JP4754507B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4754507B2
JP4754507B2 JP2007019712A JP2007019712A JP4754507B2 JP 4754507 B2 JP4754507 B2 JP 4754507B2 JP 2007019712 A JP2007019712 A JP 2007019712A JP 2007019712 A JP2007019712 A JP 2007019712A JP 4754507 B2 JP4754507 B2 JP 4754507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna element
antenna
terminal device
reception
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007019712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008187485A (ja
Inventor
卓美 尾形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2007019712A priority Critical patent/JP4754507B2/ja
Publication of JP2008187485A publication Critical patent/JP2008187485A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4754507B2 publication Critical patent/JP4754507B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

本発明は、例えばPHSや携帯電話機として使用される携帯端末装置に関するものである。
例えばPHSや携帯電話機として使用される携帯端末装置は、一般に、データを無線通信により送受信するためのアンテナ素子と、前記アンテナ素子を介してデータを送受信する送受信回路と、入力データや送受信信号等をデジタル処理する制御回路とを備えた構成となっている。
これらの携帯端末装置において、アンテナ素子は装置筐体上の定位置に固定装備されているため、例えば、音声通話等の送受信処理時に、装置筐体の握り方による人体の影響や基地局に対するユーザの立ち位置が変わって、基地局に対するアンテナ素子の向きが変わると、アンテナ素子の受信感度が変動し、安定した通話品質の維持が難しくなる。
そこで、装置筐体上に2つのアンテナ素子を分散装備しておいて、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置が変わることによってそれまで使用していたアンテナ素子の受信感度が悪化するとき、使用するアンテナ素子を他方のアンテナ素子に切り替えることで、受信感度を維持するようにした端末装置が提案された(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−223185号公報
ところが、近年のPHSや携帯電話機は、メール等のデータ通信機能が装備されたり、インターネットに接続してウェブを閲覧する機能や、各種のアプリケーションソフトによるデータ加工処理機能が装備されるなど、多機能化が進んでいる。そして、多機能化に伴って装置筐体内に搭載されるデジタル回路が増え、デジタル回路の発生するノイズが近接するアンテナ素子に影響を及ぼすため、上記のように2つのアンテナ素子を分散装備していても、実際上では使用するアンテナ素子を切り替えても良好な受信感度を確保することが難しい場合が生じた。
また、上記のように、2つのアンテナ素子を分散装備した端末装置では、同種の端末装置同士が接近した状態で使用されているとき、それぞれの端末装置が同一のアンテナ素子を選択しているために干渉を起こして受信感度の低下が発生する事態が考えられるが、そのような場合に、例えば干渉を回避するために一方の端末装置で使用しているアンテナ素子の切り替えを実施すると、切り替えたアンテナ素子に対しては、基地局に対するアンテナの向きの影響等で受信感度の向上が望めない場合がある。また、同種の端末装置同士が接近した状態で使用されるような状況下では、干渉を回避して受信感度の良好なアンテナ素子を選択することが難しいという問題が生じた。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置の変化に対応して、受信感度の優れたアンテナ素子に切り替えたり、デジタル回路の発生するノイズの影響の少ないアンテナ素子に切り替えることで、受信感度を維持することができ、また、同種の携帯端末装置同士が接近した状態で使用されるような状況下でも、それぞれの携帯端末装置が異なるアンテナ素子を選択することで、互いに干渉を回避すると同時に、受信感度の低下を抑えて、安定した通信品質を維持することができる携帯端末装置を提供することである。
(1)本発明の上記課題の解決は、装置筐体と、データを無線通信により送受信するためのアンテナ素子と、前記アンテナ素子を介してデータを送受信する送受信回路と、入力データや送受信信号等をデジタル処理する制御回路と、を備えた携帯端末装置において、
前記装置筐体の傾斜角度を検出する角度センサと、
