JP4754895B2 - 動体視力検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動体視力を測定する、動体視力検査装置に関する。
従来、この種の動体視力検査装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平11−137519号公報
しかし、従来の動体視力検査装置では、検査の開始前は、被検者が覗いている空間は、何らの照明も点灯されておらず暗闇状態となっている。従って、被検者は検査にあたって視野のどの位置にチャートが表示されるか判らないために、視線が定まらない。
そうした状態で、チャートが移動を開始し、チャート光源が点灯して検査が開始されると、被検者はチャート光源が点灯した時点でチャート上の視標を探して、視標に対して視線を合わせ、自身の目のピントを合わせる必要があった。
そのため、チャート上の視標を発見して注視するまでの時間は、チャートが移動を開始して、検査装置は測定動作に入っているにもかかわらず、被検眼は測定に適した状態にはなっていなかった。このチャート上の視標を発見して注視するまでの時間は、動体視力とは無関係な要素であるにもかかわらず、反応時間として計測されてしまい、測定の誤差となっていた。特に、動体視力が良い被検者は、視標が出現してから応答するまでの時間が短いため、この誤差の割合が大きくなり、測定結果が悪くなってしまう不都合があった。
本発明は、上記した事情に鑑み、検査にあたって、被検者がチャート上の視標を発見して注視するまでの時間を、反応時間の測定から排除することの出来る、動体視力検査装置を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明は、チャート板(28)に複数配置された動体視力検査用の視標(28c)を、選択的に光路(15)上に配置することにより、動体視力を測定することの出来る動体視力検査装置(50)において、
前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に、被検者に対して前記動体視力検査用の視標が提示される位置を予め示しておくための測定前提示視標(51、51‘)を提示する測定前提示視標提示手段(29,31,32、図5のステップS101,S102、S103など)、
前記測定前提示視標が提示された後に、該測定前提示視標が提示された前記視野位置に、当該測定前提示視標に代えて、前記動体視力検査用の視標(28c)を提示する、動体視力検査用視標提示手段(29,31,32、図5のステップS11,S12など)、
前記動体視力検査用視標提示手段により提示された前記動体視力検査用視標を用いて、被検者の動体視力の検査を行う、動体視力検査実行手段(27,31,34,図5のステップS16,S17,S18、S19など)、
を有して構成される。
請求項2の発明は、前記測定前提示視標は、前記チャート板(28)に配置された、具体的な図形からなる図形視標(51)であり、
前記測定前提示視標提示手段は、前記チャート板を駆動して前記図形視標を前記光路(15)上に配置することにより、前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に前記図形視標を提示するチャート板駆動手段を有して構成される。
請求項3の発明は、前記測定前提示視標は、前記チャート板に配置された何も描かれていない空白視標(51‘)であり、
前記測定前提示視標提示手段は、前記チャート板を駆動して前記空白視標を前記光路上に配置することにより、前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に前記空白視標を提示するチャート板駆動手段を有して構成される。
請求項4の発明は、前記測定前提示視標は、動体視力検査用視標が提示される提示位置(16a)を囲む形で点滅自在に設けられた複数の視標LED(16b)であり、
前記測定前提示視標提示手段は、前記複数の視標LEDを点灯又は点滅させることにより、前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に前記複数の視標LEDを提示する、視標LED駆動手段(31,図6のステップS109,S111など)を有して構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1の発明によると、動体視力検査用視標28cが提示される視野位置に、測定前提示視標が提示されるので、動体視力の測定に際して、前もって動体視力検査用の視標が提示される視野位置に、被検眼の視線を予めガイドしておくことが出来る。従って、被検者がチャート上の視標を発見して注視するまでの時間を、反応時間の測定から排除することが出来、信頼性の高い動体視力検査装置の提供が可能となる。
