JP4762783B2 - 自動車用エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用エンジンに関し、詳細には、補機類を含んだエンジン全体のクランク軸方向長さ(エンジン全長)を短縮できるようにしたカム軸や補機類の駆動機構の改善に関する。
自動車のエンジンルームという限られたスペース内に大排気量のエンジンを搭載するには、エンジン全長を可能な限り短縮することが要請される。このようなエンジン全長の短縮といった要請に応えるようにした自動車用エンジンとして、従来例えば、クランク軸とカム軸との間に中間軸を配置し、該中間軸の前端とクランク軸の前端とを動力伝達部材で連結し、上記中間軸の後端とカム軸の後端に配置されたバルブタイミング可変装置とを動力伝達部材で連結したものがある(特許文献1参照)。
特開2001−090549号公報
ところが上記従来の自動車用エンジンの場合、上記クランク軸の前端に上記中間軸駆動用の動力伝達部材を配置し、該動力伝達部材のさらに前方に補機類駆動用プーリを配置するとともに、クランク軸の左,右側方及び上記中間軸の上方に各種の補機類を配置し、該各補機類と上記プーリとを動力伝達部材で連結しているので、エンジン前壁面のクランク軸前方部分が全面に渡って上記補機類駆動機構の構成部品の分だけ前方に突出している。そのため、自動車に搭載する場合に、上記補機類駆動機構構成部品が、クランク軸と同じ高さ付近に搭載されている車両部品、たとえばステアリングユニットに干渉し易く、車両搭載性を勘案した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が十分得られないといった問題がある。
本発明は、特に車両搭載性を考慮した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が得られる自動車用エンジンを提供することを課題としている。
請求項1の発明は、エンジン出力がその一端部から取り出されるクランク軸と、該クランク軸で駆動されるカム軸及び補機類を備えた自動車用エンジンにおいて、
上記クランク軸とカム軸との間に、かつ該クランク軸と平行に配置された中間軸と、上記クランク軸を車両前後方向に向けて車体に搭載された状態で、上記中間軸の後端側に設けられ、上記クランク軸により上記中間軸を駆動する中間軸駆動機構と、上記中間軸の前端側に設けられ、該中間軸により上記補機類を駆動する補機類駆動機構及び上記中間軸により上記カム軸を駆動するカム軸駆動機構とを備え、車両側方から見たとき、上記補機類駆動機構及びカム軸駆動機構は、エンジン前壁面より前方に配置されていることを特徴としている。
請求項2の発明は、エンジン出力がその一端部から取り出されるクランク軸と、該クランク軸で駆動されるカム軸及び補機類を備えた自動車用エンジンにおいて、
上記クランク軸とカム軸との間に、かつ該クランク軸と平行に配置された中間軸と、上記クランク軸を車両前後方向に向けて車体に搭載された状態で、上記中間軸の後端側に設けられ、上記クランク軸により上記中間軸を駆動する中間軸駆動機構と、上記中間軸の前端側に設けられ、該中間軸により上記補機類を駆動する補機類駆動機構及び上記中間軸により上記カム軸を駆動するカム軸駆動機構とを備え、車両側方から見たとき、上記中間軸駆動機構は、エンジン後壁面とクラッチ機構との間に配置されていることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項において、上記クランク軸の前端面はエンジン前壁面と略面一をなしており、該エンジン前壁面にはクランク軸の前端面を覆うカバーが着脱可能に装着されていることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項1において、上記エンジンは、Vバンクをなすように配置された一側,他側シリンダ部を有するV型エンジンであり、上記中間軸は、上記Vバンクの底部に配置されていることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項において、上記Vバンクの底部にクランク軸と平行でかつエンジン全長に渡る凹状溝が形成され、該凹状溝内に上記中間軸が配置されていることを特徴としている。
