放電により徐々に低下するようになる。
【0193】
このように、キャパシタ4-kに充電電流が流れはじめてから積分回路の出力電圧Vaが基準電圧Vref4に達したとき所定の電荷が流入したとして、トランジスタT1kをターンオフさせ、その後はカウンタCN2が所定の時間をカウントするまでターンオフを継続させ、それ以外においてはトランジスタT1kをオン状態にさせる制御を行っても、キャパシタ4-kの電圧Vckと整流波形電圧Vrecが等しくなった時点でトランジスタT1kをターンオンさせる場合と同様の作用効果が得られる。
【0194】
従って、この実施の形態においても、全波整流電圧の上昇時には、トランジスタをゼロ電圧スイッチングしたときと同様にスイッチング動作でき、スイッチング損失を低減できる。また、全波整流電圧の下降時には、カウンタCN2のカウントする時間の設定によりターンオンしたときの整流波形電圧Vrecとキャパシタの電圧との差を小さくすることができる。
【0195】
ここではトランジスタT1kのオン、オフ動作と、キャパシタ4-kの電圧変化について述べたが、例えば、全波整流回路2にそれぞれダイオードD11,D12,D13,D14,D15とトランジスタT11,T12,T13,T14,T15との直列回路を介してキャパシタ4-1,4-2,4-3,4-4,4-5がそれぞれ接続されている場合には図21に示すような動作になる。
【0196】
すなわち、トランジスタT11は、図21の(f)に示すようにオン、オフ動作を行い、キャパシタ4-1の充電電圧は図21の(a)に示すように変化する。また、トランジスタT12は、図21の(g)に示すようにオン、オフ動作を行い、キャパシタ4-2の充電電圧は図21の(b)に示すように変化する。また、トランジスタT13は、図21の(h)に示すようにオン、オフ動作を行い、キャパシタ4-3の充電電圧は図21の(c)に示すように変化する。また、トランジスタT14は、図21の(i)に示すようにオン、オフ動作を行い、キャパシタ4-4の充電電圧は図21の(d)に示すように変化する。さらに、トランジスタT15は、図21の(j)に示すようにオン、オフ動作を行い、キャパシタ4-5の充電電圧は図21の(e)に示すように変化する。
【0197】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、スイッチ回路を使用してキャパシタに電源電圧に応じた電圧を充電する場合に、キャパシタの充電に伴う損失を低減できる電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路構成図。
【図2】同実施の形態における1つの実施例を示す回路構成図。
【図3】図2の実施例における全波整流電圧波形と各キャパシタの電圧変化との関係並びに各トランジスタのオン、オフタイミングを示す図。
【図4】同実施の形態における他の実施例を示す回路構成図。
【図5】同実施の形態における他の実施例を示す回路構成図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す回路構成図。
【図7】同実施の形態における1つの実施例を示す回路構成図。
【図8】図7の実施例における電源電圧波形と各キャパシタの電圧変化との関係を示す図。
【図9】同実施の形態における他の実施例を示す回路構成図。
【図10】同実施の形態における他の実施例を示す回路構成図。
【図11】本発明の第3の実施の形態を示す回路構成図。
【図12】同実施の形態における1つの実施例を示す回路構成図。
【図13】本発明の第4の実施の形態を示す回路構成図。
【図14】同実施の形態における1つの実施例を示す回路構成図。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示す部分回路構成図。
【図16】同実施の形態の各部の動作タイミングを示す図。
【図17】本発明の第6の実施の形態を示す部分回路構成図。
【図18】同実施の形態の各部の動作タイミングを示す図。
【図19】本発明の第7の実施の形態を示す部分回路構成図。
【図20】同実施の形態の各部の動作タイミングを示す図。
【図21】同実施の形態における全波整流電圧波形と各キャパシタの電圧変化との関係並びに各トランジスタのオン、オフタイミングの一例を示す図。
【符号の説明】
2…全波整流回路
3-1〜3-m…第1のスイッチ回路
4-1〜4-m…キャパシタ
5-1〜5-m…第2のスイッチ回路

Claims (35)

  1. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が所定値に達したときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  2. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の時間が経過した時点でターンオフすることを特徴とする電源装置。
  3. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフすることを特徴とする電源装置。
  4. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  5. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、前記各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  6. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、ターンオンしてからそれぞれにおいて所定の時間が経過した時点でターンオフすることを特徴とする電源装置。
  7. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、ターンオンしてからそれぞれにおいて所定の電荷が流入した時点でターンオフすることを特徴とする電源装置。
  8. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、それぞれにおいて対応するキャパシタの次段のキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  9. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、前記脈流電源の電源電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  10. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  11. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  12. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  13. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、それぞれ電源電圧絶対値の上昇時にターンオフしてから所定の時間が経過した時点でターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  14. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタに対して流入する電荷量が電源電圧絶対値の上昇時における流入電荷量よりも小さくなるタイミングでターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  15. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が所定値に達したときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  16. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  17. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  18. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が所定値に達したときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  19. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  20. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  21. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が所定値に達したときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  22. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、ターンオンしてから所定の電荷が流入した時点でターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  23. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオンし、次段のキャパシタの電圧が前記脈流電源の電源電圧と等しくなったときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなったときターンオフすることを特徴とする電源装置。
  24. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、前記各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることを特徴とする電源装置。
  25. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、ターンオンしてからそれぞれにおいて所定の電荷が流入した時点でターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることを特徴とする電源装置。
  26. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、前記各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることを特徴とする電源装置。
  27. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、ターンオンしてからそれぞれにおいて所定の電荷が流入した時点でターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることを特徴とする電源装置。
  28. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、前記各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることを特徴とする電源装置。
  29. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時には、前記各スイッチ回路を、上昇開始とともに全てターンオンし、ターンオンしてからそれぞれにおいて所定の電荷が流入した時点でターンオフし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、対応するキャパシタの電圧が電源電圧と等しくなった時点から電源電圧がゼロに低下するまでの間にターンオフすることを特徴とする電源装置。
  30. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときにターンオンし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時に、前記キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達してターンオフするまで、オン状態を継続させることを特徴とする電源装置。
  31. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が所定値に達したときにターンオンし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時に前記キャパシタに所定の電荷が流入してターンオフするまで、オン状態を継続させることを特徴とする電源装置。
  32. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときにターンオンし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時に、前記各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達してターンオフするまで、オン状態を継続させることを特徴とする電源装置。
  33. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧と電源電圧との差が所定値に達したときターンオンし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時に前記キャパシタに所定の電荷が流入してターンオフするまで、オン状態を継続させることを特徴とする電源装置。
  34. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時に、前記各キャパシタの電圧がそれぞれにおいて所定値に達したときターンオフするまで、オン状態を継続させることを特徴とする電源装置。
  35. 脈流電源に複数のキャパシタを接続し、それぞれ異なる電源となるようにキャパシタを充電し、各キャパシタを択一的に負荷に接続することで、負荷に出力電圧を供給するように構成された電源装置において、
    前記各キャパシタにそれぞれダイオードを直列に介挿したスイッチ回路を接続し、前記脈流電源からの脈流を、それぞれスイッチ回路を介して対応するキャパシタに充電するようにし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の下降時には、前記各スイッチ回路を、対応するキャパシタ電圧が電源電圧の所定の割合に達したときターンオンし、
    前記脈流電源の電源電圧絶対値の上昇時に前記キャパシタに所定の電荷が流入してターンオフするまで、オン状態を継続させることを特徴とする電源装置。
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