JP4760046B2 - カラーフィルタ基板および液晶表示パネル - Google Patents

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Description

本発明は、カラーフィルタ基板および液晶表示パネルに関するものである。
従来から液晶ディスプレイには、位相差を制御するために位相差フィルムが用いられている。たとえば、反射型の液晶ディスプレイでは、通常、円偏光を得るために、直線偏光板と1/4λ位相差板とを併用している。あるいは、近年、液晶TV用途に広く用いられている垂直配向モードの液晶ディスプレイでは、その視野角依存性を低減するために、光軸が基板に垂直で、負の複屈折異方性を有する位相差フィルム(負のCプレート)と、光軸が基板に水平で、正の複屈折異方性を有する位相差フィルム(正のAプレート)とを併用している。その他、ディスコティック液晶を用いた視野角補償フィルム等、多くの位相差フィルムが上市されている。
上記の従来の位相差フィルムは、いずれも液晶セルの外に貼り付けられるものである。このとき、異なる位相差フィルムどうし、もしくは位相差フィルムと偏光板とを、ある特定の角度を持たせて貼り合わせ、しかも貼り合わせに用いられる粘着剤の屈折率が位相差板や偏光板のものと異なるため、貼り合わせ界面において外光の反射が生じ、表示のコントラストの低下を招く欠点が避けられないものである。
最近、液晶セル内に液晶材料を利用して位相差層を設ける試みがなされている(特許文献1)。例えばガラス転移点を有し、ガラス転移温度以下でその液晶構造を凍結することのできる液晶性高分子、もしくは、分子構造中に有する不飽和結合などの反応性基を利用して、液晶層状態で3次元架橋させ、液晶構造を凍結することが可能な液晶性モノマーを用いることができ、これらの液晶性材料は、配向機能を有する基材上に塗布することにより適用できる。このようにして液晶セル内に設けられた位相差層は、従来の液晶セルの外に貼り付ける位相差フィルムの欠点を解消することができる。
特開10−48627号公報。
ところで、液晶セル内の位相差層は、液晶セルを構成する2枚の基板のいずれかに設けられ、典型的にはカラーフィルタを形成したカラーフィルタ基板側の内側に形成される。また、カラーフィルタ基板は対向基板と組み合わせて、間に液晶を充填して液晶セルを構成するので、両基板は一定の間隔をあけて向き合い、縁に沿った部分でシール材を用いてシールされる。シール材が両ガラス基板に直接に接して積層される場合、シール材と両ガラス基板との密着性には問題が無いので、従来のように、位相差フィルムを液晶セルの外側に貼り付ける際には、シール材と両ガラス基板との密着性には何ら問題が無かった。しかし、液晶セル内に位相差層を設ける試みがなされるようになって、位相差層とシール材とについて、相互の位置関係や相互の接着性を考慮する必要が生じたのである。
例えば、カラーフィルタ基板においては、実際に画像を表示する表示部分の周囲にも、額縁状にブラックマトリックス層が存在することがある。このように額縁状にブラックマトリックス層が存在する理由は、ブラックマトリックス層をブラック顔料を含む樹脂組成物で形成する際や、クロム等の黒色の金属薄膜で形成する際に、まず、一面に黒色の層を設けた後にパターン化するためである。この額縁状の部分は光洩れを無くす意味はあるものの、ブラックマトリックス層の額縁状の部分にシール材が位置すると、基板とブラックマトリックス層の間の接着性、ブラックマトリックス層と位相差層の間の接着性、および位相差層とシール材の間の接着性を良好に確保する必要がある。
発明者は、表示部分の周囲に額縁状にブラックマトリックス層がある場合の、シール材や位相差層との密着性を検討したところ、ブラックマトリックス層が金属で構成されているときはシール材や位相差層との密着性が増す傾向が見られ、さらに検討の結果、本発明に到達することができた。
本発明においては、位相差層を内部に有する液晶セルにおける上記のようなシール部分の接着性の不十分さを解消した基板、ひいては液晶セルを提供することを課題とするものである。
発明者の検討によれば、シール部分における上記の額縁状のブラックマトリックス層を金属を用いて構成し、シール部が額縁部にかかるようにすること、および位相差層を介在させることにより、課題を解決することができ、以降に示す本発明に到達することができた。
即ち、第1の発明は、基板上に、少なくともブラックマトリックス層、カラーフィルタ層、および位相差層の各層が積層されたカラーフィルタ基板であり、該カラーフィルタ基板は、該カラーフィルタ基板と対向基板の両基板が、シール材を介して積層され、内部に液晶が密封されている液晶表示パネルに使用されるものであって、前記ブラックマトリックス層は金属で構成され、画像を表示するための開孔部を有する表示部分および前記表示部分の周囲に設けられた開孔部の無い額縁部とからなり、前記カラーフィルタ層は、前記ブラックマトリックス層の表示部分にのみ積層されており、前記位相差層は、前記液晶表示パネルにおける前記カラーフィルタ基板と前記対向基板との間に設けられており、前記表示部分以外の前記額縁部を少なくとも含む区域がシール予定区域とされており、前記シール予定区域は、前記位相差層が積層された領域を含み、前記シール予定区域において前記位相差層は、前記ブラックマトリックス層を被覆しており、液晶表示パネル形成時にシール材と接するよう設けられていることを特徴とするカラーフィルタ基板に関するものである。
