JP4760170B2 - 操舵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、フォークリフトなどに搭載される車両の操舵装置に関する。
従来から、工場構内で荷役作業(荷取り作業及び荷置き作業)を行う車両(産業車両)としてフォークリフトが広く利用されている。この種のフォークリフトは、一般的に後輪を操舵輪とする後輪操舵方式が採用されており、かつその操舵角度(舵角)も大きく設定されている。このため、フォークリフトでは、作業者が運転席に着座した状態で操舵輪(後輪)の向き(舵角)を把握することが難しい。したがって、フォークリフトを走行させる際、特に、フォークリフトの電源を切って停車させた後に時間を空けて再び走行させる際、操舵輪の向きを確認せずに発進させてしまうと、車両が思わぬ方向に進む虞がある。例えば、操舵輪が直進方向を向いている場合、その車両は直進することになるが、操舵輪が直進方向に対して右向き又は左向きに操舵されていると、その車両は右方向又は左方向に旋回することになる。
そこで、このような問題を解決するために、フォークリフトなどの車両に特許文献1に記載された技術を採用することが考えられる。特許文献1では、始動スイッチが「オン」から「オフ」にキー操作された時に、操舵輪の向きを直進方向(中立位置)に変更している。この構成を採用すれば、フォークリフトの停車時(始動スイッチを「オン」から「オフ」にキー操作した時)に操舵輪が自動的に直進方向を向くことになるので、次回の走行時にはフォークリフトを直進させることが可能となる。
特開平1−172057号公報
ところで、特許文献1では、操舵ハンドルと操舵輪との間に機械的な連結構造を有さない、いわゆる、ステアバイワイヤ方式の車両を対象としている。しかしながら、フォークリフトは、一般的に、操舵ハンドルと操舵輪との間が油圧回路などの機械的な連結構造で連結され、油圧シリンダに作動油を給排することにより操舵輪を操舵している。このため、ステアバイワイヤ方式を前提とした特許文献1の技術(構造)は、機械的な連結構造を有する車両にそのまま適用することはできない。したがって、機械的な連結構造を有する車両においては、依然として前述した問題の解決がされていない。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、操舵ハンドルと操舵輪とが機械的に連結された車両において、始動スイッチの操作時に操舵輪の向きを直進方向に自動的に変更させることができる車両の操舵装置を提供することにある。
本発明の車両の操舵装置は、操舵ハンドルに接続される切換バルブと操舵輪に接続される油圧シリンダとが管路を介して連結され、前記切換バルブは、電動モータで作動する油圧ポンプによって供給される作動油が前記油圧シリンダに対して給排される方向を前記操舵ハンドルの動作に連動して切り換え、前記油圧シリンダに前記作動油を給排させることにより前記操舵輪が操舵される車両の操舵装置において、前記操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出手段と、前記油圧ポンプと前記切換バルブとの間に設けられ、前記油圧ポンプが供給する作動油の油路を、前記切換バルブを経由して前記油圧シリンダに給排する第1油路又は前記切換バルブを経由せずに前記油圧シリンダに直接給排する第2油路の何れかに切り換えるバイパスバルブと、始動スイッチの操作時に、前記バイパスバルブを前記第2油路に切換制御するとともに、前記操舵角度検出手段によって検出される前記操舵角度が直進状態に対応する値に達するように前記電動モータを駆動制御し、前記操舵輪の向きを直進方向に変更させる制御装置とを備え、前記切換バルブは前記バイパスバルブに管路を介して接続され、前記バイパスバルブが前記第1油路に切り換えられた場合には、前記油圧ポンプが供給する作動油は前記バイパスバルブを介し前記切換バルブを経由して前記油圧シリンダに給排されるとともに、前記バイパスバルブが前記第2油路に切り換えられた場合には、前記油圧ポンプが供給する作動油は前記バイパスバルブを介して前記切換バルブを経由せずに前記油圧シリンダに直接給排され、前記バイパスバルブが前記第2油路に切り換えられた場合、その第2油路への切り換えにより前記バイパスバルブでは、前記切換バルブと接続される管路と非連通とされ切換バルブとの間で作動油が給排されない状態とされる
これによれば、始動スイッチの操作時に、制御装置により、バイパスバルブが切換制御され、油圧シリンダに対して作動油を給排する油路が第2油路(切換バルブを経由しない油路)に切り換えられる。そして、制御装置により、操舵角度が直進状態に対応する値に達するように電動モータが駆動制御される。この制御により、油圧ポンプが供給する作動油は、切換バルブを経由することなく油圧シリンダに直接給排され、当該油圧シリンダが作動する。その結果、始動スイッチの操作時には、操舵輪の向きが直進方向に変更(復帰)される。したがって、操舵ハンドルと操舵輪とが機械的に連結された車両において、始動スイッチの操作時に操舵輪の向きを直進方向に自動的に変更させることができる。そして、車両を走行させる際には、操舵輪の向きを確認する必要がなく、操舵輪が直進方向を向いた状態で走行を開始させることができるため、車両が思わぬ方向に走行してしまうことを抑制し得る。
また、電動モータは、パワーステアリング用の電動モータとしても良い。これによれば、始動スイッチの操作時に油圧ポンプを駆動させる駆動源をパワーステアリング用の電動モータで兼用できるので、駆動源を別途必要とせず、車両構造を簡素化できる。
また、制御装置は、前記始動スイッチがオン状態からオフ状態にキーオフ操作された時に前記操舵輪の向きを直進方向に変更させても良い。
これによれば、車両周辺の安全が確認された状況下で操舵輪の向きを直進方向に変更させることができる。すなわち、作業者は、周辺確認を十分に行った上で停車させるので、その状態で操舵輪の向きを変更させることで、当該操舵輪が周囲にぶつかるなどの事態が発生し難くなる。また、キーオン操作(始動スイッチをオフ状態からオン状態に操作)は、作業者が車両を走行させるという意思の表れであることから、キーオン操作を契機に操舵輪の向きを変更させると、当該操舵輪の向きが直進方向に変更される前に作業者の意思によって車両が走行してしまう可能性があり、車両が思わぬ方向に走行する虞がある。これに対して、本発明では、作業者が車両を走行させないという意思を表すキーオフ操作時に操舵輪の向きを変更させるので、次回の走行時には、操舵輪の向きを直進方向とした状態で確実に走行を開始させることができる。
また、操舵ハンドルには、作業者が該操舵ハンドルを操作するための操作ノブが設けられており、前記操舵ハンドルの実ハンドル角度を検出するハンドル角度検出手段と、前記操舵角度に対応する正規ハンドル角度に前記実ハンドル角度を一致させるように前記操舵ハンドルの位置を補正する位置ずれ補正装置とを備えても良い。これによれば、始動スイッチの操作時に操舵輪の向きが直進方向に変更された場合でも、位置ずれ補正装置により、変更後の操舵輪の操舵角度に合わせて操舵ハンドルの位置が補正される。すなわち、操舵ハンドルに操作ノブが設けられている場合、作業者は、その操作ノブの位置から視覚的に操舵輪の向きを認識する。したがって、操舵ハンドルの位置を補正することで、操舵ハンドルの位置(操作ノブの位置)と操舵輪の向きが異なることに起因する作業者の違和感を解消させることができる。
本発明によれば、操舵ハンドルと操舵輪とが機械的に連結された車両において、始動スイッチの操作時に操舵輪の向きを直進方向に自動的に変更させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をカウンタバランス型のフォークリフトの操舵装置に具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。以下の説明において、「前」「後」「上」「下」は、フォークリフトを運転する作業者がフォークリフトの前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、車両(産業車両)としてのフォークリフト10には、車体11の前部にマスト12及びフォーク13を有する荷役装置14が設けられている。車体11の中央には、運転席15が設けられている。車体11の後方には、図示しないバッテリが収容されたバッテリフード16が設けられている。車体11の前下部には駆動輪(前輪)17が設けられ、車体11の後下部には操舵輪(後輪)18が設けられている。駆動輪17には、車体11に収容された走行用モータ19が連結されている。本実施形態のフォークリフト10は、駆動輪17が走行用モータ19によって回転駆動され、走行用モータ19の動力で走行するバッテリ式とされている。
運転席15には、バッテリフード16の上面に運転者が着座可能な運転シート20が設けられている。また、運転席15において、運転シート20の前方には、操舵ハンドル(ステアリング)21が設けられている。操舵ハンドル21は、車体11に回動可能に支持されたステアリングシャフト22に取着されている。操舵ハンドル21は、操舵輪18の操舵角度(舵角)を変更するためのものである。操舵ハンドル21には、作業者が操舵ハンドル21を操作するための操作ノブ23が設けられている。
