JP4764162B2 - スピーカ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカ装置に関するものである。
例えば一般的なスピーカ装置は、永久磁石を有する磁気回路と、磁気回路の磁気間隙内に振動自在に配置されたボイスコイルと、ボイスコイルが巻装されたボイスコイルボビンと、ボイスコイルボビンに固定されたコーン状振動板とを備える。このスピーカ装置に大きな音圧を発生させる場合、比較的レベルの大きな電気信号を端子部を介してボイスコイルに入力する。磁気間隙内に配置されたボイスコイルでは、電気信号に応じた電磁力が生じる。その際、ボイスコイルを介してボイスコイルボビンに駆動力が加わり、ボイスコイルボビンに固定されたコーン状振動板を振動させる。この際、駆動力がボイスコイルボビンとコーン状振動板との固定部に大きく作用することとなり、この固定部の強度が十分でないと、例えば接着剥離が生じたり、固定部が破損する虞がある。またコーン状振動板の中央部付近のネック部の強度が比較的低い場合には、振動板に不要な分割振動が生じてしまい、再生音の音質が劣化する虞がある。このため例えば振動板のネック部の強度を向上させたスピーカ装置が知られている。例えば特許文献1には、振動板のネック部に形成された係合部をボイスコイルボビンの円周上に設けたスリットに挿入して係合することで、振動板のネック部の強度を向上させている。
特開平10−210593号公報
ところで、一般的なスピーカ装置では、ボイスコイルボビンとコーン状振動板の固定部近傍、具体的には振動板のネック部に切り欠き部を形成し、その切り欠き部を介してボイスコイルから錦糸線を引き出している。しかし、単純に振動板のネック部に切り欠き部を形成すると、その切り欠き部周辺の振動板の強度が低下する虞がある。また切り欠き部を形成する際に振動板に歪みが生じて、再生音の音質が劣化する場合がある。また上記切り欠き部を形成する際に振動板が破損しやすく、特に射出成型されたPP(ポリプロピレン樹脂)振動板やアラミドを用いた振動板に切り欠き部等の加工を施すことは技術的に困難である。また上述したスピーカ装置において、例えばコーン状のPP振動板等のネック部に加工を施して係合部を形成することは技術的に困難である。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち簡単な構造で、コーン状の振動板のボイスコイル固定部付近のネック部の強度を向上させること、分割振動を抑制すること等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
請求項1に記載の発明は、略中央部に開口部が形成された略円錐形状の振動板と、前記振動板の開口部の内周部に固定されるボイスコイルボビンと、前記振動板と前記ボイスコイルボビンとの固定部近傍に配置される振動板補強用の環状部材と、を有し、前記環状部材は、前記振動板の内周部近傍の傾斜面に対向し、当該振動板の傾斜面に接着剤を介して固着する傾斜面部が形成された振動板補強部と、前記ボイスコイルボビンと前記環状部材との間に接着剤が充填される液溜部が形成される筒形状部とが一体成型されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置は、略中央部に開口部が形成された略円錐形状の振動板と、前記振動板の開口部の内周部に固定されるボイスコイルボビンと、前記振動板と前記ボイスコイルボビンとの固定部近傍に配置される振動板補強用の環状部材と、を有し、前記環状部材は、前記振動板の内周部近傍の傾斜面に対向し、当該振動板の傾斜面に接着剤を介して固着する傾斜面部が形成された振動板補強部と、前記ボイスコイルボビンと前記環状部材との間に接着剤が充填される液溜部が形成される筒形状部とが一体成型されている。
上記構成のスピーカ装置において、環状部材は、前記振動板の内周部近傍の傾斜面に対向し、当該振動板の傾斜面に接着剤を介して固着する傾斜面部が形成された振動板補強部と、前記ボイスコイルボビンと前記環状部材との間に接着剤が充填される液溜部が形成される筒形状部とが一体成型されているので、簡単な構造で、略円錐形状の振動板とボイスコイルとの固定部付近の(振動板のネック部に相当する)の強度を従来のスピーカ装置と比べて比較的大きくすることができる。また振動板ネック部付近の強度が比較的大きいので、振動板の不要な分割振動を低減することができる。また例えば射出成形された振動板を採用した場合であっても、簡単な構成でネック部の強度を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係るスピーカ装置を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置を説明するための断面図である。図2は、図1に示したスピーカ装置の磁気回路付近を拡大した断面図である。本実施形態に係るスピーカ装置100は、例えば図1,2に示すように、スピーカ装置100の略中央部に立設するセンターポール1及び当該センターポール1の基端部1Aから径方向外側に向かって広がるボトムヨーク2が一体成形されたヨーク3と、センターポール1の周囲に同軸状に形成された永久磁石である環状の磁石4と、センターポール1の周囲に同軸状に形成され、磁石4上に配設された外径側磁束印加部を構成するトッププレート5とを有する。ヨーク3、磁石4、およびセンターポール1は、磁束101を発生させる磁気回路102を形成する。図1には、磁束101の図中左側部分のみを示している。この磁気回路102は、センターポール1の外周面部1aと、トッププレート5の内周面5cとの間に磁気ギャップgを形成する。本実施形態に係るトッププレート5は、第1のピース51、および第2のピース52を有する。また本実施形態に係る磁石4は、第1の磁石41、および第2の磁石42を有する。
また図1,2に示すように、スピーカ装置100は、磁気ギャップg内に、ボイスコイルボビン6に巻装されたボイスコイル7が配置されている。このボイスコイルボビン6は、例えばスパイダ等のダンパ部材8により、軸方向(センターポール1の中心軸方向(z軸方向))に沿って振動自在にフレーム9に支持されている。またボイスコイルボビン6の上端部近傍には、振動板10の略中央部が固定されている。振動板10の外周縁部はエッジ12を介して、フレーム9の内周部に接続されている。またトッププレート5の振動板10側には、トッププレート5を固定するとともにトッププレート5の熱を逃がす放熱部材11が配設されている。
ヨーク3は、スピーカ装置100の中央部に配設されている。本実施形態に係るヨーク3は、例えば鉄等の磁性体によって形成されている。またヨーク3は、上述したようにスピーカ装置100の中央部に立設する円筒形状のセンターポール1と、センターポール1の、振動板10側の反対側の基端部から径方向外方に広がる径方向拡張部であるボトムヨーク2とが一体成形されている。ボトムヨーク2の外周部の振動板側面には、磁石4を載置するための平坦部2aが形成されている。この平坦部2a上には、半径方向断面矩形状で環状の磁石4が、センターポール1と同心軸状に載置されている。この磁石4の更に振動板側にはトッププレート5が同じくセンターポール1と同心軸状に載置されている。
本実施形態に係る磁石4は、上述したように第1の磁石41、および第2の磁石42を有する。第1の磁石41と第2の磁石42は磁気モーメントの方向が等しくなるように重ねて配置される。第1の磁石41は本発明に係る第1の環状磁石の一実施形態に相当し、第2の磁石42は本発明に係る第2の環状磁石の一実施形態に相当する。第1の磁石41の内径r411は、第2の磁石42の内径r421よりも大きい。また本実施形態では第1の磁石41の外径412と、第2の磁石42の外径413は略同じ長さに設定されている。つまりセンターポール1の外周面部1aと、第1の磁石41の内周面41cとの間の距離r1より、センターポール1の外周面部1aと第2の磁石42の内周側面42cとの間の距離r2が長い。また、本実施形態に係る第1の磁石41の軸方向(図中z軸方向)に沿った長さL41は、第2の磁石42の軸方向に沿った長さL42と略同じ長さに設定されている。
トッププレート5は、例えば鉄等の磁性体材料により構成される。トッププレート5は、第2の磁石42に対向する面51Aを備えた径方向断面矩形状部501から、第2の磁石42の内周側面42cとセンターポール1間に向けて、第2の磁石42の内周側面42cと規定間隔g42を空けて屈曲した筒形状の屈曲部502が形成されている。そしてトッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)が、ボイスコイル7の巻幅w7より中心軸c方向に沿って長い幅L1に形成されている。この幅L1は、ボイスコイルボビン6の振動範囲と略同じ又はそれより大きく設定されている。
この屈曲部502の先端部521が、第1の磁石41の内周縁部41dのうちプレート側の角部41e近傍より、プレート側に規定間隔g45を空けて位置するように配置されている。
