JPH0382673A

JPH0382673A - 車両のステアリング装置

Info

Publication number: JPH0382673A
Application number: JP1219565A
Authority: JP
Inventors: Toshio Hayashi; 俊雄林
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1989-08-25
Filing date: 1989-08-25
Publication date: 1991-04-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、例えば、前輪転舵に必要な力を作動油（フ
ルード）の油圧力で補助するパワーステアリング装置の
ような車両のステアリング装置に関する。

（従来技術）従来、上述例の車両のステアリング装置としては、例え
ば、実開昭５９−３２５７０号公報に記載の装置がある
。

すなわち、リザーブタンクからベーンポンプなどのオイ
ルポンプにより圧送された作動油をＰＳバルブを介して
パワーシリンダへ供給し、このパワーシリンダから送出
された作動油を上述のリザーブタンクへ返送することで
、前輪転舵に必要な力を作動油の油圧力で補助すべく構
成した車両のステアリング装置である。

しかし、従来の車両のステアリング装置においては直進
時のステアリングのセンタが充分明確とならず、最適な
直進安定性が得られにくい問題点を有していた。

（発明の目的）この発明は、直進時のステアリングのセンタが充分明確
となり、最適な直進安定性を確保することができる車両
のステアリング装置の提供を目的とする。

（発明の構成）この発明は、リザーブタンクからオイルポンプにより圧
送された作動油を、ステアリングの操舵反力に応じて圧
油供給方向が切換わる第１コントロールバルブを介して
、パワーシリンダへ供給し、上記パワーシリンダから送
出された作動油を上記リザーブタンクへ返送する車両の
ステアリング装置であって、上記第１コントロールバル
ブとは別個に、直進時に上記パワーシリンダの左右両室
へ上記オイルポンプの圧油を同時供給する第２コントロ
ールバルブを設けた車両のステアリング装置であること
を特徴とする。

（発明の効果）この発明によれば、車両の直進時においては上述の第２
コントロールバルブからオイルポンプの圧油がパワーシ
リンダの左右両室に同時に供給されるので、前輪操舵ロ
ッドが上述の油圧力により強制的に中立位置にアシスト
される。

この結果、直進時のステアリングのセンタが充分明確と
なって、所謂ステアリングのすわりがよくなるので、最
適な直進安定性を確保することができる効果がある。

（実施例）この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は車両のパワーステアリング装置を示し、前輪操舵
ロッド１のピニオン対応部にラック２を形成すると共に
、同前輪操舵ロッド１の所定部にパワーピストン３を嵌
合し、シリンダチューブ４との間に右室５および左室６
を形成したパワーシリンダ７を構成している。

一方、上述のラック２に常時噛合するピニオン８を設け
、このピニオン８の回転運動をラック２の左右方向への
直線運動に変換すべく構成している。

また、下部に上述のピニオン８を一体形成したピニオン
シャフト９の上端には、ユニバーサルジヨイント１０を
介してインターメディエイトシャフト１１を連結し、こ
のインターメディエイトシャフト１１の上端にはユニバ
ーサルジヨイント１２を介してステアリングシャフト１
３およびステアリングホイール１４を連結している。

さらに、上述の前輪操舵ロッド１の左右両端にはボール
ジヨイント１５．１５を介してタイロッド１６．１６を
連結し、これら左右の各タイロッド１６．１６の先端を
ボールジヨイント１７、ダストシール１８、ロックナツ
トを用いてステアリングナックル１９．１９の所定部に
連結して、上述のステアリングホイール１４の操作時に
ラック２およびピニオン８からなるステアリングギヤ等
を介して前輪２０．２０を操舵すべく構成している。

ところで、パワーステアリングの部属系は次のように構
成している。

すなわち、リザーブタンク２１を上部に一体的に備えた
オイルポンプとしてのベーンポンプ２２を設け、このベ
ーンポンプ２２のポンププーリ２３をエンジン出力プー
リ（図示せず）により駆動すべく構成している。

また、上述のピニオンシャフト９の外部には、ステアリ
ングの操舵反力に応じてパワーシリンダ７への圧油の供
給方向を切換える第１コントロールバルブとしてのＰＳ
パルプ２４を配設している。

さらに、上述のベーンポンプ２２の吐出部とＰＳバルブ
２４のポンプポートＰ（プレッシャポートと同意）とを
吐出通路２５で連結し、ＰＳバルブ２４の一方のアクチ
ュエータポートＡと上述のパワーシリンダ７の右室５と
を油路２６で連結し、ＰＳバルブ２４の他方のアクチュ
エータポートＢと上述のパワーシリンダ７の左室６とを
油路２７で連結し、ＰＳバルブ２４のタンクポートＴ（
リターンポートと同意）とリザーブタンク２１とをリタ
ーン通路２８で連結して、上述のリザーブタンク２１か
らベーンポンプ２２により圧送された作動油をＰＳパル
プ２４を介してパワーシリンダ７へ供給し、このパワー
シリンダ７から送出された作動油を上述のリザーブタン
ク２１へ還流すべく構成している。