また、第2の発明は、第1の発明において、基板上に、前記ブラックマトリックス層、前記カラーフィルタ層、および前記位相差層の順に積層されていることを特徴とするカラーフィルタ基板に関するものである。
第3の発明は、第1の発明において、基板上に、前記ブラックマトリックス層、前記位相差層、および前記カラーフィルタ層の順に積層されていることを特徴とするカラーフィルタ基板に関するものである。
第4の発明は、第1〜第3いずれかの発明において、前記シール予定区域は、前記額縁部が積層された区域であることを特徴とするカラーフィルタ基板に関するものである。
第5の発明は、第1〜第4いずれかの発明において、前記シール予定区域は、前記位相差層が積層された区域であることを特徴とするカラーフィルタ基板に関するものである。
第6の発明は、第1〜第5いずれかの発明のカラーフィルタ基板と対向基板の両基板が、前記カラーフィルタ基板の前記シール予定区域上に位置するシール材を介して積層され、内部に液晶が密封充填されていることを特徴とする液晶表示パネルに関するものである。
第1の発明によれば、基板上に、少なくともブラックマトリックス層、カラーフィルタ層、および位相差層の各層が積層されたカラーフィルタ基板であり、該カラーフィルタ基板は、該カラーフィルタ基板と対向基板の両基板が、シール材を介して積層され、内部に液晶が密封されている液晶表示パネルに使用されるものであって、前記ブラックマトリックス層は金属で構成され、画像を表示するための開孔部を有する表示部分および前記表示部分の周囲に設けられた開孔部の無い額縁部とからなり、前記カラーフィルタ層は、前記ブラックマトリックス層の表示部分にのみ積層されており、前記位相差層は、前記液晶表示パネルにおける前記カラーフィルタ基板と前記対向基板との間に設けられており、前記表示部分以外の前記額縁部を少なくとも含む区域がシール予定区域とされており、前記シール予定区域は、前記位相差層が積層された領域を含み、前記シール予定区域において前記位相差層は、前記ブラックマトリックス層を被覆しており、液晶表示パネル形成時にシール材と接するよう設けられて構成されているので、位相差層及び金属の額縁部を欠く場合にくらべて、シール部分の接着性の不十分さを解消可能なカラーフィルタ基板を提供することができる。
第2の発明によれば、基板上に各層が、ブラックマトリックス層、カラーフィルタ層、および位相差層の順に積層された積層構造を有する場合でも、第1の発明におけるのと同様な効果を発揮可能なカラーフィルタ基板を提供することができる。
第3の発明によれば、基板上に各層が、ブラックマトリックス層、位相差層、およびカラーフィルタ層の順に積層された積層構造を有する場合でも、第1の発明におけるのと同様な効果を発揮可能なカラーフィルタ基板を提供することができる。
第4の発明によれば、額縁部をシール部分とするので、シール部分の接着性の不十分さをより一層解消可能なカラーフィルタ基板を提供することができる。
第5の発明によれば、位相差層が積層された部分をシール部分としても、シール部分の接着性の不十分さを解消可能なカラーフィルタ基板を提供することができる。
第6の発明によれば、第1〜第5いずれかの発明の効果を発揮するカラーフィルタ基板と対向基板とがシール材を介して積層され、内部に液晶が密封充填された液晶表示パネルを提供することができる。
図1は、本発明の好ましい実施例のカラーフィルタ基板および液晶表示パネルの断面構造を模式的に示す図である。
図1に示す例では、液晶表示パネル50は、カラーフィルタ基板10と対向基板20とが両基板の周縁部においてシール材30を介して積層された内部に液晶40が充填密封されたものであり、カラーフィルタ基板10は、基板11上にブラックマトリックス層12、カラーフィルタ層13、および位相差層14の各層が順に積層されたものである。ブラックマトリックス層12は、金属、例えば金属薄膜で構成された黒色等の光の反射性の低いもので、液晶表示パネル50が画像を表示する表示部分には開孔部が配列しており、表示部分の周囲には表示部分と同じ材質で構成された、開孔部の無い額縁部を有しているものである。なお、液晶表示パネル50を構成するには、通常、カラーフィルタ基板10側に透明電極層、および配向膜等が積層され、対向基板側の基板には例えば、TFT、および配向膜が積層され、いずれも外部からの電源を供給するための端子等が必要である。
図2は、本発明の別の実施例のカラーフィルタ基板および液晶表示パネルの断面構造を模式的に示す図である。図1を引用して説明したものとの相違点はカラーフィルタ層13の積層位置であって、ブラックマトリックス層12上にまず位相差層14が積層され、位相差層14上にカラーフィルタ層13が積層されている。その他については、図1を引用して説明したものと同様である。なお、カラーフィルタ層13と位相差層14の積層順序を変更しても、液晶表示パネル50全体として見たときの両層が果たす機能の相違はなく、