また、運転席15には、始動スイッチ24(図2に示す)が設けられている。始動スイッチ24は、フォークリフト10を始動(電源投入)及び停止(電源遮断)させるためのものであり、始動キーを挿入することによって操作される。本実施形態のフォークリフト10では、始動スイッチ24に挿入した始動キーが「オフ状態」から「オン状態」に操作(キーオン操作)されることで車両の電源が投入されて走行可能な状態となり、その始動キーが「オン状態」から「オフ状態」に操作(キーオフ操作)されることで車両の電源が遮断されて走行不能な状態となる。始動スイッチ24は、車体11に設けられた制御装置25に電気的に接続されている。始動スイッチ24は、始動キーの操作位置(「オン」又は「オフ」)を検出し、その検出結果をキー検出信号として制御装置25に出力する。制御装置25は、フォークリフト10の走行制御を含む各種制御を行う。
以下、本実施形態のフォークリフト10に搭載された操舵装置26について図2に基づき詳しく説明する。図2は、操舵装置26を模式的に図示している。本実施形態の操舵装置26は、操舵ハンドル21と操舵輪18とが機械的に連結され、油圧シリンダ(ステアリングシリンダ28)にて操舵輪18を操舵する油圧式パワーステアリング装置を構成している。
図2に示すように、操舵輪18には、後輪車軸27が連結されている。後輪車軸27には、複動両ロッド型油圧シリンダからなる油圧シリンダとしてのステアリングシリンダ28が配設されている。ステアリングシリンダ28のシリンダチューブ29内には、ピストン30が配設されている。シリンダチューブ29内は、ピストン30により油室R1と油室R2に区画されている。また、ピストン30の両面には、操舵ロッド31がそれぞれ取着され、各操舵ロッド31はシリンダチューブ29の各端部から延出されている。
各操舵ロッド31の端部には、後輪車軸27の両端において回動可能に支持されたキングピン32にて支持されるナックル33がレバー34を介して連結されている。各ナックル33には、それぞれ操舵輪18が回動可能に支持されている。各操舵輪18は、ステアリングシリンダ28の作動に基づき、直進方向を操舵角度T=0°とし、その操舵角度T=0°となる位置(中立位置)を基準に右方向又は左方向を向くように操舵される。図2は、操舵角度T=0°のときの操舵輪18を示している。右方向とは、図2の紙面においてキングピン32を中心に時計回り方向に操舵輪18が回動する方向を示し、操舵輪18が右方向を向いた場合、フォークリフト10は左旋回する。左方向とは、図2の紙面においてキングピン32を中心に反時計回り方向に操舵輪18が回動する方向を示し、操舵輪18が左方向を向いた場合、フォークリフト10は右旋回する。
また、後輪車軸27の一方には、キングピン32の回動量を検出する操舵角度センサ35が設けられている。本実施形態において操舵角度センサ35は、ポテンショメータである。操舵角度センサ35は、制御装置25に電気的に接続されている。操舵角度センサ35は、操舵輪18の操舵角度Tを検出し、その検出結果を操舵角度信号として制御装置25に出力する。操舵角度センサ35は、操舵輪18の操舵角度Tを検出する操舵角度検出手段として機能する。
ステアリングシャフト22には、ステアリングシリンダ28に対して給排(供給及び排出)される作動油の給排方向を切り換える切換バルブ36が接続されている。切換バルブ36は、一対の給排ポートe,fと、導入ポートgと、排出ポートhを備えている。切換バルブ36は、ステアリングシャフト22の時計方向及び反時計方向の回動動作に連動して給排方向を切り換える。そして、切換バルブ36は、ステアリングシャフト22の回動量に応じた油量の作動油を各方向毎に区別された一対の給排ポートe,fの一方から外部(ステアリングシリンダ28)に供給し、その供給分だけ外部(ステアリングシリンダ28)から戻される作動油を他方の給排ポートe,fから受け入れる。また、切換バルブ36は、外部(油圧ポンプ43)から供給される作動油を導入ポートgにて導入し、何れかの給排ポートe,fに戻された作動油を排出ポートhにて外部(油タンク45)に排出する。
そして、切換バルブ36は、管路37及び管路38を介してステアリングシリンダ28に連結されている。詳しく言えば、切換バルブ36の給排ポートeは、管路37を介してステアリングシリンダ28の油室R1に連結され、切換バルブ36の給排ポートfは、管路38を介してステアリングシリンダ28の油室R2に連結されている。
本実施形態の切換バルブ36は、操舵ハンドル21が時計方向に回されると、導入ポートgと給排ポートeを接続するとともに排出ポートhと給排ポートfを接続する。この場合には、ステアリングシリンダ28の油室R1に作動油が供給される一方で、油室R2の作動油が戻される。その結果、ステアリングシリンダ28のピストン30が図2の紙面において左動し、操舵輪18が右方向を向く。一方で、切換バルブ36は、操舵ハンドル21が反時計方向に回されると、導入ポートgと給排ポートfを接続するとともに排出ポートhと給排ポートeを接続する。この場合には、ステアリングシリンダ28の油室R2に作動油が供給される一方で、油室R1の作動油が戻される。その結果、ステアリングシリンダ28のピストン30が図2の紙面において右動し、操舵輪18が左方向を向く。
