JP5425132B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用交流発電機などの回転電機に関し、特にスロットが毎極毎相当たり2の割合で形成された固定子鉄心に対する固定子巻線の巻装構造に関するものである。
従来の回転電機では、固定子のスロット数が毎極毎相当たり2の割合で形成され、電機子巻線が、2組の三相YΔ混合巻線により構成されていた。なお、三相YΔ混合巻線は、3つの相巻線をΔ結線したΔ巻線と、Δ巻線の各出力端に接続された3つの相巻線からなるY巻線と、備える。
しかし、YΔ混合巻線においては、基本波だけを考えると、Y巻線の相巻線にはΔ巻線の相巻線に流れる電流の√3倍の電流が流れる。そこで、Δ巻線の相巻線に流れる電流密度とY巻線の相巻線に流れる電流密度とが異なり、固定子巻線の温度分布が不均一となるという問題があった。
このような状況を鑑み、YΔ混合巻線からなる固定子巻線の温度分布を均一化するために、Y巻線の相巻線のターン数をΔ巻線の相巻線のターン数と同じとし、かつY巻線の相巻線を構成する導体線の断面積をΔ巻線の相巻線を構成する導体線の断面積に対して√3倍として、Y巻線の相巻線に流れる電流密度とΔ巻線の相巻線に流れる電流密度とを等しくすることが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/107040号パンフレット(図6)
このように、特許文献1に記載の従来の回転電機では、固定子巻線の温度分布を均一化するために、断面積の異なる2種類の導体線を用いていた。そこで、2種類の導体線の剛性が異なり、コイルエンドを曲げ成形する際の両者の曲げ具合に差異が生じて、コイルエンドが不均一となるという課題があった。また、2種類の導体線のそれぞれを専用のツールを用いてコイル成形する必要があり、製造プロセスの合理化に支障をきたすという課題もあった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、Y巻線の相巻線を並列回路で構成して、導体線の断面積を変えることなくY巻線の相巻線に流れる電流密度とΔ巻線の相巻線に流れる電流密度とを略等しくし、固定子巻線の温度分布を均一にでき、かつ製造プロセスの合理化に適するとともに、Y巻線の並列回路部における循環電流の流れを抑えることができる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、ハウジングに回転可能に支持された回転子と、スロットが毎極毎相当たり2の割合で形成された固定子鉄心、および該固定子鉄心に巻装された第1三相YΔ混合巻線および第2三相YΔ混合巻線を有し、上記回転子を囲繞するように上記ハウジングに支持された固定子と、を備えている。上記第1三相YΔ混合巻線は、Δ−U相巻線、Δ−V相巻線およびΔ−W相巻線をΔ結線して構成された第1Δ巻線と、該第1Δ巻線の各出力端に接続されたY−U相巻線、Y−V相巻線およびY−W相巻線からなる第1Y巻線とを有し、上記第2三相YΔ混合巻線は、Δ−U相巻線、Δ−V相巻線およびΔ−W相巻線をΔ結線して構成された第2Δ巻線と、該第2Δ巻線の各出力端に接続されたY−U相巻線、Y−V相巻線およびY−W相巻線からなる第2Y巻線とを有している。さらに、上記Δ−U相巻線と上記Y−U相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第1スロット群に巻装され、上記Δ−U相巻線と上記Y−U相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第2スロット群に巻装され、上記Δ−V相巻線と上記Y−V相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第3スロット群に巻装され、上記Δ−V相巻線と上記Y−V相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第4スロット群に巻装され、上記Δ−W相巻線と上記Y−W相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第5スロット群に巻装され、上記Δ−W相巻線と上記Y−W相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第6スロット群に巻装されている。そして、上記Δ−U相巻線、上記Δ−U相巻線、上記Δ−V相巻線、上記Δ−V相巻線、上記Δ−W相巻線、上記Δ−W相巻線、上記Y−U相巻線、上記Y−U相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−W相巻線および上記Y−W相巻線は、それぞれ、同一断面形状の導体線を、6スロットおきの上記スロットに巻回して構成されている。上記Y−U相巻線、上記Y−U相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−W相巻線および上記Y−W相巻線は、それぞれ、2つの巻線部を並列に接続して構成され、並列接続される上記2つの巻線部は、それぞれ、該両巻線部のインダクタンスが近づくように上記導体線を上記スロットに巻回して構成され、上記第1Δ巻線の各出力端と上記第1Y巻線を構成する各相巻線とが付加線を介して接続され、上記第2Δ巻線の各出力端と上記第2Y巻線を構成する各相巻線とが付加線を介して接続されている。
この発明によれば、第1および第2Δ巻線と第1および第2Y巻線の相巻線が同一断面形状の導体線を用いて構成されている。そこで、コイルエンドを同一形状に曲げ成形でき、コイルエンドの均一性が高められる。また、単一のツールを用いてコイル成形でき、製造プロセスの合理化に適している。
第1および第2Y巻線の相巻線が2つの巻線部を並列に接続して構成されているので、第1および第2Y巻線の相巻線に流れる電流密度を低下できる。そこで、第1および第2Y巻線の相巻線に流れる電流密度を第1および第2Δ巻線の相巻線に流れる電流密度に近づけることができ、固定子巻線の温度分布の均一化が図られる。
並列接続される2つの巻線部は、それぞれ、両巻線部のインダクタンスが近づくように導体線をスロットに巻回して構成されているので、並列回路部における循環電流の発生を抑制できる。
この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の電気回路図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子鉄心の第1スロット群に巻装される導体線の巻装方法を説明するリヤ側端面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子鉄心の第2スロット群に巻装される導体線の巻装方法を説明するリヤ側端面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子における固定子巻線の巻装構造の一の実施態様を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子における固定子巻線の巻装構造の他の実施態様を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における第1三相YΔ混合巻線の結線状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における固定子を示す斜視図である。
以下、本発明による回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機の電気回路図である。
図1において、回転電機としての車両用交流発電機1は、それぞれ略椀形状のアルミニウム製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるハウジング4と、このハウジング4に軸受5を介して回転可能に支持されたシャフト6と、ハウジング4のフロント側に延出するシャフト6の端部に固着されたプーリ7と、シャフト6に固定されてハウジング4内に配設された回転子8と、回転子8を囲繞するようにハウジング4に固定された固定子20と、シャフト6のリヤ側に固定され、回転子8に電流を供給する一対のスリップリング12と、各スリップリング12の表面に摺動する一対のブラシ13と、これらのブラシ13を収容するブラシホルダ14と、固定子20に電気的に接続され、固定子20で生じた交流を直流に変換する整流器15と、ブラシホルダ14に取り付けられて、固定子20で生じた交流電圧の大きさを調整する電圧調整器16と、を備えている。
回転子8は、励磁電流が流されて磁束を発生する界磁コイル9と、界磁コイル9を覆うように設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア10と、ポールコア10の軸心位置に貫装されたシャフト6と、を備えている。ファン11がポールコア10の軸方向両端面に溶接などにより固着されている。
固定子20は、フロントブラケット2およびリヤブラケット3に軸方向両側から挟持され、回転子8のポールコア10の外周面との間に均一なギャップを確保してポールコア10を囲繞するように配設された固定子鉄心21と、固定子鉄心21に巻装された固定子巻線22と、を備えている。
固定子巻線22は、図2に示されるように、第1三相YΔ混合巻線23と、第2三相YΔ混合巻線24と、から構成されている。
第1三相YΔ混合巻線23は、Δ−U相巻線40、Δ−V相巻線41、およびΔ−W相巻線42をΔ結線して構成された第1Δ巻線と、第1Δ巻線の各出力端に接続されたY−U相巻線50、Y−V相巻線51、およびY−W相巻線52からなる第1Y巻線と、から構成されている。
第2三相YΔ混合巻線24は、Δ−U相巻線43、Δ−V相巻線44、およびΔ−W相巻線45をΔ結線して構成された第2Δ巻線と、第2Δ巻線の各出力端に接続されたY−U相巻線53、Y−V相巻線54、およびY−W相巻線55からなる第2Y巻線と、から構成されている。
つぎに、Δ−U相巻線40、Δ−U相巻線43、Y−U相巻線50およびY−U相巻線53の構造について図3および図4を参照しつつ説明する。図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子鉄心の第1スロット群に巻装される導体線の巻装方法を説明するリヤ側端面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る車両用交流発電機に適用される固定子鉄心の第2スロット群に巻装される導体線の巻装方法を説明するリヤ側端面図である。なお、図3中、1、7、・・・67はスロット番号を示している。また、図4中、2、8、・・・68はスロット番号を示している。また、図3および図4中、実線はリヤ側の渡り部を示し、点線はフロント側の渡り部である。
固定子鉄心21は、例えば、磁性鋼板の薄板を円環状に打ち抜いて作製された鉄心片を所定枚積層し、積層された所定枚の鉄心片を溶接により一体化して円筒状に作製された積層鉄心である。そして、固定子鉄心21は、円環状のコアバック部21a、それぞれコアバック部21aの内周面から径方向内方に延在し、かつ周方向に等角ピッチで配列するティース部21b、およびコアバック部21aと隣り合うティース部21bとにより画成されるスロット21cを有する。
ここで、回転子8のポールコア10の爪状磁極の個数は12であり、スロット21cの個数は72個である。即ち、スロット21cは、毎極毎相当たり2の割合で、周方向に等角ピッチ(電気角でπ/6のピッチ)で形成されている。
Δ−U相巻線40とY−U相巻線50は、導体線30を固定子鉄心21に巻装して作製された6本の第1乃至第6巻線部31〜36により構成され、Δ−U相巻線43とY−U相巻線53は、導体線30を固定子鉄心21に巻装して作製された6本の第1乃至第6巻線部31〜36により構成される。ここで、導体線30は、絶縁被覆された銅線からなる連続線である。
まず、スロット番号1番、7番、13番・・・67番の6スロットおきのスロット21cからなる第1スロット群に巻装される第1乃至第6巻線部31〜36について図3を参照しつつ説明する。
第1巻線部31は、1本の導体線30を、スロット番号1番から67番まで6スロットおきに、スロット21c内の内周側から1番目の位置(以下、1番地とする)と内周側から2番目の位置(以下、2番地とする)とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第1巻線部31は、スロット番号1番と67番のスロット21cからフロント側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。第2巻線部32は、1本の導体線30を、スロット番号1番から67番まで6スロットおきに、スロット21c内の2番地と1番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第2巻線部32は、スロット番号1番と67番のスロット21cからリヤ側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。
第3巻線部33は、1本の導体線30を、スロット番号1番から67番まで6スロットおきに、スロット21c内の内周側から3番目の位置(以下、3番地とする)と内周側から4番目の位置(以下、4番地とする)とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第3巻線部33は、スロット番号1番と67番のスロット21cからフロント側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。第4巻線部34は、1本の導体線30を、スロット番号1番から67番まで6スロットおきに、スロット21c内の4番地と3番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第4巻線部34は、スロット番号1番と67番のスロット21cからリヤ側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。
第5巻線部35は、1本の導体線30を、スロット番号1番から67番まで6スロットおきに、スロット21c内の内周側から5番目の位置(以下、5番地とする)と内周側から6番目の位置(以下、6番地とする)とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第5巻線部35は、スロット番号1番と67番のスロット21cからフロント側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。第6巻線部36は、1本の導体線30を、スロット番号1番から67番まで6スロットおきに、スロット21c内の6番地と5番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第6巻線部36は、スロット番号1番と67番のスロット21cからリヤ側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。
ついで、スロット番号25番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号31番のスロット21cに入る第1巻線部31の渡り部30aが切断され、スロット番号31番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号37番のスロット21cに入る第2巻線部32の渡り部30aが切断される。そして、スロット番号31番のスロット21cからリヤ側に延出する第1および第2巻線部31,32の切断端同士を溶接などにより接合する。これにより、第1および第2巻線部31,32が直列に接続され、Δ−U相巻線40が構成される。
ついで、スロット番号37番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号43番のスロット21cに入る第3および第5巻線部33,35の渡り部30aが切断され、スロット番号43番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号49番のスロット21cに入る第4および第6巻線部34,36の渡り部30aが切断される。そして、スロット番号37番のスロット21cからリヤ側に延出する第3および第5巻線部33,35の切断端同士を溶接などにより接合して、2ターンの巻線部が構成される。同様に、スロット番号43番のスロット21cからリヤ側に延出する第4および第6巻線部34,36の切断端同士を溶接などにより接合して、2ターンの巻線部が構成される。さらに、スロット番号43番のスロット21cからリヤ側に延出する第3巻線部33の切断端とスロット番号49番のスロット21cからリヤ側に延出する第4巻線部34の切断端とを溶接などにより接合し、スロット番号43番のスロット21cからリヤ側に延出する第5巻線部35の切断端とスロット番号49番のスロット21cからリヤ側に延出する第6巻線部36の切断端とを溶接などにより接合する。これにより、第3および第5巻線部33,35を直列に接続した2ターンの巻線部と、第4および第6巻線部34,36を直列に接続した2ターンの巻線部とが並列に接続され、Y−U相巻線53が構成される。
つぎに、スロット番号2番、8番、14番・・・68番の6スロットおきのスロット21cからなる第2スロット群に巻装される第1乃至第6巻線部31〜46について図4を参照しつつ説明する。
第1巻線部31は、1本の導体線30を、スロット番号2番から68番まで6スロットおきに、スロット21c内の1番地と2番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第1巻線部31は、スロット番号2番と68番のスロット21cからフロント側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。第2巻線部32は、1本の導体線30を、スロット番号2番から68番まで6スロットおきに、スロット21c内の2番地と1番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第2巻線部32は、スロット番号2番と68番のスロット21cからリヤ側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。
第3巻線部33は、1本の導体線30を、スロット番号2番から68番まで6スロットおきに、スロット21c内の3番地と4番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第3巻線部33は、スロット番号2番と68番のスロット21cからフロント側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。第4巻線部34は、1本の導体線30を、スロット番号2番から68番まで6スロットおきに、スロット21c内の4番地と3番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第4巻線部34は、スロット番号2番と68番のスロット21cからリヤ側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。
第5巻線部35は、1本の導体線30を、スロット番号2番から68番まで6スロットおきに、スロット21c内の5番地と6番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第5巻線部35は、スロット番号2番と68番のスロット21cからフロント側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。第6巻線部36は、1本の導体線30を、スロット番号2番から68番まで6スロットおきに、スロット21c内の6番地と5番地とを交互に採るように波巻きに巻装して構成されている。そして、第6巻線部36は、スロット番号2番と68番のスロット21cからリヤ側に延出する導体線30の両端部を溶接などにより接合して1ターンの波巻き巻線に構成されている。
ついで、スロット番号26番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号32番のスロット21cに入る第1巻線部31の渡り部30aが切断され、スロット番号32番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号38番のスロット21cに入る第2巻線部32の渡り部30aが切断される。そして、スロット番号32番のスロット21cからリヤ側に延出する第1および第2巻線部31,32の切断端同士を溶接などにより接合する。これにより、第1および第2巻線部31,32が直列に接続され、Δ−U相巻線43が構成される。
ついで、スロット番号38番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号44番のスロット21cに入る第3および第5巻線部33,35の渡り部30aが切断され、スロット番号44番のスロット21cからリヤ側に延出してスロット番号50番のスロット21cに入る第4および第6巻線部34,36の渡り部30aが切断される。そして、スロット番号38番のスロット21cからリヤ側に延出する第3および第5巻線部33,35の切断端同士を溶接などにより接合して、2ターンの巻線部が構成される。同様に、スロット番号44番のスロット21cからリヤ側に延出する第4および第6巻線部34,36の切断端同士を溶接などにより接合して、2ターンの巻線部が構成される。さらに、スロット番号44番のスロット21cからリヤ側に延出する第3巻線部33の切断端とスロット番号50番のスロット21cからリヤ側に延出する第4巻線部34の切断端とを溶接などにより接合し、スロット番号44番のスロット21cからリヤ側に延出する第5巻線部35の切断端とスロット番号50番のスロット21cからリヤ側に延出する第6巻線部36の切断端とを溶接などにより接合する。これにより、第3および第5巻線部33,35を直列に接続した2ターンの巻線部と、第4および第6巻線部34,36を直列に接続した2ターンの巻線部とが並列に接続され、Y−U相巻線50が構成される。
図示していないが、導体線30をスロット番号3番、9番、15番・・・69番の6スロットおきのスロット21cからなる第3スロット群に同様に巻回して第1乃至第6巻線部31〜36が形成される。また、導体線30をスロット番号4番、10番、16番・・・70番の6スロットおきのスロット21cからなる第4スロット群に同様に巻回して第1乃至第6巻線部31〜36が形成される。そして、第3スロット群に巻装された第1乃至第6巻線部31〜36と第4スロット群に巻装された第1乃至第6巻線部31〜36とが同様に接続され、Δ−V相巻線41、Δ−V相巻線44、Y−V相巻線51およびY−V相巻線54が構成される。
図示していないが、導体線30をスロット番号5番、11番、17番・・・71番の6スロットおきのスロット21cからなる第5スロット群に同様に巻回して第1乃至第6巻線部31〜36が巻装される。また、導体線30をスロット番号6番、12番、18番・・・72番の6スロットおきのスロット21cからなる第6スロット群に同様に巻回して第1乃至第6巻線部31〜36が巻装される。そして、第5スロット群に巻装された第1乃至第6巻線部31〜36と第6スロット群に巻装された第1乃至第6巻線部31〜36とが同様に接続され、Δ−W相巻線42、Δ−W相巻線45、Y−W相巻線52およびY−W2相巻線55が構成される。
このように構成されたΔ−U相巻線40、Δ−V相巻線41およびΔ−W相巻線42をΔ結線して第1Δ巻線が形成される。そして、Y−U相巻線50、Y−V相巻線51、およびY−W相巻線52を第1Δ巻線の各出力端に接続して、第1三相YΔ混合巻線23が形成される。
このように構成されたΔ−U相巻線43、Δ−V相巻線44およびΔ−W相巻線45をΔ結線して第2Δ巻線が形成される。そして、Y−U相巻線53、Y−V相巻線54、およびY−W相巻線55を第2Δ巻線の各出力端に接続して、第2三相YΔ混合巻線24が形成される。
ここで、Δ−U相巻線40、Δ−V相巻線41およびΔ−W相巻線42は、それぞれ、2ターンの巻線部により構成されている。また、Y−U相巻線50、Y−V相巻線51およびY−W相巻線52は、それぞれ、2ターンの巻線部を並列に接続して構成されている。そこで、Δ−U相巻線40、Δ−V相巻線41およびΔ−W相巻線42(第1Δ巻線の相巻線)と、Y−U相巻線50、Y−V相巻線51およびY−W相巻線52(第1Y巻線の相巻線)との巻き数比は1となる。また、Y−U相巻線50、Y−V相巻線51およびY−W相巻線52は、Δ−U相巻線40、Δ−V相巻線41およびΔ−W相巻線42に対して、電気角でπ/6の位相差を有している。
Δ−U相巻線43、Δ−V相巻線44およびΔ−W相巻線45は、それぞれ、2ターンの巻線部により構成されている。また、Y−U相巻線53、Y−V相巻線54およびY−W相巻線55は、それぞれ、2ターンの巻線部を並列に接続して構成されている。そこで、Δ−U相巻線43、Δ−V相巻線44およびΔ−W相巻線45(第2Δ巻線の相巻線)と、Y−U相巻線53、Y−V相巻線54およびY−W相巻線55(第2Y巻線の相巻線)との巻き数比は1となる。また、Y−U相巻線53、Y−V相巻線54およびY−W相巻線55は、Δ−U相巻線43、Δ−V相巻線44およびΔ−W相巻線45に対して、電気角でπ/6の位相差を有している。
さらに、Δ−U相巻線43、Δ−V相巻線44およびΔ−W相巻線45は、Δ−U相巻線40、Δ−V相巻線41およびΔ−W相巻線42に対して、電気角でπ/6の位相差を有している。また、Y−U相巻線50、Y−V相巻線51およびY−W相巻線52は、Y−U相巻線53、Y−V相巻線54およびY−W相巻線55に対して、電気角でπ/6の位相差を有している。そこで、第1三相YΔ混合巻線23と第2三相YΔ混合巻線24は、電気角でπ/6の位相差を有している。
固定子鉄心21のフロント側およびリヤ側において、スロット21cから延出し、折り返されて6スロット離れたスロット21cに入る導体線30の渡り部30aがコイルエンドを形成している。そこで、固定子鉄心21のフロント側およびリヤ側において、ほぼ同一形状に形成されたコイルエンドが、径方向に3列となって周方向に整然と配列されてコイルエンド群22f、22rを形成している。
なお、吸気孔2a、3aがフロントブラケット2およびリヤブラケット3の軸方向の端面に設けられ、排気孔2b、3bがフロントブラケット2およびリヤブラケット3の外周両肩部に固定子巻線22のフロント側およびリヤ側のコイルエンド群22f、22rの径方向外側に対向して設けられている。
このように構成された車両用交流発電機1は、バッテリ(図示せず)からブラシ13、スリップリング12を介して界磁コイル9に界磁電流が供給されて磁束が発生する。この磁束により、ポールコア10の爪状磁極が周方向に交互にN極とS極とに磁化される。
一方、エンジンの回転トルクがベルト(図示せず)およびプーリ7を介してシャフト6に伝達され、回転子8が回転される。そこで、回転磁界が固定子20の固定子巻線22に与えられ、起電力が固定子巻線22の第1および第2三相YΔ混合巻線23,24に発生する。そして、この起電力により発生する交流電流が、それぞれ整流器15により直流電流に整流されるとともに、その出力電圧の大きさが電圧調整器16により調整され、バッテリや車載電気負荷に供給される。
ファン11が回転子8とともに回転される。そこで、空気が吸気孔2a,3aからハウジング4内に吸入されて軸方向に回転子8側に流れ、ファン11により遠心方向に曲げられる。遠心方向に曲げられた空気は、コイルエンド群22f,22rを内径側から外径側に横切り、排気孔2b,3bからハウジング4外に排出される。これにより、固定子巻線22で発生した熱が、フロント側およびリヤ側のコイルエンド群22f、22rから空気に放熱され、固定子20の温度上昇が抑えられる。
この実施の形態1によれば、第1三相YΔ混合巻線23を構成する第1Δ巻線と第1Y巻線とが電気角でπ/6の位相差を有し、第2三相YΔ混合巻線24を構成する第2Δ巻線と第2Y巻線とが電気角でπ/6の位相差を有している。そこで、磁気騒音の主な原因である固定子20の反作用起磁力の高調波成分を、第1および第2三相YΔ混合巻線23,24によって打ち消すことができ、磁気騒音を低減できる。
第1Y巻線および第2Y巻線を構成する相巻線(Y−U相巻線50、Y−V相巻線51、Y−W相巻線52、Y−U相巻線53、Y−V相巻線54、Y−W相巻線55)は、それぞれ、第3巻線部33と第5巻線部35とを直列に接続してなる巻線部と、第4巻線部34と第6巻線部36とを直列に接続してなる巻線部とを並列に接続してなる並列回路に構成されている。そして、第3および第4巻線部33,34は、導体線30をスロット21cの3番地と4番地とを交互にとるように巻回して構成され、第5および第6巻線部35,36は、導体線30をスロット21cの5番地と6番地とを交互にとるように巻回して構成されている。そこで、並列に接続される両巻線部において、巻線部を構成する導体線30のスロット21c内の径方向位置の分布が等しくなる。これにより、並列に接続される両巻線部のインダクタンスが等しくなり、並列回路部における循環電流の発生を抑えることができる。
ここで、YΔ混合巻線においては、Y巻線を構成する相巻線のそれぞれには、Δ巻線を構成する相巻線のそれぞれに流れる電流の√3倍の電流が流れる。
したがって、第1Y巻線を構成する相巻線に流れる電流密度は、第1Δ巻線を構成する相巻線に流れる電流密度の0.866倍となる。
同様に、第2Y巻線を構成する相巻線に流れる電流密度は、第2Δ巻線を構成する相巻線に流れる電流密度の0.866倍となる。
このように、第1および第2Y巻線の相巻線を2つの巻線部を並列に接続して構成しているので、第1および第2Δ巻線の相巻線に流れる電流密度と第1および第2Y巻線の相巻線に流れる電流密度とを略等しくできる。そこで、固定子巻線22の温度分布の均一化が図られる。
また、第1Δ巻線および第2Δ巻線を構成する相巻線に流れる電流密度が第1Y巻線および第2Y巻線を構成する相巻線に流れる電流密度より僅かに大きくなり、第1Δ巻線および第2Δ巻線を構成する相巻線での発熱量が多くなる。しかし、第1Δ巻線および第2Δ巻線を構成する相巻線は、導体線30をスロット21cの1番地と2番地とを交互にとるように巻装してなる第1巻線部31と第2巻線部32とから構成されている。そこで、第1Δ巻線および第2Δ巻線を構成する相巻線のコイルエンドがコイルエンド群22f、22rの内径側に位置し、ファン11により遠心方向に曲げられた空気に曝される。これにより、第1Δ巻線および第2Δ巻線を構成する相巻線での発熱が効果的に放熱されるので、固定子巻線22の温度分布がより均一化される。
第1乃至第6巻線部31〜36が同じ導体線30を用いて形成されているので、単一のツールを用いてコイル成形でき、製造プロセスの合理化が実現されるとともに、コイルエンドが均一化され、コイルエンド群22f、22rの凹凸に起因する風切り音の発生を抑制できる。
第1Δ巻線および第2Δ巻線を構成する相巻線と第1Y巻線および第2Y巻線を構成する相巻線との接続部では4本の導体線30の端部を接合することになる。4本の導体線30の端部をまとめて接合する手段としては、例えば、束ねられた端部にリング体を被せ、そのリング体をかしめて端部同士を圧接する、束ねられた端部をねじって端部同士を圧接する、束ねられた端部同士を半田接合する、束ねられた端部を溶接する、などの手段が用いられる。そして、接合作業性および接合強度の観点から、束ねられた端部を溶接することが好ましい。束ねられた端部を溶接すること、接続部の軸方向高さが抑制され、接続作業が簡易となるとともに、接合強度が高められ、信頼性が向上される。また、溶接方法として、例えばTIG溶接が用いられる。
なお、上記実施の形態1では、第1Y巻線および第2Y巻線の相巻線は、第3巻線部と第5巻線部とを直列に接続した巻線部と、第4巻線部と第6巻線部とを直列に接続した巻線部とを並列に接続して構成されている。しかし、並列に接続される2つの巻線部は、第3巻線部と第5巻線部とを直列に接続した巻線部と、第4巻線部と第6巻線部とを直列に接続した巻線部との組み合わせに限定されない。つまり、並列回路部における循環電流の発生を抑えるために、両巻線部のインダクタンスが略等しければよく、例えば、第1巻線部と第3巻線部とを直列に接続した巻線部と、第2巻線部と第4巻線部とを直列に接続した巻線部との組み合わせ、第1巻線部と第5巻線部とを直列に接続した巻線部と、第2巻線部と第6巻線部とを直列に接続した巻線部との組み合わせでもよい。いずれの場合でも、両巻線部を構成する導体線のスロット内の径方向位置の分布が略等しくなり、両巻線部のインダクタンスが略等しくなる。
また、上記実施の形態1では、6本の導体線が1つのスロット内に収納されているものとしているが、スロット内に収納される導体線の本数は6本に限定されない。例えば、図5および図6に示されるように、スロット内に収納される導体線60の本数は12本でもよい。
そして、図5に示される場合、例えば、内周側の4本の導体線群61を用いて4ターンのΔ巻線の相巻線を構成する。そして、外周側、かつ周方向一側に位置する4本の導体線群62を用いて作製した4ターンの巻線部と、外周側、かつ周方向他側に位置する4本の導体線群63を用いて作製した4ターンの巻線部とを並列に接続して、4ターンのY巻線の相巻線を構成する。この場合においても、並列に接続される両巻線部を構成する導体線群62,63を構成する導体線60のスロット内の径方向位置の分布が略等しくなる。そこで、並列回路を構成する両巻線部のインダクタンスが略等しくなり、並列回路部における循環電流の発生が抑えられる。
また、図6に示される場合、例えば、内周側の4本の導体線群61を用いて4ターンのΔ巻線の相巻線を構成する。そして、外周側に位置する4本の導体線群64を用いて作製した4ターンの巻線部と、中間に位置する4本の導体線群65を用いて作製した4ターンの巻線部とを並列に接続して、4ターンのY巻線の相巻線を構成する。この場合においても、並列に接続される両巻線部を構成する導体線群64,65がスロット内で径方向に隣接している。そこで、並列回路を構成する両巻線部のインダクタンスが近づいて略等しくなり、並列回路部における循環電流の発生が抑えられる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における第1三相YΔ混合巻線の結線状態を示す模式図、図8はこの発明の実施の形態2に係る車両用交流発電機における固定子を示す斜視図である。なお、図8では、説明の便宜上、第1Δ巻線を構成する相巻線と第1Y巻線を構成する相巻線との接続部の1箇所のみを示している。
図7および図8において、付加線38は、導体線30と同じ絶縁被覆された銅線で作製され、コイルエンド群22r上を周方向に延びるように配設され、一端をΔ−U相巻線40とΔ−V相巻線41との接続部を構成する2本の導体線30の端部に溶接などにより接合され、他端をY−U相巻線50の端部を構成する2本の導体線30の端部に溶接などにより接合されている。そして、第1Δ巻線の出力端と第1Y巻線の相巻線との他の接続部、および第2Δ巻線の出力端と第2Y巻線の相巻線との接続部においても、付加線38を用いて同様に接合されているが、ここでは、その説明は省略する。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態2によれば、コイルエンド群22r上を周方向に延在する付加線38を用いて第1および第2Δ巻線の各出力端と第1および第2Y巻線の各相巻線とを接続しているので、上記実施の形態1では4本であった接続本数を3本に削減でき、接続作業性が向上されるとともに、接合強度が高められ、信頼性が向上される。
なお、上記各実施の形態では、第1および第2三相YΔ混合巻線の出力を別個の整流器により整流するものとしているが、第1および第2三相YΔ混合巻線を並列に接続し、その出力を1つの整流器により整流してもよい。
また、上記各実施の形態では、車両用交流発電機について説明しているが、この発明は、車両用交流発電機に限らず、車両用電動機、車両用発電電動機などの車両用回転電機に適用しても、同様の効果を奏する。
4 ハウジング、8 回転子、20 固定子、21 固定子鉄心、21c スロット、23 第1三相YΔ混合巻線、24 第2三相YΔ混合巻線、30,60 導体線、38 付加線、40 Δ−U相巻線、41 Δ−V相巻線、42 Δ−W相巻線、43 Δ−U相巻線、44 Δ−V相巻線、45 Δ−W相巻線、50 Y−U相巻線、51 Y−V相巻線、52 Y−W相巻線、53 Y−U相巻線、54 Y−V相巻線、55 Y−W相巻線。

Claims (4)

  1. ハウジングに回転可能に支持された回転子と、
    スロットが毎極毎相当たり2の割合で形成された固定子鉄心、および該固定子鉄心に巻装された第1三相YΔ混合巻線および第2三相YΔ混合巻線を有し、上記回転子を囲繞するように上記ハウジングに支持された固定子と、を備え、
    上記第1三相YΔ混合巻線は、Δ−U相巻線、Δ−V相巻線およびΔ−W相巻線をΔ結線して構成された第1Δ巻線と、該第1Δ巻線の各出力端に接続されたY−U相巻線、Y−V相巻線およびY−W相巻線からなる第1Y巻線とを有し、
    上記第2三相YΔ混合巻線は、Δ−U相巻線、Δ−V相巻線およびΔ−W相巻線をΔ結線して構成された第2Δ巻線と、該第2Δ巻線の各出力端に接続されたY−U相巻線、Y−V相巻線およびY−W相巻線からなる第2Y巻線とを有し、
    上記Δ−U相巻線と上記Y−U相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第1スロット群に巻装され、上記Δ−U相巻線と上記Y−U相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第2スロット群に巻装され、上記Δ−V相巻線と上記Y−V相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第3スロット群に巻装され、上記Δ−V相巻線と上記Y−V相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第4スロット群に巻装され、上記Δ−W相巻線と上記Y−W相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第5スロット群に巻装され、上記Δ−W相巻線と上記Y−W相巻線は、6スロットおきの上記スロットで構成される第6スロット群に巻装され、
    上記Δ−U相巻線、上記Δ−U相巻線、上記Δ−V相巻線、上記Δ−V相巻線、上記Δ−W相巻線、上記Δ−W相巻線、上記Y−U相巻線、上記Y−U相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−W相巻線および上記Y−W相巻線は、それぞれ、同一断面形状の導体線を、6スロットおきの上記スロットに巻回して構成され、
    上記Y−U相巻線、上記Y−U相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−V相巻線、上記Y−W相巻線および上記Y−W相巻線は、それぞれ、2つの巻線部を並列に接続して構成され、
    並列接続される上記2つの巻線部は、それぞれ、該両巻線部のインダクタンスが近づくように上記導体線を上記スロットに巻回して構成され、
    上記第1Δ巻線の各出力端と上記第1Y巻線を構成する各相巻線とが付加線を介して接続され、
    上記第2Δ巻線の各出力端と上記第2Y巻線を構成する各相巻線とが付加線を介して接続されていることを特徴とする回転電機。
  2. 並列に接続される上記2つの巻線部は、それぞれ、該巻線部を構成する上記導体線の上記スロット内での径方向位置の分布が等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記第1Δ巻線および上記第2Δ巻線を構成する相巻線と上記第1Y巻線および上記第2Y巻線を構成する相巻線のうち、電流密度が大きくなる相巻線を構成する上記導体線が、上記スロット内の内周側に収納されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の回転電機。
  4. 上記第1Δ巻線の各出力端と上記第1Y巻線を構成する各相巻線とが溶接により接続され、上記第2Δ巻線の各出力端と上記第2Y巻線を構成する各相巻線とが溶接により接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回転電機。
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