JP4753640B2 - 表皮材の切断装置 - Google Patents

表皮材の切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4753640B2
JP4753640B2 JP2005188619A JP2005188619A JP4753640B2 JP 4753640 B2 JP4753640 B2 JP 4753640B2 JP 2005188619 A JP2005188619 A JP 2005188619A JP 2005188619 A JP2005188619 A JP 2005188619A JP 4753640 B2 JP4753640 B2 JP 4753640B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin material
cut
cut portion
holding member
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005188619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007007746A (ja
Inventor
裕之 久保
典佳 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nanjo Auto Interior Co Ltd
Original Assignee
Nanjo Auto Interior Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nanjo Auto Interior Co Ltd filed Critical Nanjo Auto Interior Co Ltd
Priority to JP2005188619A priority Critical patent/JP4753640B2/ja
Publication of JP2007007746A publication Critical patent/JP2007007746A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4753640B2 publication Critical patent/JP4753640B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

本発明は、例えば、自動車の内装材の表面に設けられる表皮材を所定形状に切断する表皮材の切断装置に関する。
従来より、例えば、自動車の内装材であるドアトリムとして、パネル状の基材と、該基材の表面に一体成形された表皮材とを備えたものがある。このようなドアトリムを成形する際には、例えば、特許文献1に開示されているような成形装置が用いられている。この成形装置は、表皮材と基材とを一体成形するための上型及び下型を備えている。上型の成形面周りには、下型へ向けて突出するカット刃が設けられている。下型の成形面周りには、表皮材の外周側を保持しておくための受け用プレートが上記カット刃の先端に対向するように設けられている。
上記特許文献1の成形装置を用いてドアトリムを成形する場合には、まず、受け用プレートの形に合わせて大きめに裁断した表皮材を上型及び下型の間に配置し、この表皮材の外周側を受け用プレートに保持させる。また、基材を下型に保持させておく。そして、上型及び下型を型閉じすると、基材と表皮材とが上型及び下型により圧着されて一体化するとともに、カット刃が、表皮材の外周側に押し当てられる。このカット刃により表皮材の基材よりも外側の余剰部分が切除されて表皮材が所定形状になる。
特開平5−192896号公報
ところが、上記特許文献1のようにカット刃を用いて表皮材を切断するようにすると、特に表皮材が繊維からなる場合には、単にカット刃を表皮材に押し付けただけでは、表皮材の繊維の一部が切断されずに残ってしまうことがある。こうなると、表皮材を所定形状に切断できなくなって、該表皮材の見栄えが悪化してしまうという問題がある。
また、特許文献1のように表皮材を基材の表面に沿うように一体成形する際に該表皮材の余剰部分を切除する場合には、表皮材の切断部分の形状が、基材の形状によって湾曲していることがある。この場合には、表皮材の切断部分の形状に対応した湾曲形状のカット刃を用意しなければならない。しかし、カット刃の刃先は切断性能を良好に確保するために高精度の加工が要求されるものであり、このように高精度の加工が要求される刃先を表皮材の湾曲形状に合わせるのはカット刃の製造上困難なことである。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表皮材を所定形状に切断するものにおいて、表皮材が繊維からなる場合や、表皮材の切断部分の形状が湾曲している場合に容易に対応できるようにして、表皮材を見栄え良く切断できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、カット部を発熱体で構成し、このカット部で表皮材の切断部分を溶融して切断するようにした。
