JP4763476B2 - 傾斜誤差決定装置、傾斜誤差決定方法、計量器及び計量方法 - Google Patents

傾斜誤差決定装置、傾斜誤差決定方法、計量器及び計量方法 Download PDF

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本発明は、複数の荷重検出器で支持した計量台へ荷重を載荷したときの荷重検出器の傾斜に基づく誤差を決定する装置及び方法並びに決定された誤差に基づいて補正を行う計量器及び計量方法に関する。
複数の荷重検出器、例えば柱型の起歪体にストレインゲージを貼着したロードセルによって計量台を支持した状態において、計量台に物品を載荷したとき、物品の荷重の大きさや載荷位置によって計量台が撓むことがある。この撓みに起因して、ロードセルが傾斜して、ロードセルの荷重信号に誤差が生じる。この誤差を補正する技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の技術では、ロードセルに傾斜センサを設け、ロードセルの起歪体の直立姿勢からの傾斜角度を測定し、測定された傾斜角度に基づいて、ロードセルの傾斜によって生じる荷重分力誤差を決定し、この誤差を補償するものである。誤差の補償のために、記憶部に様々な傾斜角度に応じて変化する出力変化の比率を実験的に求めて予め記憶してある。使用時に傾斜センサの出力に応じて記憶部に記憶したデータを用いて補償演算を行っている。このロードセルを複数台準備し、複数台のロードセルによって測定荷重を受けて、各ロードセルでその出力信号に含まれる上述した誤差の補償を行い、補償済みの出力信号を加算して、測定荷重を測定している。
特開2001−255216号公報
特許文献1の技術では、ロードセルの生産時にロードセルを一つ一つ試験機にセットし、各種の傾斜量を与えながら様々な大きさの負荷荷重を与える。それぞれの場合において傾斜センサの出力信号とロードセルの出力信号とを記録する。記録したそれぞれの値から補償のための関数を作成する。特定のロードセルから得た関係を同じ形式の多くのロードセルに適用することも可能であるが、同じ形式のロードセルであっても、ロードセルによって傾斜量と誤差との関係は異なるので、高い精度を得るには個別調整が望ましい。
試験機において、ロードセルが実際の計量器に装着されている状態と等価にするために、傾斜姿勢に変化を与えながら様々な負荷荷重を与えるが、これらの際に、ロードセルが傾斜によって転倒しないように特別な支持装置でロードセルを支持しなければならない。しかも、この支持装置がロードセルの出力信号に干渉しないようにして、ロードセルを高精度に試験する必要がある。これらは、試験機の構造、試験作業の両方において極めて困難である。
しかも、ロードセルの生産時点において個別にロードセルの傾斜に対する誤差関数を決定するには多くの時間を要し、ロードセルのコストアップとなる。
本発明は、複数の荷重検出器を計量台に取り付けた状態で、各荷重検出器の傾斜に基づく誤差を補償するための傾斜と誤差との関係を決定することで、上記の各問題を解決することができる誤差決定方法及び装置、並びにこの誤差決定技術を用いた計量装置及び計量方法を提供することを目的する。
本発明の一態様による傾斜誤差決定装置は、計量台と、複数の荷重検出手段とを有している。複数の荷重検出手段は、柱型の起歪体にストレインゲージを貼着してなり、計量台上に物品が載荷されたとき、傾斜することがあるように起歪体が計量台を支持している。複数の荷重検出手段の出力信号には、計量台上に物品が載荷されたことによる傾斜に基づく誤差が含まれている。各荷重検出手段は、計量台の離れた複数箇所で計量台を支持することが望ましい。荷重検出手段としては、例えばロードセルを使用することができる。