JP2007313186A - 入浴装置 - Google Patents

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肇 矢田
Yoshiaki Goto
義明 後藤
Takayuki Nakamura
孝之 中村
Tatsuya Fujishiro
達也 藤城
Yasushi Yamada
康司 山田
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Abstract

【課題】入浴者の安心感を高めるとともに、手摺が邪魔となることを防止できる入浴装置を提供する。
【解決手段】浴室2のカウンタ3に設けられた水栓レバー8と、カウンタ3における水栓レバー8の右側部位から鉛直方向に立設された右側手摺本体15と、カウンタ3における水栓レバー8の左側部位から鉛直方向に立設された左側手摺本体15と、右側手摺本体15を上下方向に摺動可能に支持し、カウンタ3に対して出没可能とする右側支持部材と、左側手摺本体15を上下方向に摺動可能に支持し、カウンタ3に対して出没可能とする左側支持部材とを具備する。また、右側手摺本体15及び左側手摺本体15の上端近傍にシャワーヘッドを保持するためのホルダーを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入浴装置に関するものであり、特に、高齢者や身体障害者等の入浴動作を補助することが可能な入浴装置に関するものである。
浴室の洗い場で、腰をおろしたり立ち上がったりする場合に、身体を支えることができるように、浴室の壁面に上下方向に延びるパイプ状の手摺を備えたものが従来から知られている。しかし、これによれば、身体を前方向に乗り出して手摺を掴まなければならず、楽な姿勢で立ち上がることが困難となっていた。なお、手摺を壁面から大きく突出させた状態で設ければ、身体を乗り出さなくても掴むことが可能になるが、これによれば洗髪したり体を洗ったりする際に手摺が邪魔となり、快適に入浴することができなくなる。
そこで、特許文献1に示すように、混合水栓を設けたカウンタから鉛直方向に手摺(握りバー)を立設させたものが提案されている。これによれば、比較的楽な姿勢で握ることができるとともに、それほど邪魔になることなく洗髪等を行うことが可能になる。
特開2002−17599号
しかし、上記の手摺は、水栓の一側方(例えば右側)に立設されているのみであるため、入浴者は安定した状態で立ち上がったり腰をおろしたりすることが困難となっていた。つまり、入浴者が手摺を握る際に片手のみで体を支えなければならず、ひいては手摺を中心として体が回転しないように比較的強い力で握り締めなければならず、入浴者の負担が大きくなっていた。このため、入浴者に安心感を与えることができず、手摺における効果が半減していた。
特に、入浴者が左利きの場合や左手の握力が強い場合には、水栓の右側に立設された手摺を左手で掴むこととなるが、この場合には、入浴者がカウンタに対して体をひねった状態となり、さらには水栓に対して背を向けることもあり得る。このため、立ち上がる際の姿勢の不安定さが助長されるとともに、身体の一部が水栓に当り入浴者の意思に拘らず出湯される虞もあった。
さらに、上記の手摺は、常にカウンタから突出した状態で設けられているため、例えば、健康な人が立った状態でシャワーを浴びる場合には、手摺が邪魔になったり、手摺の存在によって浴室が狭く感じられてしまうという不具合が生じていた。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、入浴者の安心感を高めるとともに、手摺が邪魔となることを防止できる入浴装置を提供することを課題とする。
本発明にかかる入浴装置は、「浴室のカウンタまたは床面等の被設置面に設けられた水栓と、
前記被設置面における前記水栓の右側部位から鉛直方向に立設された右側手摺本体と、
前記被設置面における前記水栓の左側部位から鉛直方向に立設された左側手摺本体と、
前記右側手摺本体を上下方向に摺動可能に支持し、前記被設置面に対して出没可能とする右側支持部材と、
