JP6061832B2 - 回転電機およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電動機や発電機などの回転電機およびその製造方法に関し、特に、ランデル型回転子を備えた回転電機における固定子構造に関するものである。
ランデル型回転子を備えた車両用発電機においては、ランデル型回転子の界磁鉄心で発生した磁束は、界磁鉄心からエアギャップを介して固定子鉄心の第1のティースに入り、第1のティースからコアバックを介して第1のティースと異なる第2のティースに流れ、第2のティースからエアギャップを介して界磁鉄心に戻る。このとき、固定子巻線に鎖交する磁束の変化に応じた起電力が固定子巻線に発生する。そして、固定子巻線に流れる交流電流が整流器により直流電流に変換されて出力される。ここで、コアバックを流れる磁束は、周方向のみならず、軸方向にも流れる。
ランデル型回転子を備えた従来の回転電機では、固定子鉄心が磁性鋼板を積層して作製された内周鉄心部をパイプ状に作製された外周鉄心部に圧入して構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
また、第1のステータ内に配設され、全ての磁極磁石をN極側永久磁石で構成した第1のロータと、第2のステータ内に配設され、全ての磁極磁石をS極側永久磁石で構成した第2のロータと、両ロータのモータ軸を相互に独立して回転する状態で連結する磁性体の連結部と、両ロータ間に配設した界磁コイルと、第1のステータと第2のステータとの間の磁路を形成する接続体と、を備えた従来の自動車用駆動モータが提案されていた(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−245446号公報 特開2007−135327号公報
特許文献1に記載の従来の回転電機では、内周鉄心部が磁性鋼板を積層して構成されているので、微小な空隙が磁性鋼板間に形成され、さらには磁性鋼板を被覆する絶縁被膜が磁性鋼板間に介在し、積層方向(固定子鉄心の軸方向)の磁気抵抗が大きくなる。これにより、磁束が内周鉄心部のコアバックを軸方向に流れにくくなり、発電量の低下をもたらす。そこで、特許文献1に記載の従来の回転電機では、外周鉄心部を塊状体で作製しているので、外周鉄心部の磁気抵抗が小さくなり、磁束が外周鉄心部を流れ、発電量の低下が抑制される。
しかしながら、特許文献1に記載の従来の回転電機では、外周鉄心部が塊状体で作製されているので、渦電流が外周鉄心部の外周面に流れ、渦電流損が生じて、回転電機の効率が低下するという課題があった。
特許文献2に記載の従来の自動車用駆動モータでは、接続体が複数枚の短冊状の鋼板を貼り合わせて構成されているので、接続体の軸方向の磁気抵抗が小さくなるとともに、鋼板の積層方向に流れる渦電流を抑制できる。
そこで、特許文献1に記載の従来の回転電機において、外周鉄心部に替えて特許文献2に記載の接続体を用いることにより、軸方向に流れる磁束量が確保され、発電量の低下を抑制できるとともに、接続体の積層方向に流れる渦電流を抑制でき、回転電機の効率の低下を抑制できる。しかしながら、接続体の積層方向以外の方向に流れる渦電流は抑制できず、渦電流損が生じて、効率が低下するとい課題があった。さらに、接続体が積層方向を周方向として配設されているので、固定子のねじれに対する剛性を大きくできないという課題が新たに生じる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、磁束を固定子鉄心の軸方向に流す磁性部材を圧粉成形体で構成し、軸方向に流れる磁束量を確保して、発電量の低下を抑え、渦電流の発生を抑えて効率を高めるとともに、ねじれに対する固定子の剛性を高めることができる回転電機およびその製造方法を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、磁性鋼板を積層一体化して作製され、円環状のコアバックおよび上記コアバックの内周面から径方向内方に突出して周方向に複数配列されたティースを有し、隣り合う上記ティースと上記コアバックとにより形成された空間であるスロットが径方向内方に開口して周方向に複数配列された円環状の固定子鉄心、および上記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定子と、上記固定子鉄心との間に一定の空隙を確保して、上記固定子内に配設されたランデル型回転子と、を備えている。そして、圧粉成形体収納部が、上記固定子鉄心の上記コアバックに、上記固定子鉄心の軸方向一端から他端に至るように形成され、圧粉成形体は、金属磁性粉末と絶縁性樹脂からなり、上記圧粉成形体収納部に収納され、上記固定子鉄心と磁気的に連結されて上記固定子鉄心に保持され、上記圧粉成形体収納部が上記固定子鉄心の上記ティースの径方向外方に位置するように上記固定子鉄心の上記コアバックに形成されている。
この発明によれば、ティースからコアバックに流れた磁束の一部が圧粉成形体を通って軸方向に流れるので、固定子鉄心を軸方向に流れる磁束量が確保され、発電量を大きくすることができる。また、圧粉成形体における渦電流の発生が抑えられ、渦電流損が少なくなり、発電効率が高められる。さらに、圧粉成形体が圧粉成形体収納部に収納されているので、ねじれに対する固定子の剛性が高められる。
この発明の実施の形態1に係る車両用発電機を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用発電機の固定子鉄心における磁束の流れを説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態3に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態4に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態5に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態6に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態7に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。 この発明の実施の形態8に係る車両用発電機の固定子鉄心を構成する分割鉄心を示す斜視図である。
以下、本発明による回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機を示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用発電機の固定子鉄心における磁束の流れを説明する図である。
図1および図2において、回転電機としての車両用発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミニウム製のフロントブラケット2およびリヤブラケット3と、フロントブラケット2およびリヤブラケット3に軸受5を介して回転可能に支持された回転軸6と、フロントブラケット2から突出する回転軸6の端部に固着されたプーリ7と、回転軸6に固定されてフロントブラケット2およびリヤブラケット3内に回転可能に配設された回転子8と、回転子8に対して一定の空隙を有して、回転子8を囲繞するようにフロントブラケット2およびリヤブラケット3に固定された固定子11と、回転軸6の回転子8のリヤ側に固定され、回転子8に電流を供給する一対のスリップリング14と、各スリップリング14の表面に摺動する一対のブラシ15と、を備えている。なお、図示されていないが、固定子11で生じた交流を直流に整流する整流器、および固定子11で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器(図示せず)が、リヤブラケット3内に配設されている。
回転子8は、ランデル型回転子であり、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁コイル9と、界磁コイル9を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア10と、ポールコア10の軸心位置に貫装された回転軸6と、を備えている。ポールコア10は、それぞれ、例えばS10Cなどの低炭素鋼で冷間鍛造製法により作製された第1および第2ポールコア体に分割構成されている。
固定子11は、電磁鋼板などの磁性鋼板を積層して円環状に作製され、ティース12bが、それぞれ、円環状のコアバック12aの内壁面から径方向内方に突出して、周方向に複数配列され、フロントブラケット2およびリヤブラケット3に軸方向両側から挟持されて、回転子8のポールコア10の外周面との間に均一な空隙を確保してポールコア10を囲繞するように配設された固定子鉄心12と、固定子鉄心12に巻装された固定子巻線13と、を備えている。なお、スロット12cがコアバック12aと隣り合うティース12bにより構成される。
圧粉成形体収納部としての切り欠き20は、それぞれ、矩形の断面形状を有し、溝方向を軸方向として、軸方向一端から他端に至るように、固定子鉄心12の外周面に形成されて、周方向に互いに離間して等ピッチで配列されている。
圧粉成形体30は、絶縁被覆された純鉄粉末、又は純鉄粉末と絶縁性樹脂とを混合したものを圧縮成形し、熱硬化して、切り欠き20の断面形状と略等しい断面形状で、固定子鉄心12の軸方向長さと等しい長さの棒状体に作製される。圧粉成形体30は、切り欠き20のそれぞれに軸方向から挿入され、接着剤などにより固着されて、固定子鉄心12と磁気的に連結された状態で固定子鉄心12に保持される。このとき、切り欠き20に収納された圧粉成形体30の外周面が、固定子鉄心12の外周面とともに円筒面を構成する曲面に形成されている。
ここで、固定子鉄心12を作製するには、図2の(a)に示されるように、まず、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から鉄心片40を打ち抜く。この鉄心片40は、円環状の固定子鉄心12を周方向に4等分割した円弧状の外形形状に形成され、円弧状のコアバック部40aと、それぞれ、コアバック部40aの内周壁面から径方向内方に突出して周方向に等ピッチで配列されたティース部40bと、それぞれ、コアバック部40aの外周壁面に凹設されて周方向に等ピッチで配列された切り欠き部40dと、を備える。コアバック部40aと隣り合うティース部40bにより形成された空間がスロット部40cとなる。また、切り欠き部40dは、それぞれ、断面矩形の溝形状を有し、1つおきのティース部40bの径方向外方に位置している。
ついで、図2の(b)に示されるように、コアバック部40a同士、ティース部40b同士、および切り欠き部40d同士を重ねて、多数枚の鉄心片40を積層、一体化して、分割鉄心41を作製する。そして、コアバック部40a、ティース部40b、スロット部40c、および切り欠き部40dが、それぞれ、鉄心片40の積層方向に重なって、コアバック41a、ティース12b、スロット12c、および切り欠き20を構成する。ついで、圧粉成形体30を鉄心片40の積層方向(固定子鉄心12の軸方向)から切り欠き20に挿入し、接着剤を隙間に充填硬化して、圧粉成形体30を分割鉄心41に固着する。ついで、分割鉄心41の周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41を円環状に配列し、分割鉄心41の突き合わせ部を溶接する。これにより、図2の(c)に示されるように、4つの分割鉄心41が溶接部39で連結一体化され、固定子鉄心12が作製される。なお、4つのコアバック41aが円環状に連結されて、コアバック12aを構成する。
つぎに、このように構成された車両用発電機1では、電流がバッテリ(図示せず)からブラシ15およびスリップリング14を介して界磁コイル9に供給され、図1中矢印で示されるように、磁束19が発生する。この磁束19により、ポールコア10の爪状磁極部10aが磁化される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ7を介して回転軸6に伝達され、回転子8が回転される。そこで、回転磁界が固定子11の固定子巻線13に与えられ、起電力が固定子巻線13に発生する。この交流の起電力が整流器で直流電流に整流され、バッテリに充電され、あるいは電気負荷に供給される。また、この固定子11で生じた交流電圧の大きさが電圧調整器で調整される。
この実施の形態1によれば、純鉄粉末と絶縁性樹脂からなる圧粉成形体30が、磁性鋼板を積層一体化して構成される固定子鉄心12の外周面に軸方向一端から他端に至るように凹設された切り欠き20に収納されている。そこで、界磁コイル9により発生された磁束19は、ポールコア10の爪状磁極部10aから固定子鉄心12のティース12bに入り、ティース12b内を径方向外方に流れる。そして、コアバック12aまで流れてきた磁束19の一部が、図3に示されるように、圧粉成形体30内を軸方向に流れ、磁束19の残部が周方向の両側に流れる。これにより、固定子鉄心12を軸方向に流れる磁束量が確保されるので、積層鉄心で構成された固定子鉄心12を用いることに起因する発電量の低下を抑制できる。
また、圧粉成形体30は、純鉄粉末(金属磁性粉末)間が絶縁性樹脂により電気的に絶縁されているので、圧粉成形体30における渦電流の発生が抑制される。これにより、渦電流損を低減でき、発電効率を上げることができる。
また、圧粉成形体30が切り欠き20に収納されているので、固定子11のねじれに対する剛性を大きくでき、固定子11の振動騒音を低減できる。
また、切り欠き20が、固定子鉄心12のコアバック12aの外周面に、ティース12bの径方向外方に位置するように形成されているので、切り欠き20の溝断面積を大きくできる。これにより、圧粉成形体30の断面積を大きくできるので、軸方向に流れる磁束量が増え、大きな発電量を得ることができる。
切り欠き20の収納された圧粉成形体30の外周面が、固定子鉄心12の外周面とともに円筒面を構成する曲面に形成されているので、圧粉成形体30の外周面が固定子鉄心12の外周面より径方向外方に突出しない。そこで、固定子11の体格を大きくすることなく、大きな発電量を得ることができる。
圧粉成形体30が固定子鉄心12の軸方向長さを等しい軸方向長さに形成されている。そこで、フロントブラケット2とリヤブラケット3が、軸方向両側から、固定子鉄心12の軸方向両端面を挟み付けて、固定子鉄心12を保持する際に、圧粉成形体30も同時に加圧挟持されるので、圧粉成形体30が固定子鉄心12に強固に保持される。
圧粉成形体30が棒状体に作製されているので、固定子鉄心12の軸方向から切り欠き20に挿入でき、組立性が高められる。
ここで、このように構成された車両用発電機1を作動させて発電電流値を測定した結果を表1に示した。なお、表1において、比較例の車両用発電機は、切り欠き20が形成されていない点を除いて固定子鉄心12と同様に構成された固定子鉄心を用い、かつ圧粉成形体30が省略されている。
Figure 0006061832
表1からわかるように、車両用発電機1および比較例の車両用発電機を1800r/minで回転させたときに、車両用発電機1の発電電流値が134.3Aであり、比較例の車両用発電機の発電電流値が132.7Aであった。つまり、車両用発電機1の出力が、比較例の車両用発電機に対し、1.6A(1.2%)上昇した。
また、車両用発電機1および比較例の車両用発電機を3000r/minで回転させたときに、車両用発電機1の発電電流値が198.1Aであり、比較例の車両用発電機の発電電流値が194.6Aであった。つまり、車両用発電機1の出力が、比較例の車両用発電機に対し、3.5A(1.8%)上昇した。
このように、車両用発電機1は、比較例の車両用発電機に対し、出力をアップできることが確認できた。
比較例の固定子鉄心は、磁性鋼板を積層、一体化して作製されている。そこで、微小な空隙が磁性鋼板間に形成され、さらには磁性鋼板を被覆する絶縁被膜が磁性鋼板間に介在し、積層方向(固定子鉄心の軸方向)の磁気抵抗が大きくなる。これにより、比較例の固定子鉄心を軸方向に流れる磁束量が少なくなり、比較例の車両用発電機の出力が低下したと推考される。
固定子鉄心12は、磁性鋼板を積層、一体化して作製されているが、圧粉成形体30がコアバック12aの外周部に軸方向一端から他端に至るように配設されている。そこで、磁束は、磁気抵抗の小さい圧粉成形体30を通って流れるので、固定子鉄心12を軸方向に流れる磁束量が多くなる。さらに、圧粉成形体30は、渦電流の発生が抑制され、渦電流損を低減できるので、発電効率が高くなる。このように、軸方向に流れる磁束量の増大と発電効率の上昇が相まって、車両用発電機1の出力が増大したと推考される。
なお、上記実施の形態1では、固定子鉄心が4つの分割鉄心により構成されているが、固定子鉄心の分割数は4つに限定されなお、また、固定子鉄心は単一の鉄心で構成されてもよい。この場合、磁性鋼板の薄板から円環状の鉄心片を打ち抜き、円環状の鉄心片を積層、一体化すればよい。
また、上記実施の形態1では、圧粉成形体が切り欠きに収納、固着された4つの分割鉄心を連結一体化して固定子鉄心を作製しているが、4つの分割鉄心を連結一体化して作製された固定子鉄心の切り欠きに圧粉成形体を収納、固着させてもよい。
また、上記実施の形態1では、圧粉成形体が周方向に等ピッチに配列されているが、固定子巻線を構成する相巻線の配列により発生する磁束の粗密を考慮して、圧粉成形体の周方向の配列や圧粉成形体の断面積を変えることが望ましい。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。
実施の形態2では、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から打ち抜かれた多数枚の鉄心片(図示せず)を積層、一体化して、図4の(a)に示される分割鉄心41Aが作製される。そして、圧粉成形体収納部としての切り欠き21が、それぞれ、等脚台形の断面形状を有し、溝方向を軸方向として、軸方向一端から他端に至るように、分割鉄心41Aの外周面に形成されて、周方向に互いに離間して等ピッチで配列されている。
圧粉成形体31は、絶縁被覆された純鉄粉末、又は純鉄粉末と絶縁性樹脂とを混合したものを圧縮成形し、熱硬化して、切り欠き21の断面形状と略等しい断面形状で、分割鉄心41Aの軸方向長さと等しい長さの棒状体に作製される。圧粉成形体31は、切り欠き21のそれぞれに径方向外方から挿入され、接着剤などにより固着される。そして、圧粉成形体31は、図4の(b)に示されるように、分割鉄心41Aと磁気的に連結された状態で分割鉄心41Aに保持される。さらに、図示していないが、分割鉄心41Aの周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41Aを円環状に配列し、分割鉄心41Aの突き合わせ部を溶接して、固定子鉄心が作製される。
この実施の形態2では、切り欠き21および圧粉成形体31を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態2においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態2によれば、台形の溝断面形状の切り欠き21が、断面台形の長辺(下底)を径方向外方に向けて固定子鉄心の外周面に凹設されているので、スロット12cと切り欠き21との間の肉厚を薄くすることなく、切り欠き21の溝断面積を大きくすることができる。そこで、圧粉成形体31の断面積を大きくでき、圧粉成形体31の軸方向の磁気抵抗を小さくできる。これにより、固定子鉄心を軸方向に流れる磁束量が増大し、大きな発電量を得ることができる。また、スロット12cと切り欠き21との間の肉厚が確保されるので、固定子鉄心の剛性の低下が抑制される。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。
この実施の形態3では、図5に示されるように、電磁鋼板などの磁性鋼板から帯状の鉄心片42が打ち抜かれる。帯状の鉄心片42には、ティース部42bがそれぞれコアバック部42aから幅方向一側に突出してコアバック部42aの長さ方向に等ピッチで形成され、ノッチ42dがコアバック部42aの幅方向他側にコアバック部42aの長さ方向に等ピッチで形成されている。なお、ノッチ42dは、1つおきのティース部42bと相対するように、コアバック部42aに形成されている。
そして、帯状の鉄心片42がノッチ42dで曲げられながら螺旋状に多数回巻かれて、円環状の固定子鉄心12Bが作製される。そして、コアバック部42a、ティース部42b、スロット部42c、およびノッチ42dが、それぞれ、鉄心片42の積層方向に重なって、コアバック12a、ティース12b、スロット12cおよび圧粉成形体収納部としての切り欠き22を構成する。ついで、切り欠き22の断面形状と同等の断面形状に作製された圧粉成形体32を固定子鉄心12Bの径方向外方から切り欠き22に挿入し、接着剤を隙間に充填硬化して、圧粉成形体32を固定子鉄心12Bに固着する。
この実施の形態3では、固定子鉄心12に替えて固定子鉄心12Bを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態3においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態3によれば、帯状の鉄心片42を螺旋状に巻くために形成されるノッチ42dを利用して圧粉成形体32を固定子鉄心12Bに装着しているので、圧粉成形体32を装着するための切り欠きを新たに形成する必要がなく、固定子鉄心12Bの製造が容易となる。
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。
実施の形態4では、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から打ち抜かれた多数枚の鉄心片(図示せず)を積層、一体化して、図6の(a)に示される分割鉄心41Bが作製される。そして、圧粉成形体収納部としての切り欠き23が、それぞれ、アリ溝形状を有し、溝方向を軸方向として、軸方向一端から他端に至るように、分割鉄心41Bの外周面に形成されて、周方向に互いに離間して等ピッチで配列されている。
圧粉成形体33は、絶縁被覆された純鉄粉末、又は純鉄粉末と絶縁性樹脂とを混合したものを圧縮成形し、熱硬化して、切り欠き23の断面形状と略等しい断面形状で、分割鉄心41Bの軸方向長さと等しい長さの棒状体に作製される。圧粉成形体33は、切り欠き23のそれぞれに軸方向から挿入される。そして、圧粉成形体33は、図6の(b)に示されるように、分割鉄心41Bと磁気的に連結された状態で分割鉄心41Bに保持される。さらに、図示していないが、分割鉄心41Bの周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41Bを円環状に配列し、分割鉄心41Bの突き合わせ部を溶接して、固定子鉄心が作製される。
この実施の形態4では、切り欠き23および圧粉成形体33を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態4においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態4によれば、切り欠き23がアリ溝形状に形成され、圧粉成形体33が切り欠き23の断面形状と同等の断面形状に形成されているので、圧粉成形体33が固定子鉄心に構造的に固定され、圧粉成形体33と固定子鉄心との結合強度が高められ、振動騒音を低減できる。
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。