請求項2及び3の発明によると、測定前提示視標をチャート板(28)に配置することにより、何らの部品を追加することなく、測定前提示視標を被検者に提示することが出来る。
請求項4の発明によると、視標LEDを点灯又は点滅させることにより、被検者の注意を強く動体視力検査用視標が提示される視野位置に引きつけることが出来、効果的である。
以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1は、動体視力検査装置の一例を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図、図2は、図1の動体視力検査装置の制御ブロック図、図3は、チャート板の一例を示す図、図4は、チャート板と穴明きカバーの一例を示す図、図5は、動体視力測定に際した制御例を示すフローチャート、図6は、動体視力測定に際した制御の別の例を示すフローチャートである。
図1(A)、(B)には、本発明の1実施形態に係わる動体視力検査装置50が図示されており、符号1で示すものは接眼部で、被検者がこの接眼部に目を当て視標を観察する。接眼部1の眼幅の調節は調節ノブ1aにより調節することができる。動体視力検査装置50の側面には、種々のスイッチ類を設けた操作パネルが設けられており、左上に設けられた選択眼スイッチ2a、2b、2cは、視力検査時被検者の左眼、右眼、両眼をそれぞれ選択するためのスイッチである。
操作パネルには、動体視力測定時に押下される動体視力スイッチ5並びに、視標の方向の表示と視標の方向の選択時に押下される視標スイッチ6a〜6dが設けられている。また、操作パネルには、視力測定結果を表示する表示器7が設けられる。さらに、被検者が視標の方向を確認したときに押下される応答スイッチ8が設けられ、このスイッチは視力計の左側のコネクタに接続される。また、この応答スイッチと同機能を果すレバー40aを備えたジョイスティック40が接続される。なお、符号9で示すものは視力の測定を自動的に行うときに操作されるオートモード選択スイッチであり、符号10は電源スイッチである。
図2には、動体視力検査装置50の制御部並びに光学系が詳細に図示されており、接眼部には保護ガラス21、21’が設けられ、その背後にアイリス22、22’が配置される。左眼20の視力を検査すべく、選択眼スイッチ2aを操作すると、インターフェース30を介してCPU31に選択信号が入力され、アクチュエータ33によりアイリス22が光路から除去され、また右眼20’の視力、あるいは両眼の視力を検査するときは、選択眼スイッチ2b、2cが操作され、それによりアイリス22’あるいは両アイリス22、22’がそれぞれ光路15から離脱される。
右眼の光路はミラー23を介してハーフミラー24に入り、左眼の光路と一緒になり、この統合された光路15にレンズ25、26、可動プリズム27、並びに種々の種類の視標を配置したチャート板28が配置される。チャート板28は、図3に示したように、円盤状の透明なチャート板でその周囲に切り欠きがそれぞれ90度ずれて形成された公知の視標28cが4個印刷されており、この視標が光源29で背後から照明されるようになっている。チャート板28は、視標スイッチ6a〜6dを押下することにより視標モータ32を介して軸28aを中心に回転できるようになっており、たとえば、視標スイッチ6a(6b、6c、6d)を操作すると、視標モータ32が所定角度回転してそれぞれ上(右、下、左)に切り欠けを有するチャート板28の視標28cが光路に入るように制御される。
また、チャート板28には、測定前提示視標51が、視標28cと同様に設けられており、測定前提示視標51は、操作パネルに設けられた提示スイッチ3を押下することにより、視標モータ32を介してチャート板28が所定角度回転し、測定前提示視標51が光路に入るように制御される。なお、測定前提示視標51は、図3に示すように、二重丸などの任意の図形から構成しても、また、視標28cと同じ大きさの切り欠けの形成されていないリング状の図形などから構成することも出来る。更には、何らの図形も記載されていない空白の部分(図3の四角い点線で示す部分)を測定前提示視標51‘として利用することも出来る。この場合、提示スイッチ3を押下すると、何らの図形も記載されていない空白の部分が測定前提示視標51’として、光路15に入るように、チャート板28が回転制御される。
動体視力スイッチ5を押下すると、プリズムモータ34が駆動されてプリズム27が所定の速度で移動される。その移動速度は、例えば、20km/h〜60km/hの範囲で変化させることができる。プリズム27がこの範囲内で選択された速度で移動すると、接眼部1と視標28c間の光学距離が変化し、接眼部で観察される視標28cの大きさ(倍率)がその変化に応じて変化する。CPU31は、その変化中に視標が被検眼により正常に確認されたとき、エンコーダ42から返されるプリズム27の位置情報に基づき動体視力を検出することができる。応答スイッチ8ないしジョイスティック40からの信号はインターフェース30に入力され、被検者の応答をCPU31に伝達する。
