JP2003339560A - 洗面化粧台 - Google Patents

洗面化粧台

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JP2003339560A
JP2003339560A JP2002151819A JP2002151819A JP2003339560A JP 2003339560 A JP2003339560 A JP 2003339560A JP 2002151819 A JP2002151819 A JP 2002151819A JP 2002151819 A JP2002151819 A JP 2002151819A JP 2003339560 A JP2003339560 A JP 2003339560A
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washing
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counter
elbow
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JP2002151819A
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Nobuyuki Sugawara
信行 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗面カウンター上面に設けられた手摺を、
ただ掴むだけでなく、腕置きとしても利用できるように
して、且つ、寒い冬でも快適に利用できるようにして、
高齢者や車椅子利用者にとって使いやすい洗面化粧台を
提供する。 【解決手段】 洗面ボール(5)を備えたカウンター(2)
の上面に、洗顔、洗髪又は歯磨き等の際に肘又は肘より
先端の腕を置く腕置き部分(35)を兼ねた手摺(8)を設け
る。そして、この手摺(8)には、ニクロム線等の発熱体
(30)その他の手摺加温機構を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、高齢者や車椅子
利用者などが腰に負担をかけずに洗顔、洗髪、歯磨き、
口すすぎなどをするための腕置き兼用の手摺を備えた洗
面化粧台に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、洗面化粧台で洗顔、洗髪、歯磨
き、口すすぎなどの作業をする際には、洗面ボールに顔
を近づけるために、腰を屈めた姿勢を保たなければなら
ない。しかし、このような姿勢は腰に負担がかかり易
く、洗顔などは、高齢者、車椅子利用者及び腰を痛めて
いる人にとって辛い作業である。このような場合、高齢
者などは、洗面化粧台のカウンターに手や肘をつき、上
半身を支えるようにして腰への負担を軽減させていた。 【0003】近年、このような不具合を解決するため各
種の洗面化粧台が提案されている。例えば、特開平5−
111439号公報には、洗面化粧台の前面に手摺を設
けることが開示されている。また、特開平11−239
545号公報には、洗面化粧台の上面に肘置き部を設け
ることが開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平5
−111439号公報には、洗面化粧台の手摺を肘など
の腕を置くために用いることは記載されておらず、腕を
置くのに適した配置や形状に関する工夫は何ら開示され
ていない。従って、このような手摺を腕置きとして無理
に使用したのでは、腕によけいな負担がかかって痛めた
りするばかりでなく、腕がしっかりと保持されず滑らせ
て怪我をするおそれがあった。 【0005】一方、前記特開平11−239545号公
報に開示された洗面化粧台の肘置き部は、カウンターの
表面に略凹凸なく形成されており、握って掴むことがで
きる手摺としての機能を発揮するものではなかった。 【0006】このように、上述した公報に記載の洗面化
粧台の手摺や肘置き部は、機能性に乏しく、しかも暑い
夏や寒い冬でも快適に利用できるような工夫についても
なされていないため、高齢者や車椅子利用者にとって今
ひとつ使い勝手が悪かった。 【0007】そこで、この発明は、上記不具合を解消
し、機能性及び快適性に優れた高齢者や車椅子利用者に
とって使いやすい手摺を備えた洗面化粧台を提供するこ
とを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の洗面化粧台は、洗面ボールを備えたカウ
ンターの上面に、洗顔、洗髪又は歯磨き等の際に肘又は
肘より先端の腕を置く腕置き部分を兼ねた手摺を設け
て、この手摺には発熱体その他の手摺加温機構を設けた
ことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態に係る洗面化粧台(1)を示す斜視図である。この洗
面化粧台(1)は、水平に配された上面平板状のカウンタ
ー(2)と、その奥側に配置されたミラー(3)及び収納棚
