JP3610024B2 - 洗面化粧台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高齢者などが腰に負担をかけずに洗顔、歯磨き、口すすぎなどをすることの出来る肘置き兼用の手摺を備えた洗面化粧台に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、洗面化粧台で洗顔、歯磨き、口すすぎなどの作業をする際には、洗面ボールに顔を近づけるために、腰を屈めた姿勢を保たなければならない。しかし、このような姿勢は腰に負担がかかり易く、洗顔などは、高齢者や腰を痛めている人にとって辛い作業である。このような場合、高齢者などは、洗面化粧台のカウンターに手や肘をつき、上半身を支えるようにして腰への負担を軽減させていた。
【0003】
近年、このような不具合を解決するため各種の洗面化粧台が提案されている。例えば、特開平5年111439号公報には、洗面化粧台の前面に手摺を設けることが開示されている。また、特開平11年239545号公報には、洗面化粧台の上面に肘置き部を設けることが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特開平5年111439号公報には、洗面化粧台の手摺を肘置きとして用いることは記載されておらず、肘置きに適した配置や形状に関する工夫は何ら開示されていない。ところが、通常の手摺を肘置きとして無理に使用したのでは、肘などによけいな負担がかかって痛めたりするばかりでなく、肘などがしっかりと保持されず滑らせて怪我をするおそれがあった。一方、前記特開平11年239545号公報に開示された洗面化粧台の肘置き部は、カウンターの表面に略凹凸なく形成されており、握って掴まれる手摺としての機能を発揮するものではなかった。
【0005】
そこで、この発明は、上記不具合を解消し、肘置きとしても利用できる手摺を備えた洗面化粧台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明の洗面化粧台は、洗面ボールを備えたカウンターの上面に、洗顔又は歯磨き等の際に肘又は肘より先端の腕を置く腕置き部分を兼ねた手摺を設けることを前提とする。
【0007】
具体的には、左右一対の手摺を洗面化粧台の奥側に向けて互いに概略ハの字形に開いて設けられている。また、前記肘又は腕置き部分がカウンターの奥側に向けて高くなるように傾斜するか、又は、少なくともその肘又は腕置き部分よりも奥側が高くなっている。さらに、手摺上面の少なくとも肘又は腕置き部分の上面は、扁平とされるか、又は、ゆるやかに湾曲した横断面湾曲状とされている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る洗面化粧台(1)を示す斜視図である。この洗面化粧台(1)は、水平に配された上面平板状のカウンター(2)と、その奥側に配置されたミラー(3)及び収納棚(4)(4)を備えている。そして、カウンター(2)の上面略中央の位置には、上面視略楕円形の洗面ボール(5)が形成されている。また、洗面ボール(5)周辺の奥側略中央の位置には、シャワーヘッド(6)が取り付けられており、このシャワーヘッド(6)の左側には、水栓ハンドル(7)が取り付けられている。
【0009】
この洗面化粧台(1)には、カウンター(2)の上面に、一対の手摺(8)(8)が設けられている。 各手摺(8)は、図2に示すように、直径約25mmの金属製のパイプを折り曲げて成形したもので、長さ約220mmの直線状の手摺本体(9)と、その手摺本体(9)の両端部を夫々垂直方向下向きに折り曲げてなる長さ約60mmの短支柱部(10)及び長さ約80mmの長支柱部(11)からなる。この手摺本体(9)は、手摺の掴み部分であるとともに、肘、又は、上腕、手のひら、指などの肘より先端の腕を置く肘掛けとしての腕置き部分でもある。なお、手摺本体(9)及び両支柱部(10)(11)の直径及び長さは、上記に限られないが、手摺本体(9)の長さは200〜300mm、短支柱部(10)の長さは50〜80mm、長支柱部(11)の長さは80〜120mmであることが望ましい。また、手摺(8)の材質は、金属製に限らず樹脂製や木製などであっても良い。
【0010】
各手摺(8)には、支柱部(10)(11)の下端部に、外周方向に膨出した係止片(13)(13)と、下方に突出したねじ込み部(14)(14)が形成されている。そして、手摺(8)を洗面化粧台(1)に取り付ける際には、図3に示すように、手摺(8)のねじ込み部(14)(14)を、予めカウンター(2)の上面に形成しておいた取付け孔(15)(15)に上方から差し込み、係止片(13)(13)をカウンター(2)の上面に当接させながら、カウンター(2)の裏側からワッシャー(16)(16)を挟んでナット(17)(17)で絞めつけて固定する。
【0011】
これら手摺(8)(8)は、洗面ボール(5)を左右から挟むようにして、洗面化粧台(1)の奥側に向かって概略ハの字形に開いて配置されている。具体的には、これら手摺(8)(8)間の間隔は、最も間隔の狭い手前側が約420mm、最も広い奥側が約580mmとなっている。なお、手摺(8)(8)間の間隔は、前記寸法に限られない。
【0012】
このように、手摺(8)(8)は、概略ハの字形に設けられているので、手摺本体(9)(9)の上面(12)(12)に腕を載せたときに、手摺(8)(8)と腕が直角に近い角度に交差する。そのため、手首から先と手摺(8)(8)との間隔を広くとることができ、洗顔や手洗の際、手摺(8)(8)が邪魔になり難い。さらに、腕などを手摺(8)(8)に載せ易いために、上半身の体重を腕で支えて姿勢を楽に保つことが出来る。したがって、この開き角度は、腕と手摺が直交するかそれに近い角度とすることが望ましい。
【0013】