請求項の発明は、請求項において、上記凹状溝は、蓋板により開閉可能に覆われていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、クランク軸とカム軸との間に中間軸を配置し、該中間軸の一端側に中間軸駆動機構を、他端側に補機類駆動機構及びカム軸駆動機構を配置したので、該エンジンの他端側のクランク軸高さ付近に、補機類駆動用動力伝達部材やカム軸駆動用動力伝達部材が位置することはなく、従って該エンジンの他端側に上述のステアリングユニット等の車両部品が位置するように該エンジンを車体に搭載することにより、車両搭載性を勘案した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が得られる。
また、上記クランク軸を車両前後方向に向けて車体に搭載した状態で、上記中間軸駆動機構を上記中間軸の後端側に配置し、上記補機類駆動機構及びカム軸駆動機構を上記中間軸の前端側に配置したので、該エンジンの前端側のクランク軸高さ付近に、補機類駆動用動力伝達部材やカム軸駆動用動力伝達部材が位置することはなく、従って該エンジンの前端側に上述のステアリングユニット等の車両部品が位置するように該エンジンを車体に搭載することにより、車両搭載性を勘案した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が得られる。
さらにまた、車両側方から見たとき、上記補機類駆動機構及びカム軸駆動機構は、エンジン前壁面より前方に配置されているので、エンジン前壁面のクランク軸高さ付近に動力伝達部材の存在しない空間が形成されており、該空間に上述のステアリングユニット等の車両部品が位置するように該エンジンを車体に搭載することにより、車両搭載性を勘案した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が得られる。
請求項の発明によれば、車両側方から見たとき、上記中間軸駆動機構は、エンジン後壁面とクラッチ機構との間に配置されているので、中間軸駆動機構の動力伝達部材が上述の車両部品と干渉することはなく、この点からも車両搭載性を改善できる。
請求項の発明によれば、上記クランク軸の前端面はエンジン前壁面と略面一をなしており、該エンジン前壁面にはクランク軸の前端面を覆うカバーが着脱可能に装着されているので、該カバー付近に動力伝達部材の存在しない空間が形成されており、該空間に上述のステアリングユニット等の車両部品が位置するように該エンジンを車体に搭載することにより、車両搭載性を勘案した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が得られる。
請求項の発明によれば、V型エンジンの場合に、上記中間軸をVバンクの底部に配置したので、Vバンク空間を利用して中間軸を配置できる。特に、請求項の発明のように、Vバンクの底部に凹状溝を形成し、該凹状溝内に上記中間軸を配置した場合には、Vバンク空間をより有効に利用できる。さらにまた、請求項の発明のように、上記凹状溝を、蓋板により開閉可能に覆った場合には、中間軸の組み付け作業を容易に行うことができる。
以下本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施形態に係る自動車用V型エンジンを説明するための図である。なお、本実施形態における前後左右とは、運転席に着座した状態で見た場合の前後左右を意味する。
