JP4764257B2 - 浴室用手摺装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室用手摺装置に関するものであり、特に、高齢者や身体障害者等の入浴動作を補助する浴室用手摺装置に関するものである。
従来より、壁に取付けられた鏡の周囲に上下方向に延びるパイプ状の手摺を備えたものが知られている。また、特許文献1に示すように、混合水栓を設けたカウンタから鉛直方向に手摺(握りバー)を立設させたものも知られている。これらの手摺は、入浴者が把持するのに好適な太さであり、洗い場で腰をおろしたり立ち上がったりする場合に、身体を支えることができるようになっている。
ところが、手摺を浴室の壁面に取付けたものでは、身体を前方向に乗り出して手摺を掴まなければならず、楽な姿勢で立ち上がることが困難となっていた。なお、手摺を壁面から前方向に大きく突出させた状態で設ければ、身体を乗り出さなくても握ることが可能になるが、これによれば洗髪したり体を洗ったりする際に手摺が邪魔となってしまい、快適に入浴することができなくなる。一方、カウンタから手摺を立設させるものにおいては、比較的楽な姿勢で立ち上がることができるようになるが、健康な人が入浴する場合、特に立った状態でシャワーを浴びる場合には、手摺が邪魔になったり、手摺の存在によって浴室が狭く感じられてしまうという不具合が生じる。そこで、最近では、カウンタから立設された手摺をカウンタ内に収納できるように構成したもの、換言すれば、カウンタに対して手摺を上下方向に摺動可能に支持するものが提案されている。
ところで、上記の特許文献1には、手摺に照明器具を内蔵し、手摺の周面(例えば中央部分の周面)から浴室内に光を放射させるものが開示されている。これによれば、手元の照明として利用することが可能になる。
特開2002−17599号
しかし、手摺をカウンタ内に収納可能とする構成を採用すると、手摺を使用しない場合には、手摺がカウンタ内に収納されることから、手摺の周面から放射される光を照明として利用することができなくなる。つまり、収納状態では、照明器具としての価値を有さないものとなってしまう。
また、手摺を上下方向に摺動可能とした場合、手摺の上端の位置が変位することから、手摺がどこまで延出されているかを、容易に把握することが困難となり、例えば、洗い場で腰をおろす際に、手摺を掴み損ね、姿勢を崩したり倒れたりすることが懸念される。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、手摺を収納した状態でも照明器具として利用することができ、しかも、入浴者が手摺を掴む際の安全性を高めることができる浴室用手摺装置を提供することを課題とする。
本発明にかかる浴室用手摺装置は、「浴室のカウンタまたは床面等の被設置面から鉛直方向に立設された手摺本体と、
該手摺本体の大部分が前記被設置面の下方に収納される収納位置と、前記手摺本体が前記被設置面から突出する使用位置との間で、前記手摺本体を上下方向に摺動可能に支持する支持部材と、
全体が光透過性部材で形成されるとともに前記手摺本体の上端から張り出して設けられ、前記手摺本体を昇降させる際の取手として機能し、前記手摺本体が前記収納位置に位置する場合も前記被設置面から突出して配置される把持部と、
把持部に埋設され、該把持部の頂面及び周面を通して光を放射する発光手段と、
前記手摺本体の上端近傍に備えられ、ハンドシャワーのシャワーヘッドを保持するためのホルダーと
を具備する」ものである。
ここで、「手摺本体」の長さとしては、特に限定されるものでないが、手摺本体を、その上限位置である使用位置まで摺動させた際に、入浴者が立った姿勢で把持できる程度の高さ以上であることが好ましい。また、「把持部」の大きさ及び形状も特に限定されるものではないが、手摺本体よりも径が大きく、把持するのに好適な形状であることが好ましい。さらに、「光透過性部材」は透明な部材であってもよく、半透明な部材であってもよい。また、「浴室のカウンタ」としては、水栓が設けられたカウンタを例示することができ、「発光手段」としては発光ダイオードを例示することができる。
