JP3650341B2 - 椅子 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば老人や病人がシャワーする場合等に使用する椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の椅子にあっては、座部の両側に肘掛けが取付けられたものがあり、使用者は腰かけた状態で該肘掛けを手で掴んで体を支えたり、あるいは腰かける時や立上る時等に該肘掛けを手で掴んで支えたりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような肘掛けは、従来椅子に固定的設けられており、使用者の体形や使用状況に応じて位置を変えることが出来なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、棒材または管材の両端部に肘掛け部(9,9) をU字状に弯曲形成した肘掛け部材(8) の中間部(8A)を座部(2) 底面に固定し、該肘掛け部(9,9) を座部(2) 両側から上方に立上らせた状態と、該肘掛け部材(8) の中間部(8A)を背もたれ(4) 背面に固定し、該肘掛け部(9,9) を背もたれ(4) 両側から前方に差出した状態とに可変である椅子(1) を提供するものである。該肘掛け部材(8) の肘掛け部(9,9) にはクッションカバー(9A)が被着されていることが好ましく、また更に該肘掛け部材(8) は座部(2) 底面または背もたれ(4) 背面にネジ(6) によって着脱容易に取付けられていることが好ましい。
【0005】
【作用】
肘掛け部材(8) の中間部(8A)を座部(2) 底面に固定し、該肘掛け部(9,9) を該座部(2) の両側から上方に立上らせた状態では、肘掛け部(9,9) の上端高さが、腰掛けたり立上ったりする場合に手で支え易い高さとなる。また肘掛け部(9,9) が丁度肘を掛け易い位置にくる。
【0006】
肘掛け部材(8) の中間部(8A)を背もたれ(4) 背面に固定し、該肘掛け部(9,9) を該座部(2) の両側から前方に差出した状態では使用者の体形に応じて上辺あるいは下辺を手で掴んで支えることが出来る。また人が背もたれ(4) に背をもたせかけると、該肘掛け部(9,9) に抱かれたような状態となり、人は該肘掛け部(9,9) に安定に支持される。更に該肘掛け部(9,9) の前端を座部(2) の前後巾の中点近辺にした場合には、人が肘掛け部(9,9) に干渉されることなく、斜め前方から椅子(1) に腰かけ、あるいは斜め前方に立上ったりすることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図6に示す一実施例によって説明すれば、椅子(1) は座部(2) 、座部(2) の底面に取付けられている脚部(3) 、座部(2) の背面に立上っている背もたれ(4) とからなる基本構造を有する。
【0008】
図3および図4に示すように該脚部(3) は金属パイプからなる脚フレーム(5) の両端部を折り曲げることによって形成されており、該脚部(3) は伸縮可能とされている。そして該脚フレーム(5) はその一対をX交差させて座部(2) の下面にネジ止めされており、図5に示すようにその交差部分では脚フレーム(5) が半つぶし状態(5A)とされ、ネジ(6) によって止着されている。
【0009】
背もたれ(4) は座部(2) の下面にネジ止めされている該脚フレーム(5) にねじ止めされている左右一対のL形の背もたれフレーム(7,7) にネジ止めされることによって取付けられている。
【0010】
図6に示すように肘掛け部材(8) は金属パイプからなり、その両端部はU字状に弯曲されて肘掛け部(9,9) が形成され、更に肘掛け部(9) の端部からは取付け部(10,10) が屈曲形成されている。そして該肘掛け部(9,9) には合成ゴム発泡体、エラストマー発泡体等からなるクッションカバー(9A)が被着されている。
【0011】
図3に示すように上記肘掛け部材(8) の中間部(8A)と取付け部(10,10) とをX状にクロスする一対の脚フレーム(5,5) にネジ止めされている背もたれフレーム(7,7) にそれぞれネジ(6) によって取付けることによって座部(2) 底面に固定する。そうすると図1に示すように該肘掛け部材(8) の両端部の肘掛け部(9,9) は座部(2) の両側から上方に立上った状態になる(状態イとする)。この状態イでは肘掛け部(9,9) の上端高さが、腰掛けたり立上ったりする場合に手で支え易い高さとなる。また肘掛け部(9,9) が丁度肘を掛け易い位置にくる。
【0012】
図4に示すように上記肘掛け部材(8) の中間部(8A)と取付け部(10,10) とを背もたれフレーム(7,7) にそれぞれネジ(6) によって取付けることによって背もたれ(4) の背面に固定する。そうすると図2に示すように該肘掛け部材(8) の両端部の肘掛け部(9,9) は背もたれ(4) の両側から前方に差出された状態になる(状態ロ)。この状態ロでは使用者の体形に応じて上辺あるいは下辺を手で掴んで支えることが出来る。また人が背もたれ(4) に背をもたせかけると、該肘掛け部(9,9) に抱かれたような状態となり、人は該肘掛け部(9,9) に安定に支持される。状態イにおいて肘掛け部(9,9) の高さが腰掛けた人が丁度肘を掛け易い高さに設定すると、該肘掛け部(9,9) の前端位置は座部(2) の前後巾の中点近辺になる。そうすると人が肘掛け部(9,9) に干渉されることなく、斜め前方から椅子(1) に腰かけ、あるいは斜め前方に立上ったりすることが出来る。