図において、1は自動車の車体前部に形成されたエンジンルームを示す。該エンジンルーム1は、左右のサイドフレーム1a,1aと、該左,右のサイドフレーム1a,1aの前端部同士,後端部同士を接続するラジエータグリル1c,バルクヘッド1dと、該バルクヘッド1dの上側にて車幅方向に延びるように配置されたカウルパネル1eとを有する。なお、1gはエンジンの熱がバルクヘッド1dを通って車室側に伝達されるのを抑制するヒートシール、1fはフロントサスペンションを支持するストラットタワー、1hは左,右のストラットタワー同士を連結するタワーバーであり、35は左右のフロントサスペンションを連結するスタビバーである。
また上記エンジンルーム1内には、エンジンを車体に搭載するためのサブフレーム2が配設されている。このサブフレーム2は、前,後に配置されて車幅方向に延びる前,後のクロスフレーム2a,2bと、車両前後方向に延び、前,後のクロスフレーム2a,2bの左端部同士,右端部同士を接続する左,右フレーム2c,2cとを有する平面視略矩形状のものである。
また上記エンジンルーム1の下側にはフロアパネル3が配置され、該フロアパネル3は上記サブフレーム2の下面に取り付けられている。また上記エンジンルーム1の上端開口部は、ボンネット4により開閉される。
さらにまた、34はステアリングユニットであり、該ユニット34は、車室内に配置されたステアリングホイールから車両前方斜め下方に延びるステアリングシャフト34bと、車幅方向に延びて左右の前輪に連結されるタイロッド34aと、上記ステアリングシャフト34bの回転をタイロッド34aの軸方向移動に変換するギヤボックス34cとを有する。
ここで、上記サブフレーム2上に、エンジン5が図示しないエンジン取付ダンパを介して搭載される。特に既存の車体に搭載されるエンジンを新たに開発する場合、上記サブフレーム2,ステアリングユニット34,スタビバー35,バルクヘッド1d等の車両部品との干渉が生じないように考慮する必要がある。
上記エンジン5は、水冷式4サイクルV型12気筒エンジンであり、以下の概略構造を有する。該エンジン5のシリンダブロック6は、クランクケースの上半部を構成するアッパケース部6aを有し、該アッパケース部6aの下合面にはクランクケースの下半部を構成するロアケース7が結合され、該ロアケース7の下合面にはオイルパン8が結合されている。
ここで本実施形態エンジン5では、いわゆるドライサンプ方式の潤滑機構を採用することにより、上記オイルパン8を、潤滑油の回収が可能な最小限の深さを有するものとしている。さらに上記オイルパン8の底面には凹部8aが形成されている。この凹部8aに上記サブフレーム2の後クロスフレーム2bを位置させることと、オイルパン8自体の深さを浅いものとしたことにより、エンジン5の搭載高さが低くなっている。
また上記シリンダブロック6の上部には左,右のシリンダ部6b,6bがVバンクをなすように一体形成されている。さらにまた上記左,右のシリンダ部6b,6bの上合面には左,右のシリンダヘッド9,9が結合され、該各シリンダヘッド9,9の上合面にはヘッドカバー10,10が装着されている。
上記左,右のシリンダ部6bのシリンダボア6c内に挿入配置された左,右のピストン11は左,右のコンロッド12を介してクランク軸13に連結されている。このクランク軸13は、上記各シリンダボア6cのクランク軸方向両側に位置するように形成された7組のジャーナル部13aと、上記各シリンダボア6cに対応するように形成された6組のクランクピン13bと、該各クランクピン13bと上記ジャーナル部13aとを接続するクランクアーム部13cと、該各クランクアーム部13cの反クランクピン13b側に形成されたウェイト部13dとを有する。なお、上記クランクピン13bに上記コンロッド12の大端部が連結されている。
上記クランク軸13のジャーナル部13aは、上記アッパケース部6aとロアケース7との合面部分に配置されており、該アッパケース部6aに形成されたアッパ軸受部6dと、ロアケース7に形成されたロア軸受部7aとにより、軸受メタルを介して軸支されている。
上記クランク軸13の前端面13eは上記アッパケース部6a及びロアケース7の前壁面bと略面一をなしており、該前壁面bに着脱可能に装着されたカバー7bで覆われている。また上記アッパケース部6a及びロアケース7の後壁面cには取付ブラケット7cを介してクラッチ機構14のハウジング14aが接続されている。そして上記クランク軸13の後端部13fは上記アッパケース部6a及びロアケース7の後壁面cから後方に突出し、該突出部に上記クラッチ機構14のクラッチ軸14bが接続されている。