オートモード選択スイッチ9を操作すると、この信号がインターフェースを介してCPU31に入力され、CPU31は視力の測定をメモリ36に格納されたプログラムに従って自動的に開始する。
CPU31は、クロック35により駆動され、メモリ36には上記したプログラムのほかに視力検査に必要なプログラム、データなどが格納されている。視力検査の結果は表示器7に表示され、またプリンタ37に出力される。自動的に視力検査を行なうときには、被検者をガイダンスする音声が音声発生部38を介して出力される。
次に、図5のフローチャートを参照して視力を自動的に測定する流れを説明する。このプログラムは、メモリ36に格納されており、CPU31の制御のもとに実行されるものである。
まず、ステップS1においてオートモード選択スイッチ9を押下すると、視力自動測定モードに入り、ステップS2において音声発生部38から「見口から視標が楽に見えるように両側の調整ノブを回し、目の幅を調節し、手元のレバーを手前に倒して下さい。」との音声(1)のガイダンスが発生されるので、被検者はジョイスティック40を確認してその音声指示に従う(ステップS3)。続いて、ステップS4で「これより静止視力の検査を行います。視標の輪の切れた方向にレバーを倒してください。」との音声(2)のガイダンスが音声発生部38から出力されるとともに、ステップS5で視標モータ32が、またステップS6でプリズムモータ34が駆動され、チャート板28が所定角度回転するとともに、プリズム27が移動して視標28cの輪の一つが光源29に照明され、被検者は接眼部1を介して所定倍率の輪を観察し、ジョイスティックを確認して輪の切れた方向にレバー40aを倒す(ステップS7)。
ここで、被検者の答えが正解でないと判断された場合には、ステップS5に戻ってさらに視標モータ32とプリズムモータ34を駆動し、所定倍率の他の輪を選択して同じ処理を行う。正解であると判断された場合には、そのときのプリズム27の位置できまる視標の大きさに対応した視力が演算される。こうして、被検者からの応答の結果(正解/不正解)よって、次に提示する視標28cを決定し、ステップS8で視力値が確定するまでこれを繰り返す。次に、ステップS9において「静止視力の検査は終了しました」との音声(3)のガイダンスがなされる。このように、静止視力はプリズム27を移動させ、接眼部と視標間の光学距離を所定距離に維持して行なわれる。
続いてステップS10において、「動体視力の予備検査を2回行います。視標が遠方より手前に近づいてきます。輪の切れた方向がわかったら、素早く手前のレバーを切れた方向に倒してください。」との音声(4)のガイダンスが音声発生部38から出力される。
次に、ステップS101に入り、CPU31により視標モータ32が回転駆動され、ステップS102に示すように、チャート板28上に配置された(描かれた)測定前提示視標51を、光源29により被検者に対して提示し得る位置に位置決めする。この状態で、ステップS103に入り、CPU31は光源29を点滅または点灯させると、被検者には、図3の測定前提示視標51の画像が、これから動体視力を測定する際に視標28cが提示される視野位置(被検者の被検眼20,20‘が動体視力検査装置50の保護ガラス20,20’を覗き込むことにより得られる視野内の所定位置)に提示される。被検者は、提示される測定前提示視標51を注視することにより、その注意を測定前提示視標51が提示された位置に向けることが出来る。
測定前提示視標51は、図3に示す「二重丸」や「視標28cと同じ大きさの切り欠けの形成されていないリング状の図形」のような具体的な図形視標51でなくても、図中点線で示す何も描かれていない空白視標51‘を光源29で照明して被検者に呈するよう構成することも出来る。
続いて、ステップS11において視標モータ32が駆動されて、チャート板28の、それまで提示されていた測定前提示視標51又は51‘に代えて動体視力検査用の一つの視標28cを選択して光路15上に配置し、またステップS12において、プリズムモータ34が駆動され、プリズム27が移動される。この移動速度は、例えば20km/h〜60km/hのうち所定の速度に選択され、またプリズム27の移動は、視標28cの倍率が大きくなる方向に行われる。ステップS13で、被検者は接眼部1を介してだんだん大きくなる視標の輪を観察し、輪の切れた方向が判った段階でジョイスティック40のレバー40aを倒す。CPU31は、インターフェース30を介して取り込まれるこの情報からそのときのプリズムの位置に基づき動体視力を演算する。