指向性を相異させた少なくとも3個以上のアンテナ素子を、前記装置筐体内に分散配置すると共に、
送受信処理時に、装備されている各アンテナ素子の内から、前記角度センサの出力に基づきアンテナ素子の選択候補を絞ると共に、受信感度の一定以上の優れたアンテナ素子を選択使用するアンテナ切替機能と、を備えたことを特徴とする携帯端末装置により達成される。
上記構成によれば、装置筐体内に分散配置された各アンテナ素子相互は、基地局に対する指向性が異なっているため、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置が変化しても、その中の少なくとも1つのアンテナ素子は、基地局に対して好適な指向条件になる。
従って、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置の変化に対応して、受信感度の優れたアンテナ素子に切り替えることで、常に、アンテナ素子の受信感度を良好に維持することができる。
また、予め3個以上のアンテナ素子を具備しているため、良好な受信感度となるアンテナ素子が単一とは限らない。従って、同種の携帯端末装置同士が接近した状態で使用されるような状況下でも、それぞれの携帯端末装置が異なるアンテナ素子を選択することで、互いに干渉を回避すると同時に、それぞれの携帯端末装置が、一定以上の受信感度を確保して、安定した通信品質を維持することもできる。
また、このような構成にすると、例えば、使用時に装置筐体の傾斜角度を検出するセンサを装備しておき、予め装置筐体上に装備した各アンテナ素子の傾斜角度に対応する受信感度を測定したアンテナ選択情報を内蔵しておけば、センサの検出値アンテナ選択情報に照合して直ちに良好な受信感度のアンテナ素子を選択することができ、速やかに受信感度の良好なアンテナ素子へ切り替えることができる。
(2)なお、好ましくは、上記(1)に記載の携帯端末装置において、各アンテナ素子の配置の内の少なくとも一つは、前記装置筐体内のデジタル回路が発生するノイズの影響が低い領域に設定されている構成とすると良い。
このような構成にすると、無線通信時に、デジタル回路を駆動するアプリケーションソフトが運用されていても、デジタル回路の発生するノイズの影響の少ないアンテナ素子に切り替えることで、良好な受信感度を維持することができ、安定した通信品質を維持することもできる。
)また、好ましくは、上記(1)または(2)に記載の携帯端末装置において、送受信時に前記アンテナ切替機能が選択したアンテナ素子を記憶する記憶装置を備え、次回の送受信開始時には、前回の送受信時に前記記憶装置に記憶されたアンテナ素子を最優先に選択して、送受信を開始する構成とすると良い。
このような構成にすると、無線通信の開始時に、使用するアンテナ素子の選出のために通信処理が遅延することがなく、応答性や処理性能を改善することができる。
)また、好ましくは、上記(1)乃至()のいずれか一つに記載の携帯端末装置において、予め、良好な受信感度と見なす閾値を定めておき、前記アンテナ切替機能は選択されているアンテナ素子の受信感度が前記閾値よりも低いときには、他のアンテナ素子に切り替える構成とすると良い。
このような構成にすると、例えば、同種の携帯端末装置同士が接近した状態で使用されていて、互いの干渉により受信感度が閾値よりも低下したような場合に、速やかに、アンテナ素子の切り替えにより、受信感度の回復を図ることができる。
本発明に係る携帯端末装置では、装置筐体内に分散配置された各アンテナ素子相互は、基地局に対する指向性が異なっているため、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置が変化しても、その中の少なくとも1つのアンテナ素子は、基地局に対して好適な指向条件になる。
従って、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置の変化に対応して、受信感度の優れたアンテナ素子に切り替えることで、常に、アンテナ素子の受信感度を良好に維持することができる。
また、予め3個以上のアンテナ素子を具備しているため、良好な受信感度となるアンテナ素子が単一とは限らない。従って、同種の携帯端末装置同士が接近した状態で使用されるような状況下でも、それぞれの携帯端末装置が異なるアンテナ素子を選択することで、互いに干渉を回避すると同時に、それぞれの携帯端末装置が、一定以上の受信感度を確保して、安定した通信品質を維持することもできる。
以下、本発明に係る携帯端末装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る携帯端末装置の一実施の形態の斜視図、図2は図1に示した携帯端末装置の概略構成を示すブロック図、図3は図1に示した携帯端末装置の使用状況の説明図、図4は図1に示した携帯端末装置の使用時の傾斜角度の説明図、図5は図1に示した携帯端末装置の使用時の傾斜角度に基づいて、受信感度の良好なアンテナ素子を選択する方法の説明図、図6は図1に示した携帯端末装置において受信感度の良好なアンテナ素子を切り替える処理の説明図である。
この一実施の形態の携帯端末装置10は、PHSや携帯電話機として使用されるもので、表面に液晶パネルによる表示部21を備えた上部筐体11と、表面に
操作部23を備えた下部筐体12とを備えている。
上部筐体11は、その下端部がヒンジ部13により下部筐体12の上端に回動自在に結合されて、上部筐体11の表面が下部筐体12の表面上に重なる状態に折り畳んで携帯することができる。