【0013】
このように肘掛け部材(8) は椅子(1) にネジ(6) によって簡単に取付けられているので、取付け取はずし、あるいは状態イと状態ロに交互変換することが極めて容易に出来る。そしてこの椅子(1) では脚部(3) を伸縮させることによって高さが調節出来、また脚部(3) の下端にはゴムやエラストマーからなる滑り止めキャップ(11)が被着されているから、浴場のような滑り易い所でも滑動しにくゝ安定に設置出来る。
【0014】
【発明の効果】
本発明では肘掛け部材の取付け位置を変えることによって、体形や使用状態に応じて肘掛け部の位置を簡単に変えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】肘掛け部を座部両側から上方に立上らせた状態の斜視図
【図2】肘掛け部を背もたれ両側から前方に差出した状態の斜視図
【図3】図1のフレーム構造説明図
【図4】図2のフレーム構造説明図
【図5】脚フレームのX交差部分の拡大斜視図
【図6】肘掛け部をU字状弯曲形成した肘掛け部材の斜視図
【符号の説明】
1 椅子
2 座部
3 脚部
4 背もたれ
5 脚フレーム
6 ネジ
7 背もたれフレーム
8 肘掛け部材
8A 中間部
9 肘掛け部
9A クッションカバー
10 取付け部
11 キャップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば老人や病人がシャワーする場合等に使用する椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の椅子にあっては、座部の両側に肘掛けが取付けられたものがあり、使用者は腰かけた状態で該肘掛けを手で掴んで体を支えたり、あるいは腰かける時や立上る時等に該肘掛けを手で掴んで支えたりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような肘掛けは、従来椅子に固定的設けられており、使用者の体形や使用状況に応じて位置を変えることが出来なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、棒材または管材の両端部に肘掛け部(9,9) をU字状に弯曲形成した肘掛け部材(8) の中間部(8A)を座部(2) 底面に固定し、該肘掛け部(9,9) を座部(2) 両側から上方に立上らせた状態と、該肘掛け部材(8) の中間部(8A)を背もたれ(4) 背面に固定し、該肘掛け部(9,9) を背もたれ(4) 両側から前方に差出した状態とに可変である椅子(1) を提供するものである。該肘掛け部材(8) の肘掛け部(9,9) にはクッションカバー(9A)が被着されていることが好ましく、また更に該肘掛け部材(8) は座部(2) 底面または背もたれ(4) 背面にネジ(6) によって着脱容易に取付けられていることが好ましい。
【0005】
【作用】
肘掛け部材(8) の中間部(8A)を座部(2) 底面に固定し、該肘掛け部(9,9) を該座部(2) の両側から上方に立上らせた状態では、肘掛け部(9,9) の上端高さが、腰掛けたり立上ったりする場合に手で支え易い高さとなる。また肘掛け部(9,9) が丁度肘を掛け易い位置にくる。
【0006】
肘掛け部材(8) の中間部(8A)を背もたれ(4) 背面に固定し、該肘掛け部(9,9) を該座部(2) の両側から前方に差出した状態では使用者の体形に応じて上辺あるいは下辺を手で掴んで支えることが出来る。また人が背もたれ(4) に背をもたせかけると、該肘掛け部(9,9) に抱かれたような状態となり、人は該肘掛け部(9,9) に安定に支持される。更に該肘掛け部(9,9) の前端を座部(2) の前後巾の中点近辺にした場合には、人が肘掛け部(9,9) に干渉されることなく、斜め前方から椅子(1) に腰かけ、あるいは斜め前方に立上ったりすることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明を図1〜図6に示す一実施例によって説明すれば、椅子(1) は座部(2) 、座部(2) の底面に取付けられている脚部(3) 、座部(2) の背面に立上っている背もたれ(4) とからなる基本構造を有する。
【0008】
図3および図4に示すように該脚部(3) は金属パイプからなる脚フレーム(5) の両端部を折り曲げることによって形成されており、該脚部(3) は伸縮可能とされている。そして該脚フレーム(5) はその一対をX交差させて座部(2) の下面にネジ止めされており、図5に示すようにその交差部分では脚フレーム(5) が半つぶし状態(5A)とされ、ネジ(6) によって止着されている。
【0009】
背もたれ(4) は座部(2) の下面にネジ止めされている該脚フレーム(5) にねじ止めされている左右一対のL形の背もたれフレーム(7,7) にネジ止めされることによって取付けられている。
【0010】
図6に示すように肘掛け部材(8) は金属パイプからなり、その両端部はU字状に弯曲されて肘掛け部(9,9) が形成され、更に肘掛け部(9) の端部からは取付け部(10,10) が屈曲形成されている。そして該肘掛け部(9,9) には合成ゴム発泡体、エラストマー発泡体等からなるクッションカバー(9A)が被着されている。