また上記左,右のシリンダヘッド9の下合面部分には燃焼凹部9aが凹設されており、該燃焼凹部9aには吸気ポート9b,排気ポート9cが開口している。該排気ポート9cの外部開口には排気管17が接続され、吸気ポート9bの外部開口には吸気管18が接続されている。上記吸気ポート9b及び上記吸気管18は、Vバンク内を上方かつ幅方向外方に屈曲するよう延長され、左,右シリンダ部6b,6b毎に設けられた左,右のサージタンク19,19に接続されている。このサージタンク19はエンジン全長と略同じ長さを有する横断面矩形状の箱体であり、ヘッドカバー10の上方にクランク軸と平行に配置されている。なお、22は燃料噴射弁であり、これは吸気ポート9b内に、かつ吸気弁15の弁頭の裏面に向けて燃料を噴射する。
上記吸気ポート9b,排気ポート9cの燃焼室側開口は、吸気弁15,排気弁16により開閉される。上記排気弁16は排気カム軸21により開閉駆動される。なお、該排気カム軸21は、上記クランク軸13により後述の中間軸24を介して回転駆動される。
上記吸気弁15は、可変動弁機構20により開閉駆動される。この可変動弁機構20は、吸気カム軸20aの回転により揺動カム20bを揺動させ、該揺動カム20bの揺動により中間ロッカ20cを介してロッカアーム20dを揺動させ、もって吸気弁15を軸方向に進退させるようになっている。上記可変動弁機構20は、上記中間ロッカ20cをロッカアーム20dのアーム長さ方向に進退させることにより、吸気弁15の開閉タイミング,開期間及びリフト量を自由に制御可能となっている。
そして上記シリンダブロック6のVバンクの底壁部、つまり左,右のシリンダ部6b,6bの境界部には、凹状溝6fがエンジン全長に渡るように形成されており、該凹状溝6fの上端開口は蓋板23で開閉可能に覆われている。この凹状溝6fと蓋板23とでエンジン全長に渡るクランク軸と平行なトンネルaが形成されている。
そして上記トンネルa内に中間軸24が上記クランク軸13と平行に配設されており、該中間軸24の後端部及び前端部は上記凹状溝6fの底面から上方に突出するように形成された軸受部6g,6gにより軸支されている。なお、36は上記凹状溝6fの下方にクランク軸と平行に延びるように形成されたオイル孔であり、後述のフィードポンプから供給された潤滑油がこのオイル孔36から分岐孔36a等を通って所要の被潤滑部に供給される。
また上記中間軸24の後端部(一端部)には、上記クランク軸13により中間軸24を回転駆動する中間軸駆動機構25が配設されている。この中間軸駆動機構25は、上記クランク軸13の後端部13fに形成された駆動スプロケット25aと、上記中間軸24の後端部に取り付けられた従動スプロケット25bとを伝動チェン25cで連結した構造のものである。なお、上記クランク軸13と中間軸24とを歯車列で連結することにより中間軸駆動機構を構成しても勿論構わない。
また上記エンジン5の右側部にはオイルポンプ26が配置されており、該オイルポンプ26の入力軸に装着された入力スプロケット26aにテンショナ25dを介在させて上記伝動チェン25cが巻回されている。上記入力スプロケット26a,駆動スプロケット25a,テンショナ25d及び上記従動スプロケット25bは、クランク軸と直交し、かつ上記アッパケース部6a及びロアケース7の後壁面cと略一致する同一平面上に配置されている。また、上記オイルポンプ26は、エンジン底部に落下したエンジンオイルを図示しないオイルタンクに回収するスカベンジングポンプと、該オイルタンク内のオイルを所要の被潤滑部に供給するフィードポンプとを同軸配置した構造のものである。また上記オイルポンプ26は、上記入力スプロケット26aがエンジン後端面c側に位置し、ポンプ本体がこれより前側に位置するように配置されている。
上記中間軸24の前端部(他端部)には、該中間軸24により吸気カム軸20a及び排気カム軸21を回転駆動するカム軸駆動機構27と、上記中間軸24により各種の補機類を回転駆動する補機類駆動機構28が配設されている。
上記カム軸駆動機構27は、上記中間軸24の前端部に設けられたカム駆動プーリ27aと、上記吸気カム軸20a,排気カム軸21の前端部に設けられた吸気,排気カムプーリ27b,27cとをタイミングベルト27dで連結した構造のものである。なお、27eはガイドプーリである。
上記補機類駆動機構28は、上記中間軸24の、上記カム駆動プーリ27aの前面に隣接するように配置された補機駆動プーリ28aと、エンジン右側に配置されたオルタネータ29,左側に配置されたウォータポンプ30及びVバンク上方に配置されたパワステポンプ31の入力軸に装着された各プーリ28b,28c,28dをタイミングベルト28eで連結した構造のものである。ここで上記パワステポンプ31,上記オルタネータ29及びウォータポンプ30は、少なくともこれらの軸線が上記クランク軸13の軸線より高所に位置するように配置されている。
また上記オルタネータ29の下側にはエアコン用コンプレッサ32が配置されており、該コンプレッサ32の入力軸に装着されたプーリ32aは、上記オルタネータ29の入力軸に上記プーリ28bと同軸配置されたプーリ29aにベルト33で連結されている。なお、上記コンプレッサ32は、上記プーリ32aがエンジン前壁面bより後方に位置するように配置されている。従って、側方から見たとき、上記エンジン5の前面壁bのクランク軸13高さ付近には補機類駆動機構28の構成部品等の存在しない空きスペースdが形成されている。
本実施形態によれば、クランク軸13とカム軸20a,21との間に、つまりクラン軸13より高所に中間軸24を配置し、該中間軸24の後端側に中間軸駆動機構25を、前端側に補機類駆動機構28及びカム軸駆動機構27を配置したので、該エンジンの前壁面bのクランク軸高さ付近に、補機類駆動機構28やカム軸駆動機構27の構成部品等が位置することはなく、前壁面bのクランク軸高さ付近に空きスペースdが形成されている。従って該空きスペースdを、例えばステアリングユニット34のタイロッド34aが通るように該エンジン5を車体に搭載することにより、車両搭載性を勘案した場合のエンジン全長の実質的な短縮効果が得られる。
また補機類駆動機構28及びカム軸駆動機構27の両方の構成部品がクランク軸13より上方に位置しているので、該エンジン5を低く搭載しても上記構成部品が上記タイロッド34a等と干渉するのを回避できるので、エンジン5を低く搭載でき、その結果、ボンネット4の高さを低くできる等デザイン上の自由度を拡大できる。さらにまた、オイルパン8の底面に凹部8aを形成したので、サブフレーム2の後クロスフレーム2bとの干渉を回避でき、この点からもエンジン5を低く搭載できる。なお、図1,図2において、二点鎖線で示されているエンジン5′は従来のエンジンであり、これに比べて本実施形態エンジン5が全長,全幅及び高さがともコンパクトになっていることが判る。
また本実施形態では、中間軸駆動機構25を、エンジン後壁面cとクラッチ機構14との間に配置したので、該中間軸駆動機構25の構成部品が上述の車両部品と干渉することはなく、この点からも車両搭載性を改善できる。
また本実施形態では、上記クランク軸13の前端面13eをエンジン前壁面bと略面一をなすように形成し、該エンジン前壁面bに上記前端面13eを覆うカバー7bを着脱可能に装着したので、該カバー7b付近に補機類駆動機構28やカム軸駆動機構27の構成部品の存在しない空きスペースdを確実に形成することができ、該空きスペースdに上述のタイロッド34aを位置させることができ、該エンジン5の車両搭載性を改善できる。
また、Vバンクの底部に凹状溝6fを形成し、これに中間軸24を配置したので、Vバンク空間を有効に利用でき、さらにまた、上記凹状溝6fを、蓋板23により開閉可能に覆ったので、中間軸24の組み付け作業性を改善できる。