本実施の形態の場合、上部筐体11内には、データを無線通信により送受信するための3つのアンテナ素子31,32,33が、表示部21を構成するユニットの周囲に分散して配置されている。
3つのアンテナ素子31,32,33の内、第1のアンテナ素子31は上部筐体11の上端面に沿って装備され、第2のアンテナ素子32は上部筐体11の左側面に沿って装備され、第3のアンテナ素子33は上部筐体11の右側面に沿って装備されている。以上の3つのアンテナ素子31,32,33は、配置する位置や、配置する向きを相異させることで、互いに相異する指向性を得ている。
また、本実施の形態の場合、3つのアンテナ素子31,32,33の配置の内の少なくとも一つは、上部筐体11内又は下部筐体12内のデジタル回路が発生するノイズの影響が低い領域に設定されている。
この場合に、デジタル回路が発生するノイズの影響が低い領域とは、デジタル回路から一定以上の離間距離が確保されることでノイズの影響が低くなった領域や、ノイズを遮蔽するノイズ遮蔽手段でデジタル回路側から隔離した領域等が考えられる。
デジタル回路が集中実装される後述の制御回路41等を下部筐体12側に隔離装備することで、上部筐体11側に装備した各アンテナ素子31,32,33の装備位置はいずれもデジタル回路が発生するノイズの影響が低い領域にすることも考えられる。
上記の各アンテナ素子31,32,33には、上部筐体11内の空きスペースに応じて、チップアンテナ、板金アンテナ、逆Fアンテナ等を使用することができる。また、アンテナ素子31,32,33には、要求される出力性能や指向性に応じて、モノポールアンテナ又はダイポールアンテナを選択することもできる。
上部筐体11の表面側で、表示部21と第1のアンテナ素子31との間には、音声等を再生出力するスピーカ35が装備されている。
下部筐体12の表面に装備された操作部23には、データや処理命令を入力する多数の操作キー24が配列されている。
また、下部筐体12の表面の下端寄りの位置には、音声を入力するためのマイク37が装備されている。
下部筐体12の内部で下端寄りの位置には、無線通信時に、アンテナ素子31,32,33が装備されている上部筐体11の中心軸の傾斜角度を検出する角度センサ38が装備されている。
上記の下部筐体12内あるいは上部筐体11内には、図2に示すように、入力データや送受信信号等をデジタル処理する制御回路41と、各種のデータを記憶しておく記憶装置43と、制御回路41から出力されるアンテナ切替制御信号44に基づいて使用するアンテナ素子を選択切り替えするアンテナ切替スイッチ45と、制御回路41から出力される送受信切替制御信号46に基づいてアンテナ素子へのデータの送受信を切り替える送受信切替スイッチ47と、制御回路41から出力される送信データの変調やアンテナ素子が受信した信号の復調を行う送受信回路48や周波数PLLシンセサイザ回路49などが装備される。
上記の携帯端末装置10でユーザ50が無線通話する場合、図3(a)〜(d)に示すように、ユーザ50が左右いずれの手に持って使用するか、左右いずれの耳に装置を当てるか、基地局51に対するユーザ50の立ち位置が横向きか前向きか後ろ向きかなど、各種の使用条件によって、基地局51に対する各アンテナ素子31,32,33の受信感度が変化する。
本実施の形態では、中継基地局51からの電波は上方から飛来するものと想定して、通話時におけるユーザ50に耳に押し当てられる上部筐体11の中心軸Lmの鉛直方向との挟角となる傾斜角度θを、図4に示すように、0゜、45゜、90゜の3つのケースに分類して、それぞれの傾斜角度における各アンテナ素子31,32,33の受信感度を測定しておく。
図5(a)は、上記のような3つの傾斜角度について、各アンテナ素子31,32,33の受信感度を測定した表であり、傾斜角度θが0゜及び45゜の場合は、第2のアンテナ素子32が最も受信感度が高いアンテナ素子となり、90゜の場合は第1のアンテナ素子31が最も受信感度が高いアンテナ素子となっている。
図5(a)に示したように上部筐体11の傾斜角度の変化に対応して各アンテナ素子31,32,33の受信感度の優劣を測定したデータは、受信感度の優れたアンテナ素子を選択するためのデータ又はアルゴリズムとして、予め、記憶装置43に保存される。
記憶装置43には、その他に、良好な受信感度と見なす閾値(電界強度閾値)や、制御回路41が実施するアプリケーションソフトで使用するデータやプログラム、あるいは操作部23からユーザが入力したデータ等が保存される。
制御回路41は、記憶装置43に保存されているデータや入力データに基づいて各種のアプリケーションソフトによるデータ処理を実施する他、無線通信時のプロトコル制御やレイヤー制御なども実施する。
本実施の形態において特徴的なことは、制御回路41は、無線通信による送受信処理時に、装備されている各アンテナ素子31,32,33の内、受信感度の一番優れたアンテナ素子を選択使用するアンテナ切替機能を発揮する。
制御回路41によるアンテナ切替機能は、角度センサ38の出力から上部筐体11の傾斜角度を検知し、検知した傾斜角度からアンテナ素子の選択候補を絞る。具体的には、記憶装置43に格納されている傾斜角度毎の各アンテナ素子相互の受信感度の優劣表(例えば、図5(a)に示したデータ)に基づいて、該当する傾斜角度のときに最も受信感度の高いアンテナ素子を判定し、そのアンテナ素子が接続されるようにアンテナ切替スイッチ45の動作を制御する。
