JPH054986Y2 - - Google Patents

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JPH054986Y2
JPH054986Y2 JP1987084997U JP8499787U JPH054986Y2 JP H054986 Y2 JPH054986 Y2 JP H054986Y2 JP 1987084997 U JP1987084997 U JP 1987084997U JP 8499787 U JP8499787 U JP 8499787U JP H054986 Y2 JPH054986 Y2 JP H054986Y2
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mold
hole
runner
piston
molding
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は成形型を使用する成形装置に関するも
ので、比較的低い圧力で成形されるインモールド
成形に利用できる。
[従来の技術] 特開昭61−125821号公報には、上型とキヤビテ
イを形成する型面に開口するシリンダ孔をもつ下
型と、該シリンダ孔に摺動自在に保持され該キヤ
ビテイに面する端面が型面となるピストンと、該
ピストンを該シリンダ孔にそつて摺動させる駆動
部と、該上型に対して該下型が開いたとき、該上
型と該下型の間に挿入されたノズルから該シリン
ダ孔に可塑化樹脂を導入する可塑化装置からなる
成形装置が開示されている。この成形装置は可塑
化装置よりシリンダ孔の開口より可塑化樹脂の供
給を受け、ピストンを押し上げてキヤビテイ内に
樹脂を低圧で圧入し、冷却固化して成形するもの
である。
[考案によつて解決される問題点] 上記した従来の成形装置はランナーとかスプル
を必要としない成形を目的とするもので、シリン
ダ孔内で比較的長い時間可塑化樹脂を保持しなけ
ればならないためピストンを加熱したり冷却する
当の複雑な温度制御を必要とする。また、上型と
下型とが開いた時に可塑化装置のノズルを挿入す
る必要があるため成形速度が遅いという問題があ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案の成形装置は、キヤビテイを形成する型
面に開口する少なくとも1個のシリンダ孔と該シ
リンダ孔の内壁面の型面を形成しない内壁面部分
に開口するランナー孔と該ランナー孔に連通する
スプル孔とを有する成形型と、該シリンダ孔に摺
動自在に保持され該キヤビテイに面する端面が型
面となるピストンと、該ピストンを該シリンダ孔
にそつて摺動させる駆動部とからなることを特徴
とする。
本考案を構成する成形型は通常分割型とされる
もので分割型の一つにシリンダ孔、ランナー孔、
スプル孔をもつ。ランナー孔、スプル孔は加熱部
によつてホツトランナー、ホツトスプルとされる
のが好ましい。成形型全体としては通常の射出成
形用成形型と同様に冷却装置等の温度調節装置を
型内部に設けることができる。シリンダ孔は成形
される成形品の形状に応じて複数個設けることが
できる。
ピストンを駆動する駆動部としては油圧装置を
採用できる。
[作用] 本考案の成形装置では、まず成形型を通常の射
出成形装置に取付ける。次ぎに、駆動部によりピ
ストンをシリンダ孔の底部に移動させ、そして、
成形型を型締めする。この状態でスプル孔および
ランナー孔を介してシリンダ孔内に射出成形機よ
り可塑化樹脂を導入する。そしてただちに駆動部
によりピストンを駆動し、この可塑化樹脂をキヤ
ビテイ内に圧入する。このピストンの圧入時にラ
ンナー孔はピストンで閉じられる。そしてキヤビ
テイ内で樹脂を固化させ、成形型を開いて固化し
た成形品を取出す。この後型締めし次ぎの成形サ
イクルに移る。
[効果] この成形装置では射出成形機により成形型のス
プル孔およびランナー孔を介して短時間に可塑化
樹脂がシリンダ孔に導入される。このために成形
速度が早い。また、ランナー孔をホツトナンナー
とするために、スプル孔およびランナー孔での樹
脂のロスが発生しない。また、キヤビテイへの可
塑化樹脂の圧入は射出成形機の射出圧ではなく、
ピストンを駆動する駆動部でなされる。このため
キヤビテイへの可塑化樹脂の圧入圧力を容易に調
節できる。さらにランナー孔は型面に開口してい
ないので、成形品にゲート跡のない表面品質の高
い成形品が得られる。
[実施例] 本考案の実施例の成形装置の水平方向に切断し
て上方よりみた断面図を第1図に、縦方向に切断
した断面図を第2図に示す。
この成形装置は固定型1と可動型2と2個のピ
ストン3と油圧装置4とからなる。固定型1と可
動型2とで形成されるキヤビテイ1aは第3図に
その縦断面を示す自動車用の内装品を成形するた
めのものでのである。このキヤビテイは長さ約80
cm、幅約10cm厚さ約0.2cmのものである。
固定型1は長方形状に突出した型面の両側中央
部に直径約4cmの2個のシリンダ孔11が貫通し
て形成されている。また、これら2個のシリンダ
孔11の型面に近い型面を形成していない側面に
開口するにランナー孔12が設けられ、このラン
ナー孔12の中央部と型面の反対側とを結ぶスプ
ル孔13が設けられている。ランナー孔12の周
囲の固定型1の部分には抵抗発熱体(図示せず)
が埋設され、これによりランナー孔12はホツト
ランナーとなつている。この固定型1の型面と反
対側の面に壁状のスペーサ17が固定され、さら
にこのスペーサ17には中央部に射出成形機のノ
ズル部が挿入される貫通孔181をもつ保持板1
8が固定されている。
ピストン3はキヤビテイ1aに面する側の端面
31が型面の一部を形成している。ピストン3の
反対側の端面にはピストン棒32が固定されてい
る。
駆動部4は固定型1の裏面に固定されたブラケ
ツト41とこのブラケツト41に固定された油圧
装置42とこの油圧装置42のシリンダ(図示せ