しかも、上述のベーンポンプ２２の吐出通路２５から分
岐した分岐ライン２９を設ける一方、上述の各油路２６
，２’７にその先端を接続した圧油供給ライン３０．３
１を設け、上述の分岐ライン２９と圧油供給ライン３０
．３１との間には第１コントロールバルブとは別個の第
２コントローラバルブとしての制御弁３２を介設してい
る。

すなわち、上述の制御弁３２をスプリングオフセット電
磁式の２位置２ポート型切換弁で構成して、上述の分岐
ライン２９をこの制御弁３２のポンプボートＰ１に接続
する一方、該制御弁３２のアクチュ土−タボートＡ１に
は上述の圧油供給ライン３０．３１をそれぞれ接続して
いる。

また、ハンドル舵角を検出する舵角センサ３３を設けて
、この舵角センサ３３からの出力をＣＰＵ３４に入力す
べく構成している。

上述のＣＰＵ３４は舵角センサ３３からの入力に基づい
て、ＲＯＭ３５に格納したプログラムに従って制御弁３
２のソレノイド３６を励磁、非励磁制御し、またＲＡＭ
３７は直進舵角データなどの必要なデータを記憶する。

ここで、上述のＣＰＵ３４は舵角センサ３３からの直進
検出時に上述のソレノイド３６を励磁して、制御弁３２
を図面に示すノーマルポジション（左ポジション）から
右ポジションに切換えて、パワーシリンダ７の左右両室
６，５ヘベーンポンプ２２の圧油を同時供給する。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

ステアリングホイール１４を矢印ａ１方向（右方向）に
回すと、各要素１３，１２，１１，１０゜９を介してピ
ニオン８に回転力が伝達されるので、ラック２および前
輪操舵ロッド１は矢印ａ２方向に動き、各要素１５，１
６，１７．１９を介して前輪２０．２０がステアリング
ホイール１４の操作方向と同方向の矢印ａ３方向に転舵
され、前輪２０．２０側からの負荷により、ＰＳバルブ
２４が切替わって、必要な油圧を右室５に供給して、前
輪操舵ロッド１をアシストする。

逆に、上述のステアリングホイール１４を矢印ｂ１方向
（左方向）に回すと、各要素１３，１２゜１１．１０．
９を介してピニオン８に回転力が伝達されるので、ラッ
ク２および前輪操舵ロッド１は矢印ｂ２方向に動き、各
要素１５．１６，１７゜１９を介して前輪２０．２０が
ステアリングホイール１４の操作方向と同方向の矢印ｂ
３方向に転舵され、前輪２０．２０側からの負荷により
、ＰＳバルブ２４が切替わって、必要な油圧を左室６に
供給して、前輪操舵ロッド１をアシストする。

ところで、車両の直進時において上述の舵角センサ３３
が直進検出信号を出力すると、ＣＰＵ３４は制御弁３２
のソレノイド３６を励磁制御して、同制御弁３２を図面
に示すノーマルポジション（左ポジション）から右ポジ
ションに切換える。

このため、パワーシリンダ７の左右両室６，５にはベー
ンポンプ２２の圧油が各要素２９．ＰＩ。

Ａｔ、３０，３１．２６．２７を介して同時に供給され
る。

この結果、前輪操舵ロッド１が上述の圧油により強制的
に中立位置にアシストされるので、直進時のステアリン
グのセンタが明確となって、所謂ステアリングのすわり
がよくなり、最適な直進安定性を確保することができる
効果がある。

この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明のオイルポンプは、実施例のベーンポンプ２２
に対応し、以下同様に、第１コントロールバルブは、ＰＳバルブ２４に対応し、左右両室は、右室５および左室６に対応し、第２コント
ロールバルブは、制御弁３２に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

例えば、上述のタンク一体型のベーンポンプ２２に代え
て、タンク別体型ダンデムベーンポンプを用いてもよい
。

また、上述の実施例ではラック軸上にパワーシリンダ７
を構成したが、ラックから別置き構造のパワーシリンダ
を用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示す車両のステアリング装
置の系統図である。５・・・右　室　　　　　　６・・・左　室７・・・パ
ワーシリンダ　　２１・・・リザーブタンク２２・・・
ベーンポンプ　　２４・・・ＰＳバルブ３２・・・制御
弁

Claims

【特許請求の範囲】

（１）リザーブタンクからオイルポンプにより圧送され
た作動油を、ステアリングの操舵反力に応じて圧油供給方向が切換わる第１コントロールバルブを介して、パワーシリンダへ供給し、上記パワーシリンダから送出された作動油を上記リザーブタンクへ返送する車両のステアリング装置であって、上記第１コントロールバルブとは別個に、直進時に上記パワーシリンダの左右両室へ上記オイルポンプの圧油を同時供給する第２コントロールバルブを設けた車両のステアリング装置。