更に、制御回路41のアンテナ切替機能では、選択したアンテナ素子について、記憶装置43に規定したアンテナ選択アルゴリズムに基づいて、RSSI又はエラーレートを測定し、実際の受信感度(電界強度)を算出する。そして、算出した電界強度値が記憶装置43に保存しておいた閾値(電界強度閾値)よりも低いときには、他のアンテナ素子に切り替える。
更に、本実施の形態の制御回路41のアンテナ切替機能は、図6に示すように、上部筐体11の傾斜角度や実際の受信感度と閾値との比較から、より受信感度が優れたアンテナ素子を選択したとき(ステップS102)には、選択したアンテナ素子を記憶装置43に記憶させる処理を実施し(ステップS103)、次回の送受信開始時には、前回の送受信時に記憶装置43に記憶されたアンテナ素子を最優先に選択して(ステップS101)、送受信を開始する。
なお、図6のステップS102におけるアンテナ選択処理では、ステップS101で選択されているアンテナ素子の受信感度を記憶装置43に保存しておいた閾値(電界強度閾値)と比較して、閾値よりも低いときには、他のアンテナ素子に切り替える処理も含むものである。
以上に説明した携帯端末装置10では、上部筐体11内に分散配置された各アンテナ素子31,32,33相互は、基地局51に対する指向性が異なっているため、ユーザの装置筐体の握り方や基地局51に対するユーザの立ち位置が変化しても、その中の少なくとも1つのアンテナ素子は、基地局51に対して好適な指向条件になる。
従って、ユーザの装置筐体の握り方や基地局51に対するユーザの立ち位置の変化に対応して、受信感度の優れたアンテナ素子に切り替えることで、常に、アンテナ素子の受信感度を良好に維持することができる。
また、予め3個のアンテナ素子を具備しているため、良好な受信感度となるアンテナ素子が単一とは限らない。例えば、45゜の傾斜角で使用している場合、図5(a)に示すように、2つのアンテナ素子32,33のそれぞれが、比較的に良い受信感度を示す。従って、同種の携帯端末装置10同士が接近した状態で使用されるような状況下でも、それぞれの携帯端末装置10が異なるアンテナ素子を選択することで、互いに干渉を回避すると同時に、それぞれの携帯端末装置10が、一定以上の受信感度を確保して、安定した通信品質を維持することもできる。
また、本実施の形態の携帯端末装置10では、各アンテナ素子31,32,33の配置の内の少なくとも一つは、装置筐体内のデジタル回路が発生するノイズの影響が低い領域に設定されている。
そのため、無線通信時に、デジタル回路を駆動するアプリケーションソフトが運用されていても、デジタル回路の発生するノイズの影響の少ないアンテナ素子に切り替えることで、良好な受信感度を維持することができ、安定した通信品質を維持することもできる。
また、本実施の形態の携帯端末装置10では、制御回路41のアンテナ切替機能は、角度センサ38の検出信号に基づいて、送受信時の上部筐体11の傾斜角度からアンテナ素子の選択候補を絞る。
そのため、予め上部筐体11上に装備した各アンテナ素子31,32,33の傾斜角度に対応する受信感度を測定した図5(a)に示したようなアンテナ選択情報を内蔵しておけば、角度センサ38の検出値アンテナ選択情報に照合して直ちに良好な受信感度のアンテナ素子を選択することができ、速やかに受信感度の良好なアンテナ素子へ切り替えすることができる。
また、本実施の形態の携帯端末装置10では、図6にステップS102,S103で示すように、送受信時にアンテナ切替機能により選択したアンテナ素子を記憶する記憶装置43を備え、次回の送受信開始時には、ステップS101に示すように、取り敢えず、前回の送受信時に記憶装置43に記憶されたアンテナ素子を最優先に選択して、送受信を開始する。
そのため、無線通信の開始時に、使用するアンテナ素子の選出のために通信処理が遅延することがなく、応答性や処理性能を改善することができる。
また、本実施の形態の携帯端末装置10では、予め、良好な受信感度と見なす閾値を定めておき、アンテナ切替機能では、選択されているアンテナ素子の受信感度が前記閾値よりも低いときには、他のアンテナ素子に切り替える。
そのため、例えば、同種の携帯端末装置10同士が接近した状態で使用されていて、互いの干渉により受信感度が閾値よりも低下したような場合に、速やかに、アンテナ素子の切り替えにより、受信感度の回復を図ることができる。
また、本発明に係る携帯端末装置において、装置筐体の具体的な構造は、上記実施の形態で示したように上部筐体11と下部筐体12とに分割された形態に限らない。装置筐体は単一の筐体であっても良い。
また、本発明に係る携帯端末装置において、装置筐体内に装備するアンテナ素子の装備数や配置は、上記実施の形態に限らない。
4個以上のアンテナ素子を、分散配置するようにしても良い。
図7は、本発明に係る携帯端末装置の他の実施の形態で、この携帯端末装置60の場合は、装置筐体61内の略中央に傾斜角度を検出する角度センサ38を装備すると共に、その周囲の4箇所に、4個のアンテナ素子31,32,33,34を分散配備している。なお、この装置筐体61においても、無線通信時には、一実施の形態の携帯端末装置10と同様に、角度センサ38の検出角度に基づいて、受信感度の優れたアンテナ素子に切り替えるアンテナ切替機能が発揮される。
このように、装備するアンテナ素子を増やすことによって、ユーザの装置筐体の握り方や基地局に対するユーザの立ち位置の変化に対して、受信感度の優れたアンテナ素子の確保が容易になる。
また、本発明に係る携帯端末装置は、PHSや携帯電話機に限らない。例えば、無線通信機能を備えたモバイルパソコンやノートパソコンなどにも応用することができることは、言うまでもない。