計量台に既知の荷重が載荷されたときの各荷重検出手段の出力信号の合計値と前記既知の荷重との差と、計量台上に物品が載荷されたことによる前記荷重検出手段の傾斜とに基づいて、各荷重検出手段の出力信号の合計値に含まれる誤差と傾斜との関係を、前記各傾斜に基づく傾斜情報を引数とする関数を誤差決定手段が決定する。既知の荷重は少なくとも1つあればよいが、異なる値の荷重を複数準備することが、精度の向上を図る上で望ましい。前記各荷重検出手段は、型式が同一であっても前記誤差と前記傾斜との関係が異なるものである。上記差と傾斜情報との関係は、種々の関数のうち適切なものを使用して表すことができる。例えば線形関数または非線形関数で表すことができる。非線形関数も二次または三次のような高次の方程式で現すことができる。これら関数の方程式が持つ係数を、既知の荷重が載荷されたときの各荷重検出手段の出力信号の合計値及び前記既知の荷重の差と、前記傾斜情報とによって決定している。前記傾斜情報が前記傾斜の方向に沿って前記起歪体に発生した曲げモーメントの大きさに対応する曲げ歪み量である。
このように構成すると、荷重検出手段が計量台を支持している状態において、計量台上に荷重が既知の物品を載荷することによって、各荷重検出手段の出力信号の合計値に含まれる誤差と傾斜との関係を、決定することができる。従って、荷重検出手段ごとに誤差を決定する必要が無いし、また荷重検出手段の出力信号に影響を与えないように荷重検出手段の姿勢を変更した状態を維持することが可能な特別な荷重検出手段支持装置を必要としない。しかも、同じ荷重が載荷されている場合でも、各荷重検出手段の傾斜は各荷重検出手段が支持している計量台の剛性によって異なるが、この誤差決定装置では、各荷重検出手段が計量台を支持している状態で誤差の決定を行っているので、実際の計量台の特性に応じて誤差を決定することができる。さらに、単に荷重が既知の物品を計量台に載荷するという作業を行えばよいので、調整に要する時間を短縮することができる。
前記計量台に荷重が未知の物品が載荷されたとき、前記荷重検出手段の傾斜に基づく傾斜情報を前記誤差決定手段に入力して算出された誤差で、前記各荷重検出手段の出力信号の合計値を補正する補正手段を設けることができる。
このように構成することによって、荷重検出器の傾斜に基づく誤差を補正することができる。
或いは、前記計量台に荷重が未知の物品が載荷されたとき、前記荷重検出手段の傾斜に基づく傾斜情報を前記誤差決定手段に入力して算出された誤差に関連する値で、前記各荷重検出手段の出力信号を個別に補正する補正手段と、補正された各出力信号の合計値を算出する算出手段とを、設けることもできる。誤差に関連する値としては、例えば、誤差決定手段によって決定された誤差を、荷重検出手段の台数で除算した値を使用することができる。
このように構成することによって、荷重検出手段ごとに誤差を補正することができ、しかも、そのための誤差の決定は、荷重検出手段ごとに個別に行う必要は無い。
前記傾斜情報は、前記各荷重検出手段の傾斜を検出するように設けられた複数の傾斜検出手段の出力信号の代表値によって表すことができる。傾斜検出手段は、荷重検出手段に荷重検出手段とは別個に設けることもできるし、荷重検出手段が起歪体を持つものの場合、その起歪体に生じる傾斜による歪を検出する歪検出手段を設けたものとすることもできる。代表値としては、平均値、最大値、最小値、中央値、モード等のうちいずれかを使用することができる。
本発明の他の態様の傾斜決定方法は、柱型の起歪体にストレインゲージを貼着してなり、傾斜姿勢に応じて荷重出力信号に誤差を生じる複数の荷重検出手段によって支持されている計量台に、既知の荷重の物品を載荷する。そのときの前記各荷重検出手段の荷重出力信号の合計値と前記既知の荷重との差を算出し、この差とそのときの前記各荷重検出手段の傾斜による傾斜情報とに基づいて、各荷重出力信号の合計値と傾斜との関係を、前記傾斜を引数として表す関数を決定する。各荷重検出手段は、型式が同一であっても前記誤差と前記傾斜との関係が異なるものである。前記傾斜情報が前記傾斜の方向に沿って前記起歪体に発生した曲げモーメントの大きさに対応する曲げ歪み量である。
