JP4757458B2 - 転がり軸受 - Google Patents

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この発明は転がり軸受に関するもので、たとえば自動車のトランスミッションの軸支持部に使用されるころ軸受に適用することができる。
特開平2−168021号公報、特開平6−42536号公報に、転動体の表面に微小な凹凸を形成して油膜形成能力を向上させた転がり軸受が記載されている。
上記従来の技術では、ころ軸受のピーリング損傷等潤滑不良に起因する損傷の対策として、ころの転動面および/または内外輪の軌道面に微小凹形状のくぼみを設け、面粗さをパラメータRqniで表示したとき、軸方向面粗さRqni(L)と円周方向面粗さRqni(C)との比の値Rqni(L)/Rqni(C)が≦1.0となり、かつ、表面粗さのパラメータSk値が≦−1.6となるようにし、これにより、相手面が粗面でも仕上げのよい面でも長寿命となるようにしている。
特開平2−168021号公報(第2頁左上欄第14行〜右上欄第2行) 特開平6−042536号公報(段落番号0009)
近年、自動車トランスミッションをはじめ転がり軸受が使用される部位は小型化、高出力化がますます進んでおり、潤滑油の低粘度化等使用環境が高荷重・高温化する傾向にある。このため軸受にとっては今まで以上に厳しい潤滑環境へと変化しており、潤滑不良による表面起点剥離や高面圧化による疲労寿命の低下、異物環境下での剥離が発生しやすくなてきている。そこで、低粘度過酷潤滑、異物環境下、清浄油潤滑下等、いかなる潤滑条件下でも寿命向上が図れるようにする必要がある。
従来の微小凹部形状のくぼみは面粗さをパラメータRqniで表示したとき、軸方向面粗さRqni(L)と円周方向面粗さRqni(C)との比の値Rqni(L)/Rqni(C)の値が1.0以下となり(Rqni≧0.10)、あわせて面粗さのパラメータSk値が−1.6以下となるようにしており、これにより相手面が粗面でも仕上げ面のよい面でも長寿命になるようにしているが、低粘度、希薄潤滑下で油膜厚さが極端に薄い場合にはその効果が十分に発揮できない場合がある。
この発明は、少なくとも転動体の表面に、微小凹形状のくぼみをランダムに無数に設け、前記くぼみを設けた面の面粗さをパラメータRqniで表示したとき、軸方向面粗さRqni(L)と円周方向面粗さRqni(C)との比の値Rqni(L)/Rqni(C)が1.0以下で、Sk値が−1.6以下である転がり軸受において、
前記くぼみを設けた面におけるくぼみの平均面積が30〜100μm 2 面積率が5〜20%の範囲内で、かつ、前記ぼみを設けた面の面粗さパラメータRymaxが0.4〜1.0μm、Rqniが0.05〜0.09の範囲内であり、
前記転がり軸受の外方部材、内方部材および転動体のうち少なくともいずれか一つの部材が、窒素富化層を有し、かつ、前記窒素富化層におけるオーステナイト結晶粒の粒度番号が10番を超える範囲にあることを特徴とするものである。くぼみの面積率は、ころの転動面に微小凹形状のくぼみをランダムに無数に設けた場合、転動面全体の面積に占めるくぼみの面積の割合を意味する。
周知のとおり、転がり軸受は転動体(玉またはころ)の転がり運動によって回転または揺動運動する軸を支持する機械要素である。通常、転動体は内輪の軌道と外輪の軌道との間に転動自在に介在するが、軸の外周面を直接軌道面とした内輪を有しないタイプや、例えば歯車の内周面を直接軌道面とした外輪を有しないタイプも存在する。内方部材、外方部材としたのは、内輪、外輪に限らず軌道面を有する軸や歯車等を排除しない趣旨である。また、少なくとも転動体の表面にとしたのは、軌道面にも同様に微小凹形状のくぼみを形成したものを排除しない趣旨であり、また、転動体がころの場合、転動面のみならず端面にも微小凹形状のくぼみを形成したものを排除しない趣旨である。