本発明の浴室用手摺装置によれば、カウンタ等の被設置面から鉛直方向に立設された手摺本体が、支持部材によって上下方向に摺動可能に支持されており、手摺本体を使用位置に移動させると、手摺本体が被設置面から突出した状態となり、手摺として使用することが可能となる。つまり、手摺本体に寄りかかったり、掴んだり、抱え込むことが可能になり、洗い場で腰をおろしたり立ち上がったりする場合に、手摺を用いて身体を支えることが可能になる。
一方、手摺本体を収納位置に移動すると、手摺本体の大部分が被設置面の下方に収納される。なお、この際、手摺本体全体が収納されるように構成してもよく、上端部分を突出させた状態で収納されるように構成してもよい。
また、手摺本体の上端には、取手として機能する把持部が設けられているため、把持部を握って手摺本体を昇降させることが可能となる。なお、手摺本体が収納された場合でも、この把持部を被設置面から突出させるように構成することが好ましく、これによれば手摺本体を収納位置から容易に引き出すことが可能になる。
ところで、本発明では、把持部に発光手段を備えるとともに、把持部全体が光透過性部材で形成されているため、発光手段が点灯すると、発光手段の光が把持部の頂面及び周面を通して放射され、浴室の天井に照射される。このため、浴室の間接照明を行うことが可能になり、柔らかな光によって癒しの空間を醸し出すことが可能になる。特に、把持部の頂面は、手摺本体が使用位置であっても収納位置であっても遮蔽されることがないため、手摺本体の使用状態に拘らず、天井に光を照射させることができる。換言すれば、手摺本体を収納した状態であっても、照明器具として利用することができ、手摺装置の価値を高めることができる。
また、把持部の頂面から光が放射されることから、把持部の高さ、すなわち手摺本体の長さを容易に把握させることが可能になる。このため、手摺本体を掴み損ねたり、収納されているにも拘らず寄りかかろうとしたりすることを抑制でき、入浴者の安全性を高めることができる。
さらに、手摺本体の突出長さが変化すると、天井と発光手段との距離が変化することから、間接照明の明るさと照射範囲とが変化することとなる。つまり、照明の受け方を変化させることができるため、間接照明としての効果を一層高めることが可能になる。
本発明の浴室用手摺装置によれば、光が放射される部分が、把持部の頂面だけでなく周面にも形成されていることから、使用位置における把持部の高さが、入浴者の目の高さ、またはそれ以上の高さであっても、把持部から放射される光を確実に認識させることが可能になる。
また、手摺本体を、シャワーヘッドを保持するための支柱として機能させることができ、手摺本体における利便性をさらに高めることが可能になる。特に、手摺本体の突出長さを変化させることにより、シャワーヘッドの高さを自由に変えることができ、入浴者が座った状態でも立った状態でも快適にシャワーを利用することができるようになる。
ところで、特許文献1のように手摺本体の周面から光を放射するものでは、手摺本体にホルダーを設けた場合、シャワーヘッド及びそれに湯水を供給するホースが手摺本体の前面側に位置し、入浴者側への光の放射を遮ってしまうこととなる。つまり、ホルダーにシャワーヘッドが掛けられた状態では、照明器具として用いることが困難になる。これに対し、本発明では、把持部の頂面から光を放射するため、シャワーヘッド等によって遮蔽されることがなく、いつでも間接照明として利用することが可能である。つまり、三つの機能、すなわち、手摺としての機能、照明としての機能、及び支柱としての機能を同時に作用させることが可能である。
さらに、本発明の浴室用手摺装置において、「入浴者が、所定の浴室設備に触れたことを検出する接触検出手段と、
該接触検出手段の出力に基づいて前記発光手段を点灯させ、その後、予め設定された所定時間後に前記発光手段を消灯させる発光制御手段と
をさらに備える」ようにしてもよい。
ここで、「所定の浴室設備」としては、手摺本体、把持部、または水栓等を例示することができる。
これによれば、所定の浴室設備に手を触れたことが検出されると、発光手段が点灯し、発光手段の光によって天井が照らされる。その後、所定時間が経過すると、発光手段を自動的に消灯する。したがって、簡単な操作で点灯させることができるとともに、消し忘れによる無駄な電力の消費を防止することができる。
このように、本発明の浴室用手摺装置によれば、手摺本体の状態に拘らず、光を放射させることができ、間接照明によって癒しの空間を醸し出すことができる。また、把持部への注目度を高めることにより、手摺本体を掴み損ねたりすることを抑制でき、入浴者の安全性を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態である浴室用手摺装置(以下、単に「手摺装置」という)について、図1乃至図5に基づき説明する。図1は本実施形態の手摺装置が備えられた浴室全体の概略構成を示す斜視図であり、図2は手摺装置を有する入浴装置の構成を示す正面図であり、図3は手摺装置の構成を示す断面図であり、図4は手摺装置の手摺本体が使用位置まで摺動した状態を示す断面図であり、図5は発光制御に関する機能的な制御構成を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、手摺装置を有する入浴装置1は、浴室2に配設されたカウンタ3に組込まれており、湯水混合栓等の水栓本体(図示しない)、水栓本体を操作する水栓レバー8、水栓本体から湯水を吐出する吐出管9、水栓レバー8の右側に配設された右側手摺装置12、及び水栓レバー8の左側に配設された左側手摺装置13等を具備して構成されている。なお、この他、浴室2には、浴槽4や壁面5に取付けられた鏡6等も設けられている。
ここで、右側手摺装置12及び左側手摺装置13が本発明の浴室用手摺装置に相当するものであるが、これらは全く同一の構造であるため、以下、右側手摺装置12のみについて詳細に説明し、左側手摺装置13については具体的な説明を省略する。
図2及び図3に示すように、右側手摺装置12は、カウンタ3から鉛直方向(垂直方向)に立設された手摺本体15と、手摺本体15を上下方向に摺動可能に支持する支持部材16と、支持部材16を固定するための固定部材17及び支持脚部25と、手摺本体15の上端に設けられた把持部18と、ハンドシャワーのシャワーヘッド19を保持するためのホルダー20とを備えている。また、支持部材16に対して手摺本体15の位置(高さ)を固定させるためのロック機構22と、そのロック機構22のロック状態を解除するロック解除機構23と、手摺本体15の下降速度を抑制するエアーダンパー24も備えている。
各構成について具体的に説明すると、手摺本体15は、把持するのに好適な太さのパイプ状の部材からなり、上端近傍及び下端近傍の周面には、高さ調整用孔部(図示していない)が穿設されている。なお、手摺本体15の長さは特に限定されるものではないが、本例では約45cmに設定されている。
支持部材16は、手摺本体15の大部分がカウンタ3の下方に収納される収納位置(図3参照)と、手摺本体15がカウンタ3から突出する使用位置(図4参照)との間で、手摺本体15を摺動可能に支持するものであり、パイプ状の部材から形成されている。支持部材16の外径は、手摺本体15の内径よりも僅かに小さくなっており、支持部材16が手摺本体15の内部に嵌合わされることにより、手摺本体15を上下方向に摺動可能に支持している。なお、支持部材16の長さも特に限定されるものではないが、本例では約37cmに設定されている。
固定部材17は、上側保持部26と下側保持部27とから構成され、上側保持部26は、手摺本体15を囲むようにカウンタ3に対する手摺本体15の貫通部分に設けられた円筒状の部材であって、カウンタ3の上面に当接するフランジ26aを有する。下側保持部27は、上側保持部26の外周面に嵌合または螺合された円筒状の部材であってカウンタ3の裏面に当接するフランジ27aを有する。つまり、固定部材17は、フランジ26aとフランジ27aとでカウンタ3を挟持することでカウンタ3に組付けられ、上側保持部26の内周面によって手摺本体15の外周面を支えるように構成されている。また、支持脚部25は、手摺本体15の下端に嵌込まれ、フランジ25aを浴室2の床面に固定することにより、支持部材16を立設させた状態で支持している。
把持部18は、手摺本体15の上端に設けられており、手摺本体15を昇降させる際の取手として機能している。この把持部18は、前方に張り出した略卵形の形状を呈しており、その下部側が手摺本体15の上端部分に嵌込まれるとともに、手摺本体15を貫通する取付けネジ29によって締結されている。
また、把持部18は全体が光透過性部材(例えばアクリル)で形成されている。つまり、把持部18全体にわたって透光部28が形成されている。把持部18の底面には、比較的小さな窪みからなる凹部30が形成され、凹部30内に発光ダイオード31が埋設されている。つまり、発光ダイオード31から放射された光を、透光部28を通して浴室2の天井に照射させることにより、浴室2の間接照明を行うことが可能となっている。また、本例の把持部18では全体が光透過性部材で形成されているため、把持部18自体が光って見えることとなり、把持部18の存在を際立たせることが可能になる。なお、発光ダイオード31は、半導体のPN接合に順方向のバイアス電圧を加えることにより、可視光を放射するものであり、本例では、所定の発光色のものが用いられている。また、発光ダイオード31には電力供給線32が接続されており、電力供給線32は手摺本体15及び支持部材16内を通って配線され、支持脚部25の周面に穿設された貫通孔33から外部へ送出されている。ここで、発光ダイオード31が本発明の発光手段に相当する。
一方、ホルダー20は、手摺本体15における把持部18の下方に取付けられており、前面側が開放された平面視C字形の形状を呈している。また、ホルダー20は手摺本体15内に埋込まれた首振り機構36に連結されている。なお、首振り機構36は周知な構成であるためここでは詳細な説明を省略するが、首振り機構36を介して取付けることにより、ホルダー20を上下方向及び左右方向に傾けることが可能になり、シャワーを浴びる際の利便性を高めている。
また、本例の入浴装置1には、発光ダイオード31の点灯状態を制御するための制御装置が備えられている。制御装置は、図5に示すように、入浴者が、水栓レバー8、手摺本体15、または把持部18等の浴室設備に触れたことを検出する接触検出手段50と、商用電源(AC100V)を定電圧に変換する電源回路53と、遅延タイマ51を有する発光制御回路52とを具備して構成されている。発光制御回路52は、接触検出手段50の出力に基づいて、右側手摺装置12の発光ダイオード31(右側発光ダイオード31a)及び左側手摺装置13の発光ダイオード31(左側発光ダイオード31b)を点灯させ、遅延タイマ51で設定された時間の経過後、これらの発光ダイオード31を消灯する。なお、接触検出手段50の構成としては特に限定されるものではないが、例えば、対象となる浴室設備の表面を導電性の素材で形成し、その部分における静電容量の変化を電圧の変化に変換して接触の有無を判断する構成を採用することができる。ここで、発光制御回路52が本発明の発光制御手段に相当する。
次に、本例の右側手摺装置12及び左側手摺装置13の使用方法、及びその効果について説明する。カウンタ3から鉛直方向に立設された手摺本体15が、支持部材16によって上下方向に摺動可能に支持されているため、図4に示すように手摺本体15を使用位置に移動させると、手摺本体15がカウンタ3から大きく突出した状態となり、手摺として使用することが可能となる。つまり、入浴者が手摺本体15に寄りかかったり、掴んだり、抱え込むことが可能になる。
特に、一対の手摺本体15がカウンタ3における水栓レバー8の両側に分かれて配設されているため、入浴者は並行する一対の手摺本体15を、左右の手で夫々掴むことが可能になる。したがって、左右のバランスがよくなり、一方の手摺本体15を中心として体が回転するような不安定な状態を回避することが可能になる。また、安定性が高められることから強い力で握り締めなくても体を支えることができ、入浴者の負担を軽減することができる。さらに、洗い場で立ち上がったり腰をおろしたりすることへの不安感を拭い去ることが可能となる。また、入浴者は、水栓レバー8及び吐出管9を正面として、立ち上がったり腰をおろしたりすることができるため、不意に水栓レバー8が操作されてしまうことを防止でき、入浴者の安全性を一層高めることができる。
