JP4381890B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから流出する第1の流体により発生する負圧で少なくとも1つの第2の流体を吸引しこれら二つ以上の流体を合流させて流出するエゼクタ及びこれを備える燃料電池システムに関するものである。
従来、例えば固体高分子膜型燃料電池は、固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで形成されたセルに対し、複数のセルを積層して構成されたスタック(以下において燃料電池と呼ぶ)を備えている。アノードに燃料として水素が供給され、カソードに酸化剤として空気が供給されると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動して、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電するようになっている。
このような燃料電池において発電効率を高く維持するために、燃料電池から排出される反応ガス(例えば、アノード側における水素)を新たに燃料電池へ供給される反応ガスに混合して燃料電池へ再循環させるためのエゼクタを備えた反応ガス循環型の燃料電池システムが知られている。
例えば、特許文献1には、ノズルとニードルと第1及び第2ダイヤフラムとを備え、ノズル内部に燃料が供給される流体通路を設け、流体通路にノズルと同軸の軸線方向に延びるニードルを挿入して軸線方向に摺動可能に保持してなる可変流量エゼクタが提案されている。前記ノズルの開口部の中にニードルを挿入して中心軸方向に移動することで、ノズルから流出する流体の流量を可変制御できる。
特開2002−227799号公報
しかしながら、従来の技術においては、ノズルの開口部の中にニードルを挿入して流量を制限した状態での循環性能が低下してしまうという問題がある。すなわち、ノズルの開口部の中にニードルを挿入した状態では、ノズルに流体を流入させる際にニードルが障害となって乱流が発生してしまい、この乱流の影響により副流の吸い込み量が減少して還流量が低下してしまう。従って、流量を制限した状態では循環性能が低下してしまう。また、燃料電池車両の反応ガス供給にエゼクタを用いた場合には、燃費向上の障害となってしまう。
従って、本発明は、流量が抑制された状態であっても循環性能を向上することができるエゼクタ及びこれを備える燃料電池システムを提供することを目的とする。
発明は、ノズル(例えば、実施の形態におけるノズル11)から流出する第1の流体(例えば、実施の形態における水素ガス)により発生する負圧で少なくとも1つの第2の流体(例えば、実施の形態における水素オフガス)を吸引しこれら二つ以上の流体を合流させて流出させるエゼクタ(例えば、実施の形態におけるエゼクタ5)であって、前記ノズルは、前記第1の流体を流出させる第1開口部(例えば、実施の形態におけるノズル先端開口部11a)を先端部に有するとともに、前記ノズル内部を介して前記第1開口部と連通する第2開口部(例えば、実施の形態におけるノズル基端開口部11b)を有してなり、前記ノズルの第1開口部に嵌合または離反するように前記ノズルの中心軸方向に移動可能なニードル部材(例えば、実施の形態におけるニードル部材20、40、50)を備え、前記ニードル部材は、前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第1開口部と前記第2開口部とを連通させる連通路(例えば、実施の形態における連通路20a)を形成してなることを特徴とする。
この発明によれば、前記ノズルに前記第2開口部から流入した第1の流体を前記第1開口部から流出させることで、負圧を発生させて第2の流体を吸引させる。そして、前記ニードル部材を前記ノズルの第1開口部に嵌合させたときに、前記第2開口部から流入する第1の流体は前記連通路を介して前記第1開口部に案内されるので、前記ニードル部材により第1の流体の流量を制限された状態であっても、第1の流体の流速を十分に確保できるうえに、流れがスムースになり乱流の発生を抑制することができる。これにより、第1の流体の流量の増減に関わらず、循環性能を向上することができる。
また、前記ニードル部材(例えば、実施の形態におけるニードル部材40)は、その先端部(例えば、実施の形態における先端部40b)を縮径形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、ニードル部材またはノズルの寸法誤差に対して、適切な密着性を保てる。また、緩やかに第1の流速を変えることにより、各部材へのショックが減り、ニードル部材の移動制御が容易に行える。さらに、前記ニードル部材を前記ノズルの前記第1開口部に近接または離反させる際に、前記ノズルの第1開口部から流出する第1の流体の流量を段階的に制御することができるため、前記第1の流体の流量をきめ細かく制御することが可能となる。
また、前記ニードル部材は、第3開口部(例えば、実施の形態におけるニードル先端開口部20c)と、前記第3開口部よりも後端側に位置して前記連通路を複数に分岐させる分岐部(例えば、実施の形態における分岐部20d)と、該分岐部よりも後端側に位置して分岐部と連通している複数の第4開口部(例えば、実施の形態におけるニードル基端開口部20e)と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、前記第2開口部から流入する第1の流体を、前記ニードル部材の複数の第4開口部を介してニードル部材内に案内して、前記分岐部を介して前記第3開口部から流出することができるので、前記ニードル部材の周方向から略均等に第1の流体をニードル部材内に案内することができ、第1の流体の流れをスムースにすることができる。
また、前記ノズルの第2開口部は、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第4開口部よりも後端側に位置するように形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第2開口部から流入する第1の流体を、前記第2開口部よりも先端側に位置する第4開口部に流入させて、そのまま先端側の前記第1開口部に案内することができる。従って、前記第1の流体の流れの方向を逆転させることなく前記第2開口部から前記第1開口部に案内することができるため、第1の流体の流れをさらにスムースにして乱流を抑制することができる。
また、前記ノズルの第2開口部は、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第4開口部に向けて開口するように形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記ノズルの第2開口部から流入する前記第1の流体を、前記第4開口部に速やかに案内することができるので、前記ニードル部材内部に第1の流体を案内する際に流れをスムースにすることができ、乱流の発生を抑制することができる。
また、前記ニードル部材の先端は、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第3開口部と軸方向において同一または先端側に位置するように形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、ニードル部材から流出した第1の流体が第1開口部にあたって乱流が発生し、流速が低下することを抑制することができる。
また、燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス流路(例えば、実施の形態における水素供給流路21)と、該燃料電池から排出される燃料オフガス流路(例えば、実施の形態における水素オフガス流路22)と、該燃料オフガス流路から燃料ガス流路への還流路(例えば、実施の形態における水素循環流路23)を設けた燃料電池システムであって、前記還流路には、上述したエゼクタを備えることを特徴とする。
この発明によれば、前記エゼクタにより燃料ガスの流量が抑制された状態であっても、前記燃料オフガスの還流量の低下を防止することができるため、システムの燃費を向上させることができる。
発明によれば、流体の流量を制限された状態であっても、第1の流体の流速を十分に確保できるうえに、第1の流体の流量の増減に関わらず、循環性能を向上することができる。
また、ニードル部材またはノズルの寸法誤差に対して、適切な密着性を保てる。また、緩やかに第1の流速を変えることにより、各部材へのショックが減り、ニードル部材の移動制御が容易に行える。さらに、前記第1の流体の流量をきめ細かく制御することが可能となる。
また、前記ニードル部材の周方向から略均等に第1の流体をニードル部材内に案内することができ、第1の流体の流れをスムースにすることができる。
また、第1の流体の流れをさらにスムースにして乱流を抑制することができる。
また、前記ニードル部材内部に第1の流体を案内する際に流れをスムースにすることができ、乱流の発生を抑制することができる。
また、ニードル部材から流出した第1の流体が第1開口部にあたって乱流が発生し、流速が低下することを抑制することができる。
また、燃費を向上させることができる。
以下、この発明の実施の形態におけるエゼクタ及びこれを備える燃料電池について図面と共に説明する。
図1は本発明が適用される燃料電池システムの全体構成図である。
燃料電池1は、例えば固体ポリマーイオン交換膜等からなる固体高分子電解質膜をアノードとカソードとで両側から挟み込んで形成されたセルを複数積層して構成されたスタックからなり、アノードに燃料として水素を供給し、カソードに酸化剤として酸素を含む空気を供給すると、アノードで触媒反応により発生した水素イオンが、固体高分子電解質膜を通過してカソードまで移動して、カソードで酸素と電気化学反応を起こして発電し、水が生成される。
水素供給手段としての高圧水素タンク2に収容された水素は、遮断弁3、レギュレータ4、エゼクタ5を備えた水素供給流路21を流通して、燃料電池1の各セルのアノードに供給される。遮断弁3は、水素供給流路21に設けられ、遮断することで下流の流路に水素が供給されるのを遮断する。レギュレータ4は高圧水素タンク2の水素を減圧して所定圧力に調圧するものである。エゼクタ5は燃料電池1から排出される後述する水素オフガスを水素供給流路21に戻すためのものである。このエゼクタ5の構造については、詳細を後述する。なお、エゼクタ5よりも下流の水素供給流路21(21b)には水素圧力を検出する水素圧力センサ12が設置されている。
燃料電池1のアノードに供給された水素のうち発電に供されなかった水素、すなわち未反応の水素は、燃料電池1から水素オフガスとして排出される。そして、水素オフガス流路22を通ってエゼクタ5に吸引され、高圧水素タンク2から供給される新鮮な水素と合流して再び燃料電池1のアノードに供給される。すなわち、燃料電池1から排出される水素(水素オフガス)は、水素オフガス流路22を通ってエゼクタ5よりも下流の水素供給流路21bに戻され、燃料電池1に循環させられる。ここで、エゼクタ5よりも下流に位置する水素供給流路21bと水素オフガス流路22は、水素循環流路23を構成する。
なお、水素循環流路23の一部を構成する水素オフガス流路22は、水素排出弁(パージバルブ)6を備えた水素排出流路24によって、希釈ボックス(図示せず)を介して外部に排出される。
一方、空気はコンプレッサ8により所定圧力に加圧され、空気供給流路31を通って燃料電池1のカソードに供給される。燃料電池1に供給された空気は発電に供された後、燃料電池1から空気オフガスとして空気オフガス流路32に排出され、背圧弁9を介して排出される。なお、コンプレッサ8よりも下流の空気供給流路31には空気圧力を検出する空気圧力センサ13が設置されている。
また、水素供給流路21と空気供給流路31とは、合流流路33を介して接続されている。合流流路33にはアノード掃気用バルブ34が設けられ、掃気用バルブ34を開閉制御することにより、水素供給流路21から空気を流入させて燃料電池1のアノードを空気により掃気させることができる。
燃料電池1は、モータやエアコンディショナ等の負荷36に接続され、燃料電池1で発電した電力を負荷36に供給する。また、燃料電池1には、発電電圧を測定する電圧センサ35が設置されている。
圧力センサ12、13、電圧センサ35の出力信号は電子制御ユニット(ECU)10に入力され、ECU10はこれらセンサ12、13、35の出力信号等に基づいて、遮断弁3、レギュレータ4、水素排出弁6および背圧弁9の開閉やエゼクタ5を制御する。
以下、エゼクタ5の構造について説明する。図2は、図1に示すエゼクタ5の断面図である。同図に示すように、エゼクタ5は、ラッパ状をなすディフューザ14の基端開口に副流室15を連設し、この副流室15に副流通路16を連通し、ディフューザ14と軸線を同一にして配置したノズル11を副流室15内に突き出してその先端をディフューザ14の基端開口に臨ませている。
ノズル11は、その先端部に水素ガスを流出させるノズル先端開口部11aを有するとともに、ノズル11内部を介して開口部11aと連通するノズル基端開口部11bを有してなる。ノズル先端開口部11aは、副流通路16に臨むように形成されている。また、ノズル基端開口部11bは、高圧水素タンク2側(上流側)の水素供給流路21aに接続されてなり、高圧水素タンク2から供給される水素ガスをノズル基端開口部11bからノズル11内部に流入させる。
一方、エゼクタ5のディフューザ14は、燃料電池1側の水素供給流路21bが接続されており、ディフューザ14から流出する前記混合された水素は総て燃料電池1のアノードに供給される。
そして、エゼクタ5は、ノズル11の先端開口部11aに嵌合または離反するように前記ノズル11の中心軸方向に移動可能なニードル部材20を備えている。これについて、図3、図4を用いて説明する。図3は、ニードル部材20をノズル11に嵌合した状態を示す拡大断面図である。図4はニードル部材20を示す概略斜視図である。
ニードル部材20は、その先端部に形成される先端開口部20cと、先端開口部20cよりも後端側に位置して前記連通路20aを複数に分岐させる分岐部20dと、該分岐部20dよりも後端側に位置して分岐部20dと連通している複数の基端開口部20eとを有する。
そして、ニードル部材20には、先端開口部11aに嵌合した状態で、先端開口部11aと基端開口部11bとを連通させる連通路20aが形成されている(図3参照)。また、前記ノズル11の先端開口部11aは、ニードル部材20が先端開口部11aに嵌合した状態で、前記先端開口部20cよりも後端側に位置するように形成されている。
このように構成されたエゼクタ5では、水素ガスをノズル11からディフューザ14に向けて流出すると、ディフューザ14のスロート部18に負圧が発生し、この負圧により水素オフガスを副流通路16から副流室15を介してディフューザ14内に吸引することができる。そして、吸引された水素オフガスはノズル11から流出した水素ガスと混合されてディフューザ14の出口から流出されて、下流側の水素供給流路21を介して燃料電池1のアノードに供給される。
そして、ニードル部材20をノズル11の先端開口部11aに嵌合させたときには、基端開口部11bから流入する水素ガスは前記連通路20aを介して前記先端開口部11aに案内される。従って、ニードル部材20により水素ガスの流量を制限された状態であっても、流路を小さく設定し、第1の流体の流速を十分に確保できるうえに、流れがスムースになり乱流の発生を抑制することができる。これにより、水素ガスの流量の増減に関わらず、循環性能を向上することができる。
このときに、基端開口部11bから流入する水素ガスを、前記ニードル部材20の複数の基端開口部20eを介してニードル部材20内に案内して、前記分岐部20dを介して先端開口部20cから流出することができるので、ニードル部材20の周方向から略均等に水素ガスをニードル部材20内に案内することができ、水素ガスの流れをスムースにすることができる。
また、前記ニードル部材20が先端開口部11aに嵌合した状態で、前記基端開口部11bから流入する水素ガスを、基端開口部11bよりも先端側に位置するニードル基端開口部20cに流入させて、そのまま先端側の先端開口部11aに案内することができる。従って、水素ガスの流れの方向を逆転させることなく基端開口部11bから先端開口部11aに案内することができるため、水素ガスの流れをさらにスムースにして乱流を抑制することができる。加えて、ニードル部材20がノズル先端開口部11aに嵌合した状態で、ノズル11の基端開口部11bから流入する水素ガスを、前記先端開口部20cに速やかに案内することができるので、前記ニードル部材20内部に水素ガスを案内する際に流れをスムースにすることができ、乱流の発生を抑制することができる。
以上説明したように、本発明のエゼクタ5を備えた燃料電池システムにおいては、エゼクタ5により水素ガスの流量が抑制された状態であっても、前記水素オフガスの還流量の低下を防止することができるため、燃費を向上させることができる。
次に、ニードル部材20の変形例について、図5、図6を用いて説明する。
図5に示したニードル部材40は、その先端部40bを縮径形成されている点が、上述したニードル部材20と異なっている。このようにすると、ニードル部材40またはノズル11の寸法誤差に対して、適切な密着性を保てる。また、緩やかに第1の流速を変えることにより、各部材へのショックが減り、ニードル部材40の移動制御が容易に行える。さらに、ノズル11の先端開口部11aから流出する水素ガスの流量を段階的に制御することができる。
従って、前記水素ガスの流量をきめ細かく制御することが可能となる。また、ニードル部材40の連通路40aは、先端開口部40cから軸方向に貫通形成され、分岐部40dを介して上下方向に分岐し、側面に基端開口部40eを有している。このように、連通路40aを断面略T字状に形成しているため、連通路40aの形成工程を容易化することができる。
また、図6に示したニードル部材50は、外形を略円柱状に形成されて、連通路50aを断面略T字状に形成されている。すなわち、ニードル部材50の連通路50aは、先端開口部50cから軸方向に貫通形成され、分岐部50dを介して上下方向に分岐し、側面に基端開口部50eを有している。このように構成すると、循環性能の点ではニードル部材40に比べて多少低下するものの、製造工程を簡略化することができ、低コストかつ短時間で製造することができる。
なお、本発明の内容は上述の実施の形態のみに限られるものでないことはもちろんである。例えば、実施の形態では、エゼクタのノズル11から水素ガスを流出させて水素オフガスを吸引する場合について説明したが、適用されるガスとしてはこれらの限らず、例えば、エアやエアオフガスに用いてもよい。また、ニードル部材としては、従来型のニードル部材に孔を形成してもよいし、従来とは形状の異なる可動型のノズルをニードル部材として用いてもよい。また、上述の実施の形態では、ニードル部材20はON、OFF制御され、ONの時には嵌合し、OFFの時に離間するようにしているが、これに限らず、可変的にニードル部材の位置を設定してもよい。
また、ノズル11とニードル部材20とを嵌合させているが、ノズル11とニードル部材20との間を第1の流体が流れることにより発生する乱流による第1の流体の流速の低下がない程度であれば、ノズル11とニードル部材20との間は気密でなくてもよい。
本発明の実施の形態におけるエゼクタを有する燃料電池システムの全体構成図である。 ニードル部材をノズルから離間した状態を示すエゼクタの断面図である。 ニードル部材をノズルに嵌合した状態を示すエゼクタの拡大断面図である。 ニードル部材を示す概略斜視図である。 ニードル部材の変形例を示す説明図である。 ニードル部材の他の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1…燃料電池
5…エゼクタ
11…ノズル
11a…ノズル先端開口部(第1開口部)
11b…ノズル基端開口部(第2開口部)
20、40、50…ニードル部材
20a、40a、50a…連通路
40b…先端部
20c、40c、50c…ニードル先端開口部(第3開口部)
20d、40d、50d…分岐部
20e、40e、50e…ニードル基端開口部(第4開口部)
21…水素供給流路(燃料ガス流路)
22…水素オフガス流路(燃料オフガス流路)
23…水素循環流路(還流路)

Claims (3)

  1. 燃料電池に燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、前記燃料電池から排出される燃料オフガス流路と、該燃料オフガス流路から前記燃料ガス流路への還流路を設けた燃料電池システムであって、
    前記還流路には、ノズルから流出する前記燃料ガスにより発生する負圧で前記燃料オフガスを吸引しこれら二つ以上の流体を合流させて流出させるエゼクタを備え
    前記ノズルは、前記燃料ガスを流出させる第1開口部を先端部に有するとともに、前記ノズル内部を介して前記第1開口部と連通する第2開口部を有してなり、
    前記ノズルの先端には縮径部が形成され、前記第1開口部は前記縮径部の先端に配置されるとともに、前記第2開口部は前記縮径部の基端側に隣接して配置され、
    前記ノズルの第1開口部に嵌合または離反するように前記ノズルの中心軸方向に移動可能なニードル部材を備え、
    前記ニードル部材は、その先端部を縮径形成され、
    前記ニードル部材は、前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第1開口部と前記第2開口部とを連通させる連通路を形成してなり、
    前記ニードル部材は、第3開口部と、前記第3開口部よりも後端側に位置して前記連通路を複数に分岐させる分岐部と、該分岐部よりも後端側に位置して前記分岐部と連通している複数の第4開口部と、を有し、
    前記ノズルの第2開口部は、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第4開口部よりも後端側に位置するように形成されていることを特徴とする燃料電池システム
  2. 前記ノズルの第2開口部は、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第4開口部に向けて開口するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム
  3. 前記ニードル部材の先端は、前記ニードル部材が前記第1開口部に嵌合した状態で、前記第開口部と軸方向において同一または先端側に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム
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