図3は、図1,2に示したスピーカ装置100のトッププレートを説明するための図であり、図3(a)はプレートの分解斜視図、図3(b)は組立後のプレートを説明するための斜視図である。本実施形態では、トッププレート5は、図1〜図3(a),(b)に示すように、第1のピース51、および第2のピース52を有し、それぞれを組合わせることにより、上記形状のトッププレート5を形成する。以下各構成要素を説明する。
第1のピース51は、中央部に大径の貫通孔部51Bを備え、薄板リング形状に形成されている。また第1のピース51は、第2の磁石42に対向する面51Aが形成されている。また第1のピース51は半径方向断面形状が細長矩形状に形成され、軸方向に均一な厚さL2を保ちながら径方向に延びる円板である。詳細には第1のピース51は、半径方向断面形状において、軸方向寸法L2より径方向寸法W2が大きい断面形状を成している。
第2のピース52は、軸方向に延びる円筒状部522および係合部523を有する。詳細には円筒状部522は、大径の薄肉円筒形を成し、半径方向断面形状が細長矩形で、径方向に均一な厚さW1を保ちながら軸方向に延びる円筒である。図2に示すように、第2のピース52は内周面5cに磁気ギャップgに対向する磁気ギャップ対向面5fを形成しており、半径方向断面形状において、この磁気ギャップ対向面5fの軸方向寸法L1が、径方向寸法W1より大きい断面形状を成している。係合部523は、円筒状部522の側面(外周面)から第1のピース51側に屈曲し、全周にわたって突出した形状に形成されており、図3(a),(b)に示すように、組立時に第1のピース51と係合する。
第1のピース51の貫通孔部51Bの内周面と振動板側大面積面51Cとが形成する内周部振動板10側の断面直角となる角部51Dは、第2のピース52の係合部523と係合する第1のピース51側の係合部を構成してる。両係合部は図3(b)に示すように、互いに組み合って相互間の位置決めをする。この角部51Dにおいて、第1のピース51は、内周部の側開放側面を第2のピース52の係合部523の裏面に密着(軸方向に密着)させ、また内周面を第2のピース52の外周面に密着(径方向)に密着させている。ここで第2のピース52が第1のピース51に対して、軸方向振動板側に延出する第1の長さL3は、振動板10と反対側に延出する第2の長さL4よりも短く設定されている。
なお、図1〜3に示すように、本実施形態の第1のピース51と第2のピース52は、内周部の側開放側面を第1のピース51の係合部523の裏面に密着(軸方向に密着)させ、また内周面を第2のピース52の外周面に密着(径方向に密着)させているが、一般に、円筒状の2つの部材を径方向に密着させる加工は難しい。そして第1のピース51、第2のピース52とは必ずしも径方向に密着しなくともよい。磁気的に接合されていればよい。第1のピース51と第2のピース52との接合面は、磁路を狭くすることがないように、磁気的に十分に大きな面をもって接合されることが好ましい。このため本実施形態のように、軸方向接触面と径方向接触面の両方の接触面が密着した状態で接合されるか、あるいは、両者の間に若干の間隙が生じる場合には、この間隙が磁性材料に等により、埋められることが好ましい。
ここで磁気的に接合とは、ある部材が他の部材に対して磁束を伝達可能に接合されている状態に相当し、例えば磁性を有する接着材の層を介して接続されているような直接接触していない状態も含む。
第1のピース51と、第2のピース52とは、第1のピース51の外周面と第2のピース51の内周面との間に塗布された図示しない接着剤にて接着されている。磁石4に直接載置された第1のピース51は、例えば接着剤にて磁石4に接着されている。トッププレート5のさらに振動板10側には、熱伝導性がよく、かつアルミニウム等の非磁性体材料により作製された放熱部材11が配置されている。放熱部材11は、磁気回路を乱すことがないよう非磁性体であることが好ましい。
放熱部材11は、フレーム9の内側の一部が第2のピース5bの開放側端面まで延びて形成され、先端に形成された端面接触部11aが第2のピース5bの開放側端面に面接触している。この面接触部11aには、軸方向に貫通孔が穿孔されていて、また対応する位置の第2のピース52にはネジ穴が螺刻されており、放熱部材11はネジ穴に挿入されたボルト14を第2のピース52に締着されて固定されている。放熱部材11は、トッププレート5の熱を放熱する放熱手段であるとともに、トッププレート5を磁石4上に固定する固定手段である。