また、切換バルブ36の導入ポートgと排出ポートhは、管路39及び管路40を介してバイパスバルブ41に接続されている。バイパスバルブ41は、作動油を給排する油路を、切換バルブ36を経由して給排する油路(第1油路)又は切換バルブ36を経由せずに給排する油路(第2油路)の何れかに切り換える。バイパスバルブ41は、管路42を介して油圧ポンプ43に接続され、管路44を介して油タンク45に接続されている。油圧ポンプ43は、管路46を介して油タンク45に接続されている。バイパスバルブ41は、切換バルブ36と油圧ポンプ43(及び油タンク45)との間に設けられている。また、油圧ポンプ43は、当該油圧ポンプ43の駆動源となるパワーステアリング用の電動モータ47に接続されている。電動モータ47は、制御装置25に電気的に接続されている。なお、管路42と管路44との間には、油圧ポンプ43(管路42)から供給される作動油の油圧を所定圧に制限する図示しないリリーフ弁が接続されている。
バイパスバルブ41は、給排ポートi,j,k,lと、導入ポートmと、排出ポートnとを備えている。導入ポートmは、管路42を介して油圧ポンプ43に接続され、排出ポートnは、管路44を介して油タンク45に接続されている。また、給排ポートiは、管路39を介して切換バルブ36の導入ポートgに接続され、給排ポートjは、管路40を介して切換バルブ36の排出ポートhに接続されている。また、給排ポートkは、バイパス管路48を介して切換バルブ36の給排ポートeとステアリングシリンダ28の油室R1とを連結する管路37に接続されている。一方、給排ポートlは、バイパス管路49を介して切換バルブ36の給排ポートfとステアリングシリンダ28の油室R2とを連結する管路38に接続されている。そして、バイパスバルブ41は、制御装置25に電気的に接続され、当該制御装置25からの電気信号を受けて油路を切り換える。
本実施形態のバイパスバルブ41は、図3(a)〜(b)に示すように、油路を3位置に切り換え可能に構成されている。図3(a)は、導入ポートmと給排ポートiが接続され、排出ポートnと給排ポートjが接続された状態(以下、この状態を「第1切換状態」という)を図示している。本実施形態では、バイパスバルブ41が第1切換状態に切り換えられると、切換バルブ36を経由してステアリングシリンダ28に対して作動油が給排され、第1切換状態によって第1油路が形成される。図3(b)は、導入ポートmと給排ポートkが接続され、排出ポートnと給排ポートlが接続された状態(以下、この状態を「第2切換状態」という)を図示している。図3(c)は、導入ポートmと給排ポートlが接続され、排出ポートnと給排ポートkが接続された状態(以下、この状態を「第3切換状態」という)を図示している。本実施形態では、バイパスバルブ41が第2切換状態又は第3切換状態に切り換えられると、切換バルブ36を経由せずにステアリングシリンダ28に対して作動油が給排され、第2切換状態又は第3切換状態によって第2油路が形成される。
このように構成された本実施形態の操舵装置26は、始動スイッチ24が「オフ状態」から「オン状態」に操作されると、以下に説明するように動作する。
始動スイッチ24に挿入した始動キーがキーオン操作(オフ→オン)されると、バイパスバルブ41は、第1切換状態(図3(a))となる。そして、操舵ハンドル21が操作されると、当該操舵ハンドル21の回動動作に基づき切換バルブ36によって作動油の給排方向が切り換えられる。また、操舵ハンドル21が操作されると、制御装置25により電動モータ47が駆動制御され、油圧ポンプ43の作動によって作動油がバイパスバルブ41を介して切換バルブ36の導入ポートgに導入される。
操舵ハンドル21が時計方向に操作された場合、作動油は、切換バルブ36の給排ポートeから管路37を流れてステアリングシリンダ28の油室R1に供給される。このため、ステアリングシリンダ28の油室R2の作動油は、油室R1に供給された作動油の油量に応じて油室R2から排出され、管路38を流れて切換バルブ36の給排ポートfに到達する。そして、作動油は、切換バルブ36の排出ポートhから排出され、管路40と、バイパスバルブ41(給排ポートj→排出ポートn)と、管路44を順に流れて油タンク45に戻される。この結果、操舵輪18は、ステアリングシリンダ28の作動により、右方向を向く。
一方、操舵ハンドル21が反時計方向に操作された場合、作動油は、切換バルブ36の給排ポートfから管路38を流れてステアリングシリンダ28の油室R2に供給される。このため、ステアリングシリンダ28の油室R1の作動油は、油室R2に供給された作動油の油量に応じて油室R1から排出され、管路37を流れて切換バルブ36の給排ポートeに到達する。そして、作動油は、切換バルブ36の排出ポートhから排出され、前述同様に油タンク45に戻される。この結果、操舵輪18は、ステアリングシリンダ28の作動により、左方向を向く。
そして、本実施形態のフォークリフト10では、始動キーが「オン状態」から「オフ状態」に操作(キーオフ操作)された時に、操舵輪18の操舵角度Tが直進状態に対応する中立値(操舵角度T=0°)に達していない場合、操舵輪18が直進方向を向くように自動的に変更される。
以下、操舵輪18の向きを変更させるための操舵装置26の動作とその制御内容を図2〜図4に基づき詳しく説明する。図4は、キーオフ時処理を示すフローチャートである。なお、バッテリ式のフォークリフト10には、バッテリが搭載され、当該バッテリは蓄電されている。このため、制御装置25と操舵装置26(電動モータ47)は、キーオフ時(電源が遮断された時)、バッテリの電力を用いて動作する。
キーオフ時処理において制御装置25は、キーオフ操作されたか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10にて制御装置25は、始動スイッチ24からのキー検出信号が「オフ」であるか否かを判定する。
制御装置25は、キー検出信号が「オン」の場合、ステップS10を否定判定し、キーオフ時処理を終了した後、ステップS10から再び実行する。一方、制御装置25は、キー検出信号が「オフ」になった場合、ステップS10を肯定判定し、ステップS11に移行する。ステップS11にて制御装置25は、キーオフ時における操舵輪18の操舵角度Tを検出し、ステップS12に移行する。操舵角度センサ35は、フォークリフト10の始動後、常時、操舵輪18の操舵角度Tを検出し、その検出結果を操舵角度信号として制御装置25に出力する。このため、制御装置25は、キーオフ時に入力した操舵角度信号から操舵輪18の操舵角度Tを検出する。
続いて、制御装置25は、ステップS11で検出した操舵角度Tが「0°」であるか否か(直進状態に対応する中立値に達しているか否か)を判定する(ステップS12)。ステップS12で制御装置25は、操舵輪18が直進方向を向いているか否かを判定している。そして、制御装置25は、操舵角度Tが「0°」の場合、ステップS12を肯定判定し、キーオフ時処理を終了する。この場合には、キーオフ時に操舵輪18が直進方向を向いているので、操舵輪18の向きを現状のまま維持する。
一方、制御装置25は、操舵角度Tが「0°」ではない場合、ステップS12を否定判定し、ステップS13の自動変更処理を実行する。この場合には、キーオフ時の操舵輪18が直進方向を向いていないので(右方向又は左方向を向いているので)、操舵輪18が直進方向を向くように制御する(操舵輪18を中立位置に復帰させるように制御する)。
ステップS13の自動変更処理にて制御装置25は、バイパスバルブ41の制御(油路の切り換え)とともに電動モータ47を駆動制御して油圧ポンプ43を作動させる。そして、制御装置25は、操舵角度Tが「0°」に達するように電動モータ47を駆動制御し、操舵輪18の向きを直進方向に変更させる。具体的に言えば、まず、制御装置25は、ステップS11で検出した操舵角度Tから操舵輪18が、右方向を向いているか又は左方向を向いているか判定し、その判定結果に基づきバイパスバルブ41の油路を切り換える。制御装置25は、操舵輪18が右方向を向いている場合、バイパスバルブ41を第3切換状態(図3(c))に切り換える電気信号を出力し、当該電気信号によってバイパスバルブ41が第1切換状態(図3(a))から第3切換状態に切り換えられる。一方、制御装置25は、操舵輪18が左方向を向いている場合、バイパスバルブ41を第2切換状態(図3(b))に切り換える電気信号を出力し、当該電気信号によってバイパスバルブ41が第1切換状態(図3(a))から第2切換状態に切り換えられる。
バイパスバルブ41が第3切換状態に切り換えられた場合、作動油は、バイパスバルブ41の給排ポートlからバイパス管路49及び管路38を流れてステアリングシリンダ28の油室R2に供給される。このため、ステアリングシリンダ28の油室R1の作動油は、油室R2に供給された作動油の油量に応じて油室R1から排出され、管路37及びバイパス管路48を流れてバイパスバルブ41の給排ポートkに到達する。そして、作動油は、バイパスバルブ41の排出ポートnから排出され、管路44を流れて油タンク45に戻される。この結果、操舵輪18は、ステアリングシリンダ28の作動により、左方向に動作する。
このとき、制御装置25は、操舵角度センサ35からの操舵角度信号を入力し、操舵角度Tが「0°」になるまで電動モータ47を駆動制御し、油圧ポンプ43を作動させる。そして、制御装置25は、操舵角度Tが「0°」になると、電動モータ47の駆動制御を止め、油圧ポンプ43を非作動にする。この結果、キーオフ時に右方向を向いていた操舵輪18は、直進方向を向くように変更される。
一方、バイパスバルブ41が第2切換状態に切り換えられた場合、作動油は、バイパスバルブ41の給排ポートkからバイパス管路48及び管路37を流れてステアリングシリンダ28の油室R1に供給される。このため、ステアリングシリンダ28の油室R2の作動油は、油室R1に供給された作動油の油量に応じて油室R2から排出され、管路38及びバイパス管路49を流れてバイパスバルブ41の給排ポートlに到達する。そして、作動油は、バイパスバルブ41の排出ポートnから排出され、管路44を流れて油タンク45に戻される。この結果、操舵輪18は、ステアリングシリンダ28の作動により、右方向に動作する。そして、制御装置25は、前述同様に操舵角度Tが「0°」になるまで制御を継続する。この結果、キーオフ時に左方向を向いていた操舵輪18は、直進方向を向くように変更される。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)切換バルブ36と油圧ポンプ43との間にバイパスバルブ41を設け、始動スイッチ24の操作時(本実施形態ではキーオフ操作時)に、制御装置25がバイパスバルブ41を切換制御することにより、作動油をステアリングシリンダ28に直接給排するようにした。そして、制御装置25は、操舵角度Tが直進状態に対応する中立値(操舵角度T=0°)に達するように電動モータ47を駆動制御してステアリングシリンダ28に作動油を給排させる。したがって、操舵ハンドル21と操舵輪18とが機械的に連結されている車両(本実施形態ではフォークリフト10)において、始動スイッチ24の操作時に操舵輪18の向きを直進方向に自動的に変更させることができる。
(2)そして、操舵輪18の向きが直進方向に変更されることで、フォークリフト10を走行させる際には、操舵輪18の向きを確認する必要がなく、操舵輪18が直進方向を向いた状態で走行を開始させることができる。したがって、フォークリフト10を走行させる際に、思わぬ方向に走行してしまうことを抑制できる。その結果、フォークリフト10を安全に発進させることができ、安全性を向上させることができる。
(3)パワーステアリング用の電動モータ47を駆動制御して、油圧ポンプ43を作動させるようにした。このため、始動スイッチ24の操作時に油圧ポンプ43を駆動させる駆動源をパワーステアリング用の電動モータ47で兼用できるので、駆動源を別途必要とせず、車両構造を簡素化できる。
(4)始動スイッチ24のキーオフ操作を契機に操舵輪18の向きを直進方向に変更させるようにした。このため、車両周辺の安全が確認された状況下で操舵輪18の向きを直進方向に変更させることができる。すなわち、作業者は、周辺確認を十分に行った上でフォークリフト10を停車させるので、その状態で操舵輪18の向きを変更させることで、当該操舵輪18が周囲にぶつかるなどの事態が発生し難い。また、キーオン操作は、作業者がフォークリフト10を走行させるという意思の表れである。このため、キーオン操作を契機に操舵輪18の向きを直進方向に変更させた場合には、当該操舵輪18の向きが直進方向に変更される前に作業者の意思によってフォークリフト10が走行してしまう可能性があり、車両が思わぬ方向に走行する虞がある。これに対して、本実施形態のフォークリフト10では、作業者がフォークリフト10を走行させないという意思を表すキーオフ操作時に操舵輪18の向きを直進方向に変更させるので、次回の走行時には、操舵輪18が直進方向を向いた状態で確実に走行を開始させることができる。
(5)本実施形態の操舵装置26を、バッテリ式のフォークリフト10(バッテリ車)に搭載した。バッテリ車は、バッテリを搭載し、当該バッテリに蓄電された電力を用いて走行するので、キーオフ操作されてもバッテリの電力により、制御装置25に制御を行わせたり、電動モータ47を駆動させたりすることができる。したがって、キーオフ操作時に、走行用の動力(バッテリの電力)を用いて操舵輪18の向きを変更させることができる。すなわち、操舵輪18の向きを変更させるために、別の動力を搭載する必要がなく、車両構造を簡素化できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図5にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した実施形態と同様の構成についてその重複する説明を省略又は簡略する。
本実施形態の操舵装置26は、操舵ハンドル21の位置と操舵輪18の向きとの間にずれがある場合に、そのずれ量を補正するように構成されている。具体的に言えば、ステアリングシャフト22には、操舵ハンドル21の実ハンドル角度を検出するハンドル角度検出手段としてのハンドル角度センサ50が設けられている。ハンドル角度センサ50は、光学式ロータリエンコーダで構成されている。ハンドル角度センサ50は、制御装置25に電気的に接続され、その検出結果をハンドル角度信号として制御装置25に出力する。
また、管路37と管路38との間には、管路37及び管路38のうち、供給側となる一方の管路に流れる作動油がステアリングシリンダ28へ到達する前に、その作動油を排出側となる他方の管路に排出するバイパス装置51が接続されている。バイパス装置51は、電磁制御弁(ノーマルクローズ型2位置2ポート切換弁)によって構成される。バイパス装置51は、制御装置25に電気的に接続され、当該制御装置25からの電気信号を受けて油路を切り換える。具体的に言えば、バイパス装置51は、管路37と管路38が直接連通される連通油路又は管路37と管路38が非連通とされる非連通油路に切り換える。
バイパス装置51によって連通油路が形成された場合、切換バルブ36を経由した作動油は、バイパス装置51の連通油路を流れて切換バルブ36に戻る。すなわち、作動油は、切換バルブ36に還流される。この場合、ステアリングシリンダ28には作動油が供給されないのでピストン30が作動せず、操舵輪18が操舵されない。一方、バイパス装置51によって非連通油路が形成された場合、切換バルブ36を経由した作動油は、ステアリングシリンダ28に供給されてピストン30が作動し、操舵輪18が操舵される。
以下、操舵ハンドル21の位置と操舵輪18の向きのずれを補正する制御について説明する。本実施形態では、制御装置25とバイパス装置51によって位置ずれ補正装置が構成される。
制御装置25は、始動スイッチ24が「オフ状態」から「オン状態」に操作(キーオン操作)されると、操舵角度センサ35から操舵角度信号を入力し、操舵輪18の操舵角度Tに対応する操舵ハンドル21の正規ハンドル角度を求める。そして、制御装置25は、ハンドル角度センサ50からハンドル角度信号を入力し、実ハンドル角度と正規ハンドル角度との間にずれがあるか否かを判定する。本実施形態のフォークリフト10では、キーオフ操作時に操舵輪18の操舵角度Tが中立値に達するように制御される。この制御時、作動油は、切換バルブ36を経由せずにステアリングシリンダ28に供給される。このため、実ハンドル角度と操舵輪18の操舵角度T(正規ハンドル角度)との間には、ずれが生じる。
そして、制御装置25は、実ハンドル角度と正規ハンドル角度との間にずれが生じている場合、バイパス装置51に電気信号を出力し、当該バイパス装置51の油路を連通油路に切り換える。この状態で操舵ハンドル21が操作されると、切換バルブ36を経由した作動油は、バイパス装置51の連通油路を流れて切換バルブ36に戻されるため、操舵輪18が操舵されず、操舵角度Tも変化しない。そして、制御装置25は、実ハンドル角度が正規ハンドル角度に一致(許容範囲としては±0)する迄の間、連通油路に切り換えた状態を維持する。その後、制御装置25は、ハンドル角度センサ50によって検出された実ハンドル角度が正規ハンドル角度に一致すると、バイパス装置51に電気信号を入力し、非連通油路に切り換える。この制御により、実ハンドル角度と正規ハンドル角度が一致すると、操舵ハンドル21は、操舵輪18の操舵角度Tに対応する位置に戻され、ずれ量が補正されたこととなる。補正完了後は、バイパス装置51が非連通油路に切り換えられるので、ステアリングシリンダ28に作動油が供給され、操舵ハンドル21の操作に応じて操舵輪18が操舵される。
したがって、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(5)と同様の効果に加えて以下に示す効果を得ることができる。
(6)管路37と管路38との間にバイパス装置51を設け、操舵ハンドル21の位置と操舵輪18の向きとの間にずれが生じた場合に、制御装置25がバイパス装置51を制御し、ずれを補正するようにした。このため、キーオフ操作時に操舵輪18の向きが直進方向に変更された場合でも、当該操舵輪18の操舵角度Tに合わせて操舵ハンドル21の位置が補正される。そして、操舵ハンドル21に操作ノブ23が設けられている場合、作業者は、その操作ノブ23の位置から視覚的に操舵輪18の向きを認識する。したがって、操舵ハンドル21の位置を補正することで、操舵ハンドル21の位置(操作ノブ23の位置)と操舵輪18の向きが異なることに起因する作業者の違和感を解消させることができる。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 各実施形態において、始動スイッチ24が「オフ状態」から「オン状態」に操作された時(すなわち、キーオン操作時)に、操舵輪18が直進方向を向くように変更しても良い。
○ 各実施形態において、操舵角度Tや実ハンドル角度の検出手段を変更しても良い。例えば、操舵角度Tを検出する場合には、ステアリングシリンダ28のピストン30の動作量(動作位置)を検出し、その検出結果から操舵角度Tを算出するようにしても良い。
○ 各実施形態は、カウンタバランス型のフォークリフト10に具体化したが、リーチ式のフォークリフトに具体化しても良い。
○ 各実施形態は、バッテリ式のフォークリフト10に具体化したが、エンジン式のフォークリフト(エンジン車)に具体化しても良い。エンジン車の場合には、キーオフ操作によってエンジンが停止するので、油圧ポンプ43をエンジンで駆動させる構成のときにはキーオン操作時に操舵輪18の向きを直進方向に変更させることが好ましい。なお、前述した構成のエンジン車において、キーオフ操作時に操舵輪18の向きを直進方向に変更させる場合には、油圧ポンプ43の駆動源として電動モータなどを別途搭載し、エンジンが停止したときでも油圧ポンプ43を駆動させることができるように構成する。
○ 各実施形態は、フォークリフト10に具体化したが、他種の車両(産業車両)に具体化しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記車両は、駆動輪に連結された走行用モータの動力で走行するバッテリ車であることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の車両の操舵装置。
フォークリフトを示す側面図。 第1の実施形態の操舵装置を示す模式図。 (a)〜(c)は、バイパスバルブの切り換え動作を示す模式図。 キーオフ時処理を示すフローチャート。 第2の実施形態の操舵装置を示す模式図。
符号の説明
T…操舵角度、10…フォークリフト(車両)、18…操舵輪、21…操舵ハンドル、24…始動スイッチ、25…制御装置、26…操舵装置、28…ステアリングシリンダ(油圧シリンダ)、35…操舵角度センサ(操舵角度検出手段)、36…切換バルブ、41…バイパスバルブ、43…油圧ポンプ、47…電動モータ、50…ハンドル角度センサ(ハンドル角度検出手段)、51…バイパス装置。

Claims (4)

  1. 操舵ハンドルに接続される切換バルブと操舵輪に接続される油圧シリンダとが管路を介して連結され、前記切換バルブは、電動モータで作動する油圧ポンプによって供給される作動油が前記油圧シリンダに対して給排される方向を前記操舵ハンドルの動作に連動して切り換え、前記油圧シリンダに前記作動油を給排させることにより前記操舵輪が操舵される車両の操舵装置において、
    前記操舵輪の操舵角度を検出する操舵角度検出手段と、
    前記油圧ポンプと前記切換バルブとの間に設けられ、前記油圧ポンプが供給する作動油の油路を、前記切換バルブを経由して前記油圧シリンダに給排する第1油路又は前記切換バルブを経由せずに前記油圧シリンダに直接給排する第2油路の何れかに切り換えるバイパスバルブと、
    始動スイッチの操作時に、前記バイパスバルブを前記第2油路に切換制御するとともに、前記操舵角度検出手段によって検出される前記操舵角度が直進状態に対応する値に達するように前記電動モータを駆動制御し、前記操舵輪の向きを直進方向に変更させる制御装置とを備え
    前記切換バルブは前記バイパスバルブに管路を介して接続され、前記バイパスバルブが前記第1油路に切り換えられた場合には、前記油圧ポンプが供給する作動油は前記バイパスバルブを介し前記切換バルブを経由して前記油圧シリンダに給排されるとともに、前記バイパスバルブが前記第2油路に切り換えられた場合には、前記油圧ポンプが供給する作動油は前記バイパスバルブを介して前記切換バルブを経由せずに前記油圧シリンダに直接給排され、
    前記バイパスバルブが前記第2油路に切り換えられた場合、その第2油路への切り換えにより前記バイパスバルブでは、前記切換バルブと接続される管路と非連通とされ切換バルブとの間で作動油が給排されない状態とされることを特徴とする車両の操舵装置。
  2. 前記電動モータは、パワーステアリング用の電動モータであることを特徴とする請求項1に記載の車両の操舵装置。
  3. 前記制御装置は、前記始動スイッチがオン状態からオフ状態にキーオフ操作された時に前記操舵輪の向きを直進方向に変更させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両の操舵装置。
  4. 前記操舵ハンドルには、作業者が該操舵ハンドルを操作するための操作ノブが設けられており、
    前記操舵ハンドルの実ハンドル角度を検出するハンドル角度検出手段と、
    前記操舵角度に対応する正規ハンドル角度に前記実ハンドル角度を一致させるように前記操舵ハンドルの位置を補正する位置ずれ補正装置とを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の車両の操舵装置。
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