具体的には、請求項1の発明では、パネル状の基材の表面側に、該基材の端部を巻き込むように表皮材を一体成形するための成形装置に設けられ、該表皮材を所定形状に切断する際に用いられる表皮材の切断装置を対象とする。
そして、上記表皮材の表面側に配置され、上記カット部を保持するブロック状の保持部材と、上記保持部材を上記表皮材の表面側から該表皮材に接離する方向に移動させるための保持部材駆動装置と、上記カット部に対し該カット部の温度が表皮材の溶融温度以上となるまで電流を流す電流供給手段とを備え、上記保持部材駆動装置は、上記成形装置が有する上型と下型との間における該上型側に上記表皮材が配置された状態で、上記基材を構成する溶融状態の樹脂材が該表皮材の裏面側に供給されて上記上型と下型とが型締めされる場合に、上記保持部材を上記表皮材に対し表面側から接触させて該表皮材を上記下型に押し付けて上記樹脂材が上記表皮材と上記下型との間から洩れるのを回避するとともに、該基材の端部を巻き込むように成形するように構成され、上記電流供給手段は、上記表皮材を上記下型に押し付けた後に上記カット部に電流を流すように構成されているものとする。
この構成によれば、カット部を保持部材に保持した状態で表皮材の切断部分に接触又は近接させることが可能になる。このとき、電流供給手段によりカット部に電流を流して該カット部の温度を表皮材の溶融温度以上にすると、カット部の熱が表皮材に伝達して該表皮材の切断部分が溶融し、これにより、表皮材が切断される。従って、例えば、表皮材が繊維からなる場合であっても、従来のカット刃を押し当てて表皮材を切断する場合のように繊維の一部が切断されずに残ってしまうのを回避して、表皮材を容易に所定形状にすることが可能になる。
また、そのようにカット部の熱を表皮材に伝達させることで該表皮材を切断するようにしているので、従来のカット刃を押し当てて表皮材を切断する場合に比べて、カット部の加工の精度は低くても切断性能を確保することが可能である。従って、表皮材の切断部分の形状が湾曲していても、その湾曲形状に容易に対応することが可能になる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、カット部は、保持部材から突出している構成とする。
この構成によれば、カット部を表皮材の切断部分に密着させることが可能になる。
請求項3の発明では、請求項1の発明において、保持部材には、表皮材の切断部分に対向する箇所に凹部が形成され、カット部が上記凹部内に配置されている構成とする。
この構成によれば、カット部が保持部材に保持された状態で凹部内に位置しているので、カット部が表皮材に強く摺接するのを回避することが可能になり、カット部の変形を抑制することが可能になる。
請求項4の発明では、請求項1から3のいずれか1つの発明において、カット部と保持部材との間には、該保持部材を構成する材料よりも熱伝達率が小さい材料で構成された断熱部材が配置されている構成とする。
この構成によれば、カット部に発生した熱が保持部材へ逃げ難くなる。これにより、カット部の温度を表皮材の溶融温度以上まで早く上げることが可能になる。
請求項5の発明では、請求項1から4のいずれか1つの発明において、カット部の長手方向両端部には、電流供給手段が接続される接続部が一体に設けられ、上記接続部の断面積が上記カット部の断面積よりも大きく設定されている構成とする。
この構成によれば、カット部と接続部とを一体にして部品点数の削減を図ることが可能になる。そして、電流供給手段の電流は、接続部を介してカット部に流れるが、このとき、発熱の不要な接続部の方が断面積が大きく電気抵抗値が小さいので、該接続部の発熱を抑えることが可能になる。
請求項6の発明では、請求項1から5のいずれか1つの発明において、複数のカット部が表皮材の切断部分に沿って並ぶように配置され、上記電流供給手段は、各カット部に流す電流量を独立して調整可能に構成されている構成とする。
この構成によれば、各カット部に流す電流量を電流供給手段により独立して調節することで、各カット部の温度を調節することが可能になる。従って、例えば、表皮材の切断部分が長い場合のように、カット部の長手方向について温度差が発生し易い場合に、各カット部の温度を調節して温度差を小さくすることが可能になる。
請求項1の発明によれば、表皮材の切断部分を発熱体からなるカット部で溶融させて切断するようにしたので、繊維からなる表皮材や、切断部分の形状が湾曲している表皮材を容易にかつ見栄え良く切断することができる。
請求項2の発明によれば、カット部を保持部材から突出させているので、カット部の熱を表皮材に確実に伝達させて該表皮材を切断することができる。
請求項3の発明によれば、カット部を保持部材に形成した凹部内に配置したので、カット部の変形を抑制することができる。これにより、表皮材を狙い通りに切断することができる。
請求項4の発明によれば、カット部と保持部材との間に断熱部材を配置したので、カット部を早く昇温することができる。これにより、カット部に電流を流してから表皮材を切断するまでの時間を短くすることができる。
請求項5の発明によれば、カット部と接続部とを一体にすることができる。この場合に、発熱の不要な接続部の方が断面積が大きく電気抵抗値が小さいので、該接続部の発熱を抑えることができる。
請求項6の発明によれば、複数のカット部を表皮材の切断部分に沿って配置し、各カット部に流す電流量を独立して調整可能にしたので、表皮材の切断部分が長い場合にも、各カット部の温度差を小さくして表皮材を切断することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1及び図2は、本発明に係る表皮材の切断装置1を備えた成形装置Aを示すものである。この成形装置Aは、樹脂製品である自動車用ドアトリム2(図7にその一部を示す)を成形する際に用いられるものである。この実施形態の説明では、成形装置Aの構造を説明する前に、上記ドアトリム2の構造について説明する。該ドアトリム2は、パネル状の基材3と、該基材3の表面側である車室内側に一体成形された表皮材4とで構成されている。上記基材3は、ドア(図示せず)の車室内側に沿って延びる本体部3aと、該本体部3aの周縁から車室外側へ突出する周壁部3bとを備えており、これら本体部3aと周壁部3bとは一体成形されている。上記表皮材4は、基材3のコーナー部を覆うように設けられており、基材3の本体部3aから周壁部3bの突出方向先端部に亘って延びるように形成されている。この表皮材4の端末は、基材3の周壁部3bを該基材3の表面から端部に巻き込むように形成されており、巻き込み部4aを形成している。
上記基材3は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂材を成形してなるものである。また、上記表皮材4は、例えば、塩化ビニルシート等の樹脂製の軟質シートを切断してなるものである。尚、表皮材4は、例えば、軟質シートの裏面にポリエチレンフォーム等を接着した多層構造のシートや布材等で構成してもよい。
次に、上記成形装置Aの構造について説明する。この成形装置Aは、図1及び図2に示すように、上記切断装置1と、成形型10と、上記基材3を構成する溶融樹脂を射出する射出機11とを備えている。上記成形型10は、上型12と、下型13とを備えており、上記切断装置1は上型12に取り付けられている。下型13は固定盤14に固定されている。上型12は、型移動装置(図示せず)により上下方向に移動して下型13に接離するようになっている。この型移動装置により、上型12及び下型13が型開き状態と型閉じ状態とに切り替えられるようになっている。また、成形型10には、上型12及び下型13が型閉じ状態とされたときにこれら上型12及び下型13を型締めする型締め機構(図示せず)が設けられている。
上記上型12の下面には、ドアトリム2の表面側を成形する上側成形面17が形成され、下型13の上面には、ドアトリム2の裏面側を成形する下側成形面18が形成されている。上型12及び下型13を型閉じ状態にしたときに、上記上側成形面17と下側成形面18とでキャビティSが形成されるようになっている。
上記下側成形面18は、全体として上方へ膨出するように形成されており、図3にも示すように、基材3の本体部3aを成形する中央面部18aと、基材3の周壁部3bを成形する側面部18bとで構成されている。上側成形面17も同様に、基材3の本体部3aを成形する中央面部17aと、基材3の周壁部3bを成形する側面部17bとで構成されている。
下型13には、成形時に表皮材4を保持しておくための表皮材保持部材20が設けられている。この表皮材保持部材20は、平面視で下側成形面18を囲む枠状をなしている。該表皮材保持部材20の上面には、表皮材4を引っ掛けてずれないようしておくための複数のピン(図示せず)が設けられている。また、下型13の下側成形面18よりも外側には、上記表皮材保持部材20を支持するための支持棒21が設けられている。この支持棒21は上下方向に延びており、その上端部には上記表皮材保持部材20が固定されている。支持棒21の下側は下型13に挿入された状態で上下方向に往復動可能に支持されている。この支持棒21は、図示しない付勢手段により上方に付勢されていて、図2に示すように、上型12及び下型13を型開きすると、表皮材保持部材20が下側成形面18よりも上方に位置し、一方、図1に示すように型閉じすると、表皮材保持部材20が上型12によって下方に押されて移動し、該上型12の移動を阻害しないようになっている。
上記下型13には、基材3を構成する溶融樹脂が通る樹脂通路22が形成されている。この樹脂通路22はいわゆるホットランナーで構成されている。樹脂通路22の上流端は下型13の側面に開口しており、また、樹脂通路22の下流端は、下側成形面18の中央面部18aの略中央部に開口する樹脂吐出口19に接続されている。樹脂通路22の上流端には、上記射出機11の射出ノズル23が接続されている。この射出機11は、従来より樹脂材の成形を行う際に用いられているものであり、シリンダー24と、該シリンダー24に挿入されて駆動装置(図示せず)により回転駆動されるスクリュー25と、シリンダー24内に樹脂材を導入するホッパー26とを備えている。