【0011】
図3に示すように上記肘掛け部材(8) の中間部(8A)と取付け部(10,10) とをX状にクロスする一対の脚フレーム(5,5) にネジ止めされている背もたれフレーム(7,7) にそれぞれネジ(6) によって取付けることによって座部(2) 底面に固定する。そうすると図1に示すように該肘掛け部材(8) の両端部の肘掛け部(9,9) は座部(2) の両側から上方に立上った状態になる(状態イとする)。この状態イでは肘掛け部(9,9) の上端高さが、腰掛けたり立上ったりする場合に手で支え易い高さとなる。また肘掛け部(9,9) が丁度肘を掛け易い位置にくる。
【0012】
図4に示すように上記肘掛け部材(8) の中間部(8A)と取付け部(10,10) とを背もたれフレーム(7,7) にそれぞれネジ(6) によって取付けることによって背もたれ(4) の背面に固定する。そうすると図2に示すように該肘掛け部材(8) の両端部の肘掛け部(9,9) は背もたれ(4) の両側から前方に差出された状態になる(状態ロ)。この状態ロでは使用者の体形に応じて上辺あるいは下辺を手で掴んで支えることが出来る。また人が背もたれ(4) に背をもたせかけると、該肘掛け部(9,9) に抱かれたような状態となり、人は該肘掛け部(9,9) に安定に支持される。状態イにおいて肘掛け部(9,9) の高さが腰掛けた人が丁度肘を掛け易い高さに設定すると、該肘掛け部(9,9) の前端位置は座部(2) の前後巾の中点近辺になる。そうすると人が肘掛け部(9,9) に干渉されることなく、斜め前方から椅子(1) に腰かけ、あるいは斜め前方に立上ったりすることが出来る。
【0013】
このように肘掛け部材(8) は椅子(1) にネジ(6) によって簡単に取付けられているので、取付け取はずし、あるいは状態イと状態ロに交互変換することが極めて容易に出来る。そしてこの椅子(1) では脚部(3) を伸縮させることによって高さが調節出来、また脚部(3) の下端にはゴムやエラストマーからなる滑り止めキャップ(11)が被着されているから、浴場のような滑り易い所でも滑動しにくゝ安定に設置出来る。
【0014】
【発明の効果】
本発明では肘掛け部材の取付け位置を変えることによって、体形や使用状態に応じて肘掛け部の位置を簡単に変えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】肘掛け部を座部両側から上方に立上らせた状態の斜視図
【図2】肘掛け部を背もたれ両側から前方に差出した状態の斜視図
【図3】図1のフレーム構造説明図
【図4】図2のフレーム構造説明図
【図5】脚フレームのX交差部分の拡大斜視図
【図6】肘掛け部をU字状弯曲形成した肘掛け部材の斜視図
【符号の説明】
1 椅子
2 座部
3 脚部
4 背もたれ
5 脚フレーム
6 ネジ
7 背もたれフレーム
8 肘掛け部材
8A 中間部
9 肘掛け部
9A クッションカバー
10 取付け部
11 キャップ
Claims (3)
- 棒材または管材の両端部に肘掛け部をU字状に弯曲形成した肘掛け部材の中間部を座部底面に固定し、該肘掛け部を座部両側から上方に立上らせた状態と、該肘掛け部材の中間部を背もたれ背面に固定し、該肘掛け部を背もたれ両側から前方に差出した状態とに可変であることを特徴とする椅子
- 該肘掛け部材の肘掛け部にはクッションカバーが被着されている請求項1に記載の椅子
- 該肘掛け部材は座部底面または背もたれ背面にネジによって着脱容易に取付けられている請求項1または2に記載の椅子
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001134211A JP3650341B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001134211A JP3650341B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002325648A JP2002325648A (ja) | 2002-11-12 |
JP3650341B2 true JP3650341B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=18981938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001134211A Expired - Fee Related JP3650341B2 (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3650341B2 (ja) |
-
2001
- 2001-05-01 JP JP2001134211A patent/JP3650341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002325648A (ja) | 2002-11-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041130 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050217 |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |