JP2004218243A - 屋内の間接照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない照明エネルギーでしかも、ほのかに照らすことができ、眩しくない照明装置を提供する。
【解決手段】蓄光部1からなる発光する部材を、便器2、床面4、洗面器5、水栓8、主要部材11,14等に配設し、前記蓄光部1に対して光を照射する照明具3を設けている。このように、便器2、床面4、洗面器5等に設けた蓄光部1へ照明具3によって光を直接照射することにより、蓄光部1はかなりの明るさを呈し、室内のほのかな照明として利用することができる上、夜間においても眩しいということはない。また蓄光部1への光の照射は、LED等の極めて小さい電力のものでも十分であり、極めて省エネルギーである。
【選択図】 図1
【解決手段】蓄光部1からなる発光する部材を、便器2、床面4、洗面器5、水栓8、主要部材11,14等に配設し、前記蓄光部1に対して光を照射する照明具3を設けている。このように、便器2、床面4、洗面器5等に設けた蓄光部1へ照明具3によって光を直接照射することにより、蓄光部1はかなりの明るさを呈し、室内のほのかな照明として利用することができる上、夜間においても眩しいということはない。また蓄光部1への光の照射は、LED等の極めて小さい電力のものでも十分であり、極めて省エネルギーである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄光部からなる発光する表面を有する便器や洗面器等の屋内における間接照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、夜間にトイレ室を使用する場合等において、昼間の照明と同じ明るさであると使用者にとって眩しすぎることがある。そのため、従来においては、特許文献1又は特許文献2等のように、間接照明を行ったり、把手等の部材自体の表面に発光部を設けて発光させ、室内の照明をしないようにすることがある。
【0003】
特許文献1に記載された技術にあっては、高輝度LEDを光源とする照明ユニットを手洗いキャビネットの側面などに設けてトイレ室の足元を照明し、間接照明とすることにより、夜間等の使用にあっても眩しくないようにしている。
【0004】
また特許文献2に記載された技術にあっては、人造大理石の材料中に蓄光材を混合して成形したものを、把手、手摺り、階段の踏み板などの部材に配設している。この技術では、各部材が夜光性等の光特性、残光輝度に優れたものとなり、夜間においてトイレ室内を利用する場合等に、室内の照明を省略でき、眩しさを感じることがないようにすることが可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−263036号公報
【特許文献2】
特開平11−296116号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載された技術にあっては、間接照明ユニットの外観寸法が大きく、広めの設置場所を必要とするので、狭いトイレ室内では設置が困難であった。またこの間接照明ユニットは、家庭用の屋内電源によって点灯するので、電源コード、ON・OFFスイッチ等が必要で意匠上不要な部材を多く必要とし、煩雑とした感じを与えるという欠点があった。更に、家庭用の屋内電源を使用する関係上、余分に電気代を要し、不経済でもあった。
【0007】
一方、特許文献2に記載された技術にあっては、蓄光材を混合した材料を家具等の部材に配設して蓄光材に蓄積された光により発光させるだけであり、その部材の存在を夜間において認識することはできても、トイレ室内の照明を兼用する程の光量を得ることはできないでいた。そのため、夜間にトイレ室を使用する場合は、やはり室内の照明を点灯しなければならず、夜間の使用者にとっては眩しいという欠点があった。また室内の照明を利用する関係上、電力を多く必要とする欠点があった。
【0008】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、少ない照明エネルギーでしかも、ほのかに照らすことができ、眩しくない照明装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して、本発明にあっては、蓄光部からなる発光する部材を、便器、床面、洗面器、水栓、主要部材等に配設し、前記蓄光部に対して光を照射する照明具を設けている。
この発明では、便器や床面、洗面器等に設けた蓄光部へ照明具によって光を照射している。蓄光部への光の照射は、LED等の極めて小さい電力のものでも十分である。しかも、直接光を照射することにより、蓄光部はかなりの明るさを呈し、室内のほのかな照明として利用することができる上、夜間においても眩しいということはない。
【0010】
また照明具は極めて小さいものであるため、任意の場所へ取り付けても意匠性を損なうものではなく、その取り付けは、便器、床面、水栓金具、主要部とその取付部との中間部等が可能である。従って、蓄光部の近くに設置でき、LEDのような小さい電力のものでもほのかな室内照明として実現できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1は本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は蓄光部1を設けた便器2を示す斜視図、図(B)は蓄光部1を縦断面して便器2を正面側から見た図面、図(C)は照明具としての発光ダイオード(以下は、LEDという)3を床4へ設置した場合の蓄光部1を縦断面して便器2を正面側から見た図面である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、便器2の正面から両側面にかけた下部側に蓄光部1を焼成若しくは焼き付け又は貼り付け、塗布などにより取り付け、便器2の外周壁面でかつ蓄光部材1の上端面にLED3を貼り付け等により取り付けている。また同図の図(C)のように、LED3は床4へ設置し、その光が便器2の外周壁面に貼り付けた蓄光部1に対して照射されるようにしてもよい。
【0012】
このように蓄光部1に対してLED3で光を照射することにより、蓄光部1は継続して光を蓄えて発光し、またLED3の光の一部を直接反射光として出力するので、かなりの明るさとなる。そのため、トイレ室内の照明をOFFにした状態であっても、前記蓄光部1からの発光によって特に便器2の周辺を中心にしてトイレ室内の全体をほのかに照らすことができる間接照明となる。LED3は極めて小電力であり、電球や蛍光灯等を光源とする従来の場合に比較してかなりの省エネルギー化が図れる。
【0013】
またLED3のON・OFFを、トイレ室内への入退室者を人体検知センサーで検知し、トイレ使用者がトイレ室内へ来たことを検知してLED3をON動作させ、トイレ室から退室したことを検知してLED3をOFF動作させるようにすれば、より一層の省エネルギー化が図れる。
更に、LED3の光の色を選択することにより、間接照明の色調を自由に変更することが可能であり、その雰囲気作りを容易に変更することが可能である。
【0014】
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るものであり、便器2の全体及び床4の一部を示す斜視図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、蓄光部1を便器2の手前側及び左右の側面に面した床4に配設している。これは貼り付け又は埋め込み等であってもよい。そして、便器2の蓄光部1と接する側の領域にLED3を貼り付け、LED3の光が蓄光部2に直接照射されるようにしている。
【0015】
このように蓄光部1に対してLED3で光を照射することにより、蓄光部1は継続して光を蓄えて発光し、またLED3の光の一部を直接反射光として出力するので、かなりの明るさとなる。そのため、トイレ室内の照明をOFFにした状態であっても、前記蓄光部1からの発光によって特に便器2の周辺を中心にしてトイレ室内の全体をほのかに照らすことができる間接照明となること、かなりの省エネルギー化が図れることは前記第1の実施の形態の場合と同じである。
【0016】
また第1の実施の形態の場合と同じように、LED3のON・OFFを、人体検知センサーの検知信号によって行うようにしてもよく、LED3の光の色を選択することにより、間接照明の色調を自由に変更することが可能であり、その雰囲気作りを容易に変更することが可能である。
【0017】
図3は本発明の第3の実施の形態に係る洗面器5の概略縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、洗面器5の鉢内面6に蓄光部1を設けている。そして、この蓄光部1に対して洗面器5の奥部側の壁面7の上部又は水栓8の下方等の鉢内面6の蓄光部1に対して光を照射できる位置にLED3を取り付けている。LED3は、人体検知センサー又は自動水栓の手検知センサーによってON・OFF制御されるものであれば、極めて省エネルギーである。
【0018】
またこれにより鉢内面6の蓄光部1がほのかな明かりを灯すようになり、間接照明効果が得られる。その他の作用効果は、前記第1及び第2の実施の形態の場合と同じである。
【0019】
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る洗面器5及び水栓8を示すものであり、図(A)は側面図、図(B)は水栓8の取付部を示す縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態では、水栓8の吐出部8Aと取付基部8Bとの間の本体部分8Cの周囲に蓄光部1を設けている。蓄光部1は焼き付けによる他、貼り付けてもよく。また同図の図(B)に示すように、蓄光部1を断面Cリング状の筒形状とし、これを拡開して水栓本体8Cの外周面に設けた凹部へ外嵌装着するようにしてもよい。LED3は、取付基部8Bに設け、蓄光部1に対して光を照射するようにすればよい。
【0020】
この第4の実施の形態では、水栓本体8の本体部分外周面の蓄光部1がLED3からの光を直接受けて発光し、室内全体をほのかな明かりで照らす、いわゆる間接照明が得られる。その他の作用効果については、前記各実施の形態の場合と同じである。
【0021】
図5は、本発明をタオル掛けバー9に適用した第5の実施の形態に係るものであり、タオル掛けバー9の取付部10を示す縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態では、主要部であるバー11の表面に蓄光部1を貼り付け又は塗布等の方法により取り付け、該バー11を壁面等へ取り付けるための取付部10にLED3を組み込んでその光を蓄光部1へ直接照射するようにしている。
このタオル掛けバー9は、バー11の室内側に面する外周面の蓄光部1がLED3からの光を直接受けて発光し、室内全体のほのかな照明となる。その他の作用効果は、前記各実施の形態の場合と同じである。
【0022】
図6は、本発明を別のタオル掛けバー12に適用した場合の取付部13の縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態に係るタオル掛けバー12にあっては、主要部であるバー14を樹脂等の透明材料と蓄光材料とを混合した材料で成形し、またその壁面側の外周面には光の漏洩を防止するための反射部15を塗布等により形成している。そして、取付部13の空洞16内においてバー14の端面側にLED3を配置し、その光をバー14内に混合して存在する蓄光部1へ直接照射するようにしている。
このタオル掛けバー12は、バー14の反射部15を除く外周面から光が発せられ、室内全体のほのかな照明を実現する。その他の作用効果は、前記各実施の形態の場合と同じである。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にあっては、蓄光部からなる発光する部材を、便器、床面、洗面器、水栓、主要部材等に配設し、前記蓄光部に対して光を照射する照明具を設けている。このように、便器、床面、洗面器等に設けた蓄光部へ照明具によって光を直接照射することにより、蓄光部はかなりの明るさを呈し、室内のほのかな照明として利用することができる上、夜間においても眩しいということはない。また蓄光部への光の照射は、LED等の極めて小さい電力のものでも十分であり、極めて省エネルギーである。
【0024】
また照明具は極めて小さいものであるため、任意の場所へ取り付けても意匠性を損なうものではなく、その取り付けは、便器、床面、水栓金具、主要部とその取付部との中間部等が可能である。従って、蓄光部の近くに設置でき、LEDのような小さい電力のものでもほのかな室内照明として実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は蓄光部を設けた便器を示す斜視図、図(B)は蓄光部を縦断面して便器を正面側から見た図面、図(C)は照明具としてのLEDを床へ設置した場合の蓄光部を縦断面して便器を正面側から見た図面である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るものであり、便器の全体及び床の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る洗面器の概略縦断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る洗面器及び水栓を示すものであり、図(A)は側面図、図(B)は水栓の取付部を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係るものであり、タオル掛けバーの取付部を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係るものであり、別のタオル掛けバーの取付部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…蓄光部、2…便器、3…LED、4…床、5…洗面器、6…鉢面、7…壁面、8…水栓、9…タオル掛けバー、10…取付部、11…バー(主要部)、12…タオル掛けバー、13…取付部、14…バー、15…反射部
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄光部からなる発光する表面を有する便器や洗面器等の屋内における間接照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、夜間にトイレ室を使用する場合等において、昼間の照明と同じ明るさであると使用者にとって眩しすぎることがある。そのため、従来においては、特許文献1又は特許文献2等のように、間接照明を行ったり、把手等の部材自体の表面に発光部を設けて発光させ、室内の照明をしないようにすることがある。
【0003】
特許文献1に記載された技術にあっては、高輝度LEDを光源とする照明ユニットを手洗いキャビネットの側面などに設けてトイレ室の足元を照明し、間接照明とすることにより、夜間等の使用にあっても眩しくないようにしている。
【0004】
また特許文献2に記載された技術にあっては、人造大理石の材料中に蓄光材を混合して成形したものを、把手、手摺り、階段の踏み板などの部材に配設している。この技術では、各部材が夜光性等の光特性、残光輝度に優れたものとなり、夜間においてトイレ室内を利用する場合等に、室内の照明を省略でき、眩しさを感じることがないようにすることが可能である。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−263036号公報
【特許文献2】
特開平11−296116号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1に記載された技術にあっては、間接照明ユニットの外観寸法が大きく、広めの設置場所を必要とするので、狭いトイレ室内では設置が困難であった。またこの間接照明ユニットは、家庭用の屋内電源によって点灯するので、電源コード、ON・OFFスイッチ等が必要で意匠上不要な部材を多く必要とし、煩雑とした感じを与えるという欠点があった。更に、家庭用の屋内電源を使用する関係上、余分に電気代を要し、不経済でもあった。
【0007】
一方、特許文献2に記載された技術にあっては、蓄光材を混合した材料を家具等の部材に配設して蓄光材に蓄積された光により発光させるだけであり、その部材の存在を夜間において認識することはできても、トイレ室内の照明を兼用する程の光量を得ることはできないでいた。そのため、夜間にトイレ室を使用する場合は、やはり室内の照明を点灯しなければならず、夜間の使用者にとっては眩しいという欠点があった。また室内の照明を利用する関係上、電力を多く必要とする欠点があった。
【0008】
本発明は従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去したものであって、少ない照明エネルギーでしかも、ほのかに照らすことができ、眩しくない照明装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
而して、本発明にあっては、蓄光部からなる発光する部材を、便器、床面、洗面器、水栓、主要部材等に配設し、前記蓄光部に対して光を照射する照明具を設けている。
この発明では、便器や床面、洗面器等に設けた蓄光部へ照明具によって光を照射している。蓄光部への光の照射は、LED等の極めて小さい電力のものでも十分である。しかも、直接光を照射することにより、蓄光部はかなりの明るさを呈し、室内のほのかな照明として利用することができる上、夜間においても眩しいということはない。
【0010】
また照明具は極めて小さいものであるため、任意の場所へ取り付けても意匠性を損なうものではなく、その取り付けは、便器、床面、水栓金具、主要部とその取付部との中間部等が可能である。従って、蓄光部の近くに設置でき、LEDのような小さい電力のものでもほのかな室内照明として実現できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。図1は本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は蓄光部1を設けた便器2を示す斜視図、図(B)は蓄光部1を縦断面して便器2を正面側から見た図面、図(C)は照明具としての発光ダイオード(以下は、LEDという)3を床4へ設置した場合の蓄光部1を縦断面して便器2を正面側から見た図面である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、便器2の正面から両側面にかけた下部側に蓄光部1を焼成若しくは焼き付け又は貼り付け、塗布などにより取り付け、便器2の外周壁面でかつ蓄光部材1の上端面にLED3を貼り付け等により取り付けている。また同図の図(C)のように、LED3は床4へ設置し、その光が便器2の外周壁面に貼り付けた蓄光部1に対して照射されるようにしてもよい。
【0012】
このように蓄光部1に対してLED3で光を照射することにより、蓄光部1は継続して光を蓄えて発光し、またLED3の光の一部を直接反射光として出力するので、かなりの明るさとなる。そのため、トイレ室内の照明をOFFにした状態であっても、前記蓄光部1からの発光によって特に便器2の周辺を中心にしてトイレ室内の全体をほのかに照らすことができる間接照明となる。LED3は極めて小電力であり、電球や蛍光灯等を光源とする従来の場合に比較してかなりの省エネルギー化が図れる。
【0013】
またLED3のON・OFFを、トイレ室内への入退室者を人体検知センサーで検知し、トイレ使用者がトイレ室内へ来たことを検知してLED3をON動作させ、トイレ室から退室したことを検知してLED3をOFF動作させるようにすれば、より一層の省エネルギー化が図れる。
更に、LED3の光の色を選択することにより、間接照明の色調を自由に変更することが可能であり、その雰囲気作りを容易に変更することが可能である。
【0014】
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るものであり、便器2の全体及び床4の一部を示す斜視図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、蓄光部1を便器2の手前側及び左右の側面に面した床4に配設している。これは貼り付け又は埋め込み等であってもよい。そして、便器2の蓄光部1と接する側の領域にLED3を貼り付け、LED3の光が蓄光部2に直接照射されるようにしている。
【0015】
このように蓄光部1に対してLED3で光を照射することにより、蓄光部1は継続して光を蓄えて発光し、またLED3の光の一部を直接反射光として出力するので、かなりの明るさとなる。そのため、トイレ室内の照明をOFFにした状態であっても、前記蓄光部1からの発光によって特に便器2の周辺を中心にしてトイレ室内の全体をほのかに照らすことができる間接照明となること、かなりの省エネルギー化が図れることは前記第1の実施の形態の場合と同じである。
【0016】
また第1の実施の形態の場合と同じように、LED3のON・OFFを、人体検知センサーの検知信号によって行うようにしてもよく、LED3の光の色を選択することにより、間接照明の色調を自由に変更することが可能であり、その雰囲気作りを容易に変更することが可能である。
【0017】
図3は本発明の第3の実施の形態に係る洗面器5の概略縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態にあっては、洗面器5の鉢内面6に蓄光部1を設けている。そして、この蓄光部1に対して洗面器5の奥部側の壁面7の上部又は水栓8の下方等の鉢内面6の蓄光部1に対して光を照射できる位置にLED3を取り付けている。LED3は、人体検知センサー又は自動水栓の手検知センサーによってON・OFF制御されるものであれば、極めて省エネルギーである。
【0018】
またこれにより鉢内面6の蓄光部1がほのかな明かりを灯すようになり、間接照明効果が得られる。その他の作用効果は、前記第1及び第2の実施の形態の場合と同じである。
【0019】
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る洗面器5及び水栓8を示すものであり、図(A)は側面図、図(B)は水栓8の取付部を示す縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態では、水栓8の吐出部8Aと取付基部8Bとの間の本体部分8Cの周囲に蓄光部1を設けている。蓄光部1は焼き付けによる他、貼り付けてもよく。また同図の図(B)に示すように、蓄光部1を断面Cリング状の筒形状とし、これを拡開して水栓本体8Cの外周面に設けた凹部へ外嵌装着するようにしてもよい。LED3は、取付基部8Bに設け、蓄光部1に対して光を照射するようにすればよい。
【0020】
この第4の実施の形態では、水栓本体8の本体部分外周面の蓄光部1がLED3からの光を直接受けて発光し、室内全体をほのかな明かりで照らす、いわゆる間接照明が得られる。その他の作用効果については、前記各実施の形態の場合と同じである。
【0021】
図5は、本発明をタオル掛けバー9に適用した第5の実施の形態に係るものであり、タオル掛けバー9の取付部10を示す縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態では、主要部であるバー11の表面に蓄光部1を貼り付け又は塗布等の方法により取り付け、該バー11を壁面等へ取り付けるための取付部10にLED3を組み込んでその光を蓄光部1へ直接照射するようにしている。
このタオル掛けバー9は、バー11の室内側に面する外周面の蓄光部1がLED3からの光を直接受けて発光し、室内全体のほのかな照明となる。その他の作用効果は、前記各実施の形態の場合と同じである。
【0022】
図6は、本発明を別のタオル掛けバー12に適用した場合の取付部13の縦断面図である。同図に示す如く、この実施の形態に係るタオル掛けバー12にあっては、主要部であるバー14を樹脂等の透明材料と蓄光材料とを混合した材料で成形し、またその壁面側の外周面には光の漏洩を防止するための反射部15を塗布等により形成している。そして、取付部13の空洞16内においてバー14の端面側にLED3を配置し、その光をバー14内に混合して存在する蓄光部1へ直接照射するようにしている。
このタオル掛けバー12は、バー14の反射部15を除く外周面から光が発せられ、室内全体のほのかな照明を実現する。その他の作用効果は、前記各実施の形態の場合と同じである。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明にあっては、蓄光部からなる発光する部材を、便器、床面、洗面器、水栓、主要部材等に配設し、前記蓄光部に対して光を照射する照明具を設けている。このように、便器、床面、洗面器等に設けた蓄光部へ照明具によって光を直接照射することにより、蓄光部はかなりの明るさを呈し、室内のほのかな照明として利用することができる上、夜間においても眩しいということはない。また蓄光部への光の照射は、LED等の極めて小さい電力のものでも十分であり、極めて省エネルギーである。
【0024】
また照明具は極めて小さいものであるため、任意の場所へ取り付けても意匠性を損なうものではなく、その取り付けは、便器、床面、水栓金具、主要部とその取付部との中間部等が可能である。従って、蓄光部の近くに設置でき、LEDのような小さい電力のものでもほのかな室内照明として実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は蓄光部を設けた便器を示す斜視図、図(B)は蓄光部を縦断面して便器を正面側から見た図面、図(C)は照明具としてのLEDを床へ設置した場合の蓄光部を縦断面して便器を正面側から見た図面である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るものであり、便器の全体及び床の一部を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る洗面器の概略縦断面図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る洗面器及び水栓を示すものであり、図(A)は側面図、図(B)は水栓の取付部を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係るものであり、タオル掛けバーの取付部を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係るものであり、別のタオル掛けバーの取付部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…蓄光部、2…便器、3…LED、4…床、5…洗面器、6…鉢面、7…壁面、8…水栓、9…タオル掛けバー、10…取付部、11…バー(主要部)、12…タオル掛けバー、13…取付部、14…バー、15…反射部
Claims (6)
- 蓄光部からなる発光する表面を有する便器と、前記蓄光部へ光を照射する照明具とを備えた屋内の間接照明装置。
- 便器と、蓄光部からなる発光する表面を有する床面と、前記 蓄光部へ光を照射する照明具とを備えた屋内の間接照明装置。
- 便器に照明具を設けた請求項1又は2に記載の屋内の間接照明装置。
- 蓄光部からなる発光する鉢面を有する洗面器と、蓄光部へ光を照射する照明具とを備えた屋内の間接照明装置。
- 蓄光部からなる発光する表面を有する水栓と、蓄光部へ光を照射する照明具とを備えた屋内の間接照明装置。
- 蓄光部からなる発光する表面を有する主要部と、該主要部を取り付ける取付部と、主要部と取付部との間に設けられて、蓄光部へ光を照射する照明具とを備えた照明具とを備えた屋内の間接照明装置。
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JP2003005479A JP2004218243A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 屋内の間接照明装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003005479A JP2004218243A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 屋内の間接照明装置 |
Publications (1)
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JP2004218243A true JP2004218243A (ja) | 2004-08-05 |
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ID=32896126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003005479A Pending JP2004218243A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 屋内の間接照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004218243A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006016949A (ja) * | 2004-06-02 | 2006-01-19 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 水栓 |
JP2007197900A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 洋風便器装置 |
JP2008075303A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Matsushita Electric Works Ltd | 便器 |
JP2009174265A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 便器 |
JP2012184651A (ja) * | 2012-07-04 | 2012-09-27 | Panasonic Corp | 洋風便器装置 |
JP2014055460A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Panasonic Corp | 便器装置 |
USD814089S1 (en) | 2016-11-09 | 2018-03-27 | Ontel Products Corporation | Toilet bowl light housing |
JP7431484B1 (ja) | 2023-12-21 | 2024-02-15 | こずえ 永野 | トイレ装置 |
-
2003
- 2003-01-14 JP JP2003005479A patent/JP2004218243A/ja active Pending
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