計量台上に荷重が未知の物品を載荷し、そのときの前記荷重検出手段の傾斜を測定し、 測定された傾斜に基づく傾斜情報を前記関数に引数として供給して、誤差を算出し、算出された誤差で、前記各荷重検出手段の荷重出力信号の合計値を補正することもできる。或いは、前記計量台上に荷重が未知の物品を載荷し、そのときの前記荷重検出手段の傾斜を測定し、測定された傾斜に基づく傾斜情報を前記関数に引数として供給して、誤差を算出し、算出された誤差に関連する値で、前記各荷重検出手段の荷重出力信号を補正し、補正された各荷重出力信号の合計値を算出することもできる。
前記傾斜情報を、前記各荷重検出手段の傾斜を検出するように設けられた複数の傾斜検出手段の出力信号の代表値によって表すことができ、代表値としては、例えば平均値を使用することができる。
以上のように本発明によれば、計量台を複数の荷重検出手段が支持している状態において、物品を計量台に載荷することによって、誤差を決定するための誤差と傾斜との関係を決定することができる。よって、特別な荷重検出手段支持装置を必要とせず、実際の計量台の特性に応じて誤差を決定することができ、正しい荷重値を測定することができると共に、調整に要する時間を短縮することができる。
本発明の1実施形態の計量器はトラックスケールで、図1に示すように、計量台2を有している。この計量台2は、複数の荷重検出手段、例えば4台のロードセル4によって支持されている。この支持は、計量台4の異なる位置、例えば計量台4の下面の4隅で行われている。
各ロードセル4は、図2に示すように、例えば柱型の起歪体を有するいわゆるロッカーピン型のものであり、この起歪体は、起歪部6を備えている。この起歪部6は、例えばその横断面がほぼ正方形のものである。起歪部6の横断面の中央に、その横断面に対して垂直な方向に荷重が印加されたとき、起歪部6は、上記垂直方向の圧縮力によって圧縮され、かつこの垂直方向に垂直な方向の伸張力によって伸張される。
この圧縮力と伸張力とを検出するために、荷重測定手段、例えば圧縮検出用ストレインゲージ8aと、伸張検出用ストレインゲージ8bとが、起歪部6に貼着されている。即ち、起歪部6の4つの側面には、圧縮方向、即ち上記垂直方向に沿って合計4つのストレインゲージ8aが貼着され、伸張方向、即ち上記垂直方向に垂直な方向に沿って合計4つのストレインゲージ8bが、起歪部6の4つの側面に貼着されている。
これらストレインゲージ8a、8bは、図3に示すように2つのストレインゲージ8aを直列に接続した直列回路を対辺として、2つのストレインゲージ8bを直列に接続した直列回路を対辺とするホイーストンブリッジ回路10を構成している。このブリッジ回路10の対向する1対の頂点間に電圧Vが印加され、他の対向する1対の頂点間から出力信号、例えば荷重出力Vwが取り出される。
図1のトラックスケールにおいて、トラック12が計量台2上に乗ると、トラック12自体の重量が重い上に、更に荷物をトラック12が積んでいるので、計量台2が撓み、それに応じて図4(a)、(b)に示すようにロードセル4が傾斜することがある。図4(a)、(b)では、ロードセル4は1台しか示していないが、実際には4台のロードセル4が傾斜する。この傾斜方向に沿ってロードセル4の起歪部6に曲げモーメントが発生し、起歪部6が湾曲し、起歪部6に曲げ歪が発生する。この曲げ歪によって、各ロードセル4の荷重出力Vwに誤差成分が含まれる。
傾斜方向は、計量台2の撓み方によって異なり、図5に示すように起歪部6の長さ方向の中心を通る軸をz軸とすると、このz軸の回りの任意の方向にロードセル4は傾斜する。ここでは、z軸に直交し、且つ互いに直交するようにx軸とy軸とを定めている。具体的には起歪部6の対向する2つの側面に直交し、かつz軸にも直交する軸をx軸とし、x軸及びz軸に直交する軸をy軸として、ロードセル4の傾斜方向とx軸とがなす角度を傾斜方向の角度αとしている。このとき消磁する曲げ歪みは傾斜方向を表すαの方向に作用し、荷重出力に誤差を与える。