本発明に係る携帯端末装置の一実施の形態の斜視図である。 図1に示した携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した携帯端末装置の使用状況の説明図である。 図1に示した携帯端末装置の使用時の傾斜角度の説明図である。 図1に示した携帯端末装置の使用時の傾斜角度に基づいて、受信感度の良好なアンテナ素子を選択する方法の説明図である。 図1に示した携帯端末装置において受信感度の良好なアンテナ素子を切り替える処理の説明図である。 本発明に係る携帯端末装置の他の実施の形態におけるアンテナ素子の配置の説明図である。
符号の説明
10 携帯端末装置
11 上部筐体(装置筐体)
12 下部筐体(装置筐体)
21 表示部
23 操作部
31,32,33 アンテナ素子
34 アンテナ素子
38 角度センサ
41 制御回路(制御装置)
43 記憶装置
45 アンテナ切替スイッチ
47 送受信切替スイッチ
48 送受信回路
50 ユーザ
51 基地局
60 携帯端末装置
61 装置筐体

Claims (4)

  1. 装置筐体と、データを無線通信により送受信するためのアンテナ素子と、前記アンテナ素子を介してデータを送受信する送受信回路と、入力データや送受信信号等をデジタル処理する制御回路とを備えた携帯端末装置において、
    前記装置筐体の傾斜角度を検出する角度センサと、
    指向性を相異させた少なくとも3個以上のアンテナ素子を、前記装置筐体内に分散配置すると共に、
    送受信処理時に、装備されている各アンテナ素子の内から、前記角度センサの出力に基づきアンテナ素子の選択候補を絞ると共に、受信感度の一定以上の優れたアンテナ素子を選択使用するアンテナ切替機能と、を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 各アンテナ素子の配置の内の少なくとも一つは、前記装置筐体内のデジタル回路が発生するノイズの影響が低い領域に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 送受信時に前記アンテナ切替機能が選択したアンテナ素子を記憶する記憶装置を備え、次回の送受信開始時には、前回の送受信時に前記記憶装置に記憶されたアンテナ素子を最優先に選択して、送受信を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 予め、良好な受信感度と見なす閾値を定めておき、前記アンテナ切替機能は選択されているアンテナ素子の受信感度が前記閾値よりも低いときには、他のアンテナ素子に切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の携帯端末装置。
JP2007019712A 2007-01-30 2007-01-30 携帯端末装置 Expired - Fee Related JP4754507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019712A JP4754507B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019712A JP4754507B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008187485A JP2008187485A (ja) 2008-08-14
JP4754507B2 true JP4754507B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=39730227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007019712A Expired - Fee Related JP4754507B2 (ja) 2007-01-30 2007-01-30 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4754507B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200229A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Casio Computer Co Ltd 携帯用電子機器
JP5657320B2 (ja) * 2010-09-28 2015-01-21 Necパーソナルコンピュータ株式会社 携帯端末
JP5647918B2 (ja) * 2011-03-04 2015-01-07 京セラ株式会社 携帯通信端末
JP7471835B2 (ja) 2020-01-27 2024-04-22 キヤノン株式会社 アンテナおよび無線装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08223142A (ja) * 1995-02-08 1996-08-30 Fujitsu Ten Ltd ダイバシティーアンテナ切換システム
JPH11186947A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Uniden Corp 携帯型通信端末装置
JP2001285119A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Sharp Corp Pcカード型無線通信装置