各手摺(8)は、手前側の支柱部(10)が奥側の支柱部(11)よりも約20mm短く、カウンターの上面に取り付けると、手摺本体(10)が、カウンターの奥側に向けて高くなるように傾斜する。したがって、手摺本体(9)の上面(12)に載せた肘などに体重をかけても、その肘などが洗面化粧台(1)の奥側にずれ動き難く、安心して体重をかけることが出来る。
【0014】
上記構成の洗面化粧台(1)では、洗顔や手洗の際に、両肘を手摺(8)(8)に載せて上半身を支え、顔を洗面ボール(5)に埋めるような格好で、両手の肘から先を動かすようにして洗顔が行える。このような姿勢で洗顔などを行えば、腰に負担がかからず楽に洗顔などが行える
また、歯磨きの際には、一方の手で左右いずれかの手摺(8)を掴んで体を支えながら、もう一方の手で歯を磨いたり口をすすいだり出来る。このような姿勢で歯を磨くことで、腰に負担をかけず楽に歯を磨くことが出来る。
【0015】
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0016】
例えば、図4に示すように、手摺(8)の手摺本体(9)の外周に、ゴム製やスポンジ製などの滑り止めクッション材(18)を取り付けることが考えられる。このような滑り止めクッション材(18)を取り付けることによって、肘などが直接手摺(8)に当たることがなくなり、滑りを防止するとともに肘などを傷めないで済む。
【0017】
また、図5に示すように、手摺(19)の手摺本体(20)は、少なくとも腕置き部分(21)よりも奥側が高くなっていれば良く、具体的には、手摺本体(20)を、腕置き部分(21)が低くなるようにくの字に折り曲げ、手摺(19)の縦断面が略M字形になるようにすることが考えられる。この場合、両支柱部(22)(23)の長さは同じであっても良い。このように、腕置き部分(21)の奥側及び手前側を、この腕置き部分(21)よりも高くすることで、手摺(19)に載せた肘などが奥側若しくは手前側にずれることがなくしっかりと保持される。なお、その他の構成については、前述の実施形態と同様であり、同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
【0018】
また、図6に示すように、腕置き部分(24)の上面(25)を、扁平にしたり、図7に示すように、腕置き部分(26)の上面(27)を、ゆるやかに湾曲した横断面湾曲状とすることが考えられる。上面(25)(27)をこのような形状とすることで、肘や手のひらなどと上面(25)(27)とが接触する面積を広くして、肘や手のひらなどにかかる負担を軽減させることが出来る。
【0019】
さらに、図8に示すように、手摺(28)(28)の手前側を、洗面化粧台(1)の前面(29)に沿って延長させることも考えられる。手摺(28)(28)をこのような形状とすることで、背丈の低い子供や車椅子の人が手摺(28)(28)に掴まれるようにすることが出来る。なお、その他の構成については、前述の実施形態と同様であり、同様の機能を有する部材については同符号を付してある。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の手摺は、肘、上腕、手のひらなどが置ける肘掛けとしての腕置き部分を兼ねているので、洗面化粧台に手摺と腕置きの両方を設ける必要がなく、カウンタースペースを広く確保できるとともに、洗面化粧台の外観をすっきりとすることが出来る。
【0021】
また、手摺は、左右一対が洗面化粧台の奥に向かって概略ハの字形に開いて設けられているので、肘などを手摺に載せた際、手が自然と水栓の近くに届く。したがって、顔面を洗面ボールに埋めるような格好で、肘から先を動かすようにして洗顔や手洗いを行えば腰に負担をかけることなく洗顔などをすることが出来る。その上、腕と手摺が直交するような形になるので、腕を動かし易く洗顔等の作業が容易となる。
【0022】
さらに、腕置き部分の奥側が高くなっているので、手摺に載せている肘などが洗面化粧台の奥側にずれ難く、安心して手摺に体重をかけることが出来る。また、腕置き部分の上面は、扁平とされるか、又は、ゆるやかに湾曲した横断面湾曲状とされているので、肘や手のひらなどと手摺とが接触する面積が広くなり、肘や手のひらなどにかかる負担を軽減させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る洗面化粧台を示す斜視図である。
【図2】手摺を示す斜視図である。
【図3】手摺の取付け状態を示す図である。
【図4】第2の実施形態に係る手摺を示す斜視図である。
【図5】第3の実施形態に係る手摺を示す斜視図である。
【図6】上面を扁平にした手摺の横断面図である。
【図7】上面をゆるやかに湾曲した横断面湾曲状とした手摺の横断面図である。
【図8】この発明の第2の実施形態に係る洗面化粧台を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 洗面化粧台
(2) カウンター
(5) 洗面ボール
(8)(19)(28) 手摺
(9)(21)(24)(26) 腕置き部分

Claims (3)

  1. 洗面ボールを備えたカウンターの上面に、洗顔又は歯磨き等の際に肘又は肘より先端の腕を置く腕置き部分を兼ねた一対の手摺を設け、且つ、これらの手摺は、洗面化粧台の奥側に向けて互いに概略ハの字形に開いて設けられている洗面化粧台。
  2. 洗面ボールを備えたカウンターの上面に、洗顔又は歯磨き等の際に肘又は肘より先端の腕を置く腕置き部分を兼ねた手摺を設け、且つ、この手摺は、前記肘又は腕置き部分がカウンターの奥側に向けて高くなるように傾斜するか、又は、少なくともその肘又は腕置き部分よりも奥側が高くなっている洗面化粧台。
  3. 手摺上面の少なくとも肘又は腕置き部分の上面は、扁平とされるか、又は、ゆるやかに湾曲した横断面湾曲状とされている請求項1又は2に記載の洗面化粧台。
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