センターポール1の外周面1aと、トッププレート5の内周面5cの間には、径方向に所定の距離離れて形成された磁気ギャップgが全周にわたって形成されている。この磁気ギャップgは、センターポール1の外周面にわたって形成されている。この磁気ギャップgは、センターポール1の外周面に沿って軸線方向に延びるように形成されている。つまり、磁気ギャップgは円筒状に形成されている。この磁気ギャップg内に、薄肉長尺円筒状のボイスコイルボビン6の磁気ギャップgに対応する位置の外周面に、ボイスコイル7が巻回されている。ボイスコイルボビン6は、ダンパ部材であるスパイダ8によってフレーム9から支持されている。
これによりボイスコイル7は、磁気ギャップg内でセンターポール1の軸線方向に振動可能とされている。ボイスコイルボビン6の他方の端部には、いわゆるコーン形状の振動板10の小径側端が連結されている。フレーム9はテーパ状に広がる円筒形状をなしており、底側縁部には、周方向等間隔にボルトが貫通するネジ孔が螺刻されている。そしてヨーク3を裏面から支持する固定板がボルトにてフレーム9に固定されている。
また図1に示すように、センターポール1上には、ボイスコイルボビン6の内側に、センターポール1と略同径のセンターピース15がボルト16にて固定されている。
例えば高周波成分を含む信号電流がボイスコイル7に入力された場合、ボイスコイル7から信号電流の高周波成分、例えば約100Hz以上の高い周波数成分が入力されると交流磁束が生じる。この交流磁束は、磁気ギャップ部Gの近傍、詳細には磁気ギャップ部Gの近傍のセンターポール1やトッププレート5に集中して分布する。一般的に上記センターポール1やトッププレート5を構成する材料は、磁気特性として、ヒステリシスループ(マイナーループ)等の非直線性を有する。このため交流磁束により生じる渦電流がマイナーループによる影響を受けて、ボイスコイルに流れる電流に歪が生じ、再生音が歪んでしまう。特に、上記構成のロングプレートを備えるスピーカでは、交流磁束による歪が比較的大きい。
このため本実施形態に係るスピーカ装置100aは、図3に示すように、トッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)及びセンターポール1の外周面部1aの一方又は両方に、非磁性体かつ導電体からなるショートリングが形成されている。本実施形態ではその両方に非磁性体からなるショートリングを設けることにより、交流磁束による歪を低減することができる。
図4は図1に示したスピーカ装置100の補強用の環状部材を説明するための図である。図4(a)は環状部材の上面図であり、図4(b)は図4(a)に示した環状部材のA−A線に沿った断面図である。図5は図1に示したスピーカ装置100の環状部材付近を拡大した断面図である。図6は図5に示した環状部材の溝部(切り欠き部)付近を拡大した断面図である。
本実施形態に係るスピーカ装置100は、上述した構成の磁気回路102により強力な駆動力を発生する。このためコーン状(略円錐形状)の振動板10のネック部に振動板補強用の環状部材(ホルダー)19を設けることにより、振動板10のネック部近傍の強度を向上させている。詳細には、図1〜6に示すように、スピーカ装置100は、略中央部に開口部が形成された略円錐形状の振動板10と、振動板10の開口部の内周部に固定されるボイスコイルボビン6と、振動板10とボイスコイルボビン6との固定部近傍(振動板10のネック部)に配置される振動板補強用の環状部材19とを有する。
環状部材19は、図4(a)〜(c)に示すように、振動板補強部191、および筒状部192を有する。この振動板補強部191および筒状部192は、例えば樹脂材料等の各種材料にて一体成型されている。振動板補強部191には、振動板10の開口部10Aの内周部10B近傍の傾斜面10Cに対向し、当該振動板10の傾斜面10Cに接着剤31を介して固着する傾斜面部191Aが形成されている。筒状部192は、略円筒形状に形成されており、ボイスコイルボビン6と環状部材19との間に接着剤31が充填される液溜部192Aが形成されている。この振動板10及び振動板10に振動板補強部191を介して固着した環状部材19が、筒形状部192の液溜部192Aに充填された接着剤31を介してボイスコイルボビン6に固定される。
本実施形態に係る振動板10は、振動板10の傾斜面10Cから開口部10Aの内側に向けて屈曲する屈曲部10Dが形成されている。そして図5に示すように、ボイスコイルボビン6の外周側面部6A、筒形状部192の内側面部、及び振動板10の屈曲部10Dの外側面10Eに囲まれた間隙(液溜部192Aに相当する)に、接着剤31が充填されている。
またスピーカ装置100は、図1,図6に示すように、例えば錦糸線21を有する。この錦糸線21は一端部は、フレーム9に配置された端子部22に電気的に接続され、他端部がボイスコイル7に電気的に接続されている。環状部材19の筒状部192には、図4,6に示すように、溝部(切り欠き部)193が形成されている。錦糸線21は、図6に示すように、溝部193に挿入された状態で、ボイスコイル7に電気的に接続される。このように溝部193を設けたことにより錦糸線21と、ボイスコイルの各リード線との電気的な接続が容易となる。例えば環状部材19には、錦糸線21の本数に応じた個数の溝部193が形成されている。本実施形態では環状部材19の全周のうち、開口角度が規定角度(約25度)に設定された溝部193が、規定角度(例えば約85度程度)離れた位置関係となるように形成されている。
[スピーカ装置の製造方法]
図7は、図1に示したスピーカ装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。図8は、図1に示したスピーカ装置の磁気回路系を示す断面図である。図面を参照しながらスピーカ装置の製造方法の一具体例を説明する。先ず、磁気回路102を作製すると共に、その磁気回路102をフレーム9に取り付ける(ステップS1)。詳細には、図8に示すように、ヨーク3のボトムヨーク2上に、磁石4を固定すると共に、磁石4上にトッププレート5を配置する。こうして磁気回路102が作製される。次に磁気回路102とフレーム9とを固定する。
次に、本発明に係る振動系の要素を作製する(ステップS2)。図9は本発明に係るコーン状の振動板を製造する製造装置を説明するための図である。図10は本発明に係るコーン状の振動板を説明するための図である。図11は図10に示した振動板を構成する部材の一具体例を説明するための図である。
本実施形態に係る振動板10は、例えば図10に示すように、第1の振動板層10Aと、第2の振動板層10Bとが射出成型により一体成型された構造を有する。第1の振動板層10Aは、各種材料により形成される。例えば第1の振動板層10Aとして、ポリアミド繊維を使用したアラミド繊維織布や、カーボン繊維、シルク混繊維、ガラス繊維等のほか各種繊維による織布や、規定材料からなる部材を採用することができる。また第1の振動板層10Aとして、例えば図11に示すような繊維41,42を、2軸織り(平織り)に織り込んだ織布を採用してもよい。第2の振動板層10Bは、第1の振動板層10Aに密着状態に積層される合成樹脂材料からなる。本実施形態に係る振動板10は、図10に示すように、第1の振動板層10Aの間に、第2の振動板層10Bが形成されている。この際、表側の第1の振動板層10Aと裏側の第1の振動板層10Aの材料が異なっていてもよい。例えば表側の第1の振動板層10Aを、アラミドやシルク混繊維からなる織布部材により形成し、裏側の第1の振動板層10Aを、ガラス繊維からなる織布部材により形成してもよい。
製造装置300の金型311は、例えば図9に示すように、振動板10の表面の輪郭に沿うコーン型の突出部313aが形成された雄金型313、及びコーン型の突出部313aに相応するコーン型の凹部315aが形成された雌金型315を有する。本実施形態では、雄金型313は可動プラテン312に保持されて作動する。また雌金型315は固定プラテン314に保持されて固定側金型として作動する。雄金型313と雌金型315との間の締め圧は、金型締め圧制御部307によって制御された型締めシリンダー308によってコントロールされる。雌金型315の中心部には、合成樹脂を注入する射出口(ゲート)325が貫通形成されている。この射出口25には、例えばPP(ポリプロピレン)等のオレフィン系樹脂をベースに発泡剤と無機物又は有機フィラーとを混合した樹脂混合剤等の各種射出材料を射出するための射出装置309の射出口が差し込まれている。射出装置309は、射出プロセス制御部310により制御された射出条件によってコントロールされている。また、射出装置309側からは射出成型プロセスの情報が出力されるようになっており、その情報および可動プラテン312側の距離の情報等に応じて、金型締め圧制御部307による金型締め圧制御が行われる。
図12は図9に示した製造装置による振動板の製造方法の一具体例を説明するための図である。図12を参照しながら、上記構成の製造装置300による製造方法の一具体例を説明する。図12(a)に示すように、金型311(313,315)を開いた状態にして、図12(b)に示すように、第1の振動板層10Aを配置する。各金型313,315への固定は、例えばシート位置決めピンやシート押え手段や真空吸引などの規定技術により行う。