ず)に加圧油を供給する配管ホース43および加
圧油を供給する油圧ユニツト(図示せず)からな
る。油圧装置42の出力軸(図示せず)はピスト
ン棒32に固定され、直接ピストン棒32を駆動
するようになつている。
本実施例の成形装置は上記した構成をもつ。
この成形装置は射出成形機の型締め装置の固定
盤51および可動盤52にそれぞれ固定型1およ
び可動型2を固定して使用される。成形工程は、
まず型締め装置に固定された固定型1のランナー
孔11の周囲を図示しない加熱部で加熱し、ホツ
トナンナーとする。そして次ぎにシリンダ孔11
の底の方向にピストン3を移動させ、この状態で
型締めしてキヤビテイ1aを形成する。次ぎに射
出成形機6より所定量の可塑化した樹脂を射出す
る。射出された可塑化樹脂はスプル孔13、ラン
ナー孔12を通つて2個のシリンダ孔11に導入
される。この後直ちに駆動部4を駆動し、シリン
ダ孔11内の可塑化樹脂をピストン2で押圧加圧
してキヤビテイ1a内に圧送する。この状態で樹
脂を冷却固化させて成形する。その後型締め装置
を型開きの方向に駆動し可動型2を固定型1に対
して駆動して型開きする。そしてさらに駆動部4
を駆動しピストン3を固定型1に対してさらに突
出させ成形品をノツクアウトして型面より分離す
る。最後に成形品を取出す。そして次ぎのサイク
ルに移る。この様にして成形品を成形することが
できる。
本実施例の成形装置では第3図に縦断面図を示
す、一方の側にフアブリツク71が一体成形され
た長方形状で薄い殻状の自動車用内装材7を成形
した。この成形工程は、まず可動型2の型面上に
薄い発砲層711で裏打ちしたフアブリツク71
を配置し、フアブリツク71の周縁を固定型1と
可動型2とを型締めして挟持した。この状態で射
出成形機6より210〜230℃に加熱したポリプロピ
レン樹脂を約160g射出した。この後ただちに駆
動部4を駆動しピストン3を約50Kg/cm2の面圧で
駆動し、樹脂をキヤビテイ1a内に圧送した。こ
の状態で約50秒保持し成形した。その後型開き
し、得られた成形品7をノツクアウトし、成形品
7を取出した。成形品7に一体成形されたフアブ
リツク71の表面は成形による厚密化、表面艶の
発生等の不都合は見られなかつた。なお、従来の
射出成形機で同じフアブリツクをインモールド成
形したときには大きな射出圧力によりフアブリツ
クの表面が厚密化され、フアブリツク自体の感触
が失われていた。
本実施例の成形装置ではフアブリツクをインモ
ールド成形しても成形圧をピストンの面圧を調節
して低くすることができるため、フアブリツクに
損傷を与えることもなく成形ができた。また、可
塑化樹脂は型締めした後にランナー孔よりシリン
ダ孔内に供給される。従つて従来の成形装置のよ
うに、可塑化樹脂を供給するノズルを上型と下型
との間より引き抜き、さらに上型と下型と型締め
する工程を必要としない。そのため本考案の成形
装置では可塑化樹脂のシリンダ孔内での保持時間
が短くなり、シリンダ孔内での可塑化樹脂の冷却
も少なくそれだけ成形が容易となる。また、成形
時間も短くなり、生産性が高くなる。
なお、多数のシリンダ孔をもつ成形型におい
て、各シリンダ孔に各々所定量の可塑化樹脂を射
出成形機より供給するために、各シリンダ孔に連
結する各ランナー孔に調節弁を設けるのが好まし
い。例えば、第4図に部分拡大断面図を示すよう
に、ランナー孔12に開口するガイド孔121を
設け、このガイド孔121に調節弁122を挿入
し、調節弁122の先端でランナー孔12の断面
積を変えるものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の成形装置の水平断面
図、第2図は射出成形装置に組み込んだ状態で縦
方向に切断した断面図、第3図は得られた成形品
の縦断面図、第4図は、調節弁を設けた成形型の
部分拡大断面図である。 1……固定型、2……可動型、3……ピスト
ン、4……駆動部、1a……キヤビテイ、11…
…シリンダ孔、12……ランナー孔、13……ス
プル孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) キヤビテイを形成する型面に開口する少なく
    とも1個のシリンダ孔と該シリンダ孔の内壁面
    の型面を形成しない内壁面部分に開口するラン
    ナー孔と該ランナー孔に連通するスプル孔とを
    有する成形型と、 該シリンダ孔に摺動自在に保持され該キヤビ
    テイに面する端面が型面となるピストンと、 該ピストンを該シリンダ孔にそつて摺動させ
    る駆動部とからなることを特徴とする成形装
    置。 (2) ランナー孔の周囲に加熱部が配置され、ラン
    ナー孔はホツトランナーとされている実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の成形装置。
JP1987084997U 1987-05-29 1987-05-29 Expired - Lifetime JPH054986Y2 (ja)

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JPS63192015U JPS63192015U (ja) 1988-12-12
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JPS55117550A (en) * 1979-03-03 1980-09-09 Nissan Motor Co Ltd Injection part construction of die-casting device
JPS5812741A (ja) * 1981-07-16 1983-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 射出圧縮成形用金型装置

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