上記上型12の下面には、上記上側成形面17の中央面部17aを囲む環状の突条部28が下方に突出するように形成されている。この突条部28の内周面が上側成形面17の側面部17bである。また、上型12の下部には、本発明の保持部材としてのスライドブロック30と、該スライドブロック30を移動させる流体圧シリンダー31とが設けられている。スライドブロック30は、図8及び図9に示すように、上側成形面17における基材3のコーナー部に対応する箇所で複数に分割されて、該上側成形面17の側面部17bを囲むように配置されている。各スライドブロック30は、上記成形型10を構成する材料と同じ金属材料で構成されており、図10に示すように、大略直方体状の基部32と、該基部32の下側から上側成形面17の内側へ向けて突出する厚肉板状の突出部33とを備えている。基部32の突出部33と反対側には、上記流体圧シリンダー31のロッド31a先端部が嵌合する嵌合部34が設けられている。この嵌合部34にロッド31a先端部が嵌合して該ロッド31aとスライドブロック30とが連結されるようになっている。上記基部32の突出部33側の面は、図3に示すように、上記突条部28の外周面と対向している。また、突出部33の先端面33aは略鉛直に延びている。
上記スライドブロック30には、電流を流すことにより発熱する発熱体50が設けられている。この発熱体50には上型12に取り付けられた直流電源装置51が接続されている。上記発熱体50は、例えばニクロム等からなる薄板材を成形してなるものであり、スライドブロック30の突出部33の先端面33aに沿って延びるカット部50aと、該カット部50aの長手方向両端部からスライドブロック30の基部32側へ延びる一対の接続部50bとで構成されている。これらカット部50a及び接続部50bは一体成形されている。カット部50aは、平面視で接続部50bよりも細く形成されていて、接続部50bの断面積がカット部50aの断面積よりも大きく設定されている。
上記突出部33の上面における先端側には、上記発熱体50のカット部50aを配置するための段差部52が形成されている。図11に拡大して示すように、カット部50aの下面には、例えばマイカ等からなる板状の下側絶縁部材53が配置され、この下側絶縁部材53の下面には、例えばベークライト等からなる板状の断熱部材54が配置されている。また、カット部50aの上面には、板状の上側絶縁部材55が配置されている。この上側絶縁部材55は、上記スライドブロック30を構成する材料と同じ金属材料の外面にアルミナを溶射してなるものである。上記上側絶縁部材55、下側絶縁部材53及び断熱部材54にはネジ56が挿通する貫通孔57が形成されており、このネジ56により、上記上側絶縁部材55、下側絶縁部材53及び断熱部材54がスライドブロック30に締結され、この締結力によりカット部50aが固定されるようになっている。
尚、上側絶縁部材55及び下側絶縁部材53は、上記したものに限られず、カット部50aを絶縁できる不導体で構成することができる。また、断熱部材54は、ベークライトに限られず、金属部材よりも熱伝達率が低い部材で構成することができる。
上記一対の接続部50bは、スライドブロック30の側面に形成された溝32a(図10(a)にのみ示す)内に挿入された状態で固定されている。この接続部50bが挿入される溝32aの内面と接続部50bの外面との少なくとも一方は、絶縁材で覆われている。
図10(b)に示すように、上記接続部50bのカット部50aと反対側の端部は、スライドブロック30からそれぞれ突出している。上記直流電源装置51の+極側の出力端子及び−極側の出力端子は、上記接続部50bのスライドブロック30から突出した部分に配線51aを介してそれぞれ接続されている。各直流電源装置51の出力端子は、図8及び図9に示すように、隣り合うスライドブロック30の隣接する接続部50bが同じ極となるように接続されている。これにより、後述するが、スライドブロック30を内端位置まで移動させて隣り合うスライドブロック30の接続部50bが接触しても電気的な不具合が起こらないようになっている。
また、上記直流電源装置51は、図示しない制御装置により別々に制御されるようになっており、各スライドブロック30の発熱体50に流れる電流量を独立して設定して発熱体50の発熱量を任意に調整することができるようになっている。これにより、上記スライドブロック30間で発熱体50の温度がばらつくのを抑制することが可能になる。尚、上記複数の直流電源装置51及び制御装置で本発明の電流供給手段が構成されている。