一方、図3に示すように、手摺本体15を収納位置に移動すると、手摺本体15の大部分がカウンタ3の下方に収納される。このため、一対の手摺本体15が邪魔とならず、また浴室2を広く感じさせることが可能となる。
また、手摺本体15の上端には、取手として機能する把持部18が設けられているため、把持部18を握って手摺本体15を昇降させることが可能となる。なお、手摺本体15が収納された場合でも、この把持部18はカウンタ3から突出しているため、手摺本体15を収納位置から容易に引き出すことが可能になる。
ところで、本例では、把持部18の底面に発光ダイオード31を上方に向けて埋設しているため、所定の浴室設備に手を触れたことが検出されると、発光ダイオード31が点灯し、把持部18を通して浴室2の天井に光を放射する(図1のS1,S2参照)。このため、浴室2の間接照明を行うことが可能になり、柔らかな光によって癒しの空間を醸し出すことができる。特に、把持部18は、手摺本体15が使用位置であっても収納位置であっても遮蔽されることがないため、手摺本体15の位置に拘らず、天井に光を照射させることができる。換言すれば、手摺本体15を収納した状態であっても、照明器具として利用することができる。また、手摺本体15の突出長さが変化すると、天井と発光ダイオード31との距離が変化することから、間接照明の明るさと照射範囲とが変化することとなる。つまり、照明の受け方を変化させることができるため、間接照明としての効果を一層高めることが可能になる。
また、把持部18の頂面または周面から光が放射されることから、把持部18の高さ、すなわち手摺本体15の長さを容易に把握させることが可能になり、手摺本体15を掴み損ねたり、収納されているにも拘らず寄りかかろうとしたりすることを抑制できる。すなわち、入浴者の安全性を確保することが可能となる。
なお、発光ダイオード31は、所定時間後に自動的に消灯する。このため、消し忘れによる無駄な電力の消費を防止することができる。
また、手摺本体15にはホルダー20が設けられているため、手摺本体15を、シャワーヘッド19を保持するための支柱として機能させることができ、手摺本体15における利便性をさらに高めることが可能になる。特に、手摺本体15の突出長さを変化させることにより、シャワーヘッド19の高さを自由に変えることができる。また、右側と左側の手摺本体15の突出長さを互いに異ならせた場合も、シャワーヘッド19が支持される高さを変化させることが可能になる。したがって、これによれば、入浴者が座った状態でも立った状態でも快適にシャワーを利用できるようになる。また、左右いずれの手摺本体15にもシャワーヘッド19を支持することができるため、左右方向におけるシャワーヘッド19の支持範囲が広くなり、例えば身体の右側からシャワーを浴びた後に左側から浴びるというような使用方法も可能になる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良および設計の変更が可能である。
すなわち、上記実施形態の浴室用手摺装置では、水栓レバー8及び吐出管9と一対の手摺装置12,13とを、浴槽4と隣合わせて配置するものを示したが、その位置は特に限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、浴槽4と向い合う壁面に配置するようにしてもよい。なお、この場合、水栓レバー8及び吐出管9は壁面に取付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態の浴室用手摺装置では、カウンタ3に手摺本体15を立設させるものを示したが、図6に示すように、浴室2の床面に立設させるようにしてもよい。ただし、上記実施形態のようにカウンタ3から立設させるようにすれば、手摺本体15が洗髪等の邪魔になりにくくなり、しかも使用位置における手摺本体15の突出長さが比較的短くなることから、浴室2が狭く感じることを軽減できる。