なお、上記実施形態では、中間軸駆動機構25によりオイルポンプ26をも駆動する場合を説明したが、中間軸駆動機構25では中間軸24のみを駆動し、他の補機類等は駆動しないように構成しても良いし、逆に中間軸駆動機構25によりさらに他の補機類をも駆動するように構成しても良い。また補機類駆動機構28により駆動する補機類の種類については、上記実施形態に限定されるものでないことは言うまでもない。
本発明をV型エンジンに適用した場合を説明したが、本発明の適用範囲は、V型エンジンに限定されるものではなく、例えば直列多気筒エンジンにも本発明を適用可能である。
また上記実施形態では、車体前部に搭載されるエンジンの場合を説明したが、本発明は車体後部に搭載されるエンジンにも適用可能である。
本発明の一実施形態に係るエンジンの車体搭載状態を示す断面側面図である。 上記エンジンの車体搭載状態を示す正面図である。 上記エンジンの補機類駆動機構及びカム軸駆動機構を示す正面図である。 上記エンジンの断面正面図である。 上記エンジンの中間軸駆動機構,補機類駆動機構,カム軸駆動機構を示す斜視図である。 上記エンジンが搭載されるエンジンルームを示す斜視図である。
符号の説明
5 エンジン
6b 一側,他側シリンダ部
6f 凹状溝
7b カバー
13 クランク軸
13e クランク軸の前端面
14 クラッチ機構
20a,21 カム軸
23 蓋板
24 中間軸
25 中間軸駆動機構
27 カム軸駆動機構
28 補機類駆動機構
b エンジン前壁面
c エンジン後壁面

Claims (6)

  1. エンジン出力がその一端部から取り出されるクランク軸と、該クランク軸で駆動されるカム軸及び補機類を備えた自動車用エンジンにおいて、
    上記クランク軸とカム軸との間に、かつ該クランク軸と平行に配置された中間軸と、
    上記クランク軸を車両前後方向に向けて車体に搭載された状態で、上記中間軸の後端側に設けられ、上記クランク軸により上記中間軸を駆動する中間軸駆動機構と、
    上記中間軸の前端側に設けられ、該中間軸により上記補機類を駆動する補機類駆動機構及び上記中間軸により上記カム軸を駆動するカム軸駆動機構とを備え、
    車両側方から見たとき、上記補機類駆動機構及びカム軸駆動機構は、エンジン前壁面より前方に配置されていることを特徴とする自動車用エンジン。
  2. エンジン出力がその一端部から取り出されるクランク軸と、該クランク軸で駆動されるカム軸及び補機類を備えた自動車用エンジンにおいて、
    上記クランク軸とカム軸との間に、かつ該クランク軸と平行に配置された中間軸と、
    上記クランク軸を車両前後方向に向けて車体に搭載された状態で、上記中間軸の後端側に設けられ、上記クランク軸により上記中間軸を駆動する中間軸駆動機構と、
    上記中間軸の前端側に設けられ、該中間軸により上記補機類を駆動する補機類駆動機構及び上記中間軸により上記カム軸を駆動するカム軸駆動機構とを備え
    車両側方から見たとき、上記中間軸駆動機構は、エンジン後壁面とクラッチ機構との間に配置されていることを特徴とする自動車用エンジン。
  3. 請求項において、上記クランク軸の前端面はエンジン前壁面と略面一をなしており、該エンジン前壁面にはクランク軸の前端面を覆うカバーが着脱可能に装着されていることを特徴とする自動車用エンジン。
  4. 請求項1において、上記エンジンは、Vバンクをなすように配置された一側,他側シリンダ部を有するV型エンジンであり、上記中間軸は、上記Vバンクの底部に配置されていることを特徴とする自動車用エンジン。
  5. 請求項において、
    上記Vバンクの底部にクランク軸と平行でかつエンジン全長に渡る凹状溝が形成され、該凹状溝内に上記中間軸が配置されていることを特徴とする自動車用エンジン。
  6. 請求項において、
    上記凹状溝は、蓋板により開閉可能に覆われていることを特徴とする自動車用エンジン。
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