上記カット部50aは、図11にも示すように、スライドブロック30の先端面33aから僅かに突出しており、スライドブロック30が内端位置とされたときに表皮材4に確実に接触するようになっている。また、このカット部50aを接続部50bよりも細く形成してカット部50aの抵抗値を比較的大きくしているので、電流を流したとき該カット部50aの単位時間当たりの発熱量が接続部50bのそれよりも大きい。このカット部50aの発熱量は、該カット部50aの温度が表皮材4の溶融温度以上となるように設定されている。
上記各流体圧シリンダー31は、図3に示すように、ロッド31aの伸縮方向が上側成形面17の内外方向を指向するように配置されて上型12の側面に固定されている。これら流体圧シリンダー31は図示しない制御装置により別々に制御されるようになっている。各流体圧シリンダー31が同図に示すようにロッド31aを縮めると、スライドブロック30は、上側成形面17の外側へ向かって移動して外端位置となり、一方、図5に示すようにロッド31aを伸ばすと、スライドブロック30は、上側成形面17の内側へ向かって移動して内端位置となる。上記スライドブロック30が外端位置と内端位置との間で移動する際には、上記突出部33の上面が突条部28の下端面と摺接するようになっている。
上記スライドブロック30が外端位置にあるときには、図2にも示すように、突出部33の先端面33aが突条部28の内面、即ち上側成形面17の側面部17bと略同一面上に位置するようになっている。また、スライドブロック30が内端位置にあるときには、先端面33aが側面部17bよりも内側に位置するようになっている。上記スライドブロック30の内端位置は、図5に示すように、基部32の突出部33側の面が上記突条部28の外周面に当接することで決まるようになっている。つまり、突条部28がスライドブロック30のストッパーとなっている。
上記スライドブロック30、流体圧シリンダー31、発熱体50及び直流電源装置51が本発明の切断装置1を構成している。
この図5に示すように、上記上型12及び下型13が型閉じ状態とされていて、かつ、スライドブロック30が内端位置にあるときには、突出部33の先端面33aが表皮材4を圧縮するようになっている。また、上記のようなスライドブロック30の移動を許容するために、図8に示すように、スライドブロック30が外端位置にあるときには、隣り合うスライドブロック30同士の間に隙間が形成されるようになっている。
次に、上記のように構成された成形装置Aを用いてドアトリム2を成形する要領について説明する。まず、図3に示すように、上型12及び下型13を型開き状態にするとともに、スライドブロック30を外端位置にしておく。このとき、表皮材保持部材20は、下側成形面18よりも上方に位置している。該表皮材保持部材20の上面に、表皮材4を該表皮材4の裏面が下に向くように配置して、該表皮材4の外周部を表皮材保持部材20のピンに突き刺して保持する。この表皮材4を保持する際には、該表皮材4を張った状態にしておく。
そして、上型12を型移動装置により下降させる。この上型12が下降すると、図4に示すように、スライドブロック30下面が、表皮材4の表面である上面に当接する。上型12がさらに下降すると、表皮材保持部材20が表皮材4を介してスライドブロック30により下方に押されて移動する。
上記上型12を下降させ始めるのと略同期して上記射出機11により溶融状態の樹脂材の射出を開始する。この射出機11から射出された溶融樹脂は、樹脂通路22を通って下側成形面18の樹脂吐出口19から供給される。その後、上型12が下降端位置まで下降すると、該上型12及び下型13が型閉じ状態となって型締め機構により型締めされて、図1にも示すように、上側成形面17と下側成形面18との間にキャビティSが形成される。この型閉じ状態とされるまでに溶融樹脂が所期の量供給されており、型締め時には溶融樹脂の供給が停止している。上記樹脂吐出口19から供給された溶融樹脂は、表皮材4の裏面と下側成形面18との間で該下側成形面18を外周側へ向かって流れて広がる。
上記上型12が下降し始めて所定時間経過後、型閉じ状態となる直前に、図5に示すように、スライドブロック30を上側成形面17の内側へ向けて移動させる。このように型閉じ状態となる直前にスライドブロック30を移動させることで、下型12の下降途中で、スライドブロック30のカット部50aが表皮材4の表面に強く接触しないようにすることが可能になる。これにより、カット部50aの変形が抑制されるとともに、表皮材4の表面にカット部50aが摺接することによる傷が付きにくくなる。
上記スライドブロック30を上側成形面17の内側に移動させると、該スライドブロック30の先端面33aが表皮材4の外周側表面に当接し、該表皮材4の外周側が上側成形面17の内側へ向けて押される。これにより、表皮材4の外周側が、上側成形面17及び下側成形面18で形成される基材3の周壁部3bを巻き込むような形状になるとともに、下側成形面18の側面部18bに当接する。このとき、表皮材4の表面には、カット部50aが接触している。