いずれの積層順でもよい。
液晶表示パネル50、カラーフィルタ基板10、および対向基板20は、二色以上で、通常は三色もしくは四色で色を表示するためのもので、カラーフィルタ層13は、所定の色の微細な区域が、例えば、赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の各々の色の微細な区域が、R、G、B、R、G、B、……のように、縦横に規則的に配列した集合体である。また、ブラックマトリックス層13は、カラーフィルタ層13を構成する、各々の色の微細な区域を区分すると共に、各区域の境界に生じる隙間部分における外光の不要な反射等を防止するためのものであって、一方向もしくは二方向の格子状、網の目状、もしくは蜂の巣状等の外観を有し、通常、黒色のものであり、表示部分の外形は、用途によって必ずしも一定ではないが、一例として、縦:横=3:4もしくは9:16等の比の外形を有している。
ブラックマトリックス層12およびカラーフィルタ層13は、通常、実際に表示に関与する部分(=表示部分)のサイズ(=表示サイズ)よりも若干大きい基板上に積層され、通常は基板の周囲に余白部を残して積層されている。シール材が設けられているシール部分は、表示を妨げないよう表示部分の外側に設定される。一定の条件でシールする目的とシール部分の接着性を向上させる目的で、表示サイズよりも外側に、ブラックマトリックス層12が金属薄膜で構成されている場合には、ブラックマトリックス層12が延長された、開孔部の無い額縁部、即ち、ブラックマトリックス層の額縁部12Aを有することが好ましい。また、カラーフィルタ層13は、顔料が分散された樹脂組成物で構成される限り、シール部分には無い方が好ましく、従って、表示部分にのみ積層されていることが好ましい。
位相差層14は本来の機能を果たす目的では、ブラックマトリックス層12およびカラーフィルタ層13と同様、表示部分にのみ設ければ足りる。しかし、位相差層14はシール材30との密着性がよいから、その観点によれば、位相差層14はシール部分を覆っている方がよい。また、位相差層14を特定に区域にのみ積層し、基板の周囲に余白を残して積層するには、何らかのパターン化の手段を要し、通常は基板11の全面に設けた後、パターン露光および現像によって、不要部分を除去する必要があるから、位相差層14を形成する観点では、基板11の全面に積層されていることが好ましい。図1および図2では、位相差層14はカラーフィルタ層13よりも外側まで積層してあり、かつブラックマトリックス層の額縁部12Aのある部分よりも若干広めに積層してある。シール材30は、ブラックマトリックス層の額縁部12Aがあり、カラーフィルタ層13が無く、かつ、位相差層14によって被覆されている区域に積層されているが、以降に述べるように、これ以外の態様もあり得る。
図3〜図5はいずれも、液晶表示パネルにおけるカラーフィルタ基板10およびカラーフィルタ基板10を構成する各層、特にブラックマトリックス層の額縁部12A、位相差層14、およびシール材30が、基板11に対してどのような位置関係を有して設けられているかの例を示す図である。便宜上、図3〜図5のいずれの図も、図1や図2に示すような液晶表示パネル50から対向基板20を取り外し、また、額縁部12Aの形状を示す目的で、シール材30の一部を除去した状態のものを、上側から眺めた様子を模式的に示しており、四角形状の基板11の右上の隅の部分を描いた図である。
図3に示す例においては、個々の微細区域を表す白抜き部の集合で示すカラーフィルタ層13、およびカラーフィルタ層13の個々の微細区域を区画するブラックマトリックス層(太いハッチで示す。)12とが基板11上に積層されており、ブラックマトリックス層12は周囲に延長され、開孔部の無い額縁部12Aを有しており、額縁部12Aは基板11の周囲に余白を残して積層されている。カラーフィルタ層は、ここでは表示部分にのみ積層されているものとする。位相差層14はブラックマトリックス層12およびカラーフィルタ13を覆い、さらにブラックマトリックス層の額縁部12Aよりも若干広く、かつ基板11の周囲に幅の狭い余白を残して積層されている。なお、額縁部12Aまたは/および位相差層14は基板の端部まで積層されていてもよく、特に位相差層14が基板の端部まで積層されている場合には、ブラックマトリックス層12のようにパターン化の必要が無いから、適用範囲を規制できない適用方法、例えば、スピンコーティングにより形成するのに向く。
図3に示す例において、シール材30はブラックマトリックス層の額縁部12Aおよび位相差層14がある区域に積層されている。図3中、両端に矢印を付した線における断面は、図1に示される液晶表示パネル50のカラーフィルタ基板10およびシール材30の部分に相当する。従って、図3に示す例においては、シール材30は、基板11、額縁部12A、位相差層14、およびシール材13の順に積層されているので、基板11と金属薄膜からなる額縁部12Aとの接着性には問題が無く、額縁部12Aと位相差層14との接着性も問題が無いどころか、基板11と位相差層14との接着性よりも優れており、また、位相差層14とシール材との接着性にも問題が無い。
図4以降に示す例においては、図3を引用して説明したものにくらべて、額縁部12Aまたは/および位相差層14が占める面積が図3を引用して説明したものにくらべて小さいものである。
図4に示す例においては、位相差層14は図3を引用して説明したものと同様の位置を占めるが、ブラックマトリックス層の額縁部12Aは狭くなっており、その外形線がシール材の幅のほぼ中央になる。この結果、シール材30はブラックマトリックス層の額縁部12Aがある区域と無い区域とにまたがって位置している。
従って、図4に示す例においては、シール材30は、基板11、額縁部12A、位相差層14、およびシール材13の順に積層されている部分と、基板11、位相差層14、およびシール材13の順に積層されている部分とからなるので、金属薄膜からなる額縁部12Aがもたらす接着性向上効果は、図4に示す例ではほぼ半減するものの、トータルで見れば、シール材30が積層された箇所では、位相差層14と基板11との接着性が向上している。シール材30が積層された箇所における額縁部12Aの面積が占める割合は、接着性向上の点から、20%以上が好ましく、より好ましくは50%以上である。
図5に示す例においては、額縁部12Aは図4を引用して説明したものと同様の位置を占めるが、位相差層14は図4を引用して説明したものよりも狭くなっていて、図5中では、額縁部12Aよりもわずかに広い部分を占める。額縁部12Aの外形と位相差層14の外形は図中では若干相違するが、両者の外形が一致していてもよいし、大小関係が逆転していてもよい。
図5に示す例において、簡単のために額縁部12Aの外形と位相差層14の外形が一致しているとすれば、シール材30は基板11、額縁部12A、位相差層14、およびシール材13の順に積層されている部分と、基板11およびシール材13の順に積層されている部分とからなる。前者では、額縁部12Aおよび位相差層14が介在するために密着性を確保することができ、また、後者では、基板11とシール材との接着性がよいので、全体としてシール部分の密着性がよく、シール部分における密着性は図4のものに比べても高い。
基板11は、ガラス、シリコン、もしくは石英等の無機基材で構成することが好ましいが、次に列挙するような有機基材から構成することもできる。有機基材としては、ポリメチルメタクリレート等のアクリル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース、もしくはシンジオタクティック・ポリスチレン等、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、フッ素樹脂、もしくはポリエーテルニトリル等、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、もしくはポリノルボルネン系樹脂等、または、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、もしくは熱可塑性ポリイミド等からなるものを挙げることができるが、一般的なプラスチックからなるものも使用可能である。基板の厚みには、特に限定は無いが、用途に応じ、例えば、5μm〜数mm程度のものが使用される。
ブラックマトリックス層12は、黒色等で低反射率の金属で構成される金属ブラックマトリックス(代表的にはCrから構成されることから「Crブラックマトリックス」と呼ばれる。)である。
金属ブラックマトリックスは、金属、金属酸化物、もしくは金属窒化物等の薄膜を蒸着、イオンプレーティング、もしくはスパッタリング等の各種の方法で形成した後、フォトリソグラフィー法を利用してパターン化する方法、もしくは無電界メッキ法を利用して形成することができる。具体的には、CrOx/Cr(xは任意の数、「/」は積層を表す。)の積層構造からなる2層クロムブラックマトリックス、あるいはさらに反射率を低減させたCrOx/CrNy/Cr(x,yは任意の数)の積層構造からなる3層クロムブラックマトリックス等があり、金属ブラックマトリックスの厚みは、0.2μm〜0.4μm程度である。
カラーフィルタ層13を構成する各色の微細区域は、ブラックマトリックス層12の開孔部毎に設けたものであってもよいが、便宜的には、帯状に設けたものであってよい。カラーフィルタ層13は、着色剤が溶解もしくは分散された、好ましくは微細顔料が分散された樹脂組成物から構成され、その形成は、所定の色に着色したインキ組成物を調製して、各色パターン毎に印刷することによって行なってもよいが、所定の色の着色剤を含有した塗料タイプの感光性樹脂組成物を用いて、フォトリソグラフィー法によって行なうのがより好ましい。カラーフィルタ層の厚みは、1μm〜5μm程度である。
位相差層14は、配向状態を保持したまま固化した液晶材料からなるもので、必要に応じて一層もしくは二層以上であり得る。位相差層14を構成するための液晶材料としては、正の複屈折異方性を有する液晶材料としては棒状構造を有するネマチック液晶が、また、負の複屈折異方性を有する液晶材料としては円盤状構造を有するディスコティック液晶を用いることができる。これらの液晶材料としては、液晶モノマー、液晶オリゴマー、もしくは液晶ポリマーがあるが、配向状態を保持したまま硬化させることが可能である点で、紫外線や電子線等の電離放射線の照射により重合して硬化する、重合性の液晶、特に重合性液晶モノマーであるものを用いることが好ましい。液晶分子の複屈折Δnと位相差層14の厚みにより、リターデーション量および配向特性が決定されるため、Δnは0.03〜0.15程度であることが好ましい。また、ネマチック液晶に配合するカイラル剤としては、液晶材料の液晶性を損なうことなく、所望の螺旋ピッチを誘起できるものであれば特に限定はされない。カイラル剤は、分子中にキラリティーを有しているもので、一つもしくは二つ以上の不斉炭素を有する化合物、キラルなアミン、キラルなスルフォキシ−5−ド等のようにヘテロ原子上に不斉点がある化合物、あるいはクムレン、ブナフトール等の軸不斉を持つ光学活性な部位を有する化合物であり、分子量1500以下の低分子化合物である。
上記の液晶材料、および必要に応じてカイラル剤は、例えば、重合性液晶モノマーであれば、カイラル剤、重合開始剤等を配合した電離放射線重合性液晶組成物、例えば光重合性液晶組成物を対象面に塗布し、塗布後に配向処理を施し、さらに電離放射線露光、例えば紫外線露光を行なうことにより、配向状態を保持したまま硬化させることができる。
重合性液晶モノマーとしては、例えば特表平10−508882号に開示されているようなものを、また、重合性カイラル剤として、例えば特開平7−258638号に開示されているようなものを使用することができ、より具体的には、重合性液晶モノマーとしては、下記式(1)〜式(11)に示すようなものを、また、重合性カイラル剤としては、下記式(12)〜式(14)に示すようなものを好ましく例示することができる。
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上記各式の表記において、「式11」〜「式14」中のいずれもメチレン基の数(アルキレン基の鎖長)を示すa〜eはいずれも整数であって、まず、a、bが、各々個別に2〜12であり、より好ましくは4〜10、特に好ましくは6〜9であり、c、dはいずれも2〜12であり、より好ましくは4〜10であり、特に好ましくは6〜9であり、さらにeは2〜5である。
位相差層14を形成するには、上記のような電離放射線重合性液晶組成物、例えば光重合性液晶組成物を用い、必要に応じて溶剤で溶解もしくは希釈し、スピンコーティング法、ダイコーティング、スリットコーティング、もしくはその他の適宜な方法により塗布を行ない、塗布後、液晶相が発現する温度に昇温させて配向させてから、電離放射線、例えば紫外線を照射して重合させることにより行なう。
上記のような位相差層14を形成するための組成物中には、シランカップリング剤を配合することができる。シランカップリング剤としては、アミンのような親水性の官能基を有するものが好ましく、また、位相差層14を形成するための組成物を調製する上で、有機溶剤に可溶であることが好ましく、以降に挙げるようなものの中から1種もしくは2種以上用いることができ、その配合量としては、液晶の配向を阻害しない程度の、液晶材料に対して0.001%〜10%程度(質量基準)程度、より好ましくは0.01%〜5%程度である。
具体的なシランカップリング剤としては、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(信越化学工業(株)製、信越シリコーン「KBM−602」)、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、信越シリコーン「KBM−603」)、3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、信越シリコーン「KBM−903」)、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(GE東芝シリコーン(株)製、「TSL−8331」)、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(GE東芝シリコーン(株)製、「TSL−8340」)、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(GE東芝シリコーン(株)製、「TSL−8345」)、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニング社製、「SH−6020」)、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン(ダウ・コーニング社製、「SH−6023」)を挙げることができる。
また、上記のような組成物中には、液晶の配向を損なわない範囲で光重合開始剤を配合することが好ましく、紫外線のエネルギーによりフリーラジカルを発生するラジカル重合開始剤が好ましい。光重合開始剤の配合量としては、液晶材料に対して0.01%〜15%程度(質量基準)であり、より好ましくは、0.5%〜10%程度である。
具体的な光重合開始剤としては、ベンジル(ビベンゾイルともいう)、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイルー4´―メチルジフェニルサルファイド、ベンジルメチルケタール、ジメチルアミノメチルベンゾエート、2−n−ブトキシエチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、3,3´−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、メチロベンゾイルフォーメート、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン等を挙げることができる。
シール材30としては、液晶表示パネルに用いられているものであればどのようなものでもよく、例えば樹脂を素材とする樹脂シール材が用いられる。樹脂シール材としては、例えば、ビスフェノールF型、ビスフェノールA型ジグリシジルエーテル、レゾルシノールジグリシジルエーテル樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、もしくはトリフェノールメタン型エポキシ樹脂、等の1種または2種以上が用いられ、具体的には例えば、三井化学製のシール材XN−5A等が用いられる。このシール材は、必要に応じて他の成分を含有してもよい。他の成分としては、カーボンブラック、樹脂被覆型カーボンブラック、酸化鉄、酸化チタン、アニリンブラック、シアニンブラック等の微粒子、タルク、マイカ等の無機質充填剤、アミノシラン、エポキシシラン等のシランカップリング剤、セロソルブ、カルビトール類等の溶剤、イミダゾール類、トリフェニルホスフィンビシクロウンデセン、トリスジメチルアミノメチルフェノール等の硬化促進剤等を挙げることができる。
上記の樹脂に必要な成分を配合した組成物を印刷等の手段により、基板11上、位相差層14上、もしくは基板11上と位相差層14上とにまたがって適用し、必要に応じ、取り扱いに支障の無い程度に乾燥させ、対向基板と重ね合わせて加圧し、加熱もしくは紫外線照射等の組成物の硬化手段を講じて、シール材30を介して積層された液晶表示パネルを得ることができる。もちろん、シール材30を形成するための組成物を対向基板側20側に適用してから、カラーフィルタ基板10を重ねることによってもよいし、組成物をカラーフィルタ基板10側と対向基板20側の両方に適用してもよい。
基板として、厚みが0.7mmの溶融成形ホウケイ酸薄板ガラス(米国コーニング社製、品番;7059)を準備し、洗浄を行なった後、3層クロムの薄膜をスパッタリング法により形成し、さらに薄膜上にフォトレジスト(シプレイ・ファーイースト(株)製、LC−100VL−5cp)をスピンコート法により塗布し、塗布後、温度;120℃、および加熱時間;3分間の条件でプリベークを行ない、プリベーク後、所定のパターンを介し、照射線量が100mJ/cm2になるようアライメント露光を行ない、露光後、現像液(ザ・インクテック(株)製、IT−DC5%希釈)を用いたスプレー現像を60秒間行ない、さらに1分間の水洗を行なって、レジストパターンを形成した。
形成されたレジストパターンを利用し、エッチング液(ザ・インクテック(株)製、IT−ELM)を用いて3分間のエッチングを行なった後、1分間の水洗を行なって、レジストで覆われてない部分を除去し、除去後、3分間の全面露光を行ない、再び、現像液(ザ・インクテック(株)製、IT−DC5%希釈)を用いたスプレー現像を5分間行ない、レジストを剥離して、3層クロムブラックマトリックスを形成した。なお、ブラックマトリックス層は開孔部を持つ部分(表示部分)の周囲に幅20mmの開孔部を持たない額縁部を伴なう形状とした。
次に、基板上にブラックマトリックスが形成された上に、赤色パターン形成用フォトレジストをスピンコート法により塗布し、温度;80℃、および加熱時間;5分間の条件でプリベークを行なった後、所定のパターンを介し、紫外線光源による照射線量が300mJ/cm2になるようアライメント露光を行ない、露光後、0.1%KOH水溶液を用いたスプレー現像を60秒間行なった後、温度;200℃、および加熱時間;60分間の条件でポストベークを行ない、ブラックマトリックスの所定の開孔部に相当する位置に、厚みが2.6μmの赤色パターンを形成した。なお、赤色パターン以外も含めて、各色パターンの形成は、表示部分の範囲内とした。
続いて、上記の赤色パターンの形成工程と同様にして、緑色パターン形成用フォトレジストを用いて厚みが2.6μmの緑色パターンを、また、その後、青色パターン形成用フォトレジストを用いて厚みが2.6μmの青色パターンを、赤色、緑色、および青色の各色パターンがブラックマトリックスの異なる開孔部に相当する位置に配列するよう形成し、赤色、緑色、および青色の三色のパターンが配列したカラーフィルタ層を形成した。
なお、カラーフィルタ層上に透明保護層を設けることもあるが、この実施例においては設けるのを省略している。
上記のカラーフィルタ層を形成する際の赤色パターン形成用フォトレジスト、緑色パターン形成用フォトレジスト、および青色パターン形成用フォトレジストの各フォトレジストは、顔料、分散剤、および溶媒からなる分散液組成物にビーズを加え、ペイントシェーカーを分散機として用い、3時間分散させた後、ビーズを取り除いて得られた分散液組成物と、ポリマー、モノマー、添加剤、開始剤および溶剤からなるクリアレジスト組成物とを混合することにより調製した。各フォトレジストの組成は下記に示す通りで、部数はいずれも質量基準である。
(赤色パターン形成用フォトレジスト)
・赤色顔料(C.I.PR254)・・・・・・・・・・・・・・・3.5部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)、クロモフタールDPP Red BP)
・黄色顔料(C.I.PY139)・・・・・・・・・・・・・・・0.6部
(BASF社製、パリオトールイエローD1819))
・分散剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.0部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000)
・ポリマー1(下記)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5.0部
・モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4.0部
(サートマー(株)製、多官能アクリレート、品番;SR399)
・開始剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.4部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、イルガキュア907)
・開始剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.6部
(2,2′−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4′,5′−テトラフェニル−1,2′−ビイミダゾール)
・溶剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80.0部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
なお、ポリマー1は、ベンジルメタクリレート:スチレン:アクリル酸:2−ヒドロキシエチルメタクリレート=15.6:37.0:30.5:16.9(モル比)の共重合体100モル%に対して、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートを16.9モル%付加したものであり、重量平均分子量は42500であり、以降においても同じである。
(緑色パターン形成用フォトレジスト)
上記の赤色パターン形成用フォトレジストにおける赤色顔料および黄色顔料に替えて、顔料として下記のものを下記の配合量で用いた。
・緑色顔料(C.I.PG7)・・・・・・・・・・・・・・・・・3.7部
(大日精化製セイカファストグリーン5316P))
・黄色顔料(C.I.PY139)・・・・・・・・・・・・・・・2.3部
(BASF社製、パリオトールイエローD1819)
(青色パターン形成用フォトレジスト)
上記の赤色パターン形成用フォトレジストにおける赤色顔料、黄色顔料、および分散剤に替えて、下記のものを下記の配合量で用いた。
・青色顔料(C.I.PB15:6)・・・・・・・・・・・・・・4.6部
(BASF社製、ヘリオゲンブルーL6700F))
・紫色顔料(C.I.PV23)・・・・・・・・・・・・・・・・1.4部
(クラリアント社製、フォスタパームRL−NF)
・顔料誘導体・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.6部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース12000)
・分散剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.4部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000)
基板上にブラックマトリックスおよびカラーフィルタ層を形成した後、これらの層の形成された上に、下記の組成物のCプレート形成用感光性樹脂組成物をスピンコート法により塗布し、塗布後、基板ごとホットプレート上に載せ、温度;80℃、および加熱時間;3分間の条件で加熱して溶剤を除去し、塗膜に液晶構造を発現させた。その後、波長;365nmの紫外線を用い、照射線量が50J/cm2になるよう全面に照射を行ない、照射後、温度;230℃のホットプレート上に基板ごと載せて30分間加熱して塗膜を完全に硬化させ、厚みが3.0μmのCプレートの位相差層を形成した。
なお、ブラックマトリックスの形成の際に、(A)ブラックマトリックスを表示サイズの範囲内で設けたもの、および(B)ブラックマトリックスを表示サイズの外側にも連続させて、表示サイズに加えて20mm幅のベタ層の部分を設けたものも作成しているが、位相差層は、いずれの場合も、基板の端まで形成した。
(Cプレート形成用感光性樹脂組成物)
・重合性液晶モノマー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22部
(「化11」で示すネマチック液晶相を示すもの。)
・重合性カイラル剤(「化14」で示すもの。)・・・・・・・・・1.8部
・光重合開始剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.3部
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、イルガキュア907)
・アミン系シランカップリング剤・・・・・・・・・・・・・・・0.05部
(GE東芝シリコーン(株)製、TSL−8331)
・溶剤(クロロベンゼン)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・75部
(位相差層の密着性の評価)
形成した位相差層の下層との密着性を評価した。(A)のブラックマトリックスを表示サイズの範囲内で設けた試料については、表示サイズの外側の基板/位相差層の積層部分を対象とし、また、(B)のブラックマトリックスを表示サイズの外側に設け、かつ、表示サイズの外側20mm幅のベタ部分を設けた試料については、表示サイズの外側の基板/額縁層/位相差層の積層部分を対象とした。
いずれも試料の位相差層の表面から、カッターナイフを用いて1mm間隔の11本の平行線状の傷を形成し、続いて、直角方向に同様に、1mm間隔の11本の平行線状の傷を形成して、縦横いずれも1mm間隔の網の目状とした。
形成した網の目状の部分に、粘着テープ(住友スリーエム(株)製、メンディングテープ#810、18mm幅)を貼り付け、直角方向に等速で引っ張って剥がした後、顕微鏡(倍率:50倍)で観察したところ、上記の(A)の試料については、傷の部分から剥離している箇所が見つかったが、上記の(B)の試料については、傷の部分からの位相差層の剥離はほとんど無かった。従って、金属ブラックマトリックスの額縁層を介した場合には、位相差層の密着性が向上していることが分かる。
液晶表示パネルおよびカラーフィルタ基板の例を示す図である。 液晶表示パネルおよびカラーフィルタ基板の別の例を示す図である。 シール材が額縁部および位相差層上に積層されている状態を示す図である。 シール材が額縁部と額縁部の無い部分および位相差層上に積層されている状態を示す図である。 シール材が額縁部および位相差層のある部分と無い部分に積層されている状態を示す図である。
符号の説明
10…………カラーフィルタ基板
11…………基板
12…………ブラックマトリックス層
12A………ブラックマトリックス層の額縁部
13…………カラーフィルタ層
14…………位相差層
20…………対向基板
30…………シール材
40…………液晶
50…………液晶表示パネル

Claims (6)

  1. 基板上に、少なくともブラックマトリックス層、カラーフィルタ層、および位相差層の各層が積層されたカラーフィルタ基板であり、
    該カラーフィルタ基板は、該カラーフィルタ基板と対向基板の両基板が、シール材を介して積層され、内部に液晶が密封されている液晶表示パネルに使用されるものであって、
    前記ブラックマトリックス層は金属で構成され、画像を表示するための開孔部を有する表示部分および前記表示部分の周囲に設けられた開孔部の無い額縁部とからなり、
    前記カラーフィルタ層は、前記ブラックマトリックス層の表示部分にのみ積層されており、
    前記位相差層は、前記液晶表示パネルにおける前記カラーフィルタ基板と前記対向基板との間に設けられており、
    前記表示部分以外の前記額縁部を少なくとも含む区域がシール予定区域とされており、
    前記シール予定区域は、前記位相差層が積層された領域を含み、
    前記シール予定区域において前記位相差層は、前記ブラックマトリックス層を被覆しており、液晶表示パネル形成時にシール材と接するよう設けられている
    ことを特徴とする
    カラーフィルタ基板。
  2. 基板上に、前記ブラックマトリックス層、前記カラーフィルタ層、および前記位相差層の順に積層されていることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ基板。
  3. 基板上に、前記ブラックマトリックス層、前記位相差層、および前記カラーフィルタ層の順に積層されていることを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ基板。
  4. 前記シール予定区域は、前記額縁部が積層された区域であることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか記載のカラーフィルタ基板。
  5. 前記シール予定区域は、前記位相差層が積層された区域であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか記載のカラーフィルタ基板。
  6. 請求項1〜請求項5いずれか記載のカラーフィルタ基板と対向基板の両基板が、前記カラーフィルタ基板の前記シール予定区域上に位置するシール材を介して積層され、内部に液晶が密封充填されていることを特徴とする液晶表示パネル。
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