この際、被検者がそれまで注視し、測定前提示視標51又は51‘が提示されていた位置に、本来の動体視力検査用の視標28cが提示されるので、被検者は何ら視線を動かすことなく直ちに動体視力検査用視標28cを発見認識することが出来、動体視力検査用視標28cの提示から、被検者による当該提示された動体視力検査用視標28cの発見までの時間を殆どゼロとすることが出来る。これにより、提示された動体視力検査用視標28cの発見までに要する時間が、動体視力検査に際した反応時間として計測されてしまう事態は未然に防止される。
ステップS14で1回目の検査であると判断された場合には、ステップS11に戻って同じ処理を繰り返し、2回の検査を終了したと判断された場合には、ステップS15で「予備検査は終了しました。本検査を行います。検査は5回正解するまで続けて行います。また3回間違えたときは中止します。」との音声(5)のガイダンスがなされる。
ここで、前述のステップS101からステップS103と同様に、ステップS105からステップS107で、測定前提示視標51又は51‘の提示動作を行い、本検査に際しても、予め動体視力検査用視標28cが提示される位置に、測定前提示視標51、51’を提示して、被検者に対して動体視力検査用視標28cが提示される位置を予め示しておく。これにより、なんら視線を動かすことなく直ちに動体視力検査用視標28cを発見認識することが出来、動体視力検査用視標28cの提示から、被検者による当該提示された動体視力検査用視標28cの発見までの時間を殆どゼロとすることが出来る。即ち、本検査に際しても、提示された動体視力検査用視標28cの発見までに要する時間が、動体視力検査に際した反応時間として計測されてしまう事態は未然に防止される。
次のステップS16〜S18は、ステップS11〜S13と同じ処理であり、ステップS19で正解でないと判断された場合には、ステップS20で3回の検査が終了するまで、同じ処理が行われ、一方ステップS19で正解であると判断された場合には、ステップS21で検査結果を表示器7に表示して、これを5回継続する。
正解でない場合が3回続いた場合、あるいは正解が5回続いた場合には、ステップS23で「動体視力の検査は終了しました。」との音声(6)のガイダンスがなされ、ステップS24で動体視力の平均値及び判定結果が表示器7に表示されあるいはプリンタ37に出力され、処理を終了する。
なお、以上のオートモードの流れ図では、右眼、左眼あるいは両眼での検査は、省略されているが、眼の選択は、選択眼スイッチ2a〜2cを手動で選択してから図2のオートモードに入るようにしても、あるいは眼の選択も自動選択して、図5の流れに入るようにしてもよい。
また、手動で動体視力を検査する際には、検者は動体視力スイッチ5を押下する。このとき、図5に示すステップS105〜ステップS107及びステップS16〜S17と同じ動作が開始され、被検者はステップS18と同じ処理を行う。
以上の処理を選択眼スイッチ2a〜2cを選択することにより、右眼、左眼あるいは両眼について行う。
なお、上記例では、被検者の応答はジョイスティック40を用いて行われたが、応答スイッチ8を用いて行ってもよいことはもちろんである。
なお、上述の実施例は、測定前提示視標51、51‘を、回転自在に設けられたチャート板28に、通常の動体視力検査用視標28cと同様に配置した(空白の測定前提示視標51’についても、空白の視標を配置したものと考える)場合について説明したが、測定前提示視標51、51‘としては、本来動体視力検査用視標28cが提示される位置を前もって被検者に対して提示することが出来れば、どのような構成でもよい。
例えば、図2及び図4に示すように、チャート板28の、被検眼20,20‘側の光路15上に、チャート板28に配置された視標28cを被検眼20,20’に対して提示自在な提示穴16aが、光路15上に穿設された穴明きカバー16を配置し、当該穴明きカバー16の提示穴16aを囲む形で複数の視標LED16bを配置して、動体視力検査用視標28cが提示される提示穴16a(提示位置)を被検者に対してガイドするような構成としても良い。
この場合、動体視力の測定に際した制御フローは、図6に示すようになる。図5と異なる部分についてのみ説明する。即ち、図6のステップS10において、「動体視力の予備検査を2回行います。視標が遠方より手前に近づいてきます。輪の切れた方向がわかったら、素早く手前のレバーを切れた方向に倒してください。」との音声(4)のガイダンスが音声発生部38から出力される。
次に、ステップS109に入り、図4に示すように、CPU31により穴明きカバー16の4個の視標LED16bを点灯又は点滅させる。すると、被検者には、暗い視野内で点灯又は点滅する4個(複数)の視標LED16bが目に入り、自然とその方向に視線を向けることとなる。被検者は、提示される視標LED16bを注視することにより、その注意を視標LED16bが提示された位置に向けることが出来る。
続いて、ステップS11において視標モータ32が駆動されて、チャート板28の動体視力検査用の一つの視標28cを光路に配置すると共に、CPU31はそれまで点灯していた視標LED16bを消灯し、光源29を点灯する。そしてステップS12において、プリズムモータ34が駆動され、プリズム27が移動される。この移動速度は、例えば20km/h〜60km/hのうち所定の速度に選択され、またプリズム27の移動は、視標28cの倍率が大きくなる方向に行われる。ステップS13で、被検者は接眼部1を介してだんだん大きくなる視標の輪を観察し、輪の切れた方向が判った段階でジョイスティック40のレバー40aを倒す。CPU31は、インターフェース30を介して取り込まれるこの情報からそのときのプリズムの位置に基づき動体視力を演算する。
この際、被検者がそれまで注視し、視標LED16bが点灯又は点滅していた位置に、本来の動体視力検査用の視標28cが提示されるので、被検者はなんら視線を動かすことなく直ちに動体視力検査用視標28cを発見認識することが出来、動体視力検査用視標28cの提示から、被検者による当該提示された動体視力検査用視標28cの発見までの時間を殆どゼロとすることが出来る。これにより、提示された動体視力検査用視標28cの発見までに要する時間が、動体視力検査に際した反応時間として計測されてしまう事態は未然に防止される。
なお、本検査の際のステップS111は、ステップS109と同様なので、説明を省略する。
本発明は、動体視力を測定検査する動体視力検査装置として利用することが出来る。
図1は、動体視力検査装置の一例を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図。 図2は、図1の動体視力検査装置の制御ブロック図。 図3は、チャート板の一例を示す図。 図4は、チャート板と穴明きカバーの一例を示す図。 図5は、動体視力測定に際した制御例を示すフローチャート。 図6は、動体視力測定に際した制御の別の例を示すフローチャート。
符号の説明
15……光路
16a……提示穴
16b……視標LED
27……プリズム
28……チャート板
28c……動体視力検査用視標
29……光源
31……CPU
32、34……モータ
50……動体視力検査装置
51,51‘……測定前提示視標

Claims (4)

  1. チャート板に複数配置された動体視力検査用の視標を、選択的に光路上に配置することにより、動体視力を測定することの出来る動体視力検査装置において、
    前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に、被検者に対して前記動体視力検査用の視標が提示される位置を予め示しておくための測定前提示視標を提示する測定前提示視標提示手段、
    前記測定前提示視標が提示された後に、該測定前提示視標が提示された前記視野位置に、当該測定前提示視標に代えて、前記動体視力検査用の視標を提示する、動体視力検査用視標提示手段、
    前記動体視力検査用視標提示手段により提示された前記動体視力検査用視標を用いて、被検者の動体視力の検査を行う、動体視力検査実行手段、
    を有する、動体視力検査装置。
  2. 前記測定前提示視標は、前記チャート板に配置された、具体的な図形からなる図形視標であり、
    前記測定前提示視標提示手段は、前記チャート板を駆動して前記図形視標を前記光路上に配置することにより、前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に前記図形視標を提示するチャート板駆動手段を有する、
    請求項1記載の動体視力検査装置。
  3. 前記測定前提示視標は、前記チャート板に配置された何も描かれていない空白視標であり、
    前記測定前提示視標提示手段は、前記チャート板を駆動して前記空白視標を前記光路上に配置することにより、前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に前記空白視標を提示するチャート板駆動手段を有する、
    請求項1記載の動体視力検査装置。
  4. 前記測定前提示視標は、動体視力検査用視標が提示される提示位置を囲む形で点滅自在に設けられた複数の視標LEDであり、
    前記測定前提示視標提示手段は、前記複数の視標LEDを点灯又は点滅させることにより、前記動体視力検査用の視標が提示される視野位置に前記複数の視標LEDを提示する、視標LED駆動手段を有する、
    請求項1記載の動体視力検査装置。
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