窒素富化層は、軌道輪(外輪もしくは内輪)または転動体の表層に形成された窒素含有量を増加した層であって、例えば浸炭窒化、窒化、浸窒などの処理によって形成させることができる。窒素富化層における窒素含有量は、好ましくは0.1%〜0.7%の範囲である。窒素含有量が0.1%より少ないと効果がなく、特に異物混入条件での転動寿命が低下する。窒素含有量が0.7%より多いと、ボイドと呼ばれる空孔ができたり、残留オーステナイトが多くなりすぎて硬度が出なくなったりして短寿命になる。軌道輪に形成された窒素富化層については、窒素含有量は、研削後の軌道面の表層50μmにおける値であって、例えばEPMA(波長分散型X線マイクロアナライザ)で測定することができる。
また、オーステナイト結晶粒の粒度番号が10番を超えるほどオーステナイト粒径が微細であることにより、転動疲労寿命を大幅に改良することができる。オーステナイト粒径の粒度番号が10番以下では、転動疲労寿命は大きく改善されないので、10番を超える範囲とする。通常、11番以上とする。オーステナイト粒径は細かいほど望ましいが、通常、13番を超える粒度番号を得ることは難しい。なお、上記の軸受部品のオーステナイト粒は、窒素富化層を有する表層部でも、それより内側の内部でも変化しない。したがって、上記の結晶粒度番号の範囲の対象となる位置は、表層部および内部とする。オーステナイト結晶粒は、たとえば焼入れ処理を行なった後も焼入れ直前のオーステナイト結晶粒界の痕跡が残っており、その痕跡に基づいた結晶粒をいう。
ラメータRqniとは、粗さ中心線から粗さ曲線までの高さの偏差の自乗を測定長さの区間で積分し、その区間で平均した値の平方根であり、別名自乗平均平方根粗さともいう(JIS 4287:1997)。Rqniは拡大記録した断面曲線、粗さ曲線から数値計算で求められ、粗さ計の触針を幅方向および円周方向に移動させて測定する。
請求項の発明は、請求項1の転がり軸受において、前記窒素富化層における窒素含有量が0.1%〜0.7%の範囲であることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項の転がり軸受において、前記少なくとも一つの部材が軌道輪であって、前記窒素含有量が、研削後の軌道面の表層50μmにおける値であることを特徴とするものである。
この発明によれば、少なくとも転動体の表面に、微小凹形状のくぼみをランダムに無数に設けることによって、油膜形成能力が向上し、低粘度・希薄潤滑下で極端に油膜厚さが薄い条件下でも長寿命となる。とくに、前記くぼみの面積率を5〜20%の範囲内とし、かつ、前記くぼみを設けた面の基準長毎最大高さの最大値Rymaxを0.4〜1.0μmの範囲内とし、従来よりも小さく抑えたことにより、希薄潤滑下でも油膜切れを防ぐことが可能で、従来品に比べ、極端に油膜厚さが薄い条件下でも長寿命を得ることができる。
また、窒素富化層を形成した上で、オーステナイト粒径を粒度番号で11番以上に微細化することにより、転動疲労寿命が大きく改善され、優れた耐割れ強度や耐経年寸法変化を得ることができる。
転がり軸受は内輪と外輪と転動体とを主要な構成要素としている。そして、転動体の転動面および端面ならびに内外輪の軌道面(さらに円すいころ軸受の内輪については大つば面)の少なくとも一つに、微小凹形状のくぼみをランダムに無数に形成して微小粗面化してある。この微小粗面は、くぼみを設けた面におけるくぼみの面積率が5〜20%の範囲内であり、かつ、くぼみを設けた面の面粗さパラメータRymaxが0.4〜1.0の範囲内である。このように、くぼみの面積率を5〜20%の範囲内とし、かつ、くぼみを設けた面の面粗さパラメータRymaxを0.4〜1.0の範囲内とすることにより、極端に油膜厚さが薄い条件下でも、高い油膜形成効果を発揮することを可能とし、油膜パラメータΛ=0.13という非常に過酷な潤滑条件下でも十分な長寿命化効果を得ることができる。また、面粗さを各表面の軸方向と円周方向のそれぞれで求めてパラメータRqniで表示したとき、軸方向面粗さRqni(L)とRqni(C)の比の値Rqni(L)/Rqni(C)が1.0以下になっている。このような微小粗面を得るための表面加工処理としては、特殊なバレル研摩によって、所望の仕上面を得ることができるが、ショット等を用いてもよい。