また、上記実施形態の浴室用手摺装置では、一対の手摺装置12,13を備えるものを示したが、一つの手摺装置のみを備えるようにしてもよい。ただし、上記実施形態のように水栓レバー8の両側に右側手摺装置12と左側手摺装置13とを備えるようにすれば、入浴者の安全性を高めるとともに安心感を与えることができる。また、二つの把持部18から光が放射されるため、間接照明の明るさを増すことができ、照明としての利用価値を高めることができる。なお、各把持部18から放射される光の発光色を互いに異ならせるようにすれば、電飾としての演出効果をさらに高めることが可能になる。
また、上記実施形態の浴室用手摺装置では、把持部18全体を光透過性部材で形成し、把持部18の周面からも光を放射させるものを示したが、把持部18を光透過性の有さない部材で構成し、頂面にのみ光を放射する窓部(透光部)を形成するようにしてもよい。これによれば把持部18を光らせることなく、天井だけに光を照射させることができ、例えば、浴室2の照明を消灯した状態で、一方の発光ダイオード31を点灯させれば、浴室2の天井から「月」が見えるような、情緒豊な雰囲気を作り出すことができる。
さらに、上記実施形態の浴室用手摺装置では、発光ダイオード31として所定の発光色の発光ダイオードを用いるものを示したが、互いに発光色の異なる三種類の発光ダイオード(すなわち赤色に発光する赤色発光ダイオード、緑色に発光する緑色発光ダイオード、及び青色に発光する青色発光ダイオード)を有するものを用いるようにしてもよい。これによれば、接触する浴室設備の種類に応じて発光色を変化させたり、順次発光色を変化させたりすることが可能になる。また、複数の発光色のダイオードを同時に発光させたり、さらには夫々の輝度の割合を変化させたりすれば、発光色を任意に変化させることが可能となり、光のファンタジーやイリュージョンを演出することが可能になる。
本実施形態の手摺装置が備えられた浴室全体の概略構成を示す斜視図である。 手摺装置を有する入浴装置の構成を示す正面図である。 手摺装置の構成を示す断面図である。 手摺装置の手摺本体が使用位置まで摺動した状態を示す断面図である。 発光制御に関する機能的な制御構成を説明するためのブロック図である。 他の実施形態の浴室全体の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 入浴装置
2 浴室
3 カウンタ(被設置面)
12 右側手摺装置(浴室用手摺装置)
13 左側手摺装置(浴室用手摺装置)
15 手摺本体
16 支持部材
18 把持部
19 シャワーヘッド
20 ホルダー
28 透光部
31 発光ダイオード(発光手段)
50 接触検出手段
52 発光制御回路(発光制御手段)

Claims (2)

  1. 浴室のカウンタまたは床面等の被設置面から鉛直方向に立設された手摺本体と、
    該手摺本体の大部分が前記被設置面の下方に収納される収納位置と、前記手摺本体が前記被設置面から突出する使用位置との間で、前記手摺本体を上下方向に摺動可能に支持する支持部材と、
    全体が光透過性部材で形成されるとともに前記手摺本体の上端から張り出して設けられ、前記手摺本体を昇降させる際の取手として機能し、前記手摺本体が前記収納位置に位置する場合も前記被設置面から突出して配置される把持部と、
    把持部に埋設され、該把持部の頂面及び周面を通して光を放射する発光手段と、
    前記手摺本体の上端近傍に備えられ、ハンドシャワーのシャワーヘッドを保持するためのホルダーと
    を具備することを特徴とする浴室用手摺装置。
  2. 入浴者が、所定の浴室設備に触れたことを検出する接触検出手段と、
    該接触検出手段の出力に基づいて前記発光手段を点灯させ、その後、予め設定された所定時間後に前記発光手段を消灯させる発光制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の浴室用手摺装置。
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