JP4762315B2 - 車両用交流発電機 - Google Patents

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Description

この発明は、ランデル型回転子を有する車両用発電機に関し、特に爪状磁極部の根元部における磁気飽和を緩和し、漏れ磁束の増加を抑えて爪先端部まで十分な磁束を確保できる回転子構造に関するものである。
ランデル型回転子は、円柱状のボス部、ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部、および一対の継鉄部のそれぞれから軸方向に延設されて互いに噛み合う爪状磁極部を有するロータコアと、ボス部、継鉄部および爪状磁極部に囲まれた界磁コイル収納空間内に巻装された界磁コイルと、を備えている。
ここで、爪状磁極部に十分な磁束を通過させるためには、爪状磁極部の断面積を大きくする必要がある。一方、爪状磁極部の断面積を大きくすると、爪状磁極部の周方向側面の面積が大きくなる。これにより、隣り合う爪状磁極部の周方向に対向する面積が増大し、漏洩磁束が多くなる。そこで、両者のバランスをとるために、断面積が基部から先端部にかけて順次小さくなるように爪状磁極部を先細り形状としている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−26444号公報
従来の回転子では、一対の継鉄部がロータコアの軸方向中心に対して対称な位置関係に形成されており、かつ界磁コイルの巻装スペースを確保する必要があるため、爪状磁極部の根元部の磁路断面積を過度に大きくすることができなかった。このため、爪状磁極部の根元部の磁束密度が高くなり、磁束が爪状磁極部の先端部まで十分に行き届かないという問題があった。
本出願人は、このような状況に鑑み、各継鉄部の爪状磁極部間の部位の軸方向厚みを縮小することが回転子における磁気回路の磁気抵抗増大につながらないことに着目してこの発明をするに至ったものである。つまり、従来の回転子では、ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部は同一の軸方向厚みを有するリング状に形成されており、爪状磁極部を先細り形状として、根元部での磁気飽和の緩和と、周方向における漏洩磁束の低減とを実現させている。しかし、この発明は、爪状磁極部の根元部における継鉄部の部位の断面積を増大させ、その断面積の増大分だけ爪状磁極部の根元部に対向する他側の継鉄部の部位の断面積を縮小して、界磁コイルの巻装スペースを維持しつつ、爪状磁極部の根元部の磁路断面積を増大させるものであり、従来の技術とは、全く異なる技術的思想に基づいてなされたものである。
この発明は、爪状磁極部の根元部の継鉄部の部位の断面積を増大させ、かつ相対する継鉄部の部位の断面積を縮小して、界磁コイルの巻装スペースを確保しつつ、爪状磁極部の根元部の磁路断面積を大きくして、爪状磁極部の根元部における磁気飽和を緩和し、爪先端部まで十分な磁束が確保できるランデル型回転子を備えた車両用発電機を得ることを目的とする。
この発明による車両用発電機は、柱状のボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部、および該一対の継鉄部のそれぞれから軸方向に延設されて互いに噛み合う複数の爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通されたシャフトに固着されたポールコアと、上記ボス部、上記一対の継鉄部および上記爪状磁極部に囲まれた界磁コイル収納空間内に収納されている界磁コイルと、を有する回転子を備えている。そして、凸部が上記爪状磁極部のそれぞれの根元部の上記継鉄部の部位の内壁面に突設され、かつ凹部が上記凸部に相対する上記継鉄部の部位の内壁面に凹設されている。さらに、上記界磁コイルが配置される領域の形状が、上記ポールコアの軸心を含む平面における断面形状を周方向に関してほぼ一定とし、かつ上記爪状磁極部のそれぞれの位置で軸方向に交互に蛇行する波状に構成されている。
この発明によれば、凸部が爪状磁極部のそれぞれの根元部の継鉄部の部位の内壁面に突設されているので、爪状磁極部の根元部における磁路断面積が増大され、爪状磁極部の根元部における磁気飽和を緩和し、爪先端部まで十分な磁束が確保できる。また、凸部と凹部とが一対の継鉄部の相対する内壁面に形成されているので、界磁コイルの巻装スペースが一定に維持される。さらに、凹部が周方向に隣接する爪状磁極部間に位置しているので、磁気回路における磁気抵抗を増大させない。
この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子における回転子鉄心の組立状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子における回転子鉄心を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子を径方向外方からみた状態を平面的に示す展開図である。 図4において爪状磁極部を省略した状態を平面的に示す展開図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの巻装状態を説明する図である。 従来の車両用発電機の回転子における界磁コイルの巻装状態を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機における爪状磁極部から空隙に発生している磁束密度の径方向成分の分布を示す図である。 従来の車両用発電機における爪状磁極部から空隙に発生している磁束密度の径方向成分の分布を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの巻装状態を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの作製方法を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの断面形状を説明する図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の構成を模式的に示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子における回転子鉄心の組立状態を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子における回転子鉄心を示す分解斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子を径方向外方からみた状態を平面的に示す展開図、図5は図4において爪状磁極部を省略した状態を平面的に示す展開図である。
図1において、車両用発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミ製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるケース4と、シャフト16をケース4に軸受5を介して支持されて、ケース4内に回転自在に配設された回転子13と、ケース4のフロント側に延出するシャフト16の端部に固着されたプーリ6と、回転子13の軸方向の両端面に固定されたファン7と、回転子13に対して一定の空隙を有して、回転子13の外周を囲繞するようにケース4に固定された固定子10と、シャフト16のリヤ側に固定され、回転子13に電流を供給する一対のスリップリング8と、各スリップリング8に摺動するようにケース4内に配設された一対のブラシ9と、を備えている。なお、図示していないが、固定子10で生じた交流を直流に整流する整流器、固定子10で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器などがケース4内に配設されている。
固定子10は、円筒状の固定子鉄心11と、固定子鉄心11に巻装され、回転子13の回転に伴い、界磁コイル14からの磁束の変化で交流が生じる固定子コイル12と、を備えている。回転子13は、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁コイル14と、界磁コイル14を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア15と、ポールコア15の軸心位置に貫装されたシャフト16と、を備えている。
ポールコア15は、図2および図3に示されるように、それぞれ例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された第1および第2ポールコア体17,21に分割構成されている。
第1ポールコア体17は、シャフト挿通穴が軸心位置に穿設された円柱状の第1ボス部18と、第1ボス部18の一端縁部から径方向外側に延設された厚肉リング状の第1継鉄部19と、第1継鉄部19の外周部から軸方向他端側に延設された第1爪状磁極部20とを有している。第1爪状磁極部20は、その最外径面形状を略台形形状とし、周方向幅が先端側に向かって徐々に狭くなり、かつ、径方向厚みが先端側に向かって徐々に薄くなる先細り形状に形成され、第1継鉄部19の外周部に周方向に等角ピッチで例えば8つ配列されている。
また、例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された、円弧の両端を直線で結んだ円弧形断面を有する柱状体の第1凸部25が、各第1爪状磁極部20の根元部の第1継鉄部19の部位の内壁面、第1爪状磁極部20の内径面および第1ボス部18の外周面に磁気的に結合状態に接合されている。さらに、第1凸部25の外周壁面と同等の内周面形状の内壁面とする第1凹部27が、周方向に隣接する第1爪状磁極部20間に位置する第1継鉄部19の部位の内壁面に凹設されている。
一方、第2ポールコア体21は、シャフト挿通穴が軸心位置に穿設された円柱状の第2ボス部22と、第2ボス部22の他端縁部から径方向外側に延設された厚肉リング状の第2継鉄部23と、第2継鉄部23の外周部から軸方向一端側に延出された第2爪状磁極部24とを有している。第2爪状磁極部24は、その最外径面形状を略台形形状とし、周方向幅が先端側に向かって徐々に狭くなり、かつ、径方向厚みが先端側に向かって徐々に薄くなる先細り形状に形成され、第2継鉄部23の外周部に周方向に等角ピッチで例えば8つ配列されている。
また、例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された、円弧の両端を直線で結んだ円弧形断面を有する柱状体の第2凸部26が、各第2爪状磁極部24の根元部の第2継鉄部23の部位の内壁面、第2爪状磁極部24の内径面および第2ボス部21の外周面に磁気的に結合状態に接合されている。さらに、第2凸部26の外周壁面と同等の内周面形状の内壁面とする第2凹部28が、周方向に隣接する第2爪状磁極部24間に位置する第2継鉄部23の部位の内壁面に凹設されている。なお、第1凸部25と第2凸部26とが磁性体部品であり、かつ同一形状である。
そして、第1および第2ポールコア体17,21は、第1および第2爪状磁極部20,24を噛み合わせて対向させ、かつ、第1および第2ボス部18,22の端面同士を突き合わせた状態で、第1および第2ボス部18,22のシャフト挿通穴に圧入されたシャフト16に固着されている。
また、第1凸部25と第1凹部27とが周方向に交互に配列され、第2凸部26と第2凹部28とが周方向に交互に配列されている。さらに、第1凸部25と第2凹部28とが互いに相対し、第2凸部26と第1凹部27とが互いに相対している。そこで、第1および第2ボス部18,22、第1および第2継鉄部19,23および第1および第2爪状磁極部20,24で囲まれた界磁コイル収納空間29、即ち界磁コイル14が配置される領域の形状は、図4乃至図6に示されるように、ポールコア15の軸心を含む平面における略5角形の断面形状を周方向に関してほぼ一定とし、第1および第2爪状磁極部20,24の位置で軸方向に交互に蛇行する波状に構成される。
なお、界磁コイル14は、例えば断面円形の導体線をボビン(図示せず)に軸方向に多列に、かつ径方向に多層に巻回されて、この界磁コイル収納空間29内に装着される。この時、界磁コイル14は、図4乃至図6に示されるように、ポールコア15の軸心を含む平面における矩形断面形状を周方向に関して一定とし、界磁コイル収納空間29の内面形状に適合して軸方向に交互に蛇行する波状に巻装されている。
つぎに、この回転子13が組み込まれた車両用発電機1の動作について説明する。
まず、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ9およびスリップリング8を介して回転子13の界磁コイル14に供給され、磁束が発生される。この磁束により、第1ポールコア体17の第1爪状磁極部20がN極に着磁され、第2ポールコア体21の第2爪状磁極部24がS極に着磁される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ6を介してシャフト16に伝達され、回転子13が回転される。そこで、回転磁界が固定子10の固定子コイル12に与えられ、起電力が固定子コイル12に発生する。この交流の起電力が整流器で直流電流に整流され、バッテリが充電され、或いは、電気負荷に供給される。
ここで、磁束が、第1爪状磁極部20から空隙を通って固定子鉄心11に入り、再び空隙を通って隣の第2爪状磁極部24に入り、第2継鉄部23、第2ボス部22、第1ボス部18および第1継鉄部19を通って第1爪状磁極部20に流れる磁気回路が構成される。この時、周方向に隣接する第1爪状磁極部20間に位置する第1継鉄部19の部位と周方向に隣接する第2爪状磁極部24間に位置する第2継鉄部23の部位とは、上述の磁気回路から外れている。従って、周方向に隣接する第1爪状磁極部20間に位置する第1継鉄部19の部位に第1凹部27を形成すること、さらには周方向に隣接する第2爪状磁極部24間に位置する第2継鉄部23の部位に第2凹部28を形成することは、上述の磁気回路の磁気抵抗の増加にはつながらない。