上述した曲げ歪に起因して荷重出力Vwに含まれる誤差を検出するために、曲げ歪検出手段、例えばx軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14aと、y軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14bとが、起歪部6に設けられている。x軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14aは、起歪部6のx軸に直交し、かつ互いに対向する2つの側面に、それぞれ貼着されている。また、y軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14bは、起歪部6のy軸方向に直交し、かつ互いに対向する2つの側面にそれぞれ貼着されている。これらストレインゲージ14a、14bは、図2に示すように圧縮用ストレインゲージ8aの上方に、これと同一直線上に位置するように配置されている。
2つのx軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14aは、図6に示すように、2つのダミー抵抗器16と共にホイーストンブリッジ回路18を形成している。このブリッジ回路18では、ストレインゲージ14aがそれぞれダミー抵抗器16と対辺をなすように配置され、ブリッジ回路18の対向する1対の頂点間に電圧Vが印加され、他方の1対の頂点間から曲げ歪測定信号、例えばx軸方向曲げ歪測定信号Vxが取り出される。図示していないが、y軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14bも、ダミー抵抗器と共にホイーストンブリッジ回路20を構成し、曲げ歪測定信号、例えばy軸方向曲げ歪測定信号Vyを出力している。
x軸方向曲げ歪測定信号Vxは、曲げモーメントのx軸方向成分を表し、y軸方向曲げ歪測定信号Vyは、曲げモーメントのy軸方向成分を表している。従って、両者の比率Vy/Vxを求めることによって、上記傾斜方向の角度αを求めることができ、傾斜方向の角度αはtan−1(Vy/Vx)によって表される。また、曲げモーメントMnは、傾斜方向の角度αの方向に作用する。この曲げモーメントMnに比例した力は、(Vx+Vy1/2によって表される。
曲げモーメントMnに比例した力を算出し、デジタルデータとして出力することが可能なように、かつ荷重出力Vwをデジタルデータとするために、ロードセル4には図7に示すような回路が組み込まれている。即ち、ブリッジ回路10の荷重出力Vwは増幅器22によって増幅され、A/D変換器24によってデジタル荷重出力DVwに変換される。またブリッジ回路18のx軸方向曲げ歪測定信号Vx、ブリッジ回路20のy軸方向曲げ歪測定信号Vyは増幅器26、28によって増幅され、A/D変換器30、32によってデジタルx軸方向曲げ歪測定信号DVx、デジタルy軸方向曲げ歪測定信号DVyに変換され、入出力回路34を介して演算手段、例えばCPU36に供給され、曲げモーメントMnに比例した力が、(Vx+Vy1/2によって算出される。
このように曲げモーメントを決定することができるので、これとロードセル4の荷重出力Vwに含まれる誤差成分との関係を予め調査し、ロードセル4の使用時に生じる曲げモーメントの大きさを決定し、曲げモーメントMnの大きさに対応する曲げ歪み量を基に誤差成分の補償を、メモリ36に記憶したプログラムに従ってCPU38によって行うことが可能である。しかし、この方法では、ロードセル4を製造した際に、1台ずつ適切な試験機にロードセル4をセットして、予め定めた大きさの各種傾斜量を与えながら、予定した大きさの各種の負荷荷重を与えた状態で、それぞれ傾斜量に対応した曲げ歪み量とロードセル4のデジタル荷重出力DVwとの関係を記録し、記録した値から補償のための関数を作成する必要がある。特に、試験機においてロードセル4が実際に計量台2に装着されている状態と等価とし、しかも試験機に取り付けたことによって荷重出力Vwに影響がでないように、試験機を構成することは難しく、また、試験作業も面倒である。また、ロードセル4を製造した時点で個別に上記関数を作成することは、ロードセルを用いたトラックスケールのコストアップとなる。
そこで、この実施形態では、計量台2に各ロードセル4を取り付けた状態で、計量台2上に重量が既知の物体、例えば分銅を載せ、そのときに生じた各ロードセル4のデジタル荷重出力DVwと曲げ歪み量とを、図8に示すように、重量指示計40に伝送するように構成し、重量指示計40において、傾斜と誤差との関係を定めるように構成してある。
なお、重量指示計40は、各ロードセル4からのデジタル荷重出力DVwや曲げ歪み量を受ける入出力回路42と、入出力回路42からデジタル荷重出力DVwや曲げ歪み量を受けて演算処理する演算手段、例えばCPU44と、CPU44に行わせる処理プログラムや処理に伴うデータを記憶している記憶手段、例えばメモリ46と、処理に伴う指示を入出力回路42を介してCPU44に与える入力部48と、処理の途中のデータや処理結果をCPU44から入出力回路42を介して受けて表示する表示部50とを備えている。
上記の関係を定める前提として、各ロードセル4には、通常のロードセルと同様に、スパン調整とリニア補償とが行われている。スパン調整とリニア補償とが行われた各ロードセル4を計量台2に取り付けた状態で、計量器としてのリニア及びスパン調整が行われる。
その後に、入力部48を操作して、CPU44を傾斜誤差調整モードとする。この傾斜誤差調整モードにおいて、図4に示したトラックスケールが例えば最大容量が40tであるとすると、計量台2に10t、20t、30t、40tの分銅が順に積載される。分銅が搭載されるごとに、各ロードセル4からデジタル荷重出力DVwと曲げ歪み量とが重量指示計40に供給される。
これら分銅の4つの重量に対応させて、mを1、2、3、4とする。分銅mを載荷時の各ロードセル4のデジタル荷重出力DVwをw1m、w2m、w3m、w4m(例えば分銅重量が10tの場合、w11、w21、w31、w41)と、曲げ歪み量をi1m、i2m、i3m、i4m(例えば分銅重量が10tの場合、i11、i21、i31、i41)とする。
分銅を載荷するごとに、CPU44は、荷重合計値Wam=w1m+w2m+w3m+w4mと、曲げ歪み量の合計値Iam=i1m+i2m+i3m+i4mとを、それぞれ求め、さらにIamから、曲げ歪み量の代表値として例えば平均値Iaam(=Iam/4)を求める。これら求められた値は、表示部50に表示される。
そして、CPU44は、入力部48からの指示によって、Wamの値の正しい分銅重量に対する誤差em(例えば分銅重量が10tの場合、e1)を求める。即ち、e1、e2、e3、e4の値と、これら誤差に対応した平均値Iaa1、Iaa2、Iaa3、Iaa4とに基づいて、任意の負荷荷重Wxが計量台2上に載荷されたときの誤差Exをそのときの曲げ歪み量の平均値Iaaxによって求めることができる補償関数Ex=f(Iaax)をCPU44が定める。
例えば(0、0)、(e1、Iaa1)、(e2、Iaa2)、(e3、Iaa3)、(e4、Iaa4)の座標を通る3次関数としてEx=f(Iaax)を定める。具体的には、Ex=Y、Iaax=X、係数p1、p2、p3として、
Y=p1・X+p2・X+p3・X
に(e1、Iaa1)、(e2、Iaa2)、(e3、Iaa3)、(e4、Iaa4)を代入して3元1次方程式を解いて、係数p1、p2、p3を決定してExを定める。使用するデータの数によっては最小自乗法を用いて係数p1、p2、p3を定めてもよい。
或いは、(0、0)、(e1、Iaa1)を通る直線、(e1、Iaa1)、(e2、Iaa2)を通る直線、(e2、Iaa2)、(e3、Iaa3)を通る直線、(e3、Iaa3)、(e4、Iaa4)を通る直線それぞれを表す4つの1次関数の係数をそれぞれ定め、これら1次関数の組合せとして補償関数Exを定めることもできる。
或いは、(0、0)、(e1、Iaa1)、(e4、Iaa4)の座標を通る2次関数として補償関数Exを決定してもよい。この場合、Ex=Y、Iaax=X、係数p1、p2として、
Y=p1・X+p2・X
とする。
実際には、ロードセル4ごとに誤差を検出することが望ましいが、複数個のロードセル4を計量台2に組み込んだ状態では、計量台2上の負荷荷重が、各ロードセル4にどれだけの比率で分配されているか正確には判断できず、ロードセル4ごとに誤差を正確に求めることができない。そこで、ロードセル4のデジタル荷重出力DVxの合計値Wamと載荷された分銅の重量との誤差emと、各ロードセル4の曲げ歪み量の平均値との関係を求めている。補償関数Exを決定するCPU44が誤差決定手段に相当する。
なお、同じ分銅を計量台2上に載荷する場合でも、その載荷位置によって各ロードセル4の傾斜姿勢が異なるので、同じ分銅でも載荷位置によってIaaxの値は異なる。従って、補償関数Exを定める際、同じ荷重の分銅であっても、計量台2上への積載位置を変更して、Iaaxを測定し、多くの測定データを集めることが補償精度を高める上では望ましい。
そこで、この実施形態では、図9(a)に示すように、まず異なる荷重の分銅を計量台2上の異なる位置に載荷する。すなわち、10tの分銅は計量台2の中央付近の載荷位置aに載荷する。20tの分銅は、載荷位置aに近接する計量台2の中央付近の載荷位置bに載荷する。30tの分銅は計量台2の一端付近の載荷位置cに載荷する。40tの分銅は他端付近の載荷位置dに載荷する。その上で、同図(b)に示すように軽い分銅である10t、20tの分銅を載荷位置c、dにも載荷したり、同図(c)に示すように載荷位置a、bよりも更に中央に近い2つの位置a’、b’にも10t、20tの分銅を載荷したりする。これらによって得られたデータに基づいて、上述したように補償関数Exを定める。
実際に使用する際のデジタル荷重出力の合計値をWax、曲げ歪み量の平均値をIaaxとすると、補償関数Exはf(Iaax)で表されるので、CPU44は、誤差の補償式Wcを
Wc=Wax−f(Iaax)
と決定し、メモリ46に記憶する。
この補償関数Exの決定は、トラックスケールのような計量器において必ず必要な計量器としてのスパン調整及びリニア調整を行った後に、これら調整と同様な感覚で行え、特別な試験機等は不要である。
入力部48の操作によって使用モードの指示がCPU44に与えられた状態で、未知の荷重のトラックが計量台2に載ると、各ロードセル4は、デジタル荷重出力と曲げ歪み量とを重量指示計40に送信する。重量指示計40のCPU44は、各ロードセル4からのデジタル荷重出力をw1x、w2x、w3x、w4xとし、各ロードセル4からの傾斜角度αをi1x、i2x、i3x、i4xとすると、
Wax=w1x+w2x+w3x+w4x
Iax=i1x+i2x+i3x+i4x
Iaax=Iax/4
の演算を行い、このIaaxとWaxとを上述した誤差補償式に代入して、誤差補償した計量台2上の物品重量を算出し、表示部50に表示する。CPU44が補正手段に相当する。
上記の実施の形態では、各ロードセル4から重量指示計40にデジタル荷重出力と曲げ歪み量とをそれぞれ送信したが、ロードセル4や重量指示計40のCPU38、44の能力の都合で、使用モードでは各ロードセル4から荷重信号のみしか重量指示計40に送信できないことがある。この場合には、調整モードにおいて重量指示計40で求めた補償関数Ex=f(Iaax)を
ex=Ex/4
に修正して、各ロードセル4のCPU38に転送し、メモリ36に記憶させる。
使用モードにおいて、各ロードセル4では、未知の物品が計量台2に載荷されたときの当該ロードセル4のデジタル荷重出力をwnx、曲げ歪み量をinxとすると、当該ロードセル4での誤差の影響は、全体の誤差Exの1/4と判断して、exにおいてIaaxに代えてinxを代入して、推定誤差を求める。そして、wnxからexを減算して、補償を行う。この補償済みのデジタル荷重信号を重量指示計40に伝送する。重量指示計40では、各ロードセル4から伝送されてき補償済みのデジタル荷重信号を合計して、未知の物品の重量を推定し、表示部50に表示する。
このようにすると、使用モードにおいて各ロードセル4から重量指示計40に伝送するデータ数を減少させることができる。使用モードでは、各ロードセル4から重量指示計40には、ロードセル4の故障診断データ等も伝送する必要があることがあり、できるだけ各ロードセル4からの送信データ数を少なくすることができれば、重量指示計40のCPU44の負担が少なくなる。
上記の実施の形態では、各ロードセル4の起歪体6にx軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14a、y軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14bを設けて、起歪体6の曲げモーメントによる曲げ歪を検出したが、特開2001−255216号公報に開示されているように起歪体の正規姿勢からの傾斜角度θを測定する傾斜角検出センサを起歪体に設け、この傾斜角検出センサの検出した傾斜角度を使用することもできる。
上記の実施の形態では、4台のロードセル4を使用したが、その台数は2台以上であれば任意に変更することができる。また、各ロードセル4の曲げ歪み量の平均値を代表値として使用したが、これに限ったものではなく、例えば各曲げ歪み量の最大値、最小値、中央値、モードのうちいずれかを使用することもできる。また、上記の実施の形態では、各ロードセルの起歪体には起歪部6の横断面形状が正方形のものを示したが、これに限ったものではなく、図10に示すように起歪部6aの横断面形状が円形の起歪体を使用することもできる。この場合、x軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14aは、起歪部6aの中心に沿って考えたz軸に直交するx軸と起歪部6aの交点位置にそれぞれ設け、y軸方向曲げ歪検出用ストレインゲージ14bは、z軸及びx軸と直交するy軸と起歪部6aとの交点位置にそれぞれ設ける。
本発明の1実施形態のトラックスケールの底面図である。 図1のトラックスールに使用しているロードセルの部分破断斜視図である。 図2のロードセルの荷重検出用ストレインゲージによって構成したホイーストンブリッジ回路の回路図である。 図1のトラックスケールの計量台上にトラックが載った状態の側面図及び正面図である。 図2のロードセルの平面図である。 図2のロードセルのX軸歪検出用ストレインゲージによって構成したホイーストンブリッジ回路の回路図である。 図2のロードセルのブロック図である。 図1のトラックスケールのブロック図である。 図1のトラックスケールにおける分銅の載荷位置を示す図である。 図1のトラックスケールに使用する他のロードセルの平面図である。
符号の説明
2 計量台
4 ロードセル(荷重検出手段)
40 重量指示計(誤差決定手段、補正手段)

Claims (10)

  1. 計量台と、
    柱型の起歪体にストレインゲージを貼着してなり、前記計量台上に物品が載荷されたとき、前記起歪体が傾斜することがあるように前記起歪体が前記計量台を支持し、前記計量台上に物品が載荷されたことによる前記起歪体の傾斜に基づいて前記ストレインゲージの出力信号に誤差を含む複数の荷重検出手段と、
    前記計量台に既知の荷重が載荷されたときの前記各ストレインゲージの出力信号の合計値と前記既知の荷重との差と、前記計量台上への前記既知の荷重が載荷されたことによる前記各荷重検出手段の傾斜とに基づいて、前記各荷重検出手段の出力信号の合計値に含まれる誤差と前記各傾斜に基づく傾斜情報との関係を、前記傾斜情報を引数として表す誤差決定手段とを、
    具備し、前記各荷重検出手段は、型式が同一であっても前記誤差と前記傾斜との関係が異なるものであり、前記傾斜情報が前記傾斜の方向に沿って前記起歪体に発生した曲げモーメントの大きさに対応する曲げ歪み量である計量器における傾斜誤差決定装置。
  2. 請求項1記載の傾斜誤差決定装置を備えた計量器であって、前記計量台に荷重が未知の物品が載荷されたとき、前記各荷重検出手段の傾斜に基づく傾斜情報を前記誤差決定手段に入力して算出された誤差で、前記各荷重検出手段の出力信号の合計値を補正する補正手段を有する計量器。
  3. 請求項1記載の傾斜誤差決定装置を備えた計量器であって、
    前記計量台に荷重が未知の物品が載荷されたとき、前記各荷重検出手段の傾斜に基づく傾斜情報を前記誤差決定手段に入力して算出された誤差に関連する値で、前記各荷重検出手段の出力信号を個別に補正する補正手段と、
    補正された各出力信号の合計値を算出する算出手段とを、
    具備する計量器。
  4. 請求項1記載の傾斜誤差決定装置または請求項2若しくは3記載の計量器において、前記傾斜情報として、前記各荷重検出手段の傾斜を検出するように設けられた複数の傾斜検出手段の出力信号の代表値を使用する傾斜誤差決定装置または計量器。
  5. 請求項4記載の傾斜誤差決定装置または計量器において、前記代表値が平均値である傾斜誤差決定装置または計量器。
  6. 柱型の起歪体にストレインゲージを貼着してなり、傾斜姿勢に応じて前記ストレインゲージからの荷重出力信号に誤差を生じる複数の荷重検出手段によって支持されている計量台に、既知の荷重の物品を載荷し、
    前記既知の荷重の物品の載荷時の前記各荷重検出手段の荷重出力信号の合計値と前記既知の荷重との差を算出し、この差と前記既知の荷重の物品の載荷時の前記各荷重検出手段の傾斜による傾斜情報とに基づいて、前記各荷重検出手段の出力信号の合計値に含まれる誤差と傾斜情報との関係を、前記傾斜情報を引数として表す関数を決定し、前記各荷重検出手段は、型式が同一であっても前記誤差と前記傾斜との関係が異なるものであり、前記傾斜情報が、前記傾斜の方向に沿って前記起歪体に発生した曲げモーメントの大きさに対応する曲げ歪み量である
    計量器における傾斜誤差決定方法。
  7. 請求項6記載の傾斜誤差決定方法によって決定された前記関数を使用する計量方法であって、
    前記計量台上に荷重が未知の物品を載荷し、
    前記荷重が未知の物品の載荷時の前記各荷重検出手段の傾斜を測定し、
    測定された傾斜に基づく傾斜情報を前記関数に引数として供給して、誤差を算出し、
    算出された誤差で、前記各荷重検出手段の荷重出力信号の合計値を補正する
    計量方法。
  8. 請求項6記載の傾斜誤差決定方法によって決定された前記関数を使用する計量方法であって、
    前記計量台上に荷重が未知の物品を載荷し、
    そのときの前記荷重検出手段の傾斜を測定し、
    測定された傾斜に基づく傾斜情報を前記関数に引数として供給して、誤差を算出し、
    算出された誤差に関連する値で、前記各荷重検出手段の荷重出力信号を補正し、
    補正された各荷重出力信号の合計値を算出する
    計量方法。
  9. 請求項6記載の傾斜誤差決定方法または請求項7若しくは8記載の計量方法において、前記傾斜情報は、前記各荷重検出手段の傾斜を検出するように設けられた複数の傾斜検出手段の出力信号の代表値によって表される誤差決定方法または計量方法。
  10. 請求項9記載の傾斜誤差決定方法または計量方法において、前記代表値が平均値である誤差決定方法または計量方法。
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