JP4111695B2 - サイドテーブル付き椅子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子の側面にサイドテーブルを備えたサイドテーブル付き椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、椅子の側面にサイドテーブルを備えたものとして、床面と接する椅子の脚より支柱を立設して、この支柱にサイドテーブルを取り付けたものが知られている。サイドテーブルは椅子の座部の近くに配置させるのが使い勝手の面から好ましく、このため従来のものは支柱を座部の近くまで立設させており、装置が大がかりになるものであった。装置をコンパクトにするには、サイドテーブルを座部に直接取り付ければよいが、座部は、一般的に座り心地を良くするために後方が低くなるように傾斜しており、直接取り付ける場合、座部が傾斜しているために、座部の左右いづれに対してもサイドテーブルを水平に保つて取り付けることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コンパクトな装置でもって、椅子の左右いづれの側面に対してもサイドテーブルを水平に保って装着できるサイドテーブル付き椅子を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、後方が低くなるように傾斜した座部と、座部の左右両側に沿って設けられた金属製の左右フレームと、該左右フレームのいずれのフレームにもその上方から覆い被さる係合部を有して、左右フレームのいずれにも着脱自在に取り付けられるブラケットと、該ブラケットに、座部の傾斜を打ち消して水平になる如く着脱自在に取り付けられるサイドテーブルとを備え、前記サイドテーブルの裏面に前後方向に間隔をおいて高さの異なる一対の係合爪を突設し、前記ブラケットにはいずれの前記係合爪も係合可能な被係合部を設け、被係合部と係合する係合爪の組み合わせを選択することにより、サイドテーブルが水平になるようにしたものである。
【0006】
かかる構成により、座部に直接取り付けたブラケットにサイドテーブルを取り付ける構成なので、装置のコンパクト化ができる。
【0007】
また前記ブラケットには、座部の左右フレームのいずれにもその上方から覆い被さる如く係合する係合部を設けているので、係合部を座部の左右フレームに係合するだけで、簡単にブラケットを座部に取り付けることができる。
【0008】
また前記ブラケットの係合部の外面に面ファスナーを取り付け、座部の座シートの左右両端には座部の左右フレームの外側面に覆着されるカバーを設け、このカバーの裏側に前記面ファスナーと結合する面ファスナーを設ける。
【0009】
かかる構成により、ブラケットはその係合部の外面の面ファスナーが座シートに設けたカバーの裏側の面ファスナーと結合して、前後方向の動きが完全に阻止されると共に、係合部がカバーで覆われるので、外観上すっきりとできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明を、椅子としてマッサージ椅子を例に図に基づき説明する。マッサージ椅子1は、背凭れ部2と、座部3と、座部3の前端に回動自在に連結されたフットレスト4と、座部3と背凭れ部2に亘ってその左右両側に設けられた肘当て部5と、これらを支持するフレーム機構により構成される。フレーム機構は、前後方向に延びて全荷重を受けるベースフレーム6や、ベースフレーム間を連結する連結フレーム7、座部3や背凭れ部2をベースフレーム6に支持する支持フレーム(図示せず)等より構成される。
【0013】
背凭れ部2は座部3に対して図示しないリクライニング機構により起倒自在となっており、内部には、肩や背中や腰を揉んだり叩いたりする施療子8を左右一対備えたマッサージユニット9が上下方向に移動自在に設けられている。この背凭れ部2は図示しないカバーで覆われて施療子8を覆い隠している。図1や図2においては、カバーを取り除いた状態を示している。
【0014】
座部3は前側と左右両側の三方が角形パイプ状の金属製フレーム10で囲まれている。座部3の前側と左右両側のフレーム10の下面には、底板11が装着され、この底板11上に第1マット12が載置されている。この第1マット12と前側と左右両側のフレーム10上には、座シートとなる第2マット13が載置されている。前記フレーム10、底板11、第1マット12、第2マット13より構成される座部3は、座り心地が良くなるようにその後方が低くなるように傾斜した状態で取り付けられている。
【0015】
座部3の前記左右のフレーム10の外面には、図1乃至図4に示すように商品名マジックテープで代表される面ファスナー14が貼り着けてある。また、第2マット13の上面の左右両端には、図4や図5に示す如く布製カバー15が縫着され、このカバー15の裏側には、前記面ファスナー14や後述する面ファスナー20と結合する他方の面ファスナー16が縫い着けられている。
【0016】
ところで、サイドテーブル17が座部3の傾斜を打ち消して水平になるように、座部3の左右両側のいづれの側にも取り付けられるようになっているが、以下この構成について詳述する。
【0017】
18は金属製のブラケットで、座部3の左右フレーム10のいづれに対しても着脱自在に取り付けられるもので、具体的には、ブラケット18は係合部19を備え、この係合部19が、図4の如く左右フレーム10にその上方から覆い被さる如く係合して、ブラケット18が左右フレーム10に取り付けられる。係合部19はフレーム10に貼り着けた面ファスナー14の外側に位置すると共に、面ファスナー14と一列に並ぶように、係合部19の外面には面ファスナー20が貼り着けられている。そして、図4や図5の如く第2マット13の左右両側の前記カバー15を垂らしてその裏面にある他方の面ファスナー16を、フレーム10に貼り着けた面ファスナー14や係合部19に貼り着けた面ファスナー20と結合させることにより、ブラケット18がフレーム10に沿って、前後方向に移動しないよう固定すると共に、カバー15によりフレーム10や係合部19を覆い隠して外観上スッキリとなるようにしている。図1や図2及び図3においてはこのカバー15を取り除いた状態を示している。
【0018】
そしてこのブラケット18に、サイドテーブル17が座部3の傾斜を打ち消して水平になるように着脱自在に取り付けられる。
【0019】
サイドテーブル17は合成樹脂製で、その裏面には、図6に示すように、ブラケット18の取付面21上に載置される長方形状の囲い壁22が突設されている。この囲い壁22の前後方向に対面する壁23、24はその高さが異なり、従って左右の壁25は一方の壁23から他方の壁24に向かって次第に高くなるよう傾斜している。この傾斜角度は座部の左右フレーム10の傾斜角度と同じに設定してある。前後方向に対面する壁23、24には、夫々高さの異なる一対の係合爪26、27が突設されており、また左右の壁25、25には、2カ所づつ位置決め用の突起28乃至31が設けられている。一対の係合爪のうち高さの高い係合爪27は弾性を有して外側へ撓むようになっている。
【0020】
ブラケット18の取付面21には、切り欠き32、33からなり前記一対の係合爪26、27のいづれも係合可能な被係合部が設けられ、また位置決め用突起28乃至31が嵌り込む切り欠き34、35と小孔36、37が設けられている。
【0021】
かかるサイドテーブル17とブラケット18は、ブラケットの切り欠き32に高さの低い係合爪26を引っかけ、他方の切り欠き33に高さの高い係合爪27をその弾性力で係合させた状態Aと(このとき囲い壁22の先端がブラケットの取付面21に当たり、また位置決め用の突起28、29が夫々ブラケットの小孔36、37に嵌り込み、位置決め用の突起30、31が夫々ブラケットの切り欠き34、35に嵌合して、サイドテーブル17が移動しないようにしている。)、ブラケットの切り欠き33に高さの低い係合爪26を引っかけ、他方の切り欠き32に、高さの高い係合爪27をその弾性力で係合させた状態Bと(このとき囲い壁22の先端がブラケットの取付面21に当たり、また位置決め用の突起30、31が夫々ブラケットの小孔37、36に嵌り込み、位置決め用の突起28、29が夫々ブラケットの切り欠き35、34に嵌合して、サイドテーブル17が移動しないようにしている。)の二つの状態のいづれかで結合する。
【0022】
前記状態Aは、ブラケット18が図2のように椅子に座った人にとって右側の座部フレーム10に取り付けられた場合のサイドテーブル17とブラケット18の関係を示し、サイドテーブル17は座部3の傾斜を打ち消して水平に保たれる。
【0023】
前記状態Bは、ブラケット18が図1のように椅子に座った人にとって左側の座部フレーム10に取り付けられた場合のサイドテーブル17とブラケット18の関係を示し、サイドテーブル17は座部3の傾斜を打ち消して水平に保たれる。
【0024】
このように、サイドテーブル17の高さの異なる一対の係合爪26、27と、ブラケット18の切り欠き32、33との組み合わせを選択することにより、座部の左右いづれの側面にもサイドテーブル17を水平な状態で取り付けることができる。
【0025】
またサイドテーブル17は、座部3に直接取り付けたブラケット18に取り付ける構成なので、装置のコンパクト化ができると共に、強度的にもしっかりと堅固に取り付けることができる。
【0027】
また以上の実施例では椅子としてマッサージユニットを内蔵したマッサージ椅子を例に説明したが、本発明は、単なる椅子にも用いることができることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、後方が低くなるように傾斜した座部の左右両側のいづれにも、コンパクトな装置にて座部の傾斜を打ち消して水平になるサイドテーブルを着脱自在に取り付けることができる。装置がコンパクト化できるので、サイドテーブルを使用しない場合の保管にとっても有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサイドテーブル付き椅子で、座った人にとって左側にサイドテーブルを取り付けた場合の斜視図である。
【図2】同椅子で、座った人にとって右側にサイドテーブルを取り付けた場合の斜視図である。
【図3】座部とブラケットとサイドテーブルの関係を表す図1のA−A線に基づく断面図である。
【図4】図3においてB−B線に基づく断面図である。
【図5】図3においてC−C線に基づく断面図である。
【図6】ブラケットとサイドテーブルの裏側を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 座部
17 サイドテーブル
18 ブラケット
10 左右フレーム
19 係合部
20 面ファスナー
13 第2マット(座シート)
15 カバー
16 面ファスナー
26 係合爪
27 係合爪
32 切り欠き(被係合部)
33 切り欠き(被係合部)
Claims (2)
- 後方が低くなるように傾斜した座部と、
座部の左右両側に沿って設けられた金属製の左右フレームと、
該左右フレームのいずれのフレームにもその上方から覆い被さる係合部を有して、左右フレームのいずれにも着脱自在に取り付けられるブラケットと、
該ブラケットに、座部の傾斜を打ち消して水平になる如く着脱自在に取り付けられるサイドテーブルとを備え、
前記サイドテーブルの裏面に前後方向に間隔をおいて高さの異なる一対の係合爪を突設し、前記ブラケットにはいずれの前記係合爪も係合可能な被係合部を設け、被係合部と係合する係合爪の組み合わせを選択することにより、サイドテーブルが水平になるようにしてなるサイドテーブル付き椅子。 - 前記ブラケットの係合部の外面に面ファスナーを取り付け、座部の座シートの左右両端には座部の前記左右フレームの外側面に覆着されるカバーを設け、このカバーの裏側に前記面ファスナーと結合する面ファスナーを設けた請求項1に記載のサイドテーブル付き椅子。
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- 2001-07-11 JP JP2001210184A patent/JP4111695B2/ja not_active Expired - Fee Related
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