つぎに、この発明の効果について、従来技術と比較しつつ、説明する。図6はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの巻装状態を説明する図であり、図6の(a)は図4のA−A矢視断面図、図6の(b)は図4のB−B矢視断面図、図6の(c)は図4のC−C矢視断面図、図6の(d)は図4のD−D矢視断面図である。図7は従来の車両用発電機の回転子における界磁コイルの巻装状態を説明する図である。
この界磁コイル14は、図6に示されるように、一定の矩形断面を有し、第1爪状磁極部20の下方位置で第2継鉄部23側に、かつ第2爪状磁極部24の下方位置で第1継鉄部19側に、交互にシフトする波状に巻装されている。そして、第1爪状磁極部20の根元部では、第1継鉄部19と第1凸部25とにより磁路断面積が増大され、相対する第2継鉄部23の部位では、第2凹部28の存在により、磁路断面積が縮小されている。同様に、第2爪状磁極部24の根元部では、第2継鉄部23と第2凸部26とにより磁路断面積が増大され、相対する第1継鉄部19の部位では、第1凹部27の存在により、磁路断面積が縮小されている。
一方、従来の回転子50における界磁コイル51は、図7に示されるように、一定の矩形断面を有し、軸方向に関してシフトすることなく、円筒状に巻装されている。つまり、第1継鉄部52および第2継鉄部54の軸方向厚み(肉厚)は同じであり、第1爪状磁極部53の根元部の第1継鉄部52の肉厚および第2爪状磁極部55の根元部の第2継鉄部54の肉厚が同じである。
このように、この回転子13では、従来の回転子50に比べて、磁束が第1爪状磁極部20に流れ込む根元部における磁路断面積、さらには磁束が第2爪状磁極部24から流れ込む根元部における磁路断面積を、従来の回転子50に比べて大きくすることができる。従って、第1および第2爪状磁極部20,24の根元部における磁気飽和を緩和でき、爪先端部まで十分な磁束が確保できる。
また、第1爪状磁極部20の根元部に第1凸部25を設け、かつ第1凸部25に対向する第2継鉄部23の部位に第2凹部28を設けている。さらに、第2爪状磁極部24の根元部に第2凸部26を設け、かつ第2凸部26に対向する第1継鉄部19の部位に第1凹部27を設けている。そこで、第1および第2凸部25,26を設けることに起因する界磁コイル収納空間29の縮小が回避され、界磁コイル14の巻装スペースを維持できる。
さらに、第1および第2爪状磁極部20,24が先細り形状に形成されているので、周方向に隣接する第1および第2爪状磁極部20,24間における漏れ磁束も低減できる。
ついで、この回転子13を用いた車両用発電機において、磁界解析した結果を示す。図8はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機における爪状磁極部から空隙に発生している磁束密度の径方向成分の分布を示す図、図9は従来の車両用発電機における爪状磁極部から空隙に発生している磁束密度の径方向成分の分布を示す図である。
図9から、空隙磁束密度で1Tを超える領域(図9中領域A)が、爪状磁極部の根元側に形成されていることがわかる。一方、図8から、空隙磁束密度で1Tを超える領域(図8中領域B)が、従来技術に比べ、増大しており、爪状磁極部の先端側まで拡大していることがわかる。つまり、本発明により、爪状磁極部の先端部の磁束量が改善されていることがわかる。従って、この発明によれば、磁束量を従来技術に比べて5〜10%も大きく増やすことができた。
従来、磁気飽和によって磁束量が不足すると、固定子コイルのターン数を増やして電圧を確保し、アイドリング付近でも発電が行えるようにターン数を選択していた。その結果、低速域での発電量は増加するものの、そのトレードオフ設計として、ターン数の増加によりインダクタンスが増加し、高速域での発電量が低下してしまう。
しかし、この発明では、爪状磁極部の根元部における磁路断面積を増加して磁気飽和を緩和しているので、従来問題となっていた磁束量の不足を回避できる。そこで、アイドリング付近でも十分な発電量を確保することができ、ターン数を少なく設計できる。これにより、低速域における発電量に加え、高速域における発電量も増やすことができる。
また、この実施の形態1では、第1および第2ポールコア体17,21とは別体で作製した磁性体部品である第1および第2凸部25,26を、第1および第2ポールコア体17,21に磁気的に結合状態に接合しているので、凸部および凹部が形成されたポールコア体を冷間鍛造製法で一体に作製する場合に比べ、簡易にポールコアを作製することができる。
実施の形態2.
図10はこの発明の実施の形態2に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの巻装状態を説明する図、図11はこの発明の実施の形態2に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの作製方法を説明する図、図12はこの発明の実施の形態2に係る車両用発電機の回転子における界磁コイルの断面形状を説明する図であり、図12の(a)は第1爪状磁極部の下方位置における界磁コイルの断面形状を示し、図12の(b)は第2爪状磁極部の下方位置における界磁コイルの断面形状を示している。
図10において、ポールコア15Aは、それぞれ例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された第1および第2ポールコア体17A,21Aに分割構成されている。
第1ポールコア体17Aは、シャフト挿通穴が軸心位置に穿設された円柱状の第1ボス部18と、第1ボス部18の一端縁部から径方向外側に延設されたリング状の第1継鉄部19Aと、第1継鉄部19Aの外周部から軸方向他端側に延設された第1爪状磁極部20とを有している。そして、第1ポールコア体17Aの軸心を含む平面における第1継鉄部19Aの内壁面と径方向となす角度θが、各第1爪状磁極部20の周方向中心位置で内側(第2ポールコア体21A側)に最大となり、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20間の周方向中心位置で外側(反第2ポールコア体21A側)に最大となるように、第1継鉄部19Aの内壁面を形成している。また、第1継鉄部19Aの内壁面は、軸方向に関して同一位置で第1ボス部18の外周壁面と交差している。さらに、第1継鉄部19Aの内壁面の最外径縁部は、第1爪状磁極部20の根元部で凸となる円弧と、周方向に隣り合う第1爪状磁極部20間で凹となる円弧とを連ねた波状に形成されている。
また、第2ポールコア体21Aは、シャフト挿通穴が軸心位置に穿設された円柱状の第2ボス部22と、第2ボス部22の他端縁部から径方向外側に延設されたリング状の第2継鉄部23Aと、第2継鉄部23Aの外周部から軸方向一端側に延設された第2爪状磁極部24とを有している。そして、第2ポールコア体21Aの軸心を含む平面における第2継鉄部23Aの内壁面と径方向となす角度θが、各第2爪状磁極部24の周方向中心位置で内側(第1ポールコア体17A側)に最大となり、周方向に隣り合う第2爪状磁極部24間の周方向中心位置で外側(反第1ポールコア体17A側)に最大となるように、第2継鉄部23Aの内壁面を形成している。また、第2継鉄部23Aの内壁面は、軸方向に関して同一位置で第2ボス部22の外周壁面と交差している。さらに、第2継鉄部23Aの内壁面の最外径縁部は、第2爪状磁極部24の根元部で凸となる円弧と、周方向に隣り合う第2爪状磁極部24間で凹となる円弧とを連ねた波状に形成されている。
そこで、第1および第2ポールコア体17A,21Aを組み合わせた際に、第1および第2ボス部18,22、第1および第2継鉄部19A,23Aおよび第1および第2爪状磁極部20,24で囲まれた界磁コイル収納空間29Aは、ポールコア15Aの軸心を含む平面における略5角形の断面形状を有し、断面形状の軸方向に相対する2側辺を互いに平行とし、その側辺間の軸方向距離を周方向に関してほぼ一定とし、かつ側辺を第1および第2爪状磁極部20,24毎に、即ち極毎に逆向きに傾斜させて構成されている。そして、界磁コイル14Aがこの界磁コイル収納空間29A内に巻装される。
ここで、界磁コイルとしては円形断面の導体線が一般的に用いられるが、この実施の形態2では、扁平な矩形断面の導体線30を用いている。
まず、扁平な矩形断面の導体線30を軸方向に多列に、かつ径方向に多層に巻回して、図11に示される円筒状のコイル体31を作製する。ついで、図11中矢印で示されるように、コイル体31を軸方向から加圧し、導体線30を層毎に軸方向にスライド移動させ、コイル体31の断面を平行四辺形に変形する。実際は、図12の(a)、(b)に示されるように、平行四辺形の側辺の傾斜方向が極毎に変わるので、コイル体31を軸方向両側から交互に加圧することになる。
そして、例えば、平行四辺形断面に変形されたコイル体31を第1ポールコア体17Aの第1ボス部18に装着する。ついで、第1ポールコア体17Aと第2ポールコア体21Aとを組み合わせ、シャフト16を第1および第2ボス部18,22のシャフト挿通穴に圧入して、回転子が組み立てられる。
この実施の形態2では、第1ポールコア体17Aの軸心を含む平面における第1継鉄部19Aの内壁面と径方向となす角度θが、各第1爪状磁極部20の周方向中心位置で内側(第2ポールコア体21A側)に最大となり、第2ポールコア体21Aの軸心を含む平面における第2継鉄部23Aの内壁面と径方向となす角度θが、各第2爪状磁極部24の周方向中心位置で内側(第1ポールコア体17A側)に最大となっている。そこで、磁束が第1爪状磁極部20に流れ込む根元部における磁路断面積、さらには磁束が第2爪状磁極部24から流れ込む根元部における磁路断面積が大きくなり、第1および第2爪状磁極部20,24の根元部における磁気飽和を緩和でき、爪先端部まで十分な磁束が確保できる。
また、界磁コイル収納空間29Aが、ポールコア15Aの軸心を含む平面における略5角形の断面形状を有し、断面形状の軸方向に相対する2側辺を互いに平行とし、その側辺間の軸方向距離を周方向に関してほぼ一定とし、かつ側辺を第1および第2爪状磁極部20,24毎に、即ち極毎に逆向きに傾斜させて構成されているので、界磁コイル14Aの巻装スペースを維持できる。
また、扁平な矩形断面の導体線30を用いているので、導体線30を隙間無く軸方向に多列に、かつ径方向に多層に巻回して界磁コイル14Aが作製される。そこで、この界磁コイル14Aは、円形断面の導体線を俵積み状に多列多層に巻回して得られる界磁コイルに比べ、占積率を高めることができる。
また、扁平な矩形断面の導体線30を用いているので、導体線30を円筒状に巻回したコイル体31に軸方向から加圧することで、容易に平行四辺形断面に変形できる。そこで、複雑な形状のボビンが不要となるとともに、界磁コイル14Aの生産性も向上される。
なお、上記実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、磁性体部品としての凸部を別部品として作製し、その凸部を第1および第2爪状磁極部20,24の根元部に磁気的に結合状態に接合して、上述の界磁コイル収納空間29Aを作製してもよい。
また、上記実施の形態1では、界磁コイル14を断面円形の導体線で作製するものとしているが、界磁コイル14を扁平な矩形断面の導体線を用いて作製してもよい。
また、上記各実施の形態では、ボス部が円柱状に作製されているものとしているが、ボス部は円柱状のものに限定されるものではなく、例えば角柱状のものでもよい。
また、上記各実施の形態では、ポールコアが第1および第2ポールコア体に2分割されているものとしているが、ポールコアは必ずしも2分割に構成されているものに限定されず、例えば軸心と直交する面でポールコアの第1および第2継鉄部の内周根元部で分割した3分割に構成してもよい。

Claims (4)

  1. 柱状のボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部、および該一対の継鉄部のそれぞれから軸方向に延設されて互いに噛み合う複数の爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通されたシャフトに固着されたポールコアと、
    上記ボス部、上記一対の継鉄部および上記爪状磁極部に囲まれた界磁コイル収納空間内に収納されている界磁コイルと、を有する回転子を備えた車両用発電機において、
    凸部が上記爪状磁極部のそれぞれの根元部の上記継鉄部の部位の内壁面に突設され、かつ凹部が上記凸部に相対する上記継鉄部の部位の内壁面に凹設されており、
    上記界磁コイルが配置される領域の形状が、上記ポールコアの軸心を含む平面における断面形状を周方向に関してほぼ一定とし、かつ上記爪状磁極部のそれぞれの位置で軸方向に交互に蛇行する波状に構成されていることを特徴とする車両用発電機。
  2. 柱状のボス部、該ボス部の軸方向両端縁部から径方向外方に延設された一対の継鉄部、および該一対の継鉄部のそれぞれから軸方向に延設されて互いに噛み合う複数の爪状磁極部を有し、上記ボス部の軸心位置に挿通されたシャフトに固着されたポールコアと、
    上記ボス部、上記一対の継鉄部および上記爪状磁極部に囲まれた界磁コイル収納空間内に収納されている界磁コイルと、を有する回転子を備えた車両用発電機において、
    凸部が上記爪状磁極部のそれぞれの根元部の上記継鉄部の部位の内壁面に突設され、かつ凹部が上記凸部に相対する上記継鉄部の部位の内壁面に凹設されており、
    上記界磁コイルが配置される領域の形状が、上記ポールコアの軸心を含む平面における断面形状を構成する軸方向に相対する2つの側辺を互いに平行とし、その側辺間の軸方向距離を周方向に関してほぼ一定とし、かつその側辺を磁極毎に交互に逆向きに傾斜させて構成されていることを特徴とする車両用発電機。
  3. 上記凸部は、上記ポールコアと別体に作製された磁性体部品を該ポールコアに磁気的に結合状態に接合して作製されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用発電機。
  4. 上記界磁コイルは、矩形平板状の導体線を上記界磁コイル収納空間内に、軸方向に多列に、かつ径方向に多層に巻回して構成されている上記請求項1又は請求項2記載の車両用発電機。
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