JP4761181B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池に供給する新たなガスを当該燃料電池から排出されたガスと合流させて供給するエゼクタを備えた燃料電池システムに関するものである。
従来、この種の燃料電池システムとして、燃料電池の負荷に対応してガスを供給できるように、エゼクタを流量可変式で構成したものが知られている。例えば、特許文献1に記載のものは、水素ガスの所定の流量に対応する二つのエゼクタを設けておいて、燃料電池の出力電流に基づいてエゼクタをアクチュエータにより適宜切り替える構成である。また、特許文献2に記載のものは、水素ガス供給系に配設した圧力または流量の複数のセンサによる検出結果に基づいて、エゼクタの燃料供給弁の開度を適宜調整する構成を採用している。
特開2002−56870号公報(第4頁〜第6頁、第2図) 特開平9−213353号公報(第3頁および第1図)
しかし、このような従来の燃料電池システムでは、エゼクタで流量を可変するべくアクチュエータやセンサを設けているため、システム全体の制御を複雑化させ易かった。もっとも、この問題に鑑みてアクチュエータ等の制御性(分解能)を高めることもできるが、コストアップとなるおそれがある。
本発明は、簡易な構成により、燃料電池の負荷に応じてガスを適切に供給することができる燃料電池システムを提供することをその目的としている。
本発明の燃料電池システムは、ガス供給系に配設され、燃料電池に供給する新たなガスを燃料電池から排出されたガスと合流させて供給するエゼクタを備えた燃料電池システムにおいて、エゼクタは、新たなガスを噴射し、燃料電池から排出されたガスを吸引するための負圧を発生するノズルと、ノズルを通過する新たなガスの流量を制御する流量制御機構と、を有し、ガス供給系には、燃料電池から排出されエゼクタに合流するまでの間のガスを流量制御機構に導く流通路が設けられ、流量制御機構は、流通路から導かれたガスの圧力に応じて、新たなガスの流量を制御するものである。
この構成によれば、ノズルを通過する新たなガスの流量が流量制御機構により制御されるが、この制御は、燃料電池から排出されたガス(以下、主としてオフガスという。)に応じて行われる。これにより、流量制御機構の制御を機械的に行うことが可能なため、電気的なアクチュエータやセンサ等を設けなく済む。また、オフガスの圧力を有効に利用しているため、燃料電池の負荷に応じて、これに適量のガスを供給することが可能となる。特に、流量制御機構に導くガスをオフガスとすることで、燃料電池でのガスの消費量の変動による圧力変化応答性の高い燃料電池の出口圧力がエゼクタに作用するため、消費量が変動した場合に応答性良く新たなガスを供給することができる。
ここで、「ガス供給系」とは、例えばガスが燃料としての水素ガスである場合には、水素ガスが関与する(流れる)一連のものをいい、「ガス供給系」には、ガスの供給源(例えば水素タンク)や燃料電池内のガス流路も包含される。
この場合、ガス供給系には、新たなガスを流量制御機構に導く第2流通路が設けられ、流量制御機構は、流通路からのガスと第2流通路からのガスとの差圧に応じて、新たなガスの流量を制御することが、好ましい。
同様に、ガス供給系には、燃料電池に供給される合流後のガスを流量制御機構に導く第2流通路が設けられ、流量制御機構は、流通路からのガスと第2流通路からのガスとの差圧に応じて、新たなガスの流量を制御することが、好ましい。
これらの構成によれば、新たなガスとオフガスまたは合流後のガスとの差圧に応じて、流量制御機構の制御を行うことができる。
これらの場合、流量制御機構は、先端側がノズルの開口部に臨むニードルと、ニードルの基端側に接続され、流通路および第2流通路の一方からのガスが表面側に導かれ且つ他方からのガスが裏面側に導かれるピストンと、ピストンの裏面側をニードルの先端側に向かって付勢する付勢部材と、を有し、ニードルは、ピストンにおけるガスの差圧と付勢部材の付勢力とのバランスに基づいて軸線方向に進退し、ノズルの開口面積を可変することが、好ましい。
この構成によれば、例えば、ニードルの軸線方向への退避により、ニードルとノズルの開口部との間の間隙の面積が大きくなり、この間隙から噴出される新たなガスの流量が大きくなる。逆に、ニードルの軸線方向への進出により、この間隙の面積が小さくなり、噴出される新たなガスの流量が小さくなる。このようなノズルの開口面積を可変するニードルの進退は、ピストンに作用する差圧および付勢力のバランスに基づくものである。したがって、簡易な構成によって、ノズルを通過する新たなガスの流量を適切に制御することができる。
これらの場合、ノズルは、新たなガスの流量に対応して複数が設けられており、流量制御機構は、差圧に応じて複数のノズルを切り替えることにより新たなガスの通過を許容する一つまたは複数のノズルを選択して、新たなガスの流量を制御することが、好ましい。
この構成によれば、複数のノズルを新たなガスの各流量域に適したものに設定しているため、適宜、新たなガスを導くノズルを差圧に応じて切り替えるだけで、ノズルを通過する新たなガスの流量を適切に制御することができる。
これらの場合、流通路は、燃料電池から排出されエゼクタに合流するまでの間の循環流路に分岐接続されていると共に、循環流路よりも流路断面積を小さく設定されていることが、好ましい。
この構成によれば、エゼクタの流量制御機構にオフガスを適切に導きつつ、エゼクタのノズルで吸引するオフガスの流量を適切に確保することができる。