(4)(4)を備えている。そして、カウンター(2)の上面
略中央の位置には、上面視略楕円形の洗面ボール(5)が
形成されている。また、洗面ボール(5)周辺の奥側略中
央の位置には、シャワーヘッド(6)が取り付けられてお
り、このシャワーヘッド(6)の側方には、水栓ハンドル
(7)が取り付けられている。 【0010】この洗面化粧台(1)には、カウンター(2)
の上面に、一対の手摺(8)(8)が設けられている。各手
摺(8)の手摺本体(9)は、図2に示すように、金属製の
中空状パイプを折り曲げて成形したもので、肘、又は、
上腕、手のひら、指などの肘より先端の腕を置くための
直線状の腕置き部(35)と、その腕置き部(35)の一端を垂
直方向下向きに折り曲げてなる短支柱部(10)と、腕置き
部(35)の他端を垂直方向下向きに折り曲げてなる長支柱
部(11)とからなる。 【0011】なお、手摺本体(9)の直径は約25mmで
あり、腕置き部(35)の長さは約220mm、短支柱部(1
0)の長さは約60mm、長支柱部(11)の長さは約80m
mとなっている。ここで、腕置き部(35)及び両支柱部(1
0)(11)は、必ずしも上記の直径及び長さである必要はな
いが、腕置き部(35)の長さは200〜300mm、短支
柱部(10)の長さは50〜80mm、長支柱部(11)の長さ
は80〜120mmであることが望ましい。また、手摺
本体(9)の材質は、熱伝導性に優れた材質であれば、必
ずしも金属製である必要はない。 【0012】各支柱部(10)(11)の下端部には、外周方向
に膨出した係止片(13)(13)と、下方に突出した中空状の
ねじ込み部(14)(14)が形成されている。そして、手摺
(8)を洗面化粧台(1)に取り付ける際には、図3に示す
ように、手摺(8)のねじ込み部(14)(14)を、予めカウン
ター(2)の上面に形成しておいた取付け孔(15)(15)に上
方から差し込み、係止片(13)(13)をカウンター(2)の上
面に当接させながら、カウンター(2)の裏側からワッシ
ャー(16)(16)を挟んでナット(17)(17)で締めつけて固定
する。 【0013】また、腕置き部(35)の上面は、図5に示す
ように、腕を置いたときに痛くならないように略扁平状
に形成されている。なお、図6に示すように、腕置き部
(35)の上面を、例えば洗面ボール(5)側にやや傾けた状
態で形成したり、図7に示すように、ゆるやかに湾曲し
た横断面湾曲状に形成しても良い。 【0014】腕置き部(35)の内部空間(36)には、図2に
示すように、発熱体(30)が備えられており、この発熱体
(30)は、例えばニクロム線等の電熱線からなっている。
この電熱線(30)の両端には、通電線(31)(31)が接続され
ており、これら通電線(31)(31)は、図1に示すように、
支柱部(10)(11)とねじ込み部(14)(14)の内部空間(37)〜
(39)を通って、図示しない家庭内の電源へ接続されてい
る。カウンター(2)の正面には、この電源回路のスイッ
チ(32)が設置されており、このスイッチ(32)を投入する
ことにより、電熱線(30)が通電状態となって加熱され、
その熱によって腕置き部(35)が加温されるようになって
いる。 【0015】従って、寒い冬には、スイッチ(32)を入れ
て腕置き部(35)を温めることにより、快適に利用するこ
とができるようになっている。逆に、夏には、スイッチ
(32)を切ったまま利用することで、金属製である腕置き
部(35)から直接冷気を感じることができるようになって
いる。 【0016】上記のように、この実施形態では、手摺
(8)の加温機構として、電熱線(30)を用いているが、こ
れに限定されるものではない。例えば、ペルチェ素子等
を発熱素子として用いて、手摺(8)を加温することが考
えられる。なお、このペルチェ素子は、冷却用として利
用されることも考えられる。また、この実施形態では、
手摺(8)の内部に設けた発熱体(30)を加熱させることに
よって、手摺(8)を加温しているが、手摺(8)自体を直
接加温するようにしても良い。 【0017】これら手摺(8)(8)は、洗面ボール(5)を
左右から挟むようにして、洗面化粧台(1)の奥側に向か
って概略ハの字形に開いて配置されている。具体的に
は、これら手摺(8)(8)間の間隔は、最も間隔の狭い手
前側が約420mm、最も広い奥側が約580mmとな
っている。なお、手摺(8)(8)間の間隔は、前記寸法に
限られない。 【0018】このように、手摺(8)(8)は、概略ハの字
形に設けられているので、腕置き部(35)(35)に腕を載せ
たときに、手摺(8)(8)と腕が直角に近い角度に交差す
る。そのため、洗顔や洗髪の際、手首から先と手摺(8)
(8)との間隔を広くとることができ、手摺(8)(8)が邪
魔になり難い。さらに、無理なく自然な状態で腕を手摺
(8)(8)に載せることができるために、上半身の体重を
腕で支えて姿勢を楽に保つことが出来る。従って、この
開き角度は、腕と手摺が直交するかそれに近い角度とす
ることが望ましい。 【0019】各手摺(8)は、手前側の短支柱部(10)が奥
側の長支柱部(11)よりも約20mm短く、カウンターの
上面に取り付けると、手摺本体(10)が、カウンターの奥
側に向けて高くなるように傾斜する。従って、腕置き部
(35)に載せた肘などに体重をかけても、その肘などが洗
面化粧台(1)の奥側にずれ難く、安心して体重をかける
ことが出来る。 【0020】上記構成の洗面化粧台(1)では、図8で示
すように、洗顔や洗髪の際に、両肘を手摺(8)(8)に載
せて上半身を支え、顔を洗面ボール(5)に埋めるような
格好で、両手の肘から先を動かすようにして洗顔や洗髪
が行える。このような姿勢で洗顔などを行えば、腰に負
担がかからず楽に洗顔などが行える。 【0021】同様に、車椅子利用者が洗顔や洗髪を行う
場合も、図9で示すように、両肘を手摺(8)(8)に載せ
て上半身を支え、顔を洗面ボール(5)に埋めるような格
好で、両手の肘から先を動かすようにして洗顔や洗髪が
行える。従って、腰への負担を軽減することができる。 【0022】また、歯磨きの際には、一方の手で左右い
ずれかの手摺(8)を掴んで体を支えながら、もう一方の
手で歯を磨いたり口をすすいだり出来る。このような姿
勢で歯を磨くことで、腰に負担をかけず楽に歯を磨くこ
とが出来る。 【0023】この発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの
修正及び変更を加え得ることは勿論である。 【0024】例えば、図4に示すように、腕置き部(35)
を、その中央部が低くなるように湾曲させて、腕置き部
(35)に載せた肘などが奥側若しくは手前側にずれること
なく、しっかりと保持されるようにしても良い。 【0025】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の洗面化粧台は、洗面カウンター上面に設けられた手
摺が、ただ掴むだけでなく、肘、上腕、手のひらなどを
置く腕置きとしての利用もできるようになっており、機
能性に優れた洗面化粧台となっている。 【0026】また、このように、手摺に腕置きとしての
機能も兼ねさせることで、洗面化粧台に手摺と腕置きの
両方を設けるときと比べて、カウンタースペースを広く
確保できるとともに、洗面化粧台の外観をすっきりとす
ることが出来る。 【0027】さらに、手摺には、発熱体その他の手摺加
温機構が設けられているため、寒い冬でも快適に利用す
ることができる。一方、この手摺を例えば金属製材料に
よって成形すれば、加温しないまま利用することによ
り、手摺から直接冷気を感じることができ、暑い夏でも
快適に利用できるようになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の一実施形態に係る洗面化粧台を示す
斜視図である。 【図2】手摺を示す斜視図である。 【図3】手摺の取付け状態を示す図である。 【図4】第2の実施形態に係る手摺を示す斜視図であ
る。 【図5】上面を扁平にした手摺の横断面図である。 【図6】上面を扁平にした手摺の横断面図である。 【図7】上面をゆるやかに湾曲した横断面湾曲状とした
手摺の横断面図である。 【図8】洗面化粧台の一利用形態を示す斜視図である。 【図9】洗面化粧台の一利用形態を示す斜視図である。 【符号の説明】 (1) 洗面化粧台 (2) カウンター (5) 洗面ボール (8) 手摺 (30) 発熱体 (35) 腕置き部分

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗面ボールを備えたカウンターの上面
    に、洗顔、洗髪又は歯磨き等の際に肘又は肘より先端の
    腕を置く腕置き部分を兼ねた手摺を設け、この手摺には
    発熱体その他の手摺加温機構を設けたことを特徴とする
    洗面化粧台。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313186A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Sekisui House Ltd 入浴装置
JP2010035931A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Kazuo Nagano 洗面台
JP2010069101A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Inax Corp 手摺りの取付構造
JP2016145461A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 Dic株式会社 手摺り部材及び手摺り
CN108867774A (zh) * 2018-07-10 2018-11-23 武汉马腾科技发展有限公司 一种家居生活用具有自清洁功能的洗漱台

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