前記左側手摺本体を上下方向に摺動可能に支持し、前記被設置面に対して出没可能とする左側支持部材と
を具備する」ものである。
ここで、「右側手摺本体」と「左側手摺本体」とは、互いに同一の形状であってもよく、互いに異なる形状であってもよい。また、「右側手摺本体」と「左側手摺本体」とは別々に摺動可能としてもよいが、一体的に構成し同時に摺動させるようにしてもよい。なお、水栓から夫々の手摺本体までの距離は互いに等しいことが好ましい。また、夫々の「手摺本体」の長さとしては、特に限定されるものでないが、手摺本体を、その上限位置である使用位置まで摺動させた際に、入浴者が立った姿勢で把持できる程度の高さ以上であることが好ましい。
本発明の入浴装置によれば、右側手摺本体及び左側手摺本体が、右側支持部材及び左側支持部材によって上下方向に摺動可能に支持されているため、各手摺本体を使用位置に移動させると、各手摺本体がカウンタ等の被設置面から突出した状態となり、手摺として使用することが可能となる。特に、右側手摺本体及び左側手摺本体は、被設置面における水栓の両側に分かれて配設されているため、入浴者は並行する一対の手摺本体を、左右の手で夫々掴むことが可能になる。したがって、左右のバランスがよくなり、一方の手摺本体を中心として体が回転するような不安定な状態を回避することができる。また、安定性が高められることから強い力で握り締めなくても体を支えることができ、入浴者の負担を軽減することができる。さらに、洗い場で立ち上がったり腰をおろしたりすることへの不安感を拭い去ることが可能となる。
また、一方の手が不自由で手摺本体を握ることができない場合でも、その手摺本体に寄りかかることが可能であるため、他方の手と体とを使って身体を支えることも可能となる。
また、入浴者は、水栓を正面として、立ち上がったり腰をおろしたりすることとなるため、不意に水栓を操作してしまうことを防止でき、入浴者の安全性を一層高めることができる。
さらに、夫々の手摺本体を収納位置に移動すると、夫々の手摺本体の大部分が被設置面の下方に収納される。このため、各手摺本体を使用しない場合には、収納することにより、一対の手摺本体が邪魔とならず、また浴室を広く感じさせることが可能となる。
また、本発明の入浴装置において、「前記右側手摺本体の上端近傍に配設され、シャワーヘッドを保持するための右側ホルダーと、
前記左側手摺本体の上端近傍に配設され、前記シャワーヘッドを保持するための左側ホルダーと
をさらに備える」構成を採用することができる。
本発明の入浴装置によれば、右側手摺本体及び左側手摺本体を、シャワーヘッドを保持するための支柱として機能させることができ、特に、右側手摺本体または左側手摺本体の突出長さを変化させることにより、シャワーヘッドが支持される高さを変化させることが可能になる。したがって、入浴者が座った状態でも立った状態でも快適にシャワーを利用できるようになる。また、左右いずれの手摺本体にもシャワーヘッドを支持することができるため、左右方向におけるシャワーヘッドの支持範囲が広くなり、例えば身体の右側からシャワーを浴びた後に左側から浴びるというような使用方法も可能になる。なお、このように使用した場合には、身体を満遍なく洗浄することが可能になる。
さらに、上記の入浴装置において、「前記右側手摺本体及び前記左側手摺本体は、夫々別々に摺動可能に支持されている」構成とすることができる。
これによれば、右側手摺本体と左側手摺本体とを別々に摺動させることができるため、夫々の突出長さを互いに異ならせることが可能になる。したがって、夫々の手摺本体を組合わせたことによる利便性をさらに高めることができる。例えば、夫々の手摺本体の高さを異ならせた状態で支持することにより、左右のホルダーの高さに段差を生じさせることが可能になり、この結果、手摺本体を摺動させることなくシャワーヘッドの支持高さを変化させることが可能になる。つまり、入浴者の身長に合わせて毎回手摺本体を摺動させなくても、大人から子供まで快適にシャワーを浴びることが可能になる。
このように、本発明の入浴装置によれば、一対の手摺本体を備えることにより、安定した姿勢で立ち上がったり腰をおろしたりすることが可能となり、入浴者の安心感を大幅に高めることができる。また、一対の手摺本体を収納可能に構成したことにより、手摺本体が邪魔になることを防止できる。
以下、本発明の一実施形態である入浴装置について、図1乃至図5に基づき説明する。図1は本実施形態の入浴装置が備えられた浴室全体の概略構成を示す斜視図であり、図2は入浴装置の構成を示す正面図であり、図3は入浴装置における手摺装置の構成を示す断面図であり、図4は手摺装置の手摺本体が使用位置まで摺動した状態を示す断面図であり、図5は発光制御に関する機能的な制御構成を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、入浴装置1は、浴室2に配設されたカウンタ3に組込まれており、湯水混合栓等の水栓本体(図示しない)、水栓本体を操作する水栓レバー8、水栓本体から湯水を吐出する吐出管9、水栓レバー8の右側に配設された右側手摺装置12、及び水栓レバー8の左側に配設された左側手摺装置13等を具備して構成されている。なお、この他、浴室2には、浴槽4や壁面5に取付けられた鏡6等も設けられている。ここで、水栓レバー8が本発明の水栓に相当する。
ところで、右側手摺装置12及び左側手摺装置13は全く同一の構造であるため、以下、右側手摺装置12のみについて詳細に説明し、左側手摺装置13については具体的な説明を省略する。
図2及び図3に示すように、右側手摺装置12は、カウンタ3から鉛直方向(垂直方向)に立設された手摺本体15と、手摺本体15を上下方向に摺動可能に支持する支持部材16と、支持部材16を固定するための固定部材17及び支持脚部25と、手摺本体15の上端に設けられた把持部18と、ハンドシャワーのシャワーヘッド19を保持するためのホルダー20とを備えている。また、支持部材16に対して手摺本体15の位置(高さ)を固定させるためのロック機構22と、そのロック機構22のロック状態を解除するロック解除機構23と、手摺本体15の下降速度を抑制するエアーダンパー24も備えている。
各構成について具体的に説明すると、手摺本体15は、把持するのに好適な太さのパイプ状の部材からなり、上端近傍及び下端近傍の周面には、高さ調整用孔部(図示していない)が穿設されている。なお、手摺本体15の長さは特に限定されるものではないが、本例では約45cmに設定されている。ここで、右側手摺装置12に設けられた手摺本体15が本発明の右側手摺本体に相当し、左側手摺装置13に設けられた手摺本体15が本発明の左側手摺本体に相当する。
支持部材16は、手摺本体15の大部分がカウンタ3の下方に収納される収納位置(図3参照)と、手摺本体15がカウンタ3から大きく突出する使用位置(図4参照)との間で、手摺本体15を摺動可能に支持するものであり、パイプ状の部材から形成されている。支持部材16の外径は、手摺本体15の内径よりも僅かに小さくなっており、支持部材16が手摺本体15の内部に嵌合わされることにより、手摺本体15を上下方向に摺動可能にしている。なお、支持部材16の長さも特に限定されるものではないが、本例では約37cmに設定されている。ここで、右側手摺装置12に設けられた支持部材16が本発明の右側支持部材に相当し、左側手摺装置13に設けられた支持部材(図示しない)が本発明の左側支持部材に相当する。
固定部材17は、上側保持部26と下側保持部27とから構成され、上側保持部26は、手摺本体15を囲むようにカウンタ3に対する手摺本体15の貫通部分に設けられた円筒状の部材であって、カウンタ3の上面に当接するフランジ26aを有する。下側保持部27は、上側保持部26の外周面に嵌合または螺合された円筒状の部材であってカウンタ3の裏面に当接するフランジ27aを有する。つまり、固定部材17は、フランジ26aとフランジ27aとでカウンタ3を挟持することでカウンタ3に組付けられ、上側保持部26の内周面によって手摺本体15の外周面を支えるように構成されている。また、支持脚部25は、手摺本体15の下端に嵌込まれ、フランジ25aを浴室2の床面に固定することにより、支持部材16を立設させた状態で支持している。
把持部18は、手摺本体15の上端に設けられており、手摺本体15を昇降させる際の取手として機能している。この把持部18は、前方に張り出した略卵形の形状を呈しており、その下部側が手摺本体15の上端部分に嵌込まれるとともに、手摺本体15を貫通する取付けネジ29によって締結されている。
また、把持部18は全体が光透過性部材(例えばアクリル)で形成されている。つまり、把持部18全体にわたって透光部28が形成されている。把持部18の底面には、比較的小さな窪みからなる凹部30が形成され、凹部30内に発光ダイオード31が埋設されている。つまり、発光ダイオード31から放射された光を、透光部28を通して浴室2の天井に照射させることにより、浴室2の間接照明を行うことが可能となっている。また、本例の把持部18では全体が光透過性部材で形成されているため、把持部18自体が光って見えることとなり、把持部18の存在を際立たせることが可能になる。なお、発光ダイオード31は、半導体のPN接合に順方向のバイアス電圧を加えることにより、可視光を放射するものであり、本例では、所定の発光色のものが用いられている。また、発光ダイオード31には電力供給線32が接続されており、電力供給線32は手摺本体15及び支持部材16内を通って配線され、支持脚部25の周面に穿設された貫通孔33から外部へ送出されている。
一方、ホルダー20は、手摺本体15における把持部18の下方に取付けられており、前面側が開放された平面視C字形の形状を呈している。また、ホルダー20は手摺本体15内に埋込まれた首振り機構36に連結されている。なお、首振り機構36は周知な構成であるためここでは詳細な説明を省略するが、首振り機構36を介して取付けることにより、ホルダー20を上下方向及び左右方向に傾けることが可能になり、シャワーを浴びる際の利便性を高めている。ここで、右側手摺装置12に設けられたホルダー20が本発明の右側ホルダーに相当し、左側手摺装置13に設けられたホルダー20が本発明の左側ホルダーに相当する。
また、本例の入浴装置1には、発光ダイオード31の点灯状態を制御するための制御装置が備えられている。制御装置は、図5に示すように、入浴者が、水栓レバー8、手摺本体15、または把持部18等の浴室設備に触れたことを検出する接触検出手段50と、商用電源(AC100V)を定電圧に変換する電源回路53と、遅延タイマ51を有する発光制御回路52とを具備して構成されている。発光制御回路52は、接触検出手段50の出力に基づいて、右側手摺装置12の発光ダイオード31(右側発光ダイオード31a)及び左側手摺装置13の発光ダイオード31(左側発光ダイオード31b)を点灯させ、遅延タイマ51で設定された時間の経過後、これらの発光ダイオード31を消灯する。なお、接触検出手段50の構成としては特に限定されるものではないが、例えば、対象となる浴室設備の表面を導電性の素材で形成し、その部分における静電容量の変化を電圧の変化に変換して接触の有無を判断する構成を採用することができる。
次に、本例の入浴装置1の使用方法、及びその効果について説明する。カウンタ3から鉛直方向に立設された手摺本体15が、支持部材16によって上下方向に摺動可能に支持されているため、図4に示すように手摺本体15を使用位置に移動させると、手摺本体15がカウンタ3から大きく突出した状態となり、手摺として使用することが可能となる。つまり、図1に示すように、入浴者Nが手摺本体15に寄りかかったり、掴んだり、抱え込むことが可能になる。
特に、一対の手摺本体15がカウンタ3における水栓レバー8の両側に分かれて配設されているため、入浴者Nは並行する一対の手摺本体15を、左右の手で夫々掴むことが可能になる。したがって、左右のバランスがよくなり、一方の手摺本体15を中心として体が回転するような不安定な状態を回避することが可能になる。また、安定性が高められることから強い力で握り締めなくても体を支えることができ、入浴者Nの負担を軽減することができる。さらに、洗い場で立ち上がったり腰をおろしたりすることへの不安感を拭い去ることが可能となる。また、入浴者Nは、水栓レバー8及び吐出管9を正面として、立ち上がったり腰をおろしたりすることができるため、不意に水栓レバー8が操作されてしまうことを防止でき、入浴者Nの安全性を一層高めることができる。
一方、図3に示すように、手摺本体15を収納位置に移動すると、手摺本体15の大部分がカウンタ3の下方に収納される。このため、一対の手摺本体15が邪魔とならず、また浴室2を広く感じさせることが可能となる。
また、手摺本体15の上端には、取手として機能する把持部18が設けられているため、把持部18を握って手摺本体15を昇降させることが可能となる。なお、手摺本体15が収納された場合でも、この把持部18はカウンタ3から突出しているため、手摺本体15を収納位置から容易に引き出すことが可能になる。
ところで、本例では、把持部18の底面に発光ダイオード31を上方に向けて埋設しているため、所定の浴室設備に手を触れたことが検出されると、発光ダイオード31が点灯し、把持部18を通して浴室2の天井に光を放射する。このため、浴室2の間接照明を行うことが可能になり、柔らかな光によって癒しの空間を醸し出すことができる。特に、把持部18は、手摺本体15が使用位置であっても収納位置であっても遮蔽されることがないため、手摺本体15の位置に拘らず、天井に光を照射させることができる。換言すれば、手摺本体15を収納した状態であっても、照明器具として利用することができる。また、手摺本体15の突出長さが変化すると、天井と発光ダイオード31との距離が変化することから、間接照明の明るさと照射範囲とが変化することとなる。つまり、照明の受け方を変化させることができるため、間接照明としての効果を一層高めることが可能になる。
さらに、二つの把持部18から光が放射されるため、間接照明の明るさを増すことができ、照明としての利用価値を高めることができる。なお、各把持部18から放射される光の発光色を互いに異ならせるようにすれば、電飾としての演出効果をさらに高めることが可能になる。
また、把持部18の頂面または周面から光が放射されることから、把持部18の高さ、すなわち手摺本体15の長さを容易に把握させることが可能になり、手摺本体15を掴み損ねたり、収納されているにも拘らず寄りかかろうとしたりすることを抑制できる。すなわち、入浴者Nの安全性を確保することが可能となる。
なお、発光ダイオード31は、所定時間後に自動的に消灯する。このため、消し忘れによる無駄な電力の消費を防止することができる。
また、手摺本体15にはホルダー20が設けられているため、手摺本体15を、シャワーヘッド19を保持するための支柱として機能させることができ、手摺本体15における利便性をさらに高めることが可能になる。特に、手摺本体15の突出長さを変化させることにより、シャワーヘッド19の高さを自由に変えることができる。また、右側と左側の手摺本体15の突出長さを互いに異ならせた場合も、シャワーヘッド19が支持される高さを変化させることが可能になる。したがって、これによれば、入浴者Nが座った状態でも立った状態でも快適にシャワーを利用できるようになる。
特に、左右いずれの手摺本体15にもシャワーヘッド19を支持することができるため、左右方向におけるシャワーヘッド19の支持範囲が広くなり、例えば身体の右側からシャワーを浴びた後に左側から浴びるというような使用方法も可能になる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良および設計の変更が可能である。
すなわち、上記実施形態の入浴装置1では、右側手摺装置12の手摺本体15と、左側手摺装置13の手摺本体15とを夫々別体で構成するものを示したが、一対の手摺本体15を互いに連結し、一体的に構成してもよい。これによれば、片手で同時に摺動させることが可能となり操作が楽となる。しかし、上記実施形態のように、一対の手摺本体15を夫々別々に摺動可能に支持する構成を採用すれば、夫々の突出長さを互いに異ならせることが可能になるため、夫々の手摺本体15を組合わせたことによる利便性をさらに高めることが可能になる。例えば、夫々の手摺本体15の高さを異ならせた状態で支持することにより、左右のホルダー20の高さに段差を生じさせることが可能になり、この結果、手摺本体15を摺動させることなくシャワーヘッド19の高さを変化させることが可能になる。つまり、入浴者Nの身長に合わせて毎回手摺本体15を摺動させなくても、大人から子供まで快適にシャワーを浴びることが可能になる。
また、上記実施形態の入浴装置1では、水栓レバー8及び吐出管9と一対の手摺装置12,13とを、浴槽4と隣合わせて配置するものを示したが、その位置は特に限定されるものではなく、図6に示すように、例えば浴槽4と向い合う壁面に配置するようにしてもよい。なお、この場合、水栓レバー8及び吐出管9は壁面に取付けるようにしてもよい。
また、上記実施形態の入浴装置1では、カウンタ3に手摺本体15を立設させるものを示したが、図6に示すように、浴室2の床面に立設させるようにしてもよい。ただし、上記実施形態のようにカウンタ3から立設させるようにすれば、手摺本体15が洗髪等の邪魔になりにくくなり、しかも使用位置における手摺本体15の突出長さが比較的短くなることから、浴室2が狭く感じることを軽減できる。
また、上記実施形態の入浴装置1では、把持部18全体を光透過性部材で形成し、把持部18の周面からも光を放射させるものを示したが、把持部18を光透過性の有さない部材で構成し、頂面にのみ光を放射する窓部(透光部)を形成するようにしてもよい。これによれば把持部18を光らせることなく、天井だけに光を照射させることができ、例えば、浴室2の照明を消灯した状態で、一方の発光ダイオード31を点灯させれば、浴室2の天井から「月」が見えるような、情緒豊な雰囲気を作り出すことができる。
さらに、上記実施形態の入浴装置1では、発光ダイオード31として所定の発光色の発光ダイオードを用いるものを示したが、互いに発光色の異なる三種類の発光ダイオード(すなわち赤色に発光する赤色発光ダイオード、緑色に発光する緑色発光ダイオード、及び青色に発光する青色発光ダイオード)を有するものを用いるようにしてもよい。これによれば、接触する浴室設備の種類に応じて発光色を変化させたり、順次発光色を変化させたりすることが可能になる。また、複数の発光色のダイオードを同時に発光させたり、さらには夫々の輝度の割合を変化させたりすれば、発光色を任意に変化させることが可能となり、光のファンタジーやイリュージョンを演出することが可能になる。
本実施形態の入浴装置が備えられた浴室全体の概略構成を示す斜視図である。 入浴装置の構成を示す正面図である。 入浴装置における手摺装置の構成を示す断面図である。 手摺装置の手摺本体が使用位置まで摺動した状態を示す断面図である。 発光制御に関する機能的な制御構成を説明するためのブロック図である。 他の実施形態の浴室全体の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 入浴装置
2 浴室
3 カウンタ
8 水栓レバー(水栓)
12 右側手摺装置
13 左側手摺装置
15 手摺本体(右側手摺本体,左側手摺本体)
16 支持部材(右側支持部材,左側支持部材)
19 シャワーヘッド
20 ホルダー(右側ホルダー,左側ホルダー)
N 入浴者

Claims (3)

  1. 浴室のカウンタまたは床面等の被設置面に設けられた水栓と、
    前記被設置面における前記水栓の右側部位から鉛直方向に立設された右側手摺本体と、
    前記被設置面における前記水栓の左側部位から鉛直方向に立設された左側手摺本体と、
    前記右側手摺本体を上下方向に摺動可能に支持し、前記被設置面に対して出没可能とする右側支持部材と、
    前記左側手摺本体を上下方向に摺動可能に支持し、前記被設置面に対して出没可能とする左側支持部材と
    を具備することを特徴とする入浴装置。
  2. 前記右側手摺本体の上端近傍に配設され、シャワーヘッドを保持するための右側ホルダーと、
    前記左側手摺本体の上端近傍に配設され、前記シャワーヘッドを保持するための左側ホルダーと
    をさらに備えることを特徴とする入浴装置。
  3. 前記右側手摺本体及び前記左側手摺本体は、夫々別々に摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の入浴装置。
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