次に、図12(c)に示すように、型締めした後、例えばオレフィン系樹脂をベースに発泡剤と無機物又は有機フィラーとを混合した、第2の振動板層10Bを形成するための射出材料10Baを充填する。この射出材料10Baの充填時には、図12(e)に示すように、両金型313,315を僅かに締めるプレスを行うことで、充填した射出材料10Baをキャビティ内の隅々まで均等に行きわたらせることができる。その後、金型313,315を適度に開いて、充填樹脂の未硬化層に発泡を生じさせる。射出発泡形成工程が完了したら、図12(f)に示すように、金型313,315を開くと、発泡樹脂構造の第1の振動板層10A内に第2の振動板層10Bが形成された多層構造の振動板10を取り出すことができる。上述した実施形態では振動板10は、発泡構造の3層構造を有する形態を説明したが、この形態に限られるものではない。例えば発泡構造でなく単純に射出成型された構造であってもよいし、表側および裏側のいずれか一方にのみ第1の振動板層10Aが形成されていてもよい。また振動板10は例えば単一部材による単純な構造であってもよい。
そして図10に示すように、射出成型品の中央部付近をA−A線及びB−B線に沿って筒形状に切り抜き、金型射出口によるゲート跡を除去することで、規定形状の振動板10を作成する。
次に環状部材19を作製する。環状部材19は、環状部材に応じた形状のキャビティが形成された金型内に、例えば樹脂材料等の各種成型材料を充填することにより、図1,5,6に示すような本発明の一実施形態に係る環状部材19を作製する。
図13は、振動板と環状部材の組み立て工程を説明するための図である。図13(a)は組み立て前の状態を説明するための断面図であり、図13(b)は組み立て後の状態を説明するための断面図である。次に図13(a),(b)に示すように、振動板10の裏面と環状部材19とを配置し、振動板10の内周部近傍の傾斜面10Cと、環状部材19の振動板補強部191に形成された傾斜面部191Aの間に、接着剤塗布装置30により接着剤31を塗布して、振動板10と環状部材19とを固定する。
図14は、図13に示した振動系の組み立て工程の一具体例を説明するための図である。図14(a)は振動板10及び環状部材19と、ボイスコイルボビン6との組み立て前の状態を示す図であり、図14(b)は接着剤の塗布工程を説明するための図であり、図14(c)はダンパー部材の取り付け工程を説明するための図である。
次に図14に示すように、ボイスコイル7が巻装されたボイスコイルボビン6と、接着剤31により固着された振動板10と環状部材19とを配置し、図14(b)に示すように、振動板10および環状部材19の開口部1901内に、ボイスコイルボビン6を嵌合する。そして、図14(b)に示すように、塗布装置30により接着剤31を、環状部材19の液溜部192Aに充填する。この際、図6に示すように、溝部(切り欠き部)193にボイスコイルに接続された錦糸線21を挿入した状態で接着工程を行う。またこの際図14に示した振動板10と環状部材19、及びボイスコイルボビン6との位置関係を逆さにした状態で、接着剤31を塗布することで容易に接着剤31を液溜部192Aに充填させることができる。また溝部193から接着剤31を塗布することでより容易に接着剤31を液溜部192Aに充填することができる。次に図14(c)に示すように、ダンパ部材8を環状部材19の底部に接着剤31により接着する。そして規定時間後、接着剤が固化して振動板10、環状部材19、ボイスコイルボビン6、及びダンパ部材8が固定される。上記工程により振動系を要素を作製することができる。
次に、図7に示すように、上記作製した振動系要素をフレーム9へ取り付ける工程を行う(ステップS3)。磁気回路102の磁気間隙g内に、ボイスコイル7が位置するように、ボイスコイルボビン6に接続されたダンパ部材8の他端部をフレーム9に接着剤により固定し、振動板10の外周部にエッジ12を介して、フレーム9の外周部に接着剤等により固定する。上記工程によりスピーカ装置100が作製される。
以上説明したように、本実施形態に係るスピーカ装置100は、略中央部に開口部が形成された略円錐形状の振動板10と、振動板10の開口部の内周部に固定されるボイスコイルボビン6と、振動板10とボイスコイルボビン6との固定部近傍に配置される振動板補強用の環状部材19とを有する。この環状部材19は、振動板10の内周部近傍の傾斜面に対向し、当該振動板10の傾斜面に接着剤31を介して固着する傾斜面部が形成された振動板補強部191と、ボイスコイルボビン6と環状部材19との間に接着剤31が充填される液溜部192Aが形成される筒形状部192とが一体成型されているので、略円錐形状の振動板とボイスコイルとの固定部付近の(振動板のネック部に相当する)の強度を従来のスピーカ装置と比べて比較的大きくすることができる。また振動板ネック部付近の強度が比較的大きいので、振動板の不要な分割振動を低減することができる。