パラメータRymax、Rqniの測定方法、条件を例示するならば次のとおりである。なお、これらのパラメータで表される表面性状を、転がり軸受の転動体や軌道輪といった構成要素について測定する場合、一ヶ所の測定値でも代表値として信頼できるが、たとえば直径方向に対向する二ヶ所を測定するとよい。
パラメータ算出規格:JIS B 0601:1994(サーフコム JIS 1994)
カットオフ種別:ガウシアン
測定長さ:5λ
カットオフ波長:0.25mm
測定倍率:×10000
測定速度:0.30mm/s
測定箇所:ころ中央部
測定数:2
測定装置:面粗さ測定器サーフコム1400A(東京精密株式会社)
ころの転動面に設ける微小凹形状のくぼみの場合、転動面全体に占めるくぼみの面積率を5〜20%の範囲内とし、くぼみの平均面積は等価円直径3μmφ以下を除いて整理したとき30〜100μm2になっている。Rymaxが0.4〜1.0μmの範囲外で、くぼみの面積率が20%を越え、平均面積が100μm2を越えると、接触有効長さが減少し、長寿命の効果は減少する傾向にある。くぼみの定量的測定を行うには、ころ表面を拡大し、その画像から市販されている画像解析システムにより定量化できる。画像の白い部分は表面平坦部、微小なくぼみは黒い部分として解析する。たとえば、(株)ピアスのLA−525画像解析システムを用いて解析すると、まず原画の濃淡を強調フィルタで明確化し、その後非常に微細な黒い部分である等価円直径3μmφ以下はノイズイレーザで除去する。ノイズイレーザで除去した後に残された微小なくぼみの大きさ、分布、微小なくぼみの面積率を求め、ころ表面を評価するのである。その場合の測定条件はたとえば次のとおりである。
観察視野:826μm×620μm
測定箇所:ころ中央部
測定数:2
図1は転がり軸受の第一の例を示しており、この転がり軸受1は転動体として針状ころ2を外輪3に組み込んだ針状ころ軸受であり、針状ころ2で相手軸4を支持するようになっている。針状ころ表面2aに、仕上面の異なる表面処理を施した複数種類の針状ころ軸受を製作し、寿命試験を行った結果について説明する。寿命試験に用いた針状ころ軸受は、図2に示すように、外径Dr=33mm、内径dr=25mm、針状ころ2の直径D=4mm、長さL=25.8mmで、15本の針状ころを用いた保持器5付きの軸受である。試験軸受として針状ころの表面粗さ仕上の異なる3種類を製作した。すなわち、研削後スーパーフィニッシュを施した軸受A(比較例)と、微小凹形状のくぼみをランダムに無数に形成した軸受B(比較例)および軸受C(実施例)とである。各試験軸受の針状ころにおける仕上面状況を図3ないし図5に示す。具体的には、図3は軸受Aの表面粗さ、図4は軸受Bの表面粗さ、図5は軸受Cの表面粗さをそれぞれ示す。また、各試験軸受の表面仕上面の特性値パラメータ一覧を表1に示す。なお、表1中、パラメータSkとは、粗さ曲線の歪み度(スキューネス)を指し(ISO 4287:1997)、凹凸分布の非対称性を知る目安となる統計量であり、ガウス分布のような対称な分布ではSk値は0に近くなり、凹凸の凸部を削除した場合は負、逆の場合は正の値をとることになる。Sk値のコントロールは、バレル研摩機の回転速度、加工時間、ワーク投入量、チップの種類と大きさ等を選ぶことにより行える。たとえば、Sk値を幅方向、円周方向とも−1.6以下とすることにより、微小凹形状のくぼみが油溜りとなり、圧縮されても滑り方向、直角方向への油のリークは少なく、油膜形成に優れ、油膜形成状況は良好で、表面損傷を極力抑える効果がある。なお、Rqni(L/C)については、軸受B、Cは1.0以下であり、軸受Aは1.0前後の値である。