上記スライドブロック30を上側成形面17の内側に移動させることにより、上側成形面17と下側成形面18との間から溶融樹脂が洩れるのを回避することが可能になる。上記スライドブロック30を上側成形面17の内側に移動させるタイミングは、樹脂吐出口19から供給された溶融樹脂が下側成形面18の外周部に達するまでに表皮材4を下側成形面18に当接させることができるタイミングであればよい。
また、上記スライドブロック30を上側成形面17の内側へ移動させることにより、隣り合うスライドブロック30同士が接近していき、図9に示すように、内端位置となったときに互いに接触する。このスライドブロック30同士が接近していくときには、上記表皮材4が張った状態で表皮材保持部材20に保持されているので、隣り合うスライドブロック30の間に表皮材4が挟まれるようになることはなく、成形後のドアトリム2の表皮材4にシワが残るのが抑制される。
上記キャビティS内の溶融樹脂は、図6に示すように、上側成形面17及び下側成形面18により成形されて固化し基材3となる。この溶融樹脂が基材3となる過程で該溶融樹脂が表皮材4と一体化するとともに、表皮材4の巻き込み部4aが基材3の周壁部3bを巻き込んだ状態で形成され、基材3の表面に表皮材4が一体成形された中間成形品Yが得られる。
上記溶融樹脂が固化した後に、上記直流電源装置51により発熱体50に電流を流すと、カット部50aの温度が表皮材4の溶融温度以上となる。このカット部50aの熱が表皮材4の切断部分に伝達し、該切断部分が溶融する。これにより、表皮材4の巻き込み部4aよりも外側の余剰部分が切除される。
そして、図7に示すように、上型12及び下型13を型開き状態とした後、上記中間成形品Yを上型12及び下型13から脱型すると、ドアトリム2が得られる。
したがって、この実施形態によれば、カット部50aの温度を表皮材4の溶融温度以上にして、該カット部50aの熱を表皮材4の切断部分に伝達させることにより該表皮材4の切断部分を溶融させて切断することができる。従って、例えば、表皮材4が繊維からなる場合であっても、従来のカット刃を押し当てて表皮材4を切断する場合のように繊維の一部が切断されずに残ってしまうのを回避して、表皮材4を容易に所定形状にすることができる。
また、そのようにカット部50aの熱を表皮材4に伝達させることで表皮材4を切断するようにしているので、従来のカット刃を押し当てて表皮材を切断する場合に比べて、カット部4の加工の精度は低くても切断性能を確保することが可能である。従って、表皮材4の切断部分の形状がコーナー部のように湾曲していても、該切断部分を容易に切断することができる。
つまり、この切断装置1によれば、繊維からなる表皮材4や、切断部分の形状が湾曲している表皮材4を容易にかつ見栄え良く切断することができる。
また、カット部50aをスライドブロック30の先端面33aから突出させているので、カット部50aの熱を表皮材4に確実に伝達させて該表皮材4を切断することができる。
また、カット部50aとスライドブロック30との間に断熱部材54を配置したので、カット部50aに発生した熱がスライドブロック30へ逃げ難くなる。これにより、カット部50aを早く昇温することができて、カット部50aに電流を流してから表皮材4を切断するまでの時間を短くすることができる。
また、カット部50aと、直流電源装置51が接続される接続部50bとを一体成形したので、部品点数を削減することができる。この場合に、発熱の不要な接続部50bの断面積をカット部50aの断面積よりも大きくして電気抵抗値を小さくしているので、該接続部50bの発熱を抑えることができる。
また、複数のカット部50aを表皮材4の切断部分に沿って配置し、各カット部50aに流す電流量を独立して調整可能にしたので、表皮材4の切断部分が長い場合にも、各カット部50aの温度差を小さくして表皮材4を見栄え良く切断することができる。
尚、発熱体50に電流を流すタイミングは、溶融樹脂が完全が固化した後でもよいし、完全に固化する前でもよい。
また、図12に示す変形例のように、スライドブロック30の突出部33の先端面33aに凹部58を形成するようにしてもよい。この凹部58は、上側絶縁部材55、下側絶縁部材53及び断熱部材54の一部を切除して形成されており、カット部50aは凹部58内から突出しないように配置されている。このようにカット部50aを凹部58内に配置することにより、下型13を下降させるときにカット部50aが表皮材4の表面に強く摺接するのが回避される。これにより、カット部50aの変形を抑制することができて、表皮材4を狙い通りに切断することができる。
また、図示しないが、例えば、スライドブロック30の先端面33aにアルミナを溶射して絶縁層を形成し、この絶縁層の表面にニクロムを線状に溶射し、このニクロムにより発熱体を構成してもよい。このように溶射により発熱体を構成する場合には、スライドブロック30の先端面33aが湾曲していても、該先端面33aの形状に沿って発熱体を容易に設けることができる。また、例えば、スライドブロック30の先端面33aにニクロムを溶射して発熱体を構成しておき、この発熱体の表面に、該発熱体を線状に露出させるようにアルミナを溶射してアルミナ層を形成してもよい。また、上記絶縁層は、アルミナ以外の不導体で構成してもよい。また、上記発熱体は、ニクロム以外の導体で構成してもよい。