特にPP(ポリプロピレン樹脂)振動板等の射出成型された振動板や、剛性の低い振動板などを採用した場合であっても、振動板10のネック部に環状部材19を設けることにより、簡単に振動板10のネック部の強度を向上させることができる。
また、振動板10及び振動板10に振動板補強部191を介して固着した環状部材19が、筒形状部192の液溜部192Aに充填された接着剤31を介してボイスコイルボビン6に固定されるので、簡単な製造工程により簡単に本発明に係るスピーカ装置を製造することができる。
また、環状部材19に溝部193を形成し、錦糸線21を、溝部193に挿入した状態で、ボイスコイル7に電気的に接続することで、従来のように、振動板10にきり欠き部を形成することがないので、振動板の強度の低下を防止することができる。
また従来のスピーカ装置において、振動板に切り欠き部を形成すると振動板に歪みが生じて、再生音の音質が劣化する場合があるが、本発明に係るスピーカ装置100では、コーン状の振動板10のネック部に、環状部材19を形成することで、振動板10に切り欠き部を形成しないので、再生音の音質の劣化を防止することができる。
また、振動板10は、振動板10の傾斜面から開口部の内側に向けて屈曲する屈曲部10Dが形成され、ボイスコイルボビン6、筒形状部192、及び屈曲部10Dに囲まれた間隙(液溜部192A)に接着剤31を充填することで、簡単にボイスコイルボビン6、環状部材19、振動板10を固定することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。
上述した実施形態では、射出発泡成形により成型された振動板を採用したが、この形態に限られるものではない。例えば単一材料により形成された振動板であってもよいし、各種振動板であってもよい。また、上述した実施形態では、円錐形状の振動板10を採用したがこの形態に限られるものではない。楕円形状、平面形状など各種形状であってもよい。また上述した実施形態では、環状部材19の振動板補強部191と、振動板10の間に間隙が形成されていたが、例えば図15に示すようにその間隙がなく、振動板10と振動板補強部191とが密着する形状に、振動板補強部191を形成してもよい。
また上述した実施形態では、振動板10のネック部と、環状部材19の振動板補強部191の接着傾斜面を円形状に形成したが、この形態に限られるものではない。例えば振動板補強部191の形状は、振動板10の振動条件に応じて各種任意形状に形成してもよい。また振動板10のネック部との接着面積や、接着面形状等、各種条件を振動板10の材料などに応じた形状に形成することが好ましい。こうすることで、高音域(振動径による高域再生限界周波数付近)の歪みをより低減することができる。
以上説明したように、略中央部に開口部10Aが形成された略円錐形状の振動板10と、振動板10の開口部の内周部に固定されるボイスコイルボビン6と、振動板10とボイスコイルボビン6との固定部近傍に配置される振動板補強用の環状部材19とを有し、この環状部材19は、振動板10の内周部近傍の傾斜面10Cに対向し当該振動板10の傾斜面10Cに接着剤31を介して固着する傾斜面部191Aが形成された振動板補強部191と、ボイスコイルボビン6と環状部材19との間に接着剤31が充填される液溜部192Aが形成される筒形状部192とが一体成型されているので、簡単な構造で、略円錐形状の振動板とボイスコイルとの固定部付近の(振動板のネック部に相当する)の強度を従来のスピーカ装置と比べて比較的大きくすることができる。
また振動板のネック部付近の強度が比較的大きいので、振動板の不要な分割振動を低減することができる。
また例えば射出成形された振動板を採用した場合であっても、簡単な構成でネック部の強度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置を説明するための断面図である。 図1に示したスピーカ装置の磁気回路付近を拡大した断面図である。 図1,2に示したスピーカ装置100のトッププレートを説明するための図であり、図3(a)はプレートの分解斜視図、図3(b)は組立後のプレートを説明するための斜視図である。 図1に示したスピーカ装置100の補強用の環状部材を説明するための図である。図4(a)は環状部材の上面図であり、図4(b)は図4(a)に示した環状部材のA−A線に沿った断面図である。 図1に示したスピーカ装置100の環状部材付近を拡大した断面図である。 図5に示した環状部材の溝部(切り欠き部)付近を拡大した断面図である。 図1に示したスピーカ装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図1に示したスピーカ装置の磁気回路系を示す断面図である。 本発明に係るコーン状の振動板を製造する製造装置を説明するための図である。 本発明に係るコーン状の振動板を説明するための図である。 図10に示した振動板を構成する部材の一具体例を説明するための図である。 図9に示した製造装置による振動板の製造方法の一具体例を説明するための図である。 振動板と環状部材の組み立て工程を説明するための図である。(a)は組み立て前の状態を説明するための断面図であり、(b)は組み立て後の状態を説明するための断面図である。 図13に示した振動系の組み立て工程の一具体例を説明するための図である。(a)は振動板10及び環状部材19と、ボイスコイルボビン6との組み立て前の状態を示す図であり、(b)は接着剤の塗布工程を説明するための図であり、(c)はダンパー部材の取り付け工程を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置の環状部材を説明するための図である。
符号の説明
1 センターポール
2 ボトムヨーク
3 ヨーク
4 磁石
5 トッププレート
6 ボイスコイルボビン
7 ボイスコイル
8 ダンパ部材
9 フレーム
10 振動板
11 放熱部材
12 エッジ
19 環状部材
41 第1の磁石(第1の環状磁石)
42 第2の磁石(第2の環状磁石)
51 第1のピース
51 第2のピース
100 スピーカ装置
101 磁束
102 磁気回路
191 振動板補強部
192 筒状部
193 溝部

Claims (6)

  1. 略中央部に開口部が形成された略円錐形状の振動板と、
    前記振動板の開口部の内周部に固定されるボイスコイルボビンと、
    前記振動板と前記ボイスコイルボビンとの固定部近傍に配置される振動板補強用の環状部材と、を有し、
    前記環状部材は、
    前記振動板の内周部近傍の傾斜面に対向し当該振動板の傾斜面に接着剤を介して固着する傾斜面部が形成された振動板補強部と、
    前記ボイスコイルボビンと前記環状部材との間に接着剤が充填される液溜部が形成される筒形状部と
    が一体成型されているとともに、
    前記振動板は、該振動板の傾斜面から前記開口部の内側に向けて屈曲する屈曲部が形成され、
    前記ボイスコイルボビン、前記筒形状部、および前記屈曲部に囲まれた間隙に、接着剤が充填されていることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記振動板及び該振動板に前記振動板補強部を介して固着した前記環状部材が、前記筒形状部の液溜部に充填された接着剤により前記ボイスコイルボビンに固定されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 電気信号を供給する錦糸線と、前記ボイスコイルボビンに巻装されるボイスコイルとを有し、
    前記環状部材の筒状部には、溝部が形成され、
    前記錦糸線は、前記溝部に挿入された状態で、前記ボイスコイルに電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記振動板は、少なくとも織布からなる第1の振動板層と、前記第1の振動板層に密着状態に積層される合成樹脂材料からなる第2の振動板層とが射出成型により一体成型されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載のスピーカ装置。
  5. 前記振動板は、前記織布からなる第1の振動板層と、織布からなる第3の振動板層と、当該第1及び第3の振動板層の間に配置された前記第2の振動板層とが射出成型により一体成型されていることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
  6. 前記振動板の前記開口の内径と前記環状部材の内径はともに、前記ボイスコイルボビンの外径に略等しいことを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
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