本発明の燃料電池システムによれば、エゼクタによる流量制御が燃料電池から排出されたガスの圧力に応じてなされ、その制御に各種の電気的構成を必ずしも必要としないため、簡易な構成によって、燃料電池の負荷に応じたガスを適切に供給することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態に係る燃料電池システムについて説明する。この燃料電池システムは、流量可変式で構成されたエゼクタを備え、このエゼクタによるガスの流量制御を機械構造上(自律的に)行うことで、燃料電池の負荷に対応したガスの供給を行うものである。以下では、先ず、水素ガスの供給系にエゼクタを配設にした例について説明する。また、燃料電池システムとしては、これを搭載した機器として代表される燃料電池車両を例に説明する。
図1に示すように、燃料電池システム1は、酸素ガス(空気)および水素ガスの供給を受けて電力を発生する固体分子電解質型の燃料電池2を備えている。燃料電池2は、多数のセルを積層したスタック構造として構成されている。燃料電池システム1は、燃料電池2に酸素ガスを供給する酸素ガス供給系3と、燃料電池2に水素ガスを供給する水素ガス供給系4と、を具備している。
酸素ガス供給系3は、加湿器11により加湿された酸素ガスを燃料電池2に供給する供給流路12と、燃料電池2から排出された酸素オフガスを加湿器11に導く循環流路13と、加湿器11から燃焼器に酸素オフガスを導くための排気流路14と、が設けられている。供給流路12には、大気中の酸素ガスを取り込んで加湿器11に圧送するコンプレッサ15が設けられている。
水素ガス供給系4は、高圧の水素ガスを貯留した水素供給源となる水素タンク21と、水素タンク21の水素ガスを燃料電池2に供給する供給流路22と、燃料電池2から排出された水素オフガスを供給流路22に戻すための循環流路23と、循環流路23の水素オフガスを供給流路22に還流させるエゼクタ24と、を具備している。エゼクタ24によって、水素タンク21からの新たな水素ガスと水素オフガスとが合流され、この合流後の混合ガスが燃料電池2に供給される。
供給流路22は、エゼクタ24の上流側に位置し、新たな水素ガスをエゼクタ24に導く流路となる主流流路22aと、エゼクタ24の下流側に位置し、混合ガスを加湿器25を介して燃料電池2に導く流路となる混合流路22bと、で構成されている。主流流路22aには、その上流側から順に、これを開閉するシャットバルブ31と、水素ガスの圧力を調整するレギュレータ32と、が介設されている。
加湿器25は、混合流路22bと循環流路23とに跨るようにして介設されており、混合ガスと水素オフガスとの間で水分交換を行う。このため、燃料電池2には、適度に湿潤した混合ガスが供給されるようになっている。循環流路23には、加湿器25の下流側に逆止弁34が介設されていると共に、加湿器25の下流側において排出流路35が分岐配管されている。循環流路23の水素オフガスは、逆止弁34を通じてエゼクタ24に吸引される。なお、加湿器25および逆止弁34を省略した構造を採用することも可能である。
エゼクタ24は、燃料電池2へ供給する水素ガス(混合ガス)の流量を可変可能に構成されている。図2に示すように、エゼクタ24は、その外郭を構成する筐体41を有している。筐体41には、主流流路22aの下流側に接続された1次側の供給口42と、混合流路22bの上流側に接続された2次側の排出口43と、循環流路23の下流側に接続された負圧作用側(3次側)の吸込み口44と、が形成されている。
筐体41の内部には、新たな水素ガスを下流側に向かって噴射するノズル46と、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量を制御する流量制御機構47と、ノズル46の下流側に設けられ、ノズル46を通過した新たな水素ガスと水素オフガスとを合流させるディフューザ48と、が構成されている。ノズル46は、いわゆる先細ノズルからなる。すなわち、ノズル46は、水素ガスの流れ方向に向かって先細りに形成されており、先端部がディフューザ48側に開口している。ノズル46の拡開した基端部は、1次側の供給口42に連なっている。
ディフューザ48は、ノズル46と同軸に形成されており、ノズル46との間の上流側が3次側の吸込み口44に連なっている。また、ディフューザ48の下流側は、2次側の排出口43に連なっている。ノズル46からディフューザ48に向けて新たな水素ガスが噴射されると、水素オフガスを吸引するための負圧が発生し、循環流路23の水素オフガスがディフューザ48に吸い込まれる。これにより、ディフューザ48において新たな水素ガスと水素オフガスとが合流・混合され、この混合ガスが、ディフューザ48から排出口43を介して混合流路22bへと排出される。
流量制御機構47は、先端側がノズル46の開口部に臨むニードル61と、ニードル61の基端側に接続されたピストン62と、ピストン62の裏面側62bに配設したバネ63(付勢部材)と、を有している。これらニードル61、ピストン62およびバネ63は、ノズル46の軸線方向に配設されている。
ニードル61は、円錐または角錐の錐体からなり、先端側に向かって先細りに形成されており、例えば先端部が放物面で形成されている。バネ63は、所定のばね定数を有し、ピストン62の裏面側62bと筐体41の内部との間に介設されており、ピストン62の裏面側62bをニードル61の先端側に向かって付勢する。
ピストン62は、その外周部を筐体41の内部に支持されており、その軸線方向に摺動可能に構成されている。ピストン62の表面側62aは、その中央部にはニードル61を接続していると共に、これを除く他の周辺部には供給口42を介して主流流路22aからの新たな水素ガスが導かれるようになっている。一方、ピストン62の裏面側62bは、その中央部にはバネ63が接続されていると共に、これを除く他の周辺部には筐体41に形成された圧力導入口70を介して循環流路23からの水素オフガスが信号圧として導かれるようになっている。
具体的には、水素ガス供給系4には、ピストン62の表裏各面に新たな水素ガスおよび水素オフガスをそれぞれ導く二つの流通路が設けられており、一方の流通路は主流流路22a(第2流通路)が兼ねており、他方の流通路は、循環流路23に分岐接続されて循環流路23よりも流路断面積の小さい分流流路81で構成されている。この分流流路81が、ピストン62の裏面側62bと筐体41の内部との間で画成される圧力室72に圧力導入口70を介して通じている。なお、分流流路81は、図に示すようにエゼクタ24に対して外部配管としてもよいし、エゼクタ24の筐体41に作り込んだ内部配管としてもよい。
したがって、ピストン62の表面側62aには、主流流路22aの新たな水素ガスの圧力P1が作用し、ピストン62の裏面側62bには、分流流路81の水素オフガスの圧力P2およびバネ63の付勢力が作用する。このような構成により、ニードル61は、ピストン62における水素ガスの差圧とバネ63の付勢力とのバランスに基づいて、軸線方向に進退するようになっている。ニードル61が進退することで、ニードル61とノズル46の先端部との間の間隙の開口面積(以下、ノズル46の開口面積という。)が可変され、その結果、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が制御される。
これを詳述するに、便宜上、ピストン62の表面側62aの水素ガスの圧力をP4とし、ピストン62の裏面側62bにおける圧力室72の水素ガスの圧力をP5として、説明する。P4が、P5にバネ63の付勢力を加算した値よりも大きくなる場合には、ニードル61が退避してノズル46の開口面積が大きくなるため、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量は大きくなる。逆に、P4が、P5にバネ63の付勢力を加算した値よりも小さくなる場合には、ニードル61が進出してノズル46の開口面積が小さくなるため、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量は小さくなる。
なお、ニードル61は、その進退の終端位置が所定位置で規制されるようになっており、最も進出した場合には、ニードル61の外周面がノズル46の内周面に当接してノズル46の先端部を閉塞する。また、ニードル61が最も退避した場合には、圧力室72に設けた図外のストッパにピストン62の裏面側62bが当接し、退避するニードル61の終端位置が規制されるようになっている。なおまた、主として、ピストン62、バネ63、および二箇所の水素ガスをピストン62に導く二つの流通路(22a、81)により、ニードル61を軸線方向に進退させるニードル移動手段が構成されている。
本実施例の燃料電池システム1の作用について、燃料電池2の負荷との関係を中心に説明する。一般に、燃料電池車両の加速時等で燃料電池2の発電量が増加すると、燃料電池2で消費される水素ガスの消費量が増加する。この消費が増えて混合流路22bの流量が増加すると、燃料電池2での圧力損失が大きくなり、循環流路23の水素オフガスの圧力P2が低下する(混合流路22bの混合ガスの圧力P3も低下する。)。このとき、分流流路81を通じて圧力室72の圧力P5が低下することになる。すると、ピストン62およびニードル61が、P4、P5およびバネ63の付勢力のバランスによって、平衡状態からバネ63に抗して退避する。
これにより、ノズル46の開口面積が大きくなるため、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が増加する。したがって、燃料電池2の負荷が大きくなった場合に、エゼクタ24は自律的に適切に対応することになる。そして、新たな水素ガスの流量の増加によって混合ガスの圧力P3が上昇するため、燃料電池2に供給される混合ガスの圧力(すなわち、燃料電池入口圧)が適正な値に確保されると共に、水素オフガスの流量が増加し、新たな水素ガスの流量との関係において水素オフガスの流量が適正な値に確保されることになる。
一方、燃料電池車両の起動時、アイドリング時および減速時等で燃料電池2の発電量が減少すると、燃料電池2で消費される水素ガスの消費量が減少する。この消費が減って混合流路22bの流量が減少すると、燃料電池2での圧力損失が小さくなり、循環流路23の水素オフガスの圧力P2が上昇する(混合流路22bの混合ガスの圧力P3も上昇する。)。このとき、分流流路81を通じて圧力室72の圧力P5が上昇することになる。すると、ピストン62およびニードル61が、P4、P5およびバネ63の付勢力のバランスによって、平衡状態から進出する。
これにより、ノズル46の開口面積が小さくなるため、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が減少する。したがって、燃料電池2の負荷が小さくなった場合に、エゼクタ24は自律的に適切に対応することになる。そして、新たな水素オフガスの流量の減少によって混合ガスの圧力P3が低下するため、燃料電池2に供給される混合ガスの圧力が適正な値に確保されると共に、水素オフガスの流量が減少し、新たな水素ガスの流量との関係において水素オフガスの流量が適正な値に確保されることになる。
以上のように、本実施例の燃料電池システム1によれば、水素ガス供給系4の差圧に応じてエゼクタ24による水素ガスの流量制御が行われるため、この流量制御のために従来のような各種の電気的構成をとらずに済み、システムを全体として簡素化することができる。また、燃料電池2の負荷に応じてこれに適量の水素ガスを供給することができる。特に、流量制御機構47に導圧するガスを水素オフガスとしているため、燃料電池2の負荷に対応して変動する圧力変化応答性の高い圧力(すなわち、燃料電池出口圧)がエゼクタ24に作用するため、水素ガスの消費量が変動した場合に新たな水素ガスの供給量の応答性を高めることができる。
参考例1
次に、図3を参照して、燃料電池システム1の参考例1について、実施例1との相違点を中心に説明する。本参考例1では、水素オフガスでなく混合ガスを流量制御機構47に導くようにしている。具体的には、循環流路23には、これよりも流路断面積の小さい分流流路71が分岐接続されており、この分流流路71が圧力導入口70を介して圧力室72に通じている。したがって、ピストン62の裏面側62bには、分流流路71の混合ガスの圧力P3およびバネ63の付勢力が作用する。
上述のように、燃料電池2の発電量が増加して混合ガスの圧力P3が低下するとき、分流流路71を通じて圧力室72の圧力P5が低下するため、実施例1と同様に、P4、P5およびバネ63の付勢力のバランスによって、ニードル61を退避させることができる。逆に、燃料電池2の発電量が減少して混合ガスの圧力P3が上昇するとき、分流流路71を通じて圧力室72の圧力P5が上昇するため、P4、P5およびバネ63の付勢力のバランスによって、ニードル61を進出させることができる。
このように、混合ガスの圧力に応じて流量制御機構47を作動させることができるため、本参考例1においても、上記実施例と同様に、燃料電池2の負荷に応じてこれに適量の水素ガスをエゼクタ24により供給することができる。なお、分流流路71は、実施例1と同様に、エゼクタ24に対して外部管路としてもよいし、エゼクタ24の筐体41に作り込んだ内部管路としてもよい。
参考例2
次に、図4を参照して、燃料電池システム1の参考例2について、実施例1との相違点を中心に説明する。本参考例2の流量制御機構47に導く水素ガスの圧力は、ノズル46の上流直近の新たな水素ガスの圧力と、これとは異なる更に上流位置の新たな水素ガスの圧力と、である。このため、実施例1とは、分流流路の構成はもとより、エゼクタ24におけるノズル46やニードル61の構成が相違している。
ノズル46は、いわゆる末広ノズルからなり、ニードル61が進退することで、ノズル46ののど部91とニードル61との間の間隙の開口面積(以下、上記同様に、ノズル46の開口面積という。)が可変されるように構成されている。ニードル61の先端部101は、先端側に向かってロート状に拡開してなり、ノズル46の下流側からノズル46の開口部92およびのど部91に臨んでいる。
参考例2では、ニードル61が退避することでその先端部101がノズル46ののど部91に接近するため、ノズル46の開口面積は小さくなる。一方、ニードル61が進出することでその先端部101がノズル46ののど部91から離間するため、ノズル46の開口面積は大きくなる。ただし、ノズル46の開口面積の最大値は、のど部91の断面積からノズル46の先端部101に連なる軸状の本体部102の断面積を減算した値となる。
また、主流流路22aの下流側には、新たな水素ガスの流量を絞る絞り部111がエゼクタ24の筐体41の内部に設けられている。絞り部111を通過した新たな水素ガスは、ノズル46およびピストン62の表面側62aに供給される。したがって、ピストン62の表面側62aには、絞り部111を通過した新たな水素ガスの圧力P4が作用する。
絞り部111の上流側の主流流路22aには、これよりも流路断面積の小さい分流流路112が分岐接続されており、この分流流路112が圧力導入口70を介して圧力室72に通じている。したがって、ピストン62の裏面側62bには、分流流路112の新たな水素ガスの圧力P1およびバネ63の付勢力が作用する。絞り部111の前後で新たな水素ガスの圧力P1,P4に圧力差が生じるが、本参考例2では、この差圧が新たな水素ガスの流量に対応して可変することに着目し、この差圧に応じてピストン62を介してニードル61を進退させる。
具体的には、燃料電池2の発電量が増加すると、P1とP4の差圧が大きくなるが、このとき、分流流路112を通じて圧力室72の圧力P5とP4の差圧も大きくなる。P4の圧力がP5にバネ63の付勢力を加算したものよりも小さくなると、これらのバランスによって、ニードル61が進出する。これにより、ノズル46の開口面積が大きくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が増加する。
一方、燃料電池2の発電量が減少すると、P1とP4の差圧が小さくなるが、このとき、分流流路112を通じて圧力室72の圧力P5とP4の差圧も小さくなる。P4の圧力がP5にバネ63の付勢力を加算したものよりも大きくなると、これらのバランスによって、ニードル61が退避する。これにより、ノズル46の開口面積が小さくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が減少する。
このように、本参考例2においても、エゼクタ24による流量制御を水素ガス供給系4の差圧に応じて自立的に行うことができ、燃料電池2の負荷に応じてこれに適量の水素ガスを適切に供給することができる。なお、分流流路112は、実施例1と同様に、エゼクタ24に対して外部管路としてもよい。
次に、図5を参照して、本発明の燃料電池システム1の実施例について、実施例1との相違点を中心に説明する。本実施例のエゼクタ24は、新たな水素ガスの流量域に対応するべく、多段式で構成されている。具体的には、エゼクタ24は、新たな水素ガスの流量に対応して設けられた3つのノズル46と、各ノズル46の下流側に設けられ、各ノズル46と同軸となる3つのディフューザ48と、を具備しており、3つのノズル46および3つのディフューザ48は、上下に並列に並べられて構成されている。
すなわち、本実施例のエゼクタ24には、同図の上側に位置するノズル46およびディフューザ48により、水素ガスの大流量域に対応する第1エゼクタ部121が構成されている。同様に、中間に位置するノズル46およびディフューザ48により、水素ガスの中流量域に対応する第2エゼクタ部122が構成され、同図の下側に位置するノズル46およびディフューザ48により、水素ガスの小流量域に対応する第3エゼクタ部123が構成されている。
例えば、第1エゼクタ部121のノズル46およびディフューザ48は、他のエゼクタ部122,123のものに比べて、最も大きい内径で形成されており、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が最も大きくなる。
第1、第2および第3エゼクタ部121、122、123は、単一の筐体41に組み込まれており、3つのノズル46の上流側が、筐体41内において1つの主流流路22aから3つに分岐された3つの分岐流路131にそれぞれ通じている。また、3つのディフューザ48の下流側は筐体41内において1つの流路に合流し、その合流部が混合流路22bに通じている。そして、第3エゼクタ部123におけるノズル46とディフューザ48との間が、3次側の吸込み口44に連なっている。なお、図に示すように、第3エゼクタ部123および第2エゼクタ部122におけるノズル46とディフューザ48との間は連通していると共に、第2エゼクタ部122および第1エゼクタ部121におけるノズル46とディフューザ48との間は連通している。
流量制御機構47は、水素ガスの差圧に応じて3つのノズル46(3つのエゼクタ部121,122,123)を切り替えることにより水素ガスの通過を許容する一つのノズル46(一つのエゼクタ部)を選択して、新たな水素ガスの流量を制御する。具体的には、流量制御機構47は、切替え弁141およびバネ142で構成されており、切替え弁141は、分岐流路131を閉塞可能な3つの弁本体151と、3つの弁本体151を上下方向に連結し、各分岐流路131を閉塞しない2つの連結部152と、を有している。
各弁本体151は、筐体41の内部に摺動可能に設けられている。そして、最も上側の弁本体151と筐体41の内壁とにより画成される主流圧力室161に、主流流路22aからの新たな水素ガスが流通路162(第2流通路)を介して導かれる。一方、最も下側の弁本体151と筐体41の内壁とにより画成される分流圧力室171に、循環流路23からの水素オフガスが流通路172(分流流路)を介して導かれる。バネ142は、分流圧力室171に設けられており、最も下側の弁本体151を介して切替え弁141を全体として上方向に付勢している。
本実施例の燃料電池システム1の作用について、燃料電池2の負荷との関係を中心に説明する。燃料電池2の発電量が比較的少ないときには、図5に示すように、上側の2つの弁本体151が上側の2つの分岐流路131を閉塞し、第3エゼクタ部123のみが機能するようになっている。この状態から燃料電池2の発電量が増加すると、水素オフガスの圧力P2が低下するが、このとき、分流流路172を通じて分流圧力室171の圧力P5が低下する。
これにより、P4、P5およびバネ142の付勢力のバランスによって、切替え弁141は下方向に移動する。ここで、新たな水素ガスが中流量で足りる場合には、下降した上側の2つの弁本体151が上下2つの分岐流路131をそれぞれ閉塞し、第2エゼクタ部122のみが機能するようになる。また、新たな水素ガスが大流量を必要とする場合には、切替え弁141はさらに下降して、上側の2つの弁本体151が下側の2つの分岐流路131を閉塞し、第1エゼクタ部121のみが機能するようになる。
一方、大流量の状態、すなわち第1エゼクタ部121のみが機能する状態から燃料電池2の発電量が減少すると、水素オフガスの圧力P2が上昇するが、このとき、分流流路172を通じて分流圧力室171の圧力P5が上昇する。これにより、P4、P5およびバネ142の付勢力のバランスによって、切替え弁141は上方向に移動する。そして同様に、新たな水素ガスが中流量で足りる場合には、第2エゼクタ部122のみが機能するようになり、新たな水素ガスが小流量を必要とする場合には、第1エゼクタ部121のみが機能するようになる。
このように本実施例によれば、各エゼクタ部121、122、123を新たな水素ガスの各流量域に適したものとしておき、適宜、差圧に応じて所定のエゼクタ部に切り替えることで、新たな水素ガスの流量の制御がなされる。したがって、本実施例においても、エゼクタ24による流量制御を水素ガス供給系4の差圧に応じて行うことができ、燃料電池2の負荷に応じてこれに適量の水素ガスを適切に供給することができる。
なお、エゼクタ24の筐体41に切替え弁141を組み入れるようにしているが、もちろん切替え弁141の構成をエゼクタ24の筐体41外に設けてもよい。また、単一の筐体41に複数のエゼクタ部121、122、123を設けるようにしているが、各エゼクタ部を独立した構成としてもよい。さらに、本実施例では、水素ガスの流量域に対してエゼクタ部を1つずつ用いる構成であるが、もちろん複数のエゼクタ部を選択的に組み合わせてもよい。すなわち、差圧に応じて複数のノズル46を選択してもよい。この場合には例えば、複数のエゼクタ部を全く同じ能力(吸引能力)で構成してもよいし、上記のように異なる能力で構成してもよい
次に、図6を参照して、燃料電池システム1の実施例について、前記実施例との相違点を中心に説明する。上記各実施例においては、エゼクタ24は単一の流量制御機構47を備え、水素ガス供給系4における一つの差圧に基づいて流量を制御する構成であった。本実施例では、エゼクタ24は、幅広い制御性を達成するべく複数(二つ)の差圧に基づいて流量を制御するものであり、そのために複数の流量制御機構を備えている。
エゼクタ24は、第1流量制御機構181および第2流量制御機構182からなる二つの流量制御機構のほか、実施例1と同様に、筐体41、1次側の供給口42、2次側の排出口43、3次側の吸込み口44、単一の先細ノズル46、および単一のディフューザ48を備えている。
第1・第2流量制御機構181、182は、ニードル61など各種の部材を一部共用するようにして構成されている。第1流量制御機構181は、ニードル61の基端側に接続された第1ピストン191と、第1ピストン191の裏面側をニードル61の先端側に向かって付勢する第1バネ192と、を主として有している。第2流量制御機構182は、連結部材183を介して第1ピストン191に連結された第2ピストン201と、第2ピストン201をニードル61の先端側に向かって付勢する第2バネ202と、を主として有している。第1・第2流量制御機構181,182を主に構成するこれらの部材(191,192,183,201,202)は、ノズル46と同軸に配設されている。
連結部材183は、例えば中空の段付き丸棒で構成されている。連結部材183は、第1ピストン191の周縁部を摺動可能に支持する太径部211と、第2ピストン201の表面側に一方の端部を固着された細径部212と、細径部212の他方の端部と太径部211とを一体に連ねる環状段部213と、で構成されている。なお、第2ピストン201の周縁部は筐体41の内壁に摺動可能に支持されている。
太径部211の外周面は、筐体41の内壁に固定した環状のガイド部221に摺動可能に支持されている。太径部211の内部は、第1ピストン191によって左右に区画されており、図示右側の第1主流ガス室222が、主として、第1ピストン191の表面側と、これに対向配置されてニードル61の進退を許容するガス導入開口部223を有する隔壁224と、太径部211の内壁と、により画成されている。また、図示左側の第1分流ガス室226が、主として、第1ピストン191の裏面側と、これに対向する環状段部213と、太径部211の内壁と、により画成されている。第1分流ガス室226に上記の第1バネ192が設けられている。
第1主流ガス室222には、主流流路22aからの新たな水素ガスがガス導入開口部223を介して導入される。第1分流ガス室226には、循環流路23に分岐接続された第1分流流路227からの水素オフガスが、細径部212により構成される内部流路を介して導入される。より具体的には、第1分流ガス室226は、細径部212の内部流路に連通しており、細径部212の内部流路は、第2ピストン201の中央部に形成した貫通孔231を介して、流路形成部材232により構成される内部流路に連通している。そして、流路形成部材232の内部流路が第1分流流路227に連通している。
流路形成部材232は、可撓性を有する略筒状の部材からなり、一端部を筐体41の内壁に固定され他端部を第2ピストン201の裏面側に固定されている。流路形成部材232は、第2ピストン201の進退に追従して、その進退方向に伸縮するように構成されている。なお、流路形成部材232は第2バネ202の内部に挿入されている。
このような構成により、第1流量制御機構181は、第1主流ガス室222の圧力P41、第1分流ガス室226の圧力P51および第1バネ192の付勢力のバランスによって、第1ピストン191を介してニードル61を進退させる。すなわち、第1流量制御機構181は、新たな水素ガスの圧力と水素オフガスの圧力との差圧に応じて、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量を制御する。
なお、第1流量制御機構181(の第1主流ガス室222)に新たな水素ガスを導く流通路(第2流通路)は、主として主流流路22aにより構成される。また、第1流量制御機構181(の第1分流ガス室226)に水素オフガスを導く流通路は、主として、第1分流流路227、流路形成部材232および細径部212により構成される。
筐体41の内部には、第2流量制御機構182と関連して、第2主流ガス室234と第2分流ガス室235とが第2ピストン201によって左右に区画されることで、設けられている。第2主流ガス室234は、主として、第2ピストン201の表面側と、これに対向する環状段部213およびガイド部221の側面と、筐体41の内壁と、により画成されている。第1主流ガス室222には、主流流路22aからの新たな水素ガスが、ガイド部221に貫通形成した貫通流路236を介して導入される。すなわち、第2主流ガス室234に新たな水素ガスを導く流通路は、主として主流流路22aおよび貫通流路236により構成される。
第2分流ガス室235は、主として、第2ピストン201の裏面側と、これに対向する壁面を含む筐体41の内壁と、により画成されている。第2分流ガス室235には、上記の第2バネ202および流路形成部材232が設けられている。第2分流ガス室235には、混合流路22bに分岐接続された第2分流流路237からの混合ガスが導入される。すなわち、第2分流ガス室235に混合ガスを導く流通路は、主として第2分流流路237により構成される。
このような構成により、第2流量制御機構182は、第2主流ガス室234の圧力P42、第2分流ガス室235の圧力P52および第2バネ202の付勢力のバランスによって、第2ピストン201、連結部材183および第1ピストン191を順に介してニードル61を進退させる。すなわち、第2流量制御機構182は、新たな水素ガスの圧力と混合ガスの圧力との差圧に応じて、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量の制御を行う。
本実施例の燃料電池システム1の作用について、燃料電池2の負荷と第1・第2流量制御機構181、182との関係を、流量制御機構ごとに分けて説明する。燃料電池2の発電量が増加して、水素オフガスの圧力P2が低下するとき、第1分流流路227等を通じて第1分流ガス室226の圧力P51が低下する。これにより、第1流量制御機構181は、P41、P51および第1バネ192の付勢力のバランスによって、ニードル61を退避させる。したがって、ノズル46の開口面積が大きくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が増加する。
また燃料電池2の発電量が増加する場合、上述したように、混合ガスの圧力P3が低下するが、このとき、第2分流流路237を通じて第2分流ガス室235の圧力P52が低下する。これにより、第2流量制御機構182は、P42、P52および第2バネ202の付勢力のバランスによって、ニードル61を退避させる。したがって、ノズル46の開口面積が大きくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が増加する。
一方、燃料電池2の発電量が減少して水素オフガスの圧力P2が上昇するとき、第1分流流路227等を通じて第1分流ガス室226の圧力P51が上昇する。これにより、第1流量制御機構181は、P41、P51および第1バネ192の付勢力のバランスによって、ニードル61を進出させる。したがって、ノズル46の開口面積が小さくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が減少する。
また同様に、燃料電池2の発電量が減少する場合、混合ガスの圧力P3が上昇するが、このとき、第2分流流路237を通じて第2分流ガス室235の圧力P52が上昇する。これにより、第2流量制御機構182は、P42、P52および第2バネ202の付勢力のバランスによって、ニードル61を進出させる。したがって、ノズル46の開口面積が小さくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が減少する。
このように、本実施例においても、エゼクタ24による流量制御を水素ガス供給系4の差圧に応じて行うことができ、燃料電池2の負荷に応じてこれに適量の水素ガスを適切に供給することができる。特に、二組における差圧に基づいて流量を制御しているため、幅広い制御性を達成することができる。なお、本実施例では、差圧を構成する圧力の組として、新たな水素ガスと水素オフガス、および、新たな水素ガスと混合ガス、としたがこれに限るものでないことやその組数が二つ以上であってもよいことは言うまでもない。例えば、新たな水素ガスと混合ガスの組を、水素オフガスと混合ガスの組としてもよい。
参考例3
次に、図7を参照して、燃料電池システム1の参考例3について、実施例1との相違点を中心に説明する。本参考例3の流量制御機構47は、実施例1における水素ガスの差圧を利用してニードル61を進退させる構成に代えて、燃料電池車両のアクセルペダル241の開度(踏込み量)を利用してニードル61を進退させる構成を有するものである。
具体的には、流量制御機構47は、アクセルペダル241およびニードル61のほか、ニードル61の基端側を固着したピストン62と、ピストン62をアクセルペダル241に接続するワイヤ242等を含む動力伝達機構と、を具備している。動力伝達機構は、アクセルペダル241の踏込み量に基づいて、ピストン62を介してニードル61の進退量を可変する。
燃料電池車両の加速時(燃料電池2の発電量増加時)に、アクセルペダル241の踏込み量が増すと、動力伝達機構によりピストン62が後退させられ、ニードル61が退避する。これにより、ノズル46の開口面積が大きくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が増加する。
一方、燃料電池車両の減速時(燃料電池2の発電量低下時)に、アクセルペダル241の踏込み量が減ると、動力伝達機構によりピストン62が前進させられ、ニードル61が進出する。これにより、ノズル46の開口面積が小さくなり、ノズル46を通過する新たな水素ガスの流量が減少する。
このように本参考例3では、流量制御機構47がアクセルペダル241の踏込み量に基づいてノズル46の開口面積を可変するため、電気的なアクチュエータやセンサ等を設けなくとも、燃料電池2の負荷に応じて、これに適量のガスを供給することができる。
次に、図8を参照して、燃料電池システム1の実施例について説明する。本実施例は、エゼクタ24を酸素ガス供給系3に配設したものである。同図に示すように、エゼクタ24は、加湿器11の上流側の供給流路12に配設され、1次側がコンプレッサ15から圧送される主流流路12aに接続され、2次側が加湿器11に通じる混合流路12bに接続され、3次側が循環流路13に接続されている。
エゼクタ24によって、コンプレッサ15からの新たな酸素ガスと酸素オフガスとが合流され、この合流後の混合ガスが加湿器11を介して燃料電池2に供給される。なお、循環流路13には、加湿器11の下流側に逆止弁251が介設されており、酸素オフガスは逆止弁251を通じてエゼクタ24に吸引される。なおもちろん、エゼクタ24の配設箇所はこれに限らず、例えば加湿器11の下流側であってもよい。
本実施例のエゼクタ24としては、上記各実施例の構成を用いることができる。また同様に、本実施例の酸素ガス供給系3には、エゼクタ24の流量制御機構47に導く二つの流通路(分流流路71,81,112,227,237など)を設けることができる。このように、エゼクタ24を酸素ガス供給系3に配設して、上記各実施例と同様の構成をとることで、燃料電池2の負荷に応じた酸素ガスの供給を適切に行うことができると共に、その際のエゼクタ24による流量制御を、電気的に行わずとも機械構造上、自律的に行うことができる。
実施例1に係る燃料電池システムの構成を示す構成図である。 実施例1に係る燃料電池システムの要部を示す簡略構成図である。 参考例1に係る燃料電池システムの要部を示す簡略構成図である。 参考例2に係る燃料電池システムの要部を示す簡略構成図である。 実施例に係る燃料電池システムの要部を示す簡略構成図である。 実施例に係る燃料電池システムの要部を示す簡略構成図である。 参考例3に係る燃料電池システムの要部を示す簡略構成図である。 実施例に係る燃料電池システムの構成を示す構成図である。
1 燃料電池システム、2 燃料電池、3 酸素ガス供給系、4 水素ガス供給系、22 供給流路、22a 主流流路(第2流通路)、22b 混合流路、23 循環流路、24 エゼクタ、42 供給口、43 排出口、44 吸込み口、46 ノズル、47 流量制御機構、48 ディフューザ、61 ニードル、62 ピストン、63 バネ、71 分流流路、81 分流流路(流通路)、112 分流流路、181 第1流量制御機構、182 第2流量制御機構、227 第1分流流路、237 第2分流流路、

Claims (6)

  1. ガス供給系に配設され、燃料電池に供給する新たなガスを当該燃料電池から排出されたガスと合流させて供給するエゼクタを備えた燃料電池システムにおいて、
    前記エゼクタは、
    前記新たなガスを噴射し、前記燃料電池から排出されたガスを吸引するための負圧を発生するノズルと、
    前記ノズルを通過する前記新たなガスの流量を制御する流量制御機構と、を有し、
    前記ガス供給系には、前記燃料電池から排出され前記エゼクタに合流するまでの間のガスを前記流量制御機構に導く流通路が設けられ、
    前記流量制御機構は、前記流通路から導かれたガスの圧力に応じて、前記新たなガスの流量を制御する燃料電池システム。
  2. 前記ガス供給系には、前記新たなガスを前記流量制御機構に導く第2流通路が設けられ、
    前記流量制御機構は、前記流通路からのガスと前記第2流通路からのガスとの差圧に応じて、前記新たなガスの流量を制御する請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記ガス供給系には、前記燃料電池に供給される合流後のガスを前記流量制御機構に導く第2流通路が設けられ、
    前記流量制御機構は、前記流通路からのガスと前記第2流通路からのガスとの差圧に応じて、前記新たなガスの流量を制御する請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記流量制御機構は、
    先端側が前記ノズルの開口部に臨むニードルと、
    前記ニードルの基端側に接続され、前記流通路および前記第2流通路の一方からのガスが表面側に導かれ且つ他方からのガスが裏面側に導かれるピストンと、
    前記ピストンの裏面側を前記ニードルの先端側に向かって付勢する付勢部材と、を有し、
    前記ニードルは、前記ピストンにおけるガスの差圧と前記付勢部材の付勢力とのバランスに基づいて軸線方向に進退し、前記ノズルの開口面積を可変する請求項2または3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記ノズルは、前記新たなガスの流量に対応して複数が設けられており、
    前記流量制御機構は、前記差圧に応じて前記複数のノズルを切り替えることにより前記新たなガスの通過を許容する一つまたは複数のノズルを選択して、当該新たなガスの流量を制御する請求項2ないし4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記流通路は、前記燃料電池から排出され前記エゼクタに合流するまでの間の循環流路に分岐接続されていると共に、当該循環流路よりも流路断面積を小さく設定されている請求項1ないし5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。

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