実施の形態5では、図7の(a)に示されるように、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から鉄心片43が打ち抜かれる。この鉄心片43は、円環状の固定子鉄心を周方向に4等分割した円弧状の外形形状に形成され、円弧状のコアバック部43aと、それぞれ、コアバック部43aの内周壁面から径方向内方に突出して周方向に等ピッチで配列されたティース部43bと、それぞれ、コアバック部43aの外周部に穿設されて周方向に等ピッチで配列された円形の穴43dと、を備える。コアバック部43aと隣り合うティース部43bにより形成された空間がスロット部43cとなる。また、穴43dは、それぞれ、1つおきのティース部43bの径方向外方に位置している。
圧粉成形体34は、図7の(b)に示されるように、絶縁被覆された純鉄粉末、又は純鉄粉末と絶縁性樹脂とを混合したものを圧縮成形し、熱硬化して、穴43dの断面形状と略等しい断面形状で、後述する分割鉄心41Cの軸方向長さと等しい長さの棒状体に作製される。
そして、図7の(c)に示されるように、コアバック部43a同士、ティース部43b同士、および穴43d同士を重ねて、多数枚の鉄心片43を積層、一体化して、分割鉄心41Cを作製する。そして、コアバック部43a、ティース部43b、スロット部43c、および穴43dが、それぞれ、鉄心片43の積層方向に重なって、コアバック41a、ティース12b、スロット12c、および圧粉成形体収納部としての貫通穴24を構成する。ついで、圧粉成形体34を鉄心片43の積層方向から貫通穴24に挿入し、接着剤を隙間に充填硬化して、圧粉成形体34を分割鉄心41Cに固着する。さらに、図示していないが、分割鉄心41Cの周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41Cを円環状に配列し、分割鉄心41Cの突き合わせ部を溶接して、円環状の固定子鉄心が作製される。
この実施の形態5では、貫通穴24および圧粉成形体34を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態5においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態5によれば、圧粉成形体34を貫通穴24に挿入して固定子鉄心に保持されているので、圧粉成形体を固定子鉄心の外周面に固着する場合に比べ、固定子鉄心による圧粉成形体34の保持強度を高めることができる。
実施の形態6.
図8はこの発明の実施の形態6に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。
実施の形態6では、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から打ち抜かれた多数枚の鉄心片(図示せず)を積層、一体化して、図8の(a)に示される分割鉄心41Dが作製される。そして、圧粉成形体収納部としての切り欠き25が、それぞれ、矩形の断面形状を有し、溝方向を軸方向として、軸方向一端から他端に至るように、分割鉄心41Dの外周面に形成されて、周方向に互いに離間して等ピッチで配列されている。
圧粉成形体35は、絶縁被覆された純鉄粉末、又は純鉄粉末と絶縁性樹脂とを混合したものを圧縮成形し、熱硬化して、分割鉄心41Dの軸方向長さと等しい長さの棒状体に作製される。圧粉成形体35は、中央部の幅狭部35aを除いて、切り欠き25の断面形状と略等しい断面形状に作製されている。圧粉成形体35は、切り欠き25のそれぞれに径方向外方から挿入され、接着剤などにより固着される。そして、圧粉成形体35は、図8の(b)に示されるように、分割鉄心41Dと磁気的に連結された状態で分割鉄心41Dに保持される。さらに、図示していないが、分割鉄心41Dの周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41Dを円環状に配列し、分割鉄心41Dの突き合わせ部を溶接して、固定子鉄心が作製される。
この実施の形態6では、圧粉成形体35を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態6においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態6によれば、幅狭部35aが圧粉成形体35の長さ方向の中央部に形成されているので、圧粉成形体35の幅狭部35aの断面積を調整することで、軸方向に流れる磁束量を調整することができる。
ここで、上記実施の形態6では、圧粉成形体35が全ての切り欠き25に収納されているが、圧粉成形体35が収納されていない切り欠き25を設けてもよい。この場合、圧粉成形体35が周方向に不等ピッチに配設され、固定子鉄心の剛性が周方向に関して不均一となる。これにより、電磁加振力が固定子鉄心に作用したときに生じる固定子鉄心の変形モードが分散され、固定子鉄心の振動に起因する騒音の発生が抑制される。
実施の形態7.
図9はこの発明の実施の形態7に係る車両用発電機の固定子鉄心を製造する方法を説明する図である。
実施の形態7では、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から打ち抜かれた多数枚の鉄心片(図示せず)を積層、一体化して、図9の(a)に示される分割鉄心41Eが作製される。そして、圧粉成形体収納部としての切り欠き26が、それぞれ、矩形の断面形状を有し、溝方向を軸方向として、軸方向一端から他端に至るように、分割鉄心41Eの外周面に形成されて、周方向に互いに離間して等ピッチで配列されている。なお、切り欠き26は、ティース12bのそれぞれの径方向外方に位置している。
第1および第2圧粉成形体36,37は、それぞれ、絶縁被覆された純鉄粉末、又は純鉄粉末と絶縁性樹脂とを混合したものを圧縮成形し、熱硬化して、分割鉄心41Eの軸方向長さと等しい長さの棒状体に作製される。第1圧粉成形体36は、中央部の幅狭部36aを除いて、切り欠き26の断面形状と略等しい断面形状に形成されている。第2圧粉成形体37は、両端部の幅狭部37aを除いて、切り欠き26の断面形状と略等しい断面形状に形成されている。
第1および第2圧粉成形体36,37は、切り欠き21のそれぞれに交互に径方向外方から挿入され、接着剤などにより固着される。そして、第1および第2圧粉成形体36,37は、図9の(b)に示されるように、分割鉄心41Eと磁気的に連結された状態で分割鉄心41Eに保持される。さらに、図示していないが、分割鉄心41Eの周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41Eを円環状に配列し、分割鉄心41Eの突き合わせ部を溶接して、固定子鉄心が作製される。
この実施の形態7では、切り欠き26および第1および第2圧粉成形体36,37を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態7においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態7によれば、第1圧粉成形体36は、中央部の幅狭部36aを除いて、切り欠き26の断面形状と略等しい断面形状に形成されている。第2圧粉成形体37は、両端部の幅狭部37aを除いて、切り欠き26の断面形状と略等しい断面形状に形成されている。そこで、第1および第2圧粉成形体36,37の幅狭部36a,37aの断面積を調整することで、軸方向に流れる磁束量を調整することができる。
また、外形形状の異なる第1および第2圧粉成形体36,37を周方向に交互に配設しているので、固定子鉄心の剛性が周方向に関して不均一となる。これにより、電磁加振力が固定子鉄心に作用したときに生じる固定子鉄心の変形モードが分散され、固定子鉄心の振動に起因する騒音の発生が抑制される。
実施の形態8.
図10はこの発明の実施の形態8に係る車両用発電機の固定子鉄心を構成する分割鉄心を示す斜視図である。
実施の形態8では、電磁鋼板などの磁性鋼板の薄板から打ち抜かれた多数枚の鉄心片(図示せず)を積層、一体化して、図10に示される分割鉄心41Fが作製される。そして、圧粉成形体収納部としての切り欠き20が、それぞれ、矩形の断面形状を有し、溝方向を軸方向として、軸方向一端から他端に至るように、分割鉄心41Fの外周面に形成されて、周方向に互いに離間して不等ピッチで配列されている。なお、切り欠き20は、ティース12bのそれぞれの径方向外方に位置している。そして、圧粉成形体30(図示せず)が、切り欠き20のそれぞれに収納、保持されている。さらに、図示していないが、分割鉄心41Fの周方向の側面同士を突き合わせて4つの分割鉄心41Fを円環状に配列し、分割鉄心41Fの突き合わせ部を溶接して、固定子鉄心が作製される。
この実施の形態8では、切り欠き20が不等ピッチに配列されている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されているので、実施の形態8においても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態8によれば、切り欠き20が不等ピッチに配列されているので、固定子鉄心の剛性が周方向に関して不均一となる。これにより、電磁加振力が固定子鉄心に作用したときに生じる固定子鉄心の変形モードが分散され、固定子鉄心の振動に起因する騒音の発生が抑制される。
なお、上記各実施の形態では、車両用発電機について説明しているが、発電機は車両用に限定されない。また、上記各実施の形態では、発電機について説明しているが、回転電機は、発電機に限定されず、電動機や発電電動機でもよい。