JP2004356798A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Nec Corp 携帯通信端末及びそのアンテナ切替方法
JP2005151300A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Iwatsu Electric Co Ltd 携帯無線機用セクタアンテナ装置
JP2005223802A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信端末装置
JP2006253781A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Sanyo Electric Co Ltd 受信装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08223142A (ja) * 1995-02-08 1996-08-30 Fujitsu Ten Ltd ダイバシティーアンテナ切換システム
JPH11186947A (ja) * 1997-12-22 1999-07-09 Uniden Corp 携帯型通信端末装置
JP2001285119A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Sharp Corp Pcカード型無線通信装置
JP2004356798A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Nec Corp 携帯通信端末及びそのアンテナ切替方法
JP2005151300A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Iwatsu Electric Co Ltd 携帯無線機用セクタアンテナ装置
JP2005223802A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 移動体通信端末装置
JP2006253781A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Sanyo Electric Co Ltd 受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008187485A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5758545B2 (ja) 適応スイッチング基準によるアンテナスイッチングシステム
US8159399B2 (en) Antenna diversity systems for portable electronic devices
JP4488218B2 (ja) 携帯無線装置および無線通信方法
US6898449B2 (en) Mobile communications device
TWI664778B (zh) 導電蓋體、殼體元件和終端
JP4754507B2 (ja) 携帯端末装置
WO2014071878A1 (en) Dual feed antenna system
JP2007274518A (ja) 携帯端末及び該携帯端末におけるアンテナ切替方法
CN109326864B (zh) 可传输WiGig频段的天线结构及收折与延伸该天线结构的方法
US20190326667A1 (en) Conductive Cover Assembly of Terminal and Terminal
JP2005039696A (ja) 携帯無線機
JP2003163956A (ja) 携帯無線機
JP2004363863A (ja) 携帯無線端末
JP2006197418A (ja) 携帯通信端末及び通信感度調整方法
JP2002261665A (ja) 携帯無線装置
US7496371B2 (en) Portable terminal and portable terminal communication method
JP2008042802A (ja) アダプティブアンテナ装置及びそれを備えた無線通信装置
JP2010239182A (ja) 携帯無線端末およびアンテナ選択方法
JP2006287432A (ja) 移動通信端末装置
JP2006270366A (ja) 移動体無線通信端末及びその制御方法
JP2012182706A (ja) 携帯端末装置
KR101144377B1 (ko) 휴대단말기의 보조안테나 장치, 방법 및 보조안테나를 포함하는 휴대단말기
JP2008193288A (ja) 携帯無線装置およびアンテナ切り替え方法並びにプログラム
JP4879098B2 (ja) 無線通信端末装置、無線通信システム、無線通信システムの制御方法及びプログラム
JP2009005142A (ja) アンテナ装置及びこれを用いた携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110502

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110525

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4754507

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees