JP2014055460A - 便器装置 - Google Patents

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達司 大野
Hideki Koizumi
秀樹 小泉
Tetsuji Niiyama
哲二 新山
Kuniaki Tanaka
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Abstract

【課題】多数の発光体を使用しなくても便器本体の周囲を照らすことができる便器装置を提供する。
【解決手段】本発明の便器装置は、スカート部33を有する便器本体1と、スカート部33の下縁部に沿って設けられた導光部材6と、この導光部材6の長手方向の端面から光を入射させる発光体71と、導光部材6の側面から出射する光を光源とし、スカート部33の下縁部に沿ってライン状に光を発する発光部8とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、便器装置に関する。
特許文献1には、従来の便器装置が開示されている。この特許文献1記載の便器装置は、便器本体により主体が構成されている。便器本体は、便鉢を囲むようにして設けられた周壁部を有している。この周壁部には、立ち位置用スポット灯が部分的に多数の箇所に設けられている。この立ち位置用スポット灯は、便器装置の周囲の床面を照らすことができる。
これによりユーザーは、例えば、夜中に便器装置を使用する際に、完全に覚醒しないようにしながら、ある程度の明るさを確保することができる。
特開2007−197900号公報
このように、特許文献1記載の便器装置は、便器装置の周囲に亙って床面を照らすために、周壁部に多数の立ち位置用スポット灯が並設されている。この多数の立ち位置用スポット灯には、それぞれに照明灯が設けられている。このため、特許文献1記載の便器装置は、光源となる照明灯が多数必要となってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多数の発光体を使用しなくても便器本体の周囲を照らすことができる便器装置を提供することにある。
本発明の便器装置は、ボウル部を囲むようにしてスカート部が設けられた便器本体と、前記スカート部の下縁部に沿って設けられた導光部材と、この導光部材の長手方向の端面から光を入射させる発光体と、前記導光部材の側面から出射する光を光源とし前記スカート部の下縁部に沿ってライン状に光を発する発光部とを備えていることを特徴とする。
またこの便器装置において、前記スカート部の下縁部が透光性を有しており、前記導光部材が前記スカート部の下縁部の内周面に沿って設けられており、前記発光部は、前記導光部材の側面から発する光を前記スカート部に透過させて外部に照射するものであることが好ましい。
またこの便器装置において、前記スカート部の下縁部の内周面に、前記導光部材を収容するための溝部が設けられていることが好ましい。
またこの便器装置において、前記スカート部の下縁部には、側方に開口し且つ内側に凹没する凹溝部が設けられ、前記導光部材が凹溝部内に配置されて側面が露出しており、前記発光部は、前記導光部材の露出した側面により構成されていることが好ましい。
またこの便器装置において、前記凹溝部は、前記スカート部の下端に設けられ断面略L字状に凹没した凹段部により構成されていることが好ましい。
またこの便器装置において、前記便器本体には下部後方にメンテナンス用の開口部が設けられ、前記導光部材が、前記開口部に対応する位置から前側に向かって前記スカート部に沿って配置されており、前記光源が前記開口部のすぐ内側に配置されていることが好ましい。
本発明の便器装置によれば、多数の発光体を使用しなくても便器本体の周囲を照らすことができる。
実施形態1の便器装置の斜視図である。 実施形態1の便器本体の分解斜視図である。 実施形態1のスカート部の下縁部近傍の断面図である。 実施形態1のスカート部の下縁部近傍の図であり、導光体配置部が溝部により構成された断面図である。 実施形態1の便器装置の底面図である。 (a)〜(d)は、導光部材の断面図である。 実施形態1の便器装置の底面側からみた斜視図である。 実施形態1の便器装置の発光部の断面図である。 (a)、(b)は、実施形態2の便器装置の発光部の断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
実施形態1の便器装置は、図1に示されるように、便器本体1と、導光部材6と、光源装置7と、発光部8とを備えている。導光部材6は、便器本体1の前方の下端部に配置されている。光源装置7は、導光部材6の長手方向の端部に対向配置されている。発光部8は、導光部材6から出射する光を光源とし、便器本体1の下端部に沿ってライン状に発光する部分である。
なお以下、前後方向は、ユーザーが便器装置に着座した状態から見た方向で定義される。すなわち、便器装置において、便座47または便蓋48が連結された部分から、ボウル部31側に向かう方向は、前方向として定義される。また、ボウル部31から、便座47または便蓋48が連結された部分側に向かう方向は、後方向として定義される。
便器本体1は、図2に示されるように、支持フレーム2と、前パーツ3と、後パーツ4と、内装機器5とを備えている。前パーツ3及び後パーツ4は、支持フレーム2に取り付けられている。前パーツ3は、便器本体1の前部を構成する。また、後パーツ4は、便器本体1の後部を構成する。
支持フレーム2は、下フレーム部21と、サイドフレーム部22とを備えている。下フレーム部21は、床面に載置される部分である。下フレーム部21は、例えば、床面との間にパッキンを介して設置される。下フレーム部21は、前端が湾曲しており、平面視略U字状をしている。サイドフレーム部22は、下フレーム部21の後端部から上方に向かって延出している。サイドフレーム部22は、左右方向の両側にそれぞれ設けられている。サイドフレーム部22は、後パーツ4を支持する。
前パーツ3は、ボウル部31と、リム部32と、スカート部33とを備えている。前パーツ3は合成樹脂により形成されている。前パーツ3は、ボウル部31とリム部32とスカート部33とが溶着一体化することで形成されている。前パーツ3は、支持フレーム2に取り付けられている。
ボウル部31は、便器本体1の前部に設けられている。ボウル部31は、上方に開口した椀状をしている。ボウル部31の開口縁には、径方向の外側に突出したフランジ部(図示せず)が形成されている。ボウル部31の底部には、排水筒部(図示せず)が形成されている。排水筒部は、後方に向かって開口している。排水筒部には、トラップ部34が連通接続される。
トラップ部34は、例えば、ターントラップ方式のトラップ装置により構成される。トラップ部34は、弾性変形可能なトラップ筒(図示せず)と、トラップ筒の後方側の先端を上下に回動させるモータ(図示せず)とを備えている。トラップ筒は、前端が排水筒部に連通接続される。トラップ筒は、後方側の先端が上方に向いた状態では、トラップ構造を形成する。またトラップ筒は、後方側の先端が下方に向いた状態では排水口に連通し、これにより、封水を汚物と共に排水口に排水する。
なお、トラップ部34は、ターントラップ方式のトラップ装置に限られず、サイホン式のものや、サイホンゼット式のもの等が適用できる。
リム部32は、ボウル部31の上方に配置される。リム部32は、平面視略円環状をしている。リム部32の前部上面は、便座47を載置するための便座載置面35となっている。
スカート部33は、リム部32およびボウル部31の外側に配置される。スカート部33は、便器本体1の前側の側壁を構成する。スカート部33の内周面には、内側に突出する突条(図示せず)が形成されている。この突条は、上下方向の略全長に亙って形成されている。突条の上端には、ボウル部31のフランジ部が載置されるようになっている。これにより、スカート部33は、ボウル部31を支持した状態で、ボウル部31を囲むようにして取り付けられている。
また、スカート部33は、透光性を有する合成樹脂により形成されている。言い換えると、スカート部33の下縁部は、透光性を有している。スカート部33は、上方に向かうほど、外側に拡がるように傾斜している。また、スカート部33は、平面視略U字状をしており、前端部が前方に向かって凸となるよう湾曲している。スカート部33の上端は、リム部32に溶着される。スカート部33の下縁部は、支持フレーム2の下フレーム部21に固定される。
スカート部33と下フレーム部21との間には、図3に示されるように、導光体配置部36が形成されている。この導光体配置部36には、導光部材6が収容配置される。この導光体配置部36は、スカート部33の下縁部の周方向の略全長に亙って設けられている。導光体配置部36は、例えば、図3に示されるように、スカート部33と下フレーム部21との間の間隙により構成されてもよいし、図4に示されるように、溝部37により構成されてもよい。
この溝部37は、スカート部33の下縁部の内周面に設けられている。溝部37は、横片部371と、縦片部372とにより構成されている。横片部371は、スカート部33の下縁部の内周面から内側に向かって突出している。縦片部372は、横片部371の内側の先端から下方に向かって延出している。縦片部372とスカート部33の下縁部とは隙間を介して離間している。
スカート部33と支持フレーム2との固定は、図3に示されるように、例えば、スカート部33に設けられた接続片38を介して行われる。接続片38は、スカート部33の下縁部の内面から内側に突出している。接続片38は、スカートの周方向に部分的に設けられている。接続片38は、下フレーム部21の上面に載置され、この状態で固着具を介して固定される。
後パーツ4は、図2に示されるように、上カバー41と、リアカバー42と、上サイドカバー43と、下サイドカバー44とを備えている。上カバー41は、便器本体1の後方上面を形成する。上カバー41は、リム部32の後端に接続される。上カバー41には、便座47および便蓋48が起倒自在に連結されている。リアカバー42は、上カバー41の下方に配置される。リアカバー42は、便器本体1の背面を形成する。上サイドカバー43は、上カバー41の下方に配置され且つリアカバー42の左右両端に配置される。下サイドカバー44は、上サイドカバー43の下方に配置される。下サイドカバー44は、左右方向の両側にそれぞれ設けられている。上サイドカバー43及び下サイドカバー44は、便器本体1の左右方向の側面を形成する。上サイドカバー43及び下サイドカバー44は、支持フレーム2のサイドフレーム部22に、着脱自在に取り付けられている。
下サイドカバー44は、図1に示されるように、メンテナンス用の開口部45を開閉自在に閉塞する。この開口部45の内側には、例えば、洗浄液タンク46(図2参照)や、光源装置7が配置されている。ユーザーは、この開口部45を通して、洗浄液タンク46を取り外して洗浄液の交換を行ったり、光源装置7のメンテナンスを行なったりすることができる。
内装機器5は、図2に示されるように、前パーツ3と後パーツ4とに囲まれた部分に配置されている。内装機器5は、例えば、局部洗浄装置51、臀部乾燥用の送風装置52、ボウル内の臭気を脱臭するための脱臭装置53、ボウル内に洗浄液を供給するボウル洗浄装置等が挙げられる。
このような便器本体1の下端部には、図5に示されるように、導光部材6が配置されている。導光部材6は、入射面61と、出射面62と、光拡散部63とを備えている。導光部材6は、光源装置7から発せられた光を入射面61から入射させ、入射した光を内面で全反射させながら導光する。そして導光部材6は、内部に入射した光を光拡散部63を介して乱反射させ、この乱反射した光を出射面62から出射させる。
導光部材6は、平面視略U字状をしており、スカート部33の下縁部に沿って設けられている。導光部材6は、図1に示されるように、下サイドカバー44の前端部分から前方に向かって、スカート部33に沿って設けられている。言い換えると、導光部材6は、メンテナンス用の開口部45に対応する位置から、前側に向かってスカート部33に沿って配置されている。入射面61は、導光部材6の長手方向の端面により構成されている。また出射面62は、導光部材6の側面(周面)により構成されている。
導光部材6としては、例えば、次のようなものが例示される。図6(a)に示す導光部材6は、断面円形状の導光部材6である。この導光部材6は、透明な樹脂材の内部に光拡散材が混入されて構成されている。出射面62は、導光部材6の外周面の全面に亙って形成されている。光拡散材としては、例えば、酸化チタン、シリカ、酸化亜鉛などが用いられる。なお、この導光部材6においては、この光拡散材が光拡散部63を構成する。
また、図6(b)に示す導光部材6は、断面円形状の導光部材6である。この導光部材6は、便器本体1の内側に位置する部分に、光拡散部63が形成されている。出射面62は、断面において光拡散部63とは反対側に位置する部分(便器本体1の外側に位置する側面)である。この光拡散部63は、白色材料を導光部材6に接着することで構成されてもよいし、シボ加工された凹凸面により構成されてもよいし、あるいは印刷により形成されていてもよい。
また、図6(c)に示す導光部材6は、断面矩形状の導光部材6である。この導光部材6も、便器本体1の内側に位置する部分に、光拡散部63が形成されている。出射面62は、断面において光拡散部63とは反対側に位置する部分(便器本体1の外側に位置する側面)に設けられている。この光拡散部63は、白色材料を導光部材6に接着することで構成されてもよいし、シボ加工された凹凸面により構成されてもよいし、あるいは印刷により形成されてもよい。
また、図6(d)に示す導光部材6は、断面が外側に向かうほど対向間の距離が拡がった錘型の導光部材6である。光拡散部63は、便器本体1の内側に位置する側面に設けられている。出射面62は、断面において光拡散部63とは反対側に位置する部分(便器本体1の外側に位置する側面)に設けられている。この導光部材6の上面および下面は、光拡散部63から出射面62に向かうほど対向間の距離が拡がるよう傾斜しているため、出射面62から出射する光の指向性を高めることができる。この光拡散部63は、白色材料を導光部材6に接着することで構成されてもよいし、シボ加工された凹凸面により構成されてもよいし、あるいは印刷により形成されていてもよい。
導光部材6は、例えば、アクリルやガラス等の透明な硬質材や、ウレタン、アクリルゴム等の透明な軟質材により形成される。特に、本実施形態の導光部材6は、透明な軟質材により構成されている。このため、図8に示されるように、軟質材により形成された導光部材6が下方に開口する溝部37内に充填されていると、便器装置が床面に載置された際に、導光部材6が床面と溝部37内とに密着する。つまり、軟質材により形成された導光部材6は、水密材として機能する。なお、この場合、軟質材により形成された導光部材6は、溝部37内の間隙よりも大きく形成されている。
また、導光部材6の外側には、図6に示されるような反射材64が設けられてもよい。この反射材64は、断面略U字状に形成されている。反射材64は、便器本体1の外側に向かって開口している。反射材64の内部には、導光部材6が配置される。なお、この場合、反射材64も導光部材6と一緒に、導光体配置部36に配置される。
光源装置7は、導光部材6の入射面61から光を入射させる。光源装置7は、図5に示されるように、発光体71と、発光体71を実装した基板72と、レンズ部73とを備えている。光源装置7は、導光部材6の長手方向の両端に配置されている。各光源装置7は、後方から前方に向かって光を発する。
発光体71は、LEDにより構成されている。発光体71の発光方向は入射面61に臨んでいる。言い換えると、発光体71は、導光部材6の長手方向の端面から光を入射させる。レンズ部73は、導光部材6の入射面61と発光体71との間に介装される。レンズ部73の入光面側は凸レンズとなっている。レンズ部73の出光面側は、非球面(平面)となっている。発光体71から発せられた光は、レンズ部73を介して、導光部材6に入射される。光源装置7は、制御装置(図示なし)を介して電源部(図示せず)に電気的に接続されている。光源装置7のON/OFFは、制御装置により制御される。
光源装置7は、便器本体1の左側部と右側部とにそれぞれ配置されている。光源装置7は、図7に示されるように、下フレーム部21と、下サイドカバー44との間に配置されている。より詳しく説明すると、光源装置7は、メンテナンス用の開口部45のすぐ内側に配置されている。これにより、ユーザーは、下サイドカバー44を取り外すと、開口部45を通して光源装置7を容易にメンテナンスすることができる。
なお、光源装置7は、便器本体1の左側部と右側部とに配置されていなくてもよい。例えば、光源装置7は、導光部材6の一方側の端部だけに配置されてもよい。また、光源装置7は、便器装置の前端部に配置されてもよい。この場合、特に図示はしないが、例えば、導光部材6を、便器本体1の前端から左側面側に向かって延出する左側導光体と、便器本体1の前端から右側面側に向かって延出する右側導光体とで構成する。そして、光源装置7から左側導光体と右側導光体とにそれぞれ入射させるようにすればよい。
本実施形態の便器装置は、光源装置7および導光部材6を光源として、スカート部33の下縁部が発光するようになっている。言い換えると、便器装置の下端部には発光部8が設けられている。
発光部8は、図8に示されるように、スカート部33の下縁部に設けられる。発光部8は、導光部材6の出射面62から出射する光を光源としている。発光部8は、スカート部33の下縁部に沿ってライン状に発光する。スカート部33は透光性を有しているため、導光部材6が発光すると、導光部材6から出射した光は、スカート部33を透過して外部に照射される。
なお、発光部8を構成するスカート部33の下縁部は、例えば、スカート部33の他の部分よりも薄肉状に形成されてもよい。スカート部33の下縁部が薄肉状に形成されると、発光部8は、導光部材6から発せられた光の透過率が向上し、より照度を大きくすることができる。
また、導光体配置部36が溝部37である場合には、溝部37内の上底面(横片部371の下面)を反射面としてもよい。このように、溝部37内の上底面を反射面とすると、導光部材6から出射して反射面に反射した光が、スカート部33の下縁部から出射しやすい。これにより、導光部材6から出射した光を効率良く外部に照射させることができる。
以上説明したように、本実施形態の便器装置は、便器本体1と、導光部材6と、発光体71と、発光部8とを備えている。便器本体1は、ボウル部31を囲むようにしてスカート部33が設けられている。導光部材6は、スカート部33の下縁部に沿って設けられている。発光体71は、導光部材6の長手方向の端面から光を入射させる。発光部8は、導光部材6の側面から出射する光を光源とする。発光部8は、スカート部33の下縁部に沿ってライン状に光を発する部分である。
本実施形態の便器装置は、発光体71を多数設けなくても、スカート部33の下縁部の略全長に亙ってライン状に光を発することができる。つまり、多数の発光体71を使用しなくても便器本体1の周囲を照らすことができる。しかも、本実施形態の便器装置は、発光部8がスカート部33の下縁部に設けられているため、ユーザーが夜中に便器装置を使用したとしても、眩しくないようにできる。つまり本実施形態の便器装置によれば、ユーザーは、覚醒しないようにしながら、ある程度の明るさを確保することができる。そのうえ、本実施形態の便器装置は、スカート部33の下縁部に沿ってライン状に発光するものであるため、発光時において、従来にない斬新な外観を呈することができる。
また、本実施形態のスカート部33の下縁部は、透光性を有している。また、導光部材6は、スカート部33の下縁部の内周面に沿って設けられている。発光部8は、導光部材6の側面から発する光をスカート部33に透過させて外部に照射するものである。
このため、本実施形態の便器装置は、発光していない状態では、発光部8を外部に認識させることがなく、すっきりとした外観とすることができる。
また、本実施形態のスカート部33の下縁部の内周面には、導光部材6を収容するための溝部37が設けられている。この溝部37には、導光部材6が配置されている。
このため本実施形態の便器装置によれば、導光部材6を収まりよく配置することができる。特に、本実施形態の溝部37は下方に開口している。また導光部材6が軟質材により構成されている。このため、本実施形態の導光部材6は、便器装置と床面との間の水密材を兼ねることができる。
また、本実施形態の便器装置は、側面に内外に貫通する部分が形成されていないため、便器装置の内部への浸水を防止することができる。また、本実施形態の便器装置は、光源装置7がスカート部33の内部に配置されている。このため、光源装置7に水が付着しにくくすることができる。
次に、実施形態2について図9に基づいて説明する。なお、本実施形態は実施形態1と大部分において同じであるため、主に異なる部分について説明する。
実施形態2の便器装置は、発光部8の構成が異なっており、その他の構成は同じである。本実施形態の便器装置は、スカート部33の下縁部に、導光体配置部36が設けられている。この導光体配置部36は、凹溝部39により構成されている。凹溝部39は、側方に開口し且つスカート部33の外周面から内側に凹没している。凹溝部39は、スカート部33の下縁部において周方向の略全長に亙って設けられている。
凹溝部39は、例えば、図9(a)に示すように、断面略L字状に凹没した凹段部390により構成されてもよい。凹段部390は、横面部391と、縦面部392とにより構成されている。横面部391は、スカート部33の下端から内側に向かって延出している。縦面部392は、横面部391の内側の先端から下方に向かって延出している。凹段部390は、スカート部33の下端に一体成形されている。
また凹溝部39は、図9(b)に示すように、凹所393により構成されていてもよい。この凹所は、スカート部33の表面から凹没している。凹所393は、スカート部33の下端部において、例えば、スカート部33の表面からザグリ加工をすることで形成されている。凹所393の深さは、スカート部33の厚み長さよりも短くなっている。
凹溝部39には、導光部材6が配置される。凹溝部39内に導光部材6が配置されると、導光部材6の出射面62が露出する。発光部8は、この導光部材6の露出した側面(出射面62)により構成されている。
本実施形態において光源装置7が発光すると、発光体71から発せられた光は、導光部材6内に入射し、光拡散部63により拡散して、出射面62から出射する。これにより、発光部8は、スカート部33の下縁部に沿ってライン状に光を発する。
このように本実施形態の便器装置は、スカート部33の下縁部に、凹溝部39が設けられている。凹溝部39は、側方に開口し且つ内側に凹没する。導光部材6は、凹溝部39内に配置されており、出射面62となる側面が露出している。そして、発光部8は、導光部材6の露出した側面により構成されている。
このため本実施形態の便器装置によれば、出射面62が露出しているため、実施形態1の便器装置に比べて、外部に出射する光量を多くすることができる。
また、本実施形態の凹溝部39は、断面略L字状に凹没した凹段部390により構成されている。凹段部390は、スカート部33の下端に設けられている。
このように本実施形態の凹溝部39は、下方にも開口しているため、施工時に導光部材6を設置しやすくできる。特に、導光部材6を軟質材により構成すれば、導光部材6を床面に密着できるため、導光部材6を水密材としても使用することができる。
また、本実施形態の便器装置は、側面に内外に貫通する部分が形成されていないため、便器装置の内部への浸水を防止することができる。
1 便器本体
2 支持フレーム
21 下フレーム部21
22 サイドフレーム部
3 前パーツ
31 ボウル部
32 リム部
33 スカート部
34 トラップ部
36 導光体配置部
37 溝部
38 接続片
39 凹溝部
390 凹段部
391 横面部
392 縦面部
393 凹所
4 後パーツ
44 下サイドカバー
45 開口部
5 内装機器
6 導光部材
61 入射面
62 出射面
63 光拡散部
64 反射材
7 光源装置
71 発光体
72 基板
8 発光部

Claims (6)

  1. ボウル部を囲むようにしてスカート部が設けられた便器本体と、
    前記スカート部の下縁部に沿って設けられた導光部材と、
    この導光部材の長手方向の端面から光を入射させる発光体と、
    前記導光部材の側面から出射する光を光源とし前記スカート部の下縁部に沿ってライン状に光を発する発光部と
    を備えている
    ことを特徴とする便器装置。
  2. 前記スカート部の下縁部が透光性を有しており、
    前記導光部材が前記スカート部の下縁部の内周面に沿って設けられており、
    前記発光部は、前記導光部材の側面から発する光を前記スカート部に透過させて外部に照射するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  3. 前記スカート部の下縁部の内周面に、前記導光部材を収容するための溝部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の便器装置。
  4. 前記スカート部の下縁部には、側方に開口し且つ内側に凹没する凹溝部が設けられ、
    前記導光部材が凹溝部内に配置されて側面が露出しており、
    前記発光部は、前記導光部材の露出した側面により構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の便器装置。
  5. 前記凹溝部は、前記スカート部の下端に設けられ断面略L字状に凹没した凹段部により構成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の便器装置。
  6. 前記便器本体には下部後方にメンテナンス用の開口部が設けられ、
    前記導光部材が、前記開口部に対応する位置から前側に向かって前記スカート部に沿って配置されており、
    前記光源が前記開口部のすぐ内側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の便器装置。
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