上記実施形態では、本発明をドアトリム2の表皮材4を切断するのに適用した場合について説明したが、本発明は、ドアトリム2の表皮材4以外の表皮材を切断する場合にも適用することができる。
また、上記実施形態では、スライドブロック30を流体圧シリンダー31で移動させるようにしているが、スライドブロック30は流体圧シリンダー31以外のアクチュエータで移動させるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る表皮材の切断装置は、例えば、自動車用ドアに取り付けられるドアトリムの表皮材を切断するのに用いることができる。
本発明の実施形態に係る切断装置を備えた成形装置を示し、成形型が型閉じ状態にある場合の断面図である。 成形型が型開き状態にある図1相当図である。 成形型が型開き状態にある場合の成形装置の拡大図である。 成形型が型閉じ状態にある図3相当図である。 スライドブロックを内側へ移動させて巻き込み部を形成した状態の図3相当図である。 表皮材を切断してスライドブロックを外端位置にした状態の図3相当図である。 成形型を型開きして中間成形品を脱型してドアトリムを得た状態の図3相当図である。 スライドブロックが外端位置にある状態の上型の底面図である。 スライドブロックが内端位置にある状態の図8相当図である。 (a)はスライドブロックの側面図であり、(b)はスライドブロックの平面図である。 スライドブロックの先端面近傍の拡大図である。 実施形態の変形例に係る図11相当図である。
1 切断装置
4 表皮材
30 スライドブロック(保持部材)
50 発熱体
50a カット部
50b 接続部
51 直流電源装置
54 断熱部材
58 凹部
A 成形装置

Claims (6)

  1. パネル状の基材の表面側に、該基材の端部を巻き込むように表皮材を一体成形するための成形装置に設けられ、該表皮材を所定形状に切断する表皮材の切断装置であって、
    電流を流すことで発熱する発熱体を上記表皮材の切断部分に沿って延びるように形成してなるカット部と、
    上記表皮材の表面側に配置され、上記カット部を保持するブロック状の保持部材と、
    上記保持部材を上記表皮材の表面側から該表皮材に接離する方向に移動させるための保持部材駆動装置と、
    上記カット部に対し該カット部の温度が表皮材の溶融温度以上となるまで電流を流す電流供給手段とを備え
    上記保持部材駆動装置は、上記成形装置が有する上型と下型との間における該上型側に上記表皮材が配置された状態で、上記基材を構成する溶融状態の樹脂材が該表皮材の裏面側に供給されて上記上型と下型とが型締めされる場合に、上記保持部材を上記表皮材に対し表面側から接触させて該表皮材を上記下型に押し付けて上記樹脂材が上記表皮材と上記下型との間から洩れるのを回避するとともに、該基材の端部を巻き込むように成形するように構成され、
    上記電流供給手段は、上記表皮材を上記下型に押し付けた後に上記カット部に電流を流すように構成されていることを特徴とする表皮材の切断装置。
  2. 請求項1に記載の表皮材の切断装置において、
    カット部は、保持部材から突出していることを特徴とする表皮材の切断装置。
  3. 請求項1に記載の表皮材の切断装置において、
    保持部材には、表皮材の切断部分に対向する箇所に凹部が形成され、
    カット部が上記凹部内に配置されていることを特徴とする表皮材の切断装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の表皮材の切断装置において、
    カット部と保持部材との間には、該保持部材を構成する材料よりも熱伝達率が小さい材料で構成された断熱部材が配置されていることを特徴とする表皮材の切断装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の表皮材の切断装置において、
    カット部の長手方向両端部には、電流供給手段が接続される接続部が一体に設けられ、
    上記接続部の断面積が上記カット部の断面積よりも大きく設定されていることを特徴とする表皮材の切断装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の表皮材の切断装置において、
    複数のカット部が表皮材の切断部分に沿って並ぶように配置され、
    上記電流供給手段は、各カット部に流す電流量を独立して調整可能に構成されていることを特徴とする表皮材の切断装置。
JP2005188619A 2005-06-28 2005-06-28 表皮材の切断装置 Active JP4753640B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188619A JP4753640B2 (ja) 2005-06-28 2005-06-28 表皮材の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005188619A JP4753640B2 (ja) 2005-06-28 2005-06-28 表皮材の切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007007746A JP2007007746A (ja) 2007-01-18
JP4753640B2 true JP4753640B2 (ja) 2011-08-24

Family

ID=37746874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005188619A Active JP4753640B2 (ja) 2005-06-28 2005-06-28 表皮材の切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4753640B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4918473B2 (ja) * 2007-12-14 2012-04-18 ジャパンスーパークォーツ株式会社 高強度を有する大径シリコン単結晶インゴット引上げ用高純度石英ガラスルツボ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS504315Y1 (ja) * 1969-08-04 1975-02-04
JPS5256073A (en) * 1975-11-04 1977-05-09 Nikken Kk Method of treating high water content slurry containing noxious substances
JPH0633870Y2 (ja) * 1989-12-01 1994-09-07 日本発条株式会社 シートクッション
JP2651078B2 (ja) * 1992-01-20 1997-09-10 河西工業株式会社 表皮材のトリムカット装置
JPH0811099A (ja) * 1994-06-27 1996-01-16 Fuitsukusu:Kk エアバッグ用孔抜き溶断・溶着装置並びにその加工方法
JP3664530B2 (ja) * 1995-10-03 2005-06-29 株式会社フジシールインターナショナル 包材用フィルムの溶断溶着方法及びその装置
JP2000246699A (ja) * 1999-02-25 2000-09-12 Sony Corp 陰極線管体の切断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007007746A (ja) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008529858A (ja) 射出成形機用金型装置
JP4850445B2 (ja) 樹脂製品の成形方法及びその成形方法に用いられる成形装置
JPH07137124A (ja) 積層合成樹脂成形品を製造する方法及び装置
JP4753640B2 (ja) 表皮材の切断装置
JP2002011771A (ja) 貼合わせ成形方法
JPH10337731A (ja) 成形装置における型温度調節システム
WO2019111860A1 (ja) 樹脂成形装置及び樹脂成形方法
JPH07314541A (ja) 表皮材を貼合した中空成形体の製造方法
KR102411475B1 (ko) 사출 성형용 금형
KR20010006962A (ko) 열가소성 물품을 몰딩하기 위한 장치
JP2009034954A (ja) 複合成形品の成形方法及びその成形装置
JP2008049616A (ja) 車両用内装材の製造方法
JP2019155773A (ja) 長板状部材の製造方法、及び金型
WO2016194786A1 (ja) 射出成形機
JP4267990B2 (ja) 射出成形機
JP2005288874A (ja) 射出成形体の金型装置及び射出成形体の成形方法
KR20090086861A (ko) 급속 박막 직가열 장치 및 이를 이용한 극박 플라스틱사출성형 금형
JPH04284217A (ja) ホットランナー式成形装置
JP3894727B2 (ja) 複数樹脂の一体成形方法および一体成形金型
JP2011126186A (ja) 樹脂成形方法及び射出成形装置
JP2010173283A (ja) ホットランナー用金型構造
JP2000006195A (ja) 熱硬化性樹脂用射出成形金型
JPH10315254A (ja) 成形用金型
JPH054986Y2 (ja)
JPH0650153Y2 (ja) 積層体の切断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4753640

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250