使用した試験装置は図6に概略図で示したようなラジアル荷重試験機11で、回転軸12の両側に試験軸受1を取り付け、回転と荷重を与えて試験を行なうものである。試験に用いたインナレース(相手軸)の仕上は研摩仕上のRa0.10〜0.16μmである。アウタレース(外輪)も共通である。試験条件は以下のとおりである。
軸受ラジアル荷重:2000kgf
回転数:4000rpm
潤滑剤:クリセクオイルH8(試験条件で2cst)
図7に油膜パラメータΛ=0.13の下での寿命試験結果を示す。同図の縦軸がL10寿命(h)を表している。同図から明らかなとおり、軸受Aが78h、軸受Bが82hであったのに対して軸受Cは121hであった。このデータが示すように、実施例である軸受Cは、油膜パラメータΛ=0.13という低粘度、希薄の非常に過酷な潤滑条件下でも長寿命効果を得ることができる。
次に、図8に、転がり軸受の第二の例として円すいころ軸受を示す。円すいころ軸受は転動体として円すいころ16を使用したラジアル軸受で、外輪13の軌道と内輪14の軌道との間に複数の円すいころ16が転動自在に介在させてある。運転中、円すいころ16の転動面17が外輪13および内輪14の軌道と転がり接触するほか、円すいころ16の大端面18が内輪14の大つば15の内側面と滑り接触する。したがって、円すいころ16の場合、転動面17のほか大端面18にも微小凹形状のくぼみをランダムに無数に形成させてもよい。同様に、内輪14の場合、軌道面のほか大つば5の内側面にも微小凹形状のくぼみをランダムに無数に形成させてもよい。
円すいころの転動面を滑らかな面に仕上げた従来の円すいころ軸受A,B(比較例)と、円すいころの転動面に微小凹形状のくぼみをランダムに無数に形成した軸受C〜E(比較例)ならびに軸受F,G(実施例)について行った寿命試験について説明する(表2参照)。使用した軸受A〜Gはいずれも、外輪の外径が81mm、内輪の内径が45mmの円すいころ軸受である。なお、比較例の軸受A,Bにおけるころの転動面は、研削後にスーパーフィニッシュ(超仕上げ)を施して加工され、くぼみ加工を施してない。比較例の軸受C〜Eならびに実施例の軸受F,Gのころの転動面は、バレル研磨特殊加工によって微小凹形状のくぼみがランダムに無数に形成してある。なお、Rqni(L/C)については、ころ軸受C〜Gは1.0以下であり、ころ軸受A,Bは1.0前後である。
図10に示す2円筒試験機を使用してピーリング試験を行い、金属接触率を評価した。図10において、駆動側円筒22(D円筒:Driver)と従動側円筒24(F円筒:Follower)は各々の回転軸の片端に取り付けられ、2本の回転軸26,28はそれぞれプーリ30,32を介して別々のモータで駆動できるようになっている。D円筒22側の軸26をモータで駆動し、F円筒24はD円筒22に従動させる自由転がりにした。F円筒24は、表面処理に関して比較例と実施例の2種類を用意した。試験条件等詳細は表3のとおりである。
金属接触率の比較データを図9に示す。同図は横軸が経過時間、縦軸が金属接触率を表し、図9(B)は実施例の軸受におけるころの転動面の金属接触率を、図9(A)は比較例の軸受におけるころの転動面の金属接触率を、それぞれ示す。これらの図を対比すれば、比較例に比べて実施例では金属接触率が改善されていることを明瞭に確認できる。言い換えれば、油膜形成率(=100%−金属接触率)が、実施例の軸受の方が比較例の軸受に比べて、運転開始時で10%程度、試験終了時(2時間後)で2%程度、向上している。
次に、図11に転がり軸受の別の例として深溝玉軸受の断面を示す。この転がり軸受は、外輪34と、内輪36と、外輪34の軌道と内輪36の軌道との間に転動自在に介在させた複数の転動体38と、保持器40を主要な構成要素として成り立っている。転動体38はここでは玉であって、保持器40により円周方向に所定間隔に保持されている。これら転がり軸受を構成する外輪34、内輪36および転動体38の少なくとも一つの軸受部品は窒素富化層を有する。窒素富化層を形成させるための処理の具体例として浸炭窒化処理を含む熱処理について説明する。
図12は、本発明の実施の形態における転がり軸受の熱処理方法を説明する図であり、図13はその変形例を説明する図である。図2は一次焼入れおよび二次焼入れを行う方法を示す熱処理パターンであり、図3は焼入れ途中で材料をA1変態点温度未満に冷却し、その後、再加熱して最終的に焼入れする方法を示す熱処理パターンである。これらの図において、処理T1では鋼の素地に炭素や窒素を拡散させたまま炭素の溶け込みを十分に行った後、A1変態点未満に冷却する。次に、図中の処理T2において、A1変態点温度以上かつ処理T1よりも低温に再加熱し、そこから油焼入れを施す。
上記の熱処理により、従来の浸炭窒化焼入れすなわち浸炭窒化処理に引き続いてそのまま1回焼入れするよりも、表層部分を浸炭窒化しつつ、割れ強度を向上させ、経年寸法変化率を減少させることができる。上記図12または図13の熱処理パターンによって製造された本発明の転がり軸受は、オーステナイト結晶粒の粒径が従来の2分の1以下となるミクロ組織を有している。上記の熱処理を受けた軸受部品は、転動疲労に対して長寿命であり、割れ強度を向上させ、経年寸法変化率も減少させることができる。結晶粒の微細化のために二次焼入れ温度を下げる熱処理工程をとるため、残留オーステナイト量が表層および内部で減少する結果、すぐれた耐割れ強度や耐経年寸法変化を得ることができるのである。
図14は、軸受部品のミクロ組織、とくにオーステナイト粒を示す図である。図14(a)は本発明例の軸受部品であり、図14(b)は従来の軸受部品である。すなわち、図12に示す熱処理パターンを適用した本発明の実施の形態である転がり軸受の軌道輪のオーステナイト結晶粒度を図14(a)に示す。また、比較のため、従来の熱処理方法による軸受鋼のオーステナイト結晶粒度を図14(b)に示す。また、図15(a)および図15(b)に、上記図14(a)および図14(b)を図解したオーステナイト結晶粒度を示す。これらオーステナイト結晶粒度を示す組織より、従来のオーステナイト粒径はJIS規格の粒度番号で10番であり、図12または図13による熱処理方法によれば12番の細粒を得ることができる。また、図14(a)の平均粒径は、切片法で測定した結果、5.6μmであった。
次に、実施例について説明する。
(実施例I)
JIS規格SUJ2材(1.0重量%C−0.25重量%Si−0.4重量%Mn−1.5重量%Cr)を用いて、(1)水素量の測定、(2)結晶粒度の測定、(3)シャルピー衝撃試験、(4)破壊応力値の測定、(5)転動疲労試験の各試験を行なった。表1にその結果を示す。
各試料の製造履歴は次のとおりである。
試料A〜D(本発明例):浸炭窒化処理850℃、保持時間150分間。雰囲気は、RXガスとアンモニアガスとの混合ガスとした。図12に示す熱処理パターンにおいて、浸炭窒化処理温度850℃から一次焼入れをおこない、次いで浸炭窒化処理温度より低い温度域780℃〜830℃に加熱して二次焼入れを行なった。ただし、二次焼入れ温度780℃の試料Aは焼入れ不足のため試験の対象から外した。
試料E,F(比較例):浸炭窒化処理は、本発明例A〜Dと同じ履歴で行ない、二次焼入れ温度を浸炭窒化処理温度850℃以上の850℃〜870℃で行なった。
従来浸炭窒化処理品(比較例):浸炭窒化処理850℃、保持時間150分間。雰囲気は、RXガスとアンモニアガスとの混合ガスとした。浸炭窒化処理温度からそのまま焼入れを行ない、二次焼入れは行なわなかった。
普通焼入れ品(比較例):浸炭窒化処理を行なわずに、850℃に加熱して焼入れした
。二次焼入れは行なわなかった。
次に、試験方法について説明する。
(1)水素量の測定
水素量は、LECO社製DH−103型水素分析装置により、鋼中の非拡散性水素量を分析した。拡散性水素量は測定してない。このLECO社製DH−103型水素分析装置の仕様を下記に示す。
分析範囲:0.01〜50.00ppm
分析精度:±0.1ppmまたは±3%H(いずれか大なるほう)
分析感度:0.01ppm
検出方式:熱伝導度法
試料重量サイズ:10mg〜35mg(最大:直径12mm×長さ100mm)
加熱炉温度範囲:50℃〜1100℃
試薬:アンハイドロン Mg(ClO42、アスカライト NaOH
キャリアガス:窒素ガス、ガスドージングガス:水素ガス、いずれのガスも純度99.99%以上、圧力40psi(2.8kgf/cm2)である。
測定手順の概要は以下のとおりである。専用のサンプラーで採取した試料をサンプラーごと上記の水素分析装置に挿入する。内部の拡散性水素は窒素キャリアガスによって熱伝導度検出器に導かれる。この拡散性水素は本実施例では測定しない。次に、サンプラーから試料を取り出し、抵抗加熱炉内で加熱し、非拡散性水素を窒素キャリアガスによって熱伝導度検出器に導く。熱伝導度検出器において熱伝導度を測定することによって非拡散性水素量を知ることができる。
(2)結晶粒度の測定
結晶粒度の測定は、JIS G 0551の鋼のオーステナイト結晶粒度試験方法に基づいて行なった。
(3)シャルピー衝撃試験
シャルピー衝撃試験は、JIS Z 2242の金属材料のシャルピー衝撃試験方法に基づいて行なった。試験片は、JIS Z 2202に示されたUノッチ試験片(JIS3号試験片)を用いた。
(4)破壊応力値の測定
図16は、静圧壊強度試験(破壊応力値の測定)の試験片を示す図である。図中のP方向に荷重を負荷して破壊されるまでの荷重を測定する。その後、得られた破壊荷重を、下記に示す曲がり梁の応力計算式により応力値に換算する。なお、試験片は図16に示す試験片に限られず、他の形状の試験片を用いてもよい。
図16の試験片の凸表面における繊維応力をσ1、凹表面における繊維応力をσ2とすると、σ1およびσ2は下記の式によって求められる(機械工学便覧A4編材料力学A4−40)。ここで、Nは円環状試験片の軸を含む断面の軸力、Aは横断面積、e1は内半径、e2は外半径を表す。また、κは曲がり梁の断面係数である。
σ1=(N/A)+{M/(Aρ0)}[1+e1/{κ(ρ0+e1)}]
σ2=(N/A)+{M/(Aρ0)}[1−e2/{κ(ρ0−e2)}]
κ=−(1/A)∫A{η/(ρ0+η)}dA
(5)転動疲労寿命
転動疲労寿命試験の試験条件を表2に示す。また、図17は、転動疲労寿命試験機の概略図である。図17()は正面図であり、図17()は側面図である。図17()および図17()において、転動疲労寿命試験片48は、駆動ロール42によって駆動され、ボール46と接触して回転している。ボール46は、3/4インチのボールであり、案内ロール44にガイドされて、転動疲労寿命試験片48との間で高い面圧を及ぼし合いながら転動する。
表4に示した実施例Iの試験結果を説明すると次のとおりである。
(1)水素量
浸炭窒化処理したままの従来浸炭窒化処理品は、0.72ppmと非常に高い値となっている。これは、浸炭窒化処理の雰囲気に含まれるアンモニア(NH3)が分解して水素
が鋼中に浸入したためと考えられる。これに対し、試料B〜Dは、水素量は0.37〜0.40ppmと半分近くまで減少している。この水素量は普通焼入れ品と同レベルである。
上記の水素量の低減により、水素の固溶に起因する鋼の脆化を軽減することができる。すなわち、水素量の低減により、本発明例の試料B〜Dのシャルピー衝撃値は大きく改善されている。
(2)結晶粒度
結晶粒度は二次焼入れ温度が、浸炭窒化処理時の焼入れ(一次焼入れ)の温度より低い場合、すなわち試料B〜Dの場合、オーステナイト粒は、結晶粒度番号11〜12と顕著に微細化されている。試料EおよびFならびに従来浸炭窒化処理品および普通焼入れ品のオーステナイト粒は、結晶粒度番号10であり、本発明例の試料B〜Dより粗大な結晶粒となっている。
(3)シャルピー衝撃試験
表4によれば、従来浸炭窒化処理品のシャルピー衝撃値は5.33J/cm2であるの
に比して、本発明例の試料B〜Dのシャルピー衝撃値は6.30〜6.65J/cm2
高い値が得られている。この中でも、二次焼入れ温度が低い方がシャルピー衝撃値が高くなる傾向を示す。普通焼入れ品のシャルピー衝撃値は6.70J/cm2と高い。
(4)破壊応力値の測定
上記破壊応力値は、耐割れ強度に相当する。表4によれば、従来浸炭窒化処理品は2330MPaの破壊応力値となっている。これに比して、試料B〜Dの破壊応力値は2650〜2840MPaと改善された値が得られている。普通焼入れ品の破壊応力値は2770MPaであり、試料B〜Dの改良された耐割れ強度は、オーステナイト結晶粒の微細化と並んで、水素含有率の低減による効果が大きいと推定される。
(5)転動疲労試験
表4によれば、普通焼入れ品は浸炭窒化層を表層部に有しないことを反映して、転動疲労寿命L10は最も低い。これに比して従来浸炭窒化処理品の転動疲労寿命は3.1倍となる。試料B〜Dの転動疲労寿命は従来浸炭窒化処理品より大幅に向上する。試料E,Fは、従来浸炭窒化処理品とほぼ同等である。
上記をまとめると、本発明例の試料B〜Dは、水素含有率が低下し、オーステナイト結晶粒度が11番以上に微細化され、シャルピー衝撃値、耐割れ強度および転動疲労寿命も改善される。
(実施例II)
次に実施例IIについて説明する。下記のX材、Y材およびZ材について、一連の試験を
行なった。熱処理用素材には、JIS規格SUJ2材(1.0重量%C−0.25重量%Si−0.4重量%Mn−1.5重量%Cr)を用い、X材〜Z材に共通とした。X材〜Z材の製造履歴は次のとおりである。
X材(比較例):普通焼入れのみ(浸炭窒化処理せず)。
Y材(比較例):浸炭窒化処理後にそのまま焼入れ(従来の浸炭窒化焼入れ)。浸炭窒化処理温度845℃、保持時間150分間。浸炭窒化処理の雰囲気は、RXガス+アンモニアガスとした。
Z材(本発明例):図12の熱処理パターンを施した軸受鋼。浸炭窒化処理温度845℃、保持時間150分間。浸炭窒化処理の雰囲気は、RXガス+アンモニアガスとした。最終焼入れ温度は800℃とした。
(1)転動疲労寿命
転動疲労寿命の試験条件および試験装置は、上述したように、表5および図17に示すとおりである。この転動疲労寿命試験結果を表3に示す。
表6によれば、比較例のY材は、同じく比較例で普通焼入れのみを施したX材のL10寿命(試験片10個中1個が破損する寿命)の3.1倍を示し、浸炭窒化処理による長寿命化の効果が認められる。これに対して、本発明例のZ材は、B材の1.74倍、またX材の5.4倍の長寿命を示している。この改良の主因はミクロ組織の微細化によるものと考えられる。
(2)シャルピー衝撃試験
シャルピー衝撃試験は、Uノッチ試験片を用いて、上述のJISZ2242に準じた方法により行なった。試験結果を表7に示す。
浸炭窒化処理を行なったY材(比較例)のシャルピー衝撃値は、普通焼入れのX材(比較例)より高くないが、Z材はX材と同等の値が得られた。
(3)静的破壊靭性値の試験
図18は、静的破壊靭性試験の試験片を示す図である。この試験片のノッチ部に、予き裂を約1mm導入した後、3点曲げによる静的荷重を加え、破壊荷重Pを求めた。破壊靭性値(K1c値)の算出には次に示す(I)式を用いた。また、試験結果を表5に示す。
K1c=(PL√a/BW2){5.8−9.2(a/W)+43.6(a/W)2
−75.3(a/W)3+77.5(a/W)4}・・・(I)
予き裂深さが浸炭窒化層深さよりも大きくなったため、比較例のX材とY材とには違いはない。しかし、本発明例のZ材は比較例に対して約1.2倍の値を得ることができた。
(4)静圧壊強度試験
静圧壊強度試験片は、上述のように図16に示す形状のものを用いた。図中、P方向に荷重を付加して、静圧壊強度試験を行なった。試験結果を表9に示す。
浸炭窒化処理を行なっているY材は普通焼入れのX材よりもやや低い値である。しかしながら、本発明例のZ材は、Y材よりも静圧壊強度が向上し、X材と遜色ないレベルが得られている。
(5)経年寸法変化率
保持温度130℃、保持時間500時間における経年寸法変化率の測定結果を、表面硬度、残留オーステナイト量(50μm深さ)と併せて表10に示す。
残留オーステナイト量の多いY材の寸法変化率に比べて、本発明例のZ材は2分の1以下に抑制されていることがわかる。
(実施例III)
表11に、窒素含有量と異物混入条件下の転動寿命との関係について行なった試験の結果を示す。この試験では図8に示す円すいころ軸受を使用し、実施例1〜5は図12に示す熱処理パターンによって外輪13、内輪14、円すいころ16のすべてを製造している。また、円すいころの表面には表1、表2に示す微小凹形状のくぼみをランダムに無数に形成してある。なお、比較例1は標準焼入れ品、比較例2は標準の浸炭窒化品である。比較例3は本発明実施例と同様の処理を施したものの窒素量のみ過多の場合である。試験条件は次のとおりである。
供試軸受:円すいころ軸受30206(内・外輪、ころ共にJISによる高炭素クロム軸受鋼2種(SUJ2)製)
ラジアル荷重:17.64kN
アキシアル荷重:1.47kN
回転速度:2000rpm
硬質の異物混入1g/L
表11より、実施例1〜5に関しては、窒素含有量と異物寿命はほぼ比例関係にあることがわかる。ただし、窒素含有量が0.72の比較例3では異物混入下の転動寿命が極端に低下していることに照らし、窒素含有量は0.7を上限とするのがよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
針状ころ軸受の断面図。 寿命試験に用いた針状ころ軸受の断面図。 試験軸受における転動体の仕上げ面状況を示す粗さ曲線図。 試験軸受における転動体の仕上げ面状況を示す粗さ曲線図。 試験軸受における転動体の仕上げ面状況を示す粗さ曲線図。 試験装置の概略図。 寿命試験結果を示すグラフ。 円すいころ軸受の断面図。 Aは比較例の金属接触率を示すグラフ、Bは実施例の金属接触率を示すグラフ。 2円筒試験機の全体概略図。 本発明の実施の形態における転がり軸受を示す概略断面図。 本発明の実施の形態における転がり軸受の熱処理方法を説明する図。 本発明の実施の形態における転がり軸受の熱処理方法の変形例を説明する図。 軸受部品のミクロ組織、とくにオーステナイト粒を示す図であって、(a)は本発明例の軸受部品であり、(b)は従来の軸受部品である。 (a)は図14(a)を図解したオーステナイト粒界を示し、(b)は図14(b)を図解したオーステナイト粒界を示す。 静圧壊強度試験(破壊応力値の測定)の試験片を示す図。 転動疲労寿命試験機の概略図であって、(a)は正面図、(b)は側面図。 静的破壊靭性試験の試験片を示す図である。
符号の説明
1 転がり軸受
2 転動体
2a 転動体の表面
3 外輪
4 相手軸
5 保持器

Claims (3)

  1. 少なくとも転動体の表面に、微小凹形状のくぼみをランダムに無数に設け、前記くぼみを設けた面の面粗さをパラメータRqniで表示したとき、軸方向面粗さRqni(L)と円周方向面粗さRqni(C)との比の値Rqni(L)/Rqni(C)が1.0以下で、Sk値が−1.6以下である転がり軸受において、
    前記くぼみを設けた面におけるくぼみの平均面積が30〜100μm 2 面積率が5〜20%の範囲内で、かつ、前記ぼみを設けた面の面粗さパラメータRymaxが0.4〜1.0μm、Rqniが0.05〜0.09の範囲内であり、
    前記転がり軸受の外方部材、内方部材および転動体のうち少なくともいずれか一つの部材が、窒素富化層を有し、かつ、前記窒素富化層におけるオーステナイト結晶粒の粒度番号が10番を超える範囲にあることを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記窒素富化層における窒素含有量が0.1%〜0.7%の範囲であることを特徴とする請求項1の転がり軸受。
  3. 前記少なくとも一つの部材が軌道輪であって、前記窒素含有量が、研削後の軌道面の表層50μmにおける値であることを特徴とする請求項の転がり軸受。
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