また、上記各実施の形態では、圧粉成形体が固定子鉄心の軸方向長さと同じ長さに形成されているが、圧粉成形体は固定子鉄心の軸方向長さより短い長さでもよい。この場合、軸方向長さの不足分を補う非磁性の充填部材を圧粉成形体とともに圧粉成形体収納部に収納すれば、フロントブラケットとリヤブラケットにより、軸方向両側から、固定子鉄心を加圧挟持する際に、圧粉成形体も同時に加圧挟持できる。
また、上記各実施の形態では、圧粉成形体が固定子鉄心の軸方向長さと同じ長さの一体部品に形成されているが、圧粉成形体は軸方向に複数に分割されてもよい。
上記各実施の形態では、圧粉成形体の金属磁性粉末として純鉄粉末を用いているが、金属磁性粉末は、純鉄粉末に限定されず、例えば、Ni或いはMoパーマロイ粉末、Fe−Si−Al系粉末、Fe−Si系粉末、Fe系アモルファス粉末などを用いることができる。また、金属磁性粉末の絶縁被膜処理には、例えば、リン酸塩系、MgOなどの絶縁材料が用いられる。
また、上記各実施の形態では、整流器および電圧調整器がリヤブラケット内に配設されているが、整流器および電圧調整器はリヤブラケット内に配設されている必要はなく、その一部又は全部がリヤブラケット外に配設されてもよい。
1 車両用発電機(回転電機)、8 回転子、11 固定子、12,12B 固定子鉄心、12a コアバック、12b ティース、12c スロット、13 固定子巻線、20,21,22,23,25,26 切り欠き(圧粉成形体収納部)、24 貫通穴(圧粉成形体収納部)、30,31,32,33,34,35,36,37 圧粉成形体。

Claims (9)

  1. 磁性鋼板を積層一体化して作製され、円環状のコアバックおよび上記コアバックの内周面から径方向内方に突出して周方向に複数配列されたティースを有し、隣り合う上記ティースと上記コアバックとにより形成された空間であるスロットが径方向内方に開口して周方向に複数配列された円環状の固定子鉄心、および上記固定子鉄心に装着された固定子巻線を有する固定子と、
    上記固定子鉄心との間に一定の空隙を確保して、上記固定子内に配設されたランデル型回転子と、を備えた回転電機において、
    圧粉成形体収納部が、上記固定子鉄心の上記コアバックに、上記固定子鉄心の軸方向一端から他端に至るように形成され、
    圧粉成形体は、金属磁性粉末と絶縁性樹脂からなり、上記圧粉成形体収納部に収納され、上記固定子鉄心と磁気的に連結されて上記固定子鉄心に保持され
    上記圧粉成形体収納部が上記固定子鉄心の上記ティースの径方向外方に位置するように上記固定子鉄心の上記コアバックに形成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 上記圧粉成形体収納部が、上記固定子鉄心の上記コアバックの外周面に形成され、
    上記圧粉成形体収納部が、下底の長辺が径方向外方に向いた等脚台形の断面形状であり、
    上記圧粉成形体が、上記等脚台形に適合する外形形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記圧粉成形体収納部が上記固定子鉄心の上記コアバックの外周面に形成されたアリ溝であり、上記圧粉成形体が上記アリ溝に適合する外形形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  4. 上記圧粉成形体収納部が上記固定子鉄心の上記コアバックを軸方向に貫通する貫通穴であり、上記圧粉成形体が上記貫通穴に適合する外形形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  5. 上記圧粉成形体は、軸方向に関して、軸方向と直交する断面積が異なる領域を有するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 複数の上記圧粉成形体が、上記固定子鉄心の上記コアバックに周方向に互いに離間して配列され、複数の上記圧扮成形体が異なる形状の複数種類の成形体により構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
  7. 複数の上記圧粉成形体が、周方向に互いに離間して不等ピッチで配列されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回転電機。
  8. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機を製造する回転電機の製造方法であって、
    帯状の鉄心片を上記圧粉成形体収納部で曲げながら螺旋状に巻いて円環状の上記固定子鉄心を作製する工程を備えた回転電機の製造方法。
  9. 上記固定子鉄心を作製する工程において上記固定子鉄心を作製した後に、上記圧粉成形体収納部に上記圧粉成形体を収納する工程を備えた請求